桜木「キセキの世代はこの天才桜木花道がぶっ潰す!その2だ!」

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202 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 10:19:26.05 ID:2MJjzinGO

黄瀬「(まさか祥吾君と虹村さんが相手になるなんて…俺最近不遇なこと起きすぎっすよ…)」

ピピィーーーー!!!

試合始め!

バチン!

海常ボールだ!

笠松「しゃあ!まず一本取る…

バチン!

灰崎「オセェよカス、ウォームアップはもう終わったぞ」

笠松「なっ…!?(速い…!黄瀬並か…!いやまさか…!)」

黄瀬「行かせないっすよ!」ブロックへ

灰崎「お?マジか…」ダムダム

黄瀬「…?」

灰崎「この程度じゃ『キセキの世代』を奪うのは簡単そうだなぁ!?」ダッ!

黄瀬「しまっ…!

ダァァン!!

0-2

灰崎「こりゃ虹村さんの出番無いわ、俺一人で充分っすわ」

虹村「なんでわざわざアメリカから日本に来てお前のワンマンプレイ見ねえといけねえんだよ!ちゃんとこっちにも渡せ!」

ゴンッ!

灰崎「言葉の綾じゃないっすか…いってぇ…」たんこぶプクー

笠松「おいおいマジかよ、侮ってたわけじゃねぇがまさか黄瀬並の選手がいるとはな」

森川「でもあの性格にあのプレイ…黄瀬の方が上だよ」

早川「そうっすよ!まだまだこれか(ら)っすよ!」













203 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 10:56:47.88 ID:2MJjzinGO

ーーーーーーーーーー

黄瀬「というか祥吾君」ダムダム

灰崎「あ?なんだよ」

黄瀬「どうして虹村さんがアンタと同じ高校にいるんすか」

灰崎「それなら本人に直接聞きな」

黄瀬「?」

虹村「試合中に無駄口叩く癖は治ってないようだな」黄瀬の背後から

黄瀬「…!そうはいかないっすよ!」

スルリと虹村のスティールを避ける

虹村「ッ…!」

黄瀬「そして…!」ダッ!

灰崎「(コイツ…!さっきの俺のプレイを『コピー』しやがったな…!)」

ダァァァン!

2-2

黄瀬「あまり俺を舐めないでほしいっすね」

黄瀬「…」チラリと観客席を見る

黄瀬「(次勝てば誠凛と…桜木っちと黒子っちに勝つ為に今まで以上に努力してきた…!ここで負けるわけにはいかない!)」




204 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 11:07:19.39 ID:2MJjzinGO

灰崎「俺とお前のプレイって似てるからよ、同じプレイが何度もあって見映えしないと思うのよ」ダムダム

黄瀬「だったらどうするんすか…」

灰崎「観客も沸くプレイよりもよぉ…」ユラリ…

灰崎「テメェがズタボロにやられる様の方が見たいだろうよぉ!!」ダッ!

ダァァァン!!!!!

4-2

灰崎「テメェにパクられた『技』を奪い返した、これでお前はもうさっきの技は使えねぇ!」

黄瀬「ッ…!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

黄瀬「(確かに祥吾君に技を奪われたら…でもそれは中学の話…今ならば…!)」ダッ!

虹村「またコピーか!」

黄瀬 跳ぶ

黄瀬「ッ…!(踏み込みが遅れ…!

石田「これならブロックできる!」

バチィィ!!!

黄瀬「クソッ…!(やっぱり祥吾君に奪われた技じゃ…!)」

灰崎「バーーーカ、人のパクリでいい気になってんじゃねぇよ」



灰崎「さぁ今から貯めてきた貯金を吐いていってもらおうか」





205 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 11:21:27.35 ID:2MJjzinGO

黄瀬「抜く…!」ダッ!

灰崎「どーぞー」ブロックせずに黄瀬を通す

黄瀬「…!?(どうしてブロックを…!?まぁいい!このまま…!)」シュート体制へ

望月「止める!」ブロック

黄瀬「アンタじゃ俺を止められない!」

宙で身体を傾ける

望月「(なんだ…!?地面と平行に…!これじゃあブロックなんてできないじゃないか…!)」

シュッ

4-4

笠松「よし!ナイスだ黄瀬!」

黄瀬「ハイ…ありがとうございます…(なんだ…どうして…)」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎「おらおら!パスなんてさせねぇよ!」

笠松「…!(クソッ!なんて圧のディフェンスだ!これじゃあパスが出来ない…!どうすれば…

黄瀬「こっちっす!」

笠松「…!任せた黄瀬!」シュッ! ボールを渡す

黄瀬「よし!このまま…!」

虹村「行かせん!」

黄瀬「虹村さん…!」

虹村「お前とこうやって1対1でぶつかり会うのは何気に初めてかもな…」

黄瀬「そうっすね、でも…」

ダッ!

虹村「…!?」

スゲェ!ほぼ予備動作無しから抜いたぞ!

流石キセキの世代だぁ!!!

黄瀬 ジャンプ

灰崎「ハゲ!石田!二人でブロックしろ!」

石田「言われなくとも…!」

望月「やってるさ!」二人ともブロック

黄瀬「フッ…それじゃあ俺は…」

フワッ

石田「フックシュート…!」

パスッ

6-4

ワァァァァァァァァァ






206 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 11:31:53.18 ID:2MJjzinGO

石田「不味い…!黄瀬を調子に乗せるな!ここで流れを止めろ!」

黄瀬 三人に囲まれる

黄瀬「へぇ…俺狙いっすか」

望月「お前さえ止めればなんとかなる!」

黄瀬「俺もそう思うっす。少し前まではね」

シュッ

望月「デタラメシュートだ!入るわけねぇ!」

ガコン!

黄瀬「外れたボールは」

早川「らぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

バシッ!!!

早川「(リ)バウンドはオ(レ)が取(る)!早川先輩!」

シュッ!

早川「よぉぉし!」

虹村「打たせるかよ!」

早川「フッ…元中学ナンバーワンプレイヤーか知らないが」

虹村「…!?(なんだこの不規則なシュートフォームは…!?)」

フワッ

バスッ!

9-4

ワァァァァァァァ!!!

黄瀬「俺だけ止めるなんて安い考えじゃ俺たち海常は止められない!」

望月「ッ…!」

石田「おい大丈夫か灰崎…このままじゃ…」

灰崎「馬鹿野郎、これでいいんだよ」

灰崎「このクォーター気持ちよくプレイするがいいさ、それでお前のバスケ生命は終わりだからな、クハハハハ!」





207 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 11:44:06.40 ID:2MJjzinGO

虹村対黄瀬だ!

虹村「よぉ、もう一回勝負しようぜ黄瀬」

黄瀬「確かにそれは嬉しいお言葉っすけど…」

黄瀬「虹村さんと正面から戦うより確実にパスをして繋げた方が確実なんでここは逃げで!」

シュッ!

笠松「ナイスパス黄瀬!」

虹村「黄瀬…(まさかお前がパスをするなんてな…だがそれだと…)」

灰崎「行かせねぇよ!」

虹村「(灰崎の思う壺だ)」

バチィィ!

笠松「ッ…!(俺じゃコイツを抜くのはチト手間がかかりそうだな…)」

小堀「黄瀬には多人数で俺たちには灰崎一人でぶつけてくるつもりか…!」

森山「だったら俺たちに分がある…!何故なら…!」

石田「よしっ…!このままもう一点…!」シュートへ

黄瀬「させるかぁ!!!」ブロックへ

バチィィ!

石田「…!(戻りがとてつもなく早い…!ホントに人間か…!?)」

森山「黄瀬相手に多人数で勝てると思ったら大間違いなんだよ!」

武内「フム…黄瀬を毛嫌いしていた森山も心を許している、黄瀬を中心に良いムードだ。」


208 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 11:59:05.40 ID:2MJjzinGO

19-8

観客席

桜木「なんだよ、思わせぶりなのは最初だけで男女とこが勝ってるじゃねぇか」

緑間「虹村さんが黄瀬の相手を何度かしているがブランクもある。今の虹村さんでは『良い勝負』はできても黄瀬を止めることはできん」

桜木「だったらあのトウモロコシ頭が男女の相手すりゃいいだろ」

緑間「俺もそう思うが何故か奴は他の者を止めることに専念している」

黒子「灰崎君は黄瀬君達がキセキの世代と言われる前の帝光のレギュラーでした。彼にもブランクがあると思いましたが黄瀬君と力は同等のようですね」

桜木「オメェらに近い実力の奴結構いんだな」

緑間「…(確かに虹村さんはともかく灰崎のそれは俺たちキセキの世代の実力に限りなく近い…しかし何故だ…?)」

黒子「僕には分かりませんが灰崎君とキセキの世代や桜木君とは根本的に違うと思います」

桜木「あ?どういうことだ?」

黒子「分かりません」

桜木「なんだよそれ」

緑間「しかし何故灰崎は黄瀬から技を奪わない…?この第1Q黄瀬のワンマンプレイに…ハッ…!まさか灰崎…!」

209 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 12:07:57.06 ID:2MJjzinGO

28-10

虹村「おい、第1Qで取られすぎだろ」

灰崎「大丈夫っすよ、で、黄瀬の奴どうでした?」

虹村「中学の頃でもぶっちゃけ実力は雲泥の差と思っていたが月とスッポンまで来たって気分だな、俺じゃ止めれねぇし抜けねぇよ」

灰崎「虹村さんて強いのに自分のこと卑下しすぎ」

虹村「まぁ一つわかったことはある」



虹村「今のお前と黄瀬ならお前の方が強い」

ーーーーーーーーーーーーーーー

第2Q始め!

灰崎「さてとここからが本番だぜ!」ダッ

森山「馬鹿め!そんな単調なアタック通すわけねぇだろ!」

灰崎「ハハッ」

森山「あ…

ダッ!

森山「!?(予備動作無しで…!?というかこれは…!)」

灰崎「オラァ!もうゴール前だぜぇ!」ジャンプ

小堀「入れさせるか!」

灰崎「おぉ高い高い」

身体を傾ける

小堀「…!?(これはさっきの黄瀬の…!?)」

フワッ

パスッ

ワァァァァァァァ!!!!

黄瀬が第1Qで見せた技のやり返しだぁ!!!

スゲェ!!!!!

緑間「そうか…灰崎が第1Qで黄瀬を好き勝手に暴れさせていたのは…!」

緑間「黄瀬のコピーしてきた技を全て『奪う』つもりか…!」


210 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 12:28:30.70 ID:2MJjzinGO

桜木「あ?どういうことだ?」

緑間「黄瀬の基本のプレイはコピーしてきた技で構成されている」

桜木「だからどういうことだって聞いてんだろ!」

緑間「つまりこのまま黄瀬が第1Qで見せた技を全て奪われると…」

緑間「黄瀬はバスケができなくなる…!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎「涼太君よぉ〜楽しかったかぁ?好き勝手に暴れることができたのは」

黄瀬「…!」

灰崎「虹村さんとアイツらには感謝するぜ」

灰崎「お前と俺以外で一人で足止めできんのは虹村さんくらいだ。それに虹村さんはお前らには敵わないと言っているがお前に技を使わせるくらい強ぇ」

灰崎「それにハゲ達が必死にお前とぶつかってくれたからな、多人数用の『技』もよく見せてもらった」

黄瀬「…!だから何度も俺狙いで…!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

緑間「灰崎が上手いのは自分で黄瀬にぶつかりにいかなかったことだ」

桜木「はぁ?アイツ一人で止めれるならそっちの方が良かったじゃねぇか」

緑間「確かに灰崎が止めていればこんなに点差は開かなかっただろう、だがその分黄瀬に技を使わせることを警戒させなかった…」

黒子「灰崎君が黄瀬君の技を使うたびに奪っていたら黄瀬君も警戒しますしね」

桜木「だからアイツ他の奴に専念してたのか」

緑間「どうする黄瀬…このままでは…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

黄瀬「ッ…!(バランスが…!)」

灰崎「なまっちょろいぞ涼太ァ!!!」

バチィィ!!!

灰崎スゲェ!黄瀬からボール取ったの何度目だ!?

それに速い!奪ったボール持ってそのままゴール前だ!

早川「止め(る)!」

小堀「これ以上好き勝手にさせるか!」

灰崎「バーーーーーーカ」

フワッ

小堀「フックシュート!?」

バスッ

32-34

ワァァァァァァァァァ!!!!

スゲェ!!!もう逆転したぞ!!!!

黄瀬を圧倒してやがる!!!

黄瀬「そんな…まさか…」

灰崎「ハハッ、バスケ始めて数ヶ月でレギュラーを勝ち取る天才君よぉ、テメェにはその無様な格好がお似合いだぜ」


灰崎「さぁ!返してもらうぜ涼太!お前が俺から奪ったものをなぁ!」







211 : ◆YkpwaPEbXM [sage]:2018/11/13(火) 12:29:01.07 ID:2MJjzinGO
とりあえずここまでで
次からは回想入ります
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/13(火) 12:47:06.98 ID:XSlJRiwTo
まあ黄瀬はな…バスケ以外のスポーツも確か凄かったよな
正直天才過ぎて引く所はある。そのうえ顔もいいし
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/13(火) 12:53:48.93 ID:WEcn1AuYO
原作でも灰崎が怪我させなければ少なくとも決勝には行ってたんじゃないかね

まあぶっちゃけ福田の5人目が名無しのモブである限り海常が勝つと思うの
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/13(火) 13:04:16.87 ID:Ss3ASGnA0
更新乙
誠凛と海常(福田)が次で当たるってことは黒子目線で見るならば木吉の陽泉が準決勝で火神の洛山が決勝になるのか
215 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 13:29:10.38 ID:2MJjzinGO

〜回想〜

一軍コーチ『それでは今から入部テストを始める』

灰崎『(いきなり一年から一軍は前例無しで良くて二軍か…)』

灰崎『(めんどくせぇな…まぁいい、一年でトップならすぐに一軍に上がれんだろ)』

モブ『はぁ緊張するなぁ俺二軍に上がれるかなぁ』

灰崎『お前にゃ無理だよ』

モブ『手厳しいなぁ、そりゃ灰崎君は楽勝だろうよ、体験入部で灰崎君のプレイ見たし』

灰崎『ま、俺はバスケ嫌いだけど才能があるかるな、女引っ掛ける為にやんのよ』

灰崎『(さっさと一軍に上がってインターハイでバスケがしてぇなぁ、"大好きな"バスケをよぉ…)』

216 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 14:27:02.85 ID:2MJjzinGO
undefined
217 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 14:27:54.45 ID:2MJjzinGO

なんだアイツ…スゲェな…

少し前まで小学生とかまじかよ…

Eブロックに凄いのいるってマジ?

灰崎『(ハッ!分かりきってた反応だがいざされると気持ち良いな)』

先輩『凄いな君、小学生はバスケチームにでも?』

灰崎『ンなめんどいことするわけないじゃないっすか、モテそうだから今年始めたんすよ』←小1からしてる

先輩『マジか…凄いな!君なら2軍確実だろうよ!』

灰崎『二軍?ダリィっすから一軍に入れてくださいよ』

先輩『ハハッ!それは無理だ!いきなり一年からなんて!』

灰崎『そうっすか(ダメ元で言ってみたけどそりゃ無理か、伝統ある学校だし前例は作りたくないんだろうな)』


218 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 14:28:48.68 ID:2MJjzinGO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一軍コーチ『皆ご苦労、早速だが今から君達の配属場所を発表する』

知ってるか?呼ばれた順がそのまま成績順らしいぜ

ってことは早く呼ばれた方が…いや俺は二軍ならなんでもいい!

灰崎『(成る程ね…だったら俺が1番に呼ばれるわけだな…)』

一軍コーチ『それでは三軍から発表する』

灰崎『(なんだよ、三軍からかよ)』

ーーーーーーーーーーーーーーー

一軍コーチ『31番、黒子テツヤ』

一軍コーチ『以上だ』

やったぁ!!!!呼ばれてないってことは二軍決定だぁ!!!

よっしゃああああ!!!

灰崎『(うるせぇ!二軍の発表が聞こえねぇだろうが!)』

一軍コーチ『静かに、それでは二軍を発表する』

灰崎『(よしきた!)』

灰崎『(ヤベェ、柄にもなく緊張してやがる…)』心臓バクバク

灰崎『(今年に入って練習量も増やした…!バスケDVDは擦り切れるくらい観て勉強した!頼む!俺が最初に…!)』

一軍コーチ『まず…』

灰崎『(頼む頼む頼む頼む頼む!)』

一軍コーチ『58番、灰崎祥吾』

おぉぉ!!

灰崎『ヘッ、当たり前よ(しゃあああああ!)』

スゲェ…ってことはアイツが一年で1番か…

でも俺のBブロックのとこに凄いのいたんだけどなぁ

あ、俺も俺も

灰崎『(馬鹿野郎、呼ばれてないってことは俺の方が上なんだよ)』

一軍コーチ『以上だ』

灰崎『(さて、さっさと一軍に…

一軍コーチ『続いて一軍を発表する』

灰崎『!?』

は!?

一軍…!?一年は前例無いって…!?

『8番 青峰大輝』

『11番 緑間真太郎』

『23番 紫原敦』

『29番 赤司征十郎』

俺はその時に思った…嫉妬は不思議となかった

灰崎『(スゲェコイツら…前例無しの一軍入り…めちゃクールじゃねぇか!』


灰崎『(早くコイツらとバスケがしてぇ!!!)』



219 : ◆YkpwaPEbXM [sage]:2018/11/13(火) 14:30:53.88 ID:2MJjzinGO
またこの辺で
220 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 16:58:59.20 ID:2MJjzinGO

一週間後

灰崎『オラよ!』

ガコン!!!

はえー…中学生でダンク…

灰崎『んじゃ俺はこの辺で』

モブ『おい!まだ練習始まったばっかだろ!』

灰崎『じゃあこの中で俺に勝てる奴いんの?先輩含めて』

モブ『それは…』

灰崎『ってことだからゲーセン行ってくるわー』

モブ『おい!灰崎…!』

先輩『止めなくていい』

モブ『でも…!』

先輩『ここは実力主義だ、力があればそれでいい、それにアイツのやり方は一軍では通用しない』

ーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『ハッ!ハッ!ハッ!』ダッダッダッ!

灰崎『ハァ…ハァ…走り込み終わり…』バタリと倒れる

灰崎『ちくしょう…帝光の練習は厳しいと思ってたが"ヌル"すぎる…それに人が多すぎだ…!あんな人数で練習してちゃ効率が悪い!』

灰崎『それに必死に努力するなんてダセェ、サボってるのに強いって方がクールだ!』

灰崎『それに今日は収穫はあった』

灰崎『〜さんはシュートは全然だが今日のドライブ…あれはピカイチだ。"奪う"価値はある』

灰崎『今は二軍だがあの人はいずれ一軍にあがんだろうな…ってそんなこと言ってる場合じゃねぇ!今日はこのドライブを奪って練習終了だ!』


221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/13(火) 17:18:12.78 ID:+kAL1MmF0
努力してんだな、これは好感が持てる
222 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 20:20:37.46 ID:2MJjzinGO

数日後

灰崎『今日は練習試合か…』

青峰『よ、お前灰崎だろ?』

灰崎『青峰!?なんでお前が二軍の試合にいんだよ!』

青峰『あ?知らねえのか?一軍は二軍三軍のチームに一人入れるようにすんだよ、練習試合でも負けは許されねえらしいからよ』

灰崎『成る程な、でも二軍の試合だろ?適当に手抜くのか?』

青峰『ンなことするわけねえだろ、二軍だろうと試合ができんだ、やるからにはマジに決まってんだろ』

灰崎『…! ハハッ!見かけによらず真面目ちゃんなんだな青峰!』

青峰『うるせえよ!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

青峰『よっしゃあああああ!!!』ダムダム!

スゲェ!三人抜きだぁ!!

アイツマジで一年かよ!?

灰崎『スゲェ…(一軍に上がれればコイツと毎日バスケができんのか…)』

灰崎『おい!テメェ一人だけでプレイしてんじゃねぇよ!こっちにも渡せよ!』

青峰『嫌なこった』

灰崎『なっ!』

青峰『俺の方が上手えし渡す必要がねえ、ボールが欲しけりゃ自分で取りにきな(ちょっとからかってやるか)』

灰崎『この野郎…』メラメラメラメラ

灰崎『待ちやがれ…!』ダッ!

青峰『…!(コイツ一瞬で俺に追いついて…!)』

バチィィ!

灰崎『ハッ!ボールもらい!』ダッダッダッ!

スッ シュート体制に

青峰『させるか』バチン!と後ろからボール弾く

灰崎『なぁぁぁぁぁぁぁ!!!???』

コロコロとボールコート外へ

灰崎『何しやがる!味方のボールを!』

青峰『テメェから最初にやったんだろうが!』

灰崎『テメェが挑発したからだろうが!』

青峰『うるせぇ!だからってホントに取りにくんじゃねぇ!』

ガミガミガミガミガミガミ!

アイツら何やってんだ…

馬鹿が二人…
223 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 20:36:01.61 ID:2MJjzinGO

ーーーーーーーーーーーーーーー

青峰『そらよ!』

ガァァァァァァン!!!!

青峰『フッ、テメェには出来ない芸当だろうよ』

灰崎『ンなもん楽勝だっーつの』

ーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『おらぁぁぁ!!!』ダンクへ

灰崎『あ』ガコ リングにボールが当たる

バチィィン!

灰崎『ブベラッ!』跳ね返ったボールが顔面に

青峰『馬鹿だwww自分でダンクしたボールで顔面ぶつけてやんのwww』

灰崎『うるせぇ!笑うんじゃねぇ!(クソッ…やっぱ見よう見まねで奪える技じゃなかったか…)』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

モブ『青峰フリーだ!打て!』

青峰『了解!』シュッ

ガコン

青峰『あ』

灰崎『えwww天下の一軍さんなのにスリーポイントを外すのかwwwダンクしかできない猿をコートに入れたのは誰だよwww』

青峰『うるせえ!誰が猿だ!テメェ打てんのかよ!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『(〜のスリーの打ち方で…!)』シュッ

バスッ

ワァァァァァァァァ!

灰崎『人間様だからスリーくらい決めれんだよ』

青峰『この野郎…!』メラメラメラメラ

その後も二人の競い合いは続いた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

92-78

青峰『俺が42点でお前は36点!俺の勝ちだな!』

灰崎『馬鹿野郎!腑抜け共が一軍にビビってテメェばっかりにパス渡すんだからテメェの方が点多く取れるのは当たり前だろ!』

青峰『だったらお前も早く一軍に上がってくればいいんだよ』

灰崎『うるせぇ!言われなくてもサッサと上がってやるから待っとけよテメェ!』

青峰『いつになることやら…(コイツ…すぐ上がってくんな…楽しみだ)』

灰崎『この野郎…!(青峰…コイツに追い付くにはもっと努力しねぇと…!)』

人生で1番楽しい試合だった

224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/13(火) 20:39:29.66 ID:TAqxqc3MO
いいねえこういうの
225 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 20:56:42.35 ID:2MJjzinGO

灰崎『ハァ…ハァ…』

先輩『灰崎、今日は柄にもなく頑張るな』

灰崎『うるせぇ!人をサボリ魔みたいに言うんじゃねぇ!』

(サボリ魔じゃん…)

灰崎『(早く…早く一軍に上がりてえ…!)』

ーーーーーーーーーーーーーーー

今日の練習は終了!

灰崎『はぁ?(マジかよ…少なすぎんだよ…居残って練習するか…?いや!居残りで練習してるところなんて絶対見られたくねぇ!)

灰崎『ん?(三軍の体育館!空いてるじゃねぇか!三軍の奴で居残って練習してる奴なんていねぇだろ!終電ギリギリまで練習してやるぜ!)』

数時間後

灰崎『フッー!練習おわり!』バタン

灰崎『いやぁ、誰もいない体育館で練習っていうのも悪くねぇな、これからこれでも…』

?『お疲れ様です。タオルいりますか?』

灰崎『おう、ありがとな…ん?』

灰崎『テメェ!いつからここに…!?』

?『キミがここで練習しに来てからずっとですけど』

灰崎『は!?(マジかよ…全然気付かなかったぞ…ていうか練習したとこを見られた…!不味い…!)』

灰崎『おいテメエ、名前は?』


黒子『黒子…黒子テツヤと申します』


226 : ◆YkpwaPEbXM [sage]:2018/11/13(火) 20:57:08.72 ID:2MJjzinGO
今日はこの辺で
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/13(火) 21:02:18.39 ID:TAqxqc3MO
乙ー
頑張ってる灰崎とかいいねぇ
でもあの事件でバスケきらいになるんかなあ
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/13(火) 21:06:32.49 ID:fA1fQBPg0
すっげぇ綺麗な灰崎
229 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/13(火) 23:43:14.65 ID:dGXDtKIn0
>>206
大幅に訂正です。意味不明で申し訳ないです

石田「不味い…!黄瀬を調子に乗せるな!ここで流れを止め ろ!」

黄瀬 三人に囲まれる

黄瀬「へぇ…俺狙いっすか」

望月「お前さえ止めればなんとかなる!」

黄瀬「俺もそう思うっす。少し前まではね」

シュッ

望月「デタラメシュートだ!入るわけねぇ!」

ガコン!

黄瀬「外れたボールは」

早川「らぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

バシッ!!!

黄瀬「先輩が取ってくれる…!」

早川「(リ)バウンドはオ(レ)が取(る)!も(り)やま先輩!」

森山「ナイスパス!」バシッ!

森山「よぉぉし!」

虹村「打たせるかよ!」

森山「フッ…元中学ナンバーワンプレイヤーか知らないが」

虹村「…!?(なんだこの不規則なシュートフォームは…!?)」

フワッ

バスッ!

9-4

ワァァァァァァァ!!!

黄瀬「俺だけ止めるなんて安い考えじゃ今の俺たち海常は止められない!」

望月「ッ…!」

石田「おい大丈夫か灰崎…このままじゃ…」

灰崎「馬鹿野郎、これでいいんだよ」

灰崎「このクォーター気持ちよくプレイするがいいさ、それでお前のバスケ生命は終わりだからな、クハハハハ!」




230 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/14(水) 22:12:00.99 ID:3Ta6LeJX0
undefined
231 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/14(水) 22:13:02.27 ID:3Ta6LeJX0

灰崎『黒子テツヤ…テメェ三軍か?』

黒子『ハイ、僕練習に着いて行くのがやっとで、だからこうして練習してるんです』

灰崎『そりゃご苦労なこった(ヘェ…三軍にも中々骨のあるやつがいるじゃねぇか)』

黒子『確か二軍の灰崎君ですよね?どうしてここで練習を?』

灰崎『ギクッ…!(不味い…!どうやって誤魔化せば…!)』

黒子『灰崎君サボリ魔らしいですし罰として残って練習するよう先輩に言われたんですか?』

灰崎『そ、そうなんだよ!めんどくせぇけどやらねぇとアイツらうるせぇからな!』

黒子『でもよく"やらされてる"練習であそこまで楽しそうにできますね、余程バスケが好きなんですね』

灰崎『ちげぇよ馬鹿!この後女と会うからそのこと考えてニヤニヤしてただけだよ』

黒子『そうですか、ところで彼女さんに会う前に一つ灰崎君に質問したいんですけど』

灰崎『あ?なんだよ』

黒子『どうすれば強くなれますか?』
232 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/14(水) 22:14:22.20 ID:3Ta6LeJX0

灰崎『は?なんだよそれ』

黒子『僕は経験者です。それでも三軍に…灰崎君は練習している素ぶりがないのにバスケが上手いので何か良い方法はないかなと…』

灰崎『甘えてんじゃねぇよ』

灰崎『ンなもん、オメェみてぇにチビで弱い奴は努力するしかないだろ』

黒子『でもこうやって今も居残りで練習して…

灰崎『まだ一カ月も経ってねえだろ、気負いすぎなんだよボケ』

灰崎『お前バスケ楽しくないのか?それなら俺がもっと面白えこと教えてやろうか?ゲームとか女とかよ!バスケなんかよりずっと楽しいぜ?』

黒子『…!いえ…僕はバスケが大好きです』

灰崎『だったらヒィヒィ言いながら練習しな、凡人にはそれくらいがお似合いだぜ』

黒子『はい、ありがとうございます灰崎君』

灰崎『ありがとうって…そこはありがとうって言うとこかよ』

黒子『灰崎君って見た目の割に良い人なんですね』

灰崎『良い人!?馬鹿!気持ち悪りぃこと言うんじゃねぇ!』

黒子『また明日も一緒に練習しますか?』

灰崎『テメェみたいな影薄い奴と一緒に練習するわけねぇだろボケ!』

灰崎『あーあダリィ!俺は帰るから体育館片付けとけよ!』ダッダッダッ

黒子『あ…行ってしまった…』



黒子『僕って影が薄かったのか…これをバスケに…なんて活かせるわけないか』


233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/14(水) 22:26:14.42 ID:JMFEQ/udo
まさかの灰崎がきっかけか!いいじゃんいいじゃん!
234 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/14(水) 22:26:26.17 ID:3Ta6LeJX0

次の日

一軍コーチ『灰崎』

灰崎『あ?なんすか?』

一軍コーチ『明日の一軍の練習試合お前も同行しろ』

灰崎『は?(まさか…!)』

一軍コーチ『明日にはお前にも試合に出てもらう、結果次第でお前を一軍に上げることも考えている』

灰崎『マジすか?まぁここでめんどくせぇ練習するより試合の方がスカッとするし行きますよ(よし!まさかもうこんなチャンスが舞い降りてくるとは…!)』

一軍コーチ『そうか、それでは明日朝の9時に〜駅で集合だ』

灰崎『朝早いなぁ…寝坊したら?』

一軍コーチ『一生一軍に上がれるとは思うな』

灰崎『ヘイヘイ(ヤベェ…明日は絶対遅刻はできねぇ…!)』

ーーーーーーーーーーーーーーー



灰崎『ハァ…ハァ…』

灰崎『明日は一軍…!アイツらと試合が出来る…!ハハハッ!楽しみだぜ!』

灰崎『って、もう23時か…明日の用意してさっさと寝ないとな…』

灰崎『あ、』

灰崎『馬鹿野郎!まだシューティング300本の練習が終わってねぇじゃねぇか!クソォ…どうすりゃ…』

灰崎『疲れてるし少し仮眠してからそれから練習再開するか、寝る時間は少なくなるが毎日の日課の練習は外すことはできねぇしな』

灰崎『よし…タイマーを15分後にセットして…』

Zzz…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

チュンチュン

灰崎『うーん…よく寝た…ん…?』

灰崎『……』

時計8時

灰崎『だぁーーーーーーー!!???』



235 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/14(水) 22:40:37.29 ID:3Ta6LeJX0

灰崎『8時だと!?さっさと家に帰って準備を…

転がってるボールを見る

灰崎『…』ソワソワ

灰崎『(馬鹿…!俺は何を考えている…!確かに昨日のシューティング練習はしていないがそんなことしてる場合じゃ!今から急げばギリギリ間に合う…!いいじゃねぇか一日くらいサボっても…!)』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

9時

一軍コーチ『あの馬鹿め…』

青峰『なんだよ灰崎の野郎飛びやがったな』

緑間『ある程度噂には聞いていたが人事を尽くすには程遠い奴なのだよ』

紫原『まぁいいじゃん別に二軍の人なんて』

赤司『灰崎祥吾…彼のプレイを一度目に入れておきたかったんだけどな』

虹村『あんなチンピラ馬鹿はどうでもいい!さっさと試合先の〜中学へ向かうぞ』

ウス!!!!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

10時過ぎ

56-38

青峰『よっしぁ!!!』

一軍コーチ『フム…虹村を軸に今日は一年4人を投入してみたがアイツらはもう実戦で使えるな』

ガラガラガラガラ

灰崎『チィース』

虹村『テメェ灰崎!』

灰崎『すんません、昨日お楽しみだったもんで遅れちゃいました〜(結局シューティング500本やっちまった…)』

一軍コーチ『灰崎、昨日言った通りお前をコートに立たせるつもりはない』

灰崎『え〜あと残り2Qあるんだしいいじゃないすかコーチさんよぉ〜(だよなぁ!そりゃそうなるよなぁ…そこをなんとか…!』

一軍コーチ『ダメだ…お前はもう帰…

赤司『待ってくださいコーチ』



赤司『彼にチャンスを与えてもいいのでは?』



236 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/14(水) 22:56:33.27 ID:3Ta6LeJX0

赤司『灰崎だね?君は帝光バスケ部の理念を知っているか?』

灰崎『あ?知らねえよそんなもん、勝てればそれでいいじゃねぇか』

赤司『その通りだが少し違う、ウチはいかなる時でも勝たなくてはならない』

赤司『君のように遅刻をして主要メンバーがいなくなり負けるということ、そのようなことは決して許されない』

灰崎『(ぐうの音もでない正論で…)』

赤司『しかしだ、君はまだ主要メンバーではないし君の言う通り"勝てばいい"、そこで俺から提案がある』

赤司『キャプテンの虹村さんと交代して君が試合に出るんだ』

灰崎『…!』

一軍コーチ『何を言っている!主力の虹村を抜いて試合など!』

赤司『一軍は二軍三軍の試合に一人入れるシステム…知っているだろう?』

灰崎『ああ、前にコイツ(青峰)が来たからな』

赤司『そして試合で負けた場合その者は一軍から落とされることは?』

灰崎『…!(そんなルールまであんのか!?)』

赤司『帝光バスケ部一軍が負けるということは二軍と三軍とは比べものにならないくらい帝光バスケ部に泥を塗ることになる、ここまで言えば君がどうするべきかわかっただろう?』

赤司『(面倒ごとが嫌いそうな彼のことだ、ここまで言えば大人しく帰るだ…

灰崎『グダグダ長ぇんだよチビ、要するに勝てばいいんだろ?』

赤司『!』

灰崎『ここで帰ったらここまで来た交通費がもったいねえだろ、そんなこと考えるよりもよ…』



灰崎『俺が一軍に入った後誰が俺に席を譲るか話しあっておきな』



237 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/14(水) 23:18:52.17 ID:3Ta6LeJX0

紫原『へぇ〜結構度胸あんだねアンタ』

緑間『灰崎、お前が原因で負けて後でとやかく言われることは俺にとってどうでもいい、だが俺の足だけは引っ張るなよ』

青峰『テストかなんだか知らねえが今日も俺の方が点取るから悪く思うんじゃねぇぞ』

赤司『灰崎、君の得意なプレイは?』

灰崎『得意なプレイか…特にねぇけど…』


灰崎『お前らのプレイは俺が全部"奪った"ぜ』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『ハハッ、一年集団に前半ボコボコにやられやがってよ雑魚共!』

敵『やかましい!虹村が抜けた今こそが好機…!後半で逆転する!』

灰崎『やれるもんなら…』

ダッ!

敵『…!?(これは…!?)』

灰崎『やってみな!』相手を抜く

青峰『…!』

敵『青頭のドライブ…!?』

灰崎『ハハッ!おせぇんだよ!(お前らのプレイは一軍の試合映像を見て"奪った"!まぁ動画だし一試合だから完成度はイマイチだけどな)』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

緑間『おい紫原行ったぞ!』

紫原『わかってるって』

敵『何度も止められてたまるか!』ジャンプ

紫原『だから無駄なんだっ…

灰崎『オラよ!』バチィィ!!!

敵『なっ…!?』

紫原『…!(俺より早くブロック…?俺の方が大きいのにどうやって…?』

灰崎『(身長が足りねえ分は相手の動きを予測して早く跳ぶ!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

敵『次こそは…!』

灰崎『テメェには止めれねぇよ!』

ダッ!

敵『さっきとは違うドライブ…!?不規則すぎて読めない!』

灰崎『(〜先輩のドライブ…青峰のドライブにはちと劣るが奇襲には使える…!)』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『よっこらせと』シュッ

バスッ

ワァァァァァァァァァァ!!!!!

スリーポイントだ!

緑間『…!?今のは…』

赤司『灰崎、君はまさか俺たちの技を…』

灰崎『ハハッ!お前ら4人入れるなんて枠圧迫してんだよ、俺一人いればいいんだからよぉ!』

一軍コーチ『灰崎祥吾…まさかこれほどの逸材とは…』

虹村『練習サボってあれなら伸ばせばアイツらよりも…』

238 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/14(水) 23:26:27.16 ID:3Ta6LeJX0

数日後

三軍体育館

黒子『ハァ…ハァ…』

『おい聞いたか?この前いきなり一軍行った4人』

『もうレギュラー入り決まったらしいぜ』

『うわーなんか別格ってカンジだな〜天才っての?』

『あと最近もう一人入って そいつもいきなり一軍だってよ』

『確か灰崎ってヤツ…』

『あーあのちょっとコワイ奴!?』

『マジかよ!?』

黒子『(灰崎君…)』

『お』

『ウワサをすればだ』

ゾロゾロと三軍体育館の前を一軍が通る

灰崎『(ハハッ…!俺が一軍に…!やった…!やったぞ…!)』

灰崎『(最近だと?こちとらこの一ヶ月弱ここまでくるのにめちゃ長いように感じたぜ…さぁ…!まずは全中だ…!)』




239 : ◆YkpwaPEbXM [saga]:2018/11/14(水) 23:37:40.84 ID:3Ta6LeJX0

時は流れ全中

70-39

敵『クソッ…!一年ばかりなのに何故勝てない…!』

灰崎『お前らとは才能の違うんだよ!なぁ大輝!』

青峰『それは知らねえけど下の名前で呼ぶなよ』

灰崎『なんだよ恥ずかしがってんのかよ!』

青峰『そういうわけじゃねぇけど…』

灰崎『こっちの方が距離感縮まるだろ?そんなんだと巨乳の女捕まえることできねぇぞ大輝』

青峰『馬鹿!堀北ちゃんをおっぱいだけで見てるなテメェ!』

敵『試合中に無駄口を…なめるな!』ボールを取りにくる

灰崎『おらよ赤司!』パス

赤司『ナイスだ灰崎、緑間!』シュッ

灰崎『決めてやれ真太郎!』

緑間『馴れ馴れしいのだよ…だが俺のシュートは…』

シュッ

緑間『外れん』

バスッ

ワァァァァァァァァ!!!!!

赤司『何故俺だけ下の名前で呼ばれない…』

紫原『まさか気にしてんの』

敵『ちくしょう!俺たちは三年間頑張ってきたんだぞ!一年集団なんぞに!』

灰崎『ボケ、さっきも言っただろ』



灰崎『お前らとは格がチゲェんだよ!この天才五人が一斉に集まった"奇跡の世代"に当たったことを後悔するんだな!』




240 : ◆YkpwaPEbXM [sage]:2018/11/14(水) 23:38:17.85 ID:3Ta6LeJX0
今日はここまでで
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 00:13:37.23 ID:iNUCIloYO
おつおつー
灰崎、立派に主人公してるわ
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 00:15:35.79 ID:OPOCHXCIO
前に作者が灰崎を推してただけのことはあるな
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 02:09:57.41 ID:nGsfQILY0
というか完成度低めとはいえ味方の技奪って大丈夫なんかいな
244 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/15(木) 10:27:49.14 ID:kANpqwAfO

全中終わって少しして

ガコン!

先輩『あれ…?』

虹村『おい何外してんだ、レイアップはお前の十八番だろ?』

先輩『なんか今日調子悪いんだよなぁ…さっき灰崎と1on1してからよ』

虹村『また灰崎か…(灰崎と練習するものは決まって調子を崩す…何故だ?)』

灰崎『すいません虹村さーん』

虹村『どうした灰崎』

灰崎『俺と1on1してくれないっすか?』

虹村『テメェ…いい度胸だな…』

灰崎『いやいやちょっと試したいことがあって』ニヤリ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『チッ…!』

虹村『どうした灰崎!こんなもんか!』

0-9

緑間『見てられんな』

青峰『ンなもんキャプテンに勝てるわけねえだろ、俺でも勝つのに苦労すんだからよ』

紫原『崎ちん馬鹿すぎー』

灰崎『ハハッ…ハハハッ!』

虹村『あ?(なんだ急に笑いはじめやがって…)』

灰崎『やっぱ間近で見るとチゲェな!成る程な…ここをこうすればよかったのか…』

青峰『なんだアイツ…またブツブツ言い始めて…』

灰崎『行くぜキャプテンさんよぉ!』ダッ!

緑間『あいつまた人の技を"コピー"して…!』

虹村『…!(コイツ…!俺のプレイを…!)』

灰崎『もうこれは俺のもんだ!』

ダァァン!

1-9

灰崎『こっから俺のターンなわけよ』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

虹村『猿真似しか出来ないテメェに負けるわけねぇだろ!』

紫原『うわーキャプテン熱々』

赤司『本来虹村さんはクールというより熱血という言葉の方が似合うからな』

虹村『行くぞ灰ざ…

虹村『あ?(なんだ踏み込みを間違えたか?)』

灰崎『ミスですかぁ!?先輩ィィ!!!』

バチィィ!!!!

虹村『…!』

灰崎『さっきも言っただろ』



灰崎『その技はもう俺のもんだ!!!!』



245 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/15(木) 10:41:20.55 ID:kANpqwAfO

3-9

なんだ…?急に灰崎が追い上げて…

虹村調子悪いのか?

赤司『成る程』

緑間『何かわかったのか赤司』

赤司『虹村さんは調子が悪いんじゃない、調子を崩されたべきというべきか』

緑間『?どういうことなのだよ』

赤司『確かに灰崎の特出した個性は"コピー"だった。人の技を見て盗む…それが彼の個性だ』

緑間『だった…?』

青峰『それじゃあ技盗まれた虹村さんが不調の理由の回答になってねぇぞ』

赤司『簡単な話だ、彼は"盗む"から"奪う"に自分のスキルを進化させた』

紫原『なにそれ変わってないじゃん』

赤司『灰崎はコピーした技に加え我流で自分のリズムや型を組み込んでいる、それを間近で見せられた者は…』

ガコン!

虹村『…!(また外すだと…!?)』

赤司『"技"と称される程に卓越した技術で構成されているテクニックは型とリズムが肝だ、それがズレてはもう"技"は使えない』

虹村『そらよぉぉ!!!!』

ガァァァァァァン!

5-9

赤司『灰崎は虹村さんの技を"奪う"ことに成功した』


246 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/15(木) 10:52:07.12 ID:kANpqwAfO

灰崎『(よし!通用する…!虹村さんにも…!)』

灰崎『(色々な技やプレイを研究し練習を重ねた俺だからできる…!技と技のミックス…!これなら相手のリズムを崩しつつ俺は強くなれる…!だが…)』

虹村『まさか灰崎…テメェがここまでやるとはな…』ユラリ

青峰『やっと本気になったか虹村さん』

緑間『虹村さんはスロースターターだからな』

虹村『俺を熱くさせたこと褒めてやるぜ灰崎!』ダッ!

灰崎『(来るッ…!)』

虹村『甘いぞ灰崎…!』ダムダム!

灰崎『(そうだ…俺の"強奪"の弱点は…)』

灰崎抜かれる

灰崎『ッ…!(単純に"強すぎる"技は奪えねぇ…!)』

シュッ!

5-10

虹村『まだまだだな灰崎、ナーハッハッハッ!』

紫原『(大人気ない…)』

青峰『(大人気ねぇな)』

緑間『(大人気ないのだよ)』

赤司『(楽しそうだな虹村さん)』

灰崎『チッ…!勝ってキャプテンの座を奪ってやろうと思ったのによ(今日の収穫はデケェ!これで俺はもっと強くなれる…!)』

247 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/15(木) 11:08:52.66 ID:kANpqwAfO



灰崎『んー、奪えるようになったはいいんだけどなぁ…』

灰崎『大輝はストバス上がりだから型がねぇし真太郎のスリーは精密すぎて奪えねぇ…』

灰崎『敦のフィジカルと反射神経は真似できねえし赤司みたいなゲームメイクはできねぇな…』

灰崎『どうすりゃアイツらの技を奪え…ん?』三軍体育館を見る

黒子『ーーーーーーーーーーッ!』ダッダッダッ!

灰崎『おー、あいつ三軍の居残り野郎、まだ居残って練習してんのか』

灰崎『…あんな練習してんのにまだ二軍にすら上がれねぇのか…仕方ねぇ!このキャプテンさえ打ち負かした(打ち負かしてない)俺がたまには優しく教えてやろ…

青峰『そうそう!前よりいい感じになったじゃねぇかテツ!』

黒子『そうですか?ありがとうございます』

黒子『僕と一緒に居残りで練習してくれるなんて青峰君だけ…いや…もう一人…

青峰『おらおら!無駄口叩いてねぇで次はランメニューだぞ!』

黒子『えぇ…先に吐いてきていいですか…』

青峰『今日で何回吐くんだよ、行ってこい』

灰崎『…』

黒子『……』ダッダッダッと体育館の扉にもたれてる灰崎に気づかず通り過ぎる

灰崎『(なんだよ…先客がいたのか)』



灰崎『帰って一人で練習すっか』



248 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/15(木) 11:18:42.08 ID:kANpqwAfO

灰崎『すいませんー今日風邪が酷くて…ゴホッゴホッ…!今日は休みますわー』

携帯ブチッ

虹村『あの野郎…またサボりか…』

赤司『実力は申し分ないんだがどうもそれ以外に問題ありといった感じだな』

緑間『それに暴力沙汰の話も最近耳にする…アイツの素行の悪さは日に日に増しているぞ赤司』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ゲーセンの裏

DQN『ブベラッ!』

DQN2『テメェ!帝光中のバスケ部だろ!殴ったりなんかしたら退部…

ドゴォ!!!

DQN2『ガッ…!』

灰崎『うるせぇよボケ、俺は強ぇから退部にされねぇよ』

灰崎『それにだ…』

バキッ!

DQN2『ガハッ!もうやめ…

灰崎『やめねぇよ』

灰崎『テメェらみたいに殴れねぇことをいいことに"アイツら"にちょっかいかけようとしたヒキョー者を許せるわけねぇだろ!』

ドカッ!バキッ!ドカッ!

DQN『』

灰崎『こればっかは赤司でも対処できねぇ、これは俺の役目だ』

249 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/15(木) 11:33:45.52 ID:kANpqwAfO

少しして

灰崎『うぃ〜す』

赤司『遅刻だぞ灰崎』

灰崎『へーへー次からは気をつけますって』

ゴツン

灰崎『あいてっ』

黒子『すみません』

灰崎『おわぁっっ!?誰だテメェ…!?』

黒子『黒子テツヤです、今日から一軍に来ました』

黒子『よろしくお願いします(まぁ入部直後に喋った僕のことかんて忘れていますよね…)』

灰崎『あ"あ"!?(黒子テツヤ…!?コイツあの居残り野郎か…!?)』

灰崎『マジかよ!?(おうおう!やっと努力が報われたのか!やったな!でも…)』

灰崎『("こんなんが・・・!?" どうやってこんな小せぇ身体で一軍に…?)』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後

青峰『おーいテツー 今日もこの後残って練習だろっ』

黒子『すみません今日は…帰ります』

青峰『ああ…わかった』

桃井『大丈夫かなぁ…』

青峰『大丈夫だって、すぐ慣れんだろ』

紫原『いや〜…ダメっしょ〜初日ってもあれはさすがにショボすぎでしょ、何度かヒネリつぶそうかと思ったし』

灰崎「あ"ー俺も見ててムカツクわ(三軍からいきなり一軍に上がってきたんだぞ…少しは考慮してやれよクソ一軍共が)」

紫原『…今別に崎ちんに話しかけたわけじゃないんだけどー』

灰崎『あ"あ"!?テメェケンカ売ってんのか!?』

緑間『やめるのだよ二人共』

灰崎『(でもアイツ確かに練習見てる限りは…なんだ…?どうやって上がってきたんだ?)』





250 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/15(木) 11:58:19.05 ID:kANpqwAfO

交流戦当日

トゥルルル

赤司『灰崎です』

虹村『あ"あ"ん!?よこせ!!』

ピッ

虹村『灰崎ぃ!!テメェいまドコだ!!』

灰崎『すんませーん カゼひいちゃって…』

ピコ ピコ ヒュー ドドーン

虹村『あ"あ"!?カゼェ!?』

灰崎『いやマジで熱39度ぐらいあって咳も…ゴホゴホ』

虹村『…チッ』

ピッ!!と電話切る

虹村『寝坊して仮病だな、あとでシメとけ、今回は特別キツくな』

赤司『はい』

一軍コーチ『灰崎は欠場、よってスタメンを変更する』

一軍コーチ『スターティングメンバーは赤司、青峰、緑間、紫原』

一軍コーチ『そして灰崎の代わりに…黒子、以上だ』

黒子『!?』

ーーーーーーーーーーーーーーー
ゲーセン

幼児『なぁーニイちゃん、よかったのかよーコーリューセンて言うのに行かなくて』

灰崎『いいんだよ、今日は日曜だぞ、めんどくさくて行く気なんておきねぇよ』

幼女『えーでも今日楽しみーって言ってたじゃん』

灰崎『そ、それは今日ある格ゲーの大会のことだよ!』

幼児『えー?俺にも負けるくらいニイちゃん弱いのに?』

灰崎『うるせぇ!金やるからガキは格ゲーなんてせずにクレーンゲームでもしてろ!』

幼女『逃げろー(棒読み)』ダッダッダッ!

幼児『ニイちゃん怖いー(棒読み)』ダッダッダッ!

灰崎『…チッ、ったく、小さい頃からゲーセンなんかに入り浸りやがって…アイツらの親も俺に任せるんじゃねぇ!何かあった時どうすんだ!』

灰崎『…』

灰崎『…行きたかったなぁ、交流戦』

灰崎『強豪が集まっての交流戦…それに今年の帝光の制限はスタメンが一年のみ…ってことはアイツらと一日中バスケが出来たのになぁ…』

灰崎『まぁでもテツヤが今回の試合に出れるにはこうするしかなかったしなぁ…』

灰崎『(あんな努力してたんだ…報われてもいいだろ、その為なら俺は喜んで犠牲に…

幼児『ニイちゃんーお金なくなったー』

幼女『倍プッシュだ…!』


灰崎『財布を犠牲にする気はねぇーーーーー!!!!!』



251 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/15(木) 12:12:12.31 ID:kANpqwAfO

数時間後

親『今日もこの子達と遊んでくださってありがとうございます』ペコリ

幼児『バイバイニイちゃんー!』手ブンブン

幼女『また遊ぼうねー!』手ブンブン

灰崎『おら、ガキはさっさと帰れ』←一応手は振り返す

灰崎『さてと…俺もそろそろ帰って…

虹村『帰る…?行く場所が違うんじゃねぇか?』

灰崎『!? キャプテン!?』

虹村『さぁ…選びやがれ灰崎…今すぐ試合会場に行くか地獄に行くかなぁ!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

午後

青峰『あれ?そういえば主将は?』

先輩『ああアイツならたぶんもうすぐ戻ってくるよ』

虹村『おーう連れてきたぞー』

灰崎『』

虹村『二軍の奴がゲーセンで遊んでるコイツ見つけてよ、近かったし会いに行ったら元気そうだったから連れてきた』

『『『だがもう虫の息だ』』』

先輩『ユニも持ってきました』

虹村『おう じゃ着せとけ』

一軍コーチ『スターティングメンバーは赤司・緑間・紫原・青峰・灰崎だ、行ってこい』

『『『そしてコーチもさらりと鬼畜…』』』

ーーーーーーーーーーーーーーー

どうした帝光 少し動きがニブいか!?

虹村『やっぱ課題は体力だな、二試合ともなると相当動きが落ちる』

虹村『にしても灰崎はだらしねーなー、あいつは一試合目なのにもう鈍ってるじゃねーか』

先輩『それ虹村がヤキ入れたからじゃない?』

灰崎『(馬鹿野郎…!俺が入っちまうとテツヤが試合に出れねえだろ!それにテツヤの顔からすると…)』

黒子『…』ズーン…

灰崎『(午前は良い結果出せなかったようだな、ここは俺がワザと力抜いてアイツと交代するしかねぇ!)』←黒子が後半から出ることを知らない


252 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/15(木) 12:19:43.82 ID:kANpqwAfO

後半

灰崎『ああ!?なんだ今のは…!?』

な…

ざわ…ざわ…

え…

な…っ

何が起きた今!?

ボールが曲がっ・・・曲げたのか!?

わかんね―見逃したぁ!?

灰崎『こんなバスケ見たことねぇ…(スゲェ…なんだこれ…?あれがテツヤの"技"…!)』

この日

誰かが言った

それきりすぐに消えてしまったが

後に帝光を語る時

必ず囁かれる事になる奇妙な噂

『帝光には幻の6人目がいる』と


253 : ◆YkpwaPEbXM [sage]:2018/11/15(木) 12:20:23.42 ID:kANpqwAfO
今日はこの辺で
また暇な時できたら書くかもです
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 12:22:21.90 ID:V+HUcCcRo
おつー
灰崎…
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 12:54:28.01 ID:rvgMROvPo
原作ではただのクズだったからこういう描写良いね
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 13:12:25.44 ID:fpjSGcPA0
黒子の黒子に徹する灰崎か
現在までの変遷も含めて続きが楽しみだ
257 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/15(木) 16:49:50.91 ID:kdJFK47BO

コイツらとバスケをするのは楽しかった

毎日が充実していた

楽しかった だがその日々はすぐに崩れた

赤司『今日から一軍に入る黄瀬涼太だ』

灰崎『(は!?コイツ前に入ったばかりの…!?それにバスケ初心者って言ってただろ!?)』

黄瀬『チィース!黄瀬涼太って言います!モデルやってまーす!』

灰崎『(クソッ…!温室育ちが…!)』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『おらよ!』ガンッ!

黄瀬『うわっ!』

灰崎『おいおいリョータ君よぉ〜、これくらいでやられるようならバスケ辞めたろうがいいんじゃねぇか?』

黄瀬『なるほど…』ボール拾って

黄瀬『こうっすかね!』ダッ!

灰崎『は…?』

青峰『お〜灰崎の技パクリやがったな』

黄瀬『コピーしたって言ってくださいよ!』

灰崎『(コイツ…俺の十八番を…俺の努力の結晶を…アイデンティティをモノの数週間で…)』

黄瀬『ん〜青峰っちのポジションは取れなさそうっすけど祥吾君のポジションならいけそうかなぁ』

灰崎『ッ…!』ギリッ!

緑間『おい黄瀬、言い方が…

灰崎『ハハッ!おもしれぇ!テメェみてぇなカスが俺に勝てるわけねぇだろカス!』

灰崎『(ふざけんな…!天才なんかに…天才なんかに俺の努力が負けてたまるか…!)』
258 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/15(木) 16:51:13.00 ID:kdJFK47BO

ーーーーーーーーーーーーーーーー


灰崎『ハァ…!ハァ…!』

灰崎『まだだ…!まだまだ…!こんなんじゃ大輝達に遅れを取っちまう!』

灰崎『今年は俺たち二年が中心で全中に出れんだ…それをあんな…あんなポッと出の奴に…!取られてたまるか…!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『ああ?今なんつったリョータァ・・・?』

黄瀬『だからー、スタメンの座を賭けて勝負してくれっつったんスよ』

灰崎『…』

黄瀬『他の4人ならまだしも祥吾君くらいならそろそろいけるかなって』

灰崎『(調子に乗りやがって…)』

灰崎『いいぜ…じゃあちょっと本気で相手してやるよ』

ーーーーーーーーーーーーーーー

黄瀬『…』

紫原『あーらら』

緑間『確かに黄瀬の成長速度は驚異的だが…』

青峰『まだ早すぎたな』

灰崎『おいテメエ…』黄瀬の髪を掴む

黄瀬『グッ…!』

灰崎『誰が誰からレギュラーを奪うってぇ!?あ゛ぁ!?』

緑間『おいやめろ灰崎!』

灰崎『テメェなんかに…!テメェなんかになぁ!』

女『あ、灰崎く〜ん!』

部員『え、あれって…』

部員『確か最近できた黄瀬の彼女じゃ…』

灰崎『…』

灰崎『わりぃわりぃ、今終わったわ』

女『うわっ!汗だくじゃん!』

灰崎『シャワー入っから一緒に入る?』

女『やだ〜もう〜』

黄瀬『…』唖然としてる

女『あれ涼太君どしたの?』

灰崎『こいつ今俺に負けて落ち込んでるとこ』

女『マジ?うわーなんかダサー』

灰崎『つーわけだ、じゃーな涼太くん』


259 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/15(木) 17:01:57.10 ID:kdJFK47BO

ーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『で、なんで来たんだよ』

女『いやぁあの子達が祥吾君と会いたいって言うもんだから』

灰崎『…そうかい』

女『なに〜?もしかしてホントに私が涼太君と付き合ってたと思ってて妬いてんの〜?』

灰崎『や…妬いてねぇよボケ!』

女『祥吾君って趣味ナンパ〜とか女遊び〜とか言ってるけど恋愛経験ないくせに!』

灰崎『オメェがいねぇとこでやってんだよ!うるせぇな!』

女『まぁ涼太君とはオシャレの話が合うからよく一緒に会ってただけで付き合ってなんかいないよ』

灰崎『…』

女『馬鹿だよね中学生って、一緒にいるだけで付き合ってるって噂広めるんだもの』

灰崎『じゃあどうして…』

マジ?うわーなんかダサー

灰崎『涼太にあんなこと言ったんだよ…お前ら仲良いんだろう?』

女『そんなの決まってるじゃん、私は涼太君より祥吾君が頑張っている方がよく見てるもん』

女『よくもまぁ夜遅くまでいっつも…そんな姿見てたら祥吾君の肩持つに決まってんじゃん』

灰崎『…お前良い女だな』

女『? 知ってるよ?』

灰崎『(こういうとこは可愛くねぇけど)』

幼児『おうニイちゃーん!』

幼女『お姉ちゃんおかえりー!』

女『はい、ただいまー』

幼児『ん?ニイちゃんなんか良いことあった?』

灰崎『(察しの良いガキめ…)』
?

260 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/15(木) 17:18:41.03 ID:kdJFK47BO

バスケットコート

灰崎『オラァァ!!!』

ガコン!!!

幼女『おー』パチパチ

幼児『かっけぇ!』

灰崎『チッ、テメェらに褒められても嬉しくねぇよ』

女『とか言いながら嬉しいくせに』

灰崎『嬉しくねぇよ!』

幼児『そんなこと言うとニイちゃんが頑張ってることテイコウの皆にバラすぞー!』

幼女『だぞー!』

女『そうらしいぞー!』

灰崎『テメェまで便乗すんじゃねぇ!』

女『ねぇ、どうして頑張ってることを隠すの?』

灰崎『ンなもん、練習してないのに強ぇ方がクールだろ』

女『んーそうかな、私は練習してる時の祥吾君好きだけどなー』

灰崎『…』

女『喧嘩をしてる時の祥吾君は大ッキライ!』

灰崎『もうしねぇよ、次したら確実に退部させられちまう(それにアイツらを狙う馬鹿もいなくなってきたしな…)』

女『だったらよし!』

灰崎『ほら、わかったらさっさと帰れ、俺は残って練習っすから』

ゾロゾロ

DQN『テメェが灰崎か?』

DQN2『あーあの帝光中の?』

DQN3『可愛い彼女連れちゃって!お兄さん達にも借してくんない?』

女『ちょっと祥吾君…』

灰崎『帰れ』

女『ダメよ!今喧嘩したら退部だって今言ってたところじゃない!それに…

灰崎『うるせぇ!早くガキ共連れて帰れ!!』

女『…』

黙ってその場を去る

DQN『ヒュー!カッコいい!』

DQN2『殴ったら退部かーだったら殴ることはできないな…

ドガァ!

DQN2『ガッ!』

DQN3『テメェ!何してんのかわかってんのか!』

灰崎『あぁ…わかってんよ』



灰崎『俺の数少ないファンを奪おうとしたテメェらはぜってぇ許さねぇ!』

当然この日の出来事は時期主将の赤司の耳に入った



261 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/15(木) 17:41:01.92 ID:kdJFK47BO

数週間後

体育館

灰崎『おい、なんだよ赤司、早く帰りてぇんだけど』

赤司『退部しろ』

灰崎『…は?』

赤司『灰崎、お前の行動は目に余る、これ以上部に置いておくことはできない』

灰崎『ふざけんじゃねぇ!勝てればいい!実力があればそれでいいって言ってたのは赤司!テメェだろうが!』

赤司『その通りだ灰崎、だから君は退部するべきことになる』

灰崎『どういうことだ』

赤司『確かに今は灰崎、お前の方が実力はあるが時期に涼太が君を上回る』

灰崎『は…?なんだよそれ…(あ?涼太?赤司はアイツのこと苗字で…)』

赤司『それに涼太の控えには虹村さんが入る、お前の居場所はない…それに灰崎、これはお前のためでも…

灰崎『うるせぇ…!テメェ!入ってきたばかりの涼太を優先するのか!一緒にやってきた俺を差し置いて!』赤司の胸ぐらを掴む

赤司『…』

灰崎『喧嘩はもうしねぇ!サボって個人練をするのもやめる!なんだ?お前だけ名前で呼んでないから怒ってんのか?だったら呼んでやるじゃねぇか!なぁ!せい…

赤司『黙れ、お前はもう用済みだ、さっさと出て行け』

灰崎『…!(なんだよその目…本当に俺は…俺の努力は…)』

赤司を離す

灰崎『なぁ…最後に聞かせてくれねぇか』

赤司『あぁ、最後だからね、答えてあげよう』



灰崎『お前、本当に赤司征十郎か?』



262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 17:51:47.57 ID:c9PKJfiUO
原作ではただのイキリ噛ませだったのに随分と変わったな…
263 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/15(木) 17:56:45.16 ID:kdJFK47BO

数日後

焼却炉前

黒子『灰崎君?』

灰崎『あ?なんだテツヤじゃねーか』

黒子『バスケ部辞めるって、本当ですか?』

灰崎『あーそーだけど、ハハッ(まさかな…)』

灰崎『何しに来たんだお前バカか、別にオレと仲よくもなんもなかったろーが(まさかお前が俺を止めにきてくれるなんてな…)』

黒子『そういう問題じゃありません、そんなすごい才能があるのになんで…!』

灰崎『っせーなー(すげぇ才能な…)』

灰崎『バスケに飽きた(飽きるわけがねぇ)』

灰崎『そんだけだバーカ(それだけじゃねぇ)』

灰崎『疲れるし汗クセーし(それが何故か心地よいんだよ)』

灰崎『女と遊んでる方がよっぽど楽しーぜ(バスケの方が1億倍おもしれえよ)』

黒子『それは…灰崎君の本心ですか?』

灰崎『…ホントバカだなお前』

灰崎『実はオレが根がマジメだとでも思ってんのか?、世の中いい奴ばっかじゃねーんだよ』

黒子『…あ』

灰崎『本当に悪い奴や、恐ぇ奴だっているんだぜ』

灰崎『じゃーな』

灰崎『同情なんてズレたこと思ってんじゃねーよ、残ったお前らの方が…』

灰崎『かわいそうな目にあわねーとは限らねーんだぜ』

灰崎『(あの赤司…あれは赤司であって…赤司じゃねぇ…!勝利に固執した奴がこの先どうなるかなんて目に見えている…だから俺が…さらに強くなって…!俺がアイツに…いや…アイツら全員に…!)』

ーーーーーーーーーーーーーーー

今に戻る

ワァァァァァァァァァァ!!!!



灰崎「テメェらキセキの世代全員に敗北を教えてやる!」





264 : ◆YkpwaPEbXM [sage]:2018/11/15(木) 17:58:22.09 ID:kdJFK47BO
今日はここまで、回想編終わりです。
灰崎age黄瀬sageになってますが試合の結果はまだ決めてないです。
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 17:59:55.57 ID:STfJ9aOgo


ここまで主人公されると負けて欲しくないな
というか負けたら今までの努力が…
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 18:02:10.40 ID:INxCk+xxo
普通にこの設定の灰崎でSS一本書けるレベルだなw
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 18:02:57.67 ID:iNUCIloYO
乙!
黄瀬は原作でもやったし勝つのは灰崎と虹村がいる福田総合でいいよ
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 18:06:18.70 ID:OPOCHXCIO

完全に過去回想での対黒子の立場が灰崎と黄瀬で逆になってるな
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 18:11:52.85 ID:TYBnmKXXO
おつー
灰崎に勝ってほしいなぁ
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 18:22:12.70 ID:DmCUZtTs0
IHで黄瀬がパーフェクトコピー使える可能性あれば福田総合負ける可能性あったな、灰崎だけだったら。
でもブランクあれど帝光中でキャプテン務めてた虹村がいるから勝負分からんし楽しみ・・・福田総合に勝って欲しいわ。
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 18:32:18.04 ID:fpjSGcPA0
福田の5人目に劉くん入れても良いんじゃね
語尾仕込んだの虹村か灰崎にして
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 18:44:38.84 ID:C12/kFM40
ただ福田総合や灰崎に補正かけすぎると一応次で当たる主人公の誠凛が勝てるビジョンが薄まっていくんだよなあ…
難しいな
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 19:14:35.43 ID:STfJ9aOgo
そこは大丈夫だろう
我らが桜木花道の個性の強さなら負けないって
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 19:16:57.95 ID:V+HUcCcRo
桜木は敵が強ければ強くなるほど強くなる
そんなことでくじけないさ
いやあやっぱりジャンプはバトルもんもいいけどスポーツ物もよかったよなあ
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 09:33:55.89 ID:+GmimKsGO
もはや別キャラ化しとるやんけ
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 09:50:14.78 ID:2utQU8QMO
ssなんてそんなもんよ
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/11/18(日) 15:06:14.50 ID:lkxvtolr0
読み返して思ったんだけど、1~4Qになったことで花道は絶対疲れないよな
前半後半ですらほぼ疲れ知らずだったのにそれが更に分けられてるんだから
やっぱバケモンよ
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 18:17:32.92 ID:fG6zBys6o
最早誰これ状態w
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/11/18(日) 22:04:05.77 ID:AL8q3qDt0
二次創作だしいいじゃん
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/11/18(日) 22:17:42.05 ID:AL8q3qDt0

桜木「キセキの世代はこの天才桜木花道がぶっ潰す!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1530571495/
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/11/18(日) 22:39:52.14 ID:AL8q3qDt0
安西:「桜木君、今のジャンプシュートの前に流川君がいくつフェイクを入れたかわかるかね?」

桜木:「右に行くと見せて左…かと思わせて右に抜いたから…2つだろ」

安西:「左のあとにごく小さなシュートフェイクも入れているよ。」

桜木:「なぬ!?」

安西:「彼のプレーをよく見て…盗めるだけ盗みなさい。そして彼の3倍練習する。

    そうしないと…高校生のうちには到底彼に追いつけないよ。」
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 22:49:14.61 ID:+ioAGrCEO
別に誰も駄目とは言ってないやん
283 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/23(金) 10:34:29.46 ID:mnkGqxsj0

36-44

灰崎「おいおいリョータ君よぉ!こんなもんかよ!」

黄瀬「ッ…!」ダッ!

灰崎「コピーができねぇお前なんてなぁ…」

バチィィ!!!

灰崎「雑魚同然なんだよ!!!」

黄瀬「(クソッ…!技は全て盗られた…どうすれば…)」

ピピィーーー!!!!

黄瀬「ハァ…ハァ…」

虹村「(勝負あったな)」

灰崎「(確かにリョータの技は全て奪った…だがここからの負け筋はただ一つ…)」

灰崎「(大輝達…キセキの世代のコピー…)」

灰崎「(確かに素質はある、リョータならいつかはコピーできたんだろうがアイツが高校に入ってから"公式戦"で負けたというデータはない…だからそもそもそれ以上に強くなろうとしたきっかけはなかったはず…)」

灰崎「クハッ!こりゃ楽勝だな!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

青峰「まさか灰崎の野郎があそこまでやるなんてな」

緑間「黄瀬も決して練習をサボっていたわけではない、だが灰崎の才能が一つ上をいったか…」

黒子「才能…」

桜木「ん?どうしたテツ?」

黒子「いえ…なんでもありません、ところで桜木君」

桜木「ん?」

黒子「主役なのにこの頃出番少ないですね」

桜木「……」←薄々感じてた

284 : ◆YkpwaPEbXM [sage]:2018/11/23(金) 10:35:32.32 ID:mnkGqxsj0
今日は生存報告の意味も込めてこれのみで、最近忙しくて更新できてないこと申し訳ないです。
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/23(金) 12:25:08.58 ID:PCkxXkdGo
おつおつー
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/23(金) 12:47:23.20 ID:WLb30AKA0
楽しみにしてます

灰崎の憎まれ口はともかく互いに高め合って覚醒する流れか
287 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/23(金) 15:28:02.06 ID:aKOFEJSKO

黄瀬「第2Q残り2分でタイムアウト…クソッ!」

笠松「イライラしてんじゃねぇよ黄瀬!」ガンッ!

黄瀬「デジャヴ!」殴られる

笠松「負けていいのか!俺たちはもう一度誠凛と戦うんだろうが!」

黄瀬「…!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

誠凛との練習試合後

桜木『なんだあのメガネ野郎は…だぁー!イライラする!』

黄瀬『あ、桜木っち!』

桜木『"っち"てなんだよ…で、何やってんだ』

黄瀬『監督の腹馬鹿にしたから走らされているんすよ』

桜木『若ジジイ…(本物のジジイ同様厳しいとこあんだな)』

黄瀬『正直言って俺今日の試合負ける気なんてサラサラなかったんすよ』

桜木『だろうな、初めのナメた顔見てたらそれくらいわかる』

黄瀬『でも負けた…正直今も動揺している…どうすれ

桜木『お前馬鹿だろ』

黄瀬『ハァー!?急に何言うんすか!失礼っすよ失礼!』

桜木『お前自分で言ってたじゃねぇか、キセキの世代の中では一番ヘボだったって』

黄瀬『それは…』

桜木『だったらいずれそいつらに負けてただろ、それが少し早くなっただけだ』

黄瀬『…』

桜木『男のくせに女みたいにメソメソすんじゃねぇよ、男女』


288 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/23(金) 15:34:45.25 ID:aKOFEJSKO

桜木『お前は人の真似っ子できるんなら他のキセキの世代もコピーすりゃいいだろ』

黄瀬『それは無理っすよ…俺なんかじゃキセキの世代をコピーなんか…』

ガンッ!! 頭突き

黄瀬『桜木っち…何を…』

桜木『そんなんじゃもしここがジャンプの世界ならお前ジャンプキャラ失格だぞ』

黄瀬『は…?ジャンプ…?それが一体…』

桜木『テメェ知らねえのか?』



桜木『初めの敵は後々強くなって立ちはだかるのが鉄板なんだよ』



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

黄瀬「桜木っち…」

黄瀬「笠松先輩…"アレ"使います」

笠松「黄瀬…!いいのか…!アレはまだ…!」

黄瀬「笠松先輩ジャンプ読みます?」

笠松「は?ジャンプって…そりゃドラゴンボールとかナルトとかは…」

黄瀬「もし俺がジャンプの主人公なら…」



黄瀬「ここで切り札出して勝つのが王道でしょ」




289 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/23(金) 16:03:04.73 ID:aKOFEJSKO

タイムアウト終了!

灰崎「ヘヘッ、リョータよぉ…タイムアウト取ったはいいが勝ち筋は見えたか?ま!ねぇだろうけどな!」

黄瀬「いや、見つけたっすよ」

灰崎「ハァ?」

黄瀬「見せてやるっすよ、紛い物のオレじゃなくてこのオレ黄瀬涼太のバスケを!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎「イキりやがって…テメェは所詮人の技がねぇとどうすることもできねぇ雑魚だろうが!」

黄瀬「確かにその通りっす、だから"技"を借りるのはやめにする」

青峰『おいおい黄瀬、そんなんじゃ俺には勝てねぇぞ」

黄瀬「(オレには青峰っちのような運動能力はない…)」

緑間『黄瀬、お前のように人事を尽くしていない者には決して俺のシュートは真似できん』

黄瀬「(緑間っちのようなシュートも打てない…)」

紫原『俺に中で勝とうとするなんて黄瀬ちんナメすぎー』

黄瀬「(紫原っちのようにフィジカルでごり押しなんてできない…)」

赤司『涼太、これが今の"僕"だ、二度と逆らうな』

黄瀬「(赤司っちみたいになることもできない…だけど…!)」



笠松『お前はお前でいいじゃねぇか、難しく考えるんじゃねぇよ!』



黄瀬「だから全て借りることにした」

灰崎「は?」

シュッ

笠松「よしっ!やるぞお前ら!」ボール受け取る

小堀 早川 森山「「「おう!!!!」」」

虹村「確かに黄瀬がパスをするようになったのは厄介だ!だが甘い!」笠松へブロック

虹村「(もらった!)」

黄瀬「Aの22!」

笠松「オラよ!」

虹村「(見ずにパス…!?馬鹿野郎!そんなパスで上手くいくはずが…!)」

小堀「ナイス!笠松!」

灰崎 虹村「「!?」」

小堀「オラァァ!!」ダンク

ガコォォン!!!

38-44

虹村「なんだ今のは…コピーか…?」

笠松「ちげぇよ、あれはアイツ自身のバスケ、アイツ自身の技だ」


290 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/23(金) 16:12:24.53 ID:aKOFEJSKO

残り20秒!

灰崎「(さっきのはなんなんだ?Aの22…?一体何の指示で…)」

黄瀬「もう一発お見舞いしてやる!」

灰崎「クソッ!来やがれ…!」

ダンッ!

灰崎「(バウンド…!?パスか…!

虹村「は…?(なんでオレにパスが…?)」

黄瀬「Bの8!」

森山「おうよ!」

バチィィ!!! っと弾き上空へ

虹村「なっ…!?(さっきのプレイといい今のプレイといいどうなってんだ…!まるでコイツら黄瀬の手足のように…!)」

黄瀬「このまま…!」ガシッとボールキャッチ


黄瀬「押し込む!!!!」

ガコォォォン!!!!!!

40-44

ピピィーー!!!第2Q終了!

灰崎「なんだこれ…クソッ!一体どうなって…」

黄瀬「こればっかりはアンタも奪うことはできない…」

灰崎「グッ…!リョータァ…!」





291 : ◆YkpwaPEbXM :2018/11/23(金) 16:21:51.63 ID:aKOFEJSKO

青峰「黄瀬の野郎…アイツあんなことできんのか」

緑間「まさか黄瀬にあのような芸当ができるとはな」

桜木「? なんだただのパスじゃねぇのか?」

緑間「順を追って説明してやろう、そもそも何故黄瀬は人の技をコピーできると思う?」

桜木「そりゃアイツが俺には及ばずともまぁまぁ天才だからだろ」キリッ

黒子「答えになってないです桜木君」

緑間「黄瀬の突出しているのは人の技を瞬時にコピーできる運動神経…と思われがちだがそうではない」

桜木「?」

緑間「黄瀬がスゴイのは灰崎とは違い見たプレイヤーの技をまるで録画していたビデオを見るのと同じくらい模倣できることなのだよ」

青峰「あ?それじゃあ俺もわからねぇよ、つまり運動神経がいいってことだろ?」

緑間「確かに模倣するために運動神経は必要になる、だがその前に必要となってくるのは…"眼"だ」

黒子「眼、ですか…」

緑間「眼で仕入れた情報を寸分の狂いもなく模倣する…これはあくまで俺の仮説だが…」





緑間「黄瀬は赤司以上の"眼"を持っている」





292 : ◆YkpwaPEbXM [sage]:2018/11/23(金) 16:23:34.58 ID:aKOFEJSKO
時間が出来たので少し書きました。
今日はここまでで
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/24(土) 18:10:54.95 ID:AwG0yQlo0
黄瀬の目力
考えたこともなかった、おつ
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/24(土) 18:14:57.59 ID:1Bq6saJqo
なるほどたしかに模倣するには目がよくないとわからないわな
目からうろこだわ

おつ
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/11(火) 17:39:21.87 ID:bsCwSPMhO
続きまだー?
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/01/04(金) 12:32:39.49 ID:Vzt6jv5f0
         ∠  ミr="" ̄ゝ
        /   .ミ≡-ミミ  ゝ
       /  / rミv//ヽヽミ  ヽ
.      /    /ヾ   ヽヽミ  ゝ
      |  // メ, | | |vx ヽゝ)        ク・・・・
      |  /ヾ=ェ,,\  /,,-="|/         クククク・・・・・・・
      | / |ヾ.o "ヽu/ro  |          ク・・・・・!
      | (彳 ゞー  :::ヽー"|
      |  | u     ,' ゝ |          カカカッ・・・・・・・!
     /   | ゝコエェェェェエフ|
     フ   ヽ ゝエェェェェr |─,,_       終わり 終わりっ・・・・!
──" ̄  ヽ  ヽ   ≡  //─,,_" ̄"─┐ 失踪っ・・・・・!
     /  | \ \   / /::::   " ̄"─┤ ネタ切れっ・・・・!
    /   |  \  ゝ |vV:::::::        /|
   /⌒)  .|   \/  |:::::::::::::::       / | エターナル決定っ・・・・・・・!
⌒ヽ/|≡|.  .|   /\ |:::::::::::::::::      /  |
|│ ||旦|.  ..| ./ヽ__/\|::::::::::::::::::     /  .|  過去ログっ・・・・!
ヽ.しノム ヽ. .|/ ./ ヽ .|::::::::::::::::     /   |  過去ログ倉庫行きっ・・・!
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/02/03(日) 22:28:20.87 ID:t3hfvHx7O
エタったか
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/02/19(火) 20:10:34.18 ID:lRD5X2t20
まぁまぁ面白かったけどエタったか、残念
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/18(月) 04:00:38.70 ID:pwbKgHYZo
あきたのか
まってるぞ
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:36:06.83 ID:L+QbIbaF0
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301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/23(日) 23:57:13.96 ID:NKy5lk3A0
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302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/25(火) 22:48:40.42 ID:Iu8y9CVQ0
更新楽しみに待ってます!
303 :sage :2019/07/25(木) 23:16:00.84 ID:02Avf3Ms0
更新待ってるぞ!
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/23(金) 21:51:16.71 ID:1m8I01PA0
               /⌒ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⌒`\
    .彡" ̄ ̄⌒`' \/             ヾ
    /|                         ヽ
    |            | ...            .|
    |/       √"" ∨" "|   |         |            ところがどっこい……
   /       |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |;;| | .|      |
   レ.リ   .|| |;;;;;;;;;;;u;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |;;| || |      |  >>1はもう戻って来ません……!
    /   |;;||``ヾ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| | | |/|||      |
    丶|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |~ |    >    ..|  現実です……!これが現実…!
     レ   ̄``ヾ、 ヽ    / | ,. ‐'' " |     |
      |.     ```丶    ,. ‐'' "    .|     |          現実です…!
      |        ..|   /        ;;|    ..|
.      |   ,,  .◎ |    ◎  ,,,,../  ;;;|    |
..      |.   ;;;;;;==ノ::::::::::::ゞ== ;;;;;  U ;;;|    |
..      |.      <":::::::u:::::::       .,,/ |;|\   |
..      | ヽ     \ヽ::::::::      /|_/|;;;|つ‖ ..|
...      | |`|`|丶 ,,_____,,,,,,,,,.. --"|/  |;;|し   . |
 .      | | ̄``ヽ,,| | | |__」__」-'ー"   |;;;;;|    ....|
        | .|ー _ __ ̄ ̄    ,,, __ -」コ ;;;;|      |
.        | |\ヽ_ _, ̄"''|''""" ;;---|ノ ;;;;;;|  |    .\
        ..\ ゝ凵ココココココ┘- ̄   ;;;;;|  |      ..\
       ./. \               ,,==|   ||         ̄""'''''
     ./     \  ≡≡≡ ,,, ‐''''";;;;;;;;;;;;;;|  | ||| |
   ./        ヽ  ""  /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;  | | |||| |
. ./         |||.ヽ、 /;;;;;;;;;;;;;;;;;    | |  |||||
 |           ||||| ヽ          | |  ||||||
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/09/19(木) 03:23:20.72 ID:AvNqyBUD0
更新待ってまーす
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/18(金) 01:26:35.14 ID:1/jjif1b0
実はまだ期待してたりする
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/19(土) 01:54:17.97 ID:U2wqOf5do
オレも帰ってくるの待ってる
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/15(金) 10:14:40.78 ID:hiTUKQ0dO
更新待ってます!
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/15(金) 15:46:35.32 ID:iWCki5SB0
更新来たと一瞬思ったけど違ったか
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/22(日) 05:10:19.41 ID:fagCdkCto
2020年になりましたが待ってます
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/08(水) 03:12:13.72 ID:1xGoSM3Z0
まだまだ待つぜよ
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2020/08/14(金) 13:05:53.54 ID:Y8Og7ojj0
保守
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/07/25(日) 06:47:52.99 ID:JrjHVvWB0
頼む、続いてくれ、頼む
314 :sage [sage]:2022/04/08(金) 11:44:05.19 ID:QWGIyeGoO
追いついた
まだやってるんかな
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