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【艦これ】阿武隈「北上さんなんて、大っ嫌いなんだから!」
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1 :
◆axPwtNeSoU
[saga]:2018/12/18(火) 23:35:01.00 ID:VBBUIhpA0
※このSSは、以下の成分を含みます
※地の文
※キャラ崩壊ないし独自解釈
※原作ゲーム一期準拠
※申し訳程度の史実要素
※唐突なシリアス
これらが苦手な人は540゚栗田ターンを華麗に決めてお帰り下さい
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1545143700
2 :
◆axPwtNeSoU
[saga]:2018/12/18(火) 23:37:55.93 ID:VBBUIhpA0
※しまった、書き忘れ
※この作品は、数年前にエタらせてしまった作品の加筆修正・完全版です
※投下中も含め、ツッコミ、感想、雑談等自由にコメントしていただいて結構ですが、万が一前回スレ立て時に既読の方は、ネタバレコメント等避けていただけると幸いです
3 :
◆axPwtNeSoU
[saga]:2018/12/18(火) 23:38:50.96 ID:VBBUIhpA0
「……北上さんのバカああぁっ!! もぉ、大っ嫌い!! 左足の親指から小指まで、全部突き指しちゃえ〜〜っ!」
「あっはっは、またね〜、阿武隈〜」
半泣きしながら走り去っていくお団子ツインテールの艦娘の背中を見ながら、北上がけらけら笑っている。
「……ずいぶんとまあ、個性的な捨て台詞だったな」
「もぅ、北上さんったら。いつもいつも、あの子にちょっかいかけすぎですよ」
提督と大井が呆れ顔で口にする。
「あはは〜、けど阿武隈ってさー、な〜んかいじめたくなるっていうか、ちょっかいかけたくならない?」
「その気持ちはまぁ、解らんでもないが……」
「もう、提督まで……」
複雑そうな表情を浮かべる大井。
「……まあ、艦娘同士の個人的ないざこざにまで口をはさむ気はないが、笑い話で済むくらいにしとけよ? 本気で仲違いして、任務にまで支障をきたすようになったら、冗談じゃ済まんからな」
「そうですよ。必要以上に仲良くなったりする必要はありませんけど、つまらないことで北上さんの評判に傷が付くのは、わたしイヤですからね」
「わーかってますって。提督や大井っちに迷惑はかけたくないしね〜」
ぱたぱたと顔の前で手を振って、金髪ツインテールの走り去った方向を見やった後。
北上はくすりと笑い、少し遠い目をした。
「阿武隈、かぁ……」
4 :
◆axPwtNeSoU
[saga]:2018/12/18(火) 23:40:22.59 ID:VBBUIhpA0
〜軽巡寮〜
「……もうっ! ほんっと何なのよあの人! 布団干すたんびに雨に降られちゃえばいいのに! ついでに毎回傘忘れちゃえばいいのに! きらい、キライ、大っ嫌い!」
「機雷機雷ってうるさいな―。な―に? ま〜た北上さん?」
三段ベッドの下段で枕にぼふんぼふんとパンチを食らわせながら阿武隈が騒いでいると、同室の鬼怒が声をかけてきた。
「そうよ! いっつもいっつも、前髪わしゃわしゃ崩してきたり、からかってきたり、悪戯してきたり! 出撃しても早く帰りたいとかめんどくさいとか、やる気のないことばっかり言うし! そのくせMVPだけはちゃっかり持っていくし! 駆逐艦の子たちのこと、ウザいとか平気で言っちゃうし! なのになんかみんなに懐かれてて、言うこともちゃんと聞かれてて悔しいし!」
「……ああ、羨ましいのか」
「羨ましくなんかないもん! 悔しいだけだもん!」
「……どーでもいいけどあんた達うっさい、特に阿武隈」
最上段のベッドからごそごそと不機嫌そうに顔を出したのは、もう一人の同室の姉、五十鈴である。
「あ、ごめん五十鈴お姉ちゃん、起こしちゃった?」
「そりゃ起きるわよ、あんだけ騒いでたら……。あ―、今から寝直してたら夕方からの出撃間に合わないな―。……いいやもう、シャワー浴びちゃお。なんか飲み物あったっけ?」
あくびをしながら降りてくる五十鈴に、鬼怒が冷蔵庫を指差す。
「さっき見たとき、牛乳2本あったよー」
「ちょっとぉ、鬼怒ちゃん、それ、あたしのなんですけど!?」
5 :
◆axPwtNeSoU
[saga]:2018/12/18(火) 23:42:26.59 ID:VBBUIhpA0
「いいじゃん別にー。言っとくけど阿武隈ちゃん、牛乳飲んだからって、胸部装甲はいきなり厚くなったりしないからね?」
「……べっ、別にそんなので飲んでる訳じゃないもん! 好きだからだもん!」
「あーはいはい、わかったわかった。ムキになんじゃないの。あと、鬼怒も余計なこと言わない。とりあえず一本もらうね」
阿武隈の頭をぽんぽんとはたいて五十鈴が通り過ぎる。ついでに鬼怒の頭には、ぺしっと軽くチョップを喰らわす。
横暴だー、差別だー、えこひいきだー、などと鬼怒が騒いでいるが、五十鈴はそれには取り合わず、冷蔵庫から牛乳瓶を1本取り出した。
キャップを外して牛乳瓶に口をつけると、腰に手を当てて、胸を反らしてぐびぐびと飲み干していく。
牛乳を嚥下していくごとに細い喉がかすかに動くのが、妙になまめかしい。
さらに、ただでさえ豊満な五十鈴の胸部装甲が、胸を反らすとなんというかこう、さらに強調される。
たゆんたゆん。
思わず自分の胸に手を当てて見下ろす阿武隈と鬼怒。
すっとーん。
「あたしも改二になったらちょっとは違うのかなぁ……」
「龍驤さんとかの例もあるからねぇ……」
「馬鹿なことばっか言ってんじゃないの」
ぶはぁ、と息をついて口のまわりの白いヒゲを拭いながら、五十鈴が顔をしかめる。
「とりあえず阿武隈、あんまり度が過ぎるようなら、あたしから北上に言おうか?」
「……ううん、いい」
この程度のことでいちいち姉に頼る訳にはいかない。それこそ北上に、にやにやしながら馬鹿にされるのがオチだ。
いや、案外すんなりと、「あっそぉ? ふーん、解ったよ気をつけるねー」の一言とかで、以後関わってこなくなる可能性も大いにある。
あるのだが。
それはそれでまた、なんか腹が立つ。
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