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【モバマス安価】P「大人アイドルがおかしくなった?」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 00:01:13.93 ID:e0fa9pJv0
志希「うん」
P「なにを飲ませた」
志希「すごい、この情報だけであたしが犯人だって分かるだけじゃなく、その方法まで推測できるんだ」
P「最近のお前はやらかしたら自己申告してくるし、その全部が薬によるものだからな」
志希「にゃはは、それほどでも♪」
P「褒めてない! で? どんな薬を飲ませたんだ?」
志希「飲ませたんじゃないよ。社内に薬が漏れ出ちゃったんだよ」
P「なんてことをしてくれた」
志希「安心して、対象になってるのは大人アイドル+αだから。その匂いを嗅いだら、色々なことが身に起きちゃうの」
P「全然安心できないんだけど。色々って何が起きるんだよ」
志希「それは確かめてみないと分かんないけど。あ! ちょうど被害者がやって来た!」
P「え?」
ちひろ「……」
美城常務「……」
P「+αってあの2人か!?」ガーン
志希「うん。何故か薬の効果でおかしくなっちゃったんだ」
P「いつもの2人に見えるぞ」
志希「様子を見てれば分かるよ」
↓1、2 ちひろ&美城常務がどうなっているか
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1544799673
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 00:03:26.66 ID:XVvX3kVQ0
あすあすらんらんもドン引きなレベルの中二病を発症してる
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 00:05:48.74 ID:BN07BWU4o
肉塊になって弾け飛んだ
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 00:18:19.92 ID:e0fa9pJv0
ちひろ「ふふ……いつ見てもカッコいいなー、この木刀……」
ちひろ「妖刀・鬼切丸……運命すら変えることができる、私の最強の武器……ふふ……」
P・志希「……」
P「なんだあれ」
志希「眼帯をつけてて両手に包帯巻いてるね」
P「修学旅行で買うような木刀も手に持って、惚れ惚れと眺めてるな。なんか飛鳥や蘭子みたいな匂いがするぞ」
志希「その2人がドン引きするレベルだと思うよ、あれは」
P「薬を嗅いだ結果、中二病を発症してしまったというわけか……」
P「ところで美城常務は?」
志希「あ、こっちに近づいてくるよ」
美城「……一ノ瀬志希。ようやく見つけたぞ」
志希「すごい怒ってる」ササッ
P「おい後ろに隠れるな。ちゃんと謝って…」
パァァァンッ
P・志希「!?」
P「……え?」
志希「……」
P「お、おい志希……何が起きたんだ……」
志希「……弾け飛んじゃった」
P「……何が……」
志希「常務」
P「……」
志希「スーツ、血で真っ赤でしょ。肉片もついてるし」
P「そ……そんな、バカな……! お前……これ、どうする…」
シュウウウウウ
P・志希「!?」
P(な、なんだ!? 周りに飛び散った肉塊や血が、常務の元いた場所に集まって……!?)
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 00:41:46.83 ID:e0fa9pJv0
ビチビチビチ
美城「……ふぅ」
P(えええええ!? 元に戻った!? スーツについていた血も一滴残らず!!)
志希「これにはさすがの志希ちゃんもビックリ」
美城「すまない、驚かせてしまったな。私の身に起きているこの現象、そこにいるアイドルが原因だと踏んだのだが」
P「あ……え……」
美城「戸惑ってしまうのは分かるが、なるべく早く落ち着いて状況を飲み込んでほしい。今のは5分おきに起こる」
P「ご、5分おき……」
ちひろ「時空斬!!」ヒュンッ
美城「そこで木刀を振り回している千川ちひろも、一ノ瀬志希が原因ではないかと思い連れてきたのだが」
P「は、はい、そうです。どうやら一ノ瀬は開発していた薬品を、社内に漏らしてしまったようで」
P「ちょうど今、自己申告してきたところなんです」
美城「やはりか……」
P「おい志希、謝れ! いやその前に常務とちひろさんを治してやってくれ!」
志希「体が弾け飛ぶ感覚ってどんな感じ? 痛い?」
P「そんなこと聞いてる場合か!! 早く治す方法を教えろ!」
志希「ごめんなさい。んーと、たぶん男の人との粘膜接触で治るはず」
P「はあ?」
美城「そうか」グイッ
P「!!」
美城「すまない、君が起こした問題ではないというのは重々承知している」
美城「しかし、君の担当しているアイドルが起こしたのは事実だ。私のために唇を貸してくれ」
P「え……」
美城「頼む、早くしないとまた爆発する。今度は間近で血しぶきを浴びることになるぞ」
P「そ、そうですね……分かりました」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 01:03:24.19 ID:e0fa9pJv0
P「志希、本当に粘膜接触で元に戻るんだな? 冗談じゃないんだな?」
志希「冗談ではないよ、本気」
P「よし……いきます常務」
美城「ああ」
チュッ
パァァァッ
P(うわっ! 常務が光った!?)
美城「……」
P「……ど、どうですか常務。治った感じはありますか?」
美城「これといった変化は見られない。そろそろ爆発の時間だ、それを過ぎてどうなるかだが」
美城「私はここで結果が出るまで待機している。今の内に千川ちひろも治してやれ」
P「え? は、はい……」
志希「常務、体が弾け飛ぶのって痛い?」
美城「君はもう少し態度というものを改めたらどうだ。多大な迷惑をかけたという自覚はないのか」
美城「会議中にいきなり爆発して私自身も動揺する中、狼狽える社員相手に咄嗟の機転をきかせ『一発ギャグ』だと苦しすぎる説明をしてきたんだ」
美城「会議室に戻ったらまた……いや、下手をすればこれからずっと奇妙なものを見る目で見られてしまうのだ。どうしてくれる」
志希「一発と爆発をかけてる! 上手い!」
P「いい加減にしろ志希。すみません常務、こいつの名前出せば納得してもらえないでしょうか」
美城「そうさせてもらう」
ちひろ「痛っ……やば……抑えてたもの、暴れ出しちゃった……!」
P「さて、次はちひろさんか」
グイッ
ちひろ「!?」
P「こうしないと戻らないんです、ごめんなさい!」
チュッ
パァァァッ
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 01:20:27.89 ID:e0fa9pJv0
ちひろ「……あれ? 私、何をやって……」
P「よかった、元に戻ったみたいですね……」
ちひろ「へ? ちょ、ちょっと……なんで抱き寄せられてるんですか!?」ジタバタ
P「お、落ち着いて! 全て説明しますから!」
――――
ちひろ「そ、そんなことしてたんですね……お恥ずかしい姿を見せてしまいました……」
P「ちひろさんのせいじゃないので」
志希「ごめんなさい」
ちひろ「……」
ちひろ(そっか、治すためにキスを……プラマイして、ちょっとプラスかも)カァァ
P「どうしました? まさかまだ変に……」
ちひろ「いえ! すっかりいつも通りですよ! それより5分おきに爆発する常務はどこへ?」
P「治ったと分かったらすぐに会議室へ戻りました。志希、機を見計らってもう一度謝って来いよ?」
志希「うん」
P「さて……探すか……」スッ
ちひろ「探す? 誰をですか?」
P「志希の薬を嗅いでおかしくなった大人アイドルですよ。ちひろさんや常務みたいにヤバいことになってると思うので」
P「改めて、ご迷惑をおかけしてすみませんでした」ペコリ
志希「ごめんなさい」ペコリ
ちひろ「いえ……」
スタスタ
志希「待ってー、あたしもついてくー」タタタタッ
P「常務のとこ行ってこいよ」
志希「会議が終わるまでだから♪」
ちひろ(……これ以上は、誰もおかしくなってませんように)
ちひろ(包帯とか片づけてこよ)スタスタ
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 01:24:33.77 ID:e0fa9pJv0
――――
P「営業に行ってる大人アイドルもいるのが幸いだな」
志希「だねー、キミの労力が最小限で済むよう祈ってるね」
P「俺はこういう問題を起こすのが今日限りであることを祈ってるよ」
志希「あ」
???「……」
志希「見て見て、あの人いつもよりおかしくない?」
P「……そうだな」
↓2 大人アイドル1人
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 01:25:40.79 ID:QvaAtZYVo
ユッキ
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 01:25:56.23 ID:KK++Y2i6O
しゅがは
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/12/15(土) 01:30:21.31 ID:p6HWY3cV0
むしろメリットになって元に戻ろうとしない人がいたら面白い
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 01:33:34.06 ID:+mOtbsWDO
わかるわ
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 01:35:48.59 ID:e0fa9pJv0
心「……」スタスタ
P「いや、おかしいか? いつもと変わらないような気がするけど」
志希「絶対おかしい。あたしの嗅覚がそう言ってる」クンクン
P「匂いが違うのか」
志希「かなり。常務とちひろさんの匂いもいつもと違ったし」
志希「なんかねー、獣臭がするんだよ。微かにだけど」
P「全然気がつかなかったぞ」
志希「志希ちゃんじゃないと分かんないのかも」
志希「あっ! しゅがーはぁとがこっちに気づいたよ」
P「!」
志希「近づいてくる」
↓2 心がどうなっているか
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/12/15(土) 01:43:12.90 ID:p6HWY3cV0
安価下
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 01:43:21.04 ID:M8xYQZMrO
語尾の☆が☆☆★になる
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 01:47:12.65 ID:e0fa9pJv0
今日はここまでにします
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 02:30:54.28 ID:IlpBT1eRO
絡みがしつこそう
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 13:15:41.23 ID:ryYIXGRno
ウザさ倍増や
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 21:06:07.56 ID:e0fa9pJv0
心「おーっす☆☆★」
P「……」
心「どうしたどうしたー? はぁとの顔に何かついてる?」
P「いや……なんか……」
心「気になることがあるなら言えよ☆☆★ このこの☆☆★」グイグイ
P「うん、やっぱりおかしくなってるな」
志希「だから言ったじゃん」
心「何が何だか分かんないんだけど☆☆★」
P「自分で気づかないのか。ノリがいつもと違うぞ」
心「え?」
P「なんというか……若干未央っぽくなってるよな」
志希「語尾についてる☆が多い気がするねー」
P「☆?」
志希「こっちの話」
心「んー。そういえば、自分ってこんな感じだっけ? って思うかも」
P「実はな、かくかくしかじかこういう事があって」
心「なにそれプチバイオハザードじゃん」
P「だから、おかしくなってる大人アイドルを元に戻してる最中なんだよ」
心「ふーん……でも、はぁと特に困ってないしなー。キスまでして治すことなくない?」
心「プロデューサーがどうしてもって言うなら、してあげてもいいけど♡」ウインク
P「とりあえず違和感を具体的に話してくれないか? これから先困るかもしれないし」
心「流れを無視すんなし。えっと、なんとなーくだけど、ニックネームをつけたくなるかも」
P「ニックネーム?」
心「そう。すれ違った人とか、鳥とか、自販機とかに」
志希「手当たり次第じゃん」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 21:28:39.26 ID:e0fa9pJv0
心「まさしくそれ☆☆★ あとは、いつもよりスキンシップをとりたくなる」
心「さっきまで営業に行ってたんだけど、一緒に仕事をしたアイドルの娘たちをやたら『ぎゅっ』てしたくなったし」
心「てか実際にしちゃったし☆☆★」
P「なるほど、未央っぽいな」
志希「それだけ?」
心「それだけ。困らないでしょ?」
P「……俺は困る」
心「!」
P「佐藤心というアイドルがぶれてしまうからな。外部からの力によって無理やりプラスされた個性なんて、本物の個性とは言えない」
P「だから、俺はすぐにでも元に戻ってほしいよ」
心「……プロデューサー……」
P「もっとも、心が今のままでいいと言うなら無理強いはしないけど」
心「……」
心「……だな。はぁとははぁとであって、未央ちゃんではないし」
心「ずっとこのままだったら、ファンのみんなもきっと戸惑っちゃうな」
P「ああ」
心「ようし、分かった! さっさと治して☆☆★ お願い☆☆★」
P「任せてくれ。こんな方法しかないのは申し訳ないが」
心「気にしないって。ちょっとドキドキするけど☆☆★」
心「さあ、誓いの口づけを」
P「何にも誓わないぞ」
チュッ
パァァァッ
心「ふぅ……これでいいの?」
志希「うん、オッケー♪」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 21:35:58.62 ID:e0fa9pJv0
心「あっ、ホントだ。そこにある自販機を見ても『飲み物出すマン』とか言いたくならない」
P「ネーミングセンスが壊滅的だな」
心「はぁともそう思う。それも薬のせいだったんだろーな」
心「じゃ、そろそろ次の仕事に行かなきゃなんで、またな☆ プロデューサーとのキッス、次にする時までずっと覚えとくぞ☆」
P(次
)
志希「改めてごめんなさい」
心「ま、若いうちはたくさん失敗しとけ☆」
P「」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 21:36:29.97 ID:e0fa9pJv0
途中送信しました
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 21:59:52.52 ID:e0fa9pJv0
心「あっ、ホントだ。そこにある自販機を見ても『飲み物出すマン』とか言いたくならない」
P「ネーミングセンスが壊滅的だな」
心「はぁともそう思う。それも薬のせいだったんだろーな」
心「じゃ、そろそろ次の仕事に行かなきゃなんで、またな☆ プロデューサーとのキッス、次にする時までずっと覚えとくぞ☆」
P(次?)
志希「改めてごめんなさい」
心「いいって。若いうちはたくさん失敗しとけよ、成長に繋がるからさ☆」ウィンク
P(志希はそのケースに当てはまるのだろうか)
――――
P「比較的小さな変化でよかったな」
志希「ちょっと残念かも」ボソッ
P「は?」
志希「にゃんでもない」
P「しっかり聞こえたぞ。そういや今回の問題を引き起こした志希に対して、どんな処罰を下すか考えてなかったな」
志希「ああ! この微かな獣臭は、薬の効果でおかしくなった大人アイドルが近くにいる証拠だよ!?」
P「話を聞け!」
志希「ほらほら、いたよ! あの人だよ!」
P「全く……どこだ?」
↓2 大人アイドル1人
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 22:00:34.84 ID:wUVNgnsEO
早苗さん
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 22:00:36.99 ID:ne754sT7O
志乃さん
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 22:00:37.24 ID:M8xYQZMrO
kskst
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 22:06:40.62 ID:e0fa9pJv0
志希「あー、角を曲がっちゃった」
P「追いかけよう。誰だったんだ?」スタタタッ
志希「ワインの匂いが染みついてる人」スタタタッ
P「志乃さんか、了解」
P「いた! 志乃さーん! ちょっと待ってください!」
志乃「……」
↓2 志乃がどうなっているか コンマ一桁が偶数だと効果を気に入っている 奇数だと困っている
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 22:07:59.48 ID:QvaAtZYVo
下戸に
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 22:08:05.01 ID:kVT5l6+DO
逆の意味でおかしくなるアイドルとかも希望
千夏→唯のみしか害を与えない
美優→仁奈のみふひひ★
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 22:08:31.57 ID:a2jUfPtaO
飲み物が全てノンアルコールになってる
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 22:13:34.55 ID:e0fa9pJv0
安価は
>>30
でいいのでしょうか?
書き進めていきますが、何かあればレスしていただけると
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 22:16:16.84 ID:Pav5Hsr3o
お酒を避けてる!?
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 22:28:32.98 ID:e0fa9pJv0
志乃「……あら……私に何か用……?」クルッ
P「志乃さん!? 顔色が悪いですけど大丈夫ですか!?」
志乃「ええ……色々あってね……」
P「話してもらえませんか。実はこういうことがあって」カクカクシカジカ
志希「ごめんなさい」ペコリ
志乃「……そうだったの……私の身に起きていることは、志希ちゃんの薬のせいなのね……」
志乃「ふふ、安心したわ……てっきり、神様が私に罰を与えているのかと……絶望していたの……」
P「何が起きているんですか? よほどのことでしょう」
志乃「そうね、よほどのこと……飲み物がね……」
P「飲み物?」
志乃「飲み物……飲み物が全て……ノンアルコールになっているの……」
P「ど、どういうことですか」
志乃「例えば、このワイン……」スッ
志乃「グラスに注ぐわ」コポポ…
志乃「飲んでみて……」スッ
P「え。いや、まだ昼間ですから」
志乃「お願い」
P「……はい」
ゴクリ
P「……?」
志乃「どう?」
P「いや……これ、ただのブドウジュースですよね?」
志乃「いいえ、ワインよ。正しくは『ワインだったもの』」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 22:35:56.13 ID:M8xYQZMrO
これには酔乙女一同も真っ青
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 22:35:58.16 ID:kVT5l6+DO
……すまんかった
あと、ウェルチのコンセプトがワインなる前のぶどうジュースだったな
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 22:41:21.64 ID:e0fa9pJv0
P「???」
志乃「その証拠に……志希ちゃん、このワインをグラスに注いでくれるかしら……」スッ
志希「はーい」
コポポ…
志乃「プロデューサーさん……志希ちゃんからワインを受け取って、飲んでみて……」
P「は、はい」スッ
ゴクリ
P「!!」
P「ワ、ワインだ……」
志乃「手品じゃないわ……私が飲み物を注ぐと、ほんの少しのアルコールも除外してしまう……」
志乃「どういう仕組みかは分からない……魔法みたいね……」
P「そうか。だからそんなにフラフラしてたんですね」
志乃「お酒が飲めない辛さ、痛いほど味わっていたわ……」
P「というか平日の昼間から飲まないでくださいよ」
志乃「……」
志乃「はぁ……辛い……お酒が飲みたい……」
P(無視)
志乃「志希ちゃん……どうすればこの苦しみから解放されるのかしら……」
志希「あっという間に解決するよー。男の人と粘膜接触すればいいの」
志乃「……そうなの……」スッ
グイッ
P「!」
志乃「お願い、プロデューサーさん……私と口づけを……」
P「は、はい。もちろんですけど……」
P(弱々しくなってるせいか、大人の女の色気が……)ドキドキ
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 22:44:03.83 ID:mKevKnRro
瞳子さんがファーストデビュー当時の姿に戻ってるのとか見たいな
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 22:56:36.20 ID:e0fa9pJv0
志乃「ありがとう……」
チュッ
パァァァッ
P「……」
志乃「……」
P「……」
P(長くない?)
ムチュ
P「!?」
P(この人舌を入れてきた!! くっ、しっかり抱き着いてて離れない!!)グイグイ
P(弱ったふりしてまだこんな力が……!)
志乃「……」ギュウウウ
P「んー!! んー!!」ジタバタ
志希(わーお、子供は見ちゃいけないやつだー)
パッ
P「はぁ……! はぁ……!」
志乃「ふふ……ごちそうさま……」ペロリ
P「な、なんで舌を……」
志乃「きっと、酔っぱらってるせいね……」
P「あなた今ノンアルコールしか飲めないでしょう」
志乃「いいえ、志希ちゃんの言ったことが本当なら」コポポ…
ゴクリ
志乃「……はぁぁ……美味しい……♪ 呼吸のために、水中から顔を出したような感覚……」
志乃「復活したわ」フフ
志希「わー」パチパチパチ
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 23:13:16.11 ID:e0fa9pJv0
志乃「ありがとう。あなたのおかげで、お酒のありがたみが改めて分かった」
志希「ううん、志希ちゃん悪いことしちゃったんだし、お礼言う必要はないよ?」
志乃「それでも言いたいの」クスッ
P「と……とにかく、戻ったのはよかったです。けど志乃さん、昼間からお酒は……」
志乃「今日はオフだから。大目にみてくれない?」
P「……分かりました」
志乃「ありがとう。じゃあ、私はこれで」
スタスタ
志希「ねーねー」
P「ん?」
志希「大人のキスってどんな感じなの?」
P「志希にも好きな人ができれば分かるよ。それより、今のは誰にも言わないでくれよ」ヒソヒソ
志希「あたしへの処罰を軽くしてくれるなら」
P「もう問題を起こさないなら考える」
志希「善処します♪ 取引成立だね」
P「してないだろ。善処じゃなく絶対にしないようにしろ」
志希「はーい」
P「気の抜ける返事だな……」
――――
志希「くんくん」スンスン
P「獣臭するか?」
志希「今のとこしないね」
P「そうか……。あれ? そういえば、そろそろ会議が終わる頃だな」
志希「!!」
P「志希、俺の手伝いはいいから謝って来い」
志希「くんかくんか! くんかくんかくんか!」スンスンスンスン
志希「いた! こっちから獣臭がするよ!」スタタタッ
P「お、おい! 逃げるための口実じゃないだろうな!」
↓2 大人アイドル1人
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 23:14:00.42 ID:2mVpIYzSo
ksk
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 23:14:10.08 ID:mKevKnRro
瞳子
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 23:22:43.77 ID:e0fa9pJv0
瞳子「……」
志希「口実じゃないよ、あのアイドルだよ」
P「瞳子さんか。間違いないな?」
志希「志希ちゃんの嗅覚に狂いはない!」
P「じゃあ行こう」スタスタ
P「すみません、瞳子さん。何か困ってることありますか?」
↓2 瞳子がどうなっているか コンマ一桁、偶数が効果を気に入っている、奇数が困っている
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 23:23:31.48 ID:lV6mmUMFo
ksk
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 23:23:38.70 ID:pALeIhUTo
ファーストデビュー当時の姿に
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 23:38:06.11 ID:M8xYQZMrO
やさしい
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 23:39:25.86 ID:AnIxY2+Mo
いやこれ明らかに飛行機か別端末……
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 23:40:52.28 ID:e0fa9pJv0
瞳子「……」クルッ
P「……」
P(あれ? 瞳子さんってこんな身長だっけ。少し低いような)
P(顔のパーツも、幼くなっているような気がするぞ)
瞳子「どうかしら」
P「え」
瞳子「この姿を見て、どう?」
P「可愛いです」
瞳子「ふふ、ありがとう」ニコッ
P「ええっと、これは……」
志希「肉体が若くなってるね。おそらく高校生くらいの年齢だよ」
P「ああ、だから幼く見えたのか」
瞳子「志希ちゃんが一緒にいるということは、この現象は……」
P「はい。実は……」カクカクシカジカ
瞳子「やっぱり」
志希「ごめんなさい」ペコリ
瞳子「気にしないで。さっき営業が終わって、もうお仕事はないの」
瞳子「お客さんを戸惑わせることはないわ」
P「でも志希が迷惑をかけたことには変わりないので……すみません」
瞳子「いいのよ。ちょっと楽しいし」
P「へ?」
瞳子「この姿、懐かしくて……ずっと鏡で見てたの」
瞳子「たぶん、私がちょうどファーストデビューした当時よ」
P「へえ、そうなんですか」
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 23:59:21.10 ID:e0fa9pJv0
志希「こんなにキュートなのに人気出なかったの?」
瞳子「ええ。詳しくは話せないけど、上手くいかなかった」
瞳子「毎日が夢に満ち溢れていたけど、挫折してやめてしまう頃には、何にも期待できなくなっていて」
瞳子「あの時、スカウトしてくれたのがプロデューサーさんだったら。志希ちゃんたち346プロのアイドルが仲間だったら」
瞳子「どうなっていたのかしらね」
P「……」
志希「ねえねえ。この姿になって楽しいんだよね?」
瞳子「え? ええ……」
志希「じゃあさ、せっかくだし色んな服着てみれば? もっと楽しいんじゃない?」
瞳子「え……」
志希「いいよね?」
P「ああ。瞳子さんさえよければ、どんなものでも貸しますよ」
瞳子「……それなら、お言葉に甘えようかしら」
――――
瞳子「どう?」
P「すごくよく似合いますよ」
瞳子「あ、ありがとう……」ポッ
志希「じゃー次の服いってみよー」
瞳子「ええ」
――――
瞳子「……」
P「すごく可愛いです」
瞳子「ありがとう。だけど、可愛すぎない?」
P「そんなことないですよ」
瞳子「そう……姿は高校生だけど、中身は大人だから、こういう服に抵抗があるのかも」
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/16(日) 00:12:34.23 ID:lnE5QHKo0
P「まあ仕方ないですね」ハハ
瞳子「そうね」フフ
志希「次はこの服とかどう?」
瞳子「挑戦してみる♪」
P(ノってきたかな)
――――
瞳子「〜♪ 〜♪」
P(これは、一昔前に流行ったアイドルの曲か)
瞳子「……ふぅ」
志希「ぱちぱちぱちー」パチパチパチ
瞳子「あはは……思い切り歌っちゃった」
P「よかったですよ」パチパチパチ
瞳子「嬉しいわ♪」
瞳子「ねえ、お願いがあるんだけど……外に出てみてもいい?」
P「外ですか」
瞳子「ワガママよね。でも、もうちょっとだけ浸りたいの」
志希「うーん、残念だけど時間切れかも」
瞳子「え?」
志希「ちょっとずつだけど、中身も高校生に戻ってるんだよね。あと30分もすれば完全に高校生モードだよ」
P(言われてみれば、普段の瞳子さんとは思えないくらい無邪気に笑ってたな)
瞳子「そうなの……」
P「それじゃ意味ないですよね」
瞳子「ええ……仕方ないわね。この姿ともお別れ」
瞳子「そもそも、もう一度この姿になれるとは思ってもみなかったんだけど」
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/16(日) 00:24:43.15 ID:lnE5QHKo0
瞳子「ありがとう志希ちゃん。ほんのちょっとだったけど、楽しい時間を過ごせた」
志希「いえいえ♪」
P(得意げになるな、と言いたいけど、今回は見逃そう)
瞳子「確か元に戻るには、プロデューサーさんとキスをすればいいのよね?」
P「はい。本当にすみません」
瞳子「謝ることないわ」
瞳子「……」
P「瞳子さん?」
瞳子「ごめんなさい。最後にこの姿を、もう一度だけ目に焼きつけておきたくて」
瞳子「……ふふ」ニコッ
P(なにか思うことがあるんだな)
瞳子「それじゃ、お願いしようかしら」
P「はい。いきます」
瞳子「私のファーストキス、もらって」
P「え?」
瞳子「この頃の私は、男の人と一度も付き合ったことがなかったから」
瞳子「ということは、ここでキスをすると、私の人生の初キスは貴方になるのかしら?」
P「……」
瞳子「なんてね」クスクス
瞳子「お願いします」
P「あ、はい……」
P(なんかやりにくいな)
チュッ
パァァァッ
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/16(日) 00:38:01.58 ID:lnE5QHKo0
瞳子「……」
P(元の瞳子さんだ)
P(……ん?)
志希「完璧に元通りだよー」
瞳子「そ、そうね……」ギチギチ
瞳子「……キスする前に、服を着替えておくべきだったわ……」カァァ
P(ミニスカートが超ミニスカートになってる!!)
P「志希! 服を!」
志希「ほーい」スタタタッ
P「とりあえずタオルをどうぞ!」スッ
瞳子「ありがとう……」
P「いえ、俺も予測できてなかったので……」
――――
志希「失礼しましたー」
P「どうだった?」
志希「めっちゃ怒ってた」
P「だろうな」
志希「でも『今後は気をつけたまえ』って許してくれたよ」
P「本当に気をつけてくれよ? せめて常務は巻き込まないでくれ」
志希「むむっ!」ピクッ
P「どうした」
志希「変になったアイドルの反応! こっちから漂ってくる!」
P「まだいるんだな……」
志希「移動してるっぽいよ! 早く追いかけないと!」クンクン
↓2 大人アイドル1人
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/16(日) 00:39:19.91 ID:k01e8Jqm0
日下部若葉(20)
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