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男「安価とコンマで立派な騎士になってやる!」
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338 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/19(水) 12:41:22.54 ID:GsdUuanPO
男「俺も剣だぜっ!!ふははははっ!!」ガシッ
劉「準備は出来ましたか?それじゃ...出発しますよ」
____
__
339 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/19(水) 12:47:00.45 ID:GsdUuanPO
____森林地帯
スバル「うへぇ、虫だらけ...」ガサガサ
男「剣英、今はどの辺りだ?」
劉「...地図を見てください、王都から北西に進んだ所にある森...そのあたりです」
男「出発して3時間もたったのに...目的地の半分も来てないのかよ...」フゥ
劉「日没までに森を抜けて、この先の山脈の麓まで行きたいですね...少しペースを上げませんか?」
リリー「えっ、あ、あの...」
男(ペースを考えるなら、剣英の言うように急いだほうが後が楽だな...だけど、リリーは少し疲れてきてるみたいだ)
男(どうしようか...?)
>>340
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/19(水) 12:48:23.03 ID:Vl2BT5AE0
少し休憩する
341 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/19(水) 12:54:17.57 ID:GsdUuanPO
男「少し...休憩しないか?」
劉「何?...良いですか、男...山脈地帯になると嫌でもペースが落ちます、今のうちに出来るだけ早く...」
男「でも俺うんこしたくて...」
劉「...」ハァ
劉「早く済ませてきて下さい...」
男(これでそこら辺の茂みに暫くじっとしときゃ...休憩はできるだろ)ヘヘヘ
リリー(...)ペコ
____
__
342 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 11:31:23.50 ID:7cBrYk5VO
____山脈・麓
劉「よし...今日はここらで休憩とします」ザッ
スバル「うへぇ、疲れた...もう日が落ちて何時間経ったか...」
リリー「ヘトヘトです...」
男(予定通り行けば、もう少し早く着いたんだが...仕方ねぇな)フゥ
男「よっしゃ!野営の準備だ!!」
___
__
343 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 11:33:13.60 ID:7cBrYk5VO
___
男(明日は5時に起床だし...ゆっくり寝たいんだが)
男(テントの外から物音がするぜ...気になって眠れやしねぇ)フワァ
1 見に行く
2 眠る
>>344
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/20(木) 11:33:34.57 ID:5ep4O6bGo
1
345 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 11:49:28.76 ID:7cBrYk5VO
男「ったく...だれだよ」ガサッ
盗賊「げっ...」ガサッ
男「!!?!?!?」
男(知らねぇ男が荷物を漁ってやがる...!?)
盗賊「こ、こ、こんな夜中に起きてるなんて...テメェ、う、運が悪かったなぁ...!」チャキッ
男(お、落ち着け...多分、アイツは荷物漁りだな...!相手は一人、得物は剣か。ど、どうするべきか...)ジリッ
>>346
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/20(木) 12:04:58.04 ID:taDiD1HPO
全力で叫ぶ
347 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 12:36:37.54 ID:7cBrYk5VO
男「う、ぅ...うおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!」
盗賊「っ!?」ビクゥ
男(一人で交戦するには危険すぎる、かと言ってテントの中に戻って皆を起こす時間は無い...ならばこれが最適解!!)
男「うおおーっ!!起きろォおーっ!!!!」
「う、うるさいぞ...」ゴソッ
男(その声は...劉!頼むっ!!早く来てくれ!!)
盗賊「仲間がいたのかよ...ちっ、ズラかるしかねぇな...!」ダッ
男「あっ!!テメェッ!!逃げるんじゃねぇッ!!」
348 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 12:46:43.72 ID:7cBrYk5VO
男(まだ無詠唱じゃ使えないが...自分の属性の魔法くらいならっ!)ブツブツ
男「『ウインドショット!』っ!!」ゴウッ
盗賊「ぎゃぅっ!?」ズサァッ
盗賊「いってて...こ、こいつ...魔法が使えんのかよ...!」
男(初級魔法だし、練度が低いせいもあって威力が弱いな...)
劉「男っ!」ザッ
男「剣英っ!!他の二人は!?」
劉「ぐっすり寝てますよ...ですが、これで充分っ!」ダッ
盗賊「け、剣...こ、こいつらっ!!」ダッ
劉「逃がすか...っ!」ヒュバッ
ザシュッ!
盗賊「っぐ............!」ドサッ
349 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 13:11:47.47 ID:7cBrYk5VO
男(一瞬で回り込んで切りつけた...あの一瞬で肉体強化の魔法を使ったのか)ゴクリ
劉「さて...殺しますよ」チャキッ
男(!?)
男「って、そうか...まあ、そうだな」
男(騎士になったら嫌でも人を殺すんだ、今のうちに慣れておかなきゃなのは解ってるが...)
男「
>>350
」
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/20(木) 13:17:17.55 ID:y/AF6rihO
俺が止めを刺すぜ!
351 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 19:25:23.39 ID:g6EhulcRO
男「待て。俺が止めを刺すぜ」チャキッ
劉「...分かりました、良いでしょう」スッ
盗賊「はぁ、か、はぁあっ...た、助けて...お、お願い............」
男「...お前が盗もうとしたこの物資は、どこに運ばれるものか知ってるか?」グイッ
盗賊「はぁ、はぁーっ、はあっ」ガタガタ
男「戦場だぜ。俺達国民を他国から守るために戦ってる騎士達への補給物資なんだ、なあ?」
男「そんなもん、犬でも盗らねぇよな?なあ?」
盗賊「はぁっ、はぁーっ...うるせぇ...うるせぇっ!!お前ら騎士と上流階級の奴等にゃわからねぇ!お前らがヘラヘラ人の命を守ったふりしてる間、俺達は...!!」
男「死ね」ザンッ
盗賊「!...」ボトッ
352 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 19:30:57.04 ID:g6EhulcRO
劉「...趣味の悪いマネを」
男「悪かないぜ。こいつの言い分も聞きたかっただけだ」
男(この盗賊も、言ってることは解る...騎士や貴族や名家と、他の国民には圧倒的な差がある...俺も、親父が消えてから学校に入るまでずっと苦労してきた。
だが、だからといって見逃すわけにはいかねぇんだな)フゥ
劉「済んだのなら、寝ますよ...それとも、夜の番でもしてますか?」
男「バカ言え、寝るよ」
____
__
353 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 19:43:23.95 ID:g6EhulcRO
___2日目
チュンチュン
男「朝チュンだああああああああーーーーーーッッッッッ!!!!!!!」ガバッ
リリー「うるさいですよ」フワァ
男「はい」
スバル「手早く朝ごはん食べて、すぐに出発しようね」モグモグ
リリー「は、はい...」パクッ
劉「山は体力を使います。余分に思えるくらいに食べておきましょう」パクパクモグモグ
354 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 19:48:00.52 ID:g6EhulcRO
男「にしても、起きてすぐにパンと干し肉とスープが出てくるとかすげぇよ」モグモグ
リリー「み、みんな男さんより早く起きましたから...用意が済んでたんです」
スバル「っていうか、男くんが寝すぎなの!10分寝坊だよ!」
劉「まあその程度なら想定の範囲ですよ...今日は昼には山脈の中腹まで行き、そこから洞窟を使って向こう側まで行って...大体2時頃には前線との連絡部隊と接触出来たらいいですね」ペラッ
男「
>>355
」
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/20(木) 19:53:49.83 ID:De4TmJYbO
みんな凄いなー
俺も頑張るぜ!!
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/20(木) 19:54:30.54 ID:cPkndbZco
劉がいてくれてよかった…(グスッ
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/20(木) 20:07:10.18 ID:dyUhzVXHO
劉くんには後で胃薬を贈呈しよう…
358 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 21:12:37.22 ID:g6EhulcRO
男「みんな凄いなぁ...俺も頑張るぜ!!!!」ムシャムシャ
劉「...前線が近くなるにつれて治安も悪くなってきます。盗賊団や輩に注意し、常にまわりに気を配りながらの行動をお願いします」ズズッ
男「そうだよなぁ...王都からちょっとでも離れると、自分の国でも危険だらけだ」フゥ
スバル「内戦が起こってない分、全然マシだけどね」モグモグ
リリー(私も......人を...殺める覚悟を...しなくちゃいけません、ね)ギュウッ
____
__
359 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 21:24:03.51 ID:g6EhulcRO
___
男「お荷物が重いよ〜」ノシノシ
リリー「ふぅっ、はあっ、はっ...」ゼェハァ
スバル「まだあるのー...?」ゼェハァ
劉「...もう少しです、ほら、急ぎますよ」グイッ
男(剣英は...さすがだな、見た目はあんなでも歳は一番上。教科書通りの、しっかりとした行軍が出来ている)ノシノシ
360 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 21:30:06.62 ID:g6EhulcRO
リリー「が、頑張らなきゃ...!」
男(リリーは...やっぱり体力が無いのが痛いな。軽鎧を装備してるせいもあるが、それでも人より体力が少ない...)
スバル「洞窟って...あとどんくらい...?」
男(スバルも疲れ気味だが、リリーと違って俺達は荷物を持ってるからな...これでは咄嗟の交戦も難しい)
男(やっぱ四人ってのはすくねぇ、少な過ぎるぜ...だからこそ演習になんだろうがな)フゥ
男「
>>361
」
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/20(木) 21:36:46.06 ID:CReEp0380
この辛さを乗り越えてこそ真の騎士だ、皆頑張ろう
362 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 23:00:19.31 ID:g6EhulcRO
男「この辛さを乗り越えてこそ真の騎士になれるんだ!みんな頑張ろうぜっ!!」ニカッ
リリー「は、はいっ...!」
スバル「男くんに言われたら、頑張るしかないよね!」ヘヘヘ
劉(男...実力は恐らく学年でも下から数えたほうが早いですが...何か人を惹き付ける物を持っていますね)チラッ
劉(こういう少年は...嫌いじゃあないですね)
____
__
363 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 23:10:08.48 ID:g6EhulcRO
___洞窟
劉「随分進みましたが...」
男「光すら見えてこないな」
リリー「こ、怖いです...」ビクビク
男「流石に...一本道とは言え...」
スバル「...待って」ピタッ
劉「何か?」
スバル「何か...聞こえる」ソッ
リリー「ふぇっ!?」ビクビク
364 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 23:16:59.21 ID:g6EhulcRO
ダッ...ダッ....
ガシャッ...
スバル「重い足音と金属の音...誰か来るよ」
劉「...!」
「はぁっ、はあ、はあ...キミ、キミたちっ!!キミたちぃっ!!」
男「こ、この人...」
365 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 23:23:51.66 ID:g6EhulcRO
味方騎士「はあっ、はあ...き、君たち...き、騎士学校の...生徒さんだね......はぁっ...い、いますぐ...引き返し、なさい...!」ゼェハァ
劉「騎士団の方ですか?...一体何が!」
リリー(酷い怪我...切り傷や火傷だらけ、左肩にも矢が...)ゾォッ
味方騎士「ぜ、前線が圧されている...!物資を置いて早く、に、逃げなさい!」ハァハァ
男「あ、貴方も...」
味方騎士「俺は良いっ!一刻も早く...ぜ、前線に物資を届けなければ...突破されてしまう...!」
スバル「で、でもその怪我じゃあ...」
366 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 23:28:16.80 ID:g6EhulcRO
味方騎士「四肢擦りきれるまで国に忠誠を誓った身、今更命など...それより、貴方たちは騎士学校に戻り、一日でも早く応援を呼んで下さいっ!!」ゼェハァ
味方騎士「くっ、は、はぁ...っ!」ググッ
男(荷物を持つのすらやっとってところだ、こんな状態で前線まで物資を運ばせたら、死んじまうかもしんねぇぞ)ゴクリ
男(だが...いや、しかし...)
1 俺達が前線に荷物を届けよう
2 言われた通り、応援を呼びに戻ろう
3 二手に別れよう
>>367
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/20(木) 23:29:41.33 ID:DF74DXgI0
ただでさえ弱いんだから、二手に分かれるのは悪手じゃろ
1
368 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 23:35:38.63 ID:g6EhulcRO
男「俺が...俺達が荷物を届けるっ!アンタはそこで休んでおけっ!!」
味方騎士「だ、だが...戦場は君が思っている以上に危険だぞっ!!」
劉「そうですよ男っ!少しは考えて物を...!」
男「じゃあ剣英っ!お前はこの死にかけの騎士が一人で荷物を届けに行って、俺達より良い結果を残せるとでも言うのか?俺はそうは思わん...」
男「それは死ななくて良かった人間を見殺しにするようなもんだぜ」
劉「...」
男「俺がこの荷物を届けますよ...あなたの代わりに......どんなことが起ころうと...」ガシッ
味方騎士「ハァ、ハァ...む、無理だけは...危険と判断したら、すぐ...」
____
__
369 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 23:36:05.89 ID:g6EhulcRO
寝るぜ。
また今度
370 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/20(木) 23:39:50.47 ID:dyUhzVXHO
乙
371 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/20(木) 23:44:42.37 ID:g6EhulcRO
あ、戦場に出るから安価とコンマミスったら最悪誰か死ぬかもしれないんでそこはよろしく
372 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/20(木) 23:50:22.15 ID:slnF6WDc0
乙
なんとか誰も死なせること無く乗り切りたい
後男がもし死んでしまった場合はどうなるのかな?
373 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/21(金) 12:04:43.51 ID:iks/eLotO
>>372
よっぽどじゃない限り男は死なないように贔屓してるからヘーキヘーキ
それでも死んだら...おしまいですね
374 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/21(金) 12:08:43.64 ID:oIMBt11cO
劉投稿した者だけど、属性の事すっかり忘れてた…ごめんね
>>1
彼の属性は自己バフ特化の鉄でお願いします
375 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/21(金) 15:29:09.74 ID:5TB6SJuDO
属性書き忘れて申し訳ありません
スバルの属性は無属性と竜属性でお願いします
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/21(金) 16:41:53.48 ID:C0A3nqOlO
でもこの中で一番死にそうなのは男
377 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/23(日) 22:28:20.39 ID:Zt20LrRzO
___
男「よし、じゃあ確認するぜ...今前線はじりじりと後退をしながら、ここから東にある高台を拠点とし援軍を待ってる。俺達はそこに行かなきゃあならないが...」
劉「敵国の魔術師が大魔法を使ったらしいですね...主力部隊と高台の拠点が分断されてしまっている状態のようです」
男(あれ?これって結構絶望的なじょうきょうじゃね?)
リリー「と、いうことは...き、拠点に行くまでに、戦場を横切らなければ行けないってことですよね...?」
劉「そうですね...そしてここからが本題です」
378 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/23(日) 22:30:38.79 ID:Zt20LrRzO
男「おもいっきり正面から突っ切って行くか、時間はかかるが回り道して敵の少なそうな場所に行くか...だよな」
劉「ええ。勿論、突っ切るのはかなり危険ですが...時間はかかりません」
スバル「それに比べて、回り道は時間がかかるけど...あんまり危なくないってことだねっ」
劉「絶対はありませんけどね...さて、どうしましょうか?」
男「
>>379
」
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/23(日) 22:31:38.03 ID:WYFtdXW50
回り道をする
380 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/23(日) 22:40:51.95 ID:Zt20LrRzO
男「正直言って、正面突っ切るのは愚策だぜ。この場で一番剣が上手い劉でさえ、騎士一人、二人を相手にするのもやっとだと思う...いや、相手出来れば奇跡か」
男「俺達はまだ騎士にすらなってない、強さの次元が違うんだ...やりあおうとしたら駄目だぜ」
劉(男...直情型の突っ走るタイプかと思えば、意外に冷静な部分もありますね...そういえば、授業での成績も悪くはなかった)フム
リリー「そ、そうですよね。危ないですし...」
男「ああ...スバルはリリーの警護に集中してくれ。仮に敵に遭遇した場合、リリーがいるといないとじゃあ生存の確率が違うぜ」
スバル「了解っ!」
劉「現状、まともに魔法を使えるのがリリーさんしかいませんからね...よし、行きましょうか」
____
__
381 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/23(日) 22:50:05.83 ID:Zt20LrRzO
___山道
男「ここを抜ければあとは拠点まで突っ切るだけ...」ヨイショッ
劉「...待ってください」バッ
スバル「あれは...あっ...!」
「敵国っつってもよぉ...女なんだから穴はあらぁなぁ...っ?」グイィッ
「こ、殺せっ...薄汚れた帝国のゴミめッ!!」ハァハァ
「フンッ、動けねぇくせによく喋るぜ...もう少し斬っとくかぁ...?」チャキッ
劉(満身創痍の味方騎士と...それを見下ろす敵国の騎士か、他に人はいないようですが...)ボソボソ
スバル(慰み物にするってわけか...趣味の悪い...!)
リリー(な、なっ...なんて、事を...!)
382 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/23(日) 22:53:12.68 ID:Zt20LrRzO
男「剣英...!」
劉「残念ながら...私達では...」
スバル「で、でもこっちは四人...相手は一人だよ!?」
劉「それでも、相手は騎士ですよ...同じ学生じゃあない...!」
リリー「で、でも...み、見捨てるなんて...」ボソボソ
劉「...男、貴方の意見を聞きましょう」ハァ
男「
>>383
」
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/23(日) 22:58:17.61 ID:t3fIDhWUo
助けに行かんで何が騎士か!
384 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/23(日) 23:26:46.19 ID:Zt20LrRzO
男「剣英...俺達は確かに弱い、弱すぎるぜ...だが」グッ
男「助けにいかずして何が騎士だっ!!俺は一人でも助けにいくぜッッッ!!」ダッ
男(無属性の肉体強化...っ!)ボウッ
劉「くっ...馬鹿が...っ!!スバル!君はリリーから離れるなよ...!」ダッ
スバル「やっぱ、それでこそだよ...!」
リリー「私達も魔法で援護しなきゃっ...!」スッ
385 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/23(日) 23:38:01.11 ID:Zt20LrRzO
男「きっさまぁあーーーっ!!」タンッ
男「離れやがれェッ!」ブンッ
敵騎士「っと!...んだぁテメェ」ギィンッ
男(防がれた...武器は長剣かっ!)タッ
敵騎士「今の一手で分かったぜ...テメェ、弱ぇな」ニタァ
男(当たり前だが、通用するわけ無い...だがっ!!)チラッ
味方騎士「うぅ...っ!」グタァ
男「見捨てるなんて、出来ねぇもんなぁっ...!」ブンッ
敵騎士「軽いんだよォッ!」ガァンッ
男(片手で押し返された...っ!!)チィ
386 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/23(日) 23:46:11.97 ID:Zt20LrRzO
劉「はっ...!」ヒュバッ
敵騎士「っとぉっ!!二人目かよぉっ!...こいつは、そっちよりかぁ強えぇみたいだなぁ」タンッ
男(後ろに跳んで距離を取った...あの長い剣じゃああんまり近付かれると面倒って感じか)チラッ
劉「...」コクッ
劉「...っ!!」タンッ!
敵騎士「踏み込みと同時の素早い突き...それを始点に始まる突きの連撃っ!!」ヒュカカカカカッ
敵騎士「すげぇ練度だ...だがっ!!」ゲシィッ
劉「ぐはぁっ...!」ズサァッ
敵騎士「戦場じゃ通用しねぇ」ニタァ
387 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/23(日) 23:50:07.37 ID:Zt20LrRzO
男「なっ...めんなァッ!!!!」ブンッ
敵騎士「うおっ...と、喰らっちまったじゃねぇか...?」ポタッ...
男(そんな...生肌に直撃した筈なのに...っ!!)
敵騎士「戦場に出る騎士ってなるとよぉ、このレベルの肉体強化は基本なんだわ...なぁっ!」ザムンッ!!
男「ッぎあああああああああああああああああーーーーーーッ!!!!!」ブシャアッ
男(よ、鎧をバターみてぇに突っ切って...!)ドクドク
男(...だが、時間は稼いだぜ)ハァハァ
388 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/23(日) 23:52:21.67 ID:NBfce7TyO
かませっぽいのに強いとかタチ悪い
389 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/23(日) 23:55:22.67 ID:Zt20LrRzO
ゴウ・・・ッ!!
敵騎士「足下が光って...ゲッ!こ、これは魔...っ!」
バキガキガキィッ!!
男(リリーの氷魔法だ、一瞬にして相手の脚を凍らせる...攻撃魔法としちゃまだ使いもんになんねぇが、一人動けなくするんなら充分だろっ!!)ニタァ
男(さらに...っ!!)グッ
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/23(日) 23:57:53.73 ID:d6Gj+ORTo
まだこっちが実戦レベルじゃないからなあ
391 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/23(日) 23:59:19.84 ID:Zt20LrRzO
劉「はぁあっ!!」タンッ
スバル「わぁぁあーーーっ!」ダッ
敵騎士「ちっくしょ...小賢しい雑魚がっ!!」ググッ...
男(剣英がその素早い剣撃で相手の気を取り...!!)
スバル「っりゃあああーっ!!!!」ブオンッ!!
敵騎士「っっ!?!!?」ゾッ
男(その隙にスバルの怪力と大剣で...!!)
392 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/24(月) 00:03:03.62 ID:jdfzo8xvO
バギャンッッッッ!!
敵騎士「ッガアアアアッ!!?!」ベキャアッ
スバル「はっ...はっ」
男(氷漬けになった脚を質量で叩き折る...っ!!)ニヤァ
男(ホントは凍った所全部バラバラに砕け散ってほしかったが...折れただけマシ、か)ハァハァ
敵騎士「ちっ、ちっくしょ、脚が...クソッ、餓鬼があっ!!片足無くても、片足なんて無くてもなぁ...っ!!」ヨロヨロ
393 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/24(月) 00:07:23.24 ID:jdfzo8xvO
敵騎士「テメェら餓鬼どもをぶっ殺すのに...支障はねぇんだぞ...っ!!」ジャキッ
劉「脚が折れている、折れているのに...!」グッ
男「まぁだ動く、か...!」ボタボタ
スバル「う、うそ...」
敵騎士「はぁ、はあ...まずは...そこのチビからだあああーーーっ!!」ヒュバッ
ザンッ
ボトッ
394 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/24(月) 00:10:15.84 ID:jdfzo8xvO
敵騎士「............あえ?」ブシャアアアッ
味方騎士「私がいるのを忘れたか...!」ヒュバッ
敵騎士「ちょっ、ズル...っ」スパァンッ
ドサッ
男(あんなに固かったあの肉体を...一太刀で...!)
リリー「ま、間に合って...よかった、です」フゥ
味方騎士「大丈夫かっ、君達っ!!」
___
__
395 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/24(月) 00:15:17.92 ID:jdfzo8xvO
__
男(ほんと、今出来る中では最高の作戦だったぜ)
男(相手にダメージを与えつつ、味方の騎士の傷の手当ても...リリーにはちょっと無理させちまったが)
男(だが、畜生。喰らっちまった、喰らっちまったぜ...本物の騎士ってあんなにつええのか。道場の師範でも一般騎士には叶わねぇとはよく言ったもんだ)
男(ああ、だめだ、皆の声が聞こえねぇ...意識が遠退く......ちくしょう)
____
__
_
396 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/24(月) 00:19:54.52 ID:jdfzo8xvO
___
男「...っは!?」ビクッ
男(ここは...て、テント?)
リリー「...っ!」パッ
スバル「あっ...劉くん!劉くんっ!!男くんが起きたよっ!!」
劉「起きましたか、男...」ガサッ
男「ここは...」
スバル「帰り道。山の麓でキャンプしてるとこだよ、男くんっ」
リリー「生きてて、本当によかったです...!」
397 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/24(月) 00:22:22.29 ID:jdfzo8xvO
劉「まあ、傷は思ったよりも浅かったんですが...中々意識が戻らないので......心配しましたよ」フゥ
スバル「ここまで担いで下山するの、大変だったんだよ!」ヘヘヘ
リリー「もう駄目かと思っちゃいました...本当に...よ、よかった...!」グスッ
男「そうか...そうか、はは。」
男「ま、俺はそう簡単には死なねぇぜっ!!」ニカッ
男(そう簡単に...死ぬわけにはいかねぇからな)
_____
_
398 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/24(月) 00:22:58.41 ID:jdfzo8xvO
寝るぜ。
また今度
399 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/24(月) 00:24:04.54 ID:+xSRha+7o
おつおつ。
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/24(月) 00:26:00.49 ID:jjzdVUP+O
乙
適材適所とはいえ男が一番リスク高い役目だったな
401 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/24(月) 00:51:43.61 ID:OWYaVW9DO
乙です
とりあえず全員生存して良かった
402 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/24(月) 12:12:51.38 ID:tkPDh+grO
___
担任「先日の実地演習、お疲れさまでした。予想外の事態も起こりましたが、皆さん生きて帰ってこれたので良かったですね」ニコニコ
男(一歩間違えりゃ死んでたな)
担任「これから、夏休み前にある『評定試験』に向けて、また切磋琢磨してくださいね」
男(評定試験...校内で行われる技術評定の試験か、たしか年に3回あるって言ってたな...)
____
__
403 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/24(月) 12:18:43.04 ID:tkPDh+grO
男「うへぇ...やっと昼休みか」グテェ
男(平民じゃあ魔法なんて殆ど触れねぇしな...やってこなかったぶん頑張らなきゃな)フゥ
男「今日の食堂のランチは...野菜スープとパンと...ベーコンエッグか、ふふ」
男「さっさと食って昼休みは
>>404
でもしようかな」
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/24(月) 12:21:18.29 ID:iwHsnCbj0
マッスルやニコラス達と男の友情を深める
405 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/24(月) 12:21:28.32 ID:3pumEl1hO
教官とジェイクが稽古しているところに出くわす
406 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/24(月) 12:27:21.03 ID:tkPDh+grO
___
男「ふう、食った食った...スープをおかわりしちゃったぜ」ゲプッ
男「...っと、あいつらは...!」
男「ようっ、マッスル!ニコラス!」ドンッ
マッスル「うおっ...と、男か」
ニコラス「奇遇じゃん!どしたの?」
男「いやぁ、折角の同級生なんだしよ...熱い男の友情を......深めようと思ってな」ニタァ
マッスル「熱い男の...」ゴクリ
ニコラス「友情っ...!!」ゴクリ
407 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/24(月) 12:34:10.41 ID:tkPDh+grO
___
ウオオオオオーーーッ!!!
スッゲェェェェーッ!!!
___
_
408 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/24(月) 12:35:45.65 ID:tkPDh+grO
___
マッスル「...凄かったな」
男「ああ、まさかあれほどとは...」
ニコラス「へへっ、僕達だけの秘密だよ...!」
三人「「「わぁーっはっはっはっはぁっ!!!!」」」
____
__
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/24(月) 12:37:48.15 ID:3pumEl1hO
何を見に行ったんだ…
410 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/24(月) 12:43:20.13 ID:tkPDh+grO
__
教官「よォし貴様らッッッ!!遅れずに来たことは誉めてやろうッ!!!!」
教官「今日から試験まで、みっちりと訓練をするからなッ!!」
教官「全ての種目を満遍なく教えるつもりだが、重点的に鍛えたい所があれば多いに構わんッ!!器用貧乏より一点特化が戦場では生き残れるッ!!」
男(特に鍛えたい所...あるかな?)
男「
>>411
」
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/12/24(月) 12:43:50.12 ID:iB9QE+flO
剣術
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/29(土) 23:00:48.89 ID:bR4sJBpBO
今年はもう更新しない?
413 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2018/12/30(日) 08:18:11.88 ID:ANNGNAfnO
>>412
ないです、ごめんね
来年もよろしく
414 :
あけおめです
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/03(木) 12:25:33.37 ID:8dguRHDUO
教官「ほう、剣術か...!良いだろう、嫌と言うほど鍛えてやろうッッ!」
男「よろしくお願いしますっ!!」
教官「貴様は見たところ...剣の才があるようだからな...死ぬ気で付いてこいッッ!!!」
____
__
_
415 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/03(木) 12:37:08.97 ID:8dguRHDUO
男(道場剣術と騎士じゃあ、絶対に越えられない壁があると言われてる)
男(理由は型に嵌まりすぎてるだとか戦場慣れしていないからだとか色々あるが、一番は『魔法』の有無だと言われている)
男(道場剣術を始めとした...まあ平民でも気軽にはいれる場所では、『魔法』を使わない...というか、平民で魔法が使えるのは極僅か、一握りだ)
男(それに比べ、騎士学校に入った騎士はそこで魔法を学ぶ。魔法が使えるのは名家や騎士等の高等な教育を受けたものが殆どだ)
男(だから騎士は、魔法を頼りに命を捨てるような剣を振れる)
男(反対に平民あがりは、命に臆病な剣を振るう)
男(そこが手数の差になる...って言われてるな)
416 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/03(木) 12:40:43.65 ID:8dguRHDUO
男(まあいくら肉体強化してても、攻撃は受けないほうが良いんだが...『一回当たっても死にはしない』か『一回当たったら確実に死ぬ』かの心の違いだよな...)
男(実際、あの敵国の騎士も『死にはしない』と思ったから俺の剣を首で受け止めて...剣英の剣を受けきれたんだ)
男(結局死んだけど)
男「そこだよなぁ、境目...当たっても良いけど死ぬときゃ死ぬ...どこまで無謀になれるかだよ」ウンウン
___
_
417 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/03(木) 12:50:00.92 ID:8dguRHDUO
男「夜だぜッ!」
男「飯も食ったし消灯まで暇...メアリー、何してんだ?」
メアリー「私か?私は母上と父上に手紙を書いてるのだ!明日は手紙を配達してくれる日らしいから...男は書かないのか?」カキカキ
男「そうさなぁ...親も死んじまったから......妹と、友だな。あいつらに書くか...」ヨッ
___
__
_
418 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/04(金) 12:39:46.78 ID:GMt3mqjKO
_______
拝啓 親愛なる友と妹へ
俺が騎士学校に入学してはや数ヶ月...
親父の後を追うってのがどれだけ無謀だったかを今になって認識しています。
村はどうですか?そろそろ夏の作物も実りだした頃でしょうが、盗賊団には気を付けてください。
友と妹、お前らがいるなら安心だろうけど...
友へ
騎士の名家のお前が親友にいてくれたお陰で、俺は今騎士学校に入れてる。
一緒に入学したかったが、お前が嫌だってんならしょうがねぇよな。
立派な騎士になって帰るから、それまで親父さんと二人で村を守ってくれ。
妹へ
お前ももう14、一人で暮らしていけるとは思うが...何かあったら友を頼ると良い。お金の心配はするな、兄さんと俺がたんまり仕送りしてやるからな!
あと、もし兄さんが村に戻ってきてたら一発ぶん殴っておいてくれ。
言いたいことはもっとあるけど、生憎紙が足りねぇもんだからここまでにしておくよ。
また手紙を送ります、元気に過ごしておいてください。
______
419 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/04(金) 12:40:52.45 ID:GMt3mqjKO
____
______
420 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/04(金) 12:48:19.66 ID:GMt3mqjKO
___
担任「おはようございます、みなさん揃ってますね」ニコッ
担任「今日の授業は、『剣』についてです」
男(興味深い...)フム
担任「騎士が使う三つの武器の内、最も種類があるのが剣です」
担任「まずは、思い付く限りの剣の種類を...マッスルさん」
マッスル「はい、えーと...『短剣』『片手剣』『両手剣』『長剣』...『刺突剣』と『大剣』...くらいですね」
担任「はい、良くできました...他にも数種存在しますが、ポピュラーなのは今マッスルさんが挙げてくれた物ですね」
421 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/04(金) 12:51:24.30 ID:GMt3mqjKO
休憩おわるんでまたあとで
422 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/04(金) 13:02:02.98 ID:i8X+/oF7O
一旦乙
423 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/05(土) 12:45:06.96 ID:I/QMXo8AO
担任「入学時に支給された剣は片手剣ですが、皆様の中にはもう既に新しい剣や違う武器を使っている方もいらっしゃいますね?」
男(俺も金が入ったら武器を新調したいぜ)
担任「使ってみると解りますが、武器全体に言えますが剣は特に、種類が違うと使い方が著しく変わるものがあります」
担任「なので、できるだけ自分に合った種類の剣を使うのが望ましいですね」
担任「例えば...非力な方には大剣よりも短剣や刺突剣のほうが合っていると言えるでしょう」
男(俺の亡き親父は、剣であれば全てのものを使いこなす事が出来たと言う...俺もいつかそうなりたいぜ!!)グッ
424 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/10(木) 12:26:58.22 ID:9zBGGOS+O
___
男「昼だ!!...今日のメニューはパンと野菜スープにスクランブルエッグ...普通だな!」
男「今日の授業はタメになったし、午後の訓練のためにしっかり食うぞ!」
男「昼休みは
>>425
するぞ!」
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/10(木) 12:32:30.10 ID:JJGmIyAYO
リリーと魔法勉強
426 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/10(木) 12:43:29.46 ID:9zBGGOS+O
休憩終わるから一旦ここまで
夜に多分また来ます
427 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/10(木) 13:10:31.40 ID:OJWp3sCKo
たんおつ
428 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/10(木) 22:24:44.89 ID:ubgQG5WcO
_____
リリー「と、言うわけで...」
男「勉強の時間だああああ!!」
リリー「今日は...属性と詠唱について教えてあげますね」
男「おうよ!」
リリー「...まず、自分と同じ属性の魔法と一部の下位魔法は詠唱の破棄が可能です...これは、男さんも知ってますよね?」
男「おう。さらに自分と同じ属性の魔法は、威力や効力も上がる...だよな?」
429 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/10(木) 22:39:44.33 ID:ubgQG5WcO
リリー「はい。なので、一見扱える属性が多い方が有利に感じますが...」
リリー「厳密には、『破棄』と言うよりも『省略』と言うのが正しい...の、です」
男「省略ぅ?それが何なんだよ」
リリー「えっ...と、その省略できる長さが、持っている属性の数によって違うんですね」
リリー「三属性は最大3節、二属性は最大5節、単属性は最大8節の省略が可能とされてますね...」
リリー「勿論、5節となれば大魔法、8節ともなると神域に達するので...そのレベルの魔法を扱える知識、実力、魔力...それと才能も必要になってきますけどね」
男(なるほどな...通常、使われる魔法は1〜2節、多くても4節だ。そう考えると結果的にはあまり差は無いのか...?)ムムム
430 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/10(木) 22:49:11.60 ID:ubgQG5WcO
リリー「中には、騎士団長様の様に...複属性を持ちながらにして3節以上の省略が可能な方も居ますけど...あれは、類い稀な才能と、想像もつかないような努力で...」
男(騎士団長か...親父が死んだ、あの大戦から生きて帰って来た数少ない騎士...)
男「いつか俺は騎士団長をも越えてやる...越えてやるぜっ!!」
リリー「そ、その意気で頑張りましょう!」
____
__
431 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/10(木) 22:58:32.26 ID:z4u28mjbO
__
教官「よォし貴様らッッッ!!遅れずに来たことは誉めてやろうッ!!!!」
教官「試験まであと少し、死ぬ気でやれッッッ!!」
教官「全ての種目を満遍なく教えるつもりだ!!...が、その中でも特にやりたいという科目があるなら...言ってみろ!!その分多目に鍛えてやろうッッッ!!!!」
男(特に鍛えたい所...あるかな?)
男「
>>432
」
432 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/10(木) 23:16:36.79 ID:r3PSowxs0
魔術
433 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/10(木) 23:17:11.64 ID:rtkauzSTO
剣
434 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/10(木) 23:34:08.93 ID:NSxRP6VCO
男「魔術を鍛えたいです!!」
教官「ふむ、そうか、魔術か...わかったッッッ!!」
教官「魔力切れをおこすまでシゴいてやるッッ!来いッッッ!!!!」
男「はいっ!!よろしくおねがいしますっ!!」
____
__
435 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/10(木) 23:42:29.74 ID:NSxRP6VCO
___
男「うぅん、今日の授業も終わり...今日は夜は食堂がしまってるんだったな」
男「校外に食べに行くか、作るか...我慢して食べないでおくのもありか」
男(騎士学校に入学すれば、評定試験の結果に応じて毎年三回...補助金が出るんだ)
男(今はまだ試験前だから金もあまり無いが...昼飯代くらいなら訳ねぇな)フム
男「よし...
>>436
だな」
436 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/10(木) 23:46:54.35 ID:pBpNMWifO
謝るついでにジェイクを夜食に誘ってみる
437 :
◆viSX3cOaw2
[saga]:2019/01/10(木) 23:52:44.10 ID:NSxRP6VCO
ジェイク(夜は...街の酒場で適当に食うか)スタスタ
男「...待ってたぞ、ジェイク」ドン
ジェイク「!?」ビクッ
ジェイク「何の...用だ?」
男「...」
男「来い」
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