ルビィ「夢...?」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 21:49:29.10 ID:403OremNO

千歌「今日は曜ちゃんと旅に出ます!!」
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1470779282/

こちらを先にお読みください。



残酷なシーンが少しだけある予定なので苦手なかたは読まないでください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1546001369
2 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 21:52:24.84 ID:403OremNO





もう未来もないのに生きるなんて疲れちゃったの...




曜ちゃんにもね、もう迷惑かけたくないの




わ、私にはもう未来はないの!!だから離して!!








ーーーーーーーーーーーーーーーーーー






ダイヤ「起きなさいルビィ!!!」


ルビィ「...ぁ...お姉ちゃん?...おはよ...」


ダイヤ「おはようじゃありません!何時だと思っているの!?」


ルビィ「ぇ?...あぁー!!嘘!?ち、遅刻しちゃう!!」


ダイヤ「わたくしは先にいってます」


ルビィ「え!?ま、待ってよぉ〜」
3 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 21:53:47.24 ID:403OremNO

ーーー
学校
ーーー



ルビィ「ま、間に合った...」トコトコ


花丸「ルビィちゃん朝から大変そうだね」


ルビィ「ぁ、花丸ちゃん...おはよう...」ストン


善子「またギリギリね。本当朝弱いんだから」


ルビィ「あ、あはは...」



4 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 21:55:13.70 ID:403OremNO


あれ?
そういえば今日夢をみたような...
どんな内容だったっけ?
思い出せないなぁ...



花丸「ルビィちゃん?」


ルビィ「え!?な、なに?」


花丸「授業始まるよ?」


ルビィ「あっ、うん、ありがとう」





どんな夢だったかな〜
はやく思い出さないと...
お姉ちゃんにも言っておいたほうがいいかな...

5 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 21:57:55.33 ID:403OremNO

ーーー
昼休み
ーーー



ルビィ「ルビィちょっとお姉ちゃんに話さないといけないことあるからお昼は2人で食べてて!」


花丸「わかったずら〜」


善子「なによ、話って」


ルビィ「うーん、そんなたいしたことじゃないよ」


善子「そう?まぁはやく行ってきたら?」


ルビィ「うん」

6 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 21:59:38.57 ID:403OremNO



ーーーー
生徒会室
ーーーー



トントン




ダイヤ「はい」


ルビィ「お姉ちゃん」ガチャ


ダイヤ「あら、ルビィどうしました?」


ルビィ「実はね、今日ルビィ夢をみてね...」


ダイヤ「夢をみたの?内容は?」


ルビィ「それが思い出せなくて...」


ダイヤ「それは困りましたわね...」


ルビィ「どうしよう、お姉ちゃん...」


ダイヤ「思い出せないのは仕方の無いことだけど...、でもあなたのみる夢はただの夢ではないから」


ルビィ「うん...」


ダイヤ「無理しない程度に頑張って思い出してみなさい」


ルビィ「うん、わかった!」



7 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 22:01:33.17 ID:403OremNO



ーーーーーー
放課後・部室
ーーーーーー


千歌「よぉーし、今日も練習がんばるぞー!!」



曜「今日も張り切ってるねー!」



千歌「もちろん!!今日頑張れば明日は休みだしね!」



曜「何言ってるのさー!学校はお休みだけど千歌ちゃんに休んでる暇はないよ!」



千歌「わかってるってー!」



曜「明日は色んな場所を旅する予定なんだから覚悟しておいてよね!」



梨子「明日2人とも出かけるの?」



千歌「うん!曜ちゃんと旅してくるんだ!」



梨子「そうなんだ」



曜「よかったら梨子ちゃんもくるー?」



梨子「楽しそうだけど明日は用事があるから...」



曜「そっかー...」






8 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 22:03:10.56 ID:403OremNO


ーーーーーー
放課後・教室
ーーーーーー



ルビィ「うーん...」


花丸「ルビィちゃん今日ずっとこんな感じだね」


善子「悩み事ね、我がリトルデーモンの悩みこのヨハネが解決してみせるわ!!」


ルビィ「いやぁ悩みなんかじゃないけど...」


善子「じゃあなによ」


ルビィ「思い出そうとしてるの」


花丸「なにを?」


ルビィ「...」


善子「なによ、言えないことなの?」


ルビィ「...夢だよ」


花丸「夢?なんで夢を思い出そうとしてるの?」


善子「夢なんてほとんどすぐに忘れちゃうじゃない」


ルビィ「ほ、ほら夢みるとどんな夢だったか気になるでしょ!」


善子「...まぁ確かに」


ルビィ「だから頑張ってるの」


花丸「でもそんなに無理して思い出さなくてもいいんじゃないの?」


ルビィ「でも、もしかしたら...」


善子「?」
花丸「?」


ルビィ「な、なんでもない...」




危うく言っちゃいそうになっちゃった。
お姉ちゃんには"ルビィの力"の話は誰にもしちゃダメって言われてるからね。

9 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 22:04:39.35 ID:403OremNO



善子「あんた...なにか隠してるでしょ!」



ルビィ「そ、そんなことないよ!」



善子「嘘ね!ヨハネの目を騙せると思うなぁ!」ガバッ



花丸「やめるずら」ペシッ



善子「あんたは気にならないの!?」



花丸「ちょっと気になるけど、でもルビィちゃんが話さないのは理由があるからでそれを無理やり聞こうとするのはよくないずら」



ルビィ「な、なにも隠してないんだけどな〜...」




10 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 22:08:47.26 ID:403OremNO


ーーーー
部室
ーーーー



千歌「明日曜ちゃん起こしにきてね」


曜「自分で起きなよ...」


千歌「そのほうが確実だし!」


ガチャ


善子「明日どこかにいくの?」


千歌「おっ!1年生組きたね!!」


曜「千歌ちゃんと旅してくるんだ!」


ルビィ「た、旅?」


千歌「そう!曜ちゃんと2人で色々な場所にー...」




曜ちゃんと2人で...
曜ちゃん...





曜ちゃんにもね、もう迷惑かけたくないの




11 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 22:10:01.14 ID:403OremNO


ルビィ「あっ!!」


千歌「うわっ!びっくりしたぁ!」


ルビィ「ぁ、ごめんなさい...」


善子「どうしたの?」


ルビィ「夢少しだけ思い出したの」


曜「夢?」


花丸「ルビィちゃん今日みた夢を思い出そうと必死なんだー」


梨子「どうして?」


善子「それは教えてくれないみたいよ」


ルビィ「だ、だから気になるだけだって...」


千歌「で、なにを思い出したの?」


ルビィ「それは...」



ガチャ



ダイヤ「そんなことはどうでもいいでしょう?」


千歌「おぉ!3年生も到着!」


果南「なんの話?」


鞠莉「おもしろい話?」


ダイヤ「なんにもおもしろくありませんから。はやく練習の準備してください」

12 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 22:12:14.46 ID:403OremNO




千歌「ふぅ今日も疲れたぁー!」


曜「明日はもっと疲れるよー?」


千歌「えっ!?そんなにハードなの!?」


曜「冗談だよ」アハハ


千歌「もうっ!」


ルビィ「あの、千歌ちゃん...」


千歌「ん?どうしたの?」


ルビィ「その、気をつけてね...明日の旅...」


千歌「?...うん、ありがとう?」





さっき思い出した言葉

曜ちゃんにもね、もう迷惑かけたくないの

この言葉があまりいい感じがしないから。
だから念のために...ね。


13 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 22:17:56.06 ID:403OremNO



ーーー
黒澤家
ーーー


ダイヤ「で、少しは思い出したの?」


ルビィ「うん、少しだけだけど。千歌ちゃんがね、曜ちゃんにもう迷惑かけたくないって言ってるところだけ思い出したの」


ダイヤ「もう迷惑かけたくない...ですか」


ルビィ「だ、大丈夫だよね?」


ダイヤ「それだけではなんとも言えないけれど...、もしかしたら近いうち喧嘩でもするのかもしれませんわね」


ルビィ「け、喧嘩!?大丈夫かな...」


ダイヤ「まぁあの2人ですから。それよりもルビィ?」


ルビィ「なに?」


ダイヤ「あなたみなさんに話しすぎですわ。あなたの力のことはわたくし以外には絶対に話してはいけません」


ルビィ「う、うん...」


ダイヤ「まぁ、言ったところで信じてはもらえないでしょうけど...。みた夢が現実になるなんて」


ルビィ「うん、そうだよね...」


ダイヤ「それでも気をつけるように!」


ルビィ「はい...」

14 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 22:20:55.19 ID:403OremNO



...



...



...



...ここは?



みたことない...



神社...かな?



あの子は...?






ーーーーーーーーーーーーーーーーーー





ルビィ「はっ!」バッ





また、また夢をみた。
すぐにメモしよう...


15 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 22:22:55.56 ID:403OremNO



ルビィ「お、お姉ちゃん!」


ダイヤ「やっと起きてきたのですか...、休日だからといってだらしない生活をしていると...」


ルビィ「そ、そんなのはいいから!聞いて!」


ダイヤ「そ、そんなのって...なんですの?」


ルビィ「ルビィまた夢みた!」


ダイヤ「またですか?二日連続なんて...。どんな内容だったの?」


ルビィ「みたことない神社にいたの。そこに人がいて...」


ダイヤ「...」


ルビィ「...」


ダイヤ「...え?終わりですか?」


ルビィ「えっ!?」


ダイヤ「それだけなのですか?」


ルビィ「うん...」


ダイヤ「はぁ...。今回は気にしなくていいですわ。たまには関係ない夢もみるでしょう...」


ルビィ「そ、そうだよね。よくよく考えてみたら大した夢じゃなかったね」


ダイヤ「ではお説教の続きです」


ルビィ「...待ってお姉ちゃん、やっぱり重要な気がしてきたよ」


ダイヤ「おだまりなさい」


16 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 22:24:57.71 ID:403OremNO



お姉ちゃんに言われたとおり気にするような夢ではないのかもしれない。
でもあの人誰かに似てたなぁ...。




ルビィ「気になるなぁ...」


ルビィ「考えても仕方ないよね。せっかくの休日だし沼津のほうに買い物に行こうかな!」

17 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 22:27:04.03 ID:403OremNO



ーーー
沼津駅
ーーー


ルビィ「着いた...」



ルビィ「どこから行こうかな」キョロキョロ



ルビィ「あっ、あれは...」





曜「さぁてとりあえず沼津までやってきたわけだけどー、今日の行き先は私が決めていいんだよね?」 ??

千歌「うん、曜ちゃんの好きなところでいいよ」 ??

曜「よし!じゃあ電車に乗るぞー!!」 ??

千歌「どこに行くの?」 ??

曜「決めてない!」 ??

千歌「決めてないんかいっ!」 ?





ルビィ「千歌ちゃんと曜ちゃんだ...」




そういえば、

千歌ちゃんと曜ちゃん近いうちに喧嘩するかもだったんだ。
何とかできないかな...。

18 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 22:28:54.44 ID:403OremNO




ガタンゴトン



ガタンゴトン




ルビィ「着いてきちゃった...」





なにもなかったら帰ればいいだけだもんね?
2人の邪魔しないように念のために様子見るだけだからね。


19 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 22:30:52.55 ID:403OremNO



曜「んーここはどこだろうね?」

??千歌「曜ちゃんが適当な駅で降りるから...」




こんな適当な旅でいいのかな...
喧嘩しなければいいんだけど...




曜「あっ、あっちに階段あるよ!!登ってみようよ!」




あっ!置いてかれちゃう!
追わないと!!


20 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 22:32:15.38 ID:403OremNO




ルビィ「見失っちゃった...」グスン




ここどこ...。
こんなところで迷子になっちゃったらルビィ一生帰れない...。
どうしよう...。




ルビィ「お姉ちゃんたすけて...」グスン


21 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 22:33:44.58 ID:403OremNO





ルビィ「え?ここ...あの夢の...」



ルビィ「同じ神社だ...」



ルビィ「すごい!奇跡だぁー」



ルビィ「人は誰もいない...」



ルビィ「少し見てまわろう」


22 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 22:36:19.03 ID:403OremNO




ルビィ「確かあの人はこの辺にいたんだよね...」





目の前には小屋がありました。





ルビィ「ここで何をしてたんだろう?」


ルビィ「開くかなー?」ギィ










ルビィ「」ゾッ...











ルビィ「ぁ...ぁぅ...」ガクガク











23 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 22:37:40.61 ID:403OremNO




気づくと近くの駅にいました。
ここまでどうやって戻って来たのか思い出すこともできませんでした。



ルビィ「帰ろう...」ポロポロ





なぜか涙がとまりませんでした。


24 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 23:20:05.66 ID:403OremNO


ーーー
黒澤家
ーーー


ルビィ「ただいま...」


ダイヤ「ルビィ!!あなたどこに...」


ダイヤ「ど、どうしたのですか!?」


ルビィ「なにが...?」


ダイヤ「なにがじゃないでしょう!?真っ赤に目を腫らせて、しかも傷だらけ...」





自分の身体を見てみると本当に傷だらけでした。
きっとあそこから逃げてくるときに...




ダイヤ「なにがあったのですか!?」


ルビィ「...」ポロポロ


ダイヤ「ルビィ...」


25 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/28(金) 23:20:43.66 ID:403OremNO

ちょっと中断
26 : ◆vM2UcopmXU [saga]:2018/12/29(土) 00:15:22.70 ID:W0k9m6K60



ルビィはお姉ちゃんに今日あった出来事を全部話しました。
お姉ちゃんは真剣に話を聞いてくれました。




ダイヤ「もう大丈夫ですわ」ギュ



ルビィ「うん...」グスン



ダイヤ「...辛いかもしれないけど教えてください。小屋の中にはいったいなにがあったのですか?」



ルビィ「...わかんないの。でも開けた瞬間にすごくいけないものをみてしまった感じがして、怖くて怖くてたまらなくなって...」



ダイヤ「そう...ですか...」



ルビィ「お姉ちゃん...ルビィ大丈夫かな?」ウルウル



ダイヤ「大丈夫ですわ。なにがあってもわたくしが守ってあげますから」



110.96 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)