【ポケモン」主人公「安価で初期設定を決めよう」

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12 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2018/12/14(金) 17:28:06.96 ID:TEHZFgd9O

セレナ

13 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2018/12/14(金) 18:02:27.88 ID:HUFkLh6m0

ん？セレナって原作と言うかアニメでおらんかったか？

14 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2018/12/14(金) 18:27:28.85 ID:3vUXQDQdO

まあイエローの名前も漫画版のキャラから出してそうだしな

15 ： ◆kav22sxTtA [saga]：2018/12/18(火) 07:54:26.06 ID:8hP83JQE0

いい加減このやりとりも何度目だろうか。
　私がポケモンハイスクールに入学してから1年半。確かに私は未だに１体もポケモンを持っていない。大体の生徒は入学前の時点で所持しているし、そうじゃなくても入学後に学校側からポケモンは貰える。
　だからそれをわざわざ断って未だにポケモンを持っていない私に「意識が低い」と憤るセレナの気持ちは、私自身わからなくはないのだけど。

「3年生に上がるまでには捕まえるからさ。それでいいでしょ？」

「遅すぎますわ。本当にポケモンを捕まえる気があるのなら、今日の課外授業で捕まえなさい。もし明日までにポケモンを捕まえていなければ、私の人脈を使って貴女を退学に追い込む事もあると思っていなさい。それでは」

言いたいことは言い切った、とばかりに満足気にセレナが自分の席へ戻って行く。
しかしそうか、すっかり忘れていたけど今日は課外授業だった。

16 ： ◆kav22sxTtA [saga]：2018/12/18(火) 21:34:25.61 ID:eTH4C5O3O

確か今日の課外授業はミアレシティから南にあるハクダンの森の探索だ。野生のポケモンのゲットや別のトレーナーとのバトルが主な目的とされている。

「ま、私には関係ないんだけど…」

無論、ポケモンを持ってない私はバトルもゲットもできない。一応捕獲用にモンスターボールは持っているけど、使うことはまずないだろう。

「はいおはよー。それじゃあ早速課外授業行くぞー。準備しろ準備ー」

始業のチャイムがなると同時に、担任教師がドアを開けて現れた。
それに応じて生徒達もバタバタと席を立つ。殆どの生徒は口では「めんどくさい」とか「歩いてくのいやだな」なんて言ってるが、どこか楽しそうに見える。
確かに、1日中教室でバトル理論やら育成理論やらの勉強よりはよっぽど楽しいだろう。
ただ１つ、明らかに皆んなとは違う、ニヤニヤと薄ら笑いを浮かべているセレナ達がが気になったーーー。