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花陽「猫とお話しする」
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1 :
◆WA7qvdXHqc
[sagesaga]:2018/12/31(月) 13:41:06.30 ID:/LeUN0060
花陽「よいしょ、よいしょ」
凛「かーよちーん」
花陽「なぁに?」
凛「これ、どこ置けばいい?」
花陽「適当なところでいいよ」
凛「わかったー」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1546231266
2 :
◆WA7qvdXHqc
[sagesaga]:2018/12/31(月) 13:42:06.76 ID:/LeUN0060
花陽「よいしょ、よいしょ」
真姫「ねぇ」
花陽「何?」
真姫「なんで私は花陽の家の、蔵か納屋か物置きか分かんない所の掃除をしてるワケ?」
花陽「えっと、凛ちゃんが連れて来たんだよね?」
真姫「そうよ」
3 :
◆WA7qvdXHqc
[sagesaga]:2018/12/31(月) 13:43:28.27 ID:/LeUN0060
凛「二人とも、手が止まってるよ」
真姫「そんなことより、凛」
凛「?」
真姫「掃除をするなんて、聞いてないわよ」
凛「そりゃ言ってないからね」
真姫「じゃあなんで?」
4 :
◆WA7qvdXHqc
[sagesaga]:2018/12/31(月) 13:43:58.40 ID:/LeUN0060
凛「だって凛とかよちんだけじゃ手が足りないもん」
真姫「だから私ってワケ?」
凛「真姫ちゃん暇そうだと思ったから」
真姫「失礼ね。こっちの予定も考慮してよね」
花陽「何か予定あったの?」
真姫「……ないわよ」
凛「ほーれみろ、ほーれみろにゃ」
5 :
◆WA7qvdXHqc
[sagesaga]:2018/12/31(月) 13:44:34.02 ID:/LeUN0060
真姫「だ、だけど掃除するなら予め言いなさいよね」
凛「言ったら断るでしょ」
真姫「ベ、別に断らないわよ。せめて、服とかは汚れてもいいのに出来たかもとは思ったけど」
凛「ごめんね」
真姫「ふんっ」
花陽「まあまあ」
6 :
◆WA7qvdXHqc
[sagesaga]:2018/12/31(月) 13:45:10.13 ID:/LeUN0060
凛「んじゃ、帰りにラーメン奢るにゃ」
真姫「ほんと?」
凛「ほんとほんと」
真姫「トマト付きよ」
凛「おーけー、おーけ」
真姫「あと、トマトジュースとトマトラーメン……」
凛「凛のマネーを空にする気なのかな?」
花陽「あははは……」
7 :
◆WA7qvdXHqc
[sagesaga]:2018/12/31(月) 13:45:36.90 ID:/LeUN0060
真姫「よーし、さっさと終わらせるわよ」
凛(単純だなぁ)
花陽「ほら、凛ちゃん」
凛「あっ、うん」
ニャー
凛「ん?」
花陽「どしたの?」
凛「今、なんか猫の鳴き声」
ニャー
真姫「あっ、あそこの塀のとこにいるわ」
8 :
◆WA7qvdXHqc
[sagesaga]:2018/12/31(月) 13:46:11.10 ID:/LeUN0060
「ニャー」
真姫「野良猫かしら?」
花陽「多分、そうじゃないかな」
凛「猫ちゃん、おーい!」
「ンニャッ!」
凛「あー、行っちゃったー」
真姫「大きな声出すからよ」
凛「残念」
9 :
◆WA7qvdXHqc
[sagesaga]:2018/12/31(月) 13:46:55.51 ID:/LeUN0060
花陽「猫って言えばさ、覚えてる?」
凛「?」
花陽「小さかった頃、あそこの物置きの下にいた」
凛「もちろん覚えてるよ」
真姫「ちょっと、何二人にしか分からない話してるのよ」
花陽「あぁ、ごめんごめん」
真姫「仲間外れにしたら泣くわよ」
凛「つまりは……」
かくかくしかじか
まきちゃんまきちゃん
凛「ってなコトがあったの」
10 :
◆WA7qvdXHqc
[sagesaga]:2018/12/31(月) 13:47:48.16 ID:/LeUN0060
真姫「凛と花陽が仔猫をねぇ」
凛「可愛かったよぉ」
花陽「その後、二匹亡くなったけど」
凛「残りはかよちんの親戚のとこに預けられたんだ」
真姫「で、その預けられた猫は元気にしてるの?」
花陽「えっとぉ、ここ何年も親戚の家に行ってないので……」
真姫「分からないってことね」
花陽「はい……」
凛「まあまあ、かよちん」
花陽「あとで電話してみます」
11 :
◆WA7qvdXHqc
[sagesaga]:2018/12/31(月) 13:49:03.33 ID:/LeUN0060
凛「猫ちゃんかぁ」
花陽「元気だといいね」
凛「うん……」
真姫「どうかした?」
凛「いや、ね。猫で思い出したんだけど、チロちゃんって……今どうしてるのかなぁって」
真姫「その猫達のママね」
凛「ちなみに真姫ちゃんはチョロちゃんです」
真姫「ヴェェェ……」
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