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千歳「安価で赤座さんと友達になってくるんや!!」千鶴「え?」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/11/07(水) 20:05:07.28 ID:T3hR1Z1N0
千鶴(姉さんに急に、赤座あかりとかいうやつと出かけてきなと言い渡され…来たものの)
千鶴(どうしてこうなった?)
千鶴(姉さんの言い分もわかる。休日も読書ばかりの私を気遣ってくれたんだと思う)
千鶴(だが、別に友達がいないわけじゃない。話すくらいの仲ならいる。…休日に遊びにいくほどの仲でもないが…)
千鶴(しかし、だからって年下…しかも、あいつの知り合いだと思うとあまり気がすすまない)
千鶴(何かあったらメールでアドバイスを送ると姉さんは言っていたが…正直不安だ…)
千鶴(いっそ帰ってしまおうか。いや、でも怒った姉さんは怖いし…待ち合わせ場所にいないでくれ…)
あかり「あっ、千鶴先輩。おはようございます」
千鶴(なっ!? 私も早く出たつもりなのにそれより早くから待っているだと!? な、なんか言わないと)
千鶴「
>>3
」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1541588706
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/07(水) 20:19:49.81 ID:ZGfcVeIV0
誰?
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/07(水) 20:21:16.04 ID:yqLDdkIZo
お、お、おはよう…
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/07(水) 20:38:01.55 ID:T3hR1Z1N0
千鶴「お、お、おはよう…」
あかり「はい、今日はよろしくお願いします!!」
千鶴「あ、あぁ…そ、それにしても、早いね」
あかり「えへへ、天気も良くてお出かけ日和だから、嬉しくてつい早く来ちゃいました」
千鶴「そ、そうなんだ…」
あかり「千歳先輩が用事で来れなくなちゃったんですよね? でも、千鶴先輩が来てくれて嬉しいです?」
千歳「そ、そう…」
千鶴(そういう設定なんだ。それにしても、会話が続かねぇ…)
千歳(そもそもこの後はどうしればいいんだ? 仕方ない、姉さんにメールしてみよう)
あかり(千鶴先輩、後ろ向いて何してるんだろぉ? あかり、何かしちゃったかなぁ?」
ピロン
千歳(メールが来た!? 姉さん、返信が早すぎる気が…なになに…
>>5
をすればいいのか?」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/07(水) 21:26:33.93 ID:PSYYeggZ0
どじょうすくい
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/11/07(水) 21:48:41.75 ID:T3hR1Z1N0
千鶴(どじょうすくいをすればいいのか…いや、何故!?)
千鶴(だけど、姉さんが嘘をつくとは思えない…よ、よーし、こうなったら)
千鶴「…」
あかり「千鶴先輩、どうしたんですかぁ?」
千鶴「よっ、はっ、はぁ」ヒョイヒョイ
あかり「えぇ!?」
千鶴「はぁ、はぁ、よよっい」ユサユサヨイヨイ
千鶴(道具も何もないし、どじょうすくいなんてやったことないから見よう見まねだけど、やり切るしかない!!)
ー数分後ー
千鶴「はぁ、はぁ…どうだった?」
千鶴(やりきった…やりきったけど…どうだ!?)
あかり「
>>7
」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/07(水) 22:37:31.67 ID:yqLDdkIZo
引く
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/11/07(水) 22:49:57.96 ID:T3hR1Z1N0
あかり「は、ははは…よ、良かったと、お、思いますよ」ヒキ
千鶴(笑顔が引きつってるじゃないか…。何で姉さんはこんなことをさせたんだ…)
あかり「えぇっと、ち、千鶴先輩ってお茶目なんですね…」
千鶴「あ、あぁ…」
千鶴(あぁ、もう帰りたい…だけど、ここで帰ったら急にどじょうすくいをする変な人じゃないか…)
あかり「と、とにかく歩きませんか。そのぉ、あかりよくこの辺散歩しますので…よかったらですけどぉ」
千鶴(ものすごく気を使われてる…。歳納の友達にしてはいい子なんだな。あいつに見られてたら一生ネタにされるところだった)
千鶴「そうしようか…」
あかり「は、はい。じゃ、じゃあ、向こうへ行きましょう」
>>9
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/07(水) 23:19:47.71 ID:mbP3dh2dO
頭をぶつけて入れ替わる。しかも千鶴の体は意識不明
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/07(水) 23:30:55.26 ID:T3hR1Z1N0
あかり「……」
千鶴「……」
千鶴(気まずすぎるだろ!? いや、急にどじょうすくいをするような奴と散歩するのは確かに嫌だろうけど!?)
千鶴(適当に散歩をして帰るか…姉さんのメールのせいだし許してくれるだろう…)
千鶴(この信号を渡って…)
あかり「千鶴先輩!? 危ない!?」
千鶴「えっ?」
赤座の声でふと横を振り返る…そこには眼前まで迫ってきてるトラックがあった。
考え事に夢中になっており、迫るトラックに気づけなかった。
キイイイイイイン!!
ドゴ-ンッ!!
ーーーー
ーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/11/07(水) 23:45:10.93 ID:T3hR1Z1N0
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ー
「んっん…こ、ここは!?」
あかね「目が覚めたのね!?」
「…?」
(この人は…誰だ?…ここは? 私は確かトラックに…)
あかね「大丈夫…落ち着いて。まずここは病院よ。あの後、運ばれたの」
「ということは…やっぱり車に…」
あかね「ううん。あの時あかりが千鶴ちゃんを突き飛ばしたお陰で無事よ。奇跡的に2人とも轢かれていないわ。ただ、その時頭を強くぶつけたみたいで…」
「…もしかして、あかりちゃんに何かあったんですか!?」
あかね「…何言ってるの? あなたが…あかりよね?」
あかり「え?」
>>13
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 01:53:54.37 ID:FQNsOBuT0
自分達が入れ替わっていることをすぐに察して咄嗟に誤魔化す
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 02:15:30.68 ID:Bt7xVA/TO
これからはあかりとして生きていこう
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 06:10:42.91 ID:NXGO60mFo
初っ端から話が重すぎる…
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/11/08(木) 06:33:43.88 ID:i1/Iv1Bb0
ー数日後ー
目を覚ましたら赤座あかりになっていた。
どうやらこれは夢ではないらしい…。
池田千鶴の体は外傷はないが、何故か目を覚まさないらしい…。
当然だ。あの体に入るべき心は、この赤座あかりの体にあるんだから…。
だが、この体にあるべき赤座の心はどこにあるんだ?
私が入った事で消えたのか?
この体の奥で眠っているのか?
池田千鶴の中に入っているのか?
まぁ、私にはどうでもいい話だ…。
だって、私はもう赤座あかりだから。
私は自分が嫌いだった。あの感情表現が下手で目つきの悪い顔。
姉さんには強がりを言ったが、友達だっていない…。
けど、この体には見舞いに来てくれる友達も沢山いる…前の私とは違う。
赤座あかりを完全に再現できないが、事故のショックの記憶喪失と言うと…むしろ親身になって心配してくれる。
私より可愛いし、友達もいる。悪い事など何もない。
この体で、赤座あかりとして生きていこう…。そう決めたのだ。
ただ1つ気がかりなのは…
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/11/08(木) 06:49:13.32 ID:i1/Iv1Bb0
ー病室ー
ガラッ
あかり「失礼します」
千歳「あっ、赤座さん。来てくれたんや。千鶴、赤座さんが来てくれたで」
千鶴「……」
千歳「あ、はは…折角、赤座さんが見舞いに来てくれたのに…千鶴は寝坊助さんやなぁ…」
あかり「…大丈夫ですよ。まだ、目を覚まさないんですね?」
千歳「おかしな話やなぁ…先生は…どこにも異常はないっていうのに…。なのに…なんでや…」
あかり(あれから姉さんは、病院に訪れては面会時間ギリギリまで私の体に付き添っている)
あかり(…他に誰もお見舞いに現れない病室に…毎日)
あかり(目の下の隈、やせ細っていく頬、日に日にやつれていくのがわかる…)
千歳「ホンマ…ありがとな。赤座さんだけや、こうやって来てくれるの…」
あかり「い、いいえ…。気にしないでください」
あかり(私は…どうするべきなんだ?)
>>18
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 06:56:40.59 ID:9YpTKUlAo
もう戻りたいと願う
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 06:56:44.92 ID:BIEic/zU0
本当のことを隠したまま千歳に近づく
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/11/08(木) 07:33:19.23 ID:i1/Iv1Bb0
あかり「隣、座ってもいいですか?」
千歳「ええよ、ほな、おいで」
あかり「失礼します」
あかり(この体になっても姉さんは変わらない、優しい姉さんのままだ)
あかり「千歳…さん、今日もずっといたんですか?」
千歳「ん? あぁ、せやで。本当は生徒会として学校休むのはダメなんだろうけど…休んでもうた。だって、ウチが来ないと千鶴は一人ぼっちやから…」ナデナデ
あかり「…」
千歳「赤座さんも大変やのに、悪いなぁ。ウチ、赤座さんが記憶喪失って聞いて驚いたわぁ…」
あかり「…はい、何も…覚えてなくて」
あかり(でも、姉さんのことは誰よりも知っている…他の誰よりも姉さんのことを…)
>>20
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 07:36:48.94 ID:3rhClf+Jo
罪悪感から泣く(ふり)
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/11/08(木) 07:49:59.15 ID:i1/Iv1Bb0
あかり「う、うぅ…」シクシク
千歳「赤座さん、どないしたん!?」
あかり「私のせいなんですよね…あかねさんから話は聞きました…私が、グスッ…もっとうまく助けてれば…」
千歳「赤座さん…」ダキ
あかり「…千歳さん…」
千鶴「赤座さんのせいなんかじゃ絶対ない!! 赤座さんが助けてくれなければ今頃千鶴は…だから、こうやって助かってウチは感謝してるんや…ホンマにありがとう…」
あかり「は…はい…」
あかり(まぁ、嘘泣きだけどね。この体になって残念なことは姉さんと触れ合う機会が減ったこと…)
あかり(前に読んだけど、同じ境遇のもの同士は深い仲になれる。だから、これはむしろ好都合だ…)
千歳「赤座さん、落ち着いた?」
あかり「はい…あのもっと抱きしめてもらってもいいですか?」
千歳「甘えん坊さんやなぁ…よしよし」
あかり(あぁ…幸せだ…)ダラ-
>>23
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 08:04:56.20 ID:3rhClf+Jo
うーんこの悪魔
加速下
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 08:59:35.32 ID:aJoj8Ezk0
綾乃登場
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/11/08(木) 09:10:29.21 ID:i1/Iv1Bb0
千歳「赤座さん、よだれでとるよ? どないしたん?」
あかり「ん、いやなんでもない…です」フキフキ
千歳「ん? 今の赤座さん、なんだか…」
ガララ-
綾乃「失礼します」
千歳「綾乃ちゃん!?」
綾乃「千歳、やっぱりここにいたのね。…あら、赤座さんも?」
あかり「こ、こんにちは」
綾乃「えぇ、こんにちは」
千歳「綾乃ちゃん、どないしたん?」
綾乃「どうしたって…、千歳、あんたまた学校休んで」
千歳「ごめんなぁ、千鶴が心配で…」
綾乃「心配なのはわかるけど…でも、千歳だってこのままじゃ」
千歳「わかっとる!! でも、千鶴は今1人なんや…ウチは離れられん。千鶴を置いて…学校なんて行けへん」
綾乃「千歳…」
あかり(これは、私が忘れさせてあげるって姉さんを押し倒す展開か!? …いい…)ダラ-
>>25
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 09:37:03.51 ID:Qqss9+Doo
千歳をかばう
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/11/08(木) 10:16:30.74 ID:M6uC+yHnO
あかり(はっ!?しまった、今はとにかく姉さんを庇わないと)
あかり「あ、あの、やめてください。嫌がってますよね」
千歳「赤座さん…」
綾乃「…いいえ、やめないわ。だって、このままじゃ千歳のためにも千鶴さんのためにもならないもの。今の千歳の姿を見て千鶴さんは喜ぶと思うの?」
あかり(私はここなんだが…まぁ、姉さんをこのままに出来ないのはわかるけど…)
綾乃「ねぇ、千歳。私もあなたのそんな姿を見たくないの。だから、ねっ?」
千歳「…ごめん、まだ無理や」
綾乃「…そう。でも私は諦めないわ…また明日も来るから…」
千歳「…ごめんな、綾乃ちゃん…」
綾乃「謝らないでよ…私たち、友達でしょ」
あかり(そう言い残して杉浦綾乃は出て行った…。病室にはまた私たちだけが残された)
>>28
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 11:02:09.01 ID:7CmzVrx40
安価ひとつ飛ばすとスレ停滞するし↓1とかの方がええんとちゃう?
安価下
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 11:14:59.58 ID:tlAM1qD4o
私が行けるようになったら一緒に学校行きましょうと提案
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/11/08(木) 12:21:11.21 ID:M6uC+yHnO
ちょっと席を外す時は下2の安価にしてます
千歳「赤座さんも、ごめんな…変なところ見せちゃって」
あかり「いいえ、いいんですよ」
あかり(赤座あかりとして生きていくにしても、姉さんだけが気がかりだし…)
千歳「千鶴も幸せやなぁ、赤座さんが毎日来てくれて」ナデナデ
あかり(あぁ、体じゃなくてこっちも撫でて欲しい…何かいい方法は…そうだっ!?)
あかり「あ、あの」
千歳「んー?」
あかり「私が…その退院したら、一緒に学校に行きませんか? いつになるかわかりませんけど…」
千歳「…ありがとな、気い使ってくれて…赤座さんはええ子やね」ナデナデ
あかり(よし、やっぱり撫でてくれた)ダラ-
千歳「赤座さん、涎出とるよ!? なんか、千鶴みたいやなぁ…」
あかり「っ!?
>>30
」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 13:36:06.99 ID:TzqrON33o
これはちがいます
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/11/08(木) 13:39:15.09 ID:M6uC+yHnO
あかり「っ!? これは違います!?」
あかり「そ、その…そうお腹が空いて…その、お、置いてあるお菓子が美味しそうだなって!?」
あかり(くそっ、なんて言い訳だ!? でも癖なんてそう簡単になおせるかっ!! 姉さん、うまく誤魔化されてくれ!?)
千歳「
>>32
」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 15:03:55.01 ID:Fz9EZmC8O
誤魔化し成功
「それなら持ってかえってええよ」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 15:04:03.78 ID:fwzs6nYQo
(千鶴を思い出して辛くなり)しばらく、このままでええ?(ダキシメ
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/11/08(木) 15:42:17.32 ID:M6uC+yHnO
千歳「それなら持ってかえってええよ」
あかり「あ、ありがとう…」
あかり(ご、誤魔化せた?)ドキドキ
千歳「ふふ、なんだかいつもと違う赤座さんが見れて新鮮やなぁ」
あかり「そ、そうですか…」
千歳「千鶴にも見せてあげたかったわ…赤座さんなら千鶴とも仲良くなれると思うんよ…」
あかり「…姉さん…」
千歳「えっ?」
あかり「な、なんでもな、ありません。し、失礼します!!」タタタ
千歳「今のって…?」
ーーー
ーーーー
ーーーーー
あかり「はぁ…はぁ…危なかった…もう姉さんは、姉さんじゃないんだよね」
>>36
どうするか
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 15:52:56.05 ID:fwzs6nYQo
加速下
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/11/08(木) 16:13:31.84 ID:s+Gka3HUo
本当のことを話す
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/11/08(木) 21:28:07.73 ID:M6uC+yHnO
あかり(私は…耐えられるのか? 赤座あかりとして他の人を欺いて生きていくことには抵抗はない…)
あかり(だけど、姉さんだけは…)
あかり(今の姉さんを救えるのは…きっと、私だけなんだ)
あかり(けど、それは…赤座あかりとしての人生を捨てることになる…)
あかり(それでも、姉さんを助けたい…今、姉さんを救えるのは私だけだ!!)
ガラ-
千歳「え? 赤座さん、どないしたん? 戻ってきて。お菓子足りんかった?」
あかり「…」
千歳「黙ってちゃわからんよ? 何か嫌なことでもあったんか?」
あかり「違うんだよ、姉さん…」
千歳「また、姉さんって…それってどういう意味で」
あかり「そのままの意味だよ。私が…私が池田千鶴なんだ…」
あかり「信じられないかもしれないけど、事故があって目が覚めたら赤座あかりになってたんだ…」
あかり(言ってしまった…姉さんはなんていうんだろう? こんな話、信じてくれるのかな?」
千歳「
>>39
」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 21:50:43.35 ID:NXGO60mFo
…赤座さん、さすがにそれは笑えない冗談やで
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 21:54:30.35 ID:y0ch7+mJ0
↑ビンタ
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/11/08(木) 23:12:40.30 ID:i1/Iv1Bb0
千歳「…赤座さん、さすがにそれは笑えない冗談やで」
あかり「…姉さん!?」
千歳「…ウチは赤座さんのお姉さんやない」
あかり「信じられないのはわかるけど、私が池田千鶴なんだって!! そこで眠ってる池田千鶴が目覚めるわけないんだよ、だってわたしはここに」
バシ-ン
あかり「ね、姉さん…」ヒリヒリ
千歳「赤座さんがそんな人だと思わんかった…もう出てってや」
あかり「で、でも!?」
千歳「…聞こえんかった? 出てけ言うたんや!!」
あかり「…っ!?」タタタタ
千歳「…なんでや、なんで…赤座さん…」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/11/08(木) 23:31:26.42 ID:i1/Iv1Bb0
ーーー
ーーーー
ーーーーーー
あかり「こ…ここは…」ハァハァ
姉さんに拒絶された私は…病院を抜け出し気付いた時には池田家に辿り着いていた。
元の自分の家、だけど今は他人の家…。
あかり「はぁ…んっ、姉さん…くそっ!!」
あかり「姉さんなら信じてくれると思ったのに…赤座あかりの人生を捨ててもいいと思ったのにっ!!」
あかり「どうすればいいんだよ…」
あかり「…赤座あかりにも成りきれず、池田千鶴にももどれない…私は…誰なんだ?」
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