ロトム図鑑「サトシ！すっげードリンクを発見したロト！」

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1 ： ◆pipouKOeeU [saga !orz]：2018/11/03(土) 22:04:48.27 ID:fId5+qSuo

サトシ「すっげードリンク？」

ピカチュウ「ピカ？」

ロトム図鑑「これロト！」ｽｯ

サトシ「これは……」ﾋｮｲ

サトシ「燃焼系"アミノ式"？」



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2 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/03(土) 22:14:18.48 ID:fId5+qSu0

ロトム図鑑「本によると、このドリンクには人間やポケモンの秘めたるパワーを引き出す…」

サトシ「ひ、秘めたるパワーだって！？すっげー！」ﾜｸﾜｸ

ピカチュウ「ピカピ」ｸｲｸｲ

サトシ「……っと、そうだったな。スイレンと朝バルーンの特訓があるんだった…」

サトシ「……遅れたらスイレン、オニゴーリに進化しちゃうからな…」ﾊﾊﾊ

サトシ「……って訳でロトム。このドリンクは帰ってきてから…」

ロトム図鑑「サトシ！試しに飲んで登校してみればいいロト」

サトシ「！」

3 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/03(土) 22:20:03.25 ID:fId5+qSu0

サトシ(秘めたるパワーか…)ｺﾞｸﾘ

サトシ「よっしゃー！」ｺﾞｸｺﾞｸ

ピカチュウ「ピカピ！」

サトシ「………………」ｷｭﾎﾟﾝ

ロトム図鑑「体の様子はどうロトサトシ？」

サトシ「な、なんか体の奥底から熱く……」ｳｽﾞｳｽﾞ

ロトム図鑑「……ミュージック、スタートロト」ﾋﾟｯ

〜ﾈﾝｼｮｰｹｰ〜♪

サトシ「！ この音楽は！？」

4 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/03(土) 22:32:23.26 ID:fId5+qSu0

サトシ「ピカチュウ！俺の頭の上でこうそくスピンだ！！」

ピカチュウ「ピカ！」ﾋﾟｮﾝ

ロトム図鑑「こ、これは！？ピカチュウがサトシの頭の上で…」

ピカチュウ「ピカカー！！」ｸﾞﾙﾙｰ

ロトム図鑑「か、回転してるロト！」

サトシ「よし！俺も！」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

ロトム図鑑「さ、サトシも回転し始めたロトー！」

サトシ「燃焼系！燃焼系！サートシ式♪」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

ピカチュウ「ピッカー！」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

ロトム図鑑「さ、更に歌いながら歩き始めたロト！なんてバランス…」ｺﾞｸﾘ

ロトム図鑑「サトシ！まさか、それで登校する気ロト！？」

サトシ「当然！」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

サトシ「燃焼系！燃焼系！サートシ式♪」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

ピカチュウ「ピッカー」ｸﾞﾙﾙｰ

ロトム図鑑「恐るべし、アミノ式の効果ロト…」ｺﾞｸﾘ

5 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/03(土) 22:43:06.73 ID:fId5+qSu0

浜辺

ｻﾞｻﾞｰﾝ

スイレン「サトシ、遅い」ﾌﾟｸｰ

アシマリ「アウ」

スイレン「……せっかくの登校前の貴重なデート……バルーンの特訓の時間なのに」ﾑｽｯ

ﾈﾝｼｮｰｹｰ ﾈﾝｼｮｰｹｰ

スイレン「！ サトシの声」ｽｸｯ

スイレン「…………サトシ！遅刻………」


サトシ「燃焼系！燃焼！サートシ式♪」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

ピカチュウ「ピッカ♪」ｸﾞﾙﾙｰ

サトシ「こんな運動しーたくても♪」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

ロトム図鑑「ロト！」

サトシ「燃焼系！ぽっぽっぽー♪サートシ式♪」ﾊﾞｯ

ピカチュウ「ピカ！」ﾊﾞｯ

ロトム図鑑「アローラ♪」


スイレン「」ﾎﾟｶｰﾝ

アシマリ「アウ…」

6 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/03(土) 22:53:08.38 ID:fId5+qSu0

サトシ「アローラ！スイレン！アシマリ！」

ピカチュウ「ピカァ！」

スイレン「」ﾎﾟｶｰﾝ

スイレン「……っじゃなくて！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

サトシ「？」

スイレン「サトシ！何で変なことしてるの！？」

サトシ「え？全然変じゃないよ！軽い運動だよ」ﾊﾊﾊ

スイレン「絶対に変！サトシ、今日はおかしい！頭でも打ったの！？」

サトシ「えー？」

ロトム図鑑「スイレン」ﾁｮｲﾁｮｲ

スイレン「なにロトム？今私、サトシと話を…」

ロトム図鑑「サトシはこれを飲んで秘めたるパワーを解放したロト」ｽｯ

スイレン「？ 秘めたるパワー？」ﾋｮｲ

スイレン「……アミノ式？なにこのドリンク…」

アシマリ「アウ」

7 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/03(土) 23:04:35.53 ID:fId5+qSu0

スイレン「絶対に怪しい」ｼﾞﾄｰ

サトシ「スイレンも飲んでみろよ！すっげーこと起きるぜ！」

ピカチュウ「ピカァ！」

スイレン「……すっげーことって、さっきのサトシとピカチュウみたいな？私、そんなの別に…」

ロトム図鑑「スイレン。これを飲めば少しはサトシの気持ちもわかるかもしれないロト」ﾋｿｯ

スイレン「…………」ｼﾞｰｯ

スイレン「……じゃあ、ちょっとだけ」ｺﾞｸｺﾞｸ

アシマリ「アウ！？」

サトシ「そうこなくっちゃ！」

スイレン「…………」ｷｭﾎﾟﾝ

サトシ「スイレン！体の調子はどうだ？」ﾜｸﾜｸ

スイレン(な、なにこれ……体が……)ｽﾙｯ

サトシ「！」

ロトム図鑑「す、スイレンが服を脱いで……」

ﾊﾟｻｯ

スイレン「…………」ﾊﾞｰﾝ

サトシ「水着に……？」

アシマリ「アウ………？」

スイレン「……ロトム！」

ロトム図鑑「ボクにお任せロトスイレン！」

ロトム図鑑「ミュージックスタートロト！」ﾋﾟｯ

〜ﾈﾝｼｮｰｹｰ〜♪

サトシ「おぉ！この音楽は！」

ピカチュウ「ピカァ！」

8 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/03(土) 23:13:57.35 ID:fId5+qSu0

スイレン「……たぁっ！」ﾋﾟｮﾝ

サトシ「！」

ロトム図鑑「ロロー！スイレンが…ジャンプして…」

スイレン「燃焼系ー！燃焼系ー！スーイレン式♪」ｸﾞﾙﾝ

アシマリ「アウ！？」

サトシ「て、手を使わずに空中で回転しはじめた…？」ｺﾞｸﾘ

ロトム図鑑「今のスイレンはまさに…空中回転少女ロト…」

スイレン「燃焼系ー！燃焼系ー！スーイレン式♪」ﾋﾟｮﾝ ｸﾞﾙﾝ

アシマリ「アウ…」

スイレン「こんな運動しーなくても♪」ﾋﾟｮﾝ ｸﾞﾙﾝ

サトシ「すっげー！」

スイレン「燃焼系！ぽっぽっぽー！スーイレン式♪」ﾊﾞｯ

ロトム図鑑「アローラ♪」

9 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/03(土) 23:27:29.36 ID:fId5+qSu0

スイレン「……ふぅ」

サトシ「おぉー！すっげーぜスイレン！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

ピカチュウ「ピカァ！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

スイレン(はっ！しまったつい！)

スイレン「こ、これはその…！」

サトシ「へへへ！カッコよかったぜスイレン！」ﾆｯ

スイレン「う……ぅん////」ｶｧｰ

アシマリ「アオ」

ロトム図鑑「サトシー！スイレン！そろそろスクールに行かないと遅刻ロトー！」

スイレン「！ そうだった！」

スイレン「サトシ！早くスクールに………」

サトシ「へへっ、スイレン！そんな時こそ……」ｽｯ

スイレン「！ アミノ式！？」

サトシ「」ｺﾞｸｺﾞｸ

ﾎﾟｲｯ

サトシ「………うおぉぉぉ……力がみなぎってきたぜ…」ｳｽﾞｳｽﾞ

スイレン「さ、サトシ……？」

10 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/03(土) 23:34:05.42 ID:fId5+qSu0

サトシ「スイレン！俺たちのゼンリョク！見せてやろうぜ！」ｶﾞｼｯ

スイレン「……へ？」

ロトム図鑑「ロ！！こ、これは……」

サトシ「………」ｶﾞｼｯ

スイレン「ちょ////」

ロトム図鑑「サトシがスイレンの足をロックした形に！？」

ピカチュウ「ピカ！？」

スイレン「え？え？さ、サトシ！それは私たちにはまだ早…////」

サトシ「ロトム！音楽だ！」ｷﾞｭｯ

ロトム図鑑「任せロト！」ﾋﾟｯ

11 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/03(土) 23:45:57.29 ID:fId5+qSu0

〜ﾈﾝｼｮｰｹｰ〜♪

スイレン(！ こ、この音楽は…)ﾀﾗｯ

サトシ「いくぜスイレン！俺たちのゼンリョク！」ﾀﾝｯ

ｸﾞﾙﾝ

スイレン「！」

ロトム図鑑「ロロ！そのまま二人で側転を……！？」

サトシ「燃焼系ー！燃焼系ー！サートスイ式♪」ｸﾞﾙﾝ

スイレン「ぎゃぁぁぁぁー！！」ﾀﾝｯ

サトシ「燃焼系ー！燃焼系ー！サートスイ式♪」ｸﾞﾙﾝ

スイレン「おぉぉぉー！？」ﾀﾝｯ

ロトム図鑑「す、すごいロト…サトシ、スイレン…息ピッタリで二人で側転を…」ｺﾞｸﾘ

スイレン「ぎゃぁぁぁぁー！」ﾀﾝｯ

ロトム図鑑「今の二人はまさに２人で１つ！これは芸術の域ロト…」

サトシ「こんな運動しーたくても♪」ｸﾞﾙﾝ

スイレン「む、無理！！」ﾀﾝｯ

ｸﾞﾙﾝ

ﾀﾝｯ

ｸﾞﾙﾝ

ロトム図鑑「……あの二人はあのまま登校する気ロト？」

ピカチュウ「ピカピ…」

アシマリ「アウ…」

ｾﾞﾝﾘｮｸｰ

ｷﾞｬｱｱｱｰ

12 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/03(土) 23:59:58.94 ID:fId5+qSu0

ポケモンスクール

ﾜｲﾜｲ

リーリエ「なるほど…つまり…論理的結論から言いますと、そのアミノ式というドリンクの力でサトシとスイレンは奇抜な登校をしてきたのですね？」ﾑｳ

サトシ「へへっ、すっげーだろ！」

マーマネ「…すごいと言うよりは一瞬目と自分の中の常識を疑ったよ」

リーリエ「……ですね、スイレンは水着ですし、サトシはスイレンを抱えながら一緒に側転？してますし…」

スイレン「うぅ…もうお嫁にいけない////」ﾌﾟｼｭｰ

アシマリ「アウ」ﾎﾟﾝｯ

ロトム図鑑「サトシ、責任をとってあげるロト」

サトシ「え？」

スイレン「」ﾋﾟｸｯ

カキ「………秘めたるパワーか……」ｳｽﾞｳｽﾞ

カキ「な、なぁ！良かったらそのアミノ式？ってのを少し分けてくれないか？」

サトシ「いいよ！」

カキ「サンキュー！サトシ！」

13 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/04(日) 00:15:33.39 ID:XDb0bBXM0

ロトム図鑑「どうぞロト、カキ」ｽｯ

カキ「！ おう」ﾋｮｲ

マーマネ「えぇ……？カキ…まさかそれ飲む気？」

リーリエ「かなぁり怪しいですよ？」

カキ「大丈夫だって！サトシやスイレンだって飲んだんだろ？」

サトシ「ああ！飲んでみろよカキ！すっげーぜ！」

スイレン(サトシのお嫁さん…)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

リーリエ「ですが……」

カキ「男たるもの…こういう時は度胸だ！」ｺﾞｸｺﾞｸ

マーマネ「どうなっても知らないよ？」

カキ「…………」ｷｭﾎﾟﾝ

サトシ「どうだ？カキ！」ﾜｸﾜｸ

カキ「………………」

カキ(な、なんだ？体が……)ｳｽﾞｳｽﾞ

マーマネ「か、カキ……？」

リーリエ「だ、大丈夫ですか？」

カキ「…………ロトム！」

ロトム図鑑「お任せロトー！」

ロトム図鑑「ミュージック、スタートロト！」ﾎﾟﾁｯ

14 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/04(日) 00:36:06.03 ID:XDb0bBXM0

〜ﾈﾝｼｮｰｹｰ〜♪

リーリエ「！ この音楽は！？」

カキ「マーマネ！こい！」ｽｯ

マーマネ「え！？」

リーリエ「な、なんですか？カキが寝転んで足をあげている状態でマーマネを呼んでいる？」

ロトム図鑑「……恐らく…あのカキの足の上にマーマネが乗れということロト」

カキ「そうだ！」

マーマネ「えぇ！？」

リーリエ「なるほど。まったく理解できません」

シロン「コン」

カキ「マーマネ！早くこい！音楽は始まってるぞ！」ｸｲｸｲ

マーマネ「い、いや…そんなこと言われても…」

サトシ「いっけー！マーマネ！」

スイレン「マーマネ！ごー！」

バクガメス「ガメー」ﾋｮｲ

マーマネ「ちょ、ちょっと！」ｽﾄﾝ

リーリエ「バクガメスがマーマネをカキの足の上に乗せましたね」

15 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/04(日) 00:53:28.94 ID:XDb0bBXM0

ロトム図鑑「はい！」ﾊﾟﾝｯ

カキ「燃焼系ー！燃焼系ー！マーマネ式♪」ｸｲｸｲ

マーマネ「わ、わわわわー！」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

リーリエ「か、カキが足を使ってマーマネを回しはじめた！？」

シロン「コン！？」

カキ「燃焼系ー！燃焼系ー！マーマネ式♪」ｸｲｸｲ

マーマネ「ちょ、ちょっと！カキー！」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

カキ「こんな運動しーなくても♪」ｸｲｸｲ

マーマネ「おぉぉぉ…」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

サトシ、スイレン「これ一本！！」

カキ「燃焼系ー！ぽっぽっぽー！マーマネ式♪」ﾊﾞｯ

マーマネ「あわわ…」ﾊﾞｯ

ロトム図鑑「アローラ♪」

サトシ、スイレン「おぉー！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

カキ「ふっ////」ﾃﾚｯ

リーリエ「」ﾎﾟｶｰﾝ

ロトム図鑑「ちなみにアミノ式はダイエットにもこうかばつぐんロト」

リーリエ「！」

リーリエ「…………あ、あのロトム…後で私にも少し…」ﾋｿﾋｿ

ロトム図鑑「任せロト！リーリエ！」ｸﾞｯ

マーマネ「あわわわわ…めがまわる…」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

トゲデマル「マキュキュ」

16 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/04(日) 01:23:23.47 ID:XDb0bBXM0

「朝からなんの騒ぎー？」

リーリエ「！ あっ、マオ！」

スイレン「マオちゃん、アロー……」

マオ「アローラ！」ﾃﾞﾌﾞｰﾝ

アマージョ「マッジョ」

スイレン「………ラ……？」

アシマリ「アウ……」

リーリエ「え！？ま、マオ………？アレ、マオですか？」ﾋｿﾋｿ

スイレン「………う、うん…たぶん……てかマオちゃん…」ﾁﾗｯ

マオ「？」ﾃﾞﾌﾞｰﾝ

スイレン、リーリエ(太った………？)

マオ「？ どうしたの？スイレン、リーリエ」

スイレン、リーリエ「い、いや……」ﾋﾞｸｯ

スイレン「そ、その……マオちゃん…最近なにかあった？」

マオ「え？なんで？」

リーリエ「その……例えば……嫌なこととか……」

マオ「嫌なこと？別にないよ？でもさぁ…」

スイレン、リーリエ「でも、なに？」ｽﾞｲｯ

マオ「最近ご飯が美味しくて！ご飯がご飯がススムくん♪ってカンジなんだよねー？成長期ってやつかなー？」ｱﾊﾊ

スイレン、リーリエ「そ、そうなんだ…」ﾊﾊﾊ

リーリエ「あ、あの……スイレン…もしかしてマオ…」ﾋｿﾋｿ

スイレン「う、うん…マオちゃん、自分が太ったことに気づいてない……？」ﾋｿﾋｿ

マオ「……ふぅ、最近なんか歩くのしんどいなぁ…」ﾄﾞｽﾝ

アマージョ「ジョ……」

17 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/04(日) 12:56:43.23 ID:XDb0bBXM0

カキ「お、おいマオ…」

マオ「あっ、カキ！アローラ〜」ｺﾌｰ

カキ「お前その体……」ｼﾞｰｯ

マオ「えっ？体！？」ﾋﾞｸｯ

リーリエ「カキがいきましたね！」ﾋｿﾋｿ

スイレン「カキ、ナイス！」ﾋｿﾋｿ

マオ「ちょ、ちょっとカキ！女の子の体をジロジロ見ないでよ！この変態！////」ﾌﾟｲｯ

カキ「へんた……」ｶﾞｰﾝ

リーリエ「……どうやらきゅうしょに当たったみたいですね…」ﾋｿﾋｿ

スイレン「カキ、残念無念」ﾋｿﾋｿ

サトシ「お、おいマオ！どうしたんだよ！カビゴンみたいにブクブクになってるぞ！」

マオ「カビゴン！？」

リーリエ、スイレン、カキ(うわぁ…サトシ…)

ロトム図鑑「サトシはデリカシーというものが無いロト？」

マオ「ちょ、ちょっとサトシ！カビゴンってなに！？」

サトシ「え？いやぁ……マオちょっと太っ…」

カキ「も、もうやめとけサトシ！」ﾊﾞｯ

サトシ「」ﾓｶﾞ

マオ「」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

リーリエ「あ、あのマオ！サトシのいうことは気にしないでくださいね？た、ただ…論理的結論から言いますと、いつものマオに比べて少し……な、なんちゃって？」ﾆｺﾆｺ

スイレン「そうそう！あっ、でもマオちゃん、すこ〜し…ほんのすこ〜しだけおっきくなったかなって？」ﾊﾊﾊ

マオ「……………」ｺﾌｰ

リーリエ(マオにはかわいそうですが…これでダイエットを考えてくれれば…)

スイレン(私がサトシに今の言われたらきっと死ぬなぁ…)

マオ「……」ｺﾌｰ ｺﾌｰ

アマージョ「ジョ…」

マーマネ「めがまわる〜」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

18 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/04(日) 13:13:49.89 ID:XDb0bBXM0

ｶｰﾝｶﾝｶｶｶｶﾝ

ククイ「えー…で、あるからして……」


マオ「えへへ」ｺﾞｿｺﾞｿ

スイレン「？ マオちゃん、それは？」

マオ「おやつのポッキーだよ！お昼までの繋ぎ！」ﾆｺﾆｺ

リーリエ「マオ、授業中ですよ？やめた方が…」

スイレン(だから太るんだよマオちゃん…)

マオ「えー？なんで？ポッキー美味しいよ？」ｻｸｻｸ

リーリエ「そういう問題ではありません」

マーマネ「マオ！ポッキー持ってきたの？僕にもわけてよ！」

マオ「いいよー！」ｽｯ

マーマネ「わぁい！ありがとう！」ｻｸｻｸ

リーリエ「……まったく」ﾊｧ

マオ「まぁまぁ、リーリエとスイレンもポッキーちゃんお食べ」ｽｯ ｽｯ

スイレン「ど、どうも……」

リーリエ「……ハァ…」ｽｯ

リーリエ「……………ん？」ｼﾞｰｯ

マオ「………？どうしたのリーリエ？ポッキーちゃんジッと見つめて？」

スイレン「食べないの？」ｻｸｻｸ

リーリエ「い、いえ……何故かこのポッキーを見ていますと……」ｳｽﾞｯ

スイレン、マオ「？」

19 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/04(日) 13:41:15.81 ID:XDb0bBXM0

ﾄｩｯﾄｩﾊﾟｰﾗ ﾄｩｯﾄｩﾊﾟｰﾚﾗ

リーリエ「……体が疼いて……」ｽｯｽｯﾊﾟｯ

マオ「………？リーリエが……」

スイレン「ポッキーで遊びはじめた？」

ﾋﾟﾘｷﾘﾊﾟﾚﾗﾚﾗ ﾋﾟﾘｷﾘﾊﾟﾚﾗﾚﾗ

リーリエ「……………」ｽｲｽｲｽｲｰ

マオ「………り、リーリエ？」

リーリエ「」ｶﾞﾀｯ

スイレン、マオ「」ﾋﾞｸｯ


リーリエ「もうっ！どっでもイイじゃんって♪キリステコギャル♪」ﾙﾝﾙﾝ♪

サトシ「いっ！？」ﾋﾞｸｯ

マーマネ「え！？な、なに？」ﾋﾞｸｯ

カキ「リーリエが突然ポッキーを持って歌って踊り始めた……」

リーリエ「マゴギャルかついじゃって♪」ｴｲｴｲ♪

シロン「コン！」

ククイ「お、おいリーリエ？いったいどうしちまっ…」

スイレン、マオ「」ｶﾞﾀｯ

サトシ、カキ、マーマネ、ククイ「」ﾋﾞｸｯ

リーリエ、スイレン、マオ「パッパッパーラ♪」ｸｲｸｲ

マーマネ「マオとスイレンまでつられて踊り出した…」

カキ「どうなってんだ……？」

リーリエ、スイレン、マオ「もうっ！どっでもイイじゃんって♪」ﾁｮｲﾁｮｲﾁｮｲ

ロトム図鑑「……さすがは女の子を惑わすポッキーの魔力ロト…」ｺﾞｸﾘ

サトシ「よくわかんないけどすっげー…」ﾍｪｰ

リーリエ、スイレン、マオ「パッパッパーラ♪」ｸｲｸｲ

ククイ「あ、あの……授業中…」


ﾓｳﾄﾞｯﾃﾞﾓｲｰｼﾞｬﾝｯﾃ♪

20 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/04(日) 15:37:29.11 ID:0ErpQyjd0

ｶｰﾝｶﾝｶｶｶｶﾝ

ロトム図鑑「お弁当の時間ロトー！」

ﾜｲﾜｲ

スイレン「ディスイズデカイオニギリ〜♪」ｽｯ

サトシ「うぉっ！スイレンのおにぎり相変わらずデカいなー」

リーリエ「ディスイズ高級ランチ〜♪」ｶﾊﾟｯ

マーマネ「うわぁ〜！リーリエのお弁当美味しそう！」ｸﾝｶｸﾝｶ

マオ「ディスイズマイカレ〜♪」ｳｷｳｷ

カキ「マオ…お前お弁当がカレーって……いや、何でもない…」

スイレン、リーリエ、マオ「ディスイズうまいお弁当〜♪」

サトシ「みんな〜！大好き〜！」ｳｷｳｷ

マーマネ「お昼の〜お弁当〜！」

カキ「ウチの牧場でとれたモーモーミルクもよろしく！」

ロトム図鑑「お弁当はみんなを幸せにするロト」ｳﾝｳﾝ

ピカチュウ「ピカァ」

21 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/04(日) 19:09:19.66 ID:0ErpQyjd0

ﾜｲﾜｲ

サトシ「バーネット博士のお弁当うめー！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

スイレン「バーネット博士、相変わらず女子力高い！今度私も料理教えてもらいたい」

サトシ「いいよ！今度バーネット博士に頼んでみるよ！」

スイレン「やった！」ﾆｺｯ

リーリエ「スイレン、それはどういう意味の"やった"ですか？」ﾆﾔﾆﾔ

スイレン「うっ！べ、別に…他意はない！////」

リーリエ「へぇ？」ﾆﾔﾆﾔ

シロン「コーン」ﾆﾔﾆﾔ

マーマネ「女子はそういう話好きだねー」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

マーマネ「おかわり！」

カキ「おかわりって……俺の弁当はやらんぞ！」ｻｯ

ﾜｲﾜｲ

マオ「マーマネー！だったら私のカレーわけてあげるよー」ｺﾌｰ

マーマネ「ありがとうマオ！っ………て……」

鍋「」ﾄﾞｰﾝ

カキ「マオ……お前、鍋ごとカレー持ってきたのか…」

マオ「うん♪」

リーリエ「……しかも、もう鍋半分くらいカレーが無いですね…」

スイレン「マオちゃん、いくらなんでも食べ過ぎ」

マオ「成長期だからね！」ｺﾌｰ

サトシ「マオ！俺にもカレーわけてー！」

ピカチュウ「ピカピ…」

22 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/04(日) 19:21:46.17 ID:0ErpQyjd0

マオ「よっこらマフォクシー」ｽｸｯ

スイレン、リーリエ、カキ「？」

〜♪

スイレン「………？この音楽は……」

マオ「ドデスカごはん！はじめるよ〜♪」

スイレン、リーリエ、カキ「！？」

マオ「ごーごごごーはーん♪」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

カキ「う、うわっ！なんだ！？あぶなっ！」ｻｯ

マオ「ごごごごごーはーん♪」ﾄﾞｽﾝ ﾄﾞｽﾝ

リーリエ「うぅ……ま、マオの謎の踊りで地響きが…」

スイレン「や、やめてマオちゃん！教室が崩れる！」

マオ「ごはんでごーごー♪」ｼｭﾊﾟｯ

アマージョ「ジョ！」ｼｭﾊﾟｯ

マオ「お」ﾋﾟｯ

リーリエ「え？」

マオ「か」ﾋﾟｯ

スイレン「………？」

マオ「わ」ﾋﾟｯ

カキ「な、なに？」

マオ「り…ドデスカ？」

サトシ、マーマネ「カレーおかわりー！！」

カキ「な、なんだこれ……」

スイレン、リーリエ(早くダイエットさせなきゃ…)

アシマリ「アウ」

23 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/04(日) 19:41:34.90 ID:0ErpQyjd0

帰り道

スイレン「ねぇサトシ」

サトシ「ん？」

スイレン「今日のマオちゃん…どう思う？」

サトシ「どうって？」

スイレン「ほらっ！なんていうか……体型が…」

サトシ「ああ……マオ、すっげー太ったよな？」

スイレン「サトシ！女の子に太ったとか言ったらダメ！それ、すっごく傷つくから！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

アシマリ「アウ！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

サトシ「わ、悪い…」

ピカチュウ「ピカピ…」

スイレン「と、とにかく…！いくら成長盛りとはいえ、マオちゃんあのままじゃいけないと思う！」

サトシ「んー……ようするにスイレンはいつものマオに戻ってほしいってこと？」

スイレン「うん」

サトシ「へへっ！よし、わかったよ！だったら二人で作戦会議しようぜ！」ﾆｯ

スイレン「サトシ……」

サトシ「じゃ、早速スイレンの家いこうぜ！」

スイレン「………うん！」ﾆｺｯ

スイレン「よぉし！じゃあ、早速、マオちゃんダイエット作戦会議！私の家でやろう！」

サトシ「おう！へへっ、俺とスイレンなら、絶対にすっげー作戦思いつくよ！」ﾆｯ

スイレン「う、ぅん////」ｶｧｰ

サトシ「ん？」

スイレン「は、早くいこっ！////」ｸﾙｯ

アシマリ「アウ」ｸﾙｯ

サトシ「お、おう？？」

ロトム図鑑「サトシは少し女心というものを学んだ方がいいと思うロト」

ピカチュウ「ピカァ」

24 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/04(日) 20:02:35.24 ID:0ErpQyjd0

スイレンの家

ホウ、スイ「あーわせましょっ♪」ﾊﾟｼﾝ

ホウ「もーみじのてーのひら♪」ﾎﾟﾝｯ

スイ「あーわせましょっ♪」ﾎﾟﾝｯ

ホウ「かーがやきさまもー♪」ﾎﾟﾝｯ

スイ「みーてごさる♪」ﾎﾟﾝｯ

ホウ、スイ「やーすらーいでー♪」ﾊﾟｼﾝ


スイレン「ホウ……スイ……」

アシマリ「アオ」

サトシ「ホウとスイのやつ……ずいぶん渋い遊びしてんだな…」ﾊﾊﾊ

ホウ「あーっ！おねえちゃんとアシマリだー！おかえりー！」

スイレン「ただいま」ﾆｺｯ

アシマリ「アウ！」

スイ「おねえちゃんのボーイフレンドとピカチュウもいるー！」

スイレン「ぼ、ボーイフレンドじゃ…////」ｶｧｰ

サトシ「アローラ！ホウ、スイ」ﾆｯ

ピカチュウ「ピカカー！」

ホウ「今日はどうしたのー？」

スイ「わかったー！あいびきだー！」

ホウ「あいびきあいびきー！」ｷｬｯｷｬｯ

スイレン「うぅ…ち、ちがっ！ど、どこからそんな言葉を！////」ﾎﾞﾌﾝﾎﾞﾌﾝ

ロトム図鑑「スイレンがショートしたロト」

サトシ「あいびき？」

ピカチュウ「ピカピィ」

25 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/04(日) 20:18:17.64 ID:0ErpQyjd0

翌日

ウラウラ島

ロトム図鑑「では、マオのダイエット作戦は月曜日にマオにアミノ式を飲ませるで決まりロト？」

サトシ「ああ、頼んだぜロトム！」

ロトム図鑑「お任せロト！」

ピカチュウ「ピカァ！」

サトシ「うしっ、んじゃあアセロラにもアミノ式を見せに……」

ロトム図鑑「ビビッ！サトシ！アセロラ発見ロト！」

サトシ「おっ！ナイスロトム！」

26 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/04(日) 20:26:20.85 ID:0ErpQyjd0

クチナシの交番

クチナシ「」ｸﾞﾀﾞｰ

アセロラ「もぅ！おじさんは！まーたお仕事さぼって！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

ミミたん「ｷｭｰ」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

クチナシ「……これはさぼってんじゃねぇよ。いざって時のためにチカラを充電してんの」ﾀﾞﾗｰ

クチナシ「わかったらあっちいけっ！シッシッ」

アセロラ「まったく！」ﾊｧ


ロトム図鑑「どうやら取り込み中みたいロト」ｺｿｯ

サトシ「だな」ｺｿｯ

ピカチュウ「ピカァ」ｺｿｯ


アセロラ「……どうやらアセロラがおじさんにやる気を出させてあげるしかないみたいだね。ミミたん」ﾊﾟﾁﾝ

ミミたん「ｷｭｰ」ﾎﾟﾁｯ

〜♪

サトシ「！ こ、この音楽は！？」


クチナシ「……あ？なんだぁ？」

アセロラ「アセロラ体操！はじめるよ〜♪」

ミミたん「ｷｭｰ♪」

クチナシ「あ？」


サトシ(あ、アセロラ体操だって！？)ｺﾞｸﾘ

ピカチュウ「ピカァ…」ｺﾞｸﾘ

27 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/04(日) 21:20:11.04 ID:0ErpQyjd0

アセロラ「たたたたたいよー♪」ｺﾞｯﾂｺﾞｯﾂ

アセロラ「たのしくいたいよー♪」ﾉｰﾋﾞﾉｰﾋﾞ

ミミたん「ｷｭｰ」ﾌﾘﾌﾘ

クチナシ「な、なんだぁ？そのへんてこな踊りは？」

アセロラ「サンサンしたらムンムンするよ♪」ｸﾈｸﾈ

アセロラ「さぁ！おじさんも一緒に♪」ｽﾀｽﾀ

クチナシ「ふざけんな誰が…」ﾑｽﾞｯ

クチナシ「！」

クチナシ(な、なんだぁ？この曲を聞いてたら体が勝手に……)ｳｽﾞｳｽﾞ

アセロラ「うふふ♪」

アセロラ「たたたたたいよー♪」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

クチナシ「明るくしたいよー♪」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ


サトシ「ど、どうなってんだ……？全然乗り気じゃなかったクチナシさんがアセロラと一緒に踊ってる！？」

ロトム図鑑「アセロラ体操……恐ろしいロト…」ｺﾞｸﾘ


クチナシ「ポケットモンスターサン＆ムーン♪」ﾋﾞｼｯ

アセロラ「アセロラ♪」ｼﾞｬｰﾝ♪

ミミたん「ｷｭｰ♪」


サトシ「体操が終わった…」ｺﾞｸﾘ


アセロラ「ふふっ、どう？おじさん？」

クチナシ「……ああ、なんだか知らねぇがやる気が出てきた…！」ﾒﾗﾒﾗ

クチナシ「しゃっ！！パトロール行ってくるぜ！」ﾀﾞｯ

アセロラ「いってらっしゃーい♪」ﾌﾘﾌﾘ

ミミたん「ｷｭｰ」ﾌﾘﾌﾘ

28 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/04(日) 21:33:29.47 ID:0ErpQyjd0

サトシ「おーい！アセロラー！」ﾀｯﾀｯﾀ

アセロラ「！ サトシ？」

ミミたん「ｷｭｰ」

サトシ「へへっ、アローラ！」

アセロラ「アローラ……どうしたの？あーっ！まさか、わざわざアセロラに会いに来てくれたとか？」

サトシ「そうだよ！」

アセロラ「え？」ﾄﾞｷｯ

サトシ「そんなことよりさ！今の踊りなに！？」ﾜｸﾜｸ

アセロラ(そ、そんなことって……)

アセロラ「………アセロラ体操のこと？」

サトシ「そうそう！そのアセロラ体操！すっげーよなー！」

ロトム図鑑「やる気がまったくなかったクチナシをやる気にさせていた。すっげーロト！」

アセロラ「サトシー？気になる？」ｽﾞｲｯ

サトシ「うん！すっげー気になる！」ﾜｸﾜｸ

アセロラ「ん〜……じゃあ、サトシもやってみる？」

サトシ「いいの！？で、でも俺振り付けとかわかんないし……」

アセロラ「ふふふー、大丈夫だよー？ミミたん！」ﾊﾟﾁﾝ

ミミたん「ｷｭｰ」

〜♪

ロトム図鑑「ロ！？この音楽は！？」

アセロラ「………アセロラ体操はねー？」

アセロラ「"心"で踊るんだよ」ﾆｺｯ

サトシ「心……？」

ピカチュウ「ピカ？」

29 ： ◆pipouKOeeU [saga]：2018/11/04(日) 21:46:09.02 ID:0ErpQyjd0

アセロラ「たたたたたいよー♪」ﾊﾟｯ

アセロラ「とびこえたいよー♪」ﾊﾟｯ

ミミたん「ｷｭｰ♪」

サトシ(な、なんだ……この曲を聞いてたら体が勝手に…)ｳｽﾞｯ

ピカチュウ「ピカァ…」ｳｽﾞｯ

アセロラ「サンサンしたらムンムンするよ♪」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ミミたん「ｷｭｰ♪」

アセロラ「さぁ、サトシも一緒に？」ﾆｺｯ

サトシ「う……」ﾑｽﾞｯ

サトシ「うおぉぉぉー！！」

サトシ「たたたたたいよー♪」ﾊﾞｯﾊﾞｯ

ピカチュウ「ピカピカ」ﾊﾞｯﾊﾞｯ

アセロラ「愛されたいよー♪」ﾆｺｯ

サトシ「え……！？」ｶｸｶｸ

アセロラ「うふふ♪サンサンしたらムンムンするよ♪」ｶｸｶｸ

ミミたん「ｷｭｰ♪」

サトシ「………………」ｶｸｶｸ

ロトム図鑑「アセロラ体操は"心"で踊る…」

ピカチュウ「ピカピ…」

アセロラ「……気になるあの子もゲットだぜ♪」ｼﾞｬｰﾝ

サトシ「アセロラ…」ｼﾞｬｰﾝ

ミミたん「ｷｭｰ♪」ｼﾞｬｰﾝ

ロトム図鑑「ビビッ…アセロラ体操…やはり恐ろしいロト…」

ピカチュウ「チュウ」