千早「はるるん」春香「!?」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/19(日) 00:30:35.91 ID:VpSxOZLU0

春香「千早ちゃん…?どうしたの?」

千早「い、いえ、ただ呼んだだけよ」

春香「それは分かるんだけど…何だか様子がおかしいなって?」

千早「そんなことないわ、私は普段通りよ」

春香「そっか…気のせいだったかなぁ…うーん」

千早「どうしたの、はるるん」

春香「」


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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/19(日) 00:31:54.14 ID:VpSxOZLU0

千早「何で逃げるのよ…」

春香「待って、待って…貴女は誰?」

千早「何を言い出すのよ、千早よ。あなたの大親友の。」

春香「大親友って言ってくれてすごく嬉しいんだけどね、今だけはちょっと怖いよ!突然のはるるんは怖いよ!」

千早「あの、怖がらないでほしいの、これにはワケが…」



ガチャ



雪歩「おはようございますぅ」


春香「おはよう雪歩!あのね、ちょっと緊急事態なの!」

雪歩「ええっ、どうしたの春香ちゃん…?」




千早「あら、おはようゆきぴょん」


雪歩「」

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/19(日) 00:33:00.74 ID:VpSxOZLU0

千早「あの、今日は私がお茶を淹れてみたのだけど、どうかしら」

雪歩「……あ、ああ!千早ちゃんが!ありがと、いただくね!」(聞き間違いかな?)




雪歩「うん、美味しいよ!千早ちゃん上手だね!」

千早「本当?そう言ってくれると嬉しいわ。」

雪歩「えへへ」



千早「このお茶も、ゆきぴょんが教えてくれたものなわけだし…ありがとう」

雪歩「ウヒャァァ//」ガシャアアアアン

千早「!!だ、大丈夫?……ゆきぴょん!」

雪歩「あわわ…ちょっと地底人に会う約束してたので穴掘ってきますぅぅ!!!!」ザクザクザクザク



春香(会議室のほうに、見覚えのある双子の影が見えた気がする…まさか…)

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/19(日) 00:34:21.17 ID:VpSxOZLU0


春香「春香さん、何かが怪しいと思って会議室を覗いてみたら、案の定隠れて観察してるアイドルを見つけてしまいました!」


春香「やっぱり何か企んでたんだね…千早ちゃんに何を仕込んだの!!」

亜美「待って!これにはエベレストよりも深い理由があるんだよはるるん!」

真美「あのね、これはいたずらじゃなくて、本当に千早お姉ちゃんを思ってやってることなんだよ!!」



春香「うーん、本当に…?じゃあ、どういうことか聞かせてもらおうかな?」

亜美「昨日の夕方に事務所であったことなんだけどさー…」

〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜
〜〜〜

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/19(日) 00:41:53.96 ID:VpSxOZLU0

亜美「千早お姉ちゃん!もう今日は何もないでしょー?亜美たちと遊ぼうよ!」

千早「もう…イヤホンして真剣に音楽聴いててもツッコんでくるのはあなたたちだけよ」

真美「だって、もっと千早お姉ちゃんと仲良くなりたいんだもん!ね!」

亜美「仲間だもんげ!」

千早「仲良く…ね…二人はほんとに、誰とも仲良くするのが上手よね」

真美「んっふっふ、ほめてもゼニは出ませんぜ?」

千早「ふふっ、私もそうやってみんなともっと打ち解けられたらいいのだけど…」


ガチャ


響「ただいまー!」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/19(日) 00:46:00.65 ID:VpSxOZLU0

亜美「ひびきん!おかえりー!!」

千早「我那覇さん、おかえりなさい」



真美「……!!!それだ!!それだよ千早お姉ちゃん!!」

千早「えっ?」

真美「みーんな、もう長い付き合いなのに、千早お姉ちゃん、あだ名どころか名前ですら呼んでない人もいるじゃん!そんなの、フレンチトーストじゃないよ!」

千早「フレンドリー…かしら?でも…もうこの呼び方で慣れてしまったもの…」

亜美「えー、もったいないよ!ねえひびきん、千早お姉ちゃんが名前で呼んでくれたら嬉しい?」


響「えっ!!……た、確かに、よくよく考えたら名字で呼ばれるのにはちょっと距離を感じるし…名前で呼んでくれたら嬉しいかな!」

亜美「ほらほら、さあ呼んでみるのだよ!」

千早「っ…!」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/19(日) 00:47:58.91 ID:VpSxOZLU0


千早「ひ……」


響「……」ドキドキ



千早「ひ…ひび……」






千早「……日比谷線はお乗り換えです」ボソッ



亜美「」

真美「」

響「」





千早「」グズッ

3人「わーわーわーー!!!!泣かないで!!!」

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/19(日) 00:50:18.78 ID:VpSxOZLU0

千早「いきなり名前で呼ぶのは…恥ずかしいわ//」

真美「うーん、千早お姉ちゃんもガンコだなぁ……」



亜美「じゃあさじゃあさ!いっそ全員亜美たちみたいにあだ名で呼んでみればいいんじゃない!」

千早「!?」

亜美「そのほうがもしかしたら恥ずかしくないかも!!」

響「自分も、それいいアイデアだと思うぞ!」

真美「じゃあさっそく、ひびき、じゃなくてひびきん!って呼んでみようYO!」


千早「!!!……」

響「……」ワクワク

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/19(日) 00:55:07.75 ID:VpSxOZLU0


千早「……ねえ、ひびきん?」チラッ



響「!!!??!!!?!??!!」バタン



亜美「おおう…想像以上の破壊力ですな」

真美「ひびきん、鼻血出して倒れちゃったよ…」

千早「これも結局恥ずかしいじゃない…//」

亜美「でも、今の千早お姉ちゃんチョー可愛かった!明日一日は亜美たちの呼び方でやるの!決定ね!」

真美「真美たちがちゃーんと見張ってるからね〜!」

千早「もう…」


〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜


亜美「とゆーわけなんだよ!」

春香「亜美真美の言いつけを素直に守る千早ちゃん可愛すぎか!!」

真美「天使だよね」

春香「ま、まあ…悪気が無いのは伝わったよ…でも、千早ちゃんに亜美たちのあだ名を言わせるのは色々な意味で危ないような」


ウワァ!!


春香「……また被害者が一人増えたみたい」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/19(日) 01:00:32.90 ID:VpSxOZLU0

千早「おはようございます、……お、お姫ちん…」

貴音「……何奴!貴女は一体…!?」

千早「ほんとに千早です!如月千早です!」




貴音「…ふむ、どうやらそのようですね。」チラッ

千早「今どこを見て判断しました?」ペタン

貴音「気にしてはいけません。とぷしですよ、とぷし!…ところで、何故そのような呼び方を」

千早「それはその…四条さんともっと仲良くなりたくて…いきなりすみません…」


貴音「……左様でしたか」

千早「し、四条さん?」

貴音「千早、呼び方が違うのではありませんか?」

千早「あ、あ…お、お姫ちん!」

貴音「……こんなに可愛らしい如月千早という生物に気付けていなかった私の愚かさを痛感しております。」

千早「か、可愛らしいだなんて//」

貴音「私とらぁめんでぇとに行きましょう」

千早「あ、あの…胃袋が大変なことになりそうなので、二十郎以外で…」

貴音「麺用な…」




春香「あ、見てる分には意外と面白いかも」

真美「でしょでしょ、これではるるんもドーザイだね!」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/19(日) 01:06:54.84 ID:VpSxOZLU0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

千早「おはよう、ま、まこちん…//」

真「うえええ!?!?千早…どうしたのさ!」

千早「どうもしてないわ、いつも通りよ」

真「いやいや…なんか、そう呼ばれるとくすぐったいな//」

千早「私だって呼ぶの恥ずかしいんだから、もう…」プイッ

真(あ、かわいい)



千早「まこちん、って呼ぶと一気に女の子らしさが倍増するわね」

真「へへっ!いいでしょ♪」

千早「まこちんコーヒーでいいかしら?」

真「う、うん。ありがとう。何で急にコーヒーを?」

千早「あら、まこちん、こういう呼ばれ方は苦手かしら」

真「あれ?あのー千早?……気のせいだよね、アハハ…」




春香「ちょっと使いこなしてない?」

亜美「亜美たちはあんなワルい使い方しないよ!真美がまこちんのこと大好きだから」

真美「ちょっ!言わない約束でしょ!//」

春香「青春ですなぁ」

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