【安価】キツネ娘の弱点とつまらないやつ

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28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/20(月) 19:31:18.47 ID:xPuyouHh0
……うまい。これほどうまいものがあったとは……
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/20(月) 19:50:08.20 ID:17QLB7lc0
キツネ娘「...うまい。これほどうまいものがあったとは...」

男「だろ?」

キツネ娘「お主は存外、面白い奴かもしれぬな」

男「ばかいえ、『おもしろいやつ』ってのは秘密が上手い奴だ」ムシャムシャ

キツネ娘「?」

男「恐れを隠して気付かれないよう媚びながら、大胆不敵に己を演出する」

男「...って友達が言ってた」

キツネ娘「ということはそれがお主の素じゃな」

男「そういう事にしておけ」ガツガツ
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/20(月) 19:56:21.84 ID:17QLB7lc0
男「ふー」

キツネ娘「満足じゃ」

キツネ娘「なぁ、あの藁納豆とやらを作るのはお主だけか?」

男「俺だけじゃないがここいらには居ない」

キツネ娘「わしの為にまた藁納豆を作ってはくれんか?」

男「んー...藁が調達し辛いんよなぁ。ま、材料があれば作ってやる」

男「あ、やっぱ気分が乗ったときだけな」

キツネ娘「うむ」


満足げだが、満足のハードルが低いのだろうか


男「そろそろ歯を磨くか」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/20(月) 20:00:31.39 ID:17QLB7lc0
男「今日は疲れたし、適当に磨くか」シャカシャカ

キツネ娘「そうか?」

男「おめーのせいだかんな」シャカシャカ

キツネ娘「そうかそうか」

男「はぁ...」ペ
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/20(月) 20:46:36.98 ID:17QLB7lc0
男「じゃあ寝るぞ」

キツネ娘「そ、そうじゃな」

男「...?」

キツネ娘「わしの分の毛布はあるかの?」

男「あるぞ」

キツネ娘「使い古しは勘弁じゃぞ」

男「お前偉そうだな...いや新しいのあるけど」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/20(月) 21:41:26.25 ID:17QLB7lc0
男「俺の母が蒲団マニアでな」バサッ

男「結構いい蒲団を通販で買っては置き場所がないと俺の家に送る」スッ

キツネ娘「眠れそうじゃな、その蒲団」

男「ああ、キツネの毛を使った蒲団なんか良さそうだよな」バサッ

キツネ娘「妙な事を言うでない」

男「へーへー、どうもすみませんね」スッ

男「...ふぅ、二人分の蒲団は用意出来たぞ」モゾモゾ


そう言い残すと早々に寝てしまう


キツネ娘「...」

キツネ娘「...キツネは夜の生き物なのだがのぅ」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/20(月) 21:48:41.95 ID:17QLB7lc0
〜深夜〜

男(変な音がするな...)


男は目を開けた。

その双眸に映るもまた双眸。キツネ娘に見つめられている

その行動の真意を問いただそうとするが、体が石のように固まり動かない
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/20(月) 22:00:26.46 ID:17QLB7lc0
キツネ娘「わしを只の穀潰しだと思っていたようじゃが」

キツネ娘「妖術くらいは使えるぞ?夜限定じゃがの」

男「...っ!」

キツネ娘「わしが何をしようとしているか、じゃろ?」

キツネ娘「交尾の練習じゃよ」

キツネ娘「お主がいけないのじゃぞ?わしは利口なペットじゃないからの」

キツネ娘「...お預けなんて、辛抱たまらんのじゃ♪」ニヤリ


妖しい笑みをこぼす

昼とは別人のようだ...いや、人ではないな
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/20(月) 22:10:33.89 ID:17QLB7lc0
男(ここまでか...)

キツネ娘「なんじゃ、もう諦めたのか。つまらない奴じゃのう」

キツネ娘「ま、そちらの方が好都合よ」グイッ


怒張したそれと、一人の人生の墓場。新たな人生の揺り篭__

それらが交わろうとした時である

不意に周囲が暗くなり、体の自由がきくようになる


男「っはぁ!!」ガタッ

キツネ娘「のわぁ!」ステーン!
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/20(月) 22:16:54.63 ID:17QLB7lc0
キツネ娘「しまった、月が...!」

男「なるほど、そういう仕組みだった訳だ」

キツネ娘「はっ!ま、待つんじゃ!わしは悪気があった訳じゃないのじゃ!」

男「問答無用!」ギリギリギリ


男はキツネ娘を亀甲縛りにして吊るす

手慣れた動作であり、キツネ娘に抵抗する余地はなかった
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/20(月) 22:24:26.09 ID:17QLB7lc0
キツネ娘「」ブラーン

男「本当に最後まで疲れる奴だ」

キツネ娘(またこやつが寝たら縄を引き裂いてまた襲ってやる)

男「ではおしおきを敢行して俺は寝ようと思う」

キツネ娘(おしおき!?)


男はおもむろに押し入れを漁りだし二つの器具を持って帰ってきた


キツネ娘「何じゃそれは」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/20(月) 22:35:34.16 ID:17QLB7lc0
男「これか?小型電動マッサージ機さ」

キツネ娘「そんなものでわしをどうするつもりじゃ?」

男「こうするんだぞ」クルクルキュッ


男は二つのマッサージ機の振動部分でキツネ娘の尻尾を挟み込む

キツネ娘もそれが何を意味するか薄々気がついたらしい


キツネ娘「そっ、それは!本当にダメな奴じゃ!」

男「それでこそおしおきだろう?」カチッ

キツネ娘「いっ、いっいっ嫌じゃあああああああ!?」ヴヴヴヴ

キツネ娘「本当にぃぃ...いっ!?これおかしくなる!?」ヴヴヴヴ

男「黙らないと出力上げるぞ」

キツネ娘「くっ....ぅぅぅぅぅぅぅぅう」ヴヴヴヴ


こうして男は床に着いた
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/20(月) 22:42:11.51 ID:17QLB7lc0
〜翌朝〜

男「んん」


男が目を覚ますとそこには昨日と同じ状態のキツネ娘が


キツネ娘「んんんんん...っ!...はぁ...」

キツネ娘「男ぉ...助けておくれ...」

男「んじゃ、そろそろ解放してやるか」


ここでふと思う

こいつが居ると寝づらいな、と

昨日情報を送った友達が今日には家に訪ねてくるだろうな、と

そこで男は


男「...当身」ベシィ

キツネ娘「んぎっ!?」ガクッ


___二度寝をすることにした



おわり
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/20(月) 22:43:45.88 ID:17QLB7lc0
藁納豆は本当に美味いから食え。以上だ
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/20(月) 22:48:26.88 ID:Af0PMJn7O
乙ん
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