【艦これ安価】北上「お悩み相談所?」

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51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/19(月) 22:04:55.34 ID:yasIpqun0
浜波「北上さん……あたしたち……」

山風「どうすればいい……?」

浜波「ど……どんなことでもいいから、アドバイス……してほしい……」

北上「んー、そうだねー」


↓2 解決策 コンマを深刻度からマイナス
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/19(月) 22:05:59.14 ID:VTRwyIe30
した
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/19(月) 22:06:00.50 ID:MMZxe5eHO
キワドイビキニ紐パン岸波誘ってみる
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/19(月) 22:10:17.05 ID:kMIvdiN6o
岸波「?!」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/19(月) 22:38:22.71 ID:yasIpqun0
96−50=46


北上「なんにしたって、事実をハッキリさせるに越したことはないね」

浜波「ちょ、直接聞くんですか……?」

北上「それだとはぐらかす可能性もあるからね。ここは釣りをしてみよう」

山風「釣り……?」

北上「エサを仕掛けて、引っかかれば黒だって分かるでしょ?」

浜波・山風「?」

北上「えーっとつまり、その整備士がロリコンなら、ロリコンが食いつくようなエサを用意して出方を見るの」

北上「そうすれば一発で発覚するじゃん」

山風「ええ……!?」ゾクッ

浜波「せ、整備士さん、ロリコンなんですか……!?」ゾクッ

北上「まあ話を聞く限りロリコン疑惑がかかってるよね。だから、なにか良いエサを見つけよう」

北上「山風のパンツとか浜波のブラとか、水着写真でもなんでもいいからさ」

山風「い、嫌っ……! 変態のエサにされるなんて、絶対に嫌っ……!」プルプル

浜波「ぱんつだろうと、消しゴムだろうと、渡したくないです……!」プルプル

北上「いや、別に2人の体をどうにかするわけじゃないんだから。ちょっとは我慢してよ」

山風「ロリコン、怖い……」プルプル

浜波「怖い……」プルプル

北上(あー、ロリコンという言葉を使って正体を明確にしない方がよかったかな)

北上(参った。どうしようかなこれ)

北上(……しょうがない、こうなれば……)
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/19(月) 22:53:35.55 ID:yasIpqun0

――――

岸波「……」

北上「ということで、岸波が協力してくれることになったよ」

山風「なにが、『ということで』なの……」

北上「アタシと岸波の間で取引的なものがあってね」

浜波「ご、ごめんね、岸波……あたしたちのために……」

岸波「気にしないでください浜姉。私としても駆逐艦の身を脅かす存在は放っておけません」

山風「頼もしい……」

浜波「ほ、本当に、ありがとう……!」

岸波「……北上さん」ヒソヒソ

北上「?」

岸波「例の約束、しっかり守ってくださいね」

北上「任せなって」グッ

北上「さあ、今から岸波にしてもらうことを発表するよ」

岸波「はい。どんな任務でも成し遂げてみせます」

――――

岸波「……っ」カァァ

北上「うん、バッチリだね」

岸波「き、北上さん。これはどういう」モジモジ

浜波(きわどいビキニ)ドキドキ

山風(紐パン)ドキドキ

北上「せっかく協力してくれるなら、こうした方がパンツとかより効果的でしょ」

北上「この恰好で工廠のへん歩いてれば、ロリコン整備士も飛びつくんじゃないかな」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/19(月) 22:58:21.33 ID:kMIvdiN6o
岸波巻き込まれ草ァ!
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/19(月) 23:07:05.14 ID:yasIpqun0
岸波「人目につくのでは……」

北上「大丈夫。人がほとんど通らない通路だから」

北上「2人の話だと、ロリコン整備士はそこをよく使うらしいし」

山風「違う人が来たら、隠れればいい……」

岸波「……」

北上「無理そう? 嫌ならこの姿の写真を撮って、通路の真ん中に…」

岸波「大丈夫です。このくらい、演習の厳しさに比べたらどうってことありません」

北上(厳しさのベクトルが違うと思うけど)

北上「ありがとね。じゃ、早速頼んだよ」

岸波「行ってきます」スタスタ

――――

岸波「……」

浜波「……10分経ったけど、誰も通らない……」

山風「来るのかな……」

北上「どうかな。30分経過したら一旦やめようか」

北上(通路でも暖房が効いててよかったよ、風邪引いちゃうし)

北上(っていうか、ロリコン整備士が来たら岸波を出動させるってやり方のがいいかな?)

北上(いちいち人目を気にする必要もないし。うん、そうしよう…)

山風「あっ」

浜波「き、来ました……!」

北上「えっ」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/19(月) 23:21:49.50 ID:yasIpqun0
浜波「例の整備士さん、です……」

北上「あれが?」


整備士「……はぁ……はぁ……!」


北上(うわ、荒い呼吸でニヤニヤしながらヨダレ垂らしてる)

北上(あからさまに黒じゃん)

整備士「き、君……岸波ちゃんだよね?」

岸波「!」

岸波「は、はい。そうです」

整備士「……」ジロジロ

北上(舐めるように全身を見つめてる)

山風「北上さんっ、早く捕まえないと……!」

北上「待って。証拠がほしい、もう少し様子を見よう」

整備士「ど、どうしたのかな。こんな場所で、こんな露出を……」

岸波「いえ、その……」

岸波「なんとなく水着で歩きたい気分だったんです」

整備士「そうなんだ」

岸波「はい」

整備士「……可愛いね」

岸波「え」

整備士「その水着、すごく似合ってるよ。可愛くて、セクシーで」

整備士「本当に、すごくいい……女性としてのスタイルが形成される途中の未熟な体だけど、僕はむしろこの体型こそが完璧だと思ってる」

整備士「素敵だよ……うっとりしてしまう……」

岸波「あ、ありがとうございます」

北上(うっわ)
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/19(月) 23:37:31.03 ID:yasIpqun0
浜波「北上さん……あ、あの人、すぐ捕まえないと……!」

北上「そうだね。証拠が物足りないけど、早く助けないと岸波が危ない」

北上(写真を撮っとこう。あのにやけ面を含めて、全身をパシャリと数枚)パシャパシャ

整備士「ねえ岸波ちゃん、ちょっと時間ある?」

岸波「え?」

整備士「実は実戦で、岸波ちゃんの力をもっと引き出す方法を考え出したんだ」

整備士「僕の部屋に資料があるから、見に来ない?」

岸波「いえ……遠慮しておきます」

整備士「なんで。きっと君に力になるよ、おいでよ」ガシッ

岸波「!?」

岸波「は、放してください!」

整備士「ほんの少しでいいから。時間はかけないよ」グイグイ


北上「そのへんにしときなよ」

整備士「!?」


整備士「君は北上ちゃん……と、浜波ちゃんに山風ちゃん……!?」

浜波「せ、整備士さん……最低です……!」

山風「あたしたち駆逐艦を、性的な目で見てたなんて……!」

整備士「性的? な、なにを言ってるんだ。僕はただ艦娘である君たちの力になりたくて…」

北上「じゃあさー、それなに?」スッ

整備士「?」

北上「整備士さんの下半身、膨らんでるけど。理由を教えてよ」

浜波・山風・岸波「!?」

整備士「うわっ……こ、これは……!」アセアセ
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/19(月) 23:42:58.96 ID:yasIpqun0
北上「岸波の手を掴んで強引に引っ張った瞬間も写真に収めたし」

北上「これも撮影しとこっと」パシャリ

整備士「くっ……!」

整備士「ちくしょう!」スタタタッ

山風「あ、逃げた……!」

北上「切り替えが早いねまったく! 逃がすか!」スタタタッ


↓1 解決判定 コンマをさらにマイナス
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/19(月) 23:45:28.99 ID:+UAcUh48O
ほい
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/19(月) 23:46:01.85 ID:+UAcUh48O
ワロタ
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 00:10:07.20 ID:aavs+cQB0
46−99=0


整備士「うおおおおお!」スタタタッ

北上「くっ、このロリコン足が速い!」スタタタッ

整備士「はははは! 昔から足の速さだけは取り柄だったんだよ!」

整備士「もうここにはいられないからな! 脱出して他の幼女のいる場所で生活する!」

整備士「しばらくは隠密に過ごして、今まで盗撮してきた駆逐艦の画像映像で楽しんでやるぞ!」

浜波(盗撮!?)

山風(なるほど、視線の原因はカメラ!)

整備士「ざまあみろバーカ! ははははは!」

北上「ったく、ペラペラとよく喋るね。捨て台詞は負け犬によく似合うよ」

北上「そーれっと」ヒュンッ

整備士「痛っ!?」ポカーンッ

ドサッ

山風「鉄くずが頭に命中……」

岸波「ナイスコントロールです」

整備士「う、うう」ピクピク

北上「整備士ならよくわかってるでしょ、艦娘の力。逃げ出せると思えるのがすごいよ」

浜波「北上さん……その人、気絶してるの……?」

北上「うん。みんなに謝罪するのは起きてからになりそうだね」

北上「あとは鎮守府のスタッフと艦娘、提督にこの出来事を伝えて、再発しないようにしてもらわないと」

岸波「盗撮カメラも回収しないといけませんね」

北上「そだね。岸波、こんな事させてごめんね。着替えてきてよ」

岸波「はい」

岸波「……WiiUと新作スマブラのプレゼント、お願いしますね」ヒソヒソ

北上「もちろん。ついでにもう一つ買ってあげるよ」ヒソヒソ
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 00:25:07.09 ID:S2sYDP/jo
スイッチじゃないのか
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 00:27:35.60 ID:aavs+cQB0
岸波「いいんですか?」

北上「怖い目に遭わせちゃったお詫びってことで。てか、ゲームを要求とは意外だったよ」

岸波「私がやりたいというより、姉妹で遊べたら、良い息抜きになると思ったんです」

山風「こそこそと、なにを話してるの……?」

北上「取引の話をね」

浜波「北上さん……ありがとうございました……」ペコリ

浜波「相談していなければ……そのうち、この人に、襲われてたかもしれません……」

山風「ありがとうございました……」ペコリ

北上「いいっていいって。犯罪者をのさばらせるのはアタシも嫌だしさ」

北上「それじゃ、こいつを提督のとこへ連れてくから。またね」

浜波「はい……!」
山風「うん……!」


満足度合計:198

――――

北上(ふー……今回は働いた感があるなー。そのせいか達成したって気持ちも沸いてきたし)

北上(人助けも悪くないかも。ちょっとだけそう思った)

ピロン♪

北上(お、ラインだ。那珂ちゃんから返事……)タプタプ

北上(えー、まだ時間かかるのか。早く帰ってきてよ)タプタプ

ピロン♪

北上(……給料(間宮パフェ)を追加、ね……)

北上(しょうがない。でも、なるべく早くね)タプタプ

コンコン

北上(また来客? ゲーム起動すらしてないのに)

北上「はいどーぞー」


ガチャ


↓2 艦娘1人、または複数
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 00:28:22.35 ID:BpSbRFihO
皐月
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 00:29:13.88 ID:WF6iFG/zo
川内
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 00:29:24.29 ID:cai9xk250
谷風を除いた第17駆逐隊
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 00:29:44.08 ID:aavs+cQB0
>>65
勘違いしてました、ありがとうございます

>>64
下から二段目の岸波のセリフ、WiiUじゃなくスイッチでした
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 00:30:39.41 ID:aavs+cQB0
今日はここまでにします
お付き合いありがとうございます
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 00:33:40.97 ID:jjoC5H5B0
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 20:54:03.62 ID:aavs+cQB0
川内「ねえ聞いてよ那珂ちゃ……あれ」

北上「入室と同時に相談を開始するとは」

川内「なんで北上がここにいるの? 那珂ちゃんは?」

北上「お悩み相談で外出してる。だからアタシがこうして店番してるんだよ」

川内「へー、意外だね。報酬でももらえるの?」

北上「間宮スイーツと引き換え」

川内「あははっ、やっぱりそうだよね。対価がなきゃこんなことやらないよね北上は」

北上「その通りだけど人に言われるとむかつくなー」

川内「ごめんごめん謝る。話を戻してっと……相談に乗ってもらってもいいかな?」

北上「さっきも言ったけど店番してるだけだからね。相談には乗れないよ」

川内「そんなこと言わずにさ! お願い!」

北上「……」

川内「いいでしょ? ね?」

北上「解決するか保障はできないよ」

北上(まあかれこれ3件の悩みを解決してるけど)

川内「それでもいいから! 話を聞いてくれるだけでも嬉しいよ!」

北上「わかった、じゃあ話して」

川内「ありがとう!」


↓2 何で悩んでいるか コンマが深刻度&満足度
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 20:57:19.24 ID:XA1O4M+6O
最近提督が夜戦してくれない
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 20:57:23.05 ID:d4F4xToL0
駆逐艦を夜戦に(勝手に)連れ出そうとすると、神通と阿武隈が止めてくるし、毎朝起こしてくるのをなんとかしたい
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 21:19:16.44 ID:aavs+cQB0
深刻度:5


川内「ほら、私って夜戦大好きでしょ?」

北上「いつも夜戦夜戦言ってるしね」

川内「そうそう、何度も口に出すくらいの夜戦好きなんだけどさ」

川内「その夜戦に駆逐艦を連れ出そうとすると、神通と阿武隈が止めてくるんだよ。なんとかしたい」

川内「あと毎朝起こしてくるのもなんとかしたい。こっちは夜戦で疲れてるんだから」

北上「……」

川内「ね、どうすればいいかな?」

北上「駆逐艦を連れ出そうとしてるって初めて聞いたんだけど、川内みたく夜戦が好きな駆逐艦がいるの?」

川内「好きかどうかは分からない。私が勝手に率いてるから」

北上「勝手にって……」

川内「無理やりじゃないよ? お菓子あげたり一緒に遊ぶことを約束して、引き換えに付き合ってもらってるんだ」

北上「そうなんだ」

川内「ねえねえ、どうすればいい? なにかいい方法ない?」

北上「自分で考えたら?」ハァ…

川内「え」

北上「いちいち相談するようなことでもないでしょ。アタシゲームするので忙しいから、本気の悩みができたらまた来てよ」ピッ

川内「本気の悩みだよ!? 私にとっては超本気だよ! めちゃくちゃ本気だから!」

川内「ねえ北上! アドバイスしてよ、お願い!」

北上「お待たせピカチュウ、一緒にポケモンマスター目指そう」

川内「きーたーかーみー! おーねーがーいー!」ユサユサ

北上「ちょっ、揺らさないでよ」ユサユサ

川内「アドバイスしてアドバイス! こんなに困ってるんだから!」ユサユサ

北上「わ、わかったって! 真面目に考えるからやめて!」

川内「やった♪」


↓2 解決策 コンマを深刻度からマイナス
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 21:19:48.98 ID:d5iKckZ4O
地下へ続く滑り台を設置して、
罠にかかった地下の駆逐艦達を部隊編成して出撃すれば?
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 21:19:50.81 ID:jjoC5H5B0
少しは夜戦(卑猥な意味)を更生するよう努力する志を神通、阿武隈に伝えてから
駆逐艦達を囲んで那珂と神通と阿武隈で、もれなく水飴付きの人形劇するなど明るいイメージつけようよ
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 21:45:13.08 ID:aavs+cQB0
5−81=0


北上「はぁ……まったく、脳が揺れてふらふらするよ」

川内「やりすぎちゃったね、ごめん。それで? どうすればいい?」

北上「っていうか、そもそもなんで神通と阿武隈は夜戦を止めようとするんだろうね」

北上「敵の戦力を減らせるんだから良いことでしょ。それで撃沈しちゃったら元も子もないけど。ああ、だからなのかな」

川内「あー……あのさ北上。たぶん勘違いしてるよ」

北上「は?」

川内「アタシが言う夜戦っていうのは2つの意味があってね。1つは北上が考えてるような夜戦で」

川内「アタシが悩みとして挙げてるのは……卑猥な意味の夜戦」ポッ

北上「……」

ペチンッ

川内「いったー! 頭叩いた!」

北上「なにしてんのさ!? そりゃ止めるよ!! 提督が相手だか整備士が相手だか知らないけど、卑猥な夜戦に駆逐艦を連れて行くんだからね!!」

川内「て、提督が相手に決まってるじゃん……」ポッ

北上「それはどうでもいいっての! バカじゃないの!? 子供を参加させようとすんな!」

川内「参加はさせないよ。その、特殊なプレイっていうのかな。見られながらしてみたいなって前から思ってて」モジモジ

川内「軽巡以上の艦娘だと参加してくるか断られるかしちゃうから……ほら、子供って純粋だからさ! プロレスごっこって言えば信じるだろうって…」

北上「信じる信じないじゃなく見せんなって言ってんの。まったく、提督も説教しなきゃね」

北上「夜戦を盛り上げるために駆逐艦を利用しようとするなんてさ」

川内「誤解しないで! 私が一方的に連れて行こうとしただけだから!」

川内「提督にはサプライズで明かすつもりで…」

北上「悪い意味でのサプライズになるだろうね。今のアタシみたいに説教されるよ、きっと」

北上「正座」

川内「へ?」

北上「そこに正座して」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 21:47:05.06 ID:aavs+cQB0
>>79
川内の一人称が一部『アタシ』になってますが、『私』でした
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 22:10:47.59 ID:aavs+cQB0
川内「なんで…」

北上「しろ」ゴゴゴゴ

川内「はいっ!」スッ

北上「悩みを相談したいのはきっと、川内じゃなくて神通と阿武隈の方だよ。そのうちここに来ると思う」

北上「それくらい川内の考えてることはズレてる」

川内「そうでしょうか」

北上「自覚して」

川内「すみません」

北上「毎朝起こしにくるってことは、寝不足なんだよね。そりゃ夜戦でハッスルしてれば寝過ごしちゃうよ」

川内「いやぁ……」エヘヘ

北上「褒めてない! いい? これからアタシの言うことを守って。川内は間違ってるんだから」

川内「そうかな……卑猥な夜戦に興味津々な駆逐艦もいるし……」ボソボソ

北上「守れ」ゴゴゴゴゴ

川内「承知しましたっ!」

北上「まず、卑猥な夜戦を控えること。少なくとも駆逐艦を持ち出さないこと」

北上「更生するよう努力するって志を持って、神通と阿武隈に言葉で伝えて」

川内「はい」

北上「そして言葉だけじゃなく、行動でも示して」

北上「そうだね……明るいイメージをつけるために、駆逐艦たちを囲んで人形劇とかいいんじゃない?」

北上「那珂、神通、阿武隈を含めた4人でさ。もれなく水飴がついてくるよって宣伝すれば、喜んで見に来るだろうし」

川内「ちょっと楽しそう」

北上「乗り気ならよかった。今アタシが口にしたこと、守れる?」

川内「守ります」

北上「水平線の彼方に誓える?」

川内「誓います」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 22:29:47.28 ID:aavs+cQB0
北上「絶対だよ」

川内「約束する」

北上「うん。じゃ、正座やめていいよ」

川内「はい」スッ

川内「……ねえ北上」

北上「なに」

川内「駆逐艦を連れ出すのはダメだけど、軽巡以上の艦娘ならいいんだよね」

北上「ん……まあ卑猥な夜戦だって理解した上で、オッケーしてくれるなら」

川内「じゃ、じゃあさ……」

川内「北上……どう?」

北上「!」

川内「提督と私が夜戦してるとこ、見ててほしいんだ……一通り終わったら参加してもいいからさ……」ハァ ハァ

北上(目にハートマークが)

北上「遠慮しとくよ。夜はぐっすり寝たいし」

川内「1回だけお願い」

北上「嫌だ」

川内「お願いします! どんなプレイになるか知りたいんだよ!」

北上「あーもう、嫌だって言ってるでしょ! ほら、相談終わったんだから帰った帰った!」グイグイ

川内「お願いだってばー! 北上ー!」

パタン

北上「はぁ……」

北上(疲れたー、お茶淹れよう)

北上(てか川内ってあんなに性欲すごかったっけ? 提督との営み、そんなに良いのかな)


満足度合計:203
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 22:41:42.86 ID:aavs+cQB0

――――

北上(ふー、美味しいお茶だねこれ)

北上(このまんじゅうも絶品だよ。本来お客に出すものだけど)モグモグ

コンコン

北上(またまた来た、来客多いね。普段こんなペースなのかな)

北上「どうぞー開いてるよー」


ガチャ


↓2 艦娘1人、または複数
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 22:43:05.57 ID:pmi5F53Po
江風
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 22:43:07.93 ID:87yZMqbOO
能代
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 22:43:10.63 ID:2hwqBfD6o
初月
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 23:05:31.03 ID:aavs+cQB0
能代「失礼します。ごめんなさい那珂ちゃん、また来ちゃた」

北上「……」

能代「え!? き、北上さん」

北上「やっほー。那珂ちゃんならお悩み相談の出張中だよ」

北上「で、アタシは店番を任されてるんだ」

北上(この説明何回すればいいんだろ)

能代「そ、そうなんですか……じゃあ出直します」スッ

北上「あー待って。悩みがあるんだよね」

能代「はい……でも那珂ちゃんがいないので」

北上「よければ話だけでも聞こうか」

能代「え? いいんですか?」

北上「なんならアドバイスもするよ、解決できるかどうかは置いといてね」

北上(正直ちょっと楽しくなってきたんだよね、悩み相談。相手は悩んでるのに楽しむのはどうかって話だけど)

能代「なら、お願いしようかな」

北上「入ってよ。美味しいお茶もまんじゅうもあるよ」

能代「ありがとうございます」

――――

能代「美味しい」モグモグ

北上「でしょ?」

北上(用意したのは那珂ちゃんだけど得意げにするっていう)

北上「さて、本題に入ろっか。どんな悩みなの?」

能代「……」


↓2 何で悩んでいるか コンマが深刻度&満足度
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 23:12:11.90 ID:2hwqBfD6o
阿賀野ねぇに影響されてか他の姉妹もぐうたらしだした
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 23:12:14.24 ID:t3i9m66KO
阿賀野が虫歯みたいだけど歯医者はドリルが嫌って言うの!
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 23:25:43.50 ID:aavs+cQB0
少し早いですが、今日はここまでにします
お付き合いありがとうございます
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 23:41:52.00 ID:2hwqBfD6o
おつのー
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 21:17:32.64 ID:VHQBcOeC0
深刻度:24


能代「阿賀野姉ぇのことなんですけど」

北上(まあ十中八九そうだよね)

能代「最近よく甘いものを摂取してたせいか虫歯になっちゃって」

能代「歯が痛いって言うから、お医者さんに行こう? って連れて行こうとしたんです」

能代「そしたら『歯医者はドリルが嫌』って、いきなりじたばたし始めて……」

北上「子供か」

能代「私も小さい子みたいなこと言っちゃダメだよって叱ったんですよ」

能代「けど、『ドリルが嫌すぎて行きたくない』と主張して聞かないんです」

能代「どうしたらいいでしょうか」

北上「放っとけば?」

能代「ダメですよ! 虫歯を放っておいたら演習や出撃にも影響が出るんですから!」

能代「ご飯を食べるとき、辛そうな顔してるのも可哀想だし……」

北上(過保護だねー。少しくらい見放すのも阿賀野のためだと思うけど)

能代「お願いです北上さん! 不動の阿賀野姉ぇを何とかしたいんです!」

能代「良いアイディアはないでしょうか!?」

北上「良いアイディア、か……」


↓2 解決策 コンマを深刻度からマイナス
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/21(水) 21:20:11.83 ID:EzdYUzA60
ksk
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/21(水) 21:20:15.76 ID:P/sfSaDCo
魚雷で虫歯を消し飛ばすか素直に歯医者で治療するか選ばせる
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 21:32:51.04 ID:VHQBcOeC0
24−76=0


北上「……やっぱり、多少はキツイことした方がいいよ」

能代「キツイこと?」

北上「例えば、魚雷で虫歯を消し飛ばすか素直に配車で治療するかの二択を選ばせるとか」

能代「!?」

北上「うん、案外いいかもね。そうしよう」

能代「ぎょ、魚雷なんて撃ったら虫歯どころか頭が吹き飛んじゃうっ!」

北上「本当にやるわけないでしょ。こうすれば簡単に後者を選ぶじゃん? 晴れて能代の悩みは解決だよ」

北上「大体、能代はちょっと阿賀野に甘いと思うんだ。そのせいで阿賀野もだらだら過ごしちゃってるじゃん」

北上「ここらで気を引き締めることしないと、次にもっと大きな病気になったとき大変だよ?」

能代「……そうかもしれません」

能代「わかりました。心苦しいですけど、鬼になって阿賀野姉ぇに迫って来ます!」

能代「北上さん、見守っててくれませんか?」

北上「アタシが?」

能代「いざ阿賀野姉ぇを前にしたら、決意が揺らいじゃいそうなので」

北上「まあいいけど」

――――

阿賀野「いたた……虫歯痛い……」

阿賀野「でも歯医者は行きたくない……ドリル怖い……」

阿賀野「よーし、こうなったら!」

阿賀野「テレビでも見て気を紛らわそう」ピッ

バンッ

能代「阿賀野姉ぇ!!」

阿賀野「!?」ビクッ
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 21:42:47.64 ID:VHQBcOeC0
阿賀野「の、能代……怖い顔してどうしたの?」

能代「お医者さんに行くよ」

阿賀野「!!」

阿賀野「い、嫌って言ったじゃん! 歯医者はドリルが怖いから行きたくないの!」

能代「そう。じゃあこっちにも考えがある」

能代「阿賀野姉ぇ、この二択を選んで? 魚雷で虫歯を消し飛ばすか」

能代「それとも素直に歯医者で治療するか」

阿賀野「ええ!?」ガーン

能代「選んで」

阿賀野「ど、どっちも嫌だよぉ……」

能代「じゃあ私が決めるね。魚雷の用意してくる」スタスタ

阿賀野「えっ! ちょ、ちょっと待ってよ!」ガシッ

能代「放して阿賀野姉ぇ。すぐに魚雷持ってくるから」

阿賀野「魚雷は嫌! 虫歯より痛い目に遭っちゃうからぁ!」

能代「じゃあお医者さんに行く?」

阿賀野「そ、それは……」

能代「魚雷持ってくるね。私、本気だから」スタスタ

阿賀野「ああっ! う……うう……」

阿賀野「わかった! 歯医者に行くよ!」

ピタッ

能代「……本当に?」

阿賀野「うん……行くからぁ……! 魚雷はやめてぇ……!」グスン

能代「お医者さんに行くなら、もちろんやらないよ。約束できる?」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 21:57:51.91 ID:VHQBcOeC0
阿賀野「約束します……」

能代「じゃあ今から仕度して。いい?」

阿賀野「はい……」

能代「……」

能代(やりましたよ、北上さん)

北上(うん。いい鬼っぷりだよ能代)グッ

北上(見届けることができたし、相談所に戻るね)ヒラヒラ

能代(はい!)ペコリ

――――

能代「ありがとうございます北上さん。効果抜群でした」

能代「虫歯の治療も順調で……それだけじゃなくて、阿賀野姉ぇちょっぴりしっかり者になったんですよ」

能代「明日からなるべく自分のことは自分でやる、って」

北上「いい傾向だね。能代のあれがよっぽど効いたんだよ」

能代「ふふ、そうみたいです。私も、これからなるべく阿賀野姉ぇを甘やかさないようにします」

能代「では、本当にありがとうございました。そろそろ姉妹揃っての演習なので」ペコリ

北上「うん、頑張って」

スタスタ パタン

北上(……ぐうたらで言えば、アタシもその気があるかも)

北上(いや、一応やることやってるし良いよね? うん)


満足度合計:227
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 22:05:08.16 ID:VHQBcOeC0
北上「ふあぁ……」

北上(あー、なんか眠くなってきたかも)

北上(人が来たら起きれるかな。わかんないや)

北上(我慢しよう……座ってると寝落ちしそうだし、ストレッチでもするか)

北上「んぐぐぐ」ノビー

北上(あー、体がポキポキ鳴る。伸びって気持ちいいよね)

コンコン

北上(来客、これで6件目かな)

北上「入ってー」


ガチャ


↓2 艦娘1人、または複数
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/21(水) 22:06:52.05 ID:pGDzvcQlO
神通
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/21(水) 22:06:56.75 ID:EaL5xdPho
天龍
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 22:29:36.25 ID:VHQBcOeC0
天龍「よう」

北上「うわっ」

天龍「な、なんだよ。そんな驚かなくてもいいだろ」

北上「ごめん、一瞬ヤンキーが入って来たかと」

天龍「ヤンキー?」

北上「木刀を担いで偉そうに入室してきたじゃん」

天龍「これは駆逐艦のチビたちに稽古をつけてたからで……いや、それより悩みを相談したいんだけど」

北上「ここに来たってことはそういうことだよね。今は那珂ちゃん出張中で…」

天龍「知ってるよ」

北上「え、なんで?」

天龍「青葉から聞いたんだよ。那珂の代わりに北上が相談役してるってな」

北上「なるほど。ただの店番だけどね」

天龍「そうなのか? じゃあ相談はできねぇのか」

北上「いや、肩書きは店番なんだけど、一応相談役も兼業してるかな」

天龍「なんだそれ、ややこしいな……」

北上(ごもっとも)

天龍「ま、いいや。それなら話してもいいか?」

北上「どうぞ」


↓2 何で悩んでいるか コンマが深刻度&満足度
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/21(水) 22:31:57.61 ID:04Hb6ogSo
怖いかと問うと龍田の方が怖いと言われるのを何とかしたい
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/21(水) 22:32:13.35 ID:7+sT8ZLCO
改ニになってから提督の視線が前より胸に向いてる気がする
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/11/21(水) 22:32:17.74 ID:yfdGzAriO
独断で龍田と憲兵達相手にハニトラも兼ねて夜戦(卑猥)を仕掛けてるけど人数と相手の性欲がヤバくて逆に堕ちそうで困ってる
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 22:53:37.83 ID:VHQBcOeC0
深刻度:35


天龍「オレさ、改二になっただろ?」

北上「なったねぇ」

天龍「前より強くてカッコよくて、世界水準を軽く上回っちまっただろ?」

北上「そうだねぇ」

天龍「テキトーに返事してねぇか」

北上「してないよ」

天龍「そうか……で、その強くてカッコよくて、ビッグセブンに匹敵するほどの力を得たせいか」

天龍「周りから羨望の眼差しで見られまくっててさぁ」

北上「自慢したいだけなら帰ってくれる?」

天龍「悪い悪い、そう怒んなよ。本題はここからなんだ」

天龍「提督も例に漏れず、オレに視線を送ってるんだけど……なんつーか」

天龍「胸に向いてる気がするんだよな」ボイーン

北上「……」

天龍「思えば改二になる前も、胸に視線がいくことがあったんだ」ユサユサ

天龍「でも今回はヤバい。それ以上に視線がいってる気がする」

北上「……」

北上(そりゃあね。提督だけに限らず、整備士とか憲兵とか、艦娘のアタシだってたまに見ちゃうもん)

北上(龍驤は絶対に見ないようにしてるらしいけど)

天龍「なあ、どういうつもりなんだろうな?」

北上「え」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 22:55:42.73 ID:VHQBcOeC0
天龍「提督のやつ、どういうつもりなんだ。気になってしょうがないんだよ」

北上「それが悩み?」

天龍「ああ」

北上(そんなの『提督も男だからね』で済む話だけど)

北上(どう答えようか)


↓2 解決策 コンマを深刻度からマイナス
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/21(水) 22:57:33.93 ID:04Hb6ogSo
直接聞いてみればいいんじゃない?
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/21(水) 23:02:19.37 ID:lLsCpEU0o
そんなに見るってことは何か理由があるんだろうからしっかり見せてあげれば?
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 23:21:03.50 ID:VHQBcOeC0
35−37=0


北上「!」ピコーン

北上(素直に言うのもありだけど、少し提督をからかってみようかな?)フフ

北上「んー、アタシは提督じゃないからね。なにを考えてるかはわかんないよ」

天龍「やっぱそうだよな。こんな相談して悪かった」

北上「ううん、いいんだよ」

北上「でもさ……そんなに見るってことは、なにか理由があるんだろうから、しっかり見せてあげれば?」

天龍「!」

天龍「そうか、なるほどな。そうすればなにを考えてるか教えるかもな」

北上「うんうん」

天龍「よっしゃ! 試しにしっかり見せてみる! サンキュー北上!」スタタタッ

北上「どうなったか報告お願いねー」

天龍「もちろんだぜ!」

パタン

北上「さて、どうなるかな」

北上「次の来客の前に、ちょっとトイレ行ってこよっと」スッ

――――

天龍「いたいた! 提督、こっち来てくれ!」

天龍「いいからこっち来いよ、ほら」グイグイ

天龍「ああ? これから演習の視察だぁ? 別に見なくてもいいやつだろ、それよりも」

天龍「ほら」ボイーン

天龍「どうだ間近に見て。改二になってさらにデカくなったんだ」

天龍「……? なんで目を逸らすんだよ。いつもオレと話すとき、胸に視線やってただろ」

天龍「こんなことする理由? お前がなに考えてるか知るためだよ」

天龍「オレの胸、気になるんだろ。なんでかわかんねぇけど、こうすれば……」

天龍「はあ? 深い意味はないって、んなわけねぇだろ。人の胸チラチラ見といて」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 23:38:22.39 ID:VHQBcOeC0
天龍「教えるまで逃がさねぇからな! もっと見ろ!」ボイーン

天龍「なんだったら触ってもいいぜ。減るもんじゃねぇし」

天龍「へっ、逃がすかよ! いいから触れよほら」ムニュン

天龍「どうだ女の胸の感触は。お前のことだから、あんまこういう事したことないだろ」ニヤニヤ

天龍「なあ、そろそろ教えてくれよ。洗いざらい吐いたら解放してやるからさぁ」

天龍「……え?」

天龍「ど、どうしたんだ急に。真剣な顔になって……」

天龍「時間? あるけど……えっ、提督の部屋に?」

天龍「なんでだよ、意味が……お、おい! 手を引っ張るなって!」

天龍「わけわかんねぇって! 説明しろよこら!」

パタン

天龍「……な、なあ……どうしてここに……」

天龍「!」

天龍「やっ、ちょっ……やめろ! なにすんだ! お前、こんな力……! どこから……!?」

天龍「ふざけ、くっ……! やめっ……!」

天龍「……や、やめて……っ」


「ふ、服、脱がし……ああっ」

「そんな、ことっ……いやあっ……はずかしい……」


アッーーーーーー…♡


――――

北上(遅いなー。もう1時間は経ってるけど)ポリポリ

北上(提督をからかうだけでこんなにかかる?)ポリポリ

コンコン

北上(お、来たかな)

北上「どうぞー」
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 23:46:40.53 ID:VHQBcOeC0

ガチャ

天龍「……」

北上「おかえり。どうだった?」

天龍「……」スタスタ

天龍「……」スッ

北上(無言で座った)

北上「あの、天龍? どしたの?」

天龍「……ほ、報告にきた……」

北上「うん」

天龍「……すごい……」カァァ

北上「すごい?」

天龍「いや、なんでもない……!」

北上「???」

天龍「悪い、そろそろ演習の時間だ」スッ

北上「えっ、まだなにも聞いてないけど」

天龍「本当に悪い! ただ悩みは解決したから!」カァァ

天龍「それじゃあな!」スタタタッ

北上「ええ!? 待ってよ!」

パタン

北上(……なんなの?)

北上(まあ解決したならよかったけど)


満足度合計:262
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 23:59:36.65 ID:VHQBcOeC0

――――

コンコン

北上(間髪入れずにお客が来た)

北上「どうぞー」


ガチャ


那珂「北上ちゃん、お疲れ様!」

北上「!」

北上「なんだ、那珂ちゃんだったの。自分の部屋なんだからノックしなくてもよかったのに」

那珂「今は北上相談所だからね♪ 噂、届いてるよ」

北上「あー……なりゆきでそうなったんだよね。せっかく来てくれたんだし、追い返すのもあれだから」

北上「でも、それも終わりだね。出張終わったんでしょ?」

那珂「うん、1つ目は」

北上「1つ目?」

那珂「もう1つ頼まれたことがあるんだ。だから、ごめん! もうしばらく店番しててくれないかなっ?」

北上「マジか」

那珂「お給料、間宮無料チケットを1枚プラスするから!」

北上「うーん、暇だしいいけどさ」

那珂「そういえば演習とかは?」

北上「もう済ませたんだよね。遠征の予定もないし、出撃は明後日だから」

那珂「そうなんだ。あっ、もう出ないと! 引き続きお願いします!」ペコリ

北上「はーい。那珂ちゃんも頑張ってね」

那珂「うん!」

パタン

北上(引き続き任された。なにして時間潰そうかな)

北上(ゲームもマンガも一通り楽しんだし……またゲームする?)
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 00:02:35.12 ID:QevbNlTM0
北上(それともテレビを観ようか。今なにか面白いのやってるのかな)ピッ

北上(できればバラエティがいいけど)ピッ ピッ

コンコン

北上(おっと来客か。それとも那珂ちゃん戻ってきた?)

北上「はーい、入ってー」


ガチャ


↓2 艦娘1人、または複数
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/22(木) 00:03:39.00 ID:5+MevMuFO
鳳翔
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/22(木) 00:04:07.01 ID:7CFVtsaQO
五十鈴
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/22(木) 00:07:33.85 ID:QevbNlTM0
悩みというほどの悩みがないのに訪れる五十鈴
今日はここまでにします、お付き合いありがとうございます
コンマ00が出た場合、100でお願いします
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/22(木) 00:08:02.97 ID:QevbNlTM0
↑と思ったら深刻度はまだでした、すみません
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/22(木) 00:12:04.61 ID:5+MevMuFO
おつおつノシ
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/22(木) 00:41:05.71 ID:UUiKUo44o
おーつ
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/22(木) 18:14:38.83 ID:aKB52NCa0
酉付けないの?
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/22(木) 22:24:05.38 ID:QevbNlTM0
>>120
Rの方だけで
それ以外はつけないようにしてます
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 22:26:44.70 ID:QevbNlTM0
五十鈴「こんにちは。今大丈夫?」

北上「うん、お客は五十鈴だけだよ」

五十鈴「よかった」

北上「那珂ちゃんは今…」

五十鈴「知ってる、外出してて代わりに北上が相談に乗ってるんでしょ?」

北上(あれ。もう知れ渡ってるのかな)

北上「まあそんなとこだね。あ、煎餅食べる?」

五十鈴「ありがとう、いただくわ」

北上「美味しいからオススメだよ。にしても、五十鈴が相談って意外かも」ポリポリ

五十鈴「意外?」

北上「悩みあってもいちいち気にしなさそうだし。『悩んでるだけ時間のムダ』って」モグモグ

五十鈴「偏見もいいとこよ! 女の子なんだから色んなことで悩んでるわよ!」

五十鈴「むしろ北上の方が悩んでなさそうじゃない?」

北上「アタシか」

北上(言われてみれば……いや、悩みのタネはあるにはあるね)

五十鈴「って、こんなこと話すために来たんじゃなかった。相談に乗ってほしいのよ」

北上「だね。本題に入ろうか」


↓2 何で悩んでいるか コンマが深刻度&満足度
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/22(木) 22:29:01.25 ID:kWCOwY7xo
kskst
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/22(木) 22:29:33.30 ID:b7h+NMrbO
ワキガが臭い
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/22(木) 22:29:44.26 ID:UUiKUo44o
巨乳だけじゃ埋もれちゃう
新しいキャラ付けしたい
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/22(木) 22:30:08.74 ID:6WeyegX80
最近出撃任務も遠征もなくてやることがあんまりない
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 22:48:54.53 ID:QevbNlTM0
深刻度:30


五十鈴「……そ、その……」モジモジ

北上「うん」

五十鈴「ほ、他に……誰もいないわよね?」キョロキョロ

北上「いないけど」

五十鈴「隠しカメラで撮影してるとか」

北上「そんなことしないよ」

五十鈴「……」

五十鈴「わ……ワキガって、知ってる……?」

北上「脇が臭いやつでしょ」

五十鈴「ええ……」

五十鈴「私ね……ワキガなの……」

北上「えっ、そうなの? 近くにいて臭ったことないんだけど」

五十鈴「毎日必死にケアしてるから。食べ物もそうだし、こまめに汗を拭いたり」

五十鈴「特に、デオドラントクリームは欠かせないわ」

北上「陰で努力してたんだ」

五十鈴「ええ。なるべく誰かの嗅覚に届かないようにね」

五十鈴「けど、その努力にうんざりしてきたの。なんでこんな思いしなきゃいけないんだろうって」

五十鈴「いちいち『臭いと思われてないかな?』とか人を気にして……おかげで注意力が養われて、出撃の戦果に繋がってるけど」

五十鈴「いい加減どうにかしたいのよ。今まで付き合ってきたワキガと、さよならしたいの!」

北上(切羽詰ってる目だ。匂い系の悩みって、女の子は特に気にするよね)

北上(んー……なんとかしてあげたいけど……)


↓2 解決策 コンマを深刻度からマイナス
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/22(木) 22:50:49.81 ID:6WeyegX80
病院で治療すればいいと思うよ 今度休暇を申請していって来たら?
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/11/22(木) 22:52:22.69 ID:7usdjAyX0
アポクリン腺除去手術を受ける
あ〜、入渠したら治っちゃうか?
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 23:15:27.26 ID:QevbNlTM0
30−69=0


北上「……その悩みさ、アタシなんかより専門の医者に相談した方がいいんじゃないの?」

北上「間違いなく改善すると思うよ。えっと、なんて言ったかな……アポなんとか手術ってやつ」

北上「それを受ければいいじゃん」

五十鈴「アポクリン腺除去手術でしょ。前に受けたことある」

五十鈴「でも、入渠したら治っちゃったのよ。アポクリン腺が元に戻っちゃったの」

北上「ええ! ウソ!」

五十鈴「もうどうすればいいかわからなくて……だからここに……」クスン

北上「……」

北上「……よし」スッ

五十鈴「?」

北上「こんな時は、あの艦娘の力を借りるしかないよ」

北上「ブライト・ストーンに」

五十鈴「ブライト……?」

北上「明石のこと」

五十鈴「え!? た、確か明石さんって……」

北上「うん。以前、ドラえもん並みの便利な道具を産みだしすぎて、艦娘たちの生活が堕落していったときがあって」

北上「このままじゃマズイと察して、明石自ら『発明禁止令』を出し、それ以降ひたすら鎮守府のためだけのアイテムを作ってる」

五十鈴「だから、今はもう明石さんを頼る艦娘はいない。私情を挟んだアイテムは作ってくれないから」

五十鈴「無理よ! あの人のことに行ったって、追い返されるだけよ!」

北上「アタシに任せてよ。ついて来て」スタスタ

五十鈴「ちょ、ちょっと北上!?」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 23:31:43.78 ID:QevbNlTM0

――――

カーン カーン カーン

明石「……ふぅ」

北上「相変わらず良い腕だね」

明石「!」

明石「北上、それに五十鈴?」

五十鈴「こ、こんにちは」ペコリ

明石「こんにちは。なにか用?」

北上「だから明石のとこへ来たんじゃん。いや……」

北上「ブライト・ストーンのとこにね」

明石「!!」

明石「やめて。その名前はもう捨てたの」

五十鈴「ね、ねえ……さっきも言ってたけど、ブライト・ストーンって……」ヒソヒソ

北上「色んな発明品を作って艦娘たちに拝まれてたとき、裏で呼ばれてた名前だよ」

北上「『ブライト・ストーンに頼めば夢が叶う』……そう言われてたの知らない?」

五十鈴「いや知らないけど」

明石「ごめん、今はネジを作るので忙しいの。出て行ってくれる?」

北上「ねえブライト・ストーン。昔のアンタは輝いてたよ」

北上「好奇心旺盛な顔で、無我夢中で腕をふるってアイテムを作ってさ」

北上「なのにあんなことがあって……発明禁止令を出したときの辛そうな顔、今でも脳裏に焼きついてる」

明石「……」

北上「きっと散々悩んだ末の結論だと思うんだ。生半可な覚悟じゃなかったと思う」

北上「でも……もう一度、あの楽しかった時代に戻ってみない?」

明石「やめてったら。私の作る道具は人をダメにしてしまうの」

明石「だから、何度頼まれたって欲にまみれたものは産みださない。絶対にね」
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 23:44:51.83 ID:QevbNlTM0
北上「そうだね。人の欲って怖いよ。求めて、求めて、まだ求めるんだから」

北上「だけど……ここにいる五十鈴は、これ以上は求めないと思うんだ」

北上「今まで苦しんできた悩みのタネをなんとかしたいんだって」

明石「仮にそれをなんとかしたとする。彼女は絶対に次を求めるわ」

北上「求めないよ、そうでしょ?」

五十鈴「え」

北上「五十鈴の意思をぶちまけて。明石の心に届くように」

五十鈴「……え、えっと……」

五十鈴「私、ワキガで悩んでて……手術をしても、入渠したら元に戻っちゃうんです」

明石「……」

五十鈴「こうなると、自分でもどうしていいか分からなくて。なんとかしたいんです」

五十鈴「このワキガとさよならしたいんです!」

明石「……」

五十鈴「お願いします! ワキガさえ治れば他にはなにも望みません!」ペコリ

五十鈴「なのでどうか! どうかワキガを治すアイテムを作ってください!」

明石「……」

明石「……わかった」

五十鈴「!!」

明石「ただし、直接治すようなものは作らない。あくまで手助けするアイテムを作る」

明石「それでもいい?」

五十鈴「は、はい!」

北上「よかったね五十鈴」

五十鈴「ええ」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:02:45.23 ID:ErEQrE1/0
北上「ふふ、本当によかったよ。五十鈴の声がアンタに届いて」

明石「彼女の目、まっすぐ私を見据えていたから。嘘をつくような態度じゃない」

明石「30分くれる? 完成したら持って行くから」

北上「仕事が早いねぇ、了解」

北上「部屋に戻ろっか五十鈴」

五十鈴「……そうね」

五十鈴(なんだったの、この茶番)

――――

北上「明石からアイテムが届いたよ。この錠剤を飲むと、入渠しても手術前の体には元に戻らないんだって」

五十鈴「すごくピンポイントな効能ね。嬉しいけど」

北上「明石が言ってたとおり、あくまで手助けするアイテムだから。また手術受けに行ってね」

五十鈴「その程度、ちっとも負担にならないわよ。次こそ治るんだから」

五十鈴「ありがとう北上! ここに来てよかった、感謝する」

北上「アタシは明石を紹介しただけだから」

五十鈴「……あのさ。さっきの明石さんとのやりとり、なんだったの?」

北上「へ?」

五十鈴「なんか、映画に出てくるようなお芝居をしてたでしょ」

北上「ああ、気にしないで。ただのノリだから」

五十鈴「ノリ!?」

北上「雰囲気出てたでしょ。たまにああやって映画のワンシーンっぽく即興で話すんだよ」

五十鈴「そ、そうなの……」

北上「それよりさ、早くそれ飲んで治しに行ったら?」

五十鈴「ええ。本当にありがとう」ペコリ


満足度合計:292
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:10:03.75 ID:ErEQrE1/0

――――

北上(眠いなー……眠気の第二派がやって来た……)

北上(昨日ゆっくり眠れたはずなんだけど……)ウトウト

北上「……zzz」

北上(はっ! やば、ちょっと睡眠に入ってた)ゴシゴシ

北上(どうしよう……いっそ寝ちゃう? 誰か来たら、その人に起こしてもらえれば…)

コンコン

北上「!?」ビクッ

北上(入眠しようとした瞬間に……)

北上「ど、どうぞー」


ガチャ


↓2 艦娘1人、または複数
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/23(金) 00:10:56.02 ID:r/WFkKUzo
海風
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/23(金) 00:11:01.38 ID:20PD4T3T0
二航戦
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:23:16.60 ID:ErEQrE1/0
飛龍「失礼しまーす」

蒼龍「北上ちゃんいる?」

北上「いるよ」

蒼龍「……なんでヨダレ垂らしてるの?」

北上「うあ、ごめん」フキフキ

飛龍「ひょっとして寝てた?」

北上「いや、寸前で2人が来たからセーフ。中入ってよ」

蒼龍「お邪魔します」スタスタ

飛龍「噂で聞いたんだけど、那珂ちゃんの代わりに相談役をしてるんだよね」スタスタ

北上「まあね」

北上(もうそれでいいや)

飛龍「私たちの悩み、聞いてほしいんだけど……」

北上「いいよ。どうぞ話して」

蒼龍「ありがとう!」


↓2 何で悩んでいるか コンマが深刻度&満足度
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/23(金) 00:24:58.53 ID:URYOR1Zxo
提督が蒼龍にやだやだ言わせるために無理難題を押しつけてくるので困ってる
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/23(金) 00:25:04.90 ID:ysJmewneO
胸を小さくしたい
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/23(金) 00:25:10.76 ID:Oe8tOmG60
自分たちの弱さが許せない為もっと強くなりたい
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/23(金) 00:25:10.81 ID:JWU46AySO
提督が最近よそよそしい
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/23(金) 00:32:57.37 ID:TOZnyWzQO
蒼龍は兎も角飛龍ってそんなに有ったっk おっとこんな時間にお客とは……
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:56:41.09 ID:ErEQrE1/0
深刻度:90


蒼龍「実はね……胸を小さくしたいの」

北上「胸を? なんでまた」

蒼龍「……」

飛龍「セクハラ被害に遭ってるの」

北上「セクハラ?」

飛龍「直接触られたとかじゃないんだけど、どこからか視線を感じたり」

飛龍「宛名のない手紙が送られてきて、その内容が『2人のおっぱいを揉みまわしたい』だとか『二航戦のおっぱい最高、ぺろぺろしたい』だとか……」

北上「えぇ……」

蒼龍「あと……手紙と一緒に、隠し撮りの写真が送られてきたり……」

飛龍「着替え途中のね……胸ばっか映されてるの」

蒼龍「それと、サイズがぴったりのエッチなブラが送られてきたり……」

北上「うわぁ、セクハラなんてもんじゃないよそれ。ヤバい奴だよ」

飛龍「うん。だから捕まえてやろうと思って、徹底的に探し回って犯人を捜したんだ」

飛龍「艦娘数人にも手伝ってもらって。カメラを探したり整備士1人1人に質問したり」

飛龍「だけど収穫はなし。カメラもないし手がかりすら掴めなかった」

蒼龍「その間も、胸に関するセクハラ攻撃は続いて……もういっそ、胸を小さくしちゃおうかなって」

飛龍「精神的に参ってるの……」

北上(言われてみれば、少しやつれてるね)

蒼龍「出撃や演習でも、胸が小さければ有利になると思うし」

蒼龍「デメリットはないからいいかなって」

飛龍「ね。北上ちゃんはどう思う?」

北上「どうって……」

北上(犯人を探した方がいいとは思うけど。そこまでやって見つからないってのも不気味だね)

北上(うーん……)


↓2 解決策 コンマを深刻度からマイナス
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/23(金) 01:01:30.89 ID:OoADE7NS0
犯人をさがす
小さくなってもセクハラされたら同じだから
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/23(金) 01:03:01.65 ID:E3SuyR56O
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/23(金) 01:03:15.59 ID:r/WFkKUzo
犯人見つけよ
てつだうから
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/23(金) 01:07:10.46 ID:ErEQrE1/0
ここまでにします
お付き合いありがとうございます
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/23(金) 01:17:04.89 ID:r/WFkKUzo
おつ
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 23:52:54.69 ID:ErEQrE1/0
90−65=25


北上「これはあくまでアタシの考え方なんだけど」

北上「たとえ2人が胸を小さくしても、セクハラ被害は収まらないと思うんだ」

蒼龍「な、なんで!?」

北上「そいつは二航戦の胸が好きって言ってる。つまり大きかろうが小さかろうが粘着し続けるよ」

飛龍「じゃあどうすればいいの……」

北上「決まってるじゃん、犯人を探そう」

北上「小さくなってもセクハラされるなら同じだからね。アタシも手伝うから、即刻見つけてぶん殴ってやろう」

飛龍「北上ちゃん……!」

蒼龍「ありがとう! けど、どうやって探すの? 徹底的に調査しても手がかりすら……」

北上「疑問なんだけど、本当に余すところなく探したの?」

飛龍「うん。鎮守府の隅から隅まで根気よくね」

北上「そっか……とりあえず、送られてきたもの見せてくれる?」

蒼龍「わかった!」

――――

北上「うわー、マジの盗撮写真だ。全部胸を撮影してるね」

北上「手紙は筆跡を残さないようパソコンで文字を書いてるし、なかなか用心深いよ」

飛龍「指紋がついてないかも確認したけど、全て綺麗だった。手袋をはめて作業したみたい」

北上「たち悪いなぁ……。じゃあさ、この写真から撮影されてる場所を特定できた?」

蒼龍「うん、ロッカーの上だった。でもそこには何もなかったの」

飛龍「交代で1週間くらい張り込みしたけど、姿は見せなかった。なのに写真はその間も送られてきたわ」

北上「不気味すぎる……一体どうやって撮影したの……?」ウーン

北上「ひとまず、特定した現場も見てみようか」
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/24(土) 00:21:58.43 ID:Ge1lMqTe0

――――

飛龍「ここ。空母が着替えに使う部屋よ」

北上「へーこんな感じなんだ。で、問題のロッカーは?」

蒼龍「あそこよ! 赤城さんのロッカーの上」

北上「どれ、椅子を用意してっと」ガタッ

北上「よっと」スッ

北上「……なにもないね」

飛龍「でしょ?」

蒼龍「八方塞がりってやつよ……手がかりがなければ辿って行くことすらできない」

北上「そういえばさ、手紙とか盗撮写真ってどうやって送られてきたの?」

蒼龍「送られてるっていうか、気がついたら私たちの部屋にあるのよ。枕元だったり、床だったり、机の引き出しの中だったり」

蒼龍「ロッカーと同じで張り込みもしたんだけど、そしたら視界に入らない場所に置かれてるし」

北上「こわっ!? なにそれホラーじゃん!」

飛龍「うん、だから当然寝つけないよね」

北上「目の下にできたクマはそういうことなのか。ちくしょー、ますます怒りが沸いてきた」

北上「許さない!! 絶対に捕まえて……」

北上「ん?」

蒼龍「どうしたの?」

北上「いや……なんか今、動かなかった?」

飛龍「どこが?」

北上「そこだよ」

飛龍「……なにもないけど」
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