【咲-saki-】京太郎「二年生になったわけだが」咲「うん」

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2 : ◆gE0Dwp4zvc :2018/08/11(土) 00:12:30.93 ID:Aro6rgWz0
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ………………

「須賀先輩、先週の牌譜の32番が行方不明です」

「須賀せんぱーい。お茶関係買い出し行ってきましたけど、どこに置きますか?」

「須賀センパイ!!片岡先輩がまた禁断症状を!!」タコスー!

「須賀先輩、またAさんがティンダロスの猟犬に襲われてますー」



京太郎「はいはい。
    32番は棚のDの所にあるはずだ。もしなかったら持ち出した奴がいるから探せー。
    買い出しありがとさん。お茶関係は棚の前に全部置いておいてくれ、俺が整理する。
    優希は作り置きのタコスあるから口にねじ込んでおいてくれ、噛まれないように気を付けろ。
    Aはいつも通りにあの部屋に突っ込んでおけ。あとで何とかするから」テキパキテキパキ


咲「………部員、増えたねえ」

京太郎「ああ。昨年の成績が堂々たるもので、しかも大々的に宣伝されたもんな」

咲「うう、未だに胃が痛い………」

京太郎「いい加減そのコミュ障何とかしろって。慕ってくれてる後輩共が逆に毎回慌てるんだから」

咲「………そして京ちゃん」

京太郎「ん?」











咲「副部長、慣れてきたね」

京太郎「ほんと、なんでだろうなぁ!?」
3 : ◆gE0Dwp4zvc :2018/08/11(土) 00:13:57.36 ID:Aro6rgWz0
まこ「なんでも何も、お前さんが副部長の仕事をこれでもかとこなし続けとるからじゃろう」

咲「あ、染谷部長」

京太郎「お疲れ様です。………いえ、まずそこではなくて」

まこ「じゃあなんじゃ」

京太郎「今さらも今さらですけど、なんで俺が副部長!?」

まこ「本当に今更も今さらじゃの」

京太郎「何度ツッコんでも得心できないこともありましてね」

まこ「何度も説明したはずなんじゃが………まぁええ」




まこ「まず、咲。副部長できると思うか?」

京太郎「なんて酷なことを」

咲「幼馴染から飛んでくる心無いディスり」

まこ「否定は?」

咲「人には向き不向きがあります」

まこ「………とまあ、わかるな?」

京太郎「ええ。となると、あとは和がいるじゃないですか」

咲「呼吸するように除外された人がいますね」

まこ「………これについても、前にも説明したじゃろ」

京太郎「それでもですよ」

まこ「………和は確かに、その手の事に向いている―――ように見える」

京太郎「………ええ」

まこ「いや実際向いとらんわけじゃない。ただ、問題が―――」
4 : ◆gE0Dwp4zvc [sage]:2018/08/11(土) 00:14:41.71 ID:Aro6rgWz0
咲「………SOA」


まこ「うむ。あの信条が、間違いなく悪く影響する場面が出る。初心者たちへの指導役としては最高なんじゃがな」

京太郎「歩くマニュアルみたいなもんですしね」

まこ「変な癖つけんで基礎を固める教え方なら、そこらの講師よりよっぽどええわ」

咲「でもまぁ、私が言えたことじゃないけど………」

京太郎「何人かいるもんなぁ。バーーーローー年生にも、オカルト持ち」

まこ「正直、オカルト持ちが新入生におらんかったら和で当確だったんじゃがな………」





まこ「というわけじゃ」

京太郎「待ってください。【俺が副部長に据えられた理由】についての説明がまだです」

まこ「食い下がるのぅ」

京太郎「正直しつこいってのはわかってますが、どうしても今だにわからないんですよ」
5 : ◆gE0Dwp4zvc [sage]:2018/08/11(土) 00:15:08.04 ID:Aro6rgWz0
まこ「和にできんオカルトへの理解と、咲にできん対人関係全般」

まこ「どこぞの赤髪先代部長が『どうしてこうなった』と頭を抱えた事務・マネージメント力」

まこ「雑用やってたから、では片付けられん謎のスキルの数々」

まこ「補佐されとる人間の負担がいつの間にか五割以上減っとるサポート能力」




まこ「さぁ、何か言うてみい」

京太郎「ただの消去法ってならまだ食い下がれたのにッ」

咲(言いながら照れてるし。あと、優希ちゃんェ)
6 : ◆gE0Dwp4zvc [sage]:2018/08/11(土) 00:16:00.82 ID:Aro6rgWz0
まこ「ま、諦めんしゃい。実際お前さんに任せてよかったわ」

京太郎「いえ俺も力になれてるんなら、まぁ………」

まこ「どこぞの先代部長の時は見ててそんな素振りなかったんじゃが、なってみるとやる事多くてな」

咲「そう見えないようにしてたのか、さらっとこなしてたのか、人数的に楽だったのか………」

京太郎「どれもありえそうでな」



センパーイ!!Aサンガ、Aサンガ!!



京太郎「おっと。じゃあ、ちょっとわんわんおを送り帰してきます必要なもんは全部まとめてありますので」

まこ「ああ、すまんな。それ終わったら休憩入り」

京太郎「うっす。あ、咲。今日のスケジュールはこれ。タコス娘と合流しておいてくれ」

咲「うん。和ちゃんが帰ってきたら?」

京太郎「ああ、そしたらキリ良く終わらせて部長と和と組んでくれ。じゃあ、行ってくる」
7 : ◆gE0Dwp4zvc [sage]:2018/08/11(土) 00:16:38.53 ID:Aro6rgWz0
ムコウニモドレ、タコスムスメ! オラ、ドコダ、ワンワンオ!




まこ「………ツッコミどころはまだまだ山ほどあるはずなんじゃが」

咲「まあ、そこは………」

和「ただいま戻りました。早く済んでよかったです………どうしました?」

咲「あ、おかえり和ちゃん。なんでもないよ」

まこ「………平和じゃなぁ、と」
8 : ◆gE0Dwp4zvc [sage]:2018/08/11(土) 00:17:27.59 ID:Aro6rgWz0
.



緊急追記

ガンプラ、TRPG、ソシャゲその他変なネタが入ることがあります
9 : ◆gE0Dwp4zvc [sage]:2018/08/11(土) 00:18:27.71 ID:Aro6rgWz0
【ポンコツ魔王の場合】


咲「………………で、合わせ目消しが上手くいかなくてさ」

京太郎「だからちゃんと後ハメ加工を考えておけと………」

咲「修正できたからいいけどさ」

京太郎「まあHGでよかったな………と。部室到着。さて今日も部活頑張りますかね」

咲「ん。おはよーございま………」



「あ、宮永先輩!おはようございます!」

「おはようございます!これ、今日の調理実習で作ったマフィンです!よかったらどうぞ!」

「宮永先輩!この前の牌譜、気になるところがあって………ご指導お願いします!」

「先輩!今日の部内戦のメンバーなんですが………」

「宮永先輩、お薦めしてもらった本、すごくよかったです!」

「先輩、昨年の長野予選でのことでお聞きしたいことが………!」

「罵ってください!」




咲「あ、あうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあう」プシュー

京太郎「はいはいはい、お前ら落ち着いてくれ。ポンコツが過負荷起こしてる。あと最後の奴ちょっと来い」

咲「あ、あばばばばばばばばばば、えっと、えっと………」

京太郎「ポンコツはもっと落ち着け。一人ずつ、一人ずつ話していけ。オーケィ?」
10 : ◆gE0Dwp4zvc [sage]:2018/08/11(土) 00:18:57.74 ID:Aro6rgWz0
京太郎「まったく、毎日の恒例行事と化してきたなお前のショート」

咲「うう、だって慣れないんだもん。あんなにたくさんの人に話しかけられるなんて………」

京太郎「昨年の時点である程度慣れてほしかったんだがな」

咲「昨年よりはまぁ………うん」

京太郎「そうだな。記憶飛ばなくなったもんな」

咲「ヒトゴミ、コワイ」

京太郎「………これが昨年、『清澄の悪魔』『長野産リンシャンマシーン』『カンの虐殺魔王』とか言われた人物とはな」

咲「そのあだ名も全部おかしいからね!?お姉ちゃんじゃないんだから!!」

京太郎「試合後に仲良く話してると思ったら照さんが涙目でスライムみたいに震えてたじゃねえか」

咲「解せぬ」

京太郎「むしろあの時何言ったんだよ」




京太郎「………とまあ、そんなことがあってな」

和「まだ慣れないんですか、というか周りもまだ学習しないんですね」

京太郎「それだけ慕われてるって事でもあるからな」

優希「気を付けないと、また部屋の隅で気配消して本の世界に入っちゃうじぇ」

京太郎「あの固有結界はマジでやめてくれ。正気に戻すのが手間だ。東横さんに弟子入りしようとしやがったんだぞ」

優希「それはそれで身に付けたら凄いことになりそうだじぇ」

京太郎「『少なくとも麻雀中はあの覇気のせいで無理っすね』とは本人の談だ」

和「………ところで、話題の咲さん本人は?」










京太郎「トイレに行ったまま行方不明らしい。てなわけで捜索してくるから、あとよろしく」

和「………………頭が痛くなってきました」

優希「これももう名物だじぇ」
11 : ◆gE0Dwp4zvc [sage]:2018/08/11(土) 00:19:52.99 ID:Aro6rgWz0
【のどっち@SAO の場合】





和「須賀くん。今手は開いてますか?」

京太郎「おう。一区切りついたし、コーヒーでも淹れようとしてたところだ。何かあったか?」

和「でしたら、お茶のついでに相談があるんです。明日から、グループごとの対局記録を付けるんですよね?」

京太郎「ああ。ただ、うちは他みたいに大人数の部を運営するノウハウがないから、手探り状態だけどな」

和「そこは私達もフォローしますので」

京太郎「染谷部長にも同じこと言われたよ。ありがたいことだ」

和「それで、そのグループ編成についての提案なんですが………」

京太郎「はいはい。どれどれ………」







和「ありがとうございます。休憩中にすみませんでした」

京太郎「いいって事だよ。んじゃ、よろしく」

和「はい。それではまた後で」

咲「………京ちゃん、どうしたの?」

京太郎「いや、1年生たちの実力を見るためのグループ分け。それについての話だよ」

咲「あー。そういえばもう明日からだもんね」

京太郎「まあ、上手く編成も纏まってよかったよ」




京太郎「――――オカルト持ちを和の担当グループから外すのに苦労してな………」

咲「………説明、お疲れ様」

京太郎「逆に言えば、オカルト系統を上手く説明できる人材がいないことが一番の問題なんだが………」

咲「ごめん。私だって、オカルトを上手く説明できるわけじゃないし」

京太郎「そこは前提だから大丈夫」

咲「あれ?」
12 : ◆gE0Dwp4zvc [sage]:2018/08/11(土) 00:24:27.29 ID:Aro6rgWz0
【妖怪タコス置いてけの場合】



優希「きょうたろー。タコスがないじぇ」

京太郎「おまっ、もう食いおわったのかよ。作り置きがまだあるから、探して来い」

優希「おお!!流石だじぇ!!じゃあそれ食べてから対局行ってくる!」

京太郎「そうしてくれ。あ、今日の対局予定はC卓だからな」

優希「うー。たまには東風戦で回したいじぇ」

京太郎「たまには組んでやってるだろ。お前と東風やると後輩共がもたん。ほれ、さっさと食っていってこい」

優希「おう!!まずはタコスチャージ!!!」




京太郎「染谷部長。お疲れ様です。お茶どうぞ」

まこ「おお、すまんな。だが別に疲れはしとらんよ。むしろお前さんが動きすぎじゃ」

京太郎「いやまあ、やれることしかやってないですよ」

まこ「副部長任命に納得いってない人間にしてはやけに動いておると思うんじゃが」

京太郎「やるなら徹底しませんと」

まこ(そういうところじゃぞ)
13 : ◆gE0Dwp4zvc [sage]:2018/08/11(土) 00:24:56.38 ID:Aro6rgWz0
ワー!!ワー!! ギャー!! ジェーーーーーージェッジェッジェ!!!!
ニゲロー!!アノタクニ マキコマレタラ シヌゾー! ダレカ センパイヨンデコイ!!
サア、モウイッカイ トンイッキョク イクジェ!! Aサンガ!!!AサンノSANチガ!!



京太郎「はい異常事態の反応を検知ぃ!!!何だ、何が起きた!!!」

「須賀先輩!!片岡先輩が、突然奇声を上げながら全員を東一局で飛ばし続けてます!!」

京太郎「まーたタコスの過剰摂取しやがったな!!どこから隠しタコス見つけやがった!!」

まこ「そのタコス何が入っとるんじゃほんと」

京太郎「行ってきます!!お茶しててください!」

まこ「………おう。行ってらっしゃい」


オラ ユウキィ!!!アシタモ タコスクイタキャ オトナシクシロォ!! イチネンセイ、コイツシバルノ テツダエ!!



まこ「………アイツが部におらんかったら、わしはきっと胃に穴が開いておったな」ズズッ
14 : ◆gE0Dwp4zvc [sage]:2018/08/11(土) 00:26:12.13 ID:Aro6rgWz0
【お好み焼きにこだわりがある現部長の場合】




まこ「京太郎、Aグループの今日の牌譜、纏め終わったぞ」

京太郎「ありがとうございます。こっちも今Dグループまで終わったので、今日は終わりですね」

まこ「………相変わらず早いのぅ。しかしこれ、思ったより有効じゃな」

京太郎「白糸台のチーム編成をベースにもっとマイルドに、かなり改変加えた上での制度ですけどね」

まこ「あんなガチガチなもん、うちでできるかい」

京太郎「だから実質別物ですよ。発想のベースになっただけってくらいです」


咲「京ちゃん。掃除終わったよ」

優希「こっちも終わったから一年は先に帰したじぇ」

和「こちらも片づけは終わりです」

京太郎「おうサンキュ。じゃあ、一杯休憩してから帰るか」

まこ「たまにはわしが茶でも淹れちゃる。座っとき」

京太郎「え、いやそのくらいやりますよ」

まこ「いっつも気が付くとお前さんがやっとるからな。久々にやらせてくれ」

優希「染谷部長の淹れるお茶も久々だじぇ」

咲「お店の方に行った時はご馳走になってるんだけどね」

和「それも最近はご無沙汰ですね。すみません、ありがとうございます」

まこ「まー、普段からやっとることではあるしな。部室では久々じゃ」
15 : ◆gE0Dwp4zvc [sage]:2018/08/11(土) 00:28:39.16 ID:Aro6rgWz0
京太郎「あー………美味い………落ち着きますね」

まこ「じゃな。いやはや、ちょうど一年前の部室とは全く別物になってもうた」

和「人数が倍どころではないですからね」

咲「正直、名前と顔を一致させるだけでも一苦労だったよぅ………」

京太郎「そりゃ話しかけられて即逃亡してりゃあな」

優希「清澄のはぐれメタルは伊達じゃないじぇ」

咲「ちょっ」

京太郎「戦闘力が魔王だぞ、そのはぐれメタル」

咲「ちょっ」

和「昨年、学校に凱旋した時に集団に囲まれたときの咲さんを見た時。あんなに早く動けるのかと驚きましたね」

まこ「残像が見えるとかと思ったわ」

咲「うう………みんながいぢめる」

まこ「いやむしろ愛されすぎじゃろ」




まこ「さて、鍵閉めるぞ。忘れもんはないな?」

京太郎「ないな?咲」

咲「ねえ、なんで私ピンポイントで確認とったの?ねえ」

まこ「この前みたいに鞄丸ごと忘れたなんてなりかねんからな」

咲「スミマセンゴメンナサイ」

和「すみません。それでは、今日はここで失礼します。また明日」

優希「お疲れ様だじぇー」

京太郎「おつかれさん。また明日な。………あ、染谷部長」

まこ「ん?なんじゃ」

京太郎「お茶、ありがとうございました。明日は俺がまた何か持ってきますので」

まこ「だから、気にせんでええっちゅうに。むしろいつもありがとうな、副部長さん」

京太郎「うっす。明日もよろしくお願いします」

まこ「ああ。こちらこそ」
16 : ◆gE0Dwp4zvc [sage]:2018/08/11(土) 00:29:15.71 ID:Aro6rgWz0
京太郎「で、なんですが」

まこ「おう」

京太郎「咲の奴、どこに行きました?」

まこ「………数秒前には視界にいたはずなんじゃがな」



京太郎「お疲れ様でした!!!!おら、どこに行ったはぐれメタルぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!」




まこ「………もはや一番オカルトなのは咲のこれじゃな」

まこ「京太郎には悪いが………ほんとに、副部長に就いてもらってよかったわ」
17 : ◆gE0Dwp4zvc [sage]:2018/08/11(土) 00:35:54.77 ID:Aro6rgWz0
とりあえずここまで。

また書き溜めしてから投げに来ます
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sagesaga]:2018/08/11(土) 00:46:22.03 ID:Pyyr6Q3eO
お前ら同じようなss何年前から書いてんの?
流石に頭おかしくね?死ねよ
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/11(土) 01:23:37.44 ID:I4hQJvAmo
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/11(土) 02:29:26.41 ID:QMoUG/VRo
バーーーローー年生で草
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/11(土) 02:39:40.25 ID:QBUdlvQL0
saga入れないと新一年生が上手く表示できないんだっけ
その機能まだ生きてたんだなって
咲SSもなんか久々に見る気がする。やってるところはやってるんだろうけど新規のって意味では久々かな
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/11(土) 03:06:42.78 ID:aJ79mI7p0
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/11(土) 04:41:35.00 ID:7EpOa68So

なんか原村部長スレ思い出した
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/11(土) 05:28:54.07 ID:NvD0eVg0o
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/11(土) 06:25:36.32 ID:GG67J0iXo
乙だけどガンプラ要素ねじ込む必要ある?
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/11(土) 14:23:38.37 ID:QBUdlvQL0
>>25
作者の趣味だろ
それ「咲にノーパン要素いるの?」って言ってるようなもんだし
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/11(土) 14:56:56.71 ID:b4WZs+FH0
乙です!面白い!
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/11(土) 15:36:47.95 ID:GcKI6a7BO
注意喚起

盗作を擁護するも逃げだし全ての失態をもみ消したクソまとめサイト、あやめ速報

その後進現る

作者による盗作の自白後、各まとめサイトがちゃおラジシリーズを削除する中、むしろちゃおラジを急速にまとめだしたクソまとめサイト

そのクソまとめサイトの名は、


SSでレッツゴー


スペルミスで実はレットゴー

盗作だから消した方がいいという注意、なぜ載せるのかという疑問はもちろん削除

ちゃおラジとあやめ速報の失言に学び完全黙秘
徹底抗戦の構え

いったい何が目的なのか


https://m.imgur.com/fntlBcb

https://m.imgur.com/1Xgfj9V


https://megalodon.jp/2018-0809-0130-39/ss-letgogo.blog.jp/archives/1072195062.html

http://ss-letgogo.blog.jp/archives/1072195062.html
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/11(土) 20:53:23.88 ID:qUUI2U0S0
>>26
例えで草
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/12(日) 06:12:20.42 ID:6OfwpRiT0
バーローってバーーーローーなの?
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/12(日) 20:10:40.54 ID:GuoSv2yn0
支援するナリ!
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/13(月) 00:24:02.17 ID:+chUqaYG0
乙!超期待!
33 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/13(月) 00:47:58.45 ID:dvvHSMna0
こんばんは
少しだけの投下になります

あと、sageとsaga間違えてたよ………
34 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/13(月) 00:50:01.12 ID:dvvHSMna0
【ドーモ、清澄=サン。元ブチョーです】




久「清澄よ!!私は帰ってきた!!!」バーン

京太郎「迎撃戦闘用ぉ意!!!!!」ガタッ





久「いきなりなによ。傷ついちゃうわ」アイアンクロォ!!

京太郎「すみませ、反射的、あ、あば、あばばばばばばばば」ギギギギギギギ

まこ「その辺にしとき。京太郎が生物としてあるまじき痙攣しとる」

和「あと一年生たちにも悪影響ですので」

久「ちょっとー。久しぶりに顔見世に来た元部長に対してみんな辛辣じゃない?」

まこ「久しぶりと言うほど間が空いとらんじゃろ。ちゅーか、暇すぎじゃろう大学生」

久「講義はしっかりこなして計算した上で来てるわよ」

まこ「そういう計算は本当に得意じゃな」

優希「おおー!!!先輩、久しぶりだじぇ!!!」

久「はぁい。久しぶり。優希はいい子ねえ」

優希「む?褒められたぞ」

京太郎「どうだろうな」ムクリ

久「あ、復活したのね」

京太郎「朝食に山盛り二杯コーンフレーク食べてきましたので」

和「ちょっと何言ってるか」
35 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/13(月) 01:02:54.42 ID:dvvHSMna0
久「とまぁ、顔出してみたわけだけど。やっぱり賑わってるわねー。うらやまけしからん」

まこ「あの時は楽しくなかったと?」

久「まさか。私の人生で現時点までの最高の時代よ」

和「………断言されるとちょっと恥ずかしいですね」

久「ただ、私一人この輪の当事者になれないってのは悔しいの!!」

まこ「言いたいことはわかるが………」




「た、竹井先代部長だ。竹井先代部長が来てるぞ!!」

「おお………学年的に一人だけ会えないと思ってたけど、結構来てくれるんだ!!」

「昨年の部長さん………!!!」

「あの、あの伝説の………」



久「あ、あら?なんか随分有名ね」

まこ「そりゃそうじゃろ。何度も顔出しに来てる上に、昨年大々的にピックアップ受けとったからの」

久「それにしたって、随分熱い視線で見られてる気がするんだけど………」

和「今年の新入生たちは皆、あの大会を見ている子達ですから」

優希「当然、竹井先輩の活躍もだじぇ」

久「う、うーん。改めて大きなことやったんだなぁと実感させられると、ちょっとやっぱり照れるというか」

まこ「変なものでも食ったか」

久「どういう意味よ」
36 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/13(月) 01:03:26.94 ID:dvvHSMna0
京太郎「………あ、すまん和。ちょっとの間、指示変わってくれ」

和「え?」

京太郎「今気づいた。あの文学少女()が来てねえ。下手するとまた迷子だ」

和「………一年、この校舎で過ごしてるんですよね………?」

京太郎「真面目に呪いの類だ最早。迷い牛にでも出会ったのかってレベルだよ。てなわけで、探してくる」タッ

和「お願いします」

久「………相変わらずみたいねぇ。………ん?」



「あの伝説の!!」

「そうだ、あの【天災トラブル開発者】、【清澄のすべての元凶】!!」

「何か起きたらまずあの人を疑えと言われる、【長野県のゴルゴム】!」

「【清澄の赤い請負人】、竹井久先輩だ!!」




スガクゥーン ア ー ソ ビ ー マ シ ョ ー ?
アイエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!



まこ「………割と反論の余地はないと思うんじゃが」

和「自業自得ではありますね」

優希「練習、どーするんだじぇ」
37 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/13(月) 01:11:53.54 ID:dvvHSMna0
【真面目と努力の方向性】



京太郎「………んー」

咲「京ちゃん、さっきから何見てるの?」

和「先ほどから雑誌とにらみ合ってますが………」

京太郎「ん?ああ、これ。本屋で貰ってきた、無料の家具カタログ」

咲「………引っ越し?」

京太郎「なんでやねん。いやほら、人数増えて牌譜とかも一気に増えたろ?備品全般に言えるが」

咲「あー。お茶っぱとかだけでも増えてるもんね」

京太郎「で、新しい棚を買うかって話なんだが………」

和「それで悩んでいたんですね。確かに、最近は物が増えましたから………」

咲「部費も出てるんでしょ?」

京太郎「おう。とはいえ潤沢ってわけじゃない。そこでだな、眼を付けたのがこの二つなんだが」

和「………随分、値段もそうですが大きさが違いますね」

京太郎「染谷部長とも相談してるんだが、安く抑えるか、いっそ先を見越して大きいのを買うかってな」

咲「んー………難しいね」

京太郎「本や資料、牌譜はこれから時間を追うごとにどんどん増えていくからな。どうしたもんかと」

和「どっちの考えでも一長一短ですね。この先の部費の用途なども考えなくてはいけないですし」

京太郎「前にも言ったが、うちには大人数の運営ノウハウがないからな」

和「その点、竹井先輩は上手かった気もしますね」

京太郎「忘れがちだが、あの人学生議長だったしな………」

咲「染谷部長は、お店とかの経験とかで何か意見は?」

京太郎「聞いては見たが、畑違いすぎて参考にならんとよ」

咲「んー。やっぱりせっかくだから、長く使えるものが欲しいよね」

京太郎「まったくだ。いっそ作っちまおうか。なんてな」

咲「あはは。なら、ホームセンターに行かないとね」

和「………………………」

38 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/13(月) 01:19:09.28 ID:dvvHSMna0
翌日



京太郎「さてさて、部活に向かいますかっと」

和「須賀君、ちょっとよろしいでしょうか」

京太郎「はいさ、なんだのどっち」

和「その呼び方は普段はちょっと………いえ、これなんですが」

京太郎「あん?稟議書………?」








和「近所のホームセンターなどを回って、大きな棚一つ分の材料費を最も安く計算したのですが………」

京太郎「………和の素直さが眩しいッ」
39 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/13(月) 01:21:06.20 ID:dvvHSMna0
本日はここまで

>>25 仕様です(すみません単なる趣味です他も含めて)

>>23 好きでした。正直影響は多々あるかと

では、また
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/13(月) 01:51:15.28 ID:/37VJQP00
続きを全裸待機!
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/13(月) 06:12:15.11 ID:GG9rceU2o
かえって高くつく場合があるんだよなー
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/13(月) 06:27:41.29 ID:NDHu0yja0
こういうの待ってた
ムロ登場に期待
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/13(月) 08:13:06.05 ID:IkjV/mnd0
おつー
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/13(月) 15:07:14.03 ID:2JeKAsW3O

高遠原中で部長やってたのに副部長候補にも上がらないタコスェ……w
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/13(月) 17:46:50.64 ID:7wX+5U/to
副部長って要は部長の補佐だしな
優希は部長として引っ張ってくことはできても副部長のぽじは似合わない
46 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/14(火) 21:58:42.07 ID:x1jMSaDg0
ガッデムホット(こんばんわ)
暑すぎて発狂しかけてますが皆さんは大丈夫でしょうか

今晩も少しだけ投下します
47 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/14(火) 22:01:01.64 ID:x1jMSaDg0
【いざやろうとすると一気にやる気失せるアレに名前を付けたい】



京太郎「えー。一年生たちに連絡がある。全員集合したな?どっかの某宮永みたいに迷子はいないな?」

咲「京ちゃんはあとでカンね」

京太郎「どういう脅し文句だ。部長、お願いします」

まこ「ん。皆も知っての通り、数日後よりテスト期間のために部活動休止期間が入る。とは言うても、短いものじゃが」

京太郎「今回のはあくまで小規模なテストだしな。とはいえ、休みは休みだ」

まこ「そこで、その前に一度部室を整理、掃除しようと思う。大掃除って程じゃないが、いつもよりはしっかりの」


ワカリマシター リョウカイデスー ハーイ ハイヨロコンデー マムッイエスマムッ


和「各メンバーは、今ホワイトボードに張り出した班分けで掃除を行ってください。必要な道具などがあれば言ってください」

「あの、先輩。片岡先輩は………」






和「補修で余計に部活ができない危険性があるので、強制的に勉強となる環境に拘束しています」ニッコリ

京太郎「お前らはこうなるなよー?」ニッコリ


アッハイ


まこ「それじゃ各員とりかかってくれ。わしらも行くか」

京太郎「うっす。じゃあ始めるぞー」
48 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/14(火) 22:05:14.95 ID:x1jMSaDg0
「宮永先輩、ゴミ袋の追加ってこれでいいですか?」

咲「う、うん!!いいよ!!!」ビクッ

「これって、保管する奴ですかね?」

和「………いえ。廃棄で大丈夫です。確認してくれてありがとうございます」

「あの、なんかたくさんの玩具が………」

まこ「どっかの先代部長の置き土産じゃ。捨てて構わん」

「須賀先輩、Aさんが一時的狂気に!!」

京太郎「おい今週の精神分析係誰だぁ!!」







まこ「だいぶ片付いてきたな………そっちはどうじゃ?」

京太郎「刹那で終わらせました。ていうか、しっかりやってたつもりが結構汚れてるもんですね」

和「むしろ想定以上に綺麗だったんですが。普段須賀君に頼ってしまってるのが実感できますね」

京太郎「んなことねーって」

咲「一番困るのが書類とかだよね。他の子達が見つけても、指示仰がないとだし」

京太郎「だな。この辺もっとしっかりしてればもっと早く終わった………つっても予定より早いが」

和「ですね。ちょっと優希の状況を見に行ってきます」

京太郎「頼んだ。もしも捗ってなかったらプランA1−aで」

和「ええ。では」ガララッ

まこ「不穏な会話は聞かんことにする。あとは、と」

咲「ゴミ捨てくらい、ですかね?」

京太郎………と言いたいところなんだがな」ゴトッ

まこ「………なんじゃ、その段ボール箱は」

京太郎「上の張り紙をご覧ください」
49 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/14(火) 22:10:46.63 ID:x1jMSaDg0
『竹井☆久のお楽しみ箱 開けたらダメだぞ♪』






全員『………………………………………』


京太郎「………ええい、この氷河期のような空気、どうしてくれようか」

咲「激しく開けたくないんですけど」

まこ「これ単純に「罠です」って書いてあるのと変わらんよな」

京太郎「どうしましょう。被害広げ無いように後輩には見せませんでしたが」

まこ「一年たちは今どこじゃ」

京太郎「休憩に出してます。………で、どうします?」

まこ「………わしらに何かあっても、和が場を纏めてくれるじゃろ」

咲「なんでこんな探索者みたいなこと………」

京太郎「文句は先代部長という神話生物に言え。さて、中身はっと………」パカッ







和「………ん?何か悲鳴のような………気のせいですかね」

優希「タコスタコスタコスタコスタコスタコスタコスタコスタコスタコスタコスタコス・・・・・・・・・・・」

和「はいはい。あとこの問題集で終わりですからね」

優希「コレ コウジエン クライ アルジェ」







【翌朝、現部長からお叱りの電話が飛びましたが先代部長は逃げ切りました】
50 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/14(火) 22:12:38.92 ID:x1jMSaDg0

【津山睦月さんの憂鬱】



京太郎「染谷部長。そろそろ、津山さん来るかと」

まこ「お、もうか。すまんが、この荷物持って行ってもらって構わんかの?」

「わかりました。行ってきます」

まこ「すまんな。………京太郎すまんな。うっかりしておった、流石に部長不在はいかん」

京太郎「いえ。ちょっとお茶の準備してきますので」

まこ「ああ………っと、もう来たか」




51 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/14(火) 22:14:06.45 ID:x1jMSaDg0
睦月「お招きいただきありがとうございます。鶴賀学園麻雀部、現部長を務めさせていただいております、津山睦月です」

まこ「どうも、ご足労頂き申し訳ありません。現部長の、染谷まこです」

京太郎「副部長の、須賀京太郎です。どうぞお掛けください」




睦月「これはどうも。………………お久しぶりです、染谷さん」

まこ「じゃな。ま、堅苦しいのはここまでじゃ。よう来てくれた、津山さん」

睦月「………やはり、随分と部も大きくなったんですね」

まこ「そちらも人数がずいぶん増えたと聞いておるが」

睦月「こちらには全然及びません。ですので、今年は………全力で、獲りに行かせていただきます」

まこ「………ええ顔じゃ。以前会った時よりも、随分自信ついとるの」

睦月「いえ。ただ、部長として立たせてもらったからにはそれなりの姿を見せないといけませんから」

まこ「素直に、見習わんとな。わしらも………負けるつもりは毛頭無いけぇ」

京太郎「お待たせしました、紅茶です。お砂糖とミルクも」

睦月「あ、これはどうもご丁寧に………」

まこ「京太郎。副部長としてお前も同席してくれ。話をできるだけ詰めておきたい」

京太郎「ええ。津山さん、かまいませんか?」

睦月「もちろんです。では、予定している合同練習についてですが………」
52 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/14(火) 22:19:35.89 ID:x1jMSaDg0




睦月「………予定以上に話が進んで、助かりました。ありがとうございます」

まこ「いや、こちらこそ。当日を楽しみにしとります」

睦月「ええ。私たちも、心から楽しみです」

まこ(一年も経てばあのビギナーズラックも陰っとるじゃろ)ボソッ

睦月(聞かなかったことにしよう。妹尾さんには、それとなく注意を促すか………)

京太郎「では、本日のことを纏めて、改めて鶴賀学園に郵送させていただきます」

睦月「何から何まですみません。………あと」

京太郎「はい」

睦月「………須賀京太郎さん。清澄を支える陰の立役者にして実際大黒柱と言われる貴方に、お聞きしたいことが」

京太郎「俺としてはその風評についてお聞きしたいんですが」

まこ「今度にしぃ」

京太郎「えぇ………」

睦月「実はですね………」





睦月「物理的にそこにいれば誰でも場所がわかるように、サーモカメラとかって安く仕入れられませんか?」

まこ「………苦労しとるようじゃな」

京太郎「純粋なマンパワーではもうどうにもならないのか………」

睦月「前よりはいいんですが、その………加治木先輩がいなくなってから、完全消失する回数が増えまして」

京太郎「どういうことだってばよ」

まこ「依存しすぎるのも考え物じゃな………」
53 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/14(火) 22:22:38.21 ID:x1jMSaDg0
【追い詰められると突然伸びるけど本人はかなり余裕ないタイプ】





まこ「ちゅーわけで、鶴賀との合同練習の日程は以上じゃ。明日、部活前に全員に通達する」

京太郎「まあ、特に問題はないと思うが、気になる事なんかあったらバンバン言ってきてくれ」

咲「バンバンっていっても………任せきりにしてる身からすると、言えることも見当たらないというか」

優希「あれ?そういえば、鶴賀はどのくらいの人数だっけか」

和「説明があったでしょう………今は十人ちょっと。ですので、うちが会場になるんですよ」

優希「十人ちょい………うちもそうだけど、大会の実績って大きいなー………」

京太郎「ほんっとな。和から聞いた話、阿知賀も増加ヤバいんだろ?」

和「憧が相当駆けまわって対処したと言っていました。………予想以上だったと」

咲「あれ?あそこの部長って」

和「鷺森さんです。ただ流石に手が回らなかったそうで」

まこ「………痛いほど気持ちがわかるわ。京太郎おらんかったらわしは今頃胃炎で入院じゃ」

咲「えぇ………」

優希「でも、やっぱり昨年決勝の長野三校は思い出深いじぇ」

まこ「じゃな。やっぱり、わしらのスタートでもあり、ようやっと先が見えた時でもある」


咲「………あれ?」

京太郎「なんだ咲」

咲「いや、ちょっとした疑問なんだけど………今ってさ。風越の部長さんって………」

京太郎「………………………」

咲「あ、あれ?」

まこ「そういえば、この間風越に行っとったな京太郎。何かあったんか?」

京太郎「………………いえ、別に」





京太郎「………どうかご無事で、としか」


和「え」
54 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/14(火) 22:24:16.11 ID:x1jMSaDg0
同時刻     風越学園 麻雀部







後輩「コーチ。牌譜の整理、終わりました。こちらに収納します」

久保「ああ!?それは………」



「ああ、それは隣の棚だ。それとその前に他の牌譜も纏め終わってから持ってきてくれ」

後輩「は、はい。すみません!」

「いいから。それと、他の班の一年が一区切り付いたら休憩前に牌譜と短レポートを提出、報告に来てくれ」

「それとB班は今日でその自動卓使用は終わりのはずだから、掃除を忘れないように伝えてくれ」

「コーチ、A卓は予定より早く局が回ってるので、上位2人とB卓の1位を混ぜて私入ってもいいですか?」


久保「………………あ、ああ」

「ほら、いって」

後輩「す、すみません部長!!!失礼します!!」


タタタタタタ………


久保「………な、なあ。その………お前も少し、休んだらどうだ?」

「そういうわけにもいきませんよ。ほら、まだやることは沢山ありますし」

久保「いやその、後輩に回してもいいようなこともたくさん………」

「いやいや、そういうことこそ先輩が率先してやらないと。あ、お茶請け用意してますので、牌譜整理しながらでもどうぞ」

久保「………………………」

「あ、D卓はそろそろ交代だけど次のメンバーちょっと変えて………ああ、それと………」

久保「………なあ。真面目、というか必死なのはわかる。プレッシャーも分かる。だけどな?な?」











池田「あ、そうそう次のレギュラー選別会議の資料も………」(レイプメ


久保「少しは休め池田ァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」(ナミダメ
55 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/14(火) 22:26:23.33 ID:x1jMSaDg0

というわけで本日はここまで
この猛暑で割とマジで体調ヤバくなったりしましたが、ビールがあったおかげで生きてます

皆さんも健康にお気をつけて
ではまた次回
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/14(火) 23:04:08.39 ID:2vcHdWWA0
先ずは乙です
所で風越って風越学園じゃなくて風越女子高校だった様な?
違いましたっけ?
57 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/14(火) 23:09:41.96 ID:x1jMSaDg0

緊急追記

>>56
あがががががががががががが
完全に別所と混同してたというか、はい間違えました
すみませんが脳内修正願います


58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/14(火) 23:27:01.97 ID:2vcHdWWA0
>>57
お気になさらず
あ…そうそう風越女子の場合他の学校と違って部長呼びじゃなくてキャプテン呼びだった様な?
其れと風越女子の旧二年生トリオはかなりの仲良しだった様な?
例えば
華菜ちゃんの場合他の二人を渾名呼びでしたし(みはるん&すーみん呼び)
みはるんの場合他の二人を下の名前呼びでちゃん付け(華菜ちゃん&純代ちゃん呼び)
すーみん(純代ちゃん)の場合他の二人を下の名前呼びでさん付け
だった筈です
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/14(火) 23:46:08.81 ID:GRSPSaJYo
流れとして妥当だけど池田ェ…
強く生きろ華菜ちゃん
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/15(水) 00:06:59.65 ID:wmL9UR6SO

>>47の補修が掃除が壊滅的で物壊すからなのか補習の誤字なのかわかんねーw
61 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/15(水) 00:56:43.92 ID:C0HnGqca0
また次回と言ったな
時間は指定していない。つまりそういうことだ

と、眠れなかったバカタレがもう少しだけ投げつけに来ましたよっと

>>58
あー、部長呼びに関しては前任者との区別のつもりでつけてました
あと他のメンバーが出るのはもう少し先になりますかね………すんまそん

>>60
ぶっちゃけ誤字だけど前者もありえそうなんですよぉ!!!!!!
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/15(水) 01:01:39.20 ID:sr3chGBco
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/15(水) 01:02:07.73 ID:hFFlKeuso
まったりと楽しんでるぜ
そのうちAがアザトース招来しそう
64 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/15(水) 01:03:22.16 ID:C0HnGqca0
【地元にマック以外の店舗もください】




京太郎「夢さえあれば〜 平気さ全て♪  愛だけあ〜れば〜 叶うさ〜きっと〜♪」

咲「あ、京ちゃんいた。どうしたの、今日部活休みだよ?」

京太郎「おう、咲。知ってるっての。ただ軽く掃除に来たついでにヘイズル改をパチ組してるだけだ」

咲「そんな気軽にこんな場所で………まあいいや。帰りに、久々にちょっと買い食いしない?」

京太郎「おお、いいぞ今組み上がったし。………やっぱ肩のこれは固定難しいか………」

咲「なにやってんのさ。ほら、いこ?」

京太郎「おう。どこ行くんだ?」」

咲「ハンバーガーが食べたい気分です」

京太郎「マックでいいか」

咲「お小遣い的にもそれで………うう、バイトでもしようかな………」

京太郎「お前にできるバイトを探すことがすでに労働になりそうだが」

咲「せ、接客以外なら、その………」

京太郎「もうちょっと自信もとうよぉ」
65 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/15(水) 01:04:02.59 ID:C0HnGqca0




「………見た?」

「見た見た。やっぱ本当なのかな、あの二人が………って噂」

「結構前から噂にはなってるらしいよね。私達も薄々思ってたし」

「やっぱそうなのかな………明らかに他の人達よりも距離近いもんね?」

「あとは片岡先輩とかだけど………ちょっと、違うよね」

「私はそっちも何か怪しいとは思ってるけど………ちょっと、つけてみる?」

「………やってみようか、うん」




66 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/15(水) 01:11:51.88 ID:C0HnGqca0
某道化師がマスコットのバーガーショップ




京太郎「久しぶりにマック食ったな」

咲「だね。定期的にこのポテトが懐かしくなるよ」

京太郎「そこは同意する」

咲「ていうか、京ちゃん結構食べるね」

京太郎「高校生男子の食欲なめんな。この倍は食えるわ」

咲「うわーうわー。それは女子からしたらうらやま死んじゃえだよ」

京太郎「初めて聞いたわそんな台詞!!」

咲「ふーんだ。ガンプラばっかり作ってるうちにどんどん肥えちゃえ」

京太郎「そこは麻雀じゃないのか麻雀部。生憎、俺は運動もしっかりやってるもんでな。なあ、文学少女()」

咲「あれ、今耳から血が出てる気が」

京太郎「血の涙なら流れそうだな」







「………な、なんか会話は変だけど、やっぱ仲いいよね」

「うん。ボックス席空いてないとはいえ、自然と隣の席に座ってるし」

「本当に不思議な二人だよね。兄妹にも見えるし、カップルにも見えるし」

「言っちゃ悪いけど、須賀先輩って見た目はヤンキーだけど………なんか、宮永先輩と並んでると自然なんだよね」

「うん。麻雀部で知ってるからかもしれないけど、保護者イメージがあるというか」

「………別の意味で怪しくなってきたよね」
67 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/15(水) 01:13:56.03 ID:C0HnGqca0
京太郎「――――で、Aの奴が発狂して。あの時は大変だったんだぞ」

咲「うわ………迷子になっててよかったよ」

京太郎「こっちはよくねーよファック」ムシャムシャ

咲「あ、ナゲット貰っていい?」

京太郎「いいぞー。てかお前はもっと食え。うちの部員は総じて、皆ちゃんと食ってんのか不安になるわ」

咲「そうはいっても、女の子は繊細なの。100g増えただけで地面にめり込むくらい深刻なの」

京太郎「物理法則ってなんだっけ」

咲「まあ、和ちゃんは一部減らしてもいいと思うけど」ボソッ

京太郎「聞こえてるぞー。まあ、無理なことするよりしっかり食った方が頭も回るし、いい事多いぞマジで」

咲「うぅー、そうかなぁ」

京太郎(ただし優希、テメーは食い過ぎだ)









「………………」ムニムニ

「………………」ムニムニ



「………ポテト、追加しようかな」

「お付き合いします」
68 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/15(水) 01:15:21.20 ID:C0HnGqca0




咲「にしてもさ、京ちゃん」

京太郎「あ?」

咲「京ちゃんってさ。今年はともかく、昨年は女所帯に黒一点だったわけじゃん?」

京太郎「黒一点て。まあそうだな」

咲「………限りなく、女っ気ないよねー」

京太郎「ゴバァ!!!!」

咲「うわ、きちゃな!!」

京太郎「ごほ………おま、人が地味に気にしてた急所を………」

咲「うん。フルフルに四人全員で火属性武器担いだレベルで突いたね」

京太郎「自覚してるならやめんか!!!割かしマジで気にしてるんだぞ!!!」

咲「あ、割とガチだったんだ」

京太郎「覚悟はしてたが、しかし全くそう言う気配ないもんな………」

咲「でもがっついてこないもんね」

京太郎「当たり前だ。そんな不誠実なことできるかっての。信頼してこんな役職まで任せてくれたんだぞ」

咲「こういうところ真面目だよねー」

京太郎「当たり前だ。大体、がっつけるほど自分ができた人間なわけでもねーよ」

咲「それもどうかな………」
69 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/15(水) 01:16:16.79 ID:C0HnGqca0




「………………………これってさ」

「うん………ない、よね?」

「少なくとも、この二人に関しては間違いなく無い………ていうか」

「あれだよね」

「あれだ」




「「真面目だけど自己評価低いせいで色々逃す残念な人………!!!!!!!!!!」」








京太郎(………さっきから、あの子たちどうしたんだろ。やたらついてくるが)

咲「どしたの?」

京太郎「なんでもぬぇ」
70 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/15(水) 01:16:59.56 ID:C0HnGqca0



本当に今回の更新は終了
まだ寝れない気がするけど寝る努力大事

それでは、今度こそまた次回
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/15(水) 01:25:38.66 ID:c1D6F2hzo

寝れなくて再び更新するに1タコス
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/15(水) 02:00:50.10 ID:sr3chGBco
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/15(水) 07:54:58.32 ID:tdYDhIEfO
さりげない西尾ネタが好き
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/15(水) 08:04:02.51 ID:nF7dNBwAO
かおりんの運がビギナーズラックじゃなく天運だと清澄他はかおりんまでに鶴賀をトバさにゃいかんのか…下手すりゃ全国取るよりきついかもしれんな、乙
75 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 00:50:04.09 ID:swMXacbj0
ほいほーい、こんばんは
今晩っつーか日付け変わったけど更新しにきましたよっと

>>71
残念でしたな、あの後死体のように眠りにつきました

>>74
デスゲームかな?

では、少しだけですが
76 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 00:51:14.29 ID:swMXacbj0
【気配遮断スキルは淑女のたしなみ】



まこ「おーし、全員そろったな」

京太郎「それでは、これから――――こちら、鶴賀学園麻雀部の皆さんとの、合同練習を開催します」



まこ「本日はよくお越しくださいました。よろしくお願いいたします」

睦月「はい。こちらこそ、お招きいただきましてありがとうございます」

京太郎「それでは、卓の準備はできていますので、それぞれ事前に決めていた順に卓へ」

香織「よ、よろしくお願いします」


まこ「 ヨ ロ シ ク 」


優希「邪気がダダ漏れだじぇ」

和「私たちは第二陣ですね」

咲「うん。それまで、他のところを見て回っておこう」

まこ「よし、始めるぞー。他の連中は見るなり記録をとるなり、邪魔にならんように動きぃ」

京太郎「お茶とかは俺がやるから、数人手伝ってくれ。それと第二陣控え、牌譜記録係、精神分析係それぞれ動けー」

77 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 00:52:52.28 ID:swMXacbj0



ワイワイ ガヤガヤ ポン チー ロンデスッ ギャー、カンウラノリノリ!! オチャ、オモチシマスネー

オーラスイキマスヨー SANチェックダァァァ ツモ!イッパツデス! ネコデス、ヨロシクオネガイシマス

リーチダジェ!! エ、エト、ロンデス ナンデジャアアアアアアアアアアアアアアア




京太郎「よしよし、順調順調。想定通りにに和気藹々と阿鼻叫喚してるな」

和「どういう想定してたんですか」

京太郎「お、優希のところは終了か。5番卓第二陣、どうぞー」

咲「あ、染谷部長たちの2番卓も空いたみたいだね。私の番みたい」

京太郎「おう、行ってこい」

睦月「お手柔らかにお願いしますね」

咲「はい。よろしくお願いします」

まこ「………ただいま………」

京太郎「おかえりなさい。………お疲れ様です」

まこ「なんなんじゃあれ………対ワシ用のオカルトでも持っとるんか………」

和「おや、咲さんたちの卓………まだそろってないんですかね」

京太郎「あ?マジだ三人だな。えーっと予定は………      あ   」

まこ「………そう言うことか。揃っては、おるんじゃな」

和「………?」
78 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 00:54:25.74 ID:swMXacbj0




咲「えっと………」

部員「あの、後の一名は………」

睦月「………すでにいますね、多分。だろ?」






桃子「お久しぶりっす。リンシャンさん」ユラァ




部員「アイエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!?ユウレイ、ユウレイナンデ!!!!?」

咲「お、お久しぶりです。その………聞いてはいましたが」

桃子「まーこの通り今まで以上に消えられるようになっちゃいまして。今ならおっぱいさんにも見えるかどうか」

睦月「サーモカメラ導入を真剣に検討しないといけなくなった、その理由がこれなんです………」

桃子「先輩がいないと、意識してないとこう、スーッと自然に薄くなってしまいまして」

咲「加治木さんの存在が本当に大きかったんですね………」

部員「アバ、アバババババ、アババババババババ ユ、ユウレイナンテナーイサ オバケナンテウッソサ」

睦月「あの、そちらの方が真っ青に………」

シツレイシマスッ  セイシンブンセキ  ハイリマス!





京太郎「………しまった。同席者の人選ミスったな」

まこ「もうちょいオカルト耐性ある奴連れてこんとな」

優希「むしろSAN値だじぇ」

和「SOA」
79 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 00:56:16.21 ID:swMXacbj0
【最後の夏】





ロンッス エ!ウ、ウソ! ヌゥ、ヤッパリミエナイカ・・・ ・・・・・アハッ






和「そういえばなんですが」

まこ「ん?」

和「この合同練習、本当は龍門渕にも打診してたんですよね?」

京太郎「おう、そうだ。ただどーにもこーにも予定が擦りあわなくてな。残念だが今回はダメだった」

香織「そうだったんですか」

まこ「向こうさんも残念がっとったな。特にあのお嬢様は」

京太郎「和との再戦をずっと心待ちにしてますからね。大会じゃ昨年以上の強敵だろうし、データ欲しかったが」

優希「あー、あそこは今年もメンバー同じなのかー」

和「全員、昨年二年生でしたからね」

京太郎「聞いたところ、一応新入部員も入ったらしいし、レギュラー決めの部内戦も既にしっかりやったらしいんだが………」

まこ「その結果でなお昨年と同じ。つまり、あの五人が未だに最強メンバーっちゅうことじゃ」

京太郎「そして今年は、その全員が最後の夏………間違いなく、高校3年間で最強状態の5人だ」

香織「う、うぅ………ちょっと、怖いけど………」

優希「よーし………今年も気合入るじぇ!!」

和「ふふっ。そうですね。その前に、レギュラー選抜部内戦を行いますが………」

まこ「譲る気がないのは誰もが同じじゃ。遠慮も何もせず、思いっきりやりぃ」
80 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 00:56:51.93 ID:swMXacbj0
マージャンッテ、タ ノ シ イ ヨ ネ チョ、ナ、ナンデミエテルッスカ!! コ、コレハ・・・・・ アイエエエエエ!!マオウ、マオウナンデ!!!





京太郎「ま、俺は俺で男子で頑張らねーと………」

まこ「部員が一気に増えたのはいいが、男子が団体戦に一人足らんからの。残念じゃ」

京太郎「その分個人で気合い入れないといけないですからね」

優希「だいじょーぶ!!京太郎も毎日タコス食べればあっという間に無敵だじぇ!!」

和「本当にそうなったら、それはタコスじゃないナニカですよね」

優希「タコスは万能だじぇ。一口食べれば、千切れた腕の一本二本すぐに生えてくる!!」

香織「え、えええぇ!?」

京太郎「信じないでください。あれはただの末期中毒者の発する電波ですから」

優希「なにをー!!」




カン!!カン、カン!!ツモ!! ドッカデミタアクムッス!! ト、トメラレナイ・・・!!! アババババババババ





京太郎「………そろそろ止めた方がいいっすかね」

まこ「まあ久々じゃし、もうちょっとええんじゃないかの」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/16(木) 01:03:12.67 ID:dXjbKH7j0
咲さんがヤバいですね
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/16(木) 01:04:03.18 ID:EYrZwp3Co
ヨ ロ シ クでハマの番長を思い出したわ
ばんてふ〜
83 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 01:09:23.51 ID:swMXacbj0
【その頃あの人達は】





透華「はじめ、はじめー?」

一「どうしたの?随分慌てて」

透華「いえ、予定していた用事が少し早めに済んだでしょう?今からでも、件の合同練習に参加できませんの?」

一「いやぁー………流石に遅いよ。向こうにも迷惑だろうし」

透華「ぐ、ぐぬぬぬぬ………せっかくの、のどっちとの再戦の機会が!!」

純「あんまり無理言うなよ。この先機会なんざいくらだって作れるだろうに」

透華「作れる機会は全て使いたいんですの!!」

一「あー、うん………でも、三年になってからやることも増えたしね」

智紀「………スケジュール表に、一マスも空きがない」

純「学校の事、部の事、家の事、その他諸々。こりゃ、時間管理だけでも重労働だぜ」

透華「………仕方ありませんわね。ですが、帰り次第もう一度スケジュールを見直してみましょう」

一「あ、諦めないね」

智紀「いつもの事………」

透華「………あぁ、いえ。別に、原村和との再戦の事ばかりではありませんの」

純「ん?他に何かあったか?国広君」

一「ごめん、僕にも心当たりがないよ。透華、何があったの?」

透華「………………本当ならば、一番優先してとるべきことですのに」

智紀「………………?」
84 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 01:10:06.51 ID:swMXacbj0
透華「………ほら、貴方達もここ最近、その激務に追われて動きっぱなしでしょう?少しは休みを作りませんと」

一「………透華」

透華「どうせ休むなら、せめて一日単位で休めるようにしますわ。そうじゃないと、流石に疲れも溜まります」

純「………気ぃ遣わせて悪いな」

透華「何を言ってるんですの!!当然の事ですわ!!」

一「ありがとう。でも、僕たちも好きでやってるからさ。透華と一緒で、辛くなんてないよ」

智紀「うん。けど、ありがとう………」

透華「………ふふっ。では、休みを決めたらその日はしっかり休むんですわよ?」

純「ああ。サンキュー」

透華「さて………戻りましょうか」

一「だね。………ん?」


携帯< キボウノハナー


一「メールだね。ハギヨシさんからだ」

透華「私ではなくはじめに、ということは仕事の関係ですわね」

純「だな。何だって?」

一「………え」

透華「はじめ?どうしましたの?」

一「………た、たたたた」

智紀「た?多々買わねば?」



一「大変だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!こ、衣が!!!衣が帰ってくるぅ!!!!!!!!」











「「………………えええええええええええええええええええええええええええ!!!!!?」」

智紀「………鼓膜がデストロイ」
85 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 01:13:52.30 ID:swMXacbj0
というわけで、少ないですが本日は終了

最近クソほど暑い日々が続いて、天候への殺意がマッチョメンですが皆様いかがお過ごしでしょうか
ビールと焼酎がなかったら私は早々に干物になってたと思いまする

ではまた次の更新にてお会いしましょう




次回は

【関係ねぇ 戦いてぇ】

【知らなかったか?ころたんからは逃げられない】

の予定です
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/16(木) 01:18:28.16 ID:dXjbKH7j0
衣になんかあったんか?
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/16(木) 02:50:26.95 ID:juqghDFmo
乙…止まるんじゃねぇぞ…
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/16(木) 05:24:47.19 ID:8u6b5AnIo
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/16(木) 05:35:13.00 ID:aEsABRHio
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/16(木) 08:43:26.04 ID:dXjbKH7j0
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/16(木) 11:12:51.62 ID:74E2ujAA0
衣お姉さん…何処行っとったと?
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/16(木) 18:59:12.71 ID:rc2hb6XSo
かおりんの字ちがくない?
93 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 23:03:53.21 ID:swMXacbj0
こーんばーんわー
はいはい、少し更新させていただきますですよ

>>92
すみません吊ってきます


では、少ないですがぼーん
94 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 23:05:29.56 ID:swMXacbj0
【関係ねぇ 戦いてぇ】





京太郎「それでは、本日の合同練習まことにお疲れ様でした」

オツカレサマデシター!!!!!

まこ「とても勉強させていただきました。大会でまたお会いしましょう」

睦月「部長として部を代表し、心から感謝いたします。こちらこそ、大変勉強になりました」

和「今後もこうした機会を設けたいものです」

睦月「ええ、ぜひとも」

京太郎「それでは本日はこれにて解散となります。鶴賀麻雀部の皆様、片づけのお手伝いまでありがとうございます」

佳織「いえいえ。私たちがお借りした場所です。せめて、このくらいは」

睦月「各自、忘れ物の無いようにな。では、行こうか。皆さま、お疲れ様でした。改めて、ありがとうございました」

まこ「はい。それでは、夏に」

睦月「ええ、夏に」
95 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 23:06:18.27 ID:swMXacbj0
ワイワイ    ガヤガヤ    トンバ、コワイ     ゼンゼンカセゲナカッタ     ヤマハイッテ ミエルラシイネ    タコスハバンノウ    オイシッカリ!



睦月「素晴らしい時間だったな。皆さんも、また強くなってる」

香織「うん。でも、なんであの部長さんは私に………」

桃子「知らない方がいいこともあるっすよ」

香織「ひっ!!」

睦月「出てくるのはいいが、背後に立つのはやめてくれ」

桃子「あはは、何か楽しくなってきたっすよ」

睦月「影の薄さを悪用することを覚えるなよ!?」





スッ………



睦月「………ん?」

香織「ふぇ?どうしたの?」

睦月「………今、校舎内に入って行った人物………」

香織「ご、ごめん。全然見てなかった。知ってる人?」

桃子「………えと、見間違い………っすかね?」

睦月「いや、まさか………しかしあの二人………」
96 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 23:12:17.53 ID:swMXacbj0






京太郎「おし、最終的な片付けも終わったな。一年も帰したし、俺たちもOKだ」

和「ですね。確認も終わりました」

優希「とはいっても、あんまりやることもなかったじぇ」

まこ「皆さんがかなり手伝ってくれたからのう。ありがたいことじゃ」

咲「どうする?そろそろ帰る?」

京太郎「ま、お疲れ様ってことで、軽くお茶だけしていくか。淹れてくる」

和「手伝いますよ」

京太郎「いいって。みんな俺より打ってて疲れただろ。このくらいは………」


コンッコンッ


京太郎「………ん?」

まこ「なんじゃ、誰じゃ。忘れ物でもあったか?」

和「特に見当たるものはありませんでしたが………」

優希「先生かー?」

咲「まだ時間は平気なはずだよね?」

京太郎「はいはーい。開いてます、どうぞー」




ガラッ
97 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 23:21:19.68 ID:swMXacbj0
衣「久方ぶりだな、莫逆たる清澄高校の皆々!!!!」





咲「」

和「え」

優希「………じぇ?」

まこ「ファッ」

京太郎「………ほぁ?」




衣「遼遠の異邦より帰郷せり!!さあ、短兵急なれど―――――――――」




「「「「「えええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!」」」」」


衣「みみがいたい!!」


98 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 23:29:41.53 ID:swMXacbj0
【知らなかったか?ころたんからは逃げられない】







ハギヨシ「………と言う次第でして。連絡もせず誠に失礼いたしました」


京太郎「………つまり、今まで天江さんは世界各地を駆け回っていて」

咲「あちこちの国で、いろんな人と麻雀を打ってて………」

和「先ほど帰国し、帰路の途中にここを通って」

優希「我慢できず、突撃してきたってこと、か?」

まこ「ここしばらく長野を離れとることは知っておったが、それにしても驚くばかりじゃ」

京太郎「ていうか、どこ行ってたんですかそんな恰好で」


衣「それは後にしよう。今は数瞬が惜しい」 E:ターバン 擦り切れたマント


咲(王家の谷で千年アイテムでも探してたのかな………?)
99 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 23:32:31.61 ID:swMXacbj0



ハギヨシ「本来であれば日を改め、もう一度お伺いさせて頂くべきなのですが………」

衣「否!!先刻までもそうだったが、今顔を見てしまったらもう、勇み立ったこの心中はおさまらん!!」

和「………ということらしいですね」

京太郎「………部長。判断をお願いします」

まこ「んー………まあ、合同練習も終わって、まだ少しばかり時間はある。一局ならできるじゃろ」

京太郎「ということなんですが、一局だけでもいいですかね」

衣「うむ!!むしろ、このような卒爾たる訪問に応じてもらって感謝しかない!!」

咲「………久しぶりだね。衣ちゃん」

衣「ちゃんではなく!!」

ハギヨシ「ご迷惑をおかけします。何か、お手伝いできることがあれば」

京太郎「いえ、一卓の準備だけですからすぐできますよ」

衣「………ああ、ようやく、だな」

咲「え?」






衣「異郷にて数多の剛の者たちと干戈を交え、世の広大さを胸に刻みつけ………」

衣「故国へと舞い戻るとなった折り、胸の奥より湧き上がってきたこの熱………」

衣「透華たちに早く会いたい。はみれすでエビフライを食べたい。久しぶりに自室で足を延ばし横臥したい」

衣「そして、そして―――――――――――――――――」



衣「早く――――――衣の大好きな全員と、麻雀を打ちたい!!!!」
100 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 23:40:29.51 ID:swMXacbj0
京太郎「………咲」

咲「うん。―――よろしくお願いします」

和「では、私も入りましょうか」

まこ「すまん、優希。いいか?」

優希「うぐ………打ちたい、けど我慢するじぇ。タコスパワー切れだじぇ」

京太郎「回転早いからめっちゃ打ってたしな。休んでろ」

咲(………衣ちゃん、凄く―――眩しい)

和(あの日、あの時の天江さんとはまるで別人)

まこ(こりゃ、難儀じゃぞ………肌が、ジリジリと灼けるようじゃ)

京太郎「………天江さん、どうぞ。お茶です」

衣「ぬ、すまない。ありがとう。えっと………須賀、だったな」

京太郎「ええ。覚えていてくださったんですね」

衣「………以前の衣であれば、即座に忘却の彼方へと追いやっていたであろうな。だが」

咲(………!)ゾクッ










衣「この世界の広さを、深さを、数多の人間のもつ消し難き輝きの片鱗を知った今は―――出会った全てが愛しくて仕方がない!!」



衣「さあ――――――――麻雀を楽しもう!!!!」
101 : ◆gE0Dwp4zvc [saga]:2018/08/16(木) 23:40:57.13 ID:swMXacbj0
今回の更新は多分これで終了
かもしれない

では、また
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