琴葉「はあ。仕事帰りに野球観戦、ですか」奈緒昴ロコ「行くー!」

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1 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:11:17.53 ID:3qN6vGtc0
 9月初頭某日 13時37分 阪神甲子園球場

奈緒「おーええ席やなあ」

昴「内野も外野もバッチリ見えるな! 選手も近いぜ!」

ロコ「プロデューサーにアプリシエーションです!」

琴葉「大阪での仕事ついでに野球観戦でもして来いだなんてびっくりしたわ。なんでもグリーンシートのペアチケットをスポンサーから頂いたとか」

奈緒「さすが琴葉、説明セリフもめっちゃ自然やな、うん」

 自然です。自然。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1540793477
2 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:13:08.88 ID:3qN6vGtc0
昴「オレ、甲子園は高校野球でしか来たことなかったからすっげー楽しみにしてたんだ」

奈緒「私も上京してからはすっかりご無沙汰やったなあ。グリーンシートも初めてや」

昴「奈緒はいっつもライト側外野席で声張り上げてそうだもんな」

奈緒「ふふん、ようわかってるやん」

琴葉「それにしても本当に凄い人ね。まだ始まってもいないのにもうこんなに席が埋まってる」

ロコ「そりゃそうです。何しろザ・クラシックですからね」

 本日のカードは伝統の一戦、阪神×巨人のデーゲームです。
3 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:13:41.57 ID:3qN6vGtc0
昴「オレ、甲子園は高校野球でしか来たことなかったからすっげー楽しみにしてたんだ」

奈緒「私も上京してからはすっかりご無沙汰やったなあ。グリーンシートも初めてや」

昴「奈緒はいっつもライト側外野席で声張り上げてそうだもんな」

奈緒「ふふん、ようわかってるやん」

琴葉「それにしても本当に凄い人ね。まだ始まってもいないのにもうこんなに席が埋まってる」

ロコ「そりゃそうです。何しろザ・クラシックですからね」

 本日のカードは伝統の一戦、阪神×巨人のデーゲームです。
4 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:14:14.11 ID:3qN6vGtc0
連投しちゃった
5 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:14:43.38 ID:3qN6vGtc0
ロコ「日本のプロ野球の中でも最もエキサイティングでデンジャラスなゲームと言っても過言ではありません」

琴葉「で、デンジャラスって……」

奈緒「こらこら、野球初心者ビビらせてどないすねん。世間で言われてるほど阪神ファンは怖ないって……多分」

琴葉「今多分って言った?」

昴「そうそう。この辺はどっちかっていうと静かに観戦したい人向けの席だから大丈夫だよ……多分」

ロコ「昔ならともかくファン同士のバトルなんてそうそう起こるもんじゃありません……多分」

 多分。

琴葉「不安だわ……」

 果たして甲子園の洗礼は田中さんに降り注ぐのか。
6 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:15:50.86 ID:3qN6vGtc0
奈緒「まま、そんなことよりお昼にしようや。私もうお腹ペコペコやねん。皆何買ったん?」

昴「へへ! オレのはメッセンジャーの豚骨ラーメン! やっぱメッセと言ったらこれだよな!」

ロコ「ロコは名物の甲子園カレーですっ!」

奈緒「なんやロコの癖にベタやなあ。どうせなら昴みたいに選手コラボにしとけばええのに」

ロコ「ロコのプライドはいつだってウィズジャイアンツなの!」

奈緒「なんかMBSのスローガンみたいになってもうてるやん」

昴「琴葉は? なんかすげーデッカイな」

琴葉「私はお弁当にしたわ。ええと、阪神の監督さんとのコラボだって」
 
 田中さん、弁当を記念撮影。
7 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:16:37.90 ID:3qN6vGtc0
琴葉「あとポテトとナゲットとソーセージのセットも買ったから皆でつまみましょう」

ロコ「おお! サンクスです!」

昴「いいのか? さすが琴葉、こういうの女子力って言うんだよな!」

琴葉「でもしじみ汁は売ってなかったわね。探せばあるのかしら」

奈緒「甲子園どころか日本中の球場回っても見つからんのとちゃうかなあ」

ロコ「むしろ置いてあったらベリーストレンジです……」

 念の為調べたけどやはり無かった。

昴「奈緒は……見てるだけで腹一杯になるな。どんだけ買ってるんだよ」

 横山さん、ジャンボ焼き鳥とコラボ飯と牛タン弁当を前にご満悦。
8 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:17:04.18 ID:3qN6vGtc0
奈緒「基本抑えようと思ったらこうなんねんて。それに甲子園来てジャンボ焼き鳥食べへんとかそれもう犯罪やから。あー、ビール欲しいわ」

琴葉「ちょっと! 未成年が飲酒なんて絶対に駄目だからね!」

奈緒「じょ、冗談やって! なはは……」

琴葉「もう……」

ロコ「(スタジアムのアルコール販売は年齢チェックがルーズなんて知ったらブレイズアップしちゃいそうです)」

昴「(バカ! 余計なこと言うなって!)」

 もちろんアイドルたちは未成年飲酒なんてしてません。お酒は二十歳から。
9 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:18:50.30 ID:3qN6vGtc0
昴「ナイターもいいけど、こういう青空の下で野球観戦ってやっぱ最高だよな!」

琴葉「そうね。だいぶ涼しくなってきたし、とっても爽やかで良い気持ち」

奈緒「ここは屋根もあるから日差しも避けられてええ感じやな」

ロコ「ハイスクールプレイヤーはよくあんなスーパーホットな中でプレイできましたね。ドーム派のロコにはアンビリバボーです」

 現在気温25℃、残暑も和らぐ。

昴「今日って誰が投げるんだ?」

奈緒「えーっと、ちょい待ってや」

 スマホで確認。
10 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:19:45.76 ID:3qN6vGtc0
奈緒「阪神はイワサダで巨人は……うわ、スガノや……」

ロコ「ふふん」

 伴田さん、会心のドヤ顔。

奈緒「何いきなり勝ち誇っとんねん。腹立つわー」

ロコ「ふっふっふ。ナオ、アナタももうアンダスタンディングなはずです。このゲーム、ジャイアンツがウィナーだと!」

奈緒「な、なにおう? そんなんやってみなわからんでっ!」

ロコ「ですがスガノは何ゲーム連続ホワイトウォッシュですか? タイガースは何ゲームホームで連敗中ですか?」

奈緒「ぐぬぬ」

琴葉「そのスガノって人はそんなに凄い選手なの?」

昴「すっげーよ。セパ合わせても最強のピッチャーの一人だと思うぜ」

琴葉「じゃあ今日は日本一の投球が見られるかもしれないのね」

昴「そういうこと。イワサダも良いピッチャーだし投手戦になるかもなー」
11 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:20:27.24 ID:3qN6vGtc0
奈緒「そりゃ阪神は貧打かもしれへんけど巨人こそイワサダ打てるんかっちゅー話や!」

ロコ「シャラップ! イワサダにしてやられたのは去年の話ですっ!」

 虎党とG党、早くも激突。

昴「あーあ、やっぱこうなっちゃうか。シアターでもしょっちゅうやってるのにほんと、飽きないよな」

琴葉「もう二人とも、周りの迷惑になるからやめなさい」

 委員長、動く。

琴葉「今日は野球初心者の私に色々教えてくれるんじゃなかったの?」

ロコ「むむむ……」

奈緒「まあそやけど……」
12 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:21:04.09 ID:3qN6vGtc0
昴「いいじゃん、今日くらいは純粋に野球を楽しもうぜ! オレ、琴葉にもっと野球の素晴らしさを知って欲しいんだ!」

琴葉「昴ちゃん……」

昴「それに……今年の楽天は、なんか色々ダメっぽいからさ……そういうの忘れて野球見たいんだ……」

ロコ「お、オーライです! ニュートラルでフレッシュなスタイルですね!」

奈緒「せ、せやな! しゃーないから今日は一時休戦にしといたるわ!」

琴葉「あーとっても楽しみ! 早く始まらないかしら!」

 空気を読む自由人と関西人と苦労人。
13 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:21:41.74 ID:3qN6vGtc0
 スポンサーの社長による始球式。

琴葉「始球式かあ。765プロもちょくちょくお呼ばれしてるわよね」

奈緒「パリーグコラボの時にやったわ。京セラ。思ってたよりもマウンドからホームベースが遠くてビックリしたなあ」

ロコ「ソージェラス……。ロコも一回くらいやってみたいです」

琴葉「やったことないの? 意外」

ロコ「そうなんですっ! ロコにはもっとスータブルな仕事があるからって765プロとジャイアンツのオリジナルコラボグッズプロデュースしかやらせてもらえてません!」

奈緒「いやそっちの方がスゴない?」

昴「茜がすっげー羨ましがってたやつだな……」

 ロコナイズドコラボグッズ、東京ドームのショップ限定で好評発売中。
14 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:22:32.48 ID:3qN6vGtc0
琴葉「でも765プロで始球式と言えばやっぱり昴ちゃんよね。AS組の先輩方よりもやってるんじゃない?」

昴「まあな! それもただの始球式じゃないんだぜ。楽天のホームゲームでは特別に三球投げさせて貰ってるんだ」

奈緒「え、三球?」

昴「そうそう、スライダーにストレートニ球の真剣勝負。名付けて「三球プロジェクト」!」

奈緒「なんやその全盛期フジカワ並の火の玉ストレートは」

ロコ「絶対タカギイズムがインフルエンサーですね」

琴葉「スライダーって確か変化球の名前よね。そんなの投げられるんだ」

奈緒「スライダー投げられるアイドル……」
15 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:23:03.51 ID:3qN6vGtc0
ロコ「スバルのピッチング見たことありますけど、ファストボールは普通に110キロくらい出てましたね」

奈緒「ひゃくじゅっ……! あれ、イナムラさんは何キロ出してたっけ……」

琴葉「それって速いの?」

ロコ「速いも何もアイドルのファーストピッチセレモニーなんてキャッチャーミットに届けばそれだけで拍手ものですよ」

琴葉「へえー、そんなに見応えあるんならきっと昴ちゃんの始球式を楽しみにしてるファンもいるわよね。お仕事が来るわけだわ」

昴「へへっ! まだまだこんなもんじゃないぜ! 目指すは150キロ出すスーパー野球アイドルだ!」

奈緒「目指す場所はほんまにそこでええんか」

 野球アイドルの挑戦は続く。
16 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:23:29.41 ID:3qN6vGtc0
 監督同士のメンバー表交換。球場を包む高揚感も否応なく高まる。

奈緒「どうせなら声も出していきたいな。せっかく現地に来たんやし琴葉にもその辺味わってもらわんと」

琴葉「ふうん、野球観戦なのに声を出すの? あ、応援か」

ロコ「でもこのシートってエールはいいんでしょうか」

奈緒「あー、そやな。すいません、ちょっとうるさくしてもいいですか? ……ほんまですか、どうもありがとうございます。今日は絶対勝ちましょうね!」

 臨席の方々に快諾していただき、姦し娘解禁。
17 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:23:58.69 ID:3qN6vGtc0
奈緒「そんじゃあロコ、許可も出たし遠慮なく歌ってええで。ささ」

ロコ「はあ!? イヤですよ絶対インポッシブルですノーサンキューですっ! ここはジャイアンツのスペースじゃないんですよ!?」

昴「えー? ロコならライト側で「闘魂こめて」歌うくらい余裕だろー」

ロコ「ロコを何だと思ってるのっ!」

琴葉「別にいいじゃない応援くらい。何がそんなにダメなの?」

ロコ「……コトハは961TVにいきなりアサルトして「Thank you」を歌えるんですか?」

琴葉「……あー」
18 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:24:39.93 ID:3qN6vGtc0
奈緒「でもそう考えると詩花ってスゴイな。ある意味大アウェーやのにウチの劇場公演でもあんなに堂々としてるし」

昴「うーん、つまり詩花みたいなすげーアイドルになるには敵地のど真ん中で贔屓のレプユニ着て応援歌歌えないとダメなのか……?」

琴葉「私たちも精進しなきゃね……」

ロコ「そのセオリーじゃロコだけトップアイドルへのハードルが高すぎませんか……?」

 明後日の方向へ話題が飛ぶ駆け出しアイドルたち。
19 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:25:22.40 ID:3qN6vGtc0
 試合開始時刻通りにプレイボールがかかる。

昴「くうー! この瞬間はやっぱワクワクするよな!」

ロコ「プレイヤーも近いからピッチングがいつもよりパワフルに見えます! ……あっ、コトハコトハ!」

琴葉「えっ、なになに?」

ロコ「アテンション! あれがサカモトですっ! ジャイアンツのトップスタープレイヤーですよ!」

 田中さん、用意してきたオペラグラスを取り出す。

琴葉「わあ、カッコいい選手ね。そういえば名前も聞いたことあるかも」

奈緒「おっ、サカモトは知ってるんや」
20 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:25:54.89 ID:3qN6vGtc0
昴「なあ、琴葉みたいな野球を知らない一般的な女の子でもわかる選手って誰ぐらいのラインだろ」

ロコ「ふーむ、そうですねえ。ツツゴウ」

琴葉「それ、名字? 変わった名前ね」

奈緒「オオタニ」

琴葉「あ、知ってる。二刀流?の選手よね」

昴「モギ!」

奈緒「なんでそこでモギやねん。楽天ならせめてノリモトかマツイあたりにしときいや」

琴葉「楽天のマツイ……あっ、私達のライブにビデオメッセージくれた人!」

奈緒「ああ、そやそや。あれはビックリした」
21 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:26:38.12 ID:3qN6vGtc0
昴「じゃあ琴葉が知ってる一番すっげー選手って誰?」

琴葉「うーん、そうね。一番凄い……」

 田中さん、大真面目に考える。

琴葉「あ! ジャッキー・ロビンソン!」

ロコ「え!? そこですか!?」

奈緒「アハハハwwww一般的な女の子って何やったっけwwww」

昴「琴葉は琴葉ってことだな!」

琴葉「???」

 ジャッキー・ロビンソン 
 黒人初のメジャーリーガー。彼がメジャーデビューした四月十五日はジャッキー・ロビンソン・デーと制定され、全ての選手が彼の背番号である「42」をつけてプレイする。
 
 田中さんは映画で知ったそうです。
22 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:27:18.31 ID:3qN6vGtc0
昴「……で、さっきのが送りバント。打者がアウトになる隙にランナーを得点圏、大きな当たりが出ればホームに帰ってこられる所まで進める作戦だよ」

琴葉「ふむふむ、なるほど……。アウトカウントと進塁のトレードオフってことね。ふう、一応予習はしてきたつもりだったけど、やっぱり実際に見ないとわからないことだらけだわ」

奈緒「球場で広げるのが名鑑じゃなくて野球規則ってところがなんかもうめっちゃ琴葉やな」

琴葉「もう、何よそれ」
23 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:27:58.62 ID:3qN6vGtc0
 三番マギーが四球を選び、四番に回る。

ロコ「さあさあさあチャンスでオカモトですよ!」

昴「オカモトは今年ほんと化けたよな。三十本はもう確実って感じだし」

奈緒「三十本なあ。景気がええこっちゃで。阪神の若手もこれくらい打ってくれても全然ええんよ?」

昴「散々貧打貧打って言われてるけど阪神のホームラン数ってどんな感じ……あっ」

 永吉さん、スマホを見て何かを察する。

昴「ま、まあロッテより多いし全然大丈夫だよ!」

奈緒「あんたはええ子やな、ほらポテト食べ」
24 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:28:35.48 ID:3qN6vGtc0
ロコ「いいんですかよそ見してて。バッティングカウントですよ〜」

奈緒「うーん、今日のイワサダはボール先行気味やなあ」

琴葉「バッティングカウントって?」

昴「そのまんまみたいだけどバッター有利なカウントだよ。ほら、今2ボール1ストライクだろ?」

琴葉「うんうん」

昴「ピッチャー側は3ボールにしたくないからなんとかストライクを取りたい。これってバッターから見れば甘いストライクの球が来る可能性が高いから……」

琴葉「ああ、それを狙って打ちにいっちゃえってことね」

昴「そうそう! 相手はオカモトだしバッテリーは相当プレッシャーかかってるはずだよ」

琴葉「なるほど……。カウント一つとってもこんなに思惑が含まれてるのね。奥が深いわ」

昴「だろ? そういうの考えながら見るのも野球の醍醐m……」
25 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:29:16.71 ID:3qN6vGtc0
 快音。高く上がる打球。観客総立ち。
昴「おお!?」

奈緒「ア゛ッ」

琴葉「え? え?」

ロコ「フオオオオオオオ!?」

 打球は歓喜の巨人ファンが待つレフトスタンドへと飛び込む。

ロコ「イエーースッ! カモーーーーーン!!!」

 伴田さん、阪神ファンに囲まれてることも忘れて大はしゃぎ。

奈緒「アッカーーン! アカンで、スガノに三点も援護やるのはほんまにアカンでっ!」

昴「琴葉、今のちゃんと見たか!?」

琴葉「も、もちろん! 今のがホームランよねっ!?」

昴「そうだよ! 打った瞬間って感じのすっげー打球だったな! ……あっ、今のがちょうど三十号だったんだな」
26 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:30:14.99 ID:3qN6vGtc0
ロコ「んふふ、ジャイアンツのクリーンアップはピースフルですねっ!」

琴葉「私、ホームランって初めて見たかも。テレビでもほとんど野球なんて見ないから」

昴「そうなのか? へへ、じゃあこれが琴葉の第一号ホームランだな! しかも生だぜ、生! 超運が良いな琴葉は!」

琴葉「ふふ、そうかも」

奈緒「くっそー。なんとかここから一昨年みたいな負け運が出えへんかな」

ロコ「うーん、アンサイトリー」

 オカモト30号(1回表3ラン) 田中1号(18歳甲子園)
27 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:31:01.12 ID:3qN6vGtc0
 阪神最初の攻撃、1、2番と凡退。

昴「スガノは立ち上がり安定してるっぽいな。ポンポンと2アウトだ」

ロコ「ふふふ、今日も安心して見ていられますね」

奈緒「まだや、まだやで。お腹いっぱいになったしそろそろ本気出すで」

 横山さん、戦闘態勢。

奈緒「次フクドメやろ? ちょうどええわ」

昴「おっ、やる気だな。よーしオレも付き合うぜ!」

 3番フクドメ、バッターボックスに。俄然盛り上がる球場。
 
 コッコマーデモッテコーイフックドメ コッコマーデモッテコーイフックドメ コッコマーデモッテコーイフックドメ
 モーッテコーイフックドメー

奈緒・昴「もってこーーーーーーーい!!」
28 : ◆nzxhv4bDzU [sage saga]:2018/10/29(月) 15:31:47.05 ID:3qN6vGtc0
琴葉「びっくりしたあ……」

奈緒「よっしゃノルマ達成や」

昴「オレも一回やってみたかったんだよなこれ」

 ご満悦の二人。

ロコ「ここにもってきたらファールですよ……」

 正論。

奈緒「ええやん細かいことは。大事なのは心や、ノリや」

琴葉「今のも応援の一種?」

奈緒「せやな。まあコールアンドレスポンスみたいなもんや」

琴葉「はー、なんだかまるでライブね」
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