マクギリス「インフィニットストラトス…胸が踊るな」

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1 : ◆3DtvXoE6Vc :2019/01/20(日) 00:41:53.60 ID:nAx/QiATO
筆が乗ったら書く
クソガバ設定
スーパーマクギリス無双
異世界オルガネタ
アグニカバエル馬鹿
時折地の分あり
以上で良ければ読んで貰えたらな、と。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1547912513
2 : ◆3DtvXoE6Vc :2019/01/20(日) 00:48:23.58 ID:nAx/QiATO
第0話 マクギリス・ファリド

マクギリス(俺も、もう終わり、か。)

ガエリオによって撃たれ、致命傷を負い、消え行く意識の中でそう思考する。

マクギリス(まさに身から出た錆というやつか。)

不思議と恐怖も無く、消え行く感覚に身を委ねる。

だからこそ、目覚めが訪れた事に少し困惑した。

マクギリス(…アリアンロッドの船の中、ではない?)

目にした光景は陽光差し込む、医務室の内装だった、
3 : ◆3DtvXoE6Vc :2019/01/20(日) 00:55:01.81 ID:nAx/QiATO
マクギリス(…火星でも無いな。地球?わざわざラスタル・エリオンが俺を生かしておく必要もあるまい。どういう事だ、これは)

軽く拘束された状態ではあれど、傷の痛みすらなかったのがよりマクギリスを困惑させた。

物音に気付いたのか、足音が近付いて医務室のドアを開けた。黒髪の、スーツを着た女性。見覚えは勿論無い。

女性「目は覚めたか、奇妙な侵入者」

マクギリス(日本語、だったか。厄祭戦以前の国家の一言語。しかし、奇妙な侵入者、だと?)

困惑は止まらない、加速していくばかりだがとりあえず言葉を返す事にする
4 : ◆3DtvXoE6Vc :2019/01/20(日) 01:03:52.24 ID:nAx/QiATO
マクギリス「失礼だが、状況が飲み込めない。侵入者、とはどういう意味だ?私は何故、此処に居るのかわからないのだが」

女性「…三日前、学園敷地内に異常なエネルギー反応が検知された。現場には、貴様が倒れていた。私が知り得るのはそれだけだ。だからこそ聞いている。貴様が何者で、何故倒れていたかをな。単純なスパイなどではあるまい」

マクギリス「私が、倒れて…いや、それ以前に私を知らないのか?かなりの報道がなされていたはずだが」

女性「最近の報道で貴様を見た覚えはない。で、何者だ」

マクギリス「…マクギリス・ファリド。セブンスターズの一角であるファリド家当主だ。こう言えば、理解して頂ける筈だが」

だが、女性の反応はまたしてもマクギリスの予想を裏切った。

女性「セブンスターズとはなんだ。秘密組織か?」
5 : ◆3DtvXoE6Vc :2019/01/20(日) 01:10:25.95 ID:nAx/QiATO
マクギリス「…ギャラルホルンの名前くらいは聞いた事があるだろう?」

流石にいくら辺境であろうと必ず通じるであろう名前を出してみる。

女性「知らん」

頭を抱えたくなった。現在地の確認が必要だと判断する。

マクギリス「…学園と言っていたな。どの星の、どこの学園だ?」

女性「星云々が何故出て来る。日本のIS学園だ。貴様こそIS学園を知らぬ筈はあるまい」

マクギリス(…これは夢だ。そうでなければおかしい)

厄祭戦前の国の名前に、知っていて当たり前の様に語られるIS学園、なる組織。流石に目眩がした。
6 : ◆3DtvXoE6Vc :2019/01/20(日) 01:17:03.98 ID:nAx/QiATO
女性「…貴様、インフィニットストラトスという兵器の名前くらい聞いた事があるだろう?」

マクギリス「存じないな。それほどまでに高名な兵器なのか?」

女性にため息をつかれる。付いて来いと促され、手錠をつけたまま付いていく羽目になった。

そこは、モビルスーツの格納庫を遥かにダウンサイジングした様な一室だった。

そこに鎮座していたのは、人が纏うように作られたと思しき奇妙な形の鎧のような物。

マクギリス「これがそのインフィニットストラトス、なるものか。」
7 : ◆3DtvXoE6Vc :2019/01/20(日) 01:22:47.98 ID:nAx/QiATO
女性「触れてみろ。貴様に適性があれば起動する」

促されるままにインフィニットストラトスに触れる。途端、様々な情報が頭に流れ込む。流石に驚嘆して手を引く。

女性「…貴様も、起動出来るのだな。」

あからさまに厄介な事が増えたと言わんばかりの態度に疑問を抱く。

マクギリス「適性かあれば起動するのだろう?私に適性があったからこそだと思うが。」

女性「それは本来女にしか起動出来ん。出来たのは世界中で貴様ともう一人だけだ」

困惑は、更に加速した。
8 : ◆3DtvXoE6Vc :2019/01/20(日) 01:29:16.10 ID:nAx/QiATO
それからISに関して説明と、学園に入らないかと言う誘いを受ける。

マクギリス(…乗るしか無いな。私にはほかに道はあるまい。)

女性にしか扱えないオカルト兵器、インフィニットストラトス。そんな物は自分の世界には存在していないはずだ。如何なる資料にも厄祭戦前にその様な珍妙な兵器は無かったのだから。

マクギリス「良いだろう。私もこの世界に興味が湧いた。」

女性「…世界、だと?」

掻い摘んで厄祭戦、ギャラルホルン、モビルスーツの事を語っておく。当然、胡散臭げな顔をされたが。
9 : ◆3DtvXoE6Vc :2019/01/20(日) 01:37:13.21 ID:nAx/QiATO
「織斑先生〜!」

格納庫の入り口から女性が駆け込んで来る。

女性「山田先生。結果はどうでしたか?」

山田「このマクギリス・ファリドさんですが、やはり何処の国にも合致するデータはありませんでした」

女性「鬼籍にも、ですか」

山田「残念ながら…」

女性「…貴様の話、少しばかり信憑性が出てきたな。ともかく、今後はこの学園で生活してもらおう。私は織斑千冬、こっちは山田真耶だ」

手錠を外され、手を差し出される。その手を取る以外、マクギリス・ファリドに選択肢は無かった。
10 : ◆3DtvXoE6Vc :2019/01/20(日) 01:37:58.03 ID:nAx/QiATO
今回ここまで。また筆が乗ったら書きます
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/20(日) 02:23:36.20 ID:ndbi0E+0o
面白いクロス。クロスSSは大変だが頑張れ
12 :飯までの間少し書きます ◆3DtvXoE6Vc :2019/01/20(日) 14:45:02.81 ID:VfKpVUdi0
第0.5話 入学準備
マクギリス(よもや高等学校の教育を二度も受ける羽目になるとはな)

分厚い資料を読み進めながら思案を続ける。

マクギリス(ギャラルホルンの様な組織が無い上に、数の限られたISのコア、それを奪い合う国家達…女尊男卑の社会風潮。モビルアーマーの様な技術が産まれれば、それに頼る土壌は出来ているわけだ。とはいえ、ISの性能ならば打倒し得る力はある。厄祭戦前の世界に来てしまったと考えるのは早計過ぎるな)

自身に充てがわれた部屋のドアがノックされる。

千冬「どうだ、明日までになんとかなるか」

マクギリス「問題は無い。生きて行くのに必要ならば尚更だ」

千冬「まあ、気楽に行く事だ。お前には専用機はまだ用意出来んが、新鋭企業の新型試作機が用意される。テストパイロット扱いではあるが、こなして見せろ。お前が結果を出して見せれば、例の話の信憑性も上がるしな」

マクギリス「なるほど。君からすればお伽話に等しい話だが、興味はあるわけだ」

千冬「まあ、そうなるな。そんな未来は来て欲しくは無いがな…それと、明日からは生徒と教師だ。歳が近いとは言え立場はわきまえておけよ」
13 : ◆3DtvXoE6Vc :2019/01/20(日) 14:50:20.14 ID:VfKpVUdi0
マクギリス(教師としては生徒に舐められるわけにもいかんからな)

マクギリス「承知した。頼りにさせていただきますよ、織斑先生」

千冬「ではな。お前の力を示して見せろ」

マクギリス(…全く、困った女だ。だが、その期待には応えよう)

渡された資料を読破し、明日に備える。波乱の初日になるには違いないのだから。
14 : ◆3DtvXoE6Vc :2019/01/20(日) 15:02:31.32 ID:VfKpVUdi0
第1話 クラスメイトは大半女子
マクギリス(これほどとは、な…)

見渡す限りの女子率の高さ、男は自分と、織斑千冬の弟である織斑一夏のみ。ISの特性と、女子が集う場所故の男性の入り難さ。職員の末端に至るまで女性のみであった。

思案に耽っているうちに、自分に自己紹介の番が回ってくる。

マクギリス「…私はマクギリス・ファリド。最近まで事故で昏睡していて、社会的マナー、常識に疎い面があるかも知れない。何か可笑しな点があれば、遠慮なく指摘して欲しい」

様々な面を考え、そう言う事にして置いた。世界情勢がまるっきり違う以上、何が他者の地雷となるかもわからない。

休み時間に入ると金髪の少女に声を掛けられた。

金髪「少々宜しくて?」

マクギリス「私に何か御用かな、お嬢さん」
15 :飯食い終わったのでシュヴァルべ組みながらちまちま ◆3DtvXoE6Vc :2019/01/20(日) 15:31:51.70 ID:VfKpVUdi0
マクギリス(イギリスの代表候補生、セシリア・オルコットだったか。早々に目を付けられるとはな)

セシリア「先程昏睡状態だった、と言いましたわね。よろしければ、このイギリス代表候補生であるセシリア・オルコットが御教授して差し上げますわよ」

マクギリス(なるほど。あくまで私を下として、優位性を保ちたい訳か。私としても、代表候補生ともなればパイプがあるに越したことはない、がな…)

マクギリス「それは有り難いな。是非当てにさせて貰うよ」

セシリア「ええ!それではまた」

上機嫌にその場を去り、もう一人の男へと向かって行った。

マクギリス(…彼女とは一戦交えておきたいな。代表候補生の力を測らせて貰いたいが…)

計らずもその機会はすぐに訪れた。
16 : ◆3DtvXoE6Vc :2019/01/20(日) 16:01:19.38 ID:VfKpVUdi0
セシリア「納得が行きませんわ!」

金髪の少女、セシリアが声を張り上げた。自身の能力の高さに誇りを持つが故に、男性というだけで二人がクラス代表に祭り上げられたのが気にくわない様だ。更には日本に対する侮言まで飛び出す始末だった。

マクギリス(だが、好機でもある)

マクギリス「…実に品位に欠ける発言だな。個々の素質に、産まれも国も関係あるまい。君の国とて、欠点はいくらでもあるだろう」

セシリア「貴方…私を侮辱しますの?この、セシリア・オルコットを!」

マクギリス「立場のある者ならば、相応の振る舞いをしたまえ。君の言動は驕りが過ぎる」

セシリア「ならば、私の力を思い知らせて差し上げますわ!私と決闘なさい!」

マクギリス「…良いだろう。受けて立つ」

思い通りに事は進んでいった。
17 : ◆3DtvXoE6Vc :2019/01/20(日) 16:28:59.03 ID:VfKpVUdi0
次回予告

マクギリス「数奇な巡り合わせから女性率99%のISパイロットの養成学校、IS学園へと入る事となった。この世界が厄祭戦前の世界とは思えないが、見極める必要があるだろう」

マクギリス「そしてクラス代表の決定会議にて、私はセシリアを挑発、決闘に漕ぎ着けた。見せて貰おう、代表候補生の力を」

マクギリス「次回、インフィニット・マクギリス。対代表候補生」

マクギリス「大人にはなり切れない物だな。これ程までに、胸が踊るとは」
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