千歌「サッカー楽しいのだ!」

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102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:16:04.27 ID:78B4+AYy0
日本0-0ウズベキスタン
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:17:48.85 ID:78B4+AYy0
〜イナズマジャパンベンチ〜

聖良「理亞!お疲れ様。しっかり水分を取って後半に備えてね」スッ

理亞「ありがとう姉様」ゴクゴク

曜「・・・・」

せんうた「曜ちゃん?どうしたのだ?」

曜「千歌ちゃんなんて知らない」プイ

せんうた「えっ!?」ガーン

曜「・・・・」スタスタスタ

果南「何?千歌、あんたまた何かやらかした?」

せんうた「いやいや、そんな筈はないのだ!試合が始まるまでは普通に話もしてたし次は決勝だねって楽しそうに話してくれたよ!」

果南「んー・・・となると原因はやっぱりこのスコアかな?特に曜は今日2本シュートを打って2本とも止められてるから」

せんうた「それでピリピリしてたのか」

果南「多分ね・・・」

せんうた「でもその理屈で言えば果南ちゃんの方がストレス溜まるんじゃないの?攻撃陣なにやってんだよー!とか?」

果南「うーん・・・むしろ私は、やりがいを感じてるかな。こんなにいっぱいボールが飛んでくるんだもん!楽しいよ!」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:18:47.30 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

審判「ピー!」

角間王将「ストームウルフのキックオフで後半戦開始です!」

FW「ルスラン!」ポーン

MF「おう!」

梨子「たあああ!!」

MF「甘いな!」ポーン

角間王将「ストームウルフのMFルスラン!ボールを浮かせて桜内を抜いた!」

曜「行かせない!」

MF「シルクロード」

曜「わっ!!」ドサッ

角間王将「ルスラン!渡辺も抜いた!」

MF「ザウル!」ポーン

理亞「させない!」

FW「なにぃっ!?」

角間王将「鹿角インターセプト!」

理亞「キャプテン!」ポーン

角間王将「ここでボールは高海へ渡った!」

梨子「千歌ちゃんこっち!」

せんうた「梨子ちゃん・・・・!?」

DF「へっ!」

梨子「くっ!!」

せんうた(梨子ちゃんに出せない!剣城君!)

DF「打たさんぞ!」

剣城「ぐっ・・・」

せんうた(くそっ!フォワードが封じられた!)

DF「ローリングカッター!」

せんうた「うわああああ!!」

曜「千歌ちゃん!?」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:19:25.82 ID:78B4+AYy0
曜「千歌ちゃん大丈夫!?」

せんうた「チカのことは構わなくていいのだ!ボールを追って欲しいのだ!」

ポーン・・・ポーン・・・

MF「頂きだ!ドミトリー!」ポーン

角間王将「ルーズボールを拾ったのはマズヌス!そのままドミトリーにパスだ!」

FW「うおおおらあああ!!!」

角間王将「ドミトリーボレーシュート!」

ルビィ「えいっ!」

ポーン・・・

審判「ピッ!」

角間王将「黒澤パンチング!失点を防いだ!だがしかしイナズマジャパン、ピンチは続くぞ。ストームウルフのコーナーキックで試合再開!」

ルビィ(どっちだ!?ニアサイドか・・・ファーサイドか!?)

MF「行くぜ!」ポーン

ルビィ「ファーサイドか!?間に合え!」

FW「遅い!ゴールドフィーバー!」

ズバーン!

角間王将「ゴオオオオル!!先制したのはストームウルフだあああああ!!」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:19:53.13 ID:78B4+AYy0
日本0-1ウズベキスタン
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:20:50.49 ID:78B4+AYy0
角間王将「1点が遠いイナズマジャパン、どう反撃するのか!?」

審判「ピー!」

梨子「曜ちゃん!」ポーン

曜「とにかく攻めるんだ!ゴールを決めなきゃ終わっちゃう!」

角間王将「渡辺単身で切り込んで行く!」

せんうた「曜ちゃん!」

曜「〜〜っ!?うおおおお!!」

せんうた「へっ!?」

MF「なんだその隙だらけのドリブルは!!」ズザー

曜「あっ!?」

ポーン

角間王将「渡辺!あっさりとボールを奪われた!」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:22:18.05 ID:78B4+AYy0
鞠莉「たああ!!」ズザー

MF「うぉっ!?」

角間王将「何と!ディフェンスの小原がここまで上がっていた!」

FW「何だと!?」

果南「また無茶なことを!!」

鞠莉「無茶を恐れて勝てる程世界は甘くないのよ!リリー!」 ポーン

梨子「はいっ!」

せんうた「梨子ちゃん!」

梨子「・・・・」ポーン

DF「いつものか!」

DF「そうはさせない!ローリングカッター!!」

梨子「・・・・残念だけど、私は囮なのよ!」

DF「何っ!?」

曜「えっ!?」

せんうた「スパークエッジドリブル!」ジリリリリリ

せんうた「うおおおおお!!!」

DF「おおおおおお!!」

バチイイイイイイ!!!

DF「「うわあああ!!」」

せんうた「っ!!」フラッ

角間王将「激しい必殺技の競り合いを制したのは高海だ!!そのままゴール前まで持ち込んだ!キーパーと1対1!」

梨子「お願い決めて!」

せんうた「任せて!!」

裸のちかおじ「うおおおお!!」

せんうた「爆熱!!」

裸のちかおじ「ストオオオオオムッ!!!!」

せんうた「ストーム!」

GK「ツイストリーチ!!うわああああああ!!!」
ズバーン!

角間王将「ゴオオオオル!!イナズマジャパン同点!高海と桜内の息の合った連携でストームウルフの固い守りから1点をもぎ取った!!」

せんうた「・・・」

梨子「・・・」

パーン!

角間王将「同点ゴールを演出した高海と桜内、両者共にお互いのプレーを称え合うハイタッチを交わしたぞ!」

天馬「あの二人、すごい息ピッタリのプレーだった!剣城!俺達も負けてられないよね!」

剣城「フッ・・・ああ」

曜「息の合った・・・・連携」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:23:09.79 ID:78B4+AYy0
日本1-1ウズベキスタン
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:23:36.62 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

角間王将「勢いに乗ったイナズマジャパン!!猛攻が止まらない!」

剣城「ファイアトルネード!」

天馬「ダブルドライブ!!」

GK「うわああああ!!!」
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:24:05.20 ID:78B4+AYy0
日本2-1ウズベキスタン
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:24:36.85 ID:78B4+AYy0
天馬「嵐・竜巻・ハリケーン!」

日本3-1ウズベキスタン





梨子「デビルバースト!」

日本4-1ウズベキスタン
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:25:16.96 ID:78B4+AYy0
角間王将「残り時間も後僅か!」

梨子「千歌ちゃん!」ポーン

せんうた「せいっ!」

梨子「たあああああ!!レッドバンズ!」

ズバーン!

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

角間王将「試合終了!5-1!イナズマジャパン決勝進出ううううう!!!」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:25:44.83 ID:78B4+AYy0
せんうた「やったやった!決勝進出だ!後1つで世界だ!!」

梨子「にっこにっこにー☆」

せんうた「梨子ちゃん?」

梨子「にこにこにー、って・・・皆に笑顔をくれる魔法の言葉、なんだよね?」

せんうた「うん。そうだけど・・・それがどうしたの?」

梨子「どうせならただ勝つんじゃなくて、皆で笑顔になれる、日本らしい誇りを持てる勝利で世界に行きたいなって・・・・いわゆる願掛けなんだけどね////」

せんうた「うん!いいと思う!」

梨子「千歌ちゃんならそう言ってくれると思ってた♪」

せんうた「どうせならチカもやるのだ!梨子ちゃんも一緒にやろう!」

梨子「えっ!?い、一回でいいよ・・・////」

せんうた「遠慮しないの!ほら、にっこにっこにー☆」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:27:17.99 ID:78B4+AYy0
〜翌日〜

黒岩「決勝を戦う前に、お前たちに伝えておかなくてはならないことがある」

せんうた「何なのだ?」

黒岩「イナズマジャパンに選手を一人、新たに補強した」

せんうた「おおお!!」

黒岩「・・・・入れ」

ウィーン

理亞「し、失礼します・・・・」

せんうた「・・・・ん?」

黒岩「・・・・」

船木「・・・・本日から、マネージャー兼選手から・・・正式に選手へと転向した」

理亞「鹿角・・・理亞です」

せんうた「・・・・・あー、うん」

理亞(私って、改まって発表される程新戦力でもないわよね・・・それだけに期待してた皆に申し訳と言うか・・・・)

黒岩「そしてもう1人、マネージャーを補強した。入れ」

「はーい!」

ウィーン

天馬「はぁっ!!」パァァァ

剣城「フッ・・・」

葵「雷門中サッカー部のマネージャー、空野葵です!」

天馬「葵!」

せんうた「えっ!?天馬君知り合いなのだ?」

天馬「俺の幼馴染です!イナズマジャパンのマネージャーになったなんて、いつ決まったの!?もしかして・・・」

葵「もしかしてだよ。今回も今朝突然連絡が来てね・・・私もびっくりしちゃった!まさかまたイナズマジャパンのマネージャーやれるなんて思ってなかったもん」

黒岩「補強メンバーの発表は以上だ」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:28:18.69 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

葵「ピッ、ピー!今日の練習は終了でーす!!」

せんうた「ふぃー、終わった終わった」

梨子「昨日試合だったからかな?今日の練習は軽めに終わったよね」

せんうた「そういえばそうだね。まだまだ時間も体力も残ってるし・・・」

梨子「千歌ちゃんはどうする?私はこれからちょっと買い物に行こうと思ってるんだけど」

せんうた「一緒に行くのだ!」

梨子「じゃあシャワー浴びたら一緒にアクアモールに行こっか」

せんうた「うん!」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:28:54.19 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

せんうた「うわー!洋服に雑貨に食べ物に!何でも揃ってるのだ!」

梨子「私買いたい物は決まってるから先にそっち済ませるけど、千歌ちゃんはどうする?」

せんうた「んー、とりあえず梨子ちゃんに着いていきながら色々見てくのだ!」

梨子「了解」
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:29:23.67 ID:78B4+AYy0
せんうた「梨子ちゃん!ドーナツ屋!ドーナツ屋があるよ!」

梨子「帰りに寄ってく?」

せんうた「うん!」






店員「お会計9800円になります!」

梨子「・・・」つ10000円

店員「10000円お預かりします。200円のお返しとなります。ありがとうございまーす」

せんうた「結局梨子ちゃんは何を買ったのだ?」

梨子「んー・・・・・内緒
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:30:17.97 ID:78B4+AYy0
〜ドーナツ屋〜

せんうた「んー!美味しいのだああ^〜

せんうた「欲しかった商品は買えたし、ドーナツは美味しいしでとっても満足なのだ

梨子「良かったね」ナデナデ

せんうた(大好きな梨子ちゃんに撫でられた///////)ドキドキ

せんうた「・・・・えへへ////」






せんうた「ごちそうさまでしたー!」

梨子「ごちそうさまでした。さて、そろそろ帰ろっか」

せんうた「うん!」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:31:25.80 ID:78B4+AYy0
〜せんうた達がショッピングを楽しんでいるのと同じ頃〜

果南「あれ、鞠莉?何処かに行くの?」

鞠莉「グラウンドよ。まだまだボールを蹴りたいって体が叫んでるからね」

果南「ふーん・・・・」

鞠莉「・・・止めないんだ?」

果南「まあね。実は私も、これからグラウンドに行こうと思ってたからね」

鞠莉「・・・・相手、してくれる?」

果南「勿論」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:31:55.21 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

鞠莉「ハァ・・・ハァ・・・」

果南「ゼェ・・・ゼェ・・・」

鞠莉「・・・・あー、疲れた!」ドサッ

果南「ほんとにね!」

鞠莉「ねぇ果南・・・・二人で必殺技の特訓をしない?」

鞠莉「一緒に、必殺技を編み出すの・・・既存の技じゃない・・・・私達だけの最強の必殺技を」

果南「・・・いいね、やろう!!」
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:32:45.81 ID:78B4+AYy0
善子「・・・せっかくの休みだってのに、熱いわねあの二人」コソッ

花丸「多分さっき飲んだ熱いお茶のせいずら。熱いお茶を飲んで、熱い気持ちが呼び覚まされたんだよきっと」

善子「・・・・・ふーん」

花丸「善子ちゃんはこれからどうするずら?」

善子「私は部屋に戻って休むわ」

花丸「じゃあマルもそうしよっかな?」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:33:17.09 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

聖良「あ、善子さん。ちょうどよかった」

善子「私に何か用?」

聖良「お客さん来てますよ。善子さんに会いたいって。多分お母様ですか?善子さんに似てましたし・・・」

善子「・・・・わかった」

花丸「じゃあマル先に部屋に戻ってるね」
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:33:48.25 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

善子ママ「よっちゃん!久しぶり」ギュー

善子「ま、ママ・・・・/////あんまりくっつかないでよ!恥ずかしい・・・・////」
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:34:25.68 ID:78B4+AYy0
善子ママ「おもらしの方は大丈夫?緊張してお手洗いに間に合わなかったりとかしてない?おねしょは?毎晩寝る前にちゃんとおむつ穿いてる?」

善子ママ「特におねしょの方は週に4、5回くらいやらかすんだから、スタッフの方に迷惑が掛からないようにちゃんとおむつするのよ?」

善子「こ、こんなところで何を!?/////お、おもらしとかおねしょとか・・・・お、おむつなんて言葉、あんまり大きな声で言わないで////誰かに聞かれたら恥ずかしい/////」

善子ママ「あっ、ごめん。よっちゃんに会えるのが久しぶりだったからついテンション上がっちゃった」

善子「全く・・・・////そこのところは、ちゃんとやってるから心配しないで・・・////」

善子ママ「そう。ならよかった。その言葉が聞けただけでも来た甲斐があったわ」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:34:54.09 ID:78B4+AYy0
善子ママ「じゃあそろそろ行くわね」

善子「えっ!?もう行くの?もっとゆっくりして行けばいいのに・・・」

善子ママ「そうしたいのは山々なんだけど、ママはまだ仕事があるからね」

善子「そっか・・・・」シュン

善子ママ「頑張ってね応援してる

善子「・・・・うん!」
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:35:26.17 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

角間王将「遂にこの時がやって参りました!FFIU-18決勝戦!日本代表イナズマジャパン対サウジアラビア代表シャムシールの試合が、ここホーリーロードスタジアムで行われようとしております!」

おおおおおおおおおおおおお!!!
わああああああああああああ!!!
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:36:19.76 ID:78B4+AYy0
〜ミーティングルーム〜

船木「今日対戦するシャムシールは、ここまで全試合圧倒的な攻撃翌力で勝利している」

船木「相手の弱点を見つけ、容赦なくそこを叩き続ける・・・その姿から、彼らはアラビアの獅子と呼ばれている」

せんうた「アラビアの獅子・・・・」

船木「攻撃翌力も、ビッグウェイブスとは比較にならないレベルで強力だ」

ダイヤ「あのビッグウェイブスの数段上の攻撃・・・どう守るのかが課題になりますわね」

果南「話を聞いた限りだと・・・一瞬の隙さえ許されないみたいだね。勝利への鍵は私達DFが握ってるってことか・・・」ゴクリ

善子「・・・・・」ガクガクブルブル

ルビィ「善子ちゃん、しっかりやんなよ」

善子「も、勿論!」ガクガク

ルビィ「ルビィはベンチから応援してるね!」

ダイヤ(決勝という大事な舞台で・・・私何かがキーパーで大丈夫でしょうか?いや、弱気になるな黒澤ダイヤ!監督は私を信じて選んでくれたのですわ!期待に応えなきゃ!)
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:36:50.93 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

角間王将「FFIU-18決勝戦!イナズマジャパンの攻撃でキックオフです!」

審判「ピー!」

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) 剣城(10)

せんうた(3)

曜(9) 花丸(7)

天馬(8)

善子(4) 鞠莉(6) 果南(2) 理亞(18)

ダイヤ(1)
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:37:39.68 ID:78B4+AYy0
梨子「・・・・」チョンッ

剣城「・・・」ポーン

せんうた「行くぞー!」

角間王将「さあイナズマジャパンのキャプテン高海が切り込んで行く!」

FW「イナズマジャパンの力、見せて貰おうか!」

せんうた「くっ!!」

角間王将「キックオフ早々キャプテン同士のぶつかり合いだ!」

せんうた(流石っ、決勝まで勝ち上がってきただけのことはある!守りにも全然隙がない!なら!!)

せんうた「スパークエッジドリブル!」

FW「おわっ!!」

せんうた「花丸ちゃん!」ポーン

角間王将「激しい競り合いを制した高海、国木田へパスだ!」

花丸「ダストジャベリン!」

せんうた「新必殺技だ!」

善子「ずら丸のやつ、いつの間にあんな技を完成させてたの!?」

角間王将「強烈なシュートがシャムシールのキーパー、スルタンへと向かっていく!」

GK「ドライブロー!」

パーン!

GK「ふっ」

角間王将「ああっと惜しい!これはゴールならず!」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:38:16.15 ID:78B4+AYy0
GK「サイード!」ポーン

FW「・・・・実力の違いを思い知らせてやる」

天馬「皆、来るよ!!」

FW「必殺タクティクス!大砂漠砂嵐!!」ズザー

善子「何よ、たかがスライディングで前進してるだけ・・・」

ブオオオオオオオオ!!!

善子「えっ!?きゃああああああ!!」

角間王将「出たー!シャムシールの必殺タクティクス、大砂漠砂嵐!サイードを中心に5人の選手がスライディングで前進して砂嵐を巻き起こす恐ろしい戦術だ!」

鞠莉「そんなのアリ!?きゃああっ!!」

果南「私が止める!くっ、うわあああああ!!」

FW「ふっ!お前たちごときに破られるか!」

ダイヤ「来る!」

FW「オイルラッシュ!」

ダイヤ「はああああ!!フェンスオブダイヤ!!きゃあっ!!」

ズバーン!

角間王将「ゴオオオオル!!シャムシール早くも先制!!」
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:38:47.54 ID:78B4+AYy0
日本0-1サウジアラビア
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:39:14.18 ID:78B4+AYy0
ダイヤ「これが、必殺タクティクス・・・これが、アラビアの獅子・・・・」

果南「今までの相手とはまるで違う・・・」

天馬「まだまだ1点だ!取り返して行こう!」

「「「おおー!」」」
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:39:48.99 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

梨子(とにかくゴールを決めなきゃ!)

角間王将「さあ桜内が敵陣深くへと切り込んで行く!」

梨子「デビルバースト!」

GK「ドライブロー!」

パーン!

角間王将「キーパー、スルタン!ここも難なくキャッチ!」

GK「サイード!」ポーン

理亞「させるもんですか!」

角間王将「鹿角インターセプト!」

FW「ラシード!タミル!」

MF「「デスサイズミドル!」」

理亞「きゃあっ!!」

聖良「理亞っ!!」

角間王将「鹿角インターセプト後の着地の瞬間を狙われボールを奪われた!」

FW「必殺タクティクス!大砂漠砂嵐!」

ブオオオオオオオオ!!

「「うわああああ!!」」

角間王将「イナズマジャパン!またも黒澤が孤立する形に!」

FW「オイルラッシュ!」

ズバーン!

ダイヤ「くっ!!」ドサッ

角間王将「ゴオオオオル!!シャムシール2点目!!」
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:40:18.91 ID:78B4+AYy0
日本0-2サウジアラビア
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:41:34.03 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

角間王将「イナズマジャパン!果敢に攻めるも今だ得点を奪えず!」

梨子「千歌ちゃん!」ポーン

せんうた「はぁっ!!」

裸のちかおじ「うおおおお!!」

せんうた「爆熱!!」

裸のちかおじ「ストオオオオオムッ!!!!」

せんうた「ストーム!」

DF「「デスサイズミドル!」」カキイイイイン!

GK「ドライブロー!」

パーン!

角間王将「ここも得点ならず!シャムシール、3人掛かりで爆熱ストームを止めた!!」

GK「サイード!」ポーン

FW「必殺タクティクス!大砂漠砂嵐!」

ブオオオオオオオオ!!

「「うわああああ!!」」

FW「ふんっ!!」

ズバーン!

審判「ピー!」

角間王将「ゴオオオオル!!シャムシールのキャプテン、サイード!前半だけで早くもハットトリックを決めたああああ!!」

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

角間王将「ここで前半終了のホイッスル!」
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:42:01.27 ID:78B4+AYy0
日本0-3サウジアラビア
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:42:34.53 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

ダイヤ「私のせいですわ・・・私が、ちゃんとボールを取れるキーパーだったら、こんなことには・・・・」

せんうた「そんな、ダイヤさん一人のせいじゃないのd」

黒岩「ダイヤ」

ダイヤ「監督・・・」

黒岩「・・・キーパーの役割は、その手でボールを止めることではない」

ダイヤ「!?」

ダイヤ「どういうことですか!?」

黒岩「答えは自分で見つけるものだ」
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:43:09.14 ID:78B4+AYy0
黒岩「後半はポジションを変更する。ルビィ」

ルビィ「は、はい!」

黒岩「鹿角と交代だ」

理亞「!?」
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:44:00.01 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

角間王将「さあイナズマジャパン、ここからどのように戦うのか、後半の巻き返しに期待したいところ・・・・おっとこれは!!?」

FW「何だと!?DFがたったの2枚!?どういうつもりだ?」

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) 剣城(10)

曜(9)せんうた(3) 花丸(7)

ルビィ(5) 天馬(8) 善子(4)

鞠莉(6) 果南(2)

ダイヤ(1)
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:45:14.29 ID:78B4+AYy0
黒岩『・・・キーパーの役割は、その手でボールを止めることではない』

ダイヤ(監督の言葉・・・・あの言葉の意味は何なのか?)

果南「ダイヤ!あんまり1人で抱え込んでばかり居ないでさ、もっと私達に頼ってくれてもいいんだよ!」

鞠莉「Yes!果南の言う通りよ。困ったときには助け合いましょ。私達はいつでも貴女の指示通りに動くから☆」

ダイヤ「・・・え、ええ。そうですわね。頼らせて・・・・・!!」ピーン!

ダイヤ「・・・・・でしたら、早速お願いしたいことが」ニヤリ

審判「ピー!」

角間王将「さあシャムシールのボールで後半戦開始です!」

FW「とどめをさしてやる!必殺タクティクス!大砂漠砂嵐」

ブオオオオオオオオ!!

ダイヤ「来た!果南さん、鞠莉さんは打ち合わせした場所で待機!」

せんうた「一体何を・・・うわあああああ!!」

ダイヤ「・・・・」ゴクリ

天馬「うわあああ!!」

ブオオオオオオオオ
オオオオ・・・・

FW「オイル・・・」

ダイヤ「今です!プレッシャーを掛けて下さい!」

FW「何っ!?」

果南「たあっ!」ズザー

FW「なっ!?」

ポーン

角間王将「何と松浦!サイードからボールを奪った!」
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:46:12.01 ID:78B4+AYy0
〜イナズマジャパンベンチ〜

理亞「嘘・・・あのタクティクスを破った!」

黒岩「あの程度のタクティクス、今のイナズマジャパンの力なら破れるのも当然だ」

聖良「どういうことですか?」

黒岩「大砂漠砂嵐・・・砂嵐を巻き起こして進行する間は無敵のタクティクスだが、シュートを打つ直前砂嵐は切れる」

聖良「凄い!そんな弱点を良く見抜きましたね!」

理亞(でもそれなら、最初から攻略法を教えてくれても良かったんじゃ?わざわざ3点を取られてからじゃなくても・・・)

黒岩「そして大砂漠砂嵐にはもう1つ、決定的な弱点がある」
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:46:58.54 ID:78B4+AYy0
〜フィールド〜

ダイヤ「敵のゴール前に5人も固まってたら、守備が手薄になる。それが最大の弱点ですわ!」

FW「しまった!」

果南「花丸っ!」ポーン

花丸「千歌ちゃんっ!」ポーン

角間王将「イナズマジャパンのカウンター攻撃だ!」

せんうた「はぁっ!!」

裸のちかおじ「うおおおお!!」

せんうた「爆熱!!」

裸のちかおじ「ストオオオオオムッ!!!!」

せんうた「ストーム!」

GK「ドライブロー!」

せんうた「行けー!」

GK「ぐわあああ!!」

ズバーン!

審判「ピー!」

角間王将「イナズマジャパン、大砂漠砂嵐を攻略し1点を返した!」
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:47:24.37 ID:78B4+AYy0
日本1-3サウジアラビア
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:48:14.30 ID:78B4+AYy0
FW(シュートを打つ直前にボールを取っただと?)

FW「だったら今度はゴールまで突っ切るまでだ!必殺タクティクス!大砂漠砂嵐!」

ブオオオオオオオオ!!

「「うわああああ!!」」

ダイヤ「・・・・」ジリッ

ブオオオオオオオオ!!

FW「・・・・」ズザー

ダイヤ(見えた!)

ダイヤ「ディメンションカット」

FW(このままゴールに突っ込む)

ニュッ・・・

FW「何っ!?」

ダイヤ「・・・っと。流石にスライディング中では異次元からのボールに反応出来ませんわよね?」

FW「このっ!!」

ダイヤ「鞠莉さん!」ポーン

鞠莉「天馬!」ポーン

天馬「剣城!」ポーン

角間王将「ボールを奪ったイナズマジャパン、ダイレクトパスで前線へ繋げていく!」

剣城「バイシクルソード!」

GK「ドライブロー!ぐわああああ!!」

審判「ピー!」

角間王将「ゴール!イナズマジャパン追い上げてきた!」
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:48:41.58 ID:78B4+AYy0
日本2-3サウジアラビア
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:49:18.52 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

MF「くそっ!俺達がこんなやつらに負ける筈がないんだ!」

FW「こっちだ!」

天馬「行かせない!ワンダー、トラップ!!」

MF「しまった!」

天馬「梨子さん!」ポーン

梨子「えいっ!」ポーン

せんうた「それっ!」

梨子「たああああ!!レッドバンズ!」

ズバーン!

角間王将「ゴオオオオル!!イナズマジャパン、遂に同点だ!」

梨子「よっし!」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:49:46.48 ID:78B4+AYy0
日本3-3サウジアラビア
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:50:59.17 ID:78B4+AYy0
角間王将「さあ残り時間も後僅か!次のゴールを取るのはイナズマジャパンか!?それともシャムシールか!?」

曜(決める!決めて世界へ、行くんだ!)

曜「千歌ちゃん!ルビィちゃん!」

千歌「うおおおおお!!」

ルビィ「うゆううううう!!」

CYaRon!「グランドファイア!」

曜「行っけええええええ!!」

ギュゥゥゥゥン!!

GK「ドライブロー!」

パーン!

GK「ふっ」

曜「そ、そんな・・・・」

GK「サイード!」ポーン

FW「うおおおお!!大砂漠、砂嵐!!!」

ブオオオオオオオオオオオオ!!!

「「うわああああ!!」」

角間王将「何と!この土壇場で大砂漠砂嵐がパワーアップだ!!」

ダイヤ「くっ、ううっ!!な、何も見えない・・・」

FW「オイルラッシュ!!」

ギュゥゥゥゥン!!

ダイヤ「しまった!」

角間王将「あああっとおお!!このシュートは決まってしまうのか!?」
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:51:40.21 ID:78B4+AYy0
「「まだだ!!」」

FW「何っ!?」

ダイヤ「果南さん!鞠莉さん!」

果南「うおおおお!!」ダンッ!!

鞠莉「特訓の成果を・・・見せる時よ果南!」グッ・・・・

「「はああああ!!」」

果南「オーシャンブラスター」

ギュゥゥゥゥン!!

GK「何だと!?」

ズバーン!

角間王将「ゴオオオオル!!松浦と小原の新必殺技となるカウンターシュートが決まって4-3!イナズマジャパン勝ち越し!」

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

角間王将「ここで試合終了のホイッスル!FFIU-18アジア予選を勝ち抜いたのはイナズマジャパン!世界への切符を勝ち取りましたー!!」

天馬「いやったー!」

せんうた「勝ったのだー!」
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:52:13.76 ID:78B4+AYy0
日本4-3サウジアラビア
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:52:45.05 ID:78B4+AYy0
オーシャンブラスター・・・オリジナル技。海の力をボールに纏わせゴールを狙う二人技のシュート。カウンターも可能。モーションはイナズマ1号と同じ
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:54:42.42 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

ダイヤ「遂に・・・世界への挑戦が始まるのですね」

花丸「世界ずらー!」

果南「最後のシュート、凄い気持ち良かった!」

鞠莉「あら、果南は今日の試合で満足?マリーはまだ足りないわよ」

ルビィ「世界かぁ・・・迷子にならなきゃいいなぁ」

善子「何の心配してんのよ・・・」ピシッ

曜「次は世界かぁ・・・・千歌ちゃん!一緒に頑張ろうね!」

せんうた「でね、次はもっとバーン!って感じの技を作りたいのだ!」

梨子「もう新しい必殺技を考えてるの?」

せんうた「勿論だよ!次の相手は世界なんだよ!レッドバンズが内通用しなくなる時が来るかもしれないんだよ?そういうことを考えれば次の必殺技をもっと強力に!って考えるのは当然なのだ!」

梨子「出来ればレッドバンズが通用しなくなる未来は想像したくないなぁ・・・」

せんうた「甘いよ梨子ちゃん!そんなんじゃ世界は勝ち抜けないよ!って訳だから帰ったら一緒に新しい必殺技に取り組むのだ!」

梨子「・・・んもう、せっかちなんだから」クスクス

曜「・・・・最近、二人仲良いね」

せんうた「えっ!?そ、そうかな・・・////」テレテレ

梨子「そう?いつも通りだと思うけど?」

曜「えっ!?自覚なかったの!?あんだけイチャついておいて自覚ないとかどんだけなの!?」

せんうた「い、イチャ・・・!?////曜ちゃん!////」カァァァ

葵「宿舎に着きましたよ!」

せんうた「あっ、あー!や、やっと帰ってきたのだ!チカ先に部屋に戻ってるねー!」アセアセ

曜「えっ!?千歌ちゃん!?」

梨子「そんなに慌てたら転ぶわよ!?」

せんうた「わっぷ!!」

ステーン!!

葵「せんうたさん!?だ、大丈夫ですか・・・・?」アセアセ

せんうた「・・・・痛いのだ」ヒリヒリ
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:55:47.65 ID:78B4+AYy0
〜ミーティングルーム〜

黒岩「FFIU-18本選の日程が決まった。明後日には日本を発つ。それまで、各自好きにしろ」

天馬「じゃあ俺、一度秋姉に会ってくる!剣城も一緒に来る?」

剣城「いや、今日と明日は兄さんと過ごそうと思う」

天馬「・・・・・そっか」ションボリ

せんうた「秋姉って、天馬君がよく言ってた美味しいケーキの作れる人?」ジュルリ

天馬「えっ!?は、はい。そうですけど・・・」

せんうた「チカも着いていくのだ!」
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:56:29.36 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

天馬「ここが、今俺が住んでる木枯らし荘です!」

せんうた「・・・・ボロいのだ」

天馬「アハハ・・・よく言われます(苦笑」

秋「おかえり天馬」

天馬「ただいまー!」

秋「あら?今日はお友達も連れてきたの?」

せんうた「こんちか・・・・じゃない。こんにちは!」

秋「こんにちは」ニッコリ

せんうた「イナズマジャパンのキャプテン、高海千歌です!」

秋「貴女がイナズマジャパンのキャプテン!いつも天馬がお世話になってます」ペコリ

せんうた「い、いえ・・・そんなことは///」テレッ
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:57:18.50 ID:78B4+AYy0
〜天馬の部屋〜

せんうた「ん〜〜美味しいのだ〜〜

秋「気に入ってくれたみたいでよかった♪」ニコニコ

せんうた(美人で料理も出来て、笑顔が耐えない管理人さん・・・・親戚だって言ってたけど、毎日同じ屋根の下で過ごしてて意識したりしないのかな?ちょっと聞いてみよ)

せんうた「天馬君、天馬君」チョイッ

天馬「?」

せんうた「・・・秋さんに間違いを起こしそうになったことはないのだ?」ボソッ

天馬「俺は剣城一筋だから秋姉に欲情しません!」ボソッ

せんうた(意外な答えが帰ってきたのだ・・・)

せんうた「でも・・・ちょっとくらい、ムラッと来たこととかは?」

天馬「ないですって!////」カァァァ

秋「何がないの?」

「「や、なんでもないです!!」」アセアセ

秋「?」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:57:59.93 ID:78B4+AYy0
〜静岡〜

ダイヤ母「ダイヤさん、ルビィさん。アジア予選優勝おめでとうございます」

「「ありがとうございます」」

ダイヤ母「長い間サッカー漬けで疲れたでしょう?家に居る間はゆっくりしていって下さい」

「「はい」」
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:58:44.78 ID:78B4+AYy0
〜ルビィの部屋〜

ルビィ「あ゙あ゙〜〜、ちかれたぁぁ・・・」ポフン

ダイヤ「はしたないですわよ」

ルビィ「いいじゃん今日くらいはさ・・・」

ダイヤ「・・・それもそうですわね」

ルビィ「バケツプリンをドカ食いしたい」

ダイヤ(口調まで若干荒れてますわね・・・)

ルビィ「ちょっと行ってくる」






ルビィ「ねえそこの!」

黒服「へいなんですかお嬢?」

ルビィ「ルビィバケツプリンドカ食いしたくなった。作れ」

黒服「へい喜んで!」シュババババ
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 07:59:31.57 ID:78B4+AYy0
〜舞台は再びお台場サッカーガーデン〜

梨子「たあああ!!」

ズバーン!

梨子「ハァ・・・ハァ・・・・」

せんうた『次の相手は世界なんだよ!レッドバンズがその内通用しなくなる時が来るかもしれないんだよ?』

梨子「・・・・千歌ちゃんの言う通りよ。レッドバンズだっていつまでも磐石とは限らない。千歌ちゃんに頼れない状況では何も何も出来ません!じゃ話にならない。私自身もレベルアップしなきゃ!」

ズバーン!

果南「おっ、やってるね」

鞠莉「はーいリリー

梨子「果南さん!鞠莉さん!」
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 08:00:10.92 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

梨子「ゴクッ・・・ゴクッ・・・ふぅ・・・・」

果南「梨子ちゃんが一人で特訓なんて珍しいね」

梨子「そ、そうですか?」

鞠莉「そうよ!最近ずっとちかっちとベッタリだったじゃない?」

梨子「ええ!?そ、そんなに一緒に居ました?」

鞠莉「Oh・・・自覚、nothing・・・・デースか」
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 08:00:50.09 ID:78B4+AYy0
梨子(でも・・・思えばそうだったのかもしれない。確かに、無意識の内に千歌ちゃんが隣に居るのが当たり前になって・・・・いつの間にか、頼りすぎてたところもあった!)

梨子「・・・・果南さん、鞠莉さん、お願いがあります」

鞠莉「What's?」

梨子「私と1対2で勝負してくれませんか?」

果南「・・・・本気?」

梨子「本気です。世界に向けて、私自身もレベルアップしたいんです!」

鞠莉「・・・・OK!その心意気買った!」

果南「ただし!やるからには試合と同じくらい全力で守らせて貰うよ!」

梨子「望むところです!」
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 08:01:56.99 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

梨子「ハァ・・・ハァ・・・・」 orz

果南「ゼェ・・・・少し、休憩入れようか」

梨子「はい・・・・」

果南「・・・・もし良かったらだけどさ、どうして急に個人技のレベルアップを図ったのか、教えてくれないかな?」

梨子「壁ドンよ」

果南「はっ?」

梨子「魅力のある壁ドンを身に付けるには個人のレベルアップが必要って本に書いてあったもん!」

果南(えええっ!?)

梨子「私は壁ドンされるのが好き!壁クイはもっと好き!でも私はするのも嫌いじゃないわ!」

果南(えええっ!?)

梨子「私は壁ドンされるのが好き!壁クイはもっと好き!でも私はするのも嫌いじゃないわ!」

梨子「私は壁の全てを理解したい。理解して、誰もが私にトリコリコになる魅力的かつカリスマ溢れる壁ドンを身に付けたいの!する側でもされる側でも!」

鞠莉「それが何でサッカーのレベルアップと繋がるのよ?」

梨子「これに書いてあった!」

鞠莉「何?普通のサッカー雑誌」ペラペラ

梨子「見て欲しいのはこのページ!」フンス

『壁山!今日もファインセーブ!好調の秘訣は「壁を理解すること」』

梨子「壁を理解し、壁に理解される壁山さんはまさに私の理想とするサッカープレイヤー!私も、こんな格好いい台詞が言えるサッカープレイヤーになりたいんです!」

果南「あ、アホくさっ!!」ボソッ

鞠莉「理由はとんでもなくアホっぽい、ってかアホそのものよ。でもよく考えて。梨子がレベルアップしてくれれざ世界に勝てる確率はグンと上がるわ!」ボソッ

果南「た、確かに・・・アホは使いようによっては最強の戦士となる!」ボソッ

鞠莉「アホに付き合うのも大変だけどこれも世界に勝つため!アホのレベルアップに頑張って付き合うのよ!」ボソッ

梨子「聞こえてますよー!」イラッ
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 08:02:49.20 ID:78B4+AYy0
梨子「とりあえず、私今からシュート練習したいんで果南さんと鞠莉さんには壁になって貰おうかな?」ゴゴゴゴゴ

果南「逃げるよ鞠莉!」シュババババ

鞠莉「all right!」シュババババ

梨子「あっ、こら!!待ちなさい!」

鞠莉「鬼ごっこも1つの特訓よ!私たちを捕まえてみなさい!」

梨子「まてー!」
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 08:04:10.45 ID:78B4+AYy0
〜室内練習場〜

ズバーン!

曜「ハァ・・・・ハァ・・・・くそっ!何が足りないの!?練習じゃ確かに手応えのあるシュートは打ててるんだ!なのに・・・何で試合になると決まらないの!?」

善子「よ、曜・・・落ち着いて・・・そろそろ休みましょ?」

曜「うるさい!」

善子「ヒッ・・・!?」チョロロ

曜「まだだ、まだ・・・・!!」

花丸「ぶつかり合わなけりゃゼロのまんま大切な“モノ”から目ぇそらすな」

曜「〜〜ッ!?」ピクッ

花丸「・・・・曜ちゃんはもうわかってる筈だよ。本当に大切な“モノ”がなんなのかってことぐらい」

花丸「・・・・・善子ちゃん行こう。後は・・・曜ちゃんの問題ずら」

善子「え、ええ・・・・」






曜「本当に、大切なもの・・・・」
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 08:04:47.26 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

せんうた「秋さんのケーキ美味しかったまた遊びに行きたいのだ

曜「千歌ちゃん!」

せんうた「あ、曜ちゃん。どうしたのだ?」

曜「グラウンドに来て。一緒にサッカーやろう?」

せんうた「えー、チカケーキ3ホール目を食べたばっかりで動きたくないのだ・・・」

曜「〜〜ッ!?そこをなんとか!お願い!!」

せんうた「!?」

せんうた「・・・・わかった」
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 08:05:24.04 ID:78B4+AYy0
〜グラウンド〜

曜「うわああああ!!」ズザー

せんうた「スパークエッジドリブル!」

曜「きゃっ!?」ドサッ

せんうた「ハァ・・・・ハァ・・・・どうした?もうギブアップなのだ?」

曜「まさか!うおおおおお!!!」

せんうた「はあああああ!」

ポーン

せんうた「はっ!?上がった!取る!」ピョン

曜「うわあああ!!」ギュゥゥゥゥン!!

せんうた(高いッ!?)

曜「たぁっ!!」

ゴチン!!

せんうた「痛ったあああい!けど、負けない!」

曜「〜〜ッ!!」フラッ

「「うおおおおおお!!!」」
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 08:07:20.20 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

せんうた「ハァ・・・ハァ・・・・疲れた・・・・・でも、凄い楽しかったのだ!」

曜「ハァ・・・・・私も、ハァ・・・・・た、楽しかった!人生で1番幸せな時間だった!」

せんうた「えー、それは大袈裟じゃないのだ?」

曜「大袈裟じゃないよ。今まで・・・・千歌ちゃんとこうしてぶつかり合ったことはなかったからね」

せんうた「確かにそうかも。チカと曜ちゃんじゃ、いつも何やっても曜ちゃんが勝っちゃうから、こんなぶつかり合いなったのは始めてか」

曜「・・・・ねえ千歌ちゃん。ずっと聞きたいことがあったんだ」

せんうた「んー?なんなのだ?」

曜「私ってさ・・・千歌ちゃんの役に立ててる?」

せんうた「・・・」

パーン!

曜「痛っ!ち、千歌ちゃん!?」

せんうた「何を悩んでいたのかと思ったら、そんなことか」

曜「なっ!?そ、そんなことって!私は・・・」

せんうた「大丈夫。もう何も心配しなくてもいいよ」ナデナデ

せんうた「チカはずっと、曜ちゃんに助けて貰ったのだ。チカがスクールアイドルをやりたいって言ったら、真っ先にメンバーに入ってくれて、Aqoursの衣装も担当してくれて・・・」

曜「・・・千歌、ちゃん」

せんうた「チカが小さい頃から、曜ちゃんはずっと、ずーっと!1番近くでチカを支えてくれたのだ」ナデナデ

曜「うわあああああん!!」

せんうた「・・・」ナデナデ

曜「怖かった!千歌ちゃんがもう私を必要としてくれないんじゃないかって・・・怖かった!」ポロポロ

曜「ゴールが決まらなくて、ボールも簡単に取られて・・・結果が出ない私なんて・・・お荷物だって、要らないって!」ポロポロ

せんうた(曜ちゃん・・・こんなになるまで思い詰めてたのか・・・・)

せんうた(曜ちゃんなら、ちょっとした不調もすぐに乗り越えてくれるって・・・どこか受け身になってた!キャプテンの癖に、チームメイトを、幼馴染をちゃんと見てあげられなかった!)ギュッ

曜「グスン・・・・千歌ちゃん?」

せんうた「ごめんね、曜ちゃんの想いに気付いてあげられなくて・・・情けないキャプテンでこめんね」ポロポロ

曜「なんで、なんで千歌ちゃんが泣いてるんだよ・・・」

せんうた「だって・・・・」ポロポロ

曜「・・・仕方ないなぁ、もう」ギュッ

せんうた「!!」

せんうた「・・・・ありがとう」
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 08:08:18.50 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

花丸「やっと素直になったか。全く、手間のかかる先輩達ずら。ね?善子ちゃ・・・・うおっ!?」ビクッ

善子「あんたがトイレに行かせてくれないからおしっこ漏らした・・・////」ビッチョリ

花丸「・・・・ごめんずら」

善子「////」グスン
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 08:09:07.98 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

せんうた「この宿舎とも明日でお別れなのだ・・・なんだか寂しいのだ」

ピンポーン

せんうた「あ、どうぞ」

果南「よっ!」

せんうた「果南ちゃん!」

果南「荷物はもうまとめてある?」

せんうた「勿論なのだ!」

果南「偉い偉い」ナデナデ

せんうた「で、果南ちゃんは何をしに来たのだ?」

果南「ちょっと散歩の誘い。久しぶりにさ、2人で散歩しない?」

せんうた「いいよ!」
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 08:09:50.17 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

果南「・・・・まさか、Aqoursの皆で世界に行けるなんて思ってもみなかった。しかもサッカーでだよ?サッカーなんて、黒岩監督に誘われるまでは体力作りの一環としてしかやってなかったのに、気付いたら大きな舞台に挑戦することになって・・・」

果南「正直、まだ世界に行くって実感が沸かないんだよね」

せんうた「果南ちゃんの言いたいこと、なんとなくわかるな。だって、ここまであまりにも順調に物事が進んでるもん。これって実は夢なんじゃ〜〜?とさえ思ってしまうのだ」

果南「夢見心地・・・ってやつかなん?」

せんうた「うん・・・」

果南「でもさ、どんだけ自覚が沸かなくても、やっぱり現実なんだよね。だからさ!」

せんうた「勝とうね!絶対世界の頂きを掴もう!!」

果南「・・・わかってんじゃん。流石キャプテン!」

せんうた「キャプテン・・・か」

果南「千歌?」

せんうた「いや・・・・ただ、チカはキャプテンとしてまだまだ未熟だから」

果南「サポートは任せてよ!」

せんうた「ありがとう」ニッコリ
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 12:53:38.59 ID:l9HC3RuvO
千歌、なのだ多すぎて草生えるwww
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 12:56:52.33 ID:l9HC3RuvO
せんwwwうたwww


ちwwwかwwwだwwwろwww
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:18:08.11 ID:78B4+AYy0
果南「お、千歌!あれ見てよ!」

せんうた「ん?」

せんうた「・・・・・おお!!」






剣城「でええええりゃあああ!!」

ズバーン!

優一「気合い入ってるな、京介!」

剣城「まあね」

せんうた「おーい!剣城くーん!」

剣城「せんうたさん。果南さん」

果南「こんな遅くまで特訓凄いね!」

果南「・・・ってあら?」

優一「こんばんは」

せんうた「こ、こんばんは・・・」

果南(だ、誰この人!?)

剣城「兄さん、紹介するよ。この人達は・・・」

優一「イナズマジャパンのキャプテン高海千歌さんと松浦果南さんだね?初めまして。剣城優一です」ペコリ

せんうた「兄さん!?つ、剣城君・・・お兄さん居たのだ!?」
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:18:46.96 ID:78B4+AYy0
果南「戦闘力たったの5か・・・ゴミめ・・・」

優一「あはは・・・(苦笑」

剣城「・・・・で、せんうたさん達は何しにここへ?」

せんうた「果南ちゃんとの散歩の途中で剣城君を見かけたから声を掛けただけなのだ!」

剣城「・・・・へー」

果南「戦闘力たったの5か・・・ゴミめ・・・」

剣城「!!」ブチッ

剣城「兄さんを侮辱するなああああああああ!!!」

果南「そーれ、逃げろー!」
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:19:21.42 ID:78B4+AYy0
優一「♪」ニコニコ

せんうた「・・・あの、なんでそんなに笑顔なのだ?」

優一「いや、京介にもたくさん友達が出来たんだなって思うと嬉しくて♪」

せんうた(な、何て笑顔の眩しい方なのだ!!普段から目付きの怖い剣城君と兄弟だなんてとても信じられないのだ!)

剣城「でええええりゃああああ!!」

果南「ごめんなさーい!!もうゴミとか言いませんから!お願い許して!!」シュババババ

剣城「剣聖ランスロット!」

果南「ちょっ!?化身とかなs・・・」

剣城「うおらああああ!!」

果南「みぎゃあああああ!!!」
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:19:46.91 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

果南「あれはダメだ。剣城君は間違いなく怒らせたらダメな相手だ!チカも気を付けなよ!?」

せんうた「この反面教師よ・・・」ヒキッ

梨子「2人ともおかえりー、ってあれ?どうして果南さんはボロボロになってるの?」

せんうた「鬼ごっこしてたのだ」

梨子「?」
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:20:17.87 ID:78B4+AYy0
梨子「あ、そうだ。さっき剣城君がお兄さんと一緒に宿舎に戻ってきてたよ」

せんうた「知ってる。さっき会ったのだ」

梨子「千歌ちゃん、他の人の相手ばかりしてないで私の事も・・・」ボソッ

せんうた「梨子ちゃん?」

梨子「・・・ううん、なんでもないよ」ニコッ

梨子(曜ちゃんにはイチャついてるって言われてたけど・・・イチャつくどころか依存してるじゃない。レベルアップするために千歌ちゃん断ちをするって私自身が決めたのに・・・・相変わらず意志が弱いなぁ、私)
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:22:32.40 ID:78B4+AYy0
〜空港〜

黒岩「世界へ旅立つ準備は出来たか?」

「「はい!」」

信助「天馬!僕たちの分も世界で頑張ってね!」

天馬「ああ!」

葵「狩屋君も影山くんも来てくれたら良かったんだけどね・・・」
天馬「仕方ないよ。二人とも今日は用事があるって言ってたし」

優一「頑張れ京介、思いっきり楽しんでこい」

剣城「ああ」

「・・・・」ソローリ

優一「?」

ピトッ・・・

「だーれだ?」

剣城「・・・・・声の主は狩屋、そして俺の視界を遮ってるのは影山だな」

狩屋「ええっ!?な、なんでわかったの!?」

天馬「狩屋!輝!来てくれたんだ!」

狩屋「・・・まあ、用事ってのが早く済んだから来てやったんだけどな////」ポリポリ

輝「相変わらず素直じゃないなぁ狩屋君は」

狩屋「うるせぇ!////」カァァァ

剣城「それで、影山はどうしてここに?」

黒岩「世界に旅立つ前に追加メンバーの紹介する」

狩屋「ほら、シャキッとしなよ!」パシン!

輝「あたっ!え、えっと!雷門中学サッカー部1年!か、影山輝です!今日からイナズマジャパンのメンバーになりました!よろしくお願いします!」

天馬「輝がイナズマジャパンに!?やった!!」

剣城「フッ・・・」

ダイヤ「12人しか居なかったイナズマジャパンにとっては、ようやくという補強ですわね」

梨子「FFIU-18は16人までなら出場選手を登録できる・・・後3人は誰を呼ぶつもりですか?」

黒岩「必要ない」

梨子「え゙っ!?」

黒岩「FFIU-18本選はこの13人で戦う」

梨子「ええ・・・千歌ちゃんからも何か言ってよ。キャプテンでしょ?」

せんうた「監督がそう判断したのなら、私達はそれに従うまでなのだ!」

善子(世界を相手にベンチメンバーを余すとかそれなんて舐めプよ・・・)

天馬(まあ俺達も13人で宇宙の頂点に挑んだし、今更どうってことはない。なんとかなるさ!)

黒岩「では行くぞ。飛行機に乗れ」
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:23:24.04 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

せんうた「わあああっ!!高いのだああああ!!」キラキラ

梨子「ちょっ・・・押さないで!胸当たってる・・・////」

せんうた「!?////」カァァァ

梨子「・・・・・窓側譲るよ////」

せんうた「すみません////」

果南「落ちないよね!?ねえ落ちないよね!?」ガクガク

ダイヤ「大袈裟ですわよ果南さん・・・」

鞠莉(果南からの締め付けるようなハグがGood)

花丸「空を飛ぶものはいつか落ちるずら」

ルビィ「ピギィィィィィィ!!!」

善子「怖いこと言うなああああああ!!!」

理亞「姉様、私最初はイタリアエリアに行きたい!」

聖良「いいですね!一緒に行きましょう

理亞「はい

天馬「剣城!一緒に・・・」

輝「剣城君!僕イタリアエリアで本場のスパゲッティ食べてみたい!」

剣城「じゃあ一緒に行くか?」

輝「うん!」ニッコリ

天馬「あ゙あ゙あ゙あ゙!なんでだよっぉぉお!」

葵「藤○竜也風に叫んでる・・・」
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:24:22.90 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

せんうた「おおお!!ここがライオコット島!10年前に世界大会が行われた島!」

葵「私達が泊まる宿舎は【宿福】っていうらしいですよ!」

鞠莉「その宿舎も10年前にイナズマジャパンが使った場所よね?」

葵「そうです!」

梨子「確かFFIを経験したプロサッカー選手の染岡さんのインタビューだと、いるだけで世界旅行ができる便利な島なんだとか」

せんうた「凄い!楽しみになってきたのだ!一緒に色んなところを回ろうね

梨子「そうだね」

善子「・・・・皆よく調べたわねそんなこと」

|X||^.-^||「おほ^〜テンション上がってきましたわ〜」

善子「ダイヤまで子供みたいにはしゃいで・・・・曜、なんとか言って・・・・って、あれ?」

黒岩「あいつは集合時間に来なかったから置いてった」

善子「・・・・・・」






「「「ええええええっ!!?」」」
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:24:51.00 ID:78B4+AYy0
〜日本の某空港〜

曜「うええええん!!みんなどこ〜〜!?」

17歳の高校生が迷子になっていた
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:25:27.63 ID:78B4+AYy0
曜「ちかちゃ〜〜ん・・・・」シクシク

狩屋「お、おいあれって・・・」ボソッ

信助「多分・・・イナズマジャパンのメンバーだよね?イナズマジャパンのジャージ着てるし・・・」ボソッ

狩屋「何でこんなとこで泣いてんだよ?」

信助「多分・・・飛行機に乗り遅れて迷子になったんじゃないかな?」

狩屋「んなまさか・・・雷門のメンバー以外全員高校生なんだぜ?迷子なんてある訳・・・・」

曜「びゃああああああ!!」

狩屋「・・・・」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:26:49.19 ID:78B4+AYy0
信助「あの・・・・」

狩屋(えええええっ!?し、信助君!声掛けちゃうの!?)

曜「グスン・・・・なに、ピカチュウもどき」

信助「〜〜ッ!?」イラッ

信助「・・・・・お、お姉さん、どうしたのこんなところで?」

曜「実は・・・・・・迷子になったの」

狩屋(本当に迷子なのかよ!?)

曜「集合時間には間に合ったんだけど・・・集合場所がわからなくて・・・・ウロウロしてたら」

信助「・・・飛行機、行っちゃったんだね?」

曜「・・・・・・・・うん」

信助「かわいそうに・・・」

曜「うええええん!!世界大会に出られないよおおお!!」

狩屋「・・・だあああああ!!もう、うるせー!」

曜「うわっ!?だ、誰・・・?」

狩屋「誰だっていいだろ!それよりも大の大人が迷子くらいで泣くなよ!」

曜「・・・大人じゃない、高校生だもん・・・・」グスン

狩屋「どっちでもいいよ!大勢の人が居るなかでわんわん泣かれちゃ迷惑だろ!」

曜「でも・・・・」

狩屋「・・・・ライオコット島行きたいんだろ?俺が何とかしてやる」

曜「本当に!?」

狩屋「ああ本当だ。だからもう泣くな」

曜「うん!!」パァァァ

狩屋「ケロッと泣き止みやがった・・・調子のいいやつ・・・・」

信助「何とかするって言ってたけど・・・本当になんとかなるの?」

狩屋「まあな。俺の知り合いにライオコット島のことをよく知る人が居るからさ、その人に連絡入れる」

曜「ありがとう!!貴方は命の恩人であります!」

狩屋「命って、んな大袈裟な・・・・////」

『もしもし?』

狩屋「お、繋がった・・・・実はさ、ちょっとヒロトさんに頼みたいことが」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:27:27.17 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

狩屋「悪いッスね、忙しいのにこんなこと頼んじまって」

ヒロト「いや全然構わないさ。他ならないマサキの頼みだし、俺もライオコット島に行く予定があったからね」

信助「わあああ!イナズマジャパンのメンバーで吉良財閥の社長吉良ヒロトさんだ!凄い!狩屋こんな凄い人と知り合いだったんだね!」

狩屋「まあ、知り合いってか・・・////」ポリポリ

ヒロト「お日様園の家族だもんね♪」

曜「あの、本当にありがとうございます!何てお礼を言ったら言いのか・・・」

ヒロト「気にしなくてもいいよ。さっきも言ったけど、俺もライオコット島に用事があったからね」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:28:10.53 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

曜「ちかちゃああああああああああ!!」ガバッ

せんうた「おー、よしよし。よく頑張ったね〜〜」ナデナデ

曜「うえええええん!!」

梨子「一時はどうなることかと思ったけど、これでイナズマジャパン全員揃ったわね」ナデナデ

聖良「メラメラと燃えたぎる火傷するぐらいの情熱で胸アツ!」

聖良「私は選手ではありませんが、燃えてきました!」

葵「その気持ち凄くわかります!私もこれから皆がどう戦っていくのか楽しみで仕方ありませんよ!」

聖良「私達マネージャーも精一杯選手のサポートをしていきましょうね!」

葵「はい!」





狩屋「俺達も泊めて貰っていいんスか!?」

黒岩「イナズマジャパンの選手を保護して貰った礼だ。それくらいなら問題はない」

信助「やったね狩屋!僕達タダで世界大会観戦し放題だよ!」

黒岩「チケットは自分達で購入しろ」

狩屋「だよなぁ・・・」
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:28:48.43 ID:78B4+AYy0
〜翌朝〜

せんうた「んー!気持ちのいい朝なのだ!」

花丸「おはようずら〜」

せんうた「花丸ちゃんおはようなのだ!起きるの早いね!」

花丸「千歌ちゃんこそ」

せんうた「世界にはどんな凄いプレーがあるんだろ?って、想像したら興奮して目が覚めちゃったのだ!」

花丸「ふふっ、やっぱり千歌ちゃんは熱いずらね」

せんうた「今日が抽選会で、明日開会式で・・・・えっと」

花丸「開会式から3日後が、試合ずら」

せんうた「おー!そうだったのだ!流石花丸ちゃん!」

花丸「とりあえず朝ご飯食べにいくずら」

せんうた「だね〜」

花丸「朝ごはんをしっかりと食べて、練習のためのエネルギーにするずら!」
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:29:37.85 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

剣城「影山!」ポーン

輝「うっぎいいいいいい!!!」

ズバーン!

ダイヤ「中々にいいシュートですわね!ですが、次は止めてみせますわ!」

天馬「行きます!」

「「来い!」」

天馬「よっ、ほっ・・・っと!」

果南(全然隙がない!)

天馬「たあっ!!」ギュゥゥゥゥン!!

果南「くそっ、また抜かれた!」

鞠莉「ONE MORE!」

天馬「わかりました!」





葵「皆気合い十分ですね!」

聖良「ええ!これなら、何処と戦うことになっても勝てますよ!」

黒岩「そうだといいがな」

葵「えっ?」

黒岩「・・・私はこれより、抽選会場へと向かう。お前達は練習を続けろ」スクッ

善子(こっそりついてこ・・・)ソローリ

せんうた「それじゃあ練習を再開するのだ!」

「「「おー!」」」
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:30:15.52 ID:78B4+AYy0
黒岩「・・・」

善子「・・・・・」コソッ

黒岩「隠れてないで出てきたらどうだ?」

善子「!?」ビクッ

黒岩「・・・」スタスタ

善子「ご、ごめんなさい!ほんの出来心だったんです!す、すぐに練習に戻りますから許しt・・・」

黒岩「着替えてこい」

善子「・・・・・へ?」

黒岩「誰がクジを引くかといった指定は、特にはなかったからな」ニヤリ

善子「・・・・・マジ?」
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:30:46.61 ID:78B4+AYy0
〜宿福〜

せんうた「チカ達は練習を終え、抽選会の中継を見ていた」

梨子「誰に話してるの?」

ダイヤ「全く・・・あの堕天使はこの大事な時に何処をほっつき歩いているのですか!」

花丸「まあまあ」

せんうた「おっ、いよいよ日本代表の番だよ!」

曜「黒岩監督のくじ運に期待でありますな〜・・・・ん?」

梨子「・・・・えっ?」

『何とイナズマジャパン!監督ではなく選手がクジを引くそうだ!』

曜「えええええっ!?」

梨子「よ、善子ちゃんんんっ!!?」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:31:16.73 ID:78B4+AYy0
〜抽選会場〜

善子(うわあああああ!まさか本当に連れてこられるなんて思ってもなかった!?しかもなんかイタリア製の高そうなレディーススーツ買って貰ったし!どうしよどうしよ!心臓すごいバクバクしてきた!)ドキドキ

スタッフ「・・・・」スッ

善子「・・・・クックックッ!堕天使ヨハネの力!魅せてあげる」ゴソゴソ

善子「・・・・・!!これだあああああ!!」

『日本代表イナズマジャパンはBブロックに決まりました!』

善子「ふふん!Bブロックはどんな感じに・・・」
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:32:01.16 ID:78B4+AYy0
『何と!Bブロックは10年前のFFIで決勝トーナメントに進出4チームが一気に固まる激戦区に!!凄いぞ堕天使ヨハネ!たった1度の引きで過去最高に熱いブロックを演出した!強運、いや!豪運のヨハネ様だああああ!!』

鞠莉「Oh・・・私達選手には地獄のブロックになったわね」

ルビィ「何でよりによって優勝候補3チームが揃ったグループに入っちゃったの・・・」orz

花丸「ギャラリーにとっては最高の組み合わせになったし、ある意味善子ちゃんの運気も少しは上昇したずらか・・・・・・ハァ」

Bブロック
ブラジル代表ザ・キングダム
コトアール代表リトルギガント
イタリア代表オルウェウス
フランス代表ローズグリフォン
日本代表イナズマジャパン
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:32:54.24 ID:78B4+AYy0
善子(や、やっちゃったああああああ!!ヨハネものすごいやらかしたああああああああ!!!)

善子「・・・・」スタスタ

黒岩「・・・」

善子「・・・・・・」スッ

黒岩「・・・」

善子(オムツしてきて良かった・・・・危うく公衆の面前で壮大にやらかすところだったわ・・・・)ジョババババババ

黒岩「・・・」

善子(ってか何か言ってよ。怖いんですけど!?)ジョロロロロ
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:35:08.42 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

梨子「何でこんなヤバいブロックになってるの・・・ねえ神様教えて?」

曜「全速前進・・・・からの沈没〜〜・・・・・」

せんうた「皆待って!落ち着くのだ!」

天馬「そうですよ!相手が誰であろうと俺達のやることは変わらない筈ですよ!」

果南「そうそう!むしろこれはチャンスじゃない?この激戦区を勝ち抜いたら世界の頂きはグッと近付くよ!」

ダイヤ「気楽ですわね・・・まあ、言ってることは正しいですけど」

ガチャリ・・・

善子「た、ただいま〜〜・・・・」ビクビク

「「「・・・」」」ジトー

善子「あ、あはは・・・」

鞠莉「・・・・・まあ、過ぎたことをいつまでも嘆いたって仕方ない。ボス、最初の相手は何処デース?」

黒岩「コトアール代表リトルギガントだ」

果南「最初からクライマックスだね。燃えてきた!」
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:35:54.27 ID:78B4+AYy0
剣城「これと、これを頼む」

葵「はーい!」

せんうた「なにをしてるのだ?」

葵「これはですね、大会中に使用できる技を登録してるんです」

せんうた「技の登録?どういうことなのだ?」

葵「FFIU-18では、化身の発動を禁止されているのを知ってますよね」

せんうた「勿論!それは知ってるのだ!」

葵「それに加えて、この大会では必殺技を1人4つまでしか使用できないルールもあるんです」

せんうた「はえー、知らなかったのだ」

せんうた「・・・・ん?でも、天馬くんはそよかぜステップ、Zスラッシュ、ワンダートラップに嵐・竜巻・ハリケーン、ファイアトルネードDDと5つ使ってたような?」

剣城「ファイアトルネードDDについては登録上は俺の技ってことになってます。あくまでもパートナーとして連携技に参加するのであれば反則にはならないんです」

せんうた「はえー」

葵「ただし!技を4つとも登録してる選手が連携技に参加していいのは1つだけなので、チーム全員で慎重に話し合って決めるべきかと」

剣城「今のところは必殺技を4つとも埋めてるのは天馬だけだったのでファイアトルネードDDは俺達の判断で打たせて貰いました」

葵「アジア予選が終わって、本選がまだ始まってい今の内なら、技の変更は出来ますからね」

せんうた「でもチカ達、技のほとんどは試合中に思い付いたものだよ?」

葵「4つとも埋めている訳でなければ、閃いた技を打っていくのは全然ありなんです!」

せんうた「つまり、技の空きさえあれな思い付きでいくらでも必殺技を打っていいってこと?」

葵「そうなります!でも技の変更はもう明日の開会式までしか出来ませんからね」

剣城「俺と天馬は今日中に技を選択しようと思ってます。皆さんも、既に浮かび上がってる必殺技とかがあったらマネージャーに伝えてあげて下さい」

せんうた「・・・・皆何か新しい技イメージ出来てる?」

「「「いいえ!」」」

せんうた「って訳だから3人で相談してくれても全然問題はないのだ」

葵「じゃあとりあえず大会本部に皆さんの技を登録しておきますね!」
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:37:03.47 ID:78B4+AYy0
ダイヤ・・・背番号1
フェンスオブダイヤ
アイアンウォール
ディメンションカット

果南・・・背番号2
ウォーターフォール
オーシャンブラスター(連携)

せんうた・・・背番号3
スパークエッジドリブル
爆熱ストーム

善子・・・背番号4

鞠莉・・・背番号6
ドライブシュート
シャイニーフェザー

花丸・・・背番号7
ズララブハリケーン
ダストジャベリン

天馬・・・背番号8
そよかぜステップS
Zスラッシュ
ワンダートラップ
嵐・竜巻・ハリケーン

曜・・・背番号9
フライングフィッシュ
グランドファイア(連携技)

剣城・・・背番号10
バイシクルソード
ファイアトルネードDD(連携技)

梨子・・・背番号11
デビルバースト
レッドバンズ(連携技)

影山・・・背番号16
エクステンドゾーン

理亞・・・背番号18
アイスグランド
ディープミスト

ルビィ・・・背番号20
ゴッドハンドX
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:37:30.35 ID:78B4+AYy0
葵「剣城君、本当にバイシクルソードとファイアトルネードDDだけでいいの?デスソードとかデスドロップとか、他にもいくつか技を持ってるでしょ?」

剣城「・・・今まで黙ってたんだが、新しい必殺技に挑戦している。だから念のために空きを作っておきたいんだ」

葵「そうだったんだ・・・わかった!じゃあとりあえずはこれで登録しておくね!」

剣城「ああ、頼む」
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:39:38.19 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

おおおおおおおおおおおおおおお!!!
わああああああああああああああ!!!

せんうた「アジア予選の時も凄い応援だったけど・・・世界はさらに応援がでかいのだ!」

梨子「トゥントゥクトゥントゥクトゥントゥクトゥントゥク・・・」

せんうた「梨子ちゃん?」

梨子「いや、リズムを刻んで落ち着こうかなって・・・」ドキドキ

せんうた「相変わらず梨子ちゃんは緊張しやすいのだ」

梨子「だって!ぅぅ・・・////ち、千歌ちゃんはむしろなんでそんな堂々としてられるの?」

せんうた「そ、それは・・・////」

梨子「それは・・・?」

せんうた(だ、大好きな梨子ちゃんが側に居てくれるから)

せんうた「きゃー!!!なんてねなんてね

梨子「ち、千歌ちゃん?」ビクッ

せんうた「ハッ!!オホン・・・あー、なんか偉い人?にみえる人が現れたのだ〜。そろそろおしゃべりはおしまいにしようなのだ〜(棒」

梨子「あ、うん・・・・」
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:40:47.79 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

せんうた「何言ってるか全くわからなかったのだ!」

曜「私も!」

果南「外国語なんてわかるわけないもんね〜

「「ね〜」」

鞠莉(ちかっちと曜はともかく、貴女は卒業後に留学でしょ!?外国語なんてわかんな〜いで済ませちゃダメよ!)ガーン

黒岩「明日と明後日の2日間、リトルギガント戦に備えた練習を行う。今日は休みだ。せいぜいサッカー以外のことを消化しておくんだな」

せんうた「観光なのだー!」

輝「剣城君!イタリアエリアに行こう!」

剣城「フッ・・・いいだろう」

理亞「姉様!私達もイタリアエリアに行きましょ!」グイグイ

聖良「わかってますから、引っ張らないで」ニッコリ

ルビィ「ん、みんなしっかり観光しなよ」

ダイヤ「・・・・ルビィ?」

ルビィ(リトルギガント・・・ゴッドハンドX・・・ルビィには何の因縁も無い筈なのに・・・・血が騒ぐ。早く練習したいって・・・・体が叫んでる!)

ルビィ「お姉ちゃん・・・・最初の試合、気を付けた方がいいよ」
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:41:55.31 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

輝「えっと・・・・イタリアの料理屋は・・・・・」

「こんにちは」

輝「えっ!?も、もしかして今・・・僕達に挨拶を?」

「そうだよ」

輝「こ、こんにちは」ペコリ

剣城(日本語?)

「・・・イナズマジャパンの影山輝君、だよね?」

輝「そうですけど、貴方は?」

フィディオ「おっと、自己紹介がまだだったね。俺の名前はフィディオ、イタリア代表オルウェウスの監督だよ!」

輝「えええっ!?」

剣城「何っ!?」

輝「お、オルウェウスの監督が・・・・僕なんかに何の用で?」

フィディオ「ちょっとね。イナズマジャパンの監督に伝言を頼んで欲しいんだ。本当は俺が直接本人に言うのが1番なんだろうけど・・・今ちょっと取り込んでてさ」

輝「ええ。まあ・・・伝言くらいなら・・・・・」

黒岩「その必要はない」

「「「!」」」
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:42:51.65 ID:78B4+AYy0
フィディオ「お久しぶりです・・・・・黒岩監督」

黒岩「影山で問題はない。この二人は私の正体を知っている」

「「「!」」」

輝「・・・やっぱり、貴方は僕の叔父だったんですね」

黒岩「・・・・」

フィディオ「・・・今回のFFI・・・・俺と貴方は敵同士、指揮官同士という10年前とはまるで違う立場になった。でも貴方とまたサッカーが出来る。その事に、今からワクワクしています」

黒岩「・・・・お前はそんなことを伝えるために私を探していたのか?」

フィディオ「いえ、それだけではありません。俺は・・・俺達オルウェウスは、イナズマジャパンに絶対に勝つ!」

黒岩「宣戦布告という訳か。面白い・・・」

フィディオ「・・・伝えたいことは、全て伝えました」

黒岩「そうか。ならば私は帰らせて貰う」

フィディオ「・・・・・影山監督!」

黒岩「・・・・・・楽しみにしている」

フィディオ「!」

黒岩監督「お前達オルウェウスがどれほど強いのか、楽しみにしているぞ」

フィディオ「・・・・・・はい!!」
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 13:43:35.07 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

輝「・・・何か、凄い瞬間に立ち会ったよね僕達」

剣城「そうだな」

輝「イタリア代表オルウェウス・・・フィディオ監督・・・・僕達の戦う相手」

剣城「確かに、オルウェウスとはいずれ戦うことになる。だが俺達が今戦わなければいけないのはオルウェウスじゃない」

輝「・・・・うん。わかってる」

剣城「ならいい」






理亞「あの二人・・・何があったのかわかりませんが、しんみりしてますね」ボソッ

聖良「そうですね。私達が同じ店に居ることさえ気付いてなさそうですし・・・」ボソッ
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