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ミニスカサンタ娘「貰って、くれますか……?」
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16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/12/24(月) 22:46:07.37 ID:dEp6YdU10
「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
俺は笑った。それはもう盛大に、嗤った。
嘲笑って、嘲嗤った。哄笑に、哄笑を重ねた。
何がそんなにおかしいのだろう。不思議だ。
どうして今、自分は愉悦を感じているのか。
それはきっと、宇宙の神秘だからに違いない。
たった今、神秘を知った。それはうんちだ。
サンタ娘がうんちを我慢していた。神秘だ。
うんちだからこそ、うんちじゃないと駄目だ。
うんちとはすなわち、神秘であり、うんちだ。
(最高の気分だ! 全知全能とはこのことか!)
まるで神にでもなったかのような気分だった。
恐れるものなど何もない。来るなら来い。
今ならば、うんちだって、パクッと。
いや、それは無理か。一瞬で冷静になった。
「ふぅ……おや?」
「ぐすんっ……ぐすんっ」
至福のひと時が終わり、現実に舞い戻る。
そこは自分の部屋で、サンタ娘が居た。
まるで幼い子供のように、泣いている。
(どうして泣いているんだ? あ、そうか)
すぐに思い至る。そういや、約束をしていた。
「約束破って、ごめん」
「ひっく……ばかぁ」
「ごめん」
「ばかぁ! ばかぁ!」
「ごめん……ごめんな?」
「もう、戻ってこないかと、思いました!」
「悪い。ちゃんと戻ってきたから」
「もう、帰って、来ないかもって……!」
「大丈夫。こうして、帰って来れた」
「ううっ……もう、どこにも行かないで!」
「ああ、約束する」
どの口が言うのやら。しかし、固く誓った。
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/12/24(月) 22:49:08.30 ID:dEp6YdU10
「ひっく……ひっく……」
「そろそろ落ち着いたか?」
「……もうちょっとだけ」
気がつくと、サンタ娘を抱きしめていた。
泣き止むまではこうしていよう。
それが、泣かせた者の責任であり、贖罪だ。
「笑って、悪かったな」
「……もう、いいですよ」
「いや、でも……」
「なんだか、スッキリしました」
「えっ?」
「笑われるのって、案外気持ち良いんですね」
「お、おう」
ちょっとよくわかんない。まあ、いいか。
「しかし、なんでまた我慢してたんだ?」
目下の問題はそれだ。
どうして便意を我慢していたのか。
我慢は身体に毒だ。痔になっちまう。
こんなに可愛い子が痔になるのは許せない。
可愛い女の子は、可愛い尻穴で然るべき。
要するに、この子の尻穴を守りたかった。
「それには、深い事情がありまして」
「聞いてもいいか?」
「ここまで来たら、恥も外聞もありません」
「じゃあ、聞かせてくれ」
もう笑わないぞ。同じ間違いは二度としない。
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/12/24(月) 22:52:08.72 ID:dEp6YdU10
「実は……その」
言い辛そうにモジモジしながら、告白された。
「うんちを我慢するのが、好きでして」
「は?」
「うんちを我慢するのが、好きなんです」
おーけー。わかった。簡単なことだ。つまり。
「要するに、それはお前の性癖か?」
「簡単に言えば、そうですね」
「ちょっと理解出来ないな」
「バレないかドキドキするのが堪らなくて」
「もう喋んな。この変態サンタ」
ガッカリだよ。心底、とことん、ガッカリだ。
「もっと」
「えっ?」
「もっと、叱ってください」
なんだ、こいつ。急にグイグイ来やがったぞ。
「もう自分ではどうしようもないのです」
「だから、俺に叱れと?」
「あなたに叱って欲しくて……ダメですか?」
上目遣いで懇願されたら、駄目とは言えない。
「わかったよ……なら、尻を出せ」
さあ、諸君。待たせたな。宴の始まりだ。
楽しい、愉しい時間を満喫しようではないか。
お望み通り、たっぷりとお仕置きしてやろう。
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/12/24(月) 22:54:33.79 ID:dEp6YdU10
「こ、これで、よろしいですか?」
「おっと、下着は穿いとけ」
「えっ? どうしてですか?」
「今のご時世、規制が厳しいからな」
こちらに小ぶりな可愛い尻を向けて。
ミニスカートをたくし上げるサンタ娘。
もちろん、下着は身につけたまま。
あくまでも健全な教育的指導に努めよう。
「ちなみに尻を叩かれた経験は?」
「あ、ありませんよぅ! 初めてです!」
「それは光栄だな」
「私も、初めてを貰って頂けて嬉しいです」
「感謝は終わった後にしてくれ。それっ!」
「ひゃんっ!?」
新雪に足跡を残すように、尻を叩いた。
「もっとか?」
「は、はい……もっと」
「そりゃっ!」
「もっと! もっと、強く、お願いしますぅ!」
「よっしゃあ! そりゃっ! うりゃっ!」
「あんっ! ひぅっ! ひぐっ! んああっ!?」
(すげー楽しい。これが、スパンキング、か)
自分でも、びっくりだ。驚きが、隠せない。
驚愕を禁じ得ない。これぞ禁じられた遊び。
禁じるのは勿体ない。何故禁じているのか。
痛みを快感に変える秘儀。まさに、痛快だ。
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/12/24(月) 22:56:59.28 ID:dEp6YdU10
「どうだ? ちゃんと反省したか?」
「ふみゃあ……ちっとも反省できましぇん」
「やれやれ、困った奴だな」
真っ白なお尻を赤くして。息も絶え絶え。
これ以上は不味いだろう。暴力になる。
痣が残らないように加減するのが大切だ。
「ん?」
どうしたものかと悩んでいたら、ふと気づく。
(なんだ、この染み。さっきはなかったのに)
真っ白なパンツに小さく付いた、茶色い染み。
「なあ、なんか染みが付いてるぞ」
「っ……!」
「もしかして、これって……」
「い、言わないで!」
ふむ、言われたくないと。なら、別の手段だ。
「じゃあ、匂いを嗅いでもいいか?」
「ダ、ダメですよぅ!」
「別にお前の尻を嗅ぐつもりはないさ」
そんなことをしたら変態になっちまうからな。
「嗅ぐのは自分の手のひらだ」
「ダメ……やめて」
「どうして自分の手を嗅いだらダメなんだ?」
「だって、さっきまで、私のお尻を……」
「じゃあ、お前が嗅ぐか?」
すっと手のひらを差し出すと、生唾を飲んだ。
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/12/24(月) 22:59:06.32 ID:dEp6YdU10
「わ、私が、嗅ぐんですか……?」
「どっちかが確認する必要があるだろう?」
あの染みは何なのかを、明らかにするのだ。
「でしたら、どうぞ、ご自由に……」
「嗅いでいいのか?」
「いいですけど、お願いがあります」
「なんだ?」
「……嫌いに、ならないでください」
切実なサンタ娘の願いを、確かに聞き届けた。
「わかった。絶対に、お前を嫌わない」
「ほ、ほんとですか?」
「この命に代えても、約束は守る」
「もうどっかに行ったりしませんか?」
「大丈夫だ。耐性がついたからな」
尻を叩いても正気が保てたから平気だろう。
「それなら、嗅いでください」
「では、遠慮なく」
鼻から大きく息を吸い込み、悟る。便だった。
「何も、臭わないな」
「えっ?」
「何も、臭わながっだ……!」
これが矜持。尊厳を守るべく、現実を変えた。
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/12/24(月) 23:01:20.32 ID:dEp6YdU10
「……嘘つき」
ジト目をされても、詰られても、曲げない。
「嘘つきは、悪い子です」
咎めながらも、サンタ娘は嬉しそうだった。
「どうして、こんなに嬉しいんでしょうね?」
「さてな……ただ、言えるのは」
「なんですか?」
「うんちはそう悪いもんじゃないってことさ」
なんかそれっぽいことを言ったら、突然。
「フハッ!」
サンタ娘が愉悦を漏らして、びっくりした。
「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
「うるさい、近所迷惑だろうが」
「あ、すみません」
ボロアパートには他にも住民がいる。
自分のことを棚に上げて注意すると。
サンタ娘は小さく、てへっと、舌を出した。
そのあまりの可愛さに、思わず抱きしめる。
「ど、どうしたんですか? 私、汚いですよ?」
「汚くなんかない」
「嫌いに、なってませんか?」
「約束しただろ? 嫌わないって」
「じゃあ、私のこと……」
「ああ、好きだよ! 大好きだ!!」
本当に、つくづく、勢いって、凄いと思うよ。
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/12/24(月) 23:04:04.24 ID:dEp6YdU10
「……嬉しい」
勢いのままに気持ちをぶつけると、喜ばれた。
本当に、嬉しそうな笑顔だ。そこで気づく。
その笑顔を望み、これで、願いは叶ったのだ。
プレゼントを配る、彼女の仕事は終わった。
「来てくれて、本当にありがとな」
「感謝はいりません」
「仕事だからか?」
「いいえ。私はもう、無職ですので」
「は?」
「サンタは人に見られてはいけないのです」
つまり目撃された時点で無職だったのか。
そこまで重い処分が課せられるとは。
しかし、子供に夢を贈る存在だからな。
万が一にも、目撃されてはいけないのだろう。
「悪いな。俺が、起きちまったから……」
「違います。わざと、起こしたのです」
「わざと?」
「でなければ、うんちなんて我慢しませんよ」
くすくすと、してやったりと、小悪魔めいた蠱惑的な笑みを浮かべる、元サンタ娘。
始めから見つかるつもりだったらしい。
そのために、このボロアパートへ来たのだ。
「なんで、そんな……」
「好きだから」
そう言われても、好かれる根拠などない。
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/12/24(月) 23:06:20.14 ID:dEp6YdU10
「必死に子猫の里親を探すあなたが好きです」
「また、それか」
「拾った財布を交番に届けるあなたが好き」
「褒めて欲しいわけじゃない」
「だから、愛したい」
別に褒めて欲しかったわけじゃない。
ただ、良かれと思ってやっただけだ。
だから、それで好きになられても困る。
だけど、それは愛される理由になった。
人が人を愛するのは。好きになるのは。
存外、簡単な理由なのかもしれない。
「……ずっと、見ててくれたお前が好きだ」
「サンタでしたから、当たり前ですよ」
「子供じゃないのに来てくれたお前が好きだ」
「年齢なんて関係ありません。私はあなたを」
「愛してる」
女に二度も言わせるわけにはいかない。
格好つけすぎかも知れないけれど。
元サンタ娘は、嬉しそうだ。なら、いいさ。
「新しい仕事が見つかるまで一緒に暮らそう」
「見つかったら追い出すんですか?」
「なんなら、ずっと家に居てもいい」
「プレゼントはもうあげられませんよ?」
「もう充分、貰ったよ」
「……染みが付いた、パンツのことですか?」
「それも含めて、全部だ」
こうして、俺は、かけがえのない存在を得た。
染み付きパンツも含め、満ち足りた気持ちだ。
元サンタ娘自身が、最高のプレゼントだった。
【ミニ『スカ』サンタ娘の贈り物】
FIN
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/25(火) 02:58:15.27 ID:N539Jndz0
乙
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/25(火) 12:18:25.40 ID:8o0g0Os20
いきなりだと思ったらそういうことかw
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/26(水) 01:00:56.00 ID:rt9oe9+Bo
フハッ!の人だったか
>>15
以降キョンと朝比奈さんで再生されてしまう
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クオリティの高いサービスを貴方に
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