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佐天「事象を拒絶する能力かぁ…」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 14:33:34.49 ID:RJfVVpQJ0
美琴「聞いたわよ、佐天さん。たしか能力者になれたみたいね」
白井「やりましたわね、ついに努力が実を結びましたの!」
初春「おめでとうございます佐天さん」
佐天「えへへ、ありがとうございます」
美琴「で、どんな能力なの?」ニヤ
白井「まーたお姉さまは面白がって…」
美琴「そ、そんなんじゃないわよ!」
佐天「あはは…えっとですね、盾舜六花っていうみたいです」
初春「しゅんしゅんりっか…?」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1539754414
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 14:39:02.61 ID:RJfVVpQJ0
白井「それが能力名ですの?」
佐天「それが二つ名みたいで、本当は事象を拒絶する能力、みたいなんですよね」
美琴「へー…私の発電能力が超電磁砲って呼ばれてるみたいな感じよねきっと」
佐天「たぶんそうなんですよね〜」
初春「うーん、なかなかに珍しい能力ですね」
白井「たしかに聞いたことありませんの」
美琴「で、具体的にはどんなことができるの?」
佐天「えっとですね、例えば…」
佐天「孤天斬盾、私は拒絶する」ズバッ
初春「!?」
白井「石が真っ二つですの」
美琴「切断能力…?」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 14:45:55.28 ID:RJfVVpQJ0
美琴「あれ、たしか佐天さんの能力って事象の拒絶なんじゃ…?」
佐天「そうなんですけど、なんかこれが唯一の攻撃手段みたいで」
美琴「どういうことなのかしら…」
佐天「私にもさっぱり。学園都市で私しかこの能力を持っていないみたいで、不明点が多いみたいなんですよね〜」
白井「それほど稀有な能力ってことですわね」
初春「佐天さんすごいじゃないですか!これで料理するときも包丁いらずですね!」
佐天「初春ったらもう」
白井「その使い方はどうかと思いますが、とにかく佐天さんが能力者になって良かったのですの」
美琴「そうね、良かったらこれからお祝いってことでみんなでクレープ食べ行こっか」
白井「それは良い考えですわね!お姉さまとクレープの食べ合いっこできますのグフフフフフ」
美琴「くーろーこー?」ビリリリ
初春「ほんとに白井さんったら」
佐天「変わらないよね〜、でも私も甘いもの食べたいので行きましょっか!」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 14:53:22.86 ID:RJfVVpQJ0
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佐天「やっぱりクレープはチョコバナナだよね〜」
初春「私はいちごおでん派ですね〜」
白井「私はお姉さまと一緒ならなんでも!あまつさえお姉さまのたべかけなら…」
美琴「気色悪いっての!」ビリビリ
白井「危ないですの!」シュン
美琴「逃げ足だけは早いんだから…」ビリリ
佐天「御坂さん、街中ですからねここ」
美琴「わ、わかってるわよ!ただ黒子が」
ドゴォン!!
初春「!?」
白井「初春、アンチスキルに連絡を!最近頻発している爆弾魔の可能性大ですの!」
美琴「よっし、そしたら」
白井「お姉さまは手出し無用ですの」
白井「ここはアンチスキルにお任せください、お姉さまと佐天さんは一般人の避難をお願いしますの」シュン
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 14:59:22.37 ID:RJfVVpQJ0
美琴「ちぇ、黒子ったらまたジャッジメントだのアンチスキルだのって」
佐天「まぁまぁ、仕方ないですよ」
ドゴォン!!
初春「とにかく、避難の方を勧めましょう!」
美琴「まったく爆弾だなんて派手よねぇやることが」
美琴「ま、黒子に任せてやれることやりますかっと」ビリリリリ
佐天「御坂さん!?」
美琴「私はなるべく爆弾の被害が出ないように瓦礫をそらすから二人はその間に外に誘導して!」
初春「わ、わかりました!」
佐天「いくよ初春!」
初春「はい!!」
美琴(これが爆弾魔のしわざだっていうの…?噂に聞いてたレベル3程度の力を優に超えてるじゃない)
美琴(なんだか嫌な予感がするわ…)
美琴(黒子…)
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/17(水) 15:05:09.14 ID:waaIoa2Do
おっ、佐天スレか。
楽しみです
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 15:09:11.34 ID:RJfVVpQJ0
白井(ここ最近の爆弾事件の犯人)シュン
白井(何を狙っているのかわかりませんでしたが、ここで遭遇したからには絶対捕まえますの)シュン
白井「!?」
白井「ショッピングモールの3階から爆発音がありましたが…」
白井「人気はないようですわね」トコトコ
白井「だとすると4階から…?」
白井(ここは全部で6階、できれば下の階で爆発を起こさせたくはありませんわ)
白井(もし建物が倒壊してしまったら近くにいる市民にケガを負わせてしまう可能性も…)
白井(一度6階に向かってから順番に探してみますの)シュン
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 15:18:38.72 ID:RJfVVpQJ0
白井(ここが6階…)
白井「誰かいますの!?これ以上の抵抗はよして大人しくお縄についてくださいまし!」
白井「…」
白井(誰もいない…?とすると5階ですの?)シュン
キュイイイイン
白井(!?)
白井(まずいですわ!!)シュン
ドガァン!!!
白井「はぁ、はぁ、はぁ、」
白井「いまのは危なかったですの…こちらの動きが読まれていた…?」
白井「5階に飛んだ瞬間に爆発が…テレポートのインターバルがバレている…?」
白井「そしてこちらも位置も…」
白井「初春!初春聞こえますの!?監視カメラから犯人を捜してほしいですの!」
白井「…応答なしですのね」
白井「仕方ありませんわ…ここからはより一層慎重になりませんと…」キュイイイン
白井「!?」
ドガァァァン!!
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 15:27:30.87 ID:RJfVVpQJ0
美琴「また爆発…黒子!」
佐天「み、御坂さん!?」
美琴「なんだか嫌な予感がするの!ごめん先行ってもいい!?」
佐天「待ってください!それなら私も…」
美琴「ううん、大丈夫。それより初春さんを手伝ってあげて」
佐天「御坂さん…わかりました…」
美琴「頼むわね!!」ビリビリ
佐天「…私もきっとそのうち…」
白井(やられましたわ…足がうまく動きませんの…)
白井(位置は相手にバレている、そして設置型の爆弾。)
白井(遠距離から起爆している様子ですのね)
白井(ただ、他の一般人を狙っていないとすると)
白井(相手はわたくしがターゲットですの?)
白井(なんのために…いや、今はこの状況から抜け出さないと…)キュイイイン
白井「!?」
美琴「私の後輩に」チュイン
美琴「手出してんじゃないわよ!!」ドゴォオオオオ
白井(レールガン…)
白井(さすがお姉さまですわ…)
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 15:33:37.68 ID:RJfVVpQJ0
美琴「黒子、大丈夫なの!?」
白井「お姉さま…ちょっと足をくじいてしまいましたの」
美琴「アンタ…くじいてるどころじゃないわよ、ひどい傷じゃない」
白井「油断してしまいましたの…それより犯人はここにはいないみたいですの」
白井「どうやら私がターゲットみたいですのよ」
美琴「どうして黒子を?」
白井「さぁ…?」
美琴「まぁ、アンタ色々恨み買いやすいからね」
白井「そんなことありますの!?」
美琴「ま、それだったらさっさとここ抜けた方がいいわね」
美琴「あんた飛べる?」
白井「まだいけますの…」
美琴「そしたらいったんここから離脱して」
キュイイイイン
白井「おねえさま!!」
美琴「ちぃっ」
ドガァァァァァン!!
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 15:40:19.50 ID:fpWG49AZ0
佐天「また5階が爆発…」
初春「白井さんとも連絡が取れません、」
佐天「ねぇ初春」
佐天「ここ、任せても良いかな?」
初春「佐天さんまさか…」
佐天「うん、ちょっと行ってくるね」
初春「え、でも佐天さんは」
佐天「私だってもう何もできないわけじゃないから」
初春「…」
佐天「絶対大丈夫だよ。帰ってくるから。じゃ、任せたよ」タタタタタ
初春「佐天さん…」
初春「アンチスキルとの連絡もなく、白井さんとも連絡が取れません!おそらく通信障害を意図的に起こしていると思います!佐天さんも気を付けて!」
佐天「ありがと初春!」
佐天「さ、腕ならしといきますか!」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 15:49:10.97 ID:WTjP7QKe0
美琴「…黒子、大丈夫?」ビリビリ
白井「なんとか大丈夫ですの」
美琴「上の階ごと爆破して瓦礫で生き埋めにしようとするなんて」
美琴「なかなかむごい手つかうじゃない」
美琴(磁力操作でなんとか瓦礫はそらせたけど)
美琴(やっぱりこんなのレベル3の仕業じゃないわね)
白井「お姉さま、やはりこれはただの爆弾魔ではないような気がしますの」
美琴「奇遇ね、私も同じこと考えてたわ」ビリィ
白井「とにかくここから離脱したほうが良いですの」
美琴「そりゃそうなんだけど、爆弾がどこに仕掛けてあるかわからないうちに移動はできないわね」
白井「わたくしがテレポートできてれば…」
美琴「無理もないわ、あんな何回も爆風に巻き込まれながら飛んでたら危ないもの」
美琴(っていったって、さぁどうするか…)
佐天「御坂さん!!!」
美琴「って、佐天さん!?」
白井「ここは危険ですのよ!」
美琴「佐天さんは早く非難して!」キュイイインン
白井「佐天さん!!」
佐天「三天結盾、私は拒絶する」キュイン
ドガァァァァン!!
美琴「佐天さん!!!」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 15:54:37.98 ID:WTjP7QKe0
佐天「ふぅ、全くおっかないですねほんとに」キュイイインン
白井「それは…光の盾ですの?」
美琴「爆発を防いだ…?」
佐天「爆発を拒絶しました。そして今後は…」
佐天「双天帰盾、私は拒絶する」キュイイイイン
美琴「黒子の方に光が…」
白井「体が回復していきますの…」
佐天「さ、とにかくここからでましょう!」
佐天「御坂さん、相手はここにはいないんですよね?」
美琴「そうね…私のレーダーには人影が写ってないわね」
佐天「それならここにいても爆弾のえじきになるだけですね」
佐天「白井さん、テレポートできそうですか?」
白井「ずいぶん元気になりましたわ…これならいけますの」
佐天「じゃあ、いったん出ましょう!」
白井「ですわね、撤退ですの」シュン
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 15:55:37.57 ID:WTjP7QKe0
てことで一回出かけます
帰ってきて残ってて気が向いたら書きます
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/17(水) 16:28:03.88 ID:inVZ5KWTo
乙
上条さんも回復させてもらえるんだろうか
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 16:35:30.74 ID:TkKpvK490
白井「一時はどうなるかと思いましたの」シュン
白井「佐天さんが来てくれて助かりましたわ」シュン
佐天「役に立てたみたいでよかったです」
白井「結局あの能力はなんでしたの?盾に回復能力なんて」
美琴「ん、その話してる暇はなさそうね」ビリビリ
美琴「どうやら犯人っぽいのがいたわよ」ビリビリ
白井「さすが電磁レーダーですの」シュン
佐天「じゃ、いきますか」
介旅「やってやったぞ…」
介旅「エラソーなジャッジメントめ、いい気味だ…」
介旅「今度は誰を狙おうか…」
佐天「誰を狙うですって?」
介旅「!?」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 16:47:45.83 ID:9Mb5XFGy0
白井「よくもやってくれましたわね」シュン
白井「お仕置きですの」ドゴン
美琴「相変わらず容赦ないわね、アンタのドロップキック」
白井「当たり前ですの」
介旅「くっ…どうして誰もケガしてない…!?あれほどの威力なら…」
美琴「あんたのちゃっちぃ能力なんかじゃ何もできないわよ」ビリビリ
介旅「くっそぉおおおおおおおお」キュイイイイイイン
白井「まずいですの!」シュン
佐天「三天結盾、私は拒絶する」キュイン
ドガァァン!!!
美琴「自滅まがいの爆発だなんてやめなさいよ」
白井「全く、私がテレポーターだったから助かりましたのよ?」
佐天「私の能力も忘れないでくださいね」キュイン
介旅「なんで…僕まで助けて…」
美琴「アンタの能力、なかなかすごいじゃない?レベル4相当よ。それをこんなことに使わなくても良いんじゃないの?」
白井「全くですの。たとえ能力があったとしても、それを使う側の人の心が何よりも大事ですの」
佐天「私はえらそーなこと言えないけど、きっとその力をもっと別なことに使えると思います」
佐天「目の前の人に傷ついてほしくないから、白井さんは白井さんの能力で助けたんですよ」
佐天「あなたにも、あなたの能力で誰かを助けられるようになってほしいっていう気持ちで…」
介旅「僕は…僕はああああああ」
白井「やれやれですの」
佐天「さ、アンチスキルに引き渡しましょうか」
美琴「とりあえず一件落着ね」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 16:55:28.15 ID:IeLr/eKu0
初春「佐天さん、白井さん、御坂さん!!」
初春「もう、心配したんですよ!!」
佐天「あはは、ごめんごめん」
白井「初春が避難誘導してくれたから、こっちも対処できましたのよ」
初春「白井さん…」
美琴「もー初春さんったら」
美琴(けど…)
美琴(初春さんから聞いた通信妨害が気になるわね)
美琴(なんとなく、裏がいそうな気がするわ…)
佐天「御坂さん?みーさーかーさん!」
美琴「え?あ、ごめんなに?」
白井「もーお姉さまったら。これからみんなで支部に戻りましょうって話してましたのよ」
美琴「え、あはは。ごめんちょっとね…」
白井「変なお姉さまですの、まあでも物思いにふけっているお姉さまの真剣な顔もむふふふふふふ」
美琴「気色悪いっての!」ビリリリリ
白井「アウッ」ビリリ
初春「ほっといて帰りましょうか…」
佐天「そう、だね…」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 17:06:48.76 ID:XhjRkCe00
白井「で、例の爆弾魔の身元はわかりましたの?」
初春「はい。介旅初矢、量子変速の能力でレベルは2だそうです」
美琴「レベル2!?あれはレベル4相当の威力だったわよ」
白井「レベル2はさすがにありえませんの」
佐天(結局私の能力)
初春「ですがバンクには…」
佐天(事象を拒絶する能力なのに、どうして防御と回復もできるのかな?)
美琴「なんっかきな臭いのよねぇ」
佐天(あのときはなんとなく発動できたけど…)
美琴「通信妨害と言い、こっちの位置がバレてたと言い、なにか裏にあるような気しかしないわ」
初春「それも含めて探ってみます」
白井「頼みますわよ初春」
佐天(とにかくまた学校の先生に相談して、もう一回システムスキャンを受けさせてもらおっと)
白井「それと佐天さんの能力についてですが…」
佐天「え!?」
佐天「あ、私の能力についてですか?」
白井「そうですの。事象の拒絶の能力では説明がつかない気がしますの」
美琴「まーたしかに、回復能力、切断能力、防御能力。出来ることだけ挙げてみたら多重能力な気もするわね」
佐天「そこは私にもわかっていないんですよね…」
佐天「だから明日またシステムスキャンを受けてみようかなって思ってます」
初春「まぁ、それが妥当ですよね」
初春「レベル4相当の爆発を防げたっていうことは、佐天さんの能力もそれぐらいあるってことになりますし」
白井「たしかにそうですわね…最初のスキャンではレベルはなんていわれましたの?」
佐天「うーん、測定不能みたいでした」
美琴「測定不能!?」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/17(水) 17:09:45.57 ID:LyBZHLee0
白井「測定不能だなんて聞いたことないですの」
佐天「前例がない能力だから強度を決めにくいといわれました」
初春「なかなか謎な能力ですねぇ」
美琴「うーん、まあでも佐天さんの能力に助けられたのも事実よね」
白井「たしかにそうですの」
初春「考えてもわからないことですし、とりあえず明日のシステムスキャンの結果見てからにしましょう」
白井「ですわね」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/18(木) 02:43:17.03 ID:iHntErbL0
佐天さんが能力開花したのは月島さんが居たからじゃないか!
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/18(木) 06:51:27.91 ID:mZQN5hWUO
やっぱり出たか、佐天さんssシリーズ
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/18(木) 22:44:17.09 ID:yAzfFhxKO
上条の霊圧が……消えた……?
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/20(土) 04:04:52.71 ID:Dau76HCz0
>>21
月島さんの能力を佐天さんが持ってるss面白いかもね
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/20(土) 04:13:47.29 ID:Dau76HCz0
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佐天「ていうことで、もう一度システムスキャンしにきたんですけど…」
研究者「なるほど…ただ、やはり測定不能として出てしまいますね」
佐天「どういうことですか?」
研究者「正しくはレベル0という数値で出ています。しかしあなたの話を聞いていると間違いなく能力者であると思われます」
研究者「ただ発電能力者には発電量を、空間移動能力者には重さ、距離、個数などを」
研究者「能力の強度を図るのがシステムスキャンですが、なにぶん学園都市で初の能力なので測定方法がうまく合っていない可能性もありますね」
佐天「なるほど…」
研究者「なので、とりあえずはまた様子見にしましょう。もしまたなにかありましたら連絡を」
佐天「わっかりました!ありがとうございます!」
研究者「いえいえ…」
研究者(とは言ったものの、AIM拡散力場の数値も検出されていない能力者なんているんだろうか…)
研究者(悪ければこの子の妄想、良ければ新たな原石の発見になるかもしれない…)
研究者(しばらくは要観察ですね)
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/20(土) 04:23:02.60 ID:fq65+GtV0
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白井「結局佐天さんの能力は測定不能のままですの?」カタカタ
佐天「そうみたいなんですよね〜よくわかってなくて」
初春「ん〜でも話を聞くとレベル4ぐらいはありそうですよね〜」カタカタ
佐天「っぽいんだよねぇ〜」
美琴「もういっかい試しにやってみたら?あ、今私空いてるからちょっと外でウォーミングアップがてら…」
白井「お姉さま!能力はむやみに使うものではありませんの!」
白井「それにまだ佐天さんの能力は安定しないないと思われますの。暴走したらどうなさるおつもりですの?」
美琴「うぐ…わ、わかったわよ」
白井「まったく…第三位としての行動をわきまえてくださいまし」カタカタ
初春「まぁまぁ」カタカタ
佐天「えっと、ところでこの前のあの人はどうなったんですか?」
白井「あぁ、爆弾魔のことですわね。実はあの後意識不明に陥っていますの」
美琴「意識不明…?」
初春「命に別状はないみたいなんですけどね〜」カタカタ
美琴「やっぱりなんか裏があるわね…」
白井「そうなんですの、だから今それを調べているんですが…」カタカタ
初春「…見つけました!!」
初春「爆弾魔のバンクに登録されていたレベルは2、けど事件当時はレベル4相当だった理由。」
初春「レベルアッパー、っていうのが横行しているみたいです。」
佐天「…レベルアッパー?」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/20(土) 04:32:04.42 ID:fq65+GtV0
初春「なんでも使用したらレベルが上がるみたいですね」カタカタ
佐天「名前のまんまじゃん!」
初春「それはそうなんですけど…驚くのはそこじゃなくて、短期間にレベルを上げる、ってところなんです」
美琴「短期間…?それは難しいんじゃない?」
初春「通常は長いカリキュラムを経てレベルが上がっていくはずなんですけど…」
白井「調べてみるしかなさそうですわね。そのレベルアッパーっていうのはどういうものですの?」
初春「それが…わからないんです。いったいどんな形をしていて、どのように使うのかも不明です」
美琴「それが一番気になるところなのよね〜」
白井「どうこう言ってても仕方ありませんの。初春!そのレベルアッパーとやらが取引される場所のリストをすべてリストアップしてくださいな」
初春「えぇ〜…まさか全部回る気ですか?」
白井「こうなったらしらみつぶししかありませんの」
初春「わかりましたけど、ケガだけには気を付けてくださいね。どうやら主にスキルアウトの方に流れているみたいなので」カタカタ
美琴「そしたら、私たちは一応その爆弾魔の様子を見にいこっか。何か見つかる事もあるかもしれないしね」
佐天「ですね、いきましょう!なんか探偵みたいな気分ですね〜」
白井「佐天さん!遊びじゃありませんのよ?」
佐天「はぁ〜い」
美琴「じゃ、二手に分かれて行動開始!なにかわかったら連絡頂戴ね」
白井「わかりましたの、お姉さま、佐天さん、いってらっしゃいませ」
初春「気を付けていってきてくださいね〜」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/20(土) 04:41:47.23 ID:io+/yCnq0
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美琴(レベルアッパーねぇ…)
美琴(短期間にレベルが上がるなんて、そんなこと本当にありえるのかしら)
佐天「なんだか大変なことになってきましたね〜」
美琴「まぁたしかにそうね。爆弾魔からこんなに色々発展するとはねぇ」
佐天「ですね…えっと、たしか病室は202?ですね」
美琴「ここね…」コンコン
佐天「誰もいなさそうですね」
美琴「よし、いくわよ」ガチャ
佐天「…寝てるだけ?ですね」
美琴「見た目はね…」
美琴「意識不明ってことだから、何か体に異常が起きているはずなんだけど…」
カエル医者「おっと。不法進入かい?」
美琴「えっと、すみません」
美琴(ゲコ太!?って思ったら似てるけど違う…!!)
佐天「一応お見舞い?に来たんですけど…」
カエル医者「なにも持たずにかい?」
佐天「それは…えっと…」
カエル医者「まぁまぁ、見たところ何か聞きたそうだね?」
佐天「あはは、お見通しですね」
カエル医者「この業界は長いからねぇ〜さあ、何がききたいんだい?」
美琴「今のこの人の様態と、出来たらレベルアッパーのことを聞けるかしら」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/20(土) 04:51:18.46 ID:lzaZYFaE0
カエル医者「今のこの患者は昏睡状態に陥っていてね、脳の活動が極端に制限されている状態だね」
カエル医者「脳をパソコンに例えると、スリープモードになっている、といった方がわかりやすいかな?」
カエル医者「別段体に支障はないが、脳の活動だけが鈍くて寝たきりの状態になっているね」
美琴「脳の活動が極端に制限…?」
カエル医者「それと、レベルアッパー、っていうのはよくわからないねぇ」
佐天「レベルアッパーについては収穫なしかあ」
美琴「その脳の活動が制限されているって、もっと詳しく聞けますか?」
カエル医者「元々人は脳から電気信号を送って筋肉を動かしているのは知っているね?そのある程度の波を脳波っていうんだけどね」
カエル医者「その脳波の動きが通常よりかなり鈍くなっているみたいなんだ」
美琴「脳波が鈍くなっている…?」
カエル医者「その原因を今は探っているけど、なかなか解明できなくてね。力になれなくてすまないね」
美琴「レベルアッパーとなにか関係があるのかしら…」
佐天「昏睡状態かぁ…」
佐天「はやく目が覚めて元気になってくれれば、レベルアッパーのことも聞けるかもしれないんだけどなぁ」
カエル医者「健康な状態に戻るまで少し時間はかかると思ってみていた方が良いかもしれないね」
美琴「健康な状態…?もしかして…」
美琴「佐天さん!佐天さん、あのとき黒子のこと治したわよね?回復能力で」
佐天「たしかそうでしたね」
美琴「この人も、佐天さんの能力で治せないかしら…?」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/20(土) 05:05:57.28 ID:Ri26yNkj0
佐天「そんなことってできるんですか!?」
美琴「うーん、わからないけど…もしあの時の力が肉体再生みたいな能力なら、治せるかもって…」
カエル医者「君は他者を治癒する能力があるのかい?」
佐天「話すと長くなるんですけど…前に友達がケガしたときに治せたことがあります」
佐天「ただシステムスキャンには測定不能ってエラーが出ちゃうので、レベル0のままなんですけどね」
カエル医者(レベル0の能力者…これはまたなにか絡んできそうな気がするね)
カエル医者「そうだね、その前例があるなら君の能力を信用したいと思う」
カエル医者「もしダメでも、僕が治るまでしっかり責任をとるから大丈夫だね」
佐天「わかりました…ありがとうございます!」
美琴「じゃあ佐天さん、お願い!」
佐天「…双天帰盾、私は拒絶する」キュイイイイン
介旅「…」コォォォォオ
美琴「…どう?治せそう?」
佐天「なんだか白井さんの時とは違って複雑な感じがします」キュイイイイン
カエル医者「始めて見る能力だね」
美琴「肉体再生っていう自分への自動治癒能力はあるけど、他者への治癒能力はそうそうないわよね」
佐天「…」キュイイイイイン
佐天「…たぶん、これで終わったと思います」
美琴「どうかしら?」
介旅「……ここは…?」
カエル医者「驚いた、本当に目が覚めたね」
佐天「なんとかできたみたいで良かったあ」
美琴「やっぱりレベル0じゃないみたいね」
カエル医者「寝起きで悪いけど、検査を受けてもらっても良いかな?」
介旅「けんさ…?」
カエル医者「終わったら声をかけるから、少し外に出てくれていたら助かるね」
美琴「そうね、わかったわ。佐天さんいこっか」
佐天「ですね、行きましょう!」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/20(土) 05:09:03.83 ID:Ri26yNkj0
頭の中で話はまとまってすが、書き溜めていないので気が向いたら書いていくスタイルで
寝ます
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/20(土) 05:31:23.39 ID:BVpMJRq+o
おつー
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/20(土) 09:08:33.71 ID:RKjdQaGEo
上条さん「この子なら、この子なら俺の入院人生を終わらせてくれるかもしれない・・・」
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