サトシ「キスしないと出られない部屋?」スイレン「うん」

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52 : ◆KDBZo6p5dM [saga]:2018/11/15(木) 23:05:18.63 ID:Y5OPLd9o0
リーリエ「ですが、もし誰かがこの部屋に入っているとして…あの霧が発生してない以上は外の私たちがその方々を助けることはできないのでは?」

マーマネ「そもそもこの現象の根本的な原因がわからない以上は手出しできないしねー」

マオ「……神さまの気まぐれっていうぐらいだし、たまたま霧が発生してないだけって可能性も捨てきれないよ!」

カキ「何にせよ手詰まりだな…」ムゥ

アセロラ「考えナシに突っ込んで、またあの部屋に入れられちゃったら元も子もないしね」

ロトム図鑑「……実は……ボクがあの部屋に入れられる時……直前に複数の強力なポケモンのパワーを……」

スイレン「ちょっとタンマ!」ビシッ

ロトム図鑑「どうしたロト?スイレン」

スイレン「アセロラ、"またあの部屋に"ってどういうこと?」

アセロラ「え?」

サトシ「」ビクッ

スイレン「なんかその言い方……アセロラ、あの部屋に入ったことあるみたいな言い方だけど……」

スイレン「あっ、ちなみに私は入ったことある。サトシと////」

サトシ「お、おい!今はそんなことよりロトムの話を……」

アセロラ「えへへ、実はアセロラも入ったことあるんだよねー?///」テレッ

アセロラ「とーっても素敵な思い出ができたよ////」チラッ

サトシ「」ビクッ

スイレン「そ、そうなんだ!アセロラにも素敵な人できたんだ!よかった!」ニコッ

アセロラ「えへへ、ありがとう!スイレン!」ニコッ

スイレン「うん、おめでとう!ちなみに……」ニコニコ

スイレン「誰と入ったの?」

サトシ「…………」

ピカチュウ「ピカピィ」
53 : ◆KDBZo6p5dM [saga]:2018/11/15(木) 23:18:15.43 ID:Y5OPLd9o0
アセロラ「それはちょーっと恥ずかしいから言えないかなー?」エヘヘ

スイレン「お、教えてアセロラ!私たち友達!」ニコニコ

スイレン「あっ、ちなみに私はサトシと入った////」

アセロラ「……何で何回も言うの?」

スイレン「大事なことだから」

アセロラ「うーん、じゃあ当ててみてよ?サトシ」

サトシ「いっ!?な、何で俺?」ビクッ

スイレン「………サトシ、嘘はつかない方が身のため」ジトー

サトシ「ちょ、ちょっとわかんないや」ハハハ

スイレン「………」ジトー

アセロラ「うふふ♪」

ピカチュウ「チュウ」

ワイワイ

ロトム図鑑「………サトシとスイレンとアセロラはもうダメロト」ハァ

ロトム図鑑「………リーリエ、マーマネ、マオ、カキ。キミたちだけでも真面目に…」チラッ

マオ「えー!?リーリエもこの部屋に入ったの!?」

リーリエ「はい、マーマネと一緒に」ニコッ

マオ「へぇ?やるじゃんマーマネー」ニヤニヤ

マーマネ「ま、まぁね?////」テレッ

マオ「で?リーリエ?マーマネとは部屋出るときに(キス)したの?」ワクワク

リーリエ「はい、(ポケモンバトル)しましたよ?」ニコッ

マオ「おぉー!!」キラキラ

カキ「男になったなぁ!マーマネ!」ポンッ

マーマネ「そ、それ程でも////」テレッ

ワイワイ

ロトム図鑑「………キミたちは遊びに来たロト?」
54 : ◆KDBZo6p5dM [saga]:2018/11/15(木) 23:37:03.53 ID:Y5OPLd9o0
サトシ「な、なぁ!そんなことより、ルザミーネさんからのミッションをなんとかしようぜ!」

スイレン、アセロラ「!」

スイレン「わかった!じゃあ、ここはまず私とサトシが先行して霧を探しに…」

アセロラ「スイレーン!アセロラとサトシで行ってくるからスイレンは待っててよ!」ニコッ

スイレン「……アセロラはガーディアンズじゃないし、ここでゆっくり待ってて!サトシと私で解決してくる!」ニコニコ

アセロラ「スイレン!アセロラとスイレンは親友なんだから気を使わないでよ!アセロラとサトシで行ってくるからスイレンはここで待ってなよ」ニコニコ

スイレン、アセロラ「……………」ニコニコ

サトシ「………スイレンとアセロラ二人で行ってくればいいんじゃないか…?」ボソッ

スイレン、アセロラ「それじゃ意味ない!!!」クワッ

サトシ「ヒィッ」ビクッ

ピカチュウ「チュウ……」

マオ「ハァ…まったく、スイレンとアセロラは…」ハァ

カキ「……仕方ないな、マオ!俺たちで霧を探しにいくか?」

マオ「え?ぁ………か、カキがいいんなら…////」モジモジ

カキ「あ……いや、その////」ソワソワ

マオ「/////」モジモジ

カキ「えーと////」ソワソワ

リーリエ、マーマネ「………………」

マーマネ「……まったく、みんな仕方ないね?」ヤレヤレ

マーマネ「リーリエ!僕たち二人で霧を探しに…」チラッ

リーリエ「嫌です」ニコッ

マーマネ「」ガーン

ワイワイ

ロトム図鑑「………やれやれ、いったいどうしたら……」ビビッ

ロトム図鑑「! この反応は………!みんなー!」

全員「!」

ロトム図鑑「向こうから誰か歩いてくるロトー!!」
55 : ◆KDBZo6p5dM [saga]:2018/11/16(金) 00:51:07.20 ID:rTsflika0
グラジオ「…………」トボトボ

マツリカ「……………」スタスタ

シルヴァディ「ヴァディ」

アブリボン「リボボーン♪」

マーマネ「あ、あれは!?」

リーリエ「お兄様!?」

ロトム図鑑「マツリカまでいるロト!!」

グラジオ「リーリエ…」

マツリカ「おーおー、あの子たちは…」

リーリエ「お兄様!何故ここに!?」

グラジオ「いや…その……」

マツリカ「う〜ん…霧も消えてるし、この様子だと部屋に入ってから時間もそんなに経ってないのかな?」

マーマネ「部屋!?」

リーリエ「霧……?まさかお兄様……マツリカさんと…」

マツリカ「? キミたちもあの部屋、知ってるの?」

リーリエ「はい…前に入ったことがあるので……」

マツリカ「そっか、なんというか………」

リーリエ、マーマネ「?」

マツリカ「普段は体験できないような、とっても不思議な体験だった」ニコッ

リーリエ「え?」

グラジオ「…………………」
56 : ◆KDBZo6p5dM [saga]:2018/11/16(金) 01:06:42.90 ID:rTsflika0
マーマネ「で?どうだったの?」

グラジオ「なにがだ?」

マーマネ「なにって…部屋の感想だよー」ニヤニヤ

グラジオ「くだらなかったな。何が神さまのイタズラだ。あんなもの、俺からしたら子供のお遊びだ」フンッ

マーマネ「へぇ〜?」ニヤニヤ

グラジオ「………お前、何か誤解をしているな?」

マツリカ「ふふっ」クスッ

グラジオ「ところでリーリエ、何故ここにいるんだ?」

リーリエ「は、はい…実はお母様からウルトラガーディアンズに神さまのイタズラを解明せよとの指令がありまして…」

グラジオ「指令……?」チラッ


スイレン「サトシ!私とアセロラ、どっちと部屋に入るか選んで!」ズイッ

サトシ「え!?」

アセロラ「サトシ!アセロラはサトシを信じてるからね!」ズイッ

サトシ「……つ、つーか…部屋に入るのが目的じゃ…」

ピカチュウ「ピカー…」

カキ「た、たくぅ!みんなやる気ないみたいだし、俺たちが霧を探しにいくしかないなぁ?マオ?」

マオ「え?あ…う、うん!し、仕方ないね!カキ////」モジモジ


グラジオ「……遊んでるようにしか見えないが?」

リーリエ「……ですね?」ハハハ

マツリカ「おーおー、この光景、是非画に描きたい!」

マツリカ「タイトルは……"青春"!!」

アブリボン「リボボーン」

マーマネ「青春………なのかなぁ?」

ロトム図鑑「結局、神さまのイタズラは謎のまま迷宮入りになりそうロト」ハァ

ピカチュウ「チュウ」


ワイワイ
57 : ◆KDBZo6p5dM [saga]:2018/11/17(土) 00:22:24.30 ID:jr8uXkvC0
>>52
訂正
リーリエ「ですが、もし誰かがこの部屋に入っているとして…あの霧が発生してない以上は外の私たちがその方々を助けることはできないのでは?」

リーリエ「ですが、もし誰かがあの部屋に入っているとして…あの霧が発生してない以上は外の私たちがその方々を助けることはできないのでは?」

58 : ◆KDBZo6p5dM [saga]:2018/11/17(土) 00:38:01.63 ID:jr8uXkvC0
深夜

アーカラ島

ライチ「……ここが神さまのイタズラとかっていう現象がおきると言われてるスポットね?」ザッ

ルガルガン「ガルッ!」

モヤッ

ライチ「……はーん?なるほど。あの霧、確かに尋常じゃない雰囲気ね?気味が悪いわ」

ルガルガン「ガルルッ!」グルル

ライチ「……昼間にサトシたちウルトラガーディアンズがここに来たらしいけど、結局この現象の謎は解明できなかったって報告を受けてるわ……」

ライチ「今までは単なる噂で流してたけど…実害報告が何人も出てる以上は流石に目に余る、島クイーンの私が直々に解決するしかないわね」

ルガルガン「ガルッ」コクッ

ライチ「……神さまの気まぐれだか、イタズラだか恋愛成就のスポットだか知らないけど……」スッ

ライチ「人やポケモンを惑わし、霧で部屋へ誘い、無理やり試練を与える……!そんなこと、この島の島クイーンとして見過ごせないわ!」ポイッ

ボンッ

プテラ「プテー!!」

ライチ「プテラ!!きりばらいであの不気味な霧を全部ぶっ飛ばして!!」

プテラ「プテー!!」バサッ


ブオン!!


モヤヤ……

ライチ「……よし!霧が散ったわ!今の内に辺りの調査を……」

モヤヤ

ライチ「!!」
59 : ◆KDBZo6p5dM [saga]:2018/11/17(土) 00:47:19.79 ID:jr8uXkvC0
ライチ(そんな……!きりばらいで散ったハズの霧がこっちに向かって襲いかかってくる!?)

モヤヤ

ライチ「…………くっ!プテ……」チラッ

ルガルガン「zzz」

プテラ「zzz」

ライチ「……!眠らされてる!?」クラッ

ライチ「!!」クラクラ

ライチ(ま、マズイわ……このままじゃ私も……)フラフラ

ライチ(………うぅ……意識……が……)ウトウト

バタリ

ライチ「zzz」


オオオ………
60 : ◆KDBZo6p5dM [saga]:2018/11/17(土) 18:21:27.05 ID:jr8uXkvC0
ライチ「……うぅ…」パチッ

ライチ「……ここは……?」キョロキョロ

ルガルガン「ガルッ」ムクリ

プテラ「プテー」ムクリ

ライチ「……ドア以外は何も無い部屋……てことは…私、神さまのイタズラにハメられたのね?」クッ

ライチ「……油断したわ。ミイラ取りがミイラになるとはこのことね!」

ライチ「……とにかく、何とかこの部屋から脱出する方法を…」キョロキョロ

「あーっ!!」

ライチ「……え?」

ザオボー「貴女はー!!」

ライチ「!?」
61 : ◆KDBZo6p5dM [saga]:2018/11/17(土) 18:37:15.45 ID:jr8uXkvC0
ライチ「うぇ?……え?あなた、確かエーテル財団の……」

ザオボー「いやぁ!助かりましたー!霧で眠らされたと思いきや、気づけばこの部屋に閉じ込められていてどうしようかと…」ハハハ

ライチ「は、はぁ……というか、何でこの部屋に…」

ザオボー「えー、コホン!実はですね?これには深いワケがありまして…」

ライチ「あ、はい…」

ザオボー「実は…このアーカラ島には神さまのイタズラなどという怪しげな噂がありまして…まぁ、実際に今現在我々がおかれているこの状況のことなのですが」

ライチ「それで?」

ザオボー「ルザミーネ代表が昼間に、リーリエ嬢ちゃんたちウルトラガーディアンズにこの神さまのイタズラの解明をお願いしたのですが…どうやら解明できなかったみたいなので…」

ライチ「……代わりにあなたがここの調査にきた、と」

ザオボー「そういうことです!代表はこの天才、ザオボーに嬢ちゃんたちの尻拭い……いえ、この超難度現象を解明せよ!と言われたのです!」

ライチ「なるほど、それでその調査の途中で霧に眠らされてこの部屋に来たということね?」

ザオボー「くっ!私ととしたことが……!一生の不覚です!」

ザオボー「して、島クイーンである貴女は何故ここに?」

ライチ「まぁ、だいたいあなたと同じ感じね」

ルガルガン「ガルッ」
62 : ◆KDBZo6p5dM [saga]:2018/11/17(土) 18:47:34.57 ID:jr8uXkvC0
ザオボー「しかし!貴女と一緒に閉じ込められたのならば心強い!」

ザオボー「この天才ザオボーと島クイーンである貴女が組めば怖いものはありません!早急にこの部屋から出て、そのイタズラ好きの神さまとやらにお仕置きしてやるのです!」

ライチ「そ、そうね…(まぁ、私たち二人ともその神さまにハメられたからここにいる訳だけど…)」

ルガルガン「ガルッ!」クイッ

ガタッ

ライチ「ん?それは?」

ザオボー「……どうやら何か書いてあるようですねぇ?もしや、ここから出る条件とか……?」

ライチ「……えーと、なになに?」フムフム

『キスしないとこの部屋からは出られません』

ライチ「………」

ザオボー「キス……?ですと?フンッ、この程度の条件を私たちに出してくるとは……我々もナメられたものですねぇ?」

ザオボー「さぁ!早く私とキスをしてこの部屋から……」

ライチ「……えーと////」モジモジ

ザオボー「? 何ですか?」

ライチ「その…////」モジモジ

ライチ「チェンジで」

ザオボー「は?」




おわり

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