【安価】異能戦【オリジナル】

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17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/24(月) 22:35:54.53 ID:N8g9WvSk0
名前 風谷翔馬(かぜたに しょうま)
性別 男
容姿 緑髪の少し幼い感じの少年。
特徴など 口が悪いクソガキ系の少年。根は悪い人間ではなく、年上の女性に弱い。
スケボーが好きでそれで移動する。
能力は風を操る能力。スケボーと合わせることで空中を自由自在に飛翔する
18 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/12/25(火) 23:20:41.18 ID:KDG5IZvk0
翔馬「どこなんだよ、ここ! クソッ……!」

焦りの表情を浮かべてスケボーを滑らせるのは風谷 翔馬。異能【風陣〈フウジン〉】を駆使してボードをホバーさせている。

彼はすでに戦いの中に巻き込まれていた。聞きなれない音がしたので移動をやめて辺りを見渡す。すると目の前に人が落ちてきた。

名前
性別
容姿
特徴など>>20
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/25(火) 23:26:50.85 ID:U9XuBPeC0
名前 広瀬椎菜 (そろせ しいな)
性別 女
容姿 茶髪ロングのお姉さん系。160cm以上の身長で巨乳
特徴など 母性があるおっとりけいのお姉さん。かなり天然で異能戦のこともよくわかっていない
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2018/12/25(火) 23:35:05.23 ID:V59hLt450
名前 黒眼 鏡 (くろめ かがみ) 
性別 男
容姿 黒縁眼鏡に出っ歯の小男
特徴 語尾が「〜ガネ」眼鏡から怪光線を放つ
21 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/12/26(水) 23:08:53.61 ID:yhKt5VO70
黒眼「い、痛いガネ〜〜」

全身擦り傷まみれの男が地面と激突していた。少しひび割れた舗装材を払いながら小柄な男は立ち上がる。

黒眼「だ、誰だ?!」

翔馬「お、おっさんこそ誰だよ!?」

黒眼「おっさんではないガネ! 黒眼 鏡、かがみんって呼んでくれて構わないガネ」

黒眼「違う! そんなことより逃げるガネ! あいつは悪魔だガネ〜〜!!」

黒眼は成人男性だったが、その半分ほどの歳の翔馬と身の丈が変わらなかった。
そして黒眼はかなり慌てているようだった。

22 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/12/26(水) 23:53:47.38 ID:yhKt5VO70
黒眼の目線を追うと上空からさらに人が落下してくるのが見えた。

黒眼「早くするガネ!」

翔馬「言われなくても……!」

瞬時、翔馬の視界が眩んだ。爆音と衝撃が腹の奥まで響く。

翔馬「何だ……!」

その原因となる人物、少女の名前は新沼 彩。彼女の異能は【真・竜化〈ドラゴン〉】。様々な能力を持った竜に変化することができる。

彩「──ッ!!」

彼女が何かを唱えると、ボーイッシュ風な少女が異様な存在へと変貌し土煙を上げながら着地した。地面の揺れからただならぬ重量を感じる。

行動>>23
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/28(金) 00:17:01.87 ID:Vb48GXgGo
狭い路地を縫うように逃げる
24 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/12/29(土) 16:20:09.36 ID:484ILBU30
翔馬「おっさん!」

翔馬が黒眼の手を握ると、巻き起こった風は黒眼を支えるように渦巻いた。

黒眼「浮いてるガネーーーッ?!」

そこからはただひたすら建物の隙間や狭い小道を逃げ回り、なんとか難を逃れた。

黒眼「空き地……?! 今時こんな昭和っぽい空き地なかなかないガネ」

翔馬「んなことよりおっさん! さっきのあれは何だよ?!」

黒眼「せ、説明すると長いガネ……。それと僕のことはかがみんと」

翔馬「ッるせえ! 早く説明しろ!」

黒眼「ひぃぃぃぃ!!」
25 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/12/30(日) 23:25:32.90 ID:h2R39lLH0
修也の傷が完全に癒え、行動を再開しようとした時だった。

カジハラ「修也、君の異能だが、少し試してみたい」

修也「試す……?」

カジハラは洗練された所作で刀を鞘から出した。あまりにも滑らかな動きだったので修也と京子は見入っていた。

カジハラ「模擬戦とは思わないことだ。私に隙を見せたなら即ち死と思え」

修也「ま、待て! 急に何を言って……くっ!」

悪寒が走った。彼からは確かな殺気を感じるし、そうでない気もする。つまり気を抜けば死ぬと言うのは正しいのだろうと思った。

修也「……【憑依】ッ!!」


指定安価は>>26
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/30(日) 23:36:28.50 ID:BtKIvGBu0
死の軌道(デット・ロード)
目に「その場所にいたら死がくる」場所と強さがわかる能力
その場所はぼんやり光に包まれており、死の可能性が高いほど光がはっきりなる。
27 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/12/31(月) 16:45:05.59 ID:Kzbqw32l0
修也「【死の軌道〈デット・ロード〉】……!」

視界に映るのはカジハラの持つ刀の切っ先から伸びる軌道や周囲の光だった。これは対象からの攻撃およびその危険度を可視化したもので、未来視に近い。

カジハラ「ほう、面白い」

修也「……!」

修也は【死の軌道】から確実に避けなければならない一手のみを避け、予想できる死角へ回り込む。この異能では攻撃手段が徒手のみでそれをカジハラは飄々と躱す。

行動>>28
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/12/31(月) 16:47:58.04 ID:1d/yM8MnO
逃げて煽る
29 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2019/01/01(火) 20:01:18.47 ID:7LRJOS210
修也のとった行動は逃げること。それは自らの後方に危険性のある空間がほぼないと知ってのことだった。

そしてもう1つ。修也は未だにカジハラの分析を出来ていない。高い戦闘能力とそれなりの経験があるのはこれまでの会話から理解はしていたが、どのような気性なのか、弱点はあるのかなどは見えていなかった。
そこで考えついたのは煽りだった。

修也「おいおっさん! 全然当たってねぇんだよッ!! 試すってのはソレをブンブン振り回すことなのかぁッ〜〜?!」

見た目のせいで少しは喧嘩慣れしていた修也でもカジハラに対してそれを行うのは抵抗があった。

カジハラ「……フッ」

カジハラ「フハハハハ!! いや、すまない。私もね、昔は頭に血が上りやすかったんだがな。どうも笑うことしかできないらしい」

カジハラ「しかし、だ。そこまで期待されていたなら見せるしかないか。奥の手なんだけどな」

修也「……ッ?!」

カジハラ「……【かつて在りし友へ〈サマーディ〉】」

視界いっぱい死を意味する青で染まる。
30 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2019/01/01(火) 21:59:48.98 ID:7LRJOS210
雑居ビルの3階から【真・竜化〈ドラゴン〉】を発動している彩を観察する人物がいた。
明らかに戦闘中の彼女を狙って討つということはせず、あくまで観るだけに留めていた。

力「どうだい? 俺はどんな獲物でも構わねぇがよ」

四十万 力(しじま りき)は筋骨隆々の腕で武器になり得るものをいくつも抱えて吟味していた。彼とは利害の一致もほぼなく、ただ殺さない共同体として行動を共にしている。
しかし、いずれかはどちらかが出し抜くのは目に見えていた。

力「へえ、あれは強そうじゃねえか。このナイフで切れるかは知らねぇがな!」

力「俺はもう少しここ漁ってくるがよ、あんたはどうすんだ? まだ覗き見してんのか?」

名前
性別
性格
特徴など>>32
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/01(火) 23:59:17.48 ID:zhXBkzh10
ksk
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/02(水) 00:04:26.78 ID:94x45cg00
名前:星崎 冷香(ほしざき れいか)
性別:女
性格:冷静沈着
特徴:紫髪、ゴスロリ服を着ている。20歳。無表情。拳銃を持っている。
異能は重力を操る能力。
33 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2019/01/06(日) 16:22:01.09 ID:vpGdnUTe0
冷香「……」

フリルのついた、黒を基調としているゴスロリ着。星崎 冷香は少しあどけない顔つきだが、それ以上に無表情で冷静沈着だ。

冷香(きっと1人で戦うのは難しい。信頼できる人間はいるのだろうか)

冷香「……移動する」

力の後を追う。今のうちに彼に変わる人物を見つけなければと。

移動先
空き地へ(翔馬など)
運動公園へ(修也など)
>>34
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/06(日) 16:26:00.82 ID:aNasZgol0
運動公園
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/06(日) 19:34:31.27 ID:JcSsiuvKO
半径10メートルくらいにいる人を自分以外消滅させる
止められない
36 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2019/01/06(日) 19:41:39.89 ID:vpGdnUTe0
修也「……さっきのアレは何だったんだ?」

京子「よかった! 死んじゃったかと思ってたよぉ!!」

カジハラ「手加減したさ。それより覚醒してからの第一声がそれとはな」

一行はすぐ近くの運動公園に移動していた。京子の【原初の手】で傷を塞いだ後でも修也はしばらく目覚めなかった。

京子「カジハラさんは頭に血のぼりすぎ!」

カジハラ「一言もないな。……む。修也、下がっていろ。京子、君もだ」

カジハラの視線の先にいたのは全身にいくつもの刃物を装備した四十万 力だった。

力「へえ、おっさん目ぇ良いじゃねえか!」

カジハラ「そういう君は頭が悪そうだな」

力「あぁッ?! 舐めてんのか?」
37 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2019/01/06(日) 20:18:31.75 ID:vpGdnUTe0
冷香「それでいい……。あなたは怒り狂ったフリをして、わざと隙を作る。逆にそこを突けば……」

力(……お高くとまりやがって)

冷香と力は小型無線を使用しやりとりできる状況にあった。冷香は後方の建物から双眼鏡で観ていた。

力(どうやら相手はあのおっさん……。チッ、強そうじゃねえか)

力は腰にかけていた大ぶりのナイフを一丁抜き出した。本人ですら随分と不自然だと感じたが、持ち歩いている武器装備は全て先ほど潜んでいた建物で入手したものだ。

カジハラ「……」

力「いいなぁッ! お前も刃物か!!」

おもむろに剥き身の刀を向けられ猛るのを隠しきれなくなる。
冷静な判断を心がけていても根は血の気の多い男なのだった。

38 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2019/01/07(月) 22:01:06.06 ID:XlJRO6wG0
力「【鬼化面〈ラーヴァナ〉】ッ!! ぶっ殺してやるよぉぉッ!!」

カジハラ「【鬼化面】……?! そうか、それが呪いの面か」

【鬼化面】とは文字通り、被ると鬼になる面だ。人間離れした身体能力を得る代わりに使用者の精神を徐々に蝕む。

冷香(正直、どちらが勝つかなんてわからない。四十万を騙し討ちしてもあの人達の仲間になれるとも限らないし、あの人達が信頼に足るかもわからない)

冷香「……はぁ」

不意に視線を下げると交戦中の彼らと冷香の中間地点に人影があった。そして一目で漁夫の利を狙っているのだと理解した。

名前
性別
容姿
特徴など>>39
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/08(火) 00:19:09.89 ID:xA324ro3O
名前 川波木 真理萌(かわはぎ まりも)
性別 女
容姿 ショートカットヘア、日焼け肌、長身巨乳
特徴 スポーツ系女子。趣味は釣りで、釣竿を持ち歩いている。
異能 釣竿を振り回し、釣り針を引っ掛けた相手から異能を奪い取る。奪い取った異能は魚の形になる。
異能を取り戻すには自身から抜き取られた魚を食べる必要がある。
40 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2019/01/09(水) 23:33:19.44 ID:vY1o573o0
真理萌「チャンス……! 【異能一本釣〈バンシーフロッド〉】!」

川波木 真理萌は刃を交えるカジハラと力の隙を伺っていた。彼女の【異能一本釣】は文字通り釣竿で異能を釣り上げることで効果が発揮する。といっても、釣り針をかけるのは本体であり異能によって発言したエネルギー体や効果に使用しても無駄である。

【鬼化面】の場合においては、使用者の心象などで形状は違えど被っている本人に釣り針をかけてさえしまえば完全に鬼に堕ちていても強制的に回収することが可能である。

【炎真】や【風陣】などのエネルギーとして出現及び放出したものに対してはただの釣竿に過ぎず、異能の加護があろうと使い物になることはない。

冷香「……」

冷香は過度のストレスを感じた時に左手で服の裾を握る癖があった。それでもなお顔色ひとつ変わることはない。

冷香(三すくみ……。時間がゆっくりになってる……?)

冷香(違う。頭が冴えているんだ。きっと、動くなら今!)

冷香は……

カジハラ

真理萌

>>41
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/09(水) 23:37:23.83 ID:L6hbKhQFO
42 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2019/01/13(日) 20:13:36.02 ID:rYsBeS6Q0
冷香「動くな。……あなたに銃口が向いている」

真理萌「……!」

ゆっくりと、慎重に釣竿を地面に置いた。冷香は釣竿による異能以外の攻撃を考慮しつつ拳銃による牽制を行える距離にいた。

真理萌「誰か知らないけど……何の」

冷香「勝手に喋るな」

真理萌「……」

真理萌は背後から聞こえる冷徹な声に、初めて自分の命を握られているのだと実感した。

冷香「名前と異能を言え」

真理萌「川波木 真理萌。異能は【異能一本釣】……。他の人の能力を釣竿で奪える」

笑いがこみ上げそうになった。自ら考えて実行したことがこれほどまで上手く行くとは思わなかったからだ。

冷香「合図を出したら、それをスーツの男に使え。外せば殺す」
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