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【安価】勇者「くっ……」魔王「トドメだ!」>>2「待て!!」
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16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/12/01(土) 21:16:15.79 ID:xuRdNA+w0
ロム・ストール
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/01(土) 21:50:39.60 ID:9H53Wmako
勇者「そ、僧侶……!」
僧侶「すみません勇者様、我慢できずにここまで来てしまいました」
勇者「俺が勇者として旅に出る前、私もついて行くと詰め寄ってきて、危険だから待っててくれって言っても全く聞く耳持たないから当て身で気絶させた、俺の幼馴染……」
勇者「あれだけ、待ってろって、言ったのに……」
魔王「はいはい勇者の仲間ってことでしょ」
僧侶「今回復させます! 全体回復魔法!」パァァ!
戦姫「……! 怪我が治った!」
王子「これならボク達もまた戦える!」
大魔王「ふむ、お前達との共闘も悪くは無いな」
ライバル「これで6対1だ! 勝負あったな!」
勇者「……あの、もうちょっと回復魔法かけてほしいんだけど……」
勇者「僧侶のレベルが低すぎて、回復量が、追いついてない……ゲホッ」ヨロヨロ
僧侶「行きましょう皆さん! 今こそ魔王を倒す時です!」
魔王「ちっ、これだけの数を相手にするのは厄介だな……」
勇者「ねえ、回復魔法、かけて……」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/01(土) 21:53:12.01 ID:9H53Wmako
大魔王「俺が突破口を作る! 皆は追撃を頼む!」
大魔王「束縛魔法!」バシュッ
魔王「くっ!? 小癪な……!」
大魔王「俺の魔力でも、貴様を少しの間動けなくするだけなら可能だ」
大魔王「さあ行け!」
王子「うおおお!」バババ
ライバル「くらええ!」ブンッ
魔王「ううっ! だがこの程度、防御で凌げる!」
戦姫「だったら私が、その防御を打ち崩す! くらいなさい!」ドゴォン!
魔王「うわっ!?」フラッ
僧侶「今です勇者様! トドメを!」
勇者「い、いや、回復魔法……わ、わかった! トドメ、だな!」フラフラ
勇者「おりゃあ!」ブンッ
魔王「……うおおお!」ブチブチィ!
大魔王「束縛魔法が!?」
魔王「そんな攻撃、当たらぬ!」サッ
ザシュ!
ライバル「痛ぇ! テメー何しやがる!」ブンッ
ザシュ!
勇者「ぎゃあああああああ!!?」
僧侶「ああ! 勇者様!!」
王子「勇者クンがまたやられた!」
ライバル「くっそー! 魔王、よくも勇者を!」
勇者「こ、攻撃したの、お前だろ…………」
魔王「小煩いハエどもめ! 今すぐ黙らせてやる!」
魔王「極大落雷魔法!」
大魔王「まずい! みんな俺の後ろに来い!」
ササッ
勇者「ま、待って」ヨロヨロ
大魔王「防御魔法!」ガキィン
勇者「ちょ、このままだと、俺まともにくらう」
魔王「消え去れぇ!!」
ズガガガガガッ!
大魔王「くうっ!!」
勇者「うぎゃあああああああ!?」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/01(土) 21:55:26.33 ID:9H53Wmako
大魔王「な、なんて威力……防いでもこのダメージとは……」ガクッ
戦姫「そ、そんな、全員でかかっても勝てないなんて……」ガクッ
僧侶「うう、み、皆さん……力が及ばす申し訳ありません……」ガクッ
魔王「魔法で防いだおかげで命拾いしたか。だが今は勇者にトドメを刺さねばな」
勇者「…………」
魔王「(ええと、こいつが勇者だよね? んー……うん、勇者以外はあっちにいるし、こいつが勇者だな)」
魔王「トドメだ!」
>>20
「待て!!」
魔王「ええい、何人来るんだよ!」
勇者「おまえ、は…………
>>20
」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/01(土) 21:55:39.08 ID:fl5fjeKdO
ノルウェージャンフォレストキャット
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/01(土) 21:55:41.51 ID:FTuSGuDo0
勇者の母
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/01(土) 21:59:56.63 ID:oyQc1dGLO
この勇者、死んでも蘇らせて攻撃受けそう
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/01(土) 22:44:02.79 ID:9H53Wmako
ノル「にゃあ」
魔王「なんだ猫か」
ノル「ただの猫だと思ってもらっては困るにゃ」
魔王「猫が喋った!」
勇者「お前は……もしかして、あの時空腹で行き倒れていたところを保護したスコティッシュフォールドか」
ノル「違うにゃ」
勇者「じゃあ、野良犬に襲われていたところを助けたアメリカンショートヘアか」
ノル「それも違う」
勇者「ええと、だったらお魚咥えたところを裸足で追っかけた……」
ノル「違うつってんだろ。私が川で優雅に泳いでいたところをお前が溺れていると勘違いして川に飛び込んで逆にお前が鎧の重さで溺れたあの時のノルウェージャンフォレストキャットだよ」
勇者「あ、ああ、あの時のあいつか、溺れてる俺を横目にお魚咥えてそそくさと立ち去って行ったあいつか……」
ノル「つか見ればわかるだろ。毛並みでわかるだろ」
勇者「す、すまん、ダメージ受けすぎて、目が霞むんだ……」
ノル「そこまでダメージを追っていたとは……魔王、許さんにゃ!」
魔王「ふん、喋れると言ってもただの猫が俺に敵うとでも?」
ノル「言ったはずにゃ、ただの猫と思っては困るとな!」
ノル「私の実力、しかとお見せしよう」
魔王「面白い、かかってくるがいい!」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/01(土) 22:46:28.16 ID:9H53Wmako
ノル「……」
ノル「ごろにゃあーん♪」スリスリ
魔王「!?」
ノル「ふにゃああ♪」ゴロゴロ
魔王「な、なんてことだ」
魔王「この俺が……ナデナデモフモフしたい欲望に駆られている!!」ウズウズ
勇者「…………」
ノル「(今にゃ!)」
勇者「(えっ! お前テレパシー使えんの!?)」
ノル「(私にかかれば軽いもんにゃ)」
ノル「(しかしこの魔王、かなりの実力者にゃ、普通はあっという間に私をモフモフしてくる所を、ああやって自制しているとは)」
ノル「(魔王が自制心と戦っているうち早くトドメを刺すんだにゃ! でないと……)」
戦姫「……」ウズウズ
僧侶「……」ウズウズ
ノル「(味方が私をモフりに来てしまう!)」
勇者「(わ……わかった!)」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/01(土) 22:49:10.47 ID:9H53Wmako
勇者「魔王! 覚悟しろ!」ダッ
魔王「はっ!? いつの間に!」
勇者「うぐっ」ヨロッ
ゲシッ
ノル「ぎにゃあああ!?」
勇者「あ、しまった、尻尾踏んじゃった……」
戦姫「こらああああああ!!!」
ドゴォッ!
勇者「げっふうう!?」
戦姫「あなた、何猫ちゃんいじめてるのよ!」ドゴドゴ
勇者「いや待って、これは事故……」
僧侶「勇者様! なんて酷いことを!」ドゴドゴ
勇者「ぎひぇっ!?」
僧侶「あなたは、そんな弱いものいじめするような人では無いと思っていましたのに!」ドゴドゴ
勇者「まって、ふたりとも、たたくのやめて、しぬ」
魔王「……」
ノル「……」
勇者「」
戦姫「……はっ!? 勇者、その怪我は一体どうしたの!?」
僧侶「まさか魔王に……くっ、なんてことを!」
勇者「お前ら…………」
魔王「危ないところだった、猫の魅力がこれ程とは」
魔王「だがそれも打ち破った! 同じ手は何度も効かぬ!」
ノル「くう……魔王の実力を見誤っていたにゃ……」
大魔王「魔王は強敵だ……そんな色仕掛けで倒せるほど甘くはない」
ライバル「くそぉ! 何か、何か打つ手は無いのか!」
僧侶「くう、私にもう少しMPがあれば回復魔法が使えるのに……」
魔王「……さ! トドメだな!」
勇者「俺の前に、あいつらを殺せ……」
魔王「(なんか物騒なこと言ってるけど、まあどうでもいいや)」
魔王「トドメだ!」
魔王「って言ったら……」
>>26
「待て!!」
魔王「来ると思ったよ、で、誰?」
勇者「
>>26
……」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/01(土) 22:49:26.44 ID:1ovGUB6ro
本郷猛
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/01(土) 22:53:27.47 ID:2x89RhDDO
超魔王
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/01(土) 23:12:59.96 ID:9H53Wmako
本郷猛「ついに見つけたぞ!」ブロロロロ
ゴシャッ
勇者「がはっ!?」
本郷猛「貴様、ショッカーの一味だな!」
勇者「い、いま、バイクで俺を轢いた」
魔王「ショッカーって何」
本郷猛「悪は許さん! 行くぞ!」
本郷猛「ライダー、変身っ!」カッ
仮面ライダー「ふんっ!」
魔王「何、変身しただと!」
仮面ライダー「くらえ、必殺!」
仮面ライダー「ライダー、キィーーーック!!」
ドゴォッ!
魔王「ぐっ……」
仮面ライダー「……!? 爆発しない、だと!」
魔王「その程度の飛び蹴り、躱すまででも無いわ」
仮面ライダー「なんという事だ……!」
魔王「解除魔法、くらえ!」ブオッ
仮面ライダー「うわああ!?」ドサッ
フッ
藤岡弘、「……な!? 変身が解けている!?」
大魔王「あれは……いかなる強化も打ち消す解除魔法!」
王子「まだそんな隠し玉を持っていたのか!」
ノル「魔王の実力、計り知れない……にゃ」
魔王「貴様この世界の人間ではないな」
魔王「元の世界へ還れ! 次元魔法!」カッ
藤岡弘、「うああああ! セガサターンシローーーー!!!」
バシュン!!
魔王「……さて、邪魔者は消えたな」
勇者「うっ、ぐぐ……」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/01(土) 23:31:31.13 ID:9H53Wmako
魔王「……」チャキッ
勇者「あ、あれ、待って」
勇者「あのセリフ、言わないの?」
魔王「いや、言ったらまた誰かが来るだろ」
勇者「いやまあ、来たら来たで俺がやられるだけだから別にいいけど……」
魔王「だろ? じゃあそういうことだから……死ね!」
勇者「!!」
ドゴォン!
魔王「がはっ!?」
王子「なんだ!? 魔王の身体が爆発した!」
魔王「こ、これは、一体!?」ガクッ
大魔王「……そうか! 仮面ライダーのライダーキックだ!」
戦姫「ライダーキックの効果が、今効いてきたのね!」
ドゴォン ドゴォン
魔王「ば、馬鹿な、この俺が!」
僧侶「まずいです! 魔王の魔力が暴走し始めています!」
ライバル「おいおい、このままだと大爆発を起こすぞ!」
大魔王「皆俺に掴まれ! 飛翔魔法で離脱する!」
ノル「わ、わかったにゃ!」
ササッ
勇者「ま、待って、俺も」
大魔王「飛翔魔法!」
ヒュウン
勇者「おぉうい!! 俺を置いていくなあああ!!」
魔王「ぐわあああああああ!!」
勇者「ひいいいいいいいい!!」
カッ
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/12/01(土) 23:34:01.59 ID:9H53Wmako
こうして世界は救われた。勇者の命と引き換えに。
後日、勇者を称えるために仮面ライダーの銅像が立てられた。
仮面ライダーの偉業は後世まで語り継がれていくだろう。
ありがとう、仮面ライダー!
おわり
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/02(日) 02:40:04.41 ID:IcQRvRA6o
仲間がどんどん出てくると友情マンを思い出す
乙
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/02(日) 12:06:26.87 ID:lQfvG9XrO
乙
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/04(火) 00:08:17.52 ID:7I440YnA0
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