他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【ミリマス】まつり「私の妹」
Check
Tweet
1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:09:06.77 ID:dVfo4c3q0
ミリマスSSです。
・まつり母、まつり妹出ます。
・Pが結構喋ります。
久々にスレ立てしたもので、もし不具合があったら申し訳ない。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1541851746
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:16:15.07 ID:dVfo4c3q0
やよい「どうしたの?」
貴音「何かあったのですか?」
真美「亜美がね、真美の分のおやつ食べちゃったんだよ! 今日はフンパツしてゴージャスセレブプリンだったのに!」
やよい「ええっ!? じゃあ亜美ってば、プリンふたつも食べちゃったの!?」
真美「そうだよ、ひどいっしょ? だから今、絶賛ケンカ中なんだ」
貴音「しかし、亜美は本当に真美の分だとわかって食べたのでしょうか? 何か理由でも……」
真美「わかってるに決まってるっしょー! 事務所じゃなくて家の冷蔵庫に入ってたんだよ? しかもちゃんと真美って名前書いてたのに!」
やよい「うーん……それは亜美が悪いかも」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/10(土) 21:16:43.80 ID:dVfo4c3q0
真美「きっと昨日ゲームでけちょんけちょんにしたこと、根に持ってるんだよ……。ああもう、こんなときお姉ちゃんがいてくれれば、亜美のこと叱ってくれるのに!」
やよい「あ、そういえば真美がお姉さんなんだもんね」
真美「そーだよ。双子だからあんまり意味ないけど。どうせなら年の離れた妹のが良かったよ」
貴音「真美の言っていることもわかります。お姉様と慕ってくれるその一瞬は、言葉では表現出来ないほど暖かく、心地良いのですよ」
やよい「貴音さんもお姉さんなんですよねー!」
貴音「ええ。久々に会いたいものです」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/10(土) 21:17:13.38 ID:dVfo4c3q0
真美「そういうやよいっちも、妹いるよね。かすみちゃん」
やよい「うん。妹はひとりだけだから、やっぱり可愛いよ。話が1番合うのもかすみだし、お料理とかも手伝ってくれるし。長介とふたりでやってくれるから、とっても助かってる」
真美「むー! お姫ちんの妹ちゃんも、かすみちゃんも、いい子だからそう言えるんだよ! 亜美を見て! あのナマイキフェイス! 何なら人のプリンも食べちゃうんだからね!?」
やよい「真美もそっくりな顔してるのに……」
真美「今それは関係ないの! あーあ、こんな妹なら、真美……」
まつり「それ以上はめっ! なのですよ?」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:17:48.94 ID:dVfo4c3q0
真美「まつり姫!」
貴音「いつの間に……。わたくしも気づきませんでした」
まつり「最初から聞いていたのです。姫はソファーでお昼寝中だったのです」
やよい「ソファーふかふかだから、気持ちいいですよね。美希さんもよくお昼寝してます!」
真美「やよいっち、そこ!? 絶対ウソっしょ!?」
まつり「とにかく、真美ちゃん。本心で思ってないことを言っちゃ、ダメなのですよ」
真美「だって亜美がぁ……」
まつり「亜美ちゃんも、きっと反省しているのです。姫にはわかるのですよ?」
貴音「はて、それは一体……?」
まつり「お姉ちゃんのカン、なのです」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/10(土) 21:18:15.53 ID:dVfo4c3q0
ガチャッ
亜美「真美、いる!?」
真美「あ、亜美!」
亜美「やっぱり事務所にいたか! 探したんだよ! 電話もメールも全部無視してるし!」
やよい「真美、大人気ない……」
真美「コドモだから良いんだよ! どっちにしたって、亜美が悪いんだから!」
亜美「……わかってるよ。だから、はい」
真美「ゴージャスセレブプリン……と、今日発売のゲームソフト!? えっ、だってこれ、真美と半分こで出すって……!」
亜美「さすがの亜美も悪いと思ったんだよ。ゲームに負けてプリン2個食いって、ひどすぎるにも程があるっしょ」
貴音「食べ物の恨みは恐ろしいですからね……」
真美(お姫ちんが言うと説得力あるなあ……)
亜美「それに、プリン食べるのもゲームするのも……真美が一緒じゃないと面白くないよ。楽しくない」
真美「亜美……」
亜美「だからごめんね、真美」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:18:48.71 ID:dVfo4c3q0
真美「……うん。わかった。真美もいょっと大人気なかったよ。亜美も一緒にプリン食べよ。半分こでいーから」
亜美「でも、亜美たくさん食べたし……」
真美「ふたりじゃないとダメって言ったの、亜美っしょ。ほら、もう帰るよ。この後オフなんだから」
亜美「……りょーかい!」
真美「じゃあ、真美たち帰るね! やよいっち、お姫ちん、まつり姫、ありがと!」
やよい「うん、気をつけて帰ってね!」
貴音「また後日、わたくし達とごぉじゃすせれぶぷりんを食しましょう。食事は人が多いほど、美味しいものですから」
亜美「そーだね、また今度一緒におやつ食べよ!」
まつり「ほ? 姫は何もしてないのですよ?」
真美「ううん。まつり姫が止めてなかったら、真美……言っちゃいけないこと、言ってたと思う」
まつり「………」
真美「だからありがとう、姫!」
まつり「……姉妹は仲良く、ですよ?」
真美「あいあいさー!」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:19:17.70 ID:dVfo4c3q0
ガチャッ
P「お、まつり来てたか。じゃあそろそろ現場行くからな。今日はバラエティの撮影だぞ」
まつり「はいほー! 楽しみなのです!」
P「やよいと貴音は、この後レッスンだったな? ふたりとも、頑張れよ」
やよい「はーい! 今日もいっぱい頑張ります!」ガルーン
貴音「わたくしも、全力を出す所存です」
P「よし、その意気だ!」ハハッ
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:19:48.29 ID:dVfo4c3q0
車内
P「今日はちょっと遅くなるからな。終わったら家まで送っていくぞ」
まつり「……プロデューサーさん」
P「ん? 何だ?」
まつり「プロデューサーさんって、兄弟いるのです? 例えば、妹……とか」
P「お、よくわかったなあ。お兄ちゃん力がにじみ出てたか?」ドヤァ
まつり「それはないのです」キッパリ
P「ぐっ、いつになく辛口……。ま、いいか。確かに妹がいるぞ。歳がちょっと離れてて、まだ中学生だがな」
まつり「姫も妹がいるのです」
P「そりゃ知ってるよ。履歴書見てるからな。何だ? 妹さんがどうかしたのか?」
まつり「……もうすぐ、妹の誕生日なのです」
P「ほー、そりゃめでたい。まつりのことだから、何かめるへぇんでびゅーりほーなもの、あげるんだろ?」
まつり「………」
P「……?(何か今日は様子がおかしいな)」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:20:22.11 ID:dVfo4c3q0
まつり「プロデューサーさん、お願いがあるのです」
P「え?」
まつり「誕生日プレゼント、まだ決めてないのです。収録終わった後、付き合って欲しいのです」
P「今日? だから、今日は遅くなるって……」
まつり「今日、なのです」
P「へっ? 何が?」
まつり「妹の誕生日、今日なのです」
P「……わーお」
まつり「プロデューサーさん、もちろん良いですよね。……ね?」
P「……はあ。全く、何で昨日までに買わないんだか。俺より相談できる相手、いっぱいいたろうに」
まつり「それはトップシークレットなのです」
P「貴音の真似したってダメだっての。親御さんには連絡いれとけよ。……妹さんにもな」
まつり「……もちろん、なのです」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:20:52.97 ID:dVfo4c3q0
収録後
ティーンブランドショップ
まつり「………」マジマジ
P(いつになく真剣な顔してる。というか、もうほとんど決まってるみたいじゃないか)
まつり「………」
P(どうやらまつりは、アクセサリーをプレゼントするみたいだ。リボンがモチーフのブレスレット。グリーンとピンク、2種類ある。まつりはピンクの方を手に取った)
まつり「………」チラリ
P「お、何だ。あっちの洋服気になるのか?」
まつり「……ここのブランドのお洋服、とっても可愛いのです」
P「ん? 確かにフリルが多くて、淡い色だもんな。まつりによく似合いそうだ」
まつり「もちろんなのです。姫は姫なのですから」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga saga]:2018/11/10(土) 21:21:54.77 ID:dVfo4c3q0
まつり「……でも、妹は着てくれなかったのです」
P「……あっ、この前ひなたに持ってきたやつか」
まつり「………」コクリ
P「(どこかで見たことあると思ったら、ここのブランドだったんだな)」
まつり「姫、妹とお揃いの服を着てお出かけするのが楽しみだったのです。もう叶わなくなっちゃったけど、ね」
P「まつり……」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:22:30.18 ID:dVfo4c3q0
まつり「きっと、妹はまつりとお揃いが嫌だったのですよ。絶賛反抗期中だから、お姉ちゃんとお揃いなんて気持ち悪いって、思ってたり……」
P「………」
まつり「……なーんて。暗い話はおしまいなのです」
まつり「プロデューサーさん、このブレスレットどうですか?」
P「あ、ああ……。まつりの妹さんくらいの年齢なら、嬉しいと思うぞ。大人すぎず、子どもすぎず、シンプルで可愛いデザインだし。事務所の子たちだって、貰ったら喜ぶだろうな。流石まつり」
まつり「姫のセンスはピカイチだから、当たり前なのです。じゃあ買ってくるので、プロデューサーさんは外で待っていて欲しいのです」
P「……わかった」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:22:56.25 ID:dVfo4c3q0
ショップの前
まつり「はいほー! 買ってきたのです」
P「よし、じゃあ帰るか」
まつり「最後までエスコート、お願いするのです」
P「おいおい、デートじゃないんだから。……でもまあ、たまにはいいか。お手をどうぞ、お姫様」スッ
まつり「……ふふっ!」ギュッ
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:23:26.05 ID:dVfo4c3q0
まつり宅前
まつり「送ってくれて、ありがとうなのです。じゃあ、また明日……」
P「ストップ。その前に、これ」
まつり「この袋……さっきの……。いつの間に……」
P「トイレ行くフリしてちょちょいっとな。中身はブレスレットだ。緑のやつ。妹さんとお揃いだぞ」
まつり「……気持ちは嬉しいのです。でも、受け取ることは出来ないのです」
P「どうして?」
まつり「私が持ってたら、妹はきっと受け取ってくれないから」
P「………」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:23:56.94 ID:dVfo4c3q0
まつり「だから、ごめんね。これは……」
P「まつり、それは違う」
まつり「……え?」
P「妹さんはきっと、まつりとお揃いなのが嫌で、服を着なかったわけじゃないと思う」
まつり「でも……他に理由なんて……」
P「……俺にも、妹がいるって話したろ? 歳が近いと喧嘩ばっかりみたいだけど、俺の家は幸いにも歳が離れててな。妹が可愛くて可愛くて仕方なかったんだ。……まつりみたいにな」
まつり「………」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:24:31.88 ID:dVfo4c3q0
P「俺も、誕生日で妹に服をあげたことがあったんだけど……はは、1回も着てもらえなかったよ」
まつり「どうして……?」
P「後から聞いた話だけど、どうやら恥ずかしかったみたいだな」
まつり「恥ずかしい?」
P「俺、張り切ってふっりふりのプリプリプリンセスみたいな、可愛い服買ったんだよ。色もドピンクで、どこに着ていくんだそれ、ってやつ。
妹も嬉しいとは思ってたみたいなんだけど、外に着ていくのは恥ずかしいって、家で写真撮ってそれっきり」
まつり「……私の妹も、同じ?」
P「まあ多分、そうだと思う。最も、まつりの選んだ服は俺みたいな脳筋フリフリじゃなくて、品のあるものだから。ひなただって喜んでただろ?」
まつり「………」コクリ
P「でもな、まつりの妹さんくらいの年齢だと、どうしても周りの目が気になる子がいるんだ。あの服は、やっぱり普通に着るなら目立つ。最近の子は、カジュアルな服が多いから。自分に似合うかどうかだって、気になったんだと思う。すごく可愛い服だったし」
まつり「……そっか」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:25:04.15 ID:dVfo4c3q0
P「だから、まつり。妹さんは決してお前のことを嫌いなわけじゃない。いや、こんなに妹思いのお姉ちゃんを嫌うなんて、有り得ないだろ。他人の俺だってそう思うんだから、妹さんは俺の何倍も感じてるはずだよ。まつりの愛情を」
まつり「プロデューサーさん……」
P「これは、いつもお姉ちゃんを頑張ってるまつりへのプレゼントだ。……だから、受け取ってくれないか?」
まつり「……ありがとう」ギュッ
P「……ああ。頑張れよ、まつり。また明日な」ポンポン
まつり「もう、やっぱり貴方には敵わないよ。……演技。得意なはずなんだけどな」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:25:34.45 ID:dVfo4c3q0
まつり自宅
ガチャッ
まつり「ごめんなさい、遅くなったのです」
まつり妹「……もう寝る」スタッ
まつり「ちょっ、ちょっと、待つのです!」ガシッ
まつり妹「……何?」
まつり「お誕生日おめでとうなのです。これ、あげるのです」
まつり妹「……別にいいのに」
まつり「そうはいかないのです。大切な妹の誕生日なのですから」
まつり妹「……その腕につけてるの、何?」
まつり「さっき、プロデューサーさんに貰ったのです。そのプレゼントと色違い……なのです」シャラァ
まつり妹「……そう。おやすみ」
バタン
まつり「………はあ(やっぱり、嫌だったのかな)」ズーン
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:26:08.39 ID:dVfo4c3q0
翌日
まつり自宅
リビング
まつり「おはようなのです……(よく眠れなかった……)」
まつり母「おはよう、まつり」
まつり妹「じゃあ、友達と約束があるから」スタッ
まつり「いってらっしゃいなのです(今日は休日か……。私は仕事あるけど……)」
まつり母「あら、そのブレスレット似合ってるじゃない?」
まつり「……!(よ、よく見たら……本当に、つけてる……!)」ハッ
まつり妹「……お母さん、黙っててって言ったのに」
まつり母「もう、素直じゃないんだから……」
まつり妹「いいから、あっち行ってよ。洗い物残ってるでしょ!」
まつり母「はいはい」
パタパタ
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:26:38.41 ID:dVfo4c3q0
まつり妹「……あー、お姉ちゃん」
まつり「……何なのです?」
まつり妹「……1回しか、言わないから」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/11/10(土) 21:27:05.38 ID:dVfo4c3q0
まつり妹「プレゼント、ありがとう。嬉しい。前買ってくれたお洋服、着なくてごめん。今度、このブレスレットとお洋服着て、お出かけしようね」
まつり「へっ……?」
まつり妹「そ、そういうことだから。じゃあ!」
バタバタ
まつり「………」ボーゼン
まつり「……良かった」グスッ
17.58 KB
Speed:0
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)