【安価有り】ぐだ男「僕が殺される夢?」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

8 : ◆lDtkFK7dhc [saga]:2018/11/10(土) 12:39:03.45 ID:4cZCuCUQo
>>7
状況の安価もあると書きやすくなりますね
でも静謐ちゃんは毒ですよねやっぱり
書けるだけ書いていきます、リクエストありがとう
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/10(土) 14:35:05.67 ID:CKHQMkgT0
1に質問、[ピーーー]側の役の人はfateキャラクターなら誰でも良いの?
例えば、1ジャンヌダルク、2六導 玲霞
内容は、子供を人質に取られ抵抗できないジャンヌを六導玲霞が拷問
こんな感じでFGO以外のキャラクターも安価に入れて良いですか?
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/10(土) 14:48:35.68 ID:kpExmOcSO
2はぐだが何に殺されるかだから1で選ばれたサーヴァントをどうこうするは無理でしょ
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/10(土) 15:41:10.56 ID:wUGEfcZhO
何故fgo以外のキャラをリクエストしようとするのか意味が分からん
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/10(土) 15:43:10.31 ID:tI84FhaI0
某早耶Pが新しい荒らし手段使ってきたんじゃね?
13 : ◆lDtkFK7dhc [saga]:2018/11/10(土) 18:24:45.89 ID:Z3efVLkro
>>9
それを許可すると自分の知らないキャラクターを一々調べないといけなくなるので、申し訳ありませんが不許可とします

それではインフェルノから続き書いていきます
遅くなると思いますので、適当にお待ちください
14 : ◆lDtkFK7dhc [saga]:2018/11/10(土) 20:40:56.77 ID:4cZCuCUQo
 初めて彼を見たとき、私は運命の残酷さを嘆いた。
 私のマスターは、とても優しいだけの少年だった。
 何も知らず何もできない。
 それでも周りを励まし、非力なまま一歩でも前へと足を進める。
 絶望的な戦いだと理解しているのに挫けない、倒れることだけはしまいと胸を張っている。
 私は彼の助けになりたいと心から思った。少しだけ……彼の影に義仲様を感じてしまったのもあった。
 私は迫り来る敵を全て討ち倒し、マスターと共に多くの戦場を駆けた。
 そして……マスターはどんな英雄にもなし得ないであろう偉業を、多くの英雄との縁を以て達成してしまった。
 全てが終わっても彼はまったく変わる事なく、笑顔であり続けた。
 私はマスターの笑顔を守る為にカルデアに残ることを誓った。

 ポトッ……

 マスターの守ったこの世界を共に守っていこうと……そう思って……。
 マスターの頭が地面を転がる。
 …………これは?
 身体が動かない。私はそれを見ている事しかできない。
 頭部の無いマスターの身体が力無く崩れ落ちる。
 そこに立っているのは黒い靄に覆われた……私だ。シャドウサーヴァント?
 何故? 私はまた……またなにもできなかった?
 あの時のように……?

「う……ぐ……っ!」

 金縛りにあったかのように動かない身体を無理矢理動かそうとする。
 だがどれだけ力を込めてもピクリとも動かない。
 黒い私がゆっくりと近付いてくる。
 目の前に立ち、薙刀を振り上げた。
15 : ◆lDtkFK7dhc [saga]:2018/11/10(土) 22:50:19.56 ID:4cZCuCUQo
巴「……っ!」バッ!

巴「……夢……?」

巴「…………なんで、今さらこんな夢を……」

巴「……マスター……」

〜翌朝〜

ぐだ男「んー……眠い……」

巴「……マスター」

ぐだ男「あ、巴さんおはよ」

タタッ! ギュッ

ぐだ男「うえ? と、巴さん?」

巴「……ごめんなさい、いきなりこんな事……」

ぐだ男「あ、いえ。個人的にはとても嬉しいんですけど。何かありました?」

巴「いえ、何でもないんです。ごめんなさい」スッ

ぐだ男「ならいいんですけど……んん! 巴さん、今日は暇ですか?」

巴「え? は、はい。特に用事はありませんが……」

ぐだ男「だったらこのあと付き合ってくれませんか?」
16 : ◆lDtkFK7dhc [saga]:2018/11/10(土) 23:52:20.20 ID:4cZCuCUQo
巴「……あの……マスター?」ポチポチ

ぐだ男「…………」ポチポチ

巴「マスター?」ポチポチ

ぐだ男「…………ぐ」ポチポチ!!

巴「はい、終わりです」ポチポチ

ドォーン!

ぐだ男「だぁぁ! 十連敗!」ガチャン

巴「基本の動きは良くなっていますけどコンボの精度が悪いですね。復帰も単調……ではなくて! 何故ゲームをしているんですか!」

ぐだ男「ん? 巴さんの元気が無かったからかな?」

巴「えぇ!?」

ぐだ男「言いにくそうだったから、なら遊んで忘れてもらおうかなーって思いました。というわけでもう一戦」

巴「……マスター」ポチポチ

ぐだ男「…………巴さん。無理しないでくださいね。俺なら大丈夫ですから」ニコッ

巴「無理なんてしてません! マスターの守った日常を守る事が私の!」

ぐだ男「そうなんですか? でも巴さんが辛い思いをしないと守れないなら、僕はどうにかしないといけませんから。だから困ったらいつでも言ってくださいね」

巴「…………はい」

ドォーン!

ぐだ男「また負けたー! 隙ありかととおもったんだけどなぁ」

巴「……ふふ、まだまだ実力が足りませんよ、マスター」

ぐだ男「まだまだ教えてもらわないといけませんね」ニコッ

巴「はい、私でよければいつでも。……心配おかけしてごめんなさい、マスター」

ぐだ男「気にしないで。いつも皆に心配かけてるから、たまにはね」

巴「(あんな夢に惑わされるなんて、私もまだ未熟……あんな結末にしないためにも、私がしっかりしないと!)」
17 : ◆lDtkFK7dhc [saga]:2018/11/10(土) 23:53:24.38 ID:4cZCuCUQo
大分遅くなりましてごめんなさいね
どう書こうか悩んでました
次は静謐ちゃん書きますが、一応安価も出しておきます

↓1 次のサーヴァント
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/10(土) 23:55:34.67 ID:0AZFCaRSo

アストルフォで
19 : ◆lDtkFK7dhc [saga]:2018/11/11(日) 00:05:37.35 ID:jgGAwX8qo
「嫌……嫌! マスター!」
「あ……ぐ、ぅ……!」

 こんな事、おかしい。
 マスターには私の毒が効かない筈なのに、こんなこと、マスターが、私の毒で……!

「マスター! あ……っ!」

 マスターに触れようとして、寸前で止まることが出来た。
 今触れれば、マスターはもっと苦しんでしまう。
 どうすれば? 私は、どうすれば……?

「……静、謐……大丈夫、僕は、大丈夫……だから」ニコッ

 どうして、どうして!? なんでマスターは、こんなときも笑って……!
 こんなの! なんで私はこんな!

「……ぐっ……静謐……そんなに、責めないで……静謐は、悪くない……悪いのは、僕、だか………………」
「マス……た……?」

 マスターの、動きが、止まった。
 苦しかった筈なのに、微笑んだまま、マスターは、私の、毒で――

「あ……――」
20 : ◆lDtkFK7dhc [saga]:2018/11/11(日) 00:22:18.95 ID:jgGAwX8qo
静謐「んぅ!」ガバッ!

静謐「……マスター! ……あ……」キョロキョロ

静謐「……夢……夢! マスター」バッ!

―マイルーム―

ウィーン

静謐「……いる。息は……してる……」ホッ

ぐだ男「…………ん……? 誰……?」

静謐「ッ!」サッ

ぐだ男「静謐……? んん……2時……どうしたの、こんな遅くに?」モゾモゾ

静謐「あ……あ……ぅ……」

ぐだ男「静謐? どうしたの?」タッ

静謐「来ないで! ……ください……私が触れてしまえば、マスターは……」

ぐだ男「えー、と……今さらじゃないかな?」ハハ

静謐「……怖いです。マスターも、私の毒で死なせてしまうのでは、と」

ぐだ男「もしかして、嫌な夢でも見た? 僕は大丈夫、静謐の毒では死なないよ」キュッ

静謐「あ……!」

ぐだ男「ね? 大丈夫でしょ?」ニコッ

静謐「マスター……私……マスター!」ガバッ!

ぐだ男「わっ」

ボスッ

ぐだ男「……あはは。静謐、安心した?」

静謐「貴方を、私の毒で死なせてしまう夢を、見ました」

ぐだ男「それはごめん。夢の中の僕は軟弱ものだなぁ」ナデナデ

静謐「……マスターは最期の時まで、私を励ましてくれました。悪いのは、自分だって」

ぐだ男「撤回、根性あるね僕」

静謐「……マスター。私は、怖いです。あの夢が、いつか現実になるかもしれない、と思うと」

ぐだ男「大丈夫だよ、安心して」ナデナデ

静謐「……はい」
21 : ◆lDtkFK7dhc [saga]:2018/11/11(日) 15:29:58.79 ID:H0R4XXuXo
ぐだ男「そろそろ大丈夫そう?」ナデナデ

静謐「いえ……できればこのまま、マスターの胸のなかで、一緒に眠らせてください。一人になると、またあの夢を……」

ぐだ男「そっか。うん、いいよ」

静謐「……ありがとう、ございます。迷惑をかけてしまって、ごめんなさい」ギュー

ぐだ男「迷惑なんて思ってないよ。ちょっと恥ずかしいけどね」

静謐「……もし」

ぐだ男「ん?」

静謐「もしも……マスターを、私の毒で苦しめる事があったら……すぐに私との契約を、解除してください」

ぐだ男「……それで静謐を苦しめるなら、そうするよ」

静謐「ありがとう、ございます。……んっ」キュ

ぐだ男「おやすみ、静謐」

静謐「……おやすみなさい、マスター」

静謐「(……いつか、こうして触れ合えなくなることがあっても……今は、今だけは……マスターと、触れ合って……)」

           完
22 : ◆lDtkFK7dhc [saga]:2018/11/11(日) 15:30:37.07 ID:H0R4XXuXo
寝落ちしました
次回アストルフォ書いていきます
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 01:49:42.92 ID:4Pg7Qh6U0
めっちゃ好き
15.25 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)