【安価有り】ぐだ男「僕が殺される夢?」

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1 : ◆lDtkFK7dhc [saga]:2018/11/09(金) 11:26:29.70 ID:jnvTL2Z0o
サーヴァントがぐだ男が殺される悪夢を見たら、の妄想スレです
そういうシチュエーションが大好きなので、グロくなるかもしれません。お気をつけください

例としてまずマシュを書きます
その後↓1で安価を取ります
安価は1次のサーヴァントと、2何に殺されるか? で取ります
サーヴァントによっては真名バレがあることを御了承ください
何に殺されるか? は、雑魚なら「雑魚」と書いてください
サーヴァントならそのサーヴァントの名前をお願いします

例「1ジャンヌ 2ジャルタ」

同じ人の連続安価については30分以内に誰も安価を取らなかった場合許可ということにします

暇な日、暇な時間に進めていきます
リアルの事情で来れずに失踪してしまう可能性もありますがなるべくそうはならないように頑張ります

以上のルールを確認した上でご参加ください、よろしくお願いいたします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1541730389
2 : ◆lDtkFK7dhc [saga]:2018/11/09(金) 11:53:51.82 ID:jnvTL2Z0o
【1マシュ 2雑魚】

 敵の数が減らない! 既に一時間以上も戦闘が続き、先輩の顔色がとてと悪くなっている。
 私でなくモードレッドさんなら、ガウェイン卿なら、お父さんなら!
 ……自分の非力さが嫌になる。

「先輩! 敵の数が多すぎます!」

「ここで逃げたら皆が危ない! マシュ、力を貸してくれ!」

「く……っ! 分かりました、戦闘続行します!」

 先輩はとても優しくて暖かくていつも誰かの為に戦っている。自分が傷ついても笑顔で、私たちを安心させようとしてくれる。
 私が頑張らないと……先輩を失う訳には……!

「マシュ! 危ない!」

「え?」

 先輩が私に抱き付いて来て……。
 ジ、ジュッ!
 嫌な音が聞こえてきた。聞き慣れた音だ。肉に何かが刺さる音。
 そして赤い液体が辺りに散った。

「あ、ぐ……ま、マシュ……」

「あ……あぁ……! せ、先輩……!」

 先輩の背中から……長い棒が突きたっている。
 先輩の口から血が溢れた。
 信じられない。信じたくない。
 先輩が、私を庇って、槍に刺されている。

「う、ぁぁぁああああ!!!」

 先輩と盾を無我夢中で持ち上げて、私は走った。
 後ろに守るべき人達がいる筈なのに、私は逃げた。
 失いたくない。彼だけは失う訳にはいかない。
 もうそうなってしまったら、私にはもう何も残らなくなってしまう。

「先輩!」

 私は何度も声をかけ続けた。
 呼吸の音が小さい。傷口から血がダクダクとあふれでてくる。
 嫌だ! 嫌! こんな事……私のせい……!

 どこまで走ったのかも分からない。
 もう背後に敵の気配は感じられなかった。
 私は……私は冷たくなった先輩を地面に下ろす。

「…………先輩……お願いです、死なないでください……」

「…………」

 いつも私に笑顔で応えてくれる先輩は、目を閉じたままなんの反応もない。
 息をしていない。守らなければいけない人に守られて、大切な人を失ってしまった。
 視界に映る全てが歪んでいく。
 私には、もう、何も――
3 : ◆lDtkFK7dhc [saga]:2018/11/09(金) 12:06:26.07 ID:jnvTL2Z0o
マシュ「…………ッ!!!」

マシュ「……あ、れ? 私の、部屋……?」

マシュ「…………夢……うっ! げほっ! ごほっ!」

マシュ「先輩……先輩!」バッ

ウィーン……
タッタッタ!
ウィーン……

マシュ「先輩!」

ぐだ男「………………」スースー

マシュ「……先輩……良かった……」ギュッ

ぐだ男「んぇ……? 清姫……? 静謐……? ……ってマシュ!? え、どうしたの!?」

マシュ「あ……先輩……私……」グスッ

ぐだ男「ちょっと待って、腹切る五秒前? また僕なにかやらかした?」

マシュ「違うんです……ごめんなさい、こんな夜遅くに……」

ぐだ男「何があったの?」


ぐだ男「僕が殺される夢を見た?」

マシュ「はい……とてもリアルな夢でした。それでいてもたってもいられなくなってしまい……」

ぐだ男「そうだったんだ……うん、事情は分かった。僕はほら、元気元気!」ニコッ

マシュ「は、はい。どこにも異常は無いかと! ……本当に安眠を妨げてしまって申し訳ありませんでした」

ぐだ男「なに言ってるのさ。マシュが不安なまま夜を明かすくらいなら殴ってでも起こしてよ」

マシュ「そ、そう言うわけには」

ぐだ男「うーん、でも僕が死んじゃう夢かぁ。こう言うのも悪いけど、マシュにあんな顔させちゃうほど僕の存在がマシュの中で大きくなってるって思うと、少しだけ嬉しいな」

マシュ「あ、あんな顔ですか!? どんな顔でしょう!」

ぐだ男「心から安心したような表情? みたいな感じだったね」

マシュ「はい! 心から安堵しました!」
4 : ◆lDtkFK7dhc [saga]:2018/11/09(金) 12:14:24.40 ID:jnvTL2Z0o
ぐだ男「でも夢の中の僕かっこいいね、マシュを庇って刺されるなんて」

マシュ「もし仮にそんな状況になっても絶対にしないでください! 絶対にですよ!?」

ぐだ男「約束は出来ないかな。マシュのこと信用してない訳じゃないけど、身体が勝手に動いちゃうかも」

マシュ「駄目です!」グッ!

ぐだ男「いたっ! 分かった善処する!」

マシュ「本当に……先輩を失ったら私は……」グスッ

ぐだ男「わー! 泣かないで! 大丈夫だから!」

マシュ「約束ですよ……?」

ぐだ男「約束、ね」

マシュ「…………あの、ところで」

ぐだ男「なに?」

マシュ「先ほど清姫さんと静謐さんの名前を呼んでいましたが、お二人は先輩の寝室によくいらっしゃるのですか?」

ぐだ男「ああ。そうなんだよねぇ……寝ぼけて入ってきちゃうみたいで。いきなり横で寝てたりするからビックリするんだよね」

マシュ「……そのあとどうするんですか?」

ぐだ男「声をかけても起きないから、ちょっと狭いけどそのまま寝ちゃうかな」

マシュ「マスター。一部のサーヴァントにだけ特別扱いするのはいけませんよね?」

ぐだ男「特別扱い? そんなことしてない、と思うけど」

マシュ「今日はマスターと一緒に寝ます。また悪夢を見ないとも限りませんから」

ぐだ男「え!? ちょ、マシュ!?」

マシュ「はい! マシュはマスターの護衛も兼ねて一緒に寝ます!」グイッ!

ぐだ男「わー!」

             完
5 : ◆lDtkFK7dhc [saga]:2018/11/09(金) 12:14:51.01 ID:jnvTL2Z0o
↓1 次のサーヴァント
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/09(金) 12:21:44.80 ID:GZ9xjI9so
インフェルノ
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/09(金) 13:50:03.49 ID:4G95ccnkO
殺しかた
静謐の毒が突如有効になってしまう

鯖が↑の不採用になるならオケキャスで
8 : ◆lDtkFK7dhc [saga]:2018/11/10(土) 12:39:03.45 ID:4cZCuCUQo
>>7
状況の安価もあると書きやすくなりますね
でも静謐ちゃんは毒ですよねやっぱり
書けるだけ書いていきます、リクエストありがとう
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