丹生谷「勇太をなんとしてでも独占したい!2」

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102 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 22:53:28.58 ID:YDitP8hM0
ベンチに戻ってから俺達はその熱が冷めないまま和気あいあいとした雰囲気で、
何もかもが許せるような幸福に満ちている。言葉を喋らないで、
お互いの顔を、恍惚とした愛らしい顔を、
今日の出来事は今日でおしまいだから、愛くるしいように見続ける。
いつまでも記憶していたい思いが俺達の中で渦巻いて。
丹生谷の中から真剣な表情と、それとは対照的な瞳の動く可愛らしい顔が記憶に残り続ける。
あの夕日もオレンジの光が濃くなっており、残酷さと、
今日会ってよかったという一瞬の奇跡に漬かっている。

だから俺も丹生谷も同時に抱きついた。
ハグした愛の温かさが、肩も背中も柔らかく、彼女の香りがする、もう二度とない体験。
そんな今が嬉しいし、寂しくて胸が痛い。
彼女特有の香りと柔らかさに俺の体は飲み込まれ、
そんな肩と首筋を贅沢だと思いながら、しっかり抱いた。忘れないように。
だからもっと欲しかった。欲しくなった。もっと繋がっていたい。


じっと、俺達は、その顔を見続ける。



目が、



奇麗だ。





丹生谷「......///」ギュッ じっ
勇太「.......///」ギュッ じっ
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「(瞳がかわいい)」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「(キスしたい......!)」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「目キス......?」
勇太「...... ...... ......」
103 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 22:55:49.64 ID:YDitP8hM0
思わずこぼれた俺のはいと言う言葉が、
俺の心が素直に望んでいるのだろうと理解して、運命の行方を後押しする。
抱き合いながら、
その瞳が好きで好きでドキドキと鳴る胸の鼓動が止まらなく、もっと近づいていたい。
丹生谷の鼻がくっきり見える距離で、
二人で目を閉じてわずかな時間を愛おしいと噛みしめて、そしてゆっくりと目を開けた。
同時だったので少しびっくりしていたが顔は崩れていない。
認識した彼女の瞳が宝石のようにきれいだった。
だけど、少しうるうるしていた。
近距離で見続ける。
ただでさえ怖くて赤いのに、彼女の頬が赤面すると俺も恥ずかしくなる。
彼女のその目がほしい。
できればもっと近づいていたい。イタズラしてみたい。
今までの彼女にはなかった、純粋すぎる目。
できればずっと見ていたい。
うるうるとした瞳の中に、俺がいる。
頬を赤くした俺がいる。
104 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 22:57:51.34 ID:YDitP8hM0
.......。やがては飽きて、目を見開けなくなったのを機にハグをやめる。
でも丹生谷のその瞳がいつまでもきれいだから、その映像が脳に焼き付いた。
嬉しすぎて頭がぼーっとする。
それと同時に、丹生谷と別れの時がやってくると思うと寂しすぎて胸に手を当てた。


勇太「......///」
丹生谷「......///」
勇太「......///」
丹生谷「......///」
勇太「......///」
丹生谷「......///」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「(何かやり残したことをしたい......。
何か記念になるようなものを残したい。ものじゃなくて、もっと記憶に残るような何かを)」
丹生谷「......」
勇太「(かわいい姿。誰にもないかわいい顔。聖母のような柔らかい肩。ふっくらとした禁断の果実のような胸。
それとは対照的なすっきりとした腹、柔らかそうなスカート、
柔らかそうな太もも、俺のところにやってくるための愛くるしい足)」
丹生谷「......」
勇太「(その中でもとりわけ気になるのが、胸。ふくよかな姿に惹かれる。でもどんな丹生谷も奇麗だ)」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「おっぱい揉んでいい?」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「あっ!いや、そうじゃなくて!」
丹生谷「......」
勇太「丹生谷との......」
丹生谷「......」
勇太「えっと......」
丹生谷「......」
勇太「違う......その......いやらしい意味じゃなくて......記念......」
丹生谷「いいわよ」
勇太「......。......。」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「はい。」
勇太「(丹生谷は両腕を大きく高く広げて、見せるように、俺にあげるように広げる)」
丹生谷「......///」
勇太「丹生谷......」
丹生谷「信じてるから」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「(やって......いいんだよな......。やっていいんだよな。俺触っていいんだよな。
胸揉むの初めてでその言葉の実感が湧かない。
いいのか!!!いいのか!!?
じゃあ/// 俺/// やる/// やってやる/// 
今までやってみたいと思ったことが叶う/// 
ガチで嬉しい!!!)」
丹生谷「......」
105 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 23:00:20.20 ID:YDitP8hM0
ベンチの上で、俺は好奇心旺盛で鼻息の荒く止まらない様相で、
ロケットパンチを繰り出すロボットのように、両手で掴むように、
一つたりとも逃さないと指をしびれるほど大きく広げ、息が乱れていく。
したい......したい......したい!したい!したい!したい!
俺は、風を生み出すスピードで両手を伸ばし、聖母の果実を奪いに行く。

......だが、途端に手が動かない。
いざ揉んでいいと言われると、硬直して手が......手が.......動かない。
手が震える。震えが落ち着かない。
俺はそのチキンハートならではの性格に怯え、その位置で固定されたまま、ずっと震わし続ける。

勇太「......」ぶるぶる
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」












丹生谷「はぁ......」



......!




その疲れた声を掛け声に、なぜだか助けたい思いが溢れ俺の手が急発進する。
全力で俺の腕が伸びていき、捕獲キャッチャーのように指が限界まで大きく開いた。
着陸するスピードを弱められず、包含するように、
その柔らかそうなおっぱいを理想と共に、
ギュッと揉んだ。
全力で動いたスピードの反動で丹生谷の胸の中に受け止められる。
柔らかいクッションを思いっきり掴んだような女性特有の柔らかさを指で感じる。
そして胸はふっくらしていく。
大きく開いた指の間に乳肉が溢れる。そして俺の爪が深くまで食い込み、
その先は揉み切れないほど固い底板が底になっており、
丹生谷の両方の胸は、風船のような小さく太い胸に変形する。
その揉みように丹生谷は顔を赤くし、はしたない舌を上げて、「きゃあ///!」と女の子な悲鳴を上げる。
体が近場にいるので丹生谷のいい香りが俺の脳内に届いて。
本当に丹生谷で揉んでいるのだと理解した。この声が一層嬉しかった。
......俺は恥じて揉んだ感触を理解したのちすぐに手を離した。
106 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 23:01:23.84 ID:YDitP8hM0
俺って......。
俺って揉んだんだよな。
丹生谷の、魅了するような、一度は掴んでみたい大きな胸を......。
俺は大きく開いた指の大きさを、思い出補正でよみがえらし、
はちきれんばかりの大きな胸を揉んだそれのサイズを確認する。
顔を下にして。おっぱいの触った手の皮膚と、脈と、指の大きさを見つめながら喜びと共に呆然する......。

勇太「......」じっ......
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「へへ......」
丹生谷「......」
勇太「へへへへへ///」
丹生谷「うれしいん?」
勇太「......///」
丹生谷「うれしいのお〜///」 
勇太「......///」
丹生谷「初めて?」
勇太「」コクッ
丹生谷「よかったね〜!!!」なでなで
勇太「......//////」
107 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 23:05:51.11 ID:YDitP8hM0
勇太「さて、今何時だ?」
丹生谷「今、あ、もう5時55分......」
勇太「俺達、お別れだね。仮デートの終わり」
丹生谷「そうよね......」
勇太「あの!俺楽しかった!!!
丹生谷からデートの作法とか、ハプニングとか、今の禁断の愛とか!色々あった!」
丹生谷「私も〜、たこ焼き食べた富樫君とか、
一緒にもぐらたたきしたとか、パスタで恥をかいたけど、今じゃ、いい思い出になってる......。あっ」
勇太「丹生谷!?」
丹生谷「大丈夫よ!泣かない!」
勇太「ごめんな。俺......丹生谷のこと......。ううん。言わない」
丹生谷「そう。家で待っているんでしょ。でも、ありがとう。分かる......」
勇太「うん......。
ダークフレイムマスターとモリサマーの上位世界で繋がっているから、胸に痛いほどズキズキ来てる......!」
丹生谷「......。ねえ、私、今日よかった。大丈夫よ。私、泣かないから」
勇太「俺もだ。最高に」
丹生谷「私ね。人って常に無関心で、常にマスクしてるものと思ってた。
自分が排斥されたくないから他人に同調して、そうじゃないやつは淘汰される。
自分が将来プロ選手やお姫様になれると思ってたのに気づいたらそれはさら地で怖かったの。
叶えたい望みを持つ、それは罪だって。そんな怖い人たちと一緒にいたくないけど、そうじゃないと生きられない。
私、無理して生きてきたのかもね。
でも富樫君は夢を見せてくれた。私をお姫様に仕立て上げてくれた!!!嬉しかった!!!!!!
子供のころ思った幸せに帰った気分で、童話の世界に帰ったみたいで、嬉しかった。
これが私の理想......。お金だけじゃなかったのね。
私、この世界が間違っていると思う。
彼氏ってこんなに笑って愛されて奇跡に近いものなのに、
いつの間にか経験人数とか道具みたいに扱われて、私、そんな世界、いやよ!
富樫君は富樫君だもん!!!富樫君の代わりはいないの!!!もっと一緒にいたい!その気持ちは誰にも取られたくない!!!
今日デートで何回笑いあえて、何回怒れたのか。過去を思い出すだけで辛い気持ちに苛まれる。
でも幸せだった。まるで幻のよう。これが恋なんだね。
奇跡に近い現実なんだね。足が浮くほど軽いの。私って今いないんじゃないかしら......。
もう夕日が落ちて夜になる。私達の時間が幻に変わる。
だけど富樫君の頬の温かみ、一生忘れられないから!こんなに好きなってしまって!!
富樫君は私を照らす希望の光。私の王子様にふさわしい人。
私、後悔しない。
遠く離れてどこか行ったってこんなに素敵な人がいること、おそらく死ぬまで覚えられる!
私は大人になったら、お金とか地位とか性欲のために生きる汚い人間になると思う!
だけど今日があったから!希望があるとまた信じられるようになった!
この世界、この夕日、このベンチ、大人になっても大好きだった証拠になる。
こんなに愛してくれて、ありがとう!ありがとう富樫君。最高のプレゼントになった!
望みをかなえてくれてありがとう......!私の大好きな王子様!!!!!!!!!!」
勇太「......」
丹生谷「ありがとね///」
勇太「......」
丹生谷「.......」
勇太「俺......つくづく悪いことしちゃった。誘わなかったら」
丹生谷「いいのよ」
勇太「俺も!」
丹生谷「うん」
勇太「丹生谷がかわいいと思う!茶髪の髪がかわいいだろ!目がくりくりしてかわいいだろ!
触ったらすっとしそうな高そうな鼻がかっこいいだろ!そのくせすぐ赤くなるほっぺがかわいいだろ!
だ液すらもかわいいと思えるぷるんとする唇が大人っぽいだろ!肩も柔らかくてかわいいし、胸は大好きで!」
丹生谷「くすっ///」
勇太「すらっとした腰つき見惚れるほど好きで!
お尻とふとももがむっちりでかわいくて!足はすらっとしてるほどかわいい!」
丹生谷「あはは/// うん///」
勇太「怒った顔もかわいい!情に流されて釣られて怒った顔もかわいい!
泣いた顔もお姫様みたいで超かわいい!!!!
かわいいっていったらほんとうにかわいい!!!大好きなほどかわいい!!!
恥をかいている姿もじっと見ていたいほどで!
宝石にきらきら目を輝かせる丹生谷も!公園の土の上で踊る丹生谷も!
鍵をロックしたときのかわいさを例えられないほどかわいい!
何もかも全部全部全部かわいいーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
地球上で一番かわいい!!!!!!!!!!!!!」
丹生谷「くすすっ///」
勇太「でも何よりも」
丹生谷「......」
勇太「俺を誘ってくれるような、子供のように許して慰めてくれる優しい丹生谷が、嬉しかった......」
丹生谷「うん......。ちょっと目が」くしくし
勇太「はぁ......。はぁ......。はぁ......」
丹生谷「私のことずっとかわいいって言ってほしいって言葉、覚えてくれたんだ......。
なんだ、記憶力いいじゃない......。ごめん見ないで」
勇太「......(俺は泣かない。泣きたくない......)」
108 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 23:09:58.33 ID:YDitP8hM0
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「ねえ、言っておくけど辞めるって話、あれ嘘だから」
勇太「ほんとか!?」
丹生谷「うん。心配かけてごめんね。くみんもみんな大好き。富樫君に焼いてただけ......///」
勇太「そこまでか/// 六花に悪い......。なんて謝ればいいか」
丹生谷「......忘れちゃえばいいのよ。今日のこと.......全部」
勇太「丹生谷!!?」
丹生谷「ううん。富樫君のこととっても楽しかった!
貴方は小鳥遊さんといちゃいちゃしてそのうち忘れるだろうけれど、いいの」
勇太「俺は忘れないぞ!!絶対!!」
丹生谷「あなたには小鳥遊さんがいるもの......。
私じゃ手に負えない。あの子みたいに純粋だったら......。ううん、なかったことにしましょ」
勇太「......。分かった。今日のこと忘れる。
でもな!絶対だぞ!誰が何と言おうと今日の出来事は!丹生谷のこと忘れないからな!!!!!」
丹生谷「はいっ。あげる」
勇太「これっ......。丹生谷の付けていたピンク色のヘアクリップ......」
丹生谷「人間だもの。すべて忘れちゃうわよ......。あんた、かっこつけすぎ......」
勇太「......。いいのか?登校日困らないか!!?」
丹生谷「大丈夫よ。まだ1個予備あるの。
ありがとね、銀色のヘアクリップ。
一生机の中で保管しとく!!!こんな大事なもの、捨てられない......!」
勇太「丹生谷......!」ギュッ
丹生谷「富樫君!!あのね......!あのね!!!気をつけなさいね!
デートで気遣いできるようにもっとフォローするの忘れないでね!
ヒール履く女性がいたらちゃんと小幅合わせてね!食事のマナー守ろうね!
困っている人がいたら頼んでないとか言わないで助けてあげようね!でも他人を裏切るまねはしないでね!
彼女困ることがあったら察して肩を撫でてあげてね!言葉の表面だけに囚われないでね!
辛いものは常に隠すものだから助けてあげてね!
......デートのお約束条項直していいデートしなさいよ!幸せになって!!!」
勇太「丹生谷だって!皆がいいって言うからって押されず反論してほしい!
嫌なときに猫かぶりされると余計辛いの分かってくれよな!
デート中にわがまま言わないように気をつけような!
ちゃんと謝れる人間になろうな!相手分かってくれるから!
俺は丹生谷よりデートの知識はないけど、でも丹生谷の心が傷つくの耐えられないからな!
遠く離れてもずっと守るからな!
ありがとう!丹生谷のおかげで俺、いいこととか、悪いこととかいっぱい、いっぱい教えてもらった!
絶対にいい男と丹生谷に呼ばれるぐらい男らしい男に成長するからな!!」
丹生谷「うん......。うん......。ありがとね......」
勇太「ありがとう......。ずっと覚えてる」
丹生谷「今日はありがとう......富樫君!」
勇太「今日の出来事、これまで生きた中で最高に楽しかったぞ!!」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
109 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 23:12:57.09 ID:YDitP8hM0


勇太「......」
丹生谷「......」


夕日が落ちる。
だんだん蒼い夜空が数えられないほどの星々を照らすようになって、
残されたのは夕日の薄く光るオレンジだ。
その色を見ただけで俺の隣の人を思い出し、辛くなる。
ベンチ越しに見る夕日と、見守られたような太陽の温かさも、
そして大きな川の太陽によるきらきらとした反射もなくなりかけていて、憂鬱感と辛さで胸が痛い。
公園の中に街灯が光っていく。
でも、丹生谷にその姿を見せてさらに辛い思いはさせたくない。
丹生谷の香水の香り、すっかり俺の体に馴染んでしまった。
対照に俺の獣臭い匂いなのに隣の丹生谷から漂ってくる。
限りなく嬉しいし、あの夕日を見れば限りなく悲しい。

俺達は来るべき時が怖くて、いよいよ目をそらして地面をただ見つめるだけになってしまった。
時間は非常にも過ぎていく。あれだけ時が経つのが楽しかったのに、今じゃもう。
だから俺は丹生谷の姿を目に焼き付けた。
肉眼が破裂してもいいぐらい、いつまでも記憶に残らせるようじっと見た。
丹生谷の髪の匂いに最初ドキッときた。あのときが懐かしい。
辛すぎて、時間を巻き戻せられたらいいのに。
丹生谷の体、髪も顔も肩も腰も柔らかくて本当に愛おしい。でも感触も忘れてしまうのだろう。
ふと、この色と、鼻筋を見ると、
あのころ、俺の部屋にあるマビノギオンを取ろうと猫を被った丹生谷が畑の広がる広い道路で、
俺の鼻をつんとついて「誰かさんが鈍いからだよ♡」と言われたあの頃を思い出す。
あのとき恋愛するんじゃないかと胸騒ぎした。
今思えば今回のデートも、怒られてもからわれたり、
犬や子供を見る目で慰められたり、とにかくいろいろあった。好きすぎてあげられない。
俺が見ていると丹生谷も俺の顔を見て、その瞳が愛おしいという意味を目の輝きで表していた。
俺達は無為に少ない時間を過ごした。
今日で終わる。この夏。奇跡の時間。
110 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 23:14:28.47 ID:YDitP8hM0
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」



丹生谷......。


富樫君......。



心が通じ合う。
でもより一層心が段々苦しくなる。
こんな瞳を見る時間なんて、
今日がこれで最後だろう。
それでも二人の顔があるから喜びに満ちている。


勇太「......」
丹生谷「......」
丹生谷「最後のわがまま言っていい?」
勇太「うん......」
勇太「......」
丹生谷「一分間、眠っていい?」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「うん......」
111 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 23:16:33.30 ID:YDitP8hM0
オレンジ色の小さくなった夕日の光が、丹生谷の髪の色とほぼ同じになっている。
俺も丹生谷も互いに手が動いて、
最初はプルプル震える手だったのに、丹生谷の体をそっと優しく、これ以上にないほど優しく、
今日のデートをオーバーするぐらいの優しさで、抱きしめる。優しく。強く。瞳を閉じながら彼女を感じる。
丹生谷も手を強く、今日のように優しく、温かく抱きしめる。
丹生谷も、俺も、互いに目を閉じて安らかに眠る。今日のことが夢であるように。
互いに温もりを感じる、この感触と温度を永遠に覚え続けたい......。
そのうち丹生谷の髪を、
左らへんを持ち上げてはそっと落とし、
右を持ち上げて柔らかな感触を堪能した後、そっと落とした。
うさぎさんの......形にして。
112 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 23:18:04.56 ID:YDitP8hM0
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「帰りたくない......!」
勇太「......」
丹生谷「うえええええええええん!」
勇太「......」
丹生谷「うえええええええええええええええええええええええええええん!」
勇太「......」
丹生谷「うえええええええええええええええん!」
勇太「......」
丹生谷「うええええええええん!」
勇太「......」なでなで
丹生谷「うええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勇太「......」なでなで
丹生谷「やだああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勇太「......」なでなで
丹生谷「うえええええええええええええええええええええええええええええええん!!!!!!!!!!!」
勇太「......」なでなで
丹生谷「うえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええん!!!!!!!!!!!!!」
勇太「......」なでなで
丹生谷「うええええええええええええええええええええええええん」
勇太「......」なでなで
丹生谷「うえええええええええええええええええええん......」
勇太「......」なでなで
丹生谷「うええええん......」
勇太「......」
丹生谷「うええん......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
113 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 23:22:37.31 ID:YDitP8hM0
丹生谷「......もう。大丈夫......」
勇太「ちょっと。顔拭く」
丹生谷「うん」


丹生谷「なんかさっぱりした!!!」
勇太「なにも後悔がないって感じで!なんか万能だな!!」
丹生谷「富樫君、銀色のヘアクリップありがとね」
勇太「大切にな!......俺達友達に戻るんだよな。できるかな......」
丹生谷「あ〜ら。何言っちゃってんの!今の涙で今日の出来事全て吹っ飛んだ!」
勇太「それはないだろー!」
丹生谷「なら、恋心はここでおしまい。全ておしまいね。小鳥遊さんが家に待っているんでしょ!早くいきなさい!」
勇太「......。うん。丹生谷を見ても何にも感じない」
丹生谷「本当に?......ねえ、富樫君。私と一緒にカフェに行かない♡」グイッ
勇太「......。本当だ。何にも感じてない」
丹生谷「えっ!?あんたも恋冷めやすいのね!よかった!」
勇太「今日のこと、必ず役立てるからな!!!」
丹生谷「今日は楽しかった。まるで夢みたい」
勇太「明日になったら普通の友達になるんだろ?信じられない!」
丹生谷「そうよね。まるで夢みたい......。いい夢だったわ」
勇太「そっか。よかった!卒業しても、遠く離れた場所でも友達でいような!」
丹生谷「富樫君こそ小鳥遊さんを泣かせないでよー!いつまでも元気でいてね!!!富樫君!!!」
勇太「8月30日、誕生日おめでとう!」
丹生谷「私あと1歳で大人になれる!」
勇太「じゃあな。俺、ちょっと用事でここに残る」
丹生谷「そうなの!?じゃ、先行ってるね!」
勇太「にぶたにーーーーーーーーーーーーーー!!!!!さよならーーーーー!!!!」
丹生谷「とがしくーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!」
勇太「にぶたにーー!!!じゃあなーーーーーーー!!!」
丹生谷「とがしくんーーーーーーーーーー!今日会えてよかったわよ!!!!」
勇太「にぶたにーーーーーーーーー!!!!!」


俺達は恋心を浄化して友達に戻ってさよならの挨拶をして、
少し丹生谷が下がったらと思ったらその名前を無性に叫びたくなって、また大きく挨拶する。
丹生谷が小さくなるまで手を振り続ける。
そして、丹生谷は顔も見れないぐらい小さくなって、指
に遠くの丹生谷の姿がすっぽり入るぐらい、小さくなった。
丹生谷を慰められた。俺はお詫びとして聖人君主でいられたかな。
終わった。今日の全てが。
114 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 23:25:52.11 ID:YDitP8hM0
......。

かなり遠くにいる丹生谷が足を止め俺の方にじっと見続けている。
だからさよならを言った。
だけど、なにか。じっと俺を見続けているようで。

6時00分の時刻を確認する。
ぽーん、ぽーん、ぽーん、
という時計台の機械音声が3回なる。


目を離した隙に、丹生谷は極小から俺に少しずつ近づいて、走って駆け寄って来た。

乙女のように走り、段々俺のいる場所まで近づく。

時計台の音が2回鳴っていく。

丹生谷の髪が揺れているのが分かって、
彼女の足音が空に響いて、
少し荒い息をした音が聞こえて、
甘い匂いが漂ってきて、
とうとう顔がくっきり見えるところまで来て、
俺の体の近くまで来て、
手を握れる範囲まで来ると、俺に向かって飛んできて、









......そして俺のほっぺに、ほのかな甘い感触がー伝わった。





キスだ。












丹生谷「友キス......」






丹生谷「」ダッ

潤った瞳で、その言葉を伝えると一瞬で、まるで逃げるように公園から、俺から遠ざかった。
丹生谷の周りから弾けて飛んでいく涙を、夕日のかすかな光できらきらと映していた。


丹生谷......



......本当に......丹生谷......俺のことが......




......好きだったんだ......




俺はその意味に立ち尽くすしかなかった。
言葉が出なかった。
ゴマ粒みたいになる彼女をただ見つめて、そして消えていく......。
俺の後ろで機械時計の最後のぽーんという音が、虚しく公園中に響いた。
115 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 23:28:13.52 ID:YDitP8hM0
力が起きない。
なにもやる気がない。
歩く気もない。
ただ公園のベンチの上に座って、地面の模様を見続ける。


丹生谷の訴えに、俺ではどうしようもないから聖人君主でいようとした。
だからせめてでも喜ばせようとお姫様にした。喜んでもらってよかった。
よかったのに......。
丹生谷の思い。伝えたかったこと。
ようやく分かった。愛がこんなにつらいなんて。
罪悪感で死にそうだ。



ふと、空を見上げる。
夜空に染まって星が光る。
あの夕日の下でデートをしたんだよな。



少し寒くなった夜の世界で、


消えそうな夕日のかすかなオレンジ色の光が俺の体に当たって慰めてくれて、


その温かさに心が壊れそうだった。






今日のデート、





楽しかったな......。








あの日の夕日は、もう来ないんだ。





116 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 23:31:53.75 ID:YDitP8hM0



もし、



もし、



夕日の畑の広がる場所で、



丹生谷と二人っきりになった場所で、



恋心を抱いたあのときに、



強引に丹生谷の手を引っ張って、



告白できていたら......









勇太「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」



勇太「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」




勇太「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」




勇太「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」





勇太「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」















虚しい声はもう誰にも響かない。
大粒の涙がベンチと地面に水玉模様をつくり、
涙が一生枯れるぐらい、
地面に水たまりのできるぐらいの、
現実の地面に何も残らないほどの、
頭が割れるような、
後悔の雨を降らし続けた。



117 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 23:34:19.97 ID:YDitP8hM0
第6話「                      」


教室

勇太「丹生谷!大丈夫か!!」
丹生谷「あら!富樫君!宿題ならバッチしよ!」
勇太「そうじゃなくて、あれだよ!」
丹生谷「大丈夫よ。今じゃ元気よ。少々家荒れちゃったけど」
勇太「ああ、よかった。借りてたハンカチ」
丹生谷「ありがとう。私達友達なんだから、あまりいちゃつかないでよね」
勇太「......。六花はまだだ。先に来た」
丹生谷「ねえ、弁当に肉じゃが作って来たんだけど、食べる?」
勇太「 えっ...... 」
丹生谷「食べる?」
勇太「友達としてなら、うん」
丹生谷「本当は富樫君のために作ってきた愛妻弁当なんだけどね」
勇太「やめろよ違う///」
丹生谷「顔がマジになってた。 えっ......って、なに!!!!不倫!不倫!」
勇太「違うだろ/// またそうやって人をからかう! 何も変わってないな!」
丹生谷「富樫君が私の弁当を食べたいってーーーーーーーーーーーーーー言うんだけどーーーー!!!!!
ねえみんなこれって!!!!!!!」
勇太「しー!このっ!」
丹生谷「きゃ! やだ!触らないで!!!この不倫ですー!!!!不倫!!」
勇太「違うって!」
丹生谷「こーこまでおいでー!!!おバカさん! この人ねー!!!知ってるー!!!?」
勇太「待てよ!」
丹生谷「きゃ! きゃ!」
勇太「丹生谷、待ってー!」
丹生谷「やーーーーー!」
勇太「待って――――――!」
丹生谷「やーー!」
勇太「おいっあいつの姿が見えただろ!やめろ!!!」
丹生谷「やーーーーーー!」
勇太「おいっ。待ってー!!」
丹生谷「富樫君来てー!」
勇太「待ってーーーーーーーーー!」
丹生谷「いやーーーーーーーーー!」
勇太「あはは」
丹生谷「ははは」
勇太「あはは」
丹生谷「ははは」


第6話「二人はいつまでも仲良く幸せに暮らしましたとさ」


END


118 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 23:37:49.59 ID:YDitP8hM0
あとがき
作品の雰囲気をぶち壊されたくない人はブラウザバッグで。
お読みいただき大変ありがとうございました!!!
丹生谷「勇太をなんとしてでも独占したい!2」を読んでくださり本当に嬉しいです!!!
ありがとうございます!
泣けてもらえたら最高に嬉しいです。
この話は前半はらき☆すたみたいにあるある話を想定して、
それから恋でキュンキュン、最後泣けるように作りました。
本当に大変でした!!!私もあんな純粋な恋がしていたいなー。
ちょっと言っていい?
センテンススプリング!!!ぷーーーーーーーー!!!あははは!(以下自粛)
いや、浮気はダメだけど悲しいからだけど、片思いみたいな恋の結末で終わる純愛の浮気なら私はありと思います。
でも本当に本妻を泣かしたら絶対アウトだと思います。
それと生の感想として。やっと終わったああああああああああああああああ!!!!!
眠たい!!!!!!やっほおおおおおお!!!
できて長年の夢が果たせてすごく嬉しい激熱ファンタスティックエブリデー!!!!
やっと寝られる!間に合ってよかったー!嬉しい!
数年前からの夢がとうとう実現できて泣きたいですほんと!!!
感想ね、もう悲しい!私、何度も泣きました。シンデレラみたいに映したくて......あ、感想後ろで話します。
え?あとがきに作者のコメント入れんな寒いって?
あとがきで作者の自分を褒められない奴は作家なんかやるんじゃない!!!ってネットで見て、
はっとして以来どう思われようが大作限定で付けてます。そういうポリシー。
それと、ごめんなさい!改行のないせいで見にくいと気分を大いに害したと思います!
申し訳ございませんでした!
本当は自分も改行したほうがいいと思ったのですが、
3年前コメントで「100レスいくなら次スレ立てて続編したほうがいいよ」とのアドバイスを受けたのですが
一つのスレにその話を完結させてまとめたい強い思いから、
あえて数百レスをとうに超える話も雑多に改行を圧縮しまとめ上げようと決めました。
誠に申し訳ございませんでした!!!
これから先2018年からの約10年間、
短編でないこのような大作をアップすることは絶対にないので、改行面に関して、ご安心ください!
今回2018中二恋映画記念ということで私的に記念になろうと
六花「勇太をなんとしてでも独占したい!」
丹生谷「勇太をなんとしてでも独占したい!2」の2作品を掲載いたしました!
あと残り一つ作りたいと思ってます!
中二恋SSの中で今まで誰もやった事のない楽しい!最高に楽しい!
改行は登場人物が多いためひたすら会話だからしてる!そんなSSをまた作ろうと思います!
これ含め、3部作で私のお祝い超大作SSは終息します!ぜひご期待ください!
過去の作品の反省会をしたいと思います。
まず、ごめんなさい!六花「勇太をなんとしてでも独占したい!」で大いに邪王「心」眼と誤表記いたしました!!!!!
肝心なところをゲシュタルト崩壊してどうすんの!!へたこいたー!
正しくは邪王真眼です。ごめんなさい。
それと前作(森様「勇太をなんとしてでも独占したい!」)の最後の大団円で、
凸守登場させられなかったの本当に悔しかった!
別に凸守嫌いじゃなかったんだけど、私がバカだったせいでこの子の喋り方が当時マスターできなかった。
さんざん「マスター!」「サーヴァント!」と連呼していたから、
私てっきりフェイト(セイバーのあれ)からパロディ引用してきたのかなと、でも京アニがやるなんて、って誤解してたら、
ただ単にジャンプとかのバトル漫画からセリフを現実に当てはめてただけなんだ......ってことありました。
あー、悔しいな。時間が巻き戻せたらあの汚点は。今では凸守の動機とセリフ自由に創れるようになって、
私の扱いやすい中二恋キャラ上位に入ってます。成長しました!
でも私、凸守と丹生谷が二人一緒にいるシーン見ると、
勇太じゃないからきぃー!ってやきもち焼いて嫉妬しちゃうんだよね。凸守も好きだよ。
でも丹生谷は勇太と笑ってほしい。
凸守といえば虎虎先生、中二恋3巻で凸守を編集者の指示されたのか分からないけど雑に入れたところネットでこの原作者がバッシング受けて、
それで4巻、あとがきに作者のコメントを息殺して、
凸守口調でひたすら話す悲しいことになったのかなぁ。って思います。
あとがきを素直に虎虎先生の話の締めくくりで聞きたかったな。
オルガネタやけもフレネタ入れた人だったから、ネットのバッシング見たのかな。
丹生谷「勇太をなんとしてでも独占したい!2」について。
感想の話をする前に、なんでこれ続編じゃないのに、「2」を入れてるのか気になる方いると思います。
実はこれリメイク作品(作り直し作品)です。
森様「勇太をなんとしてでも独占したい!」が没作品(親作品)となっております。
前回は虎虎先生の丹生谷を森様、表記にツンデレ書いて勇太といちゃいちゃさせようと思っていたんです。
それが今回アニメ版丹生谷をモチーフに話を進めて行こうと思い丹生谷「〜」と表記しました。
森様はわざとやりました。六花は辞書登録云々でああいう結果になりましたがあの話以降標準に戻しております。
今回ここしばらくゆうたゆうたと書いていたから括弧前の表記に違和感なく慣れてしまったから苗字読みでなくなったんです。
よかったら出来酷いですがぜひ前回も。
119 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 23:40:45.21 ID:YDitP8hM0
シンデレラ!

シンデレラ!

シンデレラ!丹生谷をシンデレラみたいに映したいって夢本当に叶えて嬉しいんです!!!!!
感動!泣ける!もう丹生谷がかわいそう!ドレスを着た丹生谷見て見たい!
丹生谷かわいいよね!全部!take on meで六花がお嬢様みたいにラストされてたじゃないですか。ちょーかわいいやつ!
あれを丹生谷にもさせてみたいなって思いました。それで本物のシンデレラに。
中二病と絡めて、宿題をして遊んだあのころに帰って(ノスタルジー)、
大きくなったらシンデレラになるー!という夢をこの作品で表現できて光栄です!
そうそう。前回の、六花「勇太をなんとしてでも独占したい!」の舞台が夜だったので中二病な空と対する
現代チックな夕日を舞台に丹生谷を輝かせたいと思って夕日を選んだんです。
それにしてもシンデレラ扱いされるって憧れるわー!
それと、今回結末があれじゃないですか悲しい話で終わる。
だから、後悔しないようにいっぱい午後恋心を楽しんでもらったんです。
そうじゃないと、もう浄化が悲劇と釣り合わないというか罪悪感で溺れそう(笑)。
あ、別の話でおっぱいのことなんですが、
勇太をあの描写なしで返すと聖人君主でただの罪悪感で丹生谷を見送ったことになるから何か報酬をさせたいと思ってあれしたんです。
それと......揉んだら柔らかそう()。
丹生谷がかわいいからっていう理由でこんなSSを創れるとは思いませんでした!
子供みたいな、誰にも叱れず、何一つ縛られない世界に行きたいなー。
あんな悲劇、悲しいけど、なんか温かくて好き!貴方はどうですか?やっぱ浮気じみてたから嫌い?
3年前私悲劇書くの恐れてたんですがここまで成長したんだなーと思います。

実は前作(森様「勇太をなんとしてでも独占したい!」)で、
今作のようにバッドエンドで終わるはずが。私、逃げてたんです。
こんな非情な展開で終わらしたくないって、現実見たくないって、逃げたんです。
だから、前作で二人が無駄に対立してあんな風に......。
だから今回リベンジして無事に悲劇を書き終えることができました!!!
悲劇を描きたくない前回の自分に勝った!!!!!悲しかったけど、本当嬉しかった!!!!
アイスキュロス(悲劇作家)の右頬をぶってやったぜ!やったーーーーー!!!
うん......、この丹生谷のSSを書くためにわざわざ人生刷って遠回りでここまで来て。
丹生谷にとっての最高の作品が完成できた......。もう思い残すことはない。
勇太と丹生谷のいちゃいちゃのストーリーを書くことができて、
こんなことはもう二度とできないだろうと思って、
それで最高傑作ができた。こんな力ができた。......私は今、最高に幸せだ。

丹生谷って顔もかわいいし、胸も大きくて、性格も猫被っている割に裏の顔みせて楽しいし
でも困ったら助けてくれる母性愛......そんな丹生谷を私、本当に愛しています!!!
それと、私が中二恋を3話で切らずに見続けたってのが、
丹生谷のかわいさと愛くるしさ、
特に1話の勇太と丹生谷が鏡で一緒になるシーンで運命の出会いって私ドキドキしたんです!!
そのおかげで映画まで見ることができました。1話見てこいつら結ばれるのかなと思って。
その後むしろ勇太×丹生谷結ばれてほしい!!!!って
熱気に包まれながらフラグ折られてああっ......ってなったのを覚えています。
take on meのときも勇太にムッとした丹生谷が近距離で話しかけて視聴した私がドキッってなりました!
どうしても結ばれなかったのか!!!?
六花もいいけど丹生谷と結ばれて二人のいちゃいちゃが見たかった!!!
1期の夕日に映る丹生谷と勇太の姿に惚れちゃったよー!
だから私は補完したいなって思ってる。車のサファリゾーンで驚く二人をみれたり、
お祭りでぶーぶー文句垂れる丹生谷をみれたり、二人でサッカー観戦して喜びを共鳴し合う。
くだらないお笑い番組......最近TVつまらないっていうけど、
カップルで笑い合い、ツッコむ二人を想像すると、楽しそうだなあ。そういうの夢見てる。
中二恋はもう映画で終わっちゃったけど、二人の新しい物語をもっともっと見ていたい。
笑う、丹生谷。困る勇太。二人ともいつまでも見ていたいな。
いーい!教えるけどね!「たのしい!」「悪かった!」「ありがとう!」っていかにもテンプレな表記に見えるけど!
テンプレじゃなくてその人がその言葉を言ったから重要なの!!誰かが「笑った」じゃ務まらないの!
丹生谷が笑ったから世界は楽しいの!だから愛してれば、別に......テンプレでもいい......。
120 : ◆pkD6GEA.uY [saga]:2018/08/29(水) 23:43:33.86 ID:YDitP8hM0
私的なことなんですが、「世界の中心で、愛を叫ぶ」って恋愛映画あったじゃないですか。
あれのロケ地(香川県の庵治町)に行きました!!!最高だったよ!
ロケ地が80年代の建物の港町でかなり古臭くてすごくよくって、
巨大なロケ地の看板にここは○○が〜したシーンの場所ってのがあって、
その14か所のシーンが、私はまだ映画未視聴で見たいと思ってますが、
まるで映画と変わってなくてガチで感動しました!言葉出ませんでした!
青い海洋と小さな場所を巡るたびにふと「誰にも知られないような小さな町で、
好きな人をただ一筋に追いかけていく。私にはできないや」と青春の意味と度胸を再確認できて、
私も作品も成長できて本当によかったと思います。
観光交流館には、映画のクイズや写真館、
セカチューファンのための黒板(東京からから来たーなどのメッセージ)本当にすごかったです!
それとマジですっごーいのが!純愛の聖地、純愛ロードと言われる、
城岬公園(しろみさきでなく、しろばなと読む)がとってもきれいだった!!!
目の前に広大な透けた青空と巨大な海洋、そして島、それを一人を背景に贅沢に一望できるベンチと広場。
また行ってみたいぐらい綺麗でした。
そしてその公園には、石を掘ってできた愛のメッセージ(告白文コンクールの)文集を見てドキッてときめきました。
横に見たこともないようなすべすべになるほど丸いハート型の石像やベンチもあって、
思わす「あ、ここやばい///」みたいになりました。あ、話しすぎた(笑)。
行きたい方は天気のいい日にぜひ!

さて、最後になりました。私のこのSSに費やした30日間もとうとう終わりかぁ。
名残惜しいなぁ。ううん。二人を幸せにできてよかったなって満足感でいっぱいです!
さて告知を。例の3部作をもし終えたら私の生きる意義がなくなっちゃいます。
なので2028年の1月6日にまた超長文SSを投稿して(虎虎先生に憧れて作りますので改行面は誠に申し訳ございません)、
その内容が!勇太と丹生谷が結ばれる!っていう華やかで、
いじめとかなしで楽しい話を作ろうと思ってます!もう構想はできています。
もしかして丹生谷俺のことを......っていうのやりたいです!!!私が生きてたらお楽しみに!
そしてまだまだ!!!私、決めました。やっぱり丹生谷と勇太じゃないと、人生がつまらないんです。
二人が結婚するかしないかでも、イチャイチャする短編SSを書きたいと思います!!!
私が好きだから!絶対批判くると思いますが私は勇太と丹生谷の二人が大好きなんです!くっつけます!


その名も「ゆうにぶSS」と称します!勇太×丹生谷メインのSSを指すことを示します!!!

平成30年8月30日、ゆうにぶSSの創立を宣言する!

うん....../// これからバシバシ、は無理か、1か月か1年か10年に一回投稿したいです。
勇太と丹生谷の結ばれるifルートのラブラブっぷりを見ていきたいと思います!
さあ、最後に、締めましょうか!
あとがきの最後までお読みいただきありがとうございました!!!
中二恋好きの皆さん!丹生谷好きの皆さん!そして皆さん!
またお会いしましょう!


にぶたに!


ずっと!


あいしてるよ!



ここで見ている皆と、勇太と丹生谷で、
また一緒に冒険がしたいな






じゃあね!





恋人の聖地 その101
勇太と丹生谷のイチャイチャぶりでニヤニヤできた方は
将来必ず、素敵な人に出会って結婚できます




♡ モリサマー ラブ ♡




NO END 中二病でも恋がしたい!


121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/30(木) 14:07:18.71 ID:NTGvSZpNO
すごいな
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/31(金) 04:34:38.02 ID:4tYmYh8xo
これはすごい
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/01(土) 19:34:20.03 ID:vIGgZaJE0
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