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八幡「もしも俺が修学旅行をインフルエンザで欠席したら?」
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1 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:28:44.77 ID:qpBVL35ao
※もし八幡が修学旅行前日の夜にインフルエンザで長期入院したらどうなるのか?の話となります。
※ 会話は「」で心の声は()で書きます。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1546759724
2 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:30:01.81 ID:qpBVL35ao
ピーポーピーポー
「緊急車両が通ります。左にどいて下さい…。緊急車両が通ります……。」
八幡を乗せた救急車が病院まで搬送された。小町と両親も家の車で西木野病院へと向かった。
八幡は緊急措置を受けていた。小町や両親も外から八幡を見守っていた。
医師の措置も終わり小町と両親は西木野先生により別室へと案内された。
「比企谷八幡君ですが。完全にインフルエンザですね。肺炎と盲腸も併発されて42.3℃の高熱が出てます。退院は早くても2週間は無理でしょう。明日一杯が山場ですね。高熱が下がる迄はICUから出られないでしょう。」
「お兄ちゃん。明日から京都に行く修学旅行だけどどうなるんだろう?」
「当然参加は不可能でしょう。ICUで治療を受けないと行けない患者が明日からの修学旅行に行くのは不可能です。
医師として断言します。ちゃんと二週間から3週間の入院を要する旨書かれた診断書を出しますので明日の朝に学校に届け出と共に診断書も提出して下さい。」
「分かった。俺が朝に総武高校に行って公欠届を出しに行く時に一緒に病院の診断書も提出して来るよ。」
3 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:30:35.30 ID:qpBVL35ao
「それで此れからの予定ですが、高熱が平熱に下がる迄はICUでの治療となります。その後に盲腸の手術に入り終了後に隔離され個室の病室に入ります。
72時間経過するまでは家族でさえ面会謝絶です。72時間隔離するのは潜伏期間があるからです。此処までで一週間近く掛かると思います。
術後経過を見たりしてどんなに早くても二週間は退院するまで掛かるでしょう。どちらにせよ明後日の朝迄はこのままでしょう。一端帰っても構いませんよ。
明日の朝に着替えとか持って一度来て看護師に渡して下さい。個室に移ったら連絡しますので…。どちらにせよ早くて金曜日の夕方には隔離を解除予定です。御家族が来るのはそれ以降にして下さい。」
小町は深夜だった為に帰りの車の中で眠っていた。明日の朝に父親は総武高校に行って手続きとか出すものを提出して仕事に行き小町は中学に行くので病院へは母親が行く事になった。
翌朝になり父親により正式な公欠届けが提出され病院の正式な診断書も提出され学校から受理された。この後父親は仕事に行き小町も中学に向かい母親は着替えを届けに病院に向かった。
修学旅行に向かう為に生徒が登校して来た。葉山が回りを見渡していた。
4 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:31:13.56 ID:qpBVL35ao
「ヒキタニが来てない?何でだ?」(くそ。比企谷を犠牲にグループを守ると同時に雪乃ちゃんを手に入れる予定なのに困るぞ。)
すると担任の先生が葉山やクラスの皆に言った。
「葉山。ヒキタニじゃ無くてヒキガヤだ。出席確認でもちゃんと自分が言っているだろう。回りもそれで間違って覚えているだろう。幾ら何でもそれは相手に失礼だぞ。もし間違えて覚えていたなら直せ。分かったな葉山?」
「俺、葉山君がそう言ってたからヒキタニだと思ってた。ヒキガヤだったんだな。始めて知った。葉山君。流石に人の名字や名前を間違えて直そうとしないのは問題だべ。」
「くっ。分かった。」(くそ。何で俺がそんな事をしないといけないんだ。)
「そんな。はやはちが見れないなんてそんな…。」(このままだとグループが壊れてしまう。折角比企谷君に頼んだのに…。)
「それで比企谷だがインフルエンザと肺炎と盲腸の複数による併発で2週間から3週間の入院らしい。届け出と共に正式な医師の診断書も提出されている。
御家族に確認した所では高熱で意識が現在も無くICUに現在いるらしい。当然修学旅行に行くのは不可能だと学校側でも判断した。くれぐれも比企谷君はズル休みでは無いから安心して下さい。」
担任はそう言うと他の先生のもとに向かった。
5 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:31:47.66 ID:qpBVL35ao
「ヒッキー。修学旅行来ないんだ。依頼どうするんだろう?」
「それだが比企谷君は流石に無理っしょ。依頼は結衣と雪ノ下さんと3人に頼んだけど今回は結衣と雪ノ下さんの二人にお願いするべ。」
「分かった。二人で今回は何とかするよ。」
比企谷八幡を除く全員の出席確認が終わり修学旅行に出発した。初日や2日目は由比ヶ浜が頑張って海老名と関係を取り持とうとしたが上手く行かなかった。
修学旅行の2日目の朝に西木野病院では八幡の高熱が下がり午後には盲腸の手術をして夕方には個室の病室に移った。八幡は一度目覚めて医師がやってきて確認すると八幡は再び眠り始めた。
勿論この日も病室では家族でさえ隔離されている為に面会は謝絶だった。小町達には金曜日の夕方5時に隔離解除と通達されていた。
こうして修学旅行2日目迄は無事に終わった。八幡が入院して三日が経過したのである。
6 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:32:36.01 ID:qpBVL35ao
「隼人君。どうするつもり?比企谷君が居ない以上このままだと確実にグループ崩壊するけど…。
1つ言っておくけど私告白受ける気全く無いから…。戸部っちに諦めさせるかさせない限りは無理だからね。」
「そうだな。比企谷が修学旅行に不参加だったから失敗したが最善何だが……。」
「それは無理じゃ無いの?問題は正式な医師の診断書がある事ね。隼人君のお父さんが弁護士やっているから分かってると思うけど下手に比企谷君のせいにすると医師から名誉棄損で隼人君が訴えられる可能性すらある。」
「ただでさえ文化祭の件で相模さんやサボった実行委員が真面目に参加していた実行委員から学校に告発され平塚先生はサボりが発覚して告発された翌日から半年の謹慎処分となった。
その際に奉仕部の事が発覚して謹慎処分から懲戒免職となって既に総武高校には存在していない。サボった実行委員は2週間の停学に修学旅行後になる事になったわ。
屋上の件では罵倒されても可笑しくない位に相模さんがみんなに迷惑掛けたのにも関わらずに比企谷君のみ悪いとした事については問題となった。
隼人君も厳重注意処分になったから強硬手段は取らない方が良いと思うわよ。相模さんは修学旅行後に3ヶ月の停学処分に決定したわ。平塚先生が懲戒免職処分を受けた事でどのみち修学旅行終了後には奉仕部の廃部も確定しているしね。」
7 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:33:12.32 ID:qpBVL35ao
「ただでさえ学校に目を付けられているのに医師から訴えられたら父親から文化祭の件で怒られているのにヒキタニのせいにするわけには行かないか。姫菜はどうするべきだと思う?戸部を説得したが告白を断念させるのは無理だ。」
「グループ崩壊が避けられないなら必要最低限の被害に抑えるしか無いでしょうね。戸部っちが告白したから悪いとは出来ない。告白してはいけない訳じゃ無いからね。
だって依頼は基本は告白迄のサポートでしょ。だけど戸部っちは絶対に成功させるサポートするのを依頼をした。
告白は戸部っちの意思で自らやるから戸部っちは悪く出来ないからね。当然私は告白をされて被害者だし隼人君が自分が悪いとはしないだろうから。
優美子はそもそも関わって無いから雪ノ下さんか結衣のどちらかの責任にするしか無い。雪ノ下さんはクラスが違うから知ってはいるけどそれほど関わって無いから無理でしょうね。
依頼を受けた切っ掛けは結衣が雪ノ下さんと比企谷君が最初に断ったのに無理矢理受けさせてこうなったんでしょ?
そんな絶対に告白を成功させると言う無理難題を受けよう言った時点で結衣が一番悪いよね。」
「ああ。確かにそうだった。」
「なら。決まりね。結衣を犠牲にグループを守る。此れしか手段は無いから。雪ノ下さんのせいにすると隼人君への影響はでかいだろうしね。
私はそろそろ行くわ。有意義な話し合いだったわ。結衣や皆には言わないから安心して。くれぐれも比企谷君に無理矢理責任にして問題を大きくするのは辞めてね。それは絶対に無理だからね。」
8 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:33:47.47 ID:qpBVL35ao
「ただでさえ学校に目を付けられているのに医師から訴えられたら父親から文化祭の件で怒られているのにヒキタニのせいにするわけには行かないか。姫菜はどうするべきだと思う?戸部を説得したが告白を断念させるのは無理だ。」
「グループ崩壊が避けられないなら必要最低限の被害に抑えるしか無いでしょうね。戸部っちが告白したから悪いとは出来ない。告白してはいけない訳じゃ無いからね。
だって依頼は基本は告白迄のサポートでしょ。だけど戸部っちは絶対に成功させるサポートするのを依頼をした。
告白は戸部っちの意思で自らやるから戸部っちは悪く出来ないからね。当然私は告白をされて被害者だし隼人君が自分が悪いとはしないだろうから。
優美子はそもそも関わって無いから雪ノ下さんか結衣のどちらかの責任にするしか無い。雪ノ下さんはクラスが違うから知ってはいるけどそれほど関わって無いから無理でしょうね。
依頼を受けた切っ掛けは結衣が雪ノ下さんと比企谷君が最初に断ったのに無理矢理受けさせてこうなったんでしょ?
そんな絶対に告白を成功させると言う無理難題を受けよう言った時点で結衣が一番悪いよね。」
「ああ。確かにそうだった。」
「なら。決まりね。結衣を犠牲にグループを守る。此れしか手段は無いから。雪ノ下さんのせいにすると隼人君への影響はでかいだろうしね。
私はそろそろ行くわ。有意義な話し合いだったわ。結衣や皆には言わないから安心して。くれぐれも比企谷君に無理矢理責任にして問題を大きくするのは辞めてね。それは絶対に無理だからね。」
9 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:34:29.23 ID:qpBVL35ao
姫菜はそう言うと出ていった。
「くそ。ヒキタニが来ないからこうなったんだ。必ず報復してやるが姫菜が言った通りヒキタニの責任に出来ない以上は必要最小限の被害に抑えるしか無いか。」
葉山隼人もそう言ってから部屋へと戻っていった。
次の日の朝になると西木野病院では八幡は熱は40℃前後でまだ推移していた。
一度熱が下がったがまた八幡の熱があがったのである。夕方になってもまだ高熱が続いていた。
京都では夕食も終わり由比ヶ浜に頼み海老名さんを戸部が竹林へと呼び出していた。葉山とかも居ないで回りは誰も居ない状態だった。海老名さんがやって来ると戸部は覚悟を決めてから告白した。
「前々から好きでした。お付き合いして下さい。お願いします。」
「ごめん。誰とも付き合うつもりは無いんだ。」
海老名さんがそう言うとその場から去った。
戸部は八幡に感謝をしていた。戸塚に伝言を頼んで依頼後に海老名さんが奉仕部にやってきて遠回しに告白されたく無いと言われた可能性があり確信がある訳では無いがとも伝言があった。
もし自分の感じた通りならグループが壊れる事を心配していたみたいだから告白するならグループが壊れてでも告白をする覚悟を決めろとはっきりと言ってくれた。
文化祭の件とかで隼人君よりも比企谷君のが正直信用出来ると戸部は思っていた。少しは葉山隼人に対してあった信用度も修学旅行当日のヒキタニ呼びで完全に0になった。
此れでグループが壊れたらそれまでだと戸部は思っていたのである。こうして修学旅行はグループが暗い雰囲気のまま終わりを迎えた。
八幡は修学旅行最終日を迎えても、39℃台後半の高熱が出ていて八幡はまだ目覚めてはいなかったのである。
10 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:35:26.08 ID:qpBVL35ao
修学旅行の翌日の朝つまり5日目であり金曜日の朝に八幡は目覚めた。
「此処は何処だ?何でも俺は此処にいるんだ?」
この直後に看護師が二人入って来た。
「比企谷さん。目覚めたんですね。ちょっと西木野先生呼んで来て頂戴。」
「分かりました。呼んで来ます。」
一人が医師を呼びに行った。
「私も家族を呼びに行って来ますね。」
そう言うともう一人も出ていった。それと入れ替わるかのように西木野先生と看護師が二人入って来た。
「私が八幡君の担当の西木野です。八幡君はインフルエンザを初めとして複数の病気を併発して高熱が出て今日までずっと寝ていました。」
「今日は何日ですか?修学旅行はどうなった?」
「月曜日に日付が変わった頃に運ばれて来て今日は金曜日の朝ですよ。」
「それじゃあ。修学旅行は終わったということなのか?」
「そうなりますね。すでに公欠届けと私から医師の診断書も出しているので安心して下さいね。」
「それにしても西木野先生。お久しぶりですね。真姫は元気にしていますか?」
「ええ。元気ですよ。八幡君に会いたがっていましたよ。」
西木野先生が八幡を診察していると小町と両親が入って来た。
「八幡。大丈夫なのか?」
「お兄ちゃん。小町心配したんだよ。」
「悪い。迷惑掛けて…。」
11 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:36:02.95 ID:qpBVL35ao
「1つ気になってたんだが小町達が西木野病院にしてくれたのか?」
「当たり前じゃん。家の掛かり付け医でありお兄ちゃんの幼なじみである真姫義姉さんの実家の病院に行くに決まってるじゃんか。小町は真姫義姉さん呼んでくる。」
小町はそう言うと病室を出ていった。
小町は暫くすると一人の少女を連れて入って来た。
「八幡。倒れて救急車で運ばれて意識不明の重体と聞いて物凄い心配したんだから。」
すると真姫は八幡に抱きつき八幡の唇にキスをして暫くすると八幡から離れた。
八幡は真姫が抱きついた時の胸の感触にドキドキしたしキスにより八幡は更に真姫を意識したのである。
「わぁお。真姫義姉さん。大胆ですね。真姫義姉さんお兄ちゃんをお願いしますね。」
「任して小町ちゃん。小町ちゃんが婿を取って比企谷家を継いでくれる事になったお陰で私が八幡を婿に取って西木野病院を継ぐ事も決定して既に私と八幡の婚約も決定して結婚式する事も既に確定しているから。
今やっているスクールアイドルも高校卒業迄で私が医大を卒業したら八幡と結婚式を挙げる事は決定しているもの。八幡は経営学科のある大学に進学する事も決定しているしね。」
「そうだな。真姫との結婚式は楽しみだな。真姫はスクールアイドルで有名人だから心配だが他の男性には興味は無いだろうからその点は安心している。真姫。心配してくれてありがとう。」
12 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:36:41.39 ID:qpBVL35ao
「私が八幡以外に好きになる訳無いでしょ。それより私の学校の文化祭に呼んで私のメンバーに婚約者だと紹介した時のメンバーは凄かったわよね。」
「ああ。本気で互いに愛し合ってる事をメンバー全員が知ったから真姫を泣かしたら赦さないとか真姫を宜しく頼むとか言われたぞ。」
「丁度皆に相談があるんだが良いか?家族と西木野先生と真姫だけにして欲しい。」
すると西木野先生が看護師を全員病室から出すと中から鍵を掛けた。
13 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:37:17.47 ID:qpBVL35ao
「鍵を掛けたしこれなら大丈夫だろう。相談したい事を早速教えてくれるかい?」
「はい。西木野先生は弁護士である葉山弁護士を御存知ですか?」
「もちろん。知っているとも。確か奥さんは葉山総合病院の院長で女医だった筈だ。夫は弁護士だと聞いている。どちらかと言うと医師である奥さんの方が旦那よりも知っているな。」
「問題はその御子息なのです。俺と同じ学校なのですが此れまで多大な迷惑を俺に此れまで掛けて来たのです。」
八幡は修学旅行迄の葉山隼人達が八幡にしてきた事を全て説明したのである。
話を聞いた全員が激怒していた。
「平塚という教師は文化祭で八幡君が動かなくても相模という生徒と共に処分されたから八幡君が訴えて処分の原因じゃ無いから八幡君に逆恨みは無いだろうな。」
「ああ。それは俺もそう思う。」
「だから許せないのは3人だな。この3人は何らかの処分や酷い目にあっても自業自得だろうな。許せる事では無い。」
「小町もそう思う。結衣さんや雪乃さんを見損なったな。」
「小町は二人と俺をくっ付けようとはしなかったからな。まぁ俺も平塚先生から無理矢理入部させられなかったら関わらないだろうけどな。」
「する訳無いじゃんか。真姫義姉さんがいるのにする必要も無い。」
「葉山隼人という少年は至急対策を練る必要があるな。少なくとも八幡君に告白失敗の責任転嫁は不可能だろう。
しかしグループ崩壊に対する逆恨みを八幡君にする可能性があるな。一番良いのが八幡君が転校するか葉山君達を学校辞めさせるのどちらかだろう。」
14 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:37:56.25 ID:qpBVL35ao
「どちらにせよ退院迄早くても10日前後で掛かって15日前後の入院だからその間に対策を取る必要があるな。」
「そうだ。お父さん。私達の隣の家を買い取って何時でも住める状況になっているよね。比企谷家ごとそこに引っ越して住民票も移動すれば良いよ。
それに此処は千葉では無いから彼らが何かするのは不可能だし八幡の知り合い達は新しい家に落ち着いてから密かに呼べば良いしね。」
「その前に小町が日曜日に戸塚さん達連れて病院に連れてくるね。心配しているだろうし3人から電話が掛かって来てお兄ちゃんを本当に心配していたからね。」
「そうだな日曜日に戸塚と川崎と材木座の3人に迷惑を掛けたお詫びと引っ越しても3人と親友なのは決して変わらない事も伝えないとな。」
「そうだな。それと八幡にとって西木野先生や真姫ちゃんの提案が一番良い結果になるだろうな。小町と八幡もそれで良いか?」
「小町はお兄ちゃんが大事だからそれで良いよ。真姫義姉さんの近くにいれるし特に問題は無いよ。」
「小町と父ちゃんと母ちゃんもありがとう。俺の為にしてくれて宜しくお願いします。」
「分かった。丁度会社の営業所が近くにあるし転勤を申し込んで見よう。恐らく許可も降りて大丈夫だろう。西木野先生。協力お願いします。」
「ええ。八幡君は重体で暫く医師の近くにいた方が良いのは違いないので医師の診断書を出しましょう。幾ら隣接しているからといって会社が他県では遠いですしね。」
15 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:38:30.60 ID:qpBVL35ao
「来週の月曜日になったら家の引っ越しの準備や学校への転校の手続きや市役所に住民票を移動する手続きもしてくる。それより八幡の学校はどうする?」
「私の音ノ木坂高校なら大丈夫だと思うよ。メンバーの一人が理事長の関係者だから。共学で廃校の危機は去ったとはいえ少しでも生徒が必要だろうし。何よりも八幡君と既に面識があるから大丈夫だろうしね。
私から事情を話して理事長にはお願いしてみるよ。お義父さんやお義母さんは明日は時間取れますか?一緒に音ノ木坂高校に来て欲しいのですが…。」
「勿論一緒に行こう。小町は一度この後帰って新しい家に必要な荷物を運び入れて今日の夜から実際に生活するからそのつもりで。
それと真姫ちゃんは猫アレルギーとかは大丈夫かな?家ではメインクーンの雄のカマクラを飼っているから聞きたいんだが。
それと徐々に家から運び込んで退院と同時に家を引き払うからな。八幡はそのまま新しい家に退院したら生活だからな。」
「父ちゃん。分かった。」
「私や両親も大丈夫だよ。今人気のメインクーン何だね。写真とかはあるかな?」
「此が家の猫のカマクラだ。まだ子猫だが可愛いだろう。」
「写真貰っても良いですか?メンバーに見せたい。今度この子が来るって言いたいから。皆可愛がってくれると思うから。」
「勿論大丈夫。」
真姫は写真を受け取るとポケットに入れた。
こうして八幡は葉山達に対する対策として他県に引っ越し並びに八幡が音ノ木坂高校に転校が確定したのである。
16 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:39:10.62 ID:qpBVL35ao
「それで続きだが、戸部君は今回の件で八幡君に感謝して変わったようだから問題は無いようだが葉山達の様子とか戸部君から現在どうなっているのか知りたいから小町ちゃんは戸塚君達に連絡して密かに日曜日に戸部君も連れて来て欲しい。お願い出来る?」
「分かった。お願いしてみるよ。多分大丈夫だと思う。修学旅行あけだから部活動も無いだろうし。」
「葉山君達については日曜日に続きをするとしてその奉仕部の二人は問題があるな。」
「八幡君。普段から罵倒が酷いとの事だが証拠はあるかな?」
「ああ。何時でも訴えても良いように携帯で録音してあるよ。小町携帯取ってくれないか?」
小町は俺の携帯を取って受け取るとその音声を流し始めて全てを聞かせた。
「此れならいけるな。被害届を出すと同時に転校理由にも出来るな。雪ノ下さんだったか初対面からこれだろう。
両親はどんな教育しているんだ?此れは余りにも酷いし八幡君の教育上良く無いな。由比ヶ浜さんも同じだろう。」
「警察に被害届も出すとして個人的には由比ヶ浜は許せないな。入学式の事故の件は和解しているから問題にしないとしても犬の飼い主は別の話だ。
愛犬は家族の筈だがそもそも何で感謝やお詫びを言いに来ないんだ?犬を助けて貰って八幡が入院迄する事になって来ない時点で信用出来ないだろう。
それと小町には既に叱ったが菓子折り持って来たようだが何で入院中にいないと分かってそちらに来る?普通は本人に直接言うべきだろう。
ましてや小町には学校で八幡にお礼をすると言ったんだろう?それなのに一年以上していない。二年生になり同じクラスになったのにも関わらず感謝やお詫びをしない。
ましてや同じ部の部員となったら謝罪しやすくなった筈なのにしない時点で感謝やお詫びをする気は全く無いと断言出来るな。正直息子の八幡ともう2度と関わって欲しく無いのが本音だな。」
17 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:39:44.97 ID:qpBVL35ao
「それと告白を絶対に成功させたいとか無理じゃんか。お兄ちゃんが戸部さんを諭したからまだ良いけど小学一年生でも無理だと正直分かるよ。
きつい事言うかも知れないけどもう一度保育園から結衣さんはやり直した方が良いと思うよ。
雪乃さんも止めるべきだったと思う。結衣さんを友達だと思っているなら尚更そうだと思うよ。」
「確かに小町の言う通りだな。」
「今日の話し合いはこんな所にして八幡君も目覚めたばかりで休まないといけないし続きは戸部君や戸塚君達も交えてすべきだろう。」
「俺は疲れたから寝るな。」
八幡はそう言うと横になり眠り始めると今日は解散する事になった。
18 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:40:28.38 ID:qpBVL35ao
日曜日になり午前10時には西木野親子と小町と俺の両親は勿論だが戸塚達3人と戸部と三浦がいた。
三浦がいる理由は検討が付いた。三浦だけ今回の件にはぶられたからである。
「八幡。心配したんだよ。修学旅行の夜に小町ちゃんに連絡したら八幡は救急車で運ばれてそのまま高熱が出て目覚めて無いって聞いて。」
「そうだぞ。盟友が倒れたと聞いて我も心配したぞ。」
「比企谷は治すことだけに専念しな。」
「3人に報告と皆に相談と戸部から聞きたい事があり来て貰った。恐らく三浦が来たのはこの件と関連があると思う。」
「分かった。八幡聞かせて。」
「その前に皆に心配掛けて済まなかった。俺が正式に目覚めたのは一昨日の朝だった。修学旅行の翌日の朝迄は意識自体が無くとてもじゃ無いが行けるような状況では無かった。
戸部も告白のサポート出来なくて悪かったな。勿論修学旅行に行けてたらサポートしていたぞ。戸部との約束だからな。絶対は約束出来ないけどな。」
「比企谷君。ありがとうそう言ってくれて。グループのメンバーである優美子を連れて来たのはグループに問題が起きたからだ。丁度比企谷君に相談したかったから渡りに舟だったんだ。」
俺が小町に合図して隣の部屋から呼びに行くと他の相談メンバーを呼びに行った。すると小町に続いて続々と入室して最後に西木野先生が入室禁止の札をして中から鍵を掛けた。
「そうだ皆に紹介する。小町の後ろにいるのは俺の両親だ。宜しく頼む。それに白衣を着ているのは俺の掛かり付け医で担当医師の西木野先生です。隣にいる少女はその娘さんの真姫だ。俺の幼なじみでもある。」
「真姫義姉ちゃんはお兄ちゃんの婚約者で最終的には医師を目指していてお兄ちゃんを婿にしてこの病院を継ぐ事になっているんだよ。真姫義姉ちゃんは有名人だから皆は知っていると思うけど。」
19 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:41:06.52 ID:qpBVL35ao
「我は知っておるぞ。スクールアイドルのμ'sの西木野真姫ちゃんだな。日本で最も有名な高校生スクールアイドルだろう。あの元女子高でお嬢様学園でもあった音ノ木坂高校の有名人の1人であるな。」
「あっ。何処かで見た事があると思ったらそこだったのか。八幡は凄い人と関係があるんだね。」
「葉山隼人達に問題が起きたのも気になるが一番俺達が心配しているのは修学旅行に俺が来なかったせいでグループが崩壊したと葉山隼人が逆恨みする可能性が否定出来ない為に退院をもって俺が音ノ木坂高校に転校する事が決まった事を報告したかったんだ。」
「八幡が居なくなるのは寂しいね。」
「勿論。学校は変わっても3人は親友なのは今後も変わらないから安心して欲しい。」
「ありがとう。比企谷そう言ってくれて。」
「それで戸部達にも来て貰ったのは葉山達や雪ノ下達の現状を知りたいから何だ。それを知らないと何も対策取れないからな。説明をお願いしても良いか?」
「まずこれから言うのはあくまでも俺の考えでどう思ったかであるのは最初に言っておく。
今回そもそも奉仕部に行ったのも隼人君に相談して奉仕部を勧められたからなんだ。優美子にグループ内の事なのに説明しなかったのも隼人の指示だったんだ。
俺も舞い上がっていたのか絶対に告白を成功させて欲しいは間違っていたのは比企谷君が戸塚君を通じて諭してくれた事には感謝してる。
だからこそ後で説明するが俺は比企谷君は勿論奉仕部の二人の責任にする気も同じく全く無かったんだ。
そして俺は修学旅行前には文化祭の件とか始めとして隼人君が信用出来なくなっていた。どちらかと言うと比企谷君の方が信用出来ると思っていたんだ。」
「完全に信用出来ないとなって止めとなったのは比企谷君以外のクラスメイトは既に知っているが修学旅行当日の朝に担任から報告があって比企谷君が不参加だと聞いた時に担任から隼人君はヒキタニ呼びを指摘されていたんだ。
何度もヒキガヤと呼んでいるのにヒキタニと言うのは間違いだし相手に失礼だから今後は直せとも言われていたんだ。それでも相変わらずヒキタニ呼びだったよ。」
20 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:41:44.03 ID:qpBVL35ao
「ああ。俺から何度言っても直そうとはしなかったよ。故意に言っているんじゃ無いか?」
「ああ。俺もそう思ったよ。初対面ならともかく注意しても直そうとせずに相手の名字や名前を間違えて言うのは流石に故意にしていると思う。」
「確かにその事はヒキオに故意にしたんだと思う。」
「それで奉仕部に行った時に雪ノ下さんと比企谷君は俺からの依頼を否定していたのは事実だ。それを結衣が受けようと言ってくれた。
嬉しかったが後で説明するがそれが後の大きな出来事に繋がったんだ。結衣に押され雪ノ下さんも流されたら比企谷君は嫌とは言えなくなるから結局やる事になった。」
「そのあと海老名さんが遠回しに比企谷君に告白阻止を依頼に行ったらしい。」
「はっきりと告白阻止だと海老名さんは頼んで無いぞ。戸部にも可能性があるとしか言ってないだろう。由比ヶ浜も雪ノ下も依頼だと思って無かった筈だ。」
「ヒキオ。確かに二人も依頼だと認識して無かった。」
「それでグループに一体なにが起きたんだ?」
「隼人君と海老名さんを中心に告白については結衣の責任だと言い出したんだ。大岡と大和も隼人君に便乗して責任転嫁したんだ。正直見限ったよ。」
「ヒキオ。私もだよ。」
「つまりあれか。俺に責任転嫁出来ないから由比ヶ浜にしたのか?確かに由比ヶ浜が無理矢理依頼を受けさせるように持っていったのは間違い無いが強引過ぎるだろう。」
「それでどうすれば良いかと思って相談する為に来たんだ。」
「ヒキオ。どうすれば良い?」
21 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:42:17.88 ID:qpBVL35ao
「先に言っておくが俺は由比ヶ浜をこのままでは助けるつもりは無いのは言っておく。勿論理由がある。俺は由比ヶ浜にしなければならないのにも関わらずに過去に裏切られた事がある。」
「入学式の日に由比ヶ浜が犬の散歩中にリードを放して犬が飛び出した所を俺が助けようとして犬を庇って雪ノ下の家の車に退かれて入院する破目になった。戸部と三浦に聞くがこの状況ならこの後どうする?」
「普通は病院にお見舞いに行くっしょ。」
「ヒキオ。まさか……。」
「そう。そのまさかさ。由比ヶ浜は入院中も来ない所か退院してからも高校一年生時も来なかったし今年になってからもしていないぞ。
奉仕部で同じ部活動で幾らでも言うチャンスがあるのにも関わらずでだ。そして入院中に家に来て菓子折りを小町に渡したらしいが学校で俺に感謝やお礼を言うと言っていたにも関わらずにその仕打ちだ。」
「それは余りにも酷いっしょ。」
「結衣にヒキオに謝罪させる必要があるね。」
「由比ヶ浜にそもそも犬を飼う資格は無いけどな。由比ヶ浜の誕生日プレゼント買いに行くのを雪ノ下に頼まれて行った時に犬の首輪が壊れたからな。
一年前にリードを放して事故を引き起こしたなら普通は他の器具に異変があるかどうか見る物だが一年ちょっとで壊れたからには犬の管理を怠ったんだろうな。この点から見て犬を飼う資格は無いと断言出来るな。」
「確かに犬を飼う資格が無いね。」
「八幡。流石にそれは問題だね。」
「そうだろう。それだけじゃ無いぞ。由比ヶ浜が旅行に行くって言って当日言われて預かる事になった。家では猫を飼っているのだが…。
犬と猫を一緒にしないという常識すら由比ヶ浜は知らないのかと正直思った。普通は前もって頼むのが普通だろう。まぁ普通は断るけどな。家に猫がいるからな。
当日言われて他に預ける所が無い。今すぐ行かなければならないとか言われたら此方の都合を無視でやられたら堪ったもんじゃ無いのが本音だな。」
22 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:42:52.82 ID:qpBVL35ao
「はっきり言って由比ヶ浜を助ける事で全くメリットが無いんだ。この仕打ちで助けようとも思わないよ。由比ヶ浜の自業自得だからな。」
「ヒキオにそんな事情があるなら頼む訳にはいかないね。戸塚と川崎さんに提案があるんだけど戸部とあたいが葉山グループから抜けるからグループ作らないか?
葉山達が八幡に無理矢理近づく為に危害を与えに来る可能性があるんだ。このメンバーで纏まった方が良いと思う。」
「俺もそれを勧めるっしょ。無理強いはしないけどさ。」
「僕は構わないよ。八幡に迷惑掛ける訳にはいかないしね。」
「分かった危険が去るか長くても卒業迄なら私もその話に乗るよ。」
こうして新たなグループが誕生した。
23 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:43:37.04 ID:qpBVL35ao
「それで話の続きだが由比ヶ浜や雪ノ下はどうだった?」
「それだけどさ。当然自分の責任にされグループから追及され結衣は落ち込んでいる訳。雪ノ下さんもそれにつられて落ち込んでいるわ。」
「比企谷君は意識不明の重体で救急車で運ばれたのは修学旅行帰って来た頃には皆は大体知ってたもんな。
俺も家族から言われたからな。そんな状況で修学旅行参加する方が無理なのは分かるしましてや公欠届けと共に医師の診断書も出ていて責任には出来ない訳。」
「確かにそうだな。ましてや訴えても裁判で負けるだけだろう。修学旅行翌日の朝迄殆ど目覚めて無いのは病院の証言と防犯カメラで証明出来るだろうしな。
病院から京都に行ったとして当然病院側も気付くだろうし防犯カメラにも出入りでうつるからどう考えても無理な訳。まぁ訴えないと思うけどな。」
「大体分かった。教えてくれてありがとう。葉山と海老名の二人は組んだな。そして葉山が自分のグループを最小限に抑える為にしたんだろう。
まぁ本末転倒だけどな。十中八九俺に責任転嫁するつもりだっただろうから二人は内心では俺を逆恨みしているだろうからな。」
「確かにヒキオの言う通りだと思う。話を聞いててそう感じた。」
「そして由比ヶ浜や雪ノ下は精神的に誰かを逆恨みしなきゃ持たない訳。分かってても俺を逆恨みする訳よ。つまり俺が退院したら転校してないとヤバい訳よ。」
「家庭の事情で家族ごと引っ越して俺も小町も学校変わり明日には住民票も新たな引っ越し先になる手続きと学校にも転校届けを提出する訳。しかもその理由が学校側も納得する理由な訳だ。」
「転校先や引っ越した先を知る為に皆に何らかの攻撃する可能性があるから特に四人には注意して欲しい。三浦と戸部を除く葉山グループもだけどな。」
24 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:44:11.29 ID:qpBVL35ao
「今日は来てくれてありがとう。お陰で今後の方針が決まったよ。そうだ皆でLINEのグループを作らないか?
それで皆でやり取りして何かあればそこで報告して問題を共有するのはどうだ?」
だれも反対する人はいなかったのでLINEグループが出来てそこに俺の両親と小町や西木野親子も加わった。
こうして解散して翌日の月曜日を迎えて自体が動いたのである。
25 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:44:52.95 ID:qpBVL35ao
月曜日になり朝から両親は先ずは総武警察署に行き雪ノ下雪乃と由比ヶ浜結衣と葉山隼人への3人に対しての名誉毀損等の複数の容疑で被害届を提出した。
八幡が普段から二人に罵倒されたりしていたのを録音した物を証拠として提出した。
葉山隼人に対してはヒキタニ呼びについてでそれにより回りとかヒキタニで認知されている事で実被害も出ている点も含めて被害届を提出したのである。
そのまま八幡の両親は市役所に行き住民票を移動する為の手続きに入った。その際に理由として息子の治療に専念する為
と記入して受理された。
一度比企谷家に娘である小町と母親を降ろしたのである。カマクラを連れて行く為なのと引っ越しの荷物の整理の為である。夕方に合流する事になっていた。
降ろした後そのまま総武高校に向かった。総武高校に到着すると車を駐輪場に止めてから既に待ち合わせていた西木野先生と音ノ木坂高校の理事長ともう一人の女性と共に総武高校に入ると応接室に案内された。
応接室内には総武高校の校長先生と鶴見先生が待っていた。その正面の席に座ると話が始まった。
「今日は幾つか報告と事前に提案していた友好の為の総武高校と音ノ木坂高校の教師交換制度についてです。」
音ノ木坂高校の理事長はそう伝えると引き続き話を始めた。すると俺や西木野先生の方に視線を送って来たので西木野先生が動いた。
「此れが比企谷八幡君の正式な診断書となります。少なくとも今週1週間は八幡君を無理に退院させるのは不可能です。」
「家庭の事情と病院の先生の近くが空いていたので思い切って引っ越す事にしました。息子の転校届けを提出しに来ました。」
俺は総武高校の校長に書類を渡した。
「あれ。転校先は音ノ木坂高校ですね。」
「ええ。そうです。近くにありますし快く先方も受け入れてくれました。」
「それともう1つ報告があります。そちらとしては此方の方が問題かも知れません。そちらの生徒である葉山隼人、由比ヶ浜結衣、雪ノ下雪乃の3人に対して名誉毀損等で警察に先程被害届を証拠と共に提出しました。」
「息子から葉山隼人からヒキタニと呼ばれ自分は間違って認識されている。あの平塚元教師によって無理矢理入部させられた奉仕部での由比ヶ浜と雪ノ下からの悪質な罵倒に耐えられなくなったから訴える事にしたそうです。
事前に証拠として息子は録音していました。今回被害届と共に証拠としてそれも提出しました。息子が総武高校に退院して復学すると3人とその回りから危害を与えられる可能性があるのもあり転校に踏み切りました。」
26 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:45:27.59 ID:qpBVL35ao
「そうですか。3人は近い内に警察によって逮捕される可能性もありますね。もしそのような事態になるなら厳罰の処分を与えます。比企谷八幡君に危害を加えるのも同じ事です。」
「音ノ木坂高校に数人知り合いがいるからと言っていきなり転校なら八幡君のサポートも必要でしょう。
丁度教師交換制度の話もあり総武高校側の教師は八幡君が信頼や信用している先生である鶴見先生を音ノ木坂高校側は指定します。急遽ですが来週の月曜日には来て貰いたい。
その為のフォローは完璧です。必要な書類は既に用意して後は当日を迎える事になっている状況です。
娘さんの音ノ木坂小学校への転入の準備も完了しています。金曜日の夕方5時迄に返事をしてくれれば構いませんので娘さんと良く話し合って下さい。」
「娘ですが御存知だと思いますが夏休みに千葉村で八幡君に御世話になったと聞いています。それ以降娘の留美は八幡君を慕っています。
その八幡君と離れるよりかは彼の近くに入れる方を選ぶと思うので自分としては受けるつもりでいますし娘も説得します。」
「そうですか。ありがとうございます。此方の女性が来週から交換として総武高校に来る予定の木村先生です。
木村先生も家庭科の教師ですので今日から鶴見先生から引き継いで来週の月曜日から総武高校の正式な教師という形はどうですか?」
「ええ。総武高校としてはそれで構いません。転校も了解しました。危害を与えられる可能性を減らす為に金曜日の朝のホームルームで転校をクラスには知らせます。本日はありがとうございました。」
夕方に小町達と合流してカマクラも連れて新しい家に移動したのである。
こうして八幡の音ノ木坂高校の転校が決定して鶴見先生も音ノ木坂高校の教師となる事になった。それにより留美も小学校を転校となったのである。
27 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:46:25.15 ID:qpBVL35ao
火曜日になり午前10時過ぎに2年F組とJ組に総武警察の刑事が入って来た。
「突然訪れ失礼する。総武警察から来た者です。」
そうすると刑事さんは警察手帳を見せると容疑を読み上げた。
「由比ヶ浜結衣並びに葉山隼人の両名に被害者から被害届が出され名誉毀損容疑で逮捕状が出ているので10時8分に通常逮捕します。」
そう言うと複数の刑事さんが二人を連行して行った。クラスの事情聴取も始まった。
それにより普段からヒキタニと葉山隼人が呼んでいた事や普段からキモいとか由比ヶ浜結衣が呼んでいたことも確認されていた。J組でも同じく雪ノ下雪乃も通常逮捕され連行されていた。
警察が引き上げて行くと全てのクラスが自習となり全ての教師が呼び出されて緊急職員会議となった。そして職員室では…。
「警察が来て生徒が逮捕されたのはどういう事てすか?」
会議も当然紛糾していた。
「一人の生徒に対して女性徒二人は普段からキモいとか身体的特徴に対する罵倒等をしていたそうです。
そして葉山隼人君は普段から名字を間違えて呼んでいて本人から注意されても呼び続け回りからも間違っている名字で呼ばれていたそうです。
そしてその被害者の生徒は普段から余りにも酷い罵倒を受けていた為に録音していたのを保護者を通じて被害届とその証拠を提出したと昨日保護者が学校に来て直接報告を受けています。」
「その為にクラスに来て警察が逮捕した容疑が名誉毀損容疑何ですね。納得しました。」
3人のクラスの逮捕時に教室にいた教師は納得した。
「その証拠は私達は聞いて無いが逮捕された以上はかなり悪質な罵倒と見て間違い無いでしょう。
被害者も加害者も例の奉仕部に関与しています。奉仕部が潰れても普段からそういう事をしていたのがもう耐えられなかったという事でしょう。」
「また平塚元教諭が原因なのですか?」
「そういう事になります。被害を受けた生徒は現在入院中の2年F組の比企谷八幡君です。
奉仕部に連れてかれた初対面である初日から雪ノ下さんはその悪質な罵倒をしていたと聞いています。
途中から由比ヶ浜さんもその奉仕部に加わり普段からキモいとか毎日のように奉仕部の部室にて罵倒して言っていたそうです。」
28 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:46:59.62 ID:qpBVL35ao
「昨日保護者が来たのはその比企谷君の病気療養の為に引っ越すのと3人やその周辺からの報復に備えているのだと聞いています。
その比企谷家の主治医の近くに引っ越すそうです。その比企谷君は退院後に転校する事が決まっています。この後全校集会を開きますが転校の事は言いません。
万が一の報復を防止する為です。彼のクラスには金曜日の朝のホームルームで伝える事になっています。どのみち医師の診断により今週は比企谷君は入院中の為に学校に登校は不可能ですしね。」
「それで比企谷君は何処に転校するのですか?」
「音ノ木坂高校に決まっているそうです。」
「だから昨日その保護者だけで無く向こうの学校関係者も来たんですね?」
「そういう事です。勿論友好の為もありますがその比企谷君のケアサポートをする為に行うのもあります。既に行う事は確定しています。
此方からは鶴見先生が行く事が決定しています。鶴見先生。木村先生。挨拶をお願いします。」
「鶴見瑠花です。来週から音ノ木坂高校の教師として赴任する事になりました。今週は後任の木村先生に引き継ぎの為に来ています。後1週間程ですがお願いします。」
「後任の木村です。交換制度の為に来週から正式に総武高校の教師となる事になりました。 皆さんの御鞭撻の程お願い申し上げます。」
「それで3人の処分ですが警察に逮捕された以上は厳重処分せざるを得ないでしょう。3人に対しては退学処分が妥当と判断しますが誰か反論はありますか?」
他の教師からは全くの反論は無かったのである。満場一致で決定したのである。
二人からの挨拶と三人の処分決定が終わると他の教師から歓迎と処分決定の拍手を持って職員会議は終了した。
次の授業開始と共に講堂に呼び出されて緊急の全校集会が開かれていた。
29 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:47:33.45 ID:qpBVL35ao
「本日緊急集会となったのは他でも無い2年F組の葉山隼人君と由比ヶ浜結衣さんの二人とJ組の雪ノ下雪乃さんが逮捕されました。
どうやらF組の比企谷君に対して普段から罵倒とか名誉毀損行為をしていたそうです。昨日保護者を通じて警察に被害届を証拠と共に提出したそうです。」
「それで3人の処分ですが本日を持って退学処分となりました。警察に逮捕された以上は仕方がありません。再発防止に学校はつとめます。
もう1つ皆さんに報告があります。来週から鶴見先生が転勤が決まりました。後任の先生に引き継ぎを終えて来週からは木村先生が担当となります。二人から挨拶をお願いします。」
「鶴見です。此れまでありがとうございました。来週から新しい学校で教師をする事になりました。後任の木村先生に引き継ぎの為に来ています。」
「後任の木村です。今日から鶴見先生について共に授業や業務の引き継ぎをして来週からこの学校の教師となる事になりました。皆さん。宜しくお願い致します。」
二人が挨拶をすると生徒から歓迎の拍手があり無事に緊急全校集会が終わった。
30 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:48:07.54 ID:qpBVL35ao
その頃西木野病院では西木野真姫ちゃんがμ'sのメンバーを全員連れて見舞いに来ていた。
「やっほー。八幡君。真姫ちゃんから聞いたよ。具合はどうかな?」
「それより来週からうちらの学校に来るんやって?真姫ちゃんの身内ならうちらの身内やで。」
「そうだよ。前の学校で八幡君が受けた事は報告受けてる。うちの生徒会や学校側が八幡君を守るから安心して退院して来週から一緒に頑張ろうね。」
「それにしても八幡君は今人気のメインクーンを飼っているんだね。此処に来る前にカマクラちゃんに会って来たけど凄い可愛かったよ。」
「見舞いありがとう。此れからは新たな仲間として宜しく頼む。」
「勿論や。既に真姫ちゃんから頼まれている。此方こそ宜しくね。」
八幡はμ'sからの心暖まる歓迎に涙を流した。それを受けて真姫は八幡に抱きつき八幡を安心させた。
「八幡。安心して私達が八幡を支えるし前の学校みたいな事は起こさせないしそんな事はさせないから安心してね。」
八幡が安心すると八幡はそのまま眠りについた。八幡が眠るのを確認するとμ'sのメンバーは病室を後にした。
「それにしても許せない。八幡君が傷付いているのは数回しか会って無い私達でも分かるよ。」
「その葉山隼人や海老名って少女は調べによると真姫ちゃんを傷付けて迄告白阻止を八幡君に京都でさせるつもりだったそうや。修学旅行に来れへんかったから八幡君を逆恨みしているそうだ。許せんな。」
「私達で八幡君を支えて八幡君に危害を与える者達から守ろうよ。学校も変わる訳だし私達で支えようね。」
μ's全員が八幡を支える事をこの時決意したのである。
31 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:49:00.87 ID:qpBVL35ao
雪乃視点
逮捕された火曜日と翌日の水曜日はずっと事情聴取で時間を取られ警察による厳しい取り調べによる追求で3人はそれぞれ別室でぐったりしていた。
「どうしてこんな目に会うのかしら?」
雪乃は愚痴ばかり言っていた。
木曜日の午前中にようやく取り調べも終わり午後から面会があると言う事で面会室へと向かった。
面会室に入ると姉さんと葉山弁護士が面会に来ていた。席にそれぞれ座ると3人は話を始めた。
「雪乃ちゃん。雪乃ちゃんに家の決定を2つしたのでそれを告げに来た。それと雪乃ちゃんに報告もあるわ。此れは決定事項であり雪乃ちゃんに拒否権は無いから。分かった?」
「分かったわ。姉さん。」
「逮捕された理由が3人それぞれあるが雪乃ちゃんが逮捕されたのは比企谷君に対する普段からの暴言や罵倒だから。先方との和解の為の交渉の席で比企谷君が録音したその内容に両親も激怒したから。
しかも雪乃ちゃんは初対面でもしたと言われ先方からどういう教育をしているのか言われたけど両親は何も言えなかったよ。
流石に始めて会った相手にどんな理由があろうとも暴言や罵倒は相手に失礼だし社会に出たら普通に問題になるから。このままだと社会に出せないと判断して此処から出てから実家で雪乃ちゃんは再教育だから。
何れはこのままだと家から決められた相手と政略結婚になるでしょうね。だって此処まで罵倒する相手を選ぶ男性は居ないだろうからね。だから今回の事を真摯に反省する事をお薦めするわ。此れが1つ目の決定ね。」
「二つ目の決定事項だけど、雪乃ちゃんの容疑は此れだけの容疑だから先程の決定と傷付いている比企谷君に対する慰謝料の支払い。
それと今後雪乃ちゃんが比企谷君と関わらない事で雪乃ちゃんに関しては和解が成立したから。
だから雪乃ちゃんが比企谷君と今後関わる事は全面禁止となったから。」
32 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:50:27.11 ID:qpBVL35ao
「しかし隼人とガハマちゃんは違うから二人は別にそれぞれの容疑で再逮捕され先方との和解は既に不可能だから。
それで先程の比企谷君と関わらないのに加えて雪乃ちゃんはガハマちゃんと隼人と関わるのも全面禁止に決定となったから。
家では雪乃ちゃんのみ弁護する事になったからね。恐らく和解しているし他の容疑も無いから不起訴処分に雪乃ちゃんはなるでしょう。二人は国選弁護人が着く事になり刑事裁判になるでしょう。」
「それで報告だけど警察の調査で入学式の事故の件だけど事故自体は既に和解と示談が成立したし都筑さんも処分は無かった。本当は処分はあるけど事故原因が此方側には無かったからよ。
事故原因は散歩をしてリードを放した犬の飼い主側にあることが判明したから。だってリードを放さなければ事故は起きなかったのは明白だしドライブレコーダーから法定速度は守られていたのも確認されているわ。
ガハマちゃんのその後の対応も問題視され犬を連れてその場から立ち去ったり髪の色変えたり、被害者家族に謝罪すると伝えて起きながら未だに謝罪しなかったりしている事が判明したの。
証拠隠滅を図ろうとしたりしたことから故意に引き起こした可能性もあるとされたわ。反省の意思が無いと先方に判断され和解は不可能となり犬の管理責任に問われガハマちゃんの両親も既に逮捕されたの。
ガハマちゃんは家の車に損害を与えたとして器物損壊等の罪で再逮捕されたわ。比企谷君に罵倒した名誉毀損罪もよ。」
33 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:50:59.74 ID:qpBVL35ao
「そして隼人だけど此方の方が問題だから。警察の調査で比企谷君に色々な罪を擦り付けていた事も判明しているから。どうやら戸部君は海老名さんへの告白の協力で海老名さんからは告白の阻止による板挟みに会っていたみたいなの。
どうやら比企谷君に修学旅行で嘘告白させる事で罪を比企谷君に擦り付けるつもりだったようよ。その為に戸部君の方のみ依頼をした事が判明したわ。
隼人は海老名さんと共謀して比企谷君に責任を擦り付けグループを守ろうとした事が判明しているの。その為に海老名さんも改めて事情聴取の上に逮捕されたわ。
ガハマちゃんに責任転嫁する事でグループの被害を最小限に抑えようとしたけどそれこそ本末転倒だったわね。
隼人と海老名さんは比企谷君を逆恨みしているらしいわ。雪乃ちゃんはそれでもガハマちゃん達と此れからも関わるのかしら?」
「いいえ。家の決定に従うわ。だって話を聞いて私も悪かったと気付く事が出来たから。今後この失敗をいかして生活していくので父さんと母さんに宜しく伝えて貰えるかしら?姉さん。」
「任せて雪乃ちゃん。それと此れからの雪乃ちゃんに対しての話を葉山弁護士にして貰うからね。」
「既に先方と示談による和解が雪乃お嬢様に関しては成立している事から明日中には不起訴処分になり明後日に此処を出て実家に戻る事になると思います。
既に逮捕された四人の総武高校の退学も決まっている為に実家で再教育の後に実家で働いて貰う事になると思います。」
「分かったわ。」
「それじゃあ。帰るけど後2日の辛抱だから頑張ってね。」
そう陽乃は言うと面会は終了した。
34 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:51:48.02 ID:qpBVL35ao
金曜日の朝に登校すると朝のホームルームでは担任から報告があった。
「今、入院中の比企谷だが。家庭の都合で家庭ごと引っ越し転校する事になった。御両親を通じて此れまで御世話になったありがとうと伝言があった。」
「流石は比企谷君だべ。」
「そうだね。八幡は良い奴だよ。」
僕と戸部は会話をしていた。
ホームルームが終わると今日の授業が始まった。
総武高校では現在葉山隼人と海老名姫菜の二人が共謀して修学旅行で比企谷君にクラスメイトの告白を嘘告白で妨害させ比企谷君に全てを押し付けるつもりだったと判明して葉山隼人の事が好きだった女子はショックを受けていた。
海老名の評価も葉山と同じく著しく悪化していた。密かに戸塚達で広めたからである。雪ノ下は反省し和解したから評価は下げ止まりしたが葉山達以上に評価が悪化したのは由比ヶ浜であった。
ひそひそ話で話題になる程である。それも仕方が無かった。比企谷君に家族を助けて貰って病院に見舞いに行かないどころか比企谷君の家族に学校でお礼を言うと言っておきながら未だにしない。
この時点で最低の人間だと評価されていた。特に髪の色を変えたり、犬を連れてその場から逃げたりしたのは最低の行為だと噂されていたのである。
金曜日では西木野病院では2週間近く動いて無かったので八幡は最後のリハビリをしていた。順調に退院に向けて向かっていたのである。
明日の昼間に戸塚達が来て退院前の最後の見舞いと退院して日曜日には新しい家にμ'sのメンバーを呼んでパーティーする事になっていた。
金曜日の夕方に葉山隼人達がいる拘置所では雪ノ下雪乃が起訴猶予処分となり拘置所から後にしたのである。その事を聞いた葉山隼人は……。
「雪乃ちゃんが釈放されたのは良かったが何で俺が親父や雪乃ちゃんの実家から見捨てられたんだ?間違いなくヒキタニのせいだ。姫菜も逮捕されたみたいだしな。ふざけるな‼必ずヒキタニに復讐してやる。」
35 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:52:21.38 ID:qpBVL35ao
ぶつぶつ葉山隼人は言っていた。海老名姫菜も由比ヶ浜結衣も同じだった。3人のそんな様子も看守とかは聞いていたので保釈は無理だと裁判所を含めた上に報告していた。
被害者の少年に危害が加えられる可能性が極めて高いと裁判所に判断されていたのである。だから保釈の決定が3人に出る事は無いしそもそも保釈金を払う人物がいなかった。
未成年だから名前は公表されなかったが3人に関してはした行為に関して全国ニュースとなったのがその理由である。
3人の中でも由比ヶ浜と葉山隼人の二人に対しての内容が世間の評判が最悪だった。名前が公表されてないだけまだましなだけの話である。
海老名姫菜はそれでも両親が弁護士をたててくれたが葉山隼人と由比ヶ浜結衣の二人は未だに担当の弁護士が決まって無かった。
何故なら裁判になっても勝ち目が無いと思われていたからである。
恐らく二人の弁護人が決まるのは裁判の直前だと思われる。
こうして土曜日になり戸塚達が西木野病院へとやってきたのである。
36 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:57:33.51 ID:qpBVL35ao
エピローグ
「八幡。皆で来たよ。めぐり先輩やいろはさんに鶴見先生に留美ちゃんも連れて来たよ。皆心配していたからね。」
「ありがとな。皆で来てくれてもう大分良いんだ。今日の夕方に退院して日曜日は新しい家でスタートして月曜日には新しい学校だからな。」
「そう。もう退院何だな。八幡はあれから何かあったの?」
「雪ノ下雪乃と雪ノ下家とは和解したと聞いた。他と違い雪ノ下は普段からの罵倒だけだったし今後俺と関わらなければ構わないけど。
由比ヶ浜は許せないと思っている。此れまでの俺への仕打ちや問題行動を受けて和解する理由も無いしするつもりも無い。
葉山隼人と海老名も同じだ。特に二人は逆恨みで俺に危害を加えようとする可能性が高いと報告を受けているのに和解するのはあり得ないだろう。」
「ヒキオ。総武でも3人に対しての評価はかなり悪い状態になってる。特に結衣の評価が悪くなってる。」
「だな。結衣に少し劣る程度でほぼ同じ位悪化したのは葉山隼人だべ。比企谷君も三人が出所してきたりしたら危険性が跳ね上がるから気を付けるべ。」
「だな。重い罪で裁かれて欲しいが5年から良くて10年って所に落ち着くだろうな。此れはあくまでも俺の予想だけどな。3人のそれぞれの判決結果は違うだろうからな。」
37 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:58:07.49 ID:qpBVL35ao
「それより。八幡は大丈夫?」
「本当だよ。めぐりも比企谷君の事心配したんだよ。」
「本当ですね。いろはも心配しましたよ。」
「留美もめぐり先輩も一色も来てくれてありがとうな。いろはと知り合ったのは中学だけども嫌がらせされると困るから中学は他人の振りしてたし高校2年になってから戸塚達3人といろはと昼飯食べるだけの付き合いだったけどな。」
八幡はそう言いながら留美の頭を撫でると留美は幸せそうにしていた。
「比企谷君。留美も音ノ木坂付属小学校に転入が決まったし。私も比企谷君と同時に月曜日から音ノ木坂高校に赴任が決まったからね。比企谷君のサポートを頼まれているから私に頼って頂戴。」
「鶴見先生。ありがとうございます。μ'sのメンバーもサポートしてくれると思いますが鶴見先生にも頼ると思います。此方こそお願いします。」
八幡は鶴見先生に頭を下げた。
「私は家庭科教師の他に八幡君の転入するクラスの副担任もする事になったわ。留美を千葉村で助けてくれたし此方こそ少しでも恩を返したいと思っていたから何て事無いわ。此方こそ比企谷君。宜しく頼むわ。勿論留美とも此れからも頼むわね。」
38 :
佐藤勇太
[sage]:2019/01/06(日) 16:58:41.34 ID:qpBVL35ao
こうして見舞いも終えると夕方になり退院となった。病院を後にすると車に乗り新たな家へと向かって行った。
新しい家に到着して家の玄関のドアを開けるとカマクラが出迎えてくれたのであった。
新しい自分の部屋に荷物を置いてリビングは前々から設置してあるがその他に八幡の部屋にカマクラのハウスを設置して普段はリビングで過ごすが寝る住みかは八幡の側で寝るのである。
此れは初期の頃からカマクラの面倒を見ていて八幡を慕っているからであった。
小町や両親の側でカマクラは決して寝ようとはしないのである。八幡が入院中はリビングで寝ていた。
八幡は久しぶりにカマクラと寝て八幡もカマクラも幸福感に包まれたまま日曜日を迎えたのである。
39 :
佐藤勇太
[saga]:2019/01/06(日) 16:59:58.85 ID:qpBVL35ao
後書き
インフルシリーズは此れにて完結しました。
意見や感想あればコメントをお願いします。
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/06(日) 19:13:18.71 ID:MzsVoUULo
2018米アマラン年間1位決定!年間1位確定!年間1位君臨!
めでたいことに、スマブラが常識的に有り得ない伝説を樹立した
年末間際の他者の猛追を退け、最後の最後まで年間首位のまま駆け抜けて見せた
2013年以来、ずっとPS金券が居座り続けてきた米アマラン年間ランキング1位の座を奪い取った
PS金券の連続1位記録はスマブラによって、2018年で寸断され、終わり、途絶え、終焉を迎えた
ありとあらゆるルートボックスガチャ、ソフト・DLC購入に使用できるPS金券の売り上げを、たった1本のソフトが粉砕した
PS金券以外が、米アマゾン年間ランキング最終1位に君臨したのは、2012年以来、実に6年ぶりの快挙である
しかも、アマゾン自らが、今年の年末商戦は記録破りだったと宣言している中での1位だ
しかも、スマブラ発売は12/7。2018年のありとあらゆる全ての物の年間売り上げを、僅か25日間の売り上げのみで凌駕した
この現実の意味するところは大きい、非常に大きい
スマブラが爆売れするだけではこんなことは起こらない
PS市場の凋落が同時発生しているからこそ、この伝説は樹立したのである
でなければ、ありとあらゆるルートボックスガチャ、ソフト・DLC購入に使用できるPS金券の年間売り上げを、たった1本のソフトが僅か25日で上回ることなど無い
昇りゆくSWと、沈みゆくps4を象徴する伝説樹立だ
親愛なるホルダー諸氏が、遥か昔から知ってた通りにシナリオが進んでいる
その動かぬ巨大証拠が、また一つ積み重ねられた
世界はバカでノロマだから、この現実の大きさにまだまだ当分気付けないだろう
賢い親愛なるホルダー諸氏だけが知っていれば良いことだ
今はまだ、ね
(。・ ω<)b
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/06(日) 22:18:59.80 ID:uLC9nFB/o
読みづらい
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/07(月) 00:36:24.63 ID:0qfbj2aoo
何これ?
組織への暗号メッセージか何か?
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/07(月) 12:18:47.70 ID:PN3e62YmO
此れとか使う奴は総じて糞
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/08(火) 22:35:39.41 ID:u2G25IWZ0
HACHIMANに負ける前にHAYAMA?にわざとやられた史新識の強い言葉
強ぇヤツがキレる。集団がキレる。
それだけでキレられた側には反論手段がなくなるわけだ。
反論力を完全に奪う。
最初にどれだけこちらの正当性がなくても、俺達を怒らせたってだけで、誰も逆らえなくなる。
わかるか?
わかんねえなら、実際に体験してみればわかる。
それはそういうもんだ。
そういう風に持って行くんだ。
ttps://syosetu.org/novel/166530/
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/10(木) 00:20:37.32 ID:OqE/N1pro
告白失敗の責任ってのがよく分かんないんだけど
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/02/17(日) 02:42:47.18 ID:cZ7djfHi0
二度とSS書かない方がいい程度に面白かったよ
47 :
名無し
[sage]:2020/02/25(火) 17:12:06.51 ID:avOFy/l80
日本語グチャグチャやん
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/25(火) 19:05:55.40 ID:KkwROas4O
神ss
理解できない障害者たちは死んだほうがいい
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2022/11/12(土) 15:13:25.53 ID:oe26IKKd0
逮捕の理由がショボすぎる
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