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【咲-saki-】京太郎「二年生になったわけだが」咲「うん」
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150 :
◆gE0Dwp4zvc
[saga]:2018/08/31(金) 00:39:39.49 ID:u6tKwQlG0
【完璧に存在忘れてたよちくせう】
京太郎「そんじゃー部活始めるぞー。昨日言った通りの配分で動けー」
まこ「この前の合同練習で得たものを忘れんようにな」
ハイ!! リョウカイデアリマス! ワカリマシタ! ヒカリニナレェ!
ヨロシクオネガイシマス! 2バンタクアツマッテー サンプンカン、マッテヤル!!!
まこ「………流石の流石、あの一件は秘中の秘じゃな」
京太郎「当たり前ですよ。負けたこと云々依然に、他校の、しかも最強クラスのエース単騎殴り込みなんて。清澄最大の機密です」
まこ「影響力でかいどころかただの核弾頭じゃそんなもん。動揺どころじゃすまん」
和「できることは一つ、と話し合いましたものね」
まこ「ああ。ただただ………夏では絶対に負けん。そのために、強くなるほかぁない」
和「ええ。咲さんも、ゆーきも。普段通りに見えますが………」
京太郎「しっかり燃えてますもんね。やりすぎて後輩再起不能にすんなよって、しっかり言っておきました」
まこ「助かる。二人とも、加減っちゅうもんを忘れる癖がな………」
京太郎「約一名はそもそも加減という言葉を知っているのかどうか疑問ですが」
??「あの、先輩方。ちょっとよろしいですか?」
まこ「うん?おお、室橋か」
和「どうしたんですか、裕子」
ムロ「すみません。お話し中でしたか?」
まこ「かまわんよ。トラブルか?」
京太郎「ルール関係なら和頼むわ。卓の故障か?牌の紛失か?神話生物か?」
和「SOA」
151 :
◆gE0Dwp4zvc
[saga]:2018/08/31(金) 00:40:46.75 ID:u6tKwQlG0
ムロ「ええ、卓の故障です。私はまだ待機なので、連絡に来ました」
京太郎「ありがとさん。んじゃ、ちょっと行ってきます」
ムロ「はい、お願いします。1番卓です」
和「ああ、私たちが昨年からずっと使ってるやつですね」
まこ「時折こうなるのう」
京太郎「あいよ。待機ならここで休んでな。すぐに直してくるわ。工具は、と」
ムロ「ああ、いえ。私も何か………」
京太郎「いーのいーの。お茶でも飲んでな」
まこ「ほれ、先輩の厚意には甘えとき」
和「お茶でも淹れますね」
ムロ「ああ、いえそんな………私が………」
和「ふふ、いんですよ。それよりも、最近どこか手持無沙汰になってませんか?」
ムロ「え?」
まこ「じゃな。ボーっとしとるとか集中してないわけじゃないんじゃが、どこか落ち着かんというか」
和「時々、どこか別のところを見ていると言いますか………」
ムロ「………………………」
和「………………………」クスッ
ムロ「………原村先輩、絶対わかってて言ってますよね………」
和「ええ、まあそれなりに」
152 :
◆gE0Dwp4zvc
[saga]:2018/08/31(金) 00:44:27.14 ID:u6tKwQlG0
ムロ「全部わかってるじゃないですか………」
和「いえいえ。マホちゃんが傍にいないせいでいつもやっていた世話焼きをどこに向ければいいのか、くらいしかわかりませんよ」
ムロ「なんかすごく意地悪くありませんか今日の先輩!!?」
まこ「和、その辺にしといたりぃ。室橋が耳まで赤なっとる」
和「すみません。本当に仲がよかったんだなぁと思ってしまって、つい」
まこ「………和が悪戯に走るなんぞ、明日は雨か雪か槍か」
京太郎「アクシズじゃないですか?」
ムロ「あ、須賀先輩」
和「いつの間に戻ってきたんですか。そしてお二人とも、私を何だと」
まこ「なんじゃ、もう終わったんか。相変わらず、手慣れておるのぉ」
京太郎「いやいや、大した故障じゃなかったですから。よく故障するところも分かったし、後でメンテしておきます」
ムロ「すみません。ありがとうございました」
京太郎「だから大したことしてないって。ま、来年マホちゃんが入ってくるころにはもう一台二台増やさないとな」
ムロ「………その前に、せめてチョンボ癖だけでも無くなっててくれれば嬉しいんですが………」
153 :
◆gE0Dwp4zvc
[saga]:2018/08/31(金) 00:45:43.63 ID:u6tKwQlG0
まこ「あの子からチョンボ癖無くしたらそら恐ろしいオカルトコピー雀士の誕生じゃな」
和「ですからSOA」
京太郎(………確かあの子、どんどんコピー精度上がってるって聞いたな………来年が怖え)
<アキラメターラ オーワーリー
ムロ「………っ、すみません。マナーモードにしてませんでした」
まこ「ええよええよ、待機時間の間に終わらせぇ」
ムロ「すみません。ちょっと、廊下で………」
扉<オープン シャットォ
京太郎「………本当に一年生なのかってくらい苦労症ですよね、あの子」
和「………数年に渡って培われた世話焼き体質といいますか………」
まこ「もともとそういう素質があったとしか思えんな」
エ!?ダカラ、ソレヤッチャウト チョンボデ・・・・ アー、モウ!ナンドモイッテルジャン! カンスルトキハ・・・・
和「………どうやら、お世話は離れても続いてるようですね」
まこ「そのうち、あの子連れて打つか?」
京太郎「室橋ちゃんの事を鑑みるとどっちとったもんか………」
154 :
◆gE0Dwp4zvc
[saga]:2018/08/31(金) 00:49:30.47 ID:u6tKwQlG0
【迷い猫オーバーヒート】
透華「しかし、あの時は本当に焦りましたわ」
一「あー、まあねえ。突然帰ってきたと思ったら、まさかの帰り道に清澄に乱入は………はい、紅茶」
透華「ありがとう。………交友が広くなるのも、活動的になってくれるのもいいことですわ。けど、こうも突拍子もないと………」
一「衣が帰ってきたときに亜光速で抱き付いた透華の姿は忘れられないよ」
透華「だって!!心配で心配で!!!」
一「気持ちはわかるよ。でも本当に変わったよね。昨年の今頃からじゃ、とてもじゃないけど考えられないよ」
透華「ええ。それだけ、昨年の夏が鮮烈だったということでしょう」
一「それは僕たちもだけど、衣にとっては本当の意味で世界が変わった、のかな」
透華「………ええ。無邪気に、しかし強く笑う今の衣は。本当に眩しくて………」
一「あの時みたいな酷く、言い方は悪いけど歪んだ笑みじゃなくなった」
透華「昨年の夏は無念の惜敗ではありましたが、それでもこの事については、彼女たちに感謝ですわね」
一「うん。衣も帰ってきたんだし、今度またお礼に行かないと」
透華「ええ、もちろん………って、なんだか騒がしくありませんこと?」
155 :
◆gE0Dwp4zvc
[saga]:2018/08/31(金) 00:50:51.26 ID:u6tKwQlG0
ワー! ワー! ミチアケロー! ダレカ、オジョウサマニレンラクヲ!
一「………うん?なんだろう、ちょっと見てこようか」
透華「お願いしますわ。って、なんだか近くに………
衣「とーか!!急患だ!!水を!!」
ハギヨシ「すぐに水と寝所を用意いたします」
池田「」チーン
透華「」
一「」
156 :
◆gE0Dwp4zvc
[saga]:2018/08/31(金) 00:53:06.16 ID:u6tKwQlG0
池田「………い、生き返ったし………」
一「いや、まだ目のハイライト戻ってないけど」
池田「これは最近ずっとこんな感じだし」
一(えぇ………)
衣「流石に焦燥を隠せなかったぞ………まさか散歩の最中に見知った顔が行き倒れておるとは」
透華「風越の、池田さんですわよね?」
池田「うん。ごめん………迷惑、かけたし」
透華「いえ、それは全然構わないのですが………一体何があったのですか」
衣「ハギヨシが言うには、問答無用、一切の疑念無く過労だそうだ」
池田「あー………最近、本気で気を張ってたから………」
衣「………衣は、池田の事情を詳しく知っているわけではないが。この瞳には、そも昨年夏の池田とはまるで別人に映る」
池田「………………」
一「えっと、口挟んでもいいかな?」
池田「ん」
157 :
◆gE0Dwp4zvc
[saga]:2018/08/31(金) 00:55:08.70 ID:u6tKwQlG0
一「確か、風越は昨年部長の福路さんが引退後に池田さんが部長を襲名したんだよね?」
池田「うん。華菜ちゃんが、跡を継いだ」
透華「………気を張っていたというのは、つまり」
池田「うん。………部長って、こんなに重いものなんだって。そう考えて、焦ってた」
衣「………………」
池田「キャプテン………福路先輩が、どれだけ大きい存在か。わかってたはずなのに、甘かった」
池田「今年の夏こそは、風越が再び栄光を。そう、自分だけじゃなくて周囲も当然のように思ってるのがわかって」
池田「福路先輩はあんなにやさしい笑顔で、他の事まで全部こなして、その上でこんな重圧に耐えてたのかって」
池田「今年を任されたんだ。絶対に、絶対に絶対に無様な姿は見せられない」
池田「だから、誰よりも前に立って。誰よりも背負って。誰よりも頑張って」
池田「………キャプテンみたいな包容力もない華菜ちゃんじゃ、こうでもしないとこの重圧には、耐えられないし」
衣「うつけ者が」
158 :
◆gE0Dwp4zvc
[saga]:2018/08/31(金) 01:06:51.94 ID:u6tKwQlG0
透華「ちょ、衣………」
衣「すまぬ。だが、これは言わねばならぬ。何よりも、あの日あの時、あの場にいた衣が言わねばならぬことだ」
一「………僕も、そう思う」
透華「は、はじめ」
一「僕も言うべきかと思ったけど、これは確かに、衣が言うべきことだよ」
池田「………言わないと、いけない事?」
衣「そうだ。あの日、その答えを衣に教えてくれた内の一人がこのような姿では、とても堪忍できぬ」
池田「答え?」
衣「そうだ。昨年の夏。あの場で、我らが清澄に敗れた時。――――あの日、その答えはお前たちが言外に教えてくれたはずだ」
池田「ッ」
衣「池田華菜。今、問おう」
衣「楽しいか?」
池田「………………………」
衣「答える必要はない。その答えにどう向き合うかは、池田次第だ」
透華「………ですわね。今得心がいきました。確かに、私たちでは口にしても衣ほどの重みはありません」
衣「なんにせよ、それを教えて貰えたからこそ、今、この場に『この衣』が立っているのだ」
159 :
◆gE0Dwp4zvc
[saga]:2018/08/31(金) 01:10:44.15 ID:u6tKwQlG0
池田「………楽しい、か」
衣「ん。池田は、どう想うかだ」
一「それがわかれば、あと一歩踏み出すだけってね」
透華「ちょ、はじめ!私の言葉を奪わないでくださいまし!ただでさえ今なんだか空気になってる気がするのですから!!」
一「あはは。ごめんごめん。あ、池田さん。よかったら夕飯、食べて行ってよ。衣も久しぶりのお客さんでテンション上がってるから」
衣「………否定はせぬ。衣は今、正直凄く楽しみだ」
透華「そのあたり隠さなくなったのも、随分変わりましたわね」
池田(………楽しい、か)
160 :
◆gE0Dwp4zvc
[saga]:2018/08/31(金) 01:12:24.74 ID:u6tKwQlG0
池田「ありがとうございました!凄く、美味しくて楽しかったです!!」
透華「いえいえ。また是非ともいらしてくださいまし。私も、とても楽しかったですわ」
純「ああ、今度は是非とも一局お相手願いたいな」
智紀「………また、ね」
一「もしよかったら、今度予定を合わせて部同士での練習試合もしたいね」
池田「………どれだけお礼言っても、足りないし」
衣「池田」
池田「………ん。衣、悪いな、なんか迷惑かけまくっちゃったし」
衣「構わない。今のお前の顔は、数刻前のそれよりも幾分以上にマシだ」
池田「………そうかな」
衣「うむ。また、気が向いたらここに来い。お茶でもして、今度は麻雀をしよう」
池田「楽しく、な」
衣「………そうだ。楽しくだ」
池田「楽しめるかな」
衣「楽しめたぞ?」
池田「そっか………ん。みはるんにもコーチにも、みんなに謝んないとなぁ」
衣「一歩一歩でいいんだ。最近分かったことだが、今日一歩踏み出せば明日は今より歩幅が広がるぞ?」
池田「話には聞いたけどどんな旅してきたんだし………ま。それも、今度また聞くし」
衣「うむ。ではまた、な」
池田「ん。じゃあ、また………。おじゃましました、だし!」
161 :
◆gE0Dwp4zvc
[saga]:2018/08/31(金) 01:13:30.95 ID:u6tKwQlG0
衣「―――――また遊ぼう。衣の、友達」
162 :
◆gE0Dwp4zvc
[saga]:2018/08/31(金) 01:16:55.79 ID:u6tKwQlG0
居酒屋「珍牢塔」
久保「………あいつにあんなに無理させて、私は一体何ができてるんだっていつもいつも………」
藤田「だから、落ち着け。お前はお前が思ってる以上に………」
久保「じゃあなんであいつの目にハイライト戻らないんだよぉ!!!」
藤田「そ、それはだから、無理にでも時間作って話を………」
久保「ぶっちゃけ変な威圧感でてて話しかけられないんだってぇ!!」
藤田「ええ………」
久保「吉留も後を追うようにだんだん目に光無くなってくし………」
藤田「おい何で感染してるんだ」
久保「最近全然にゃーにゃー言わないし、笑い方怖いし、モンハンにもログインしないし………」
藤田「最後何て?」
久保「池田ァ!前みたいなお前に戻ってくれよぉぉぉぉぉぉ!!またにゃーにゃーにゃーにゃー騒がしいお前を見せてくれよぉ!!!」
藤田(もうぶっちゃけ私の手には負えないからさっさと元に戻ってくれ池田ァ!!)
163 :
◆gE0Dwp4zvc
[saga]:2018/08/31(金) 01:18:28.46 ID:u6tKwQlG0
今日の更新終わりァ!!!
今回は少なかった気もしますがすみません、書き溜めが追いついてないんです………
ではまた次回
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/31(金) 01:22:27.37 ID:ZGA3z0NA0
乙です
久保コーチも華菜ちゃんも
みはるん(吉留さん)だけじゃなくすーみん(深堀さん)も思い出しましょう
ってみはるんもヤバい状況に!?
益々すーみんのふとましい包容力が重要に成るじゃないですか!
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/31(金) 01:42:00.13 ID:jD/tgGLjO
一年前のお前はもっと輝いていたぞ池田ぁ!
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/31(金) 07:04:15.61 ID:+WVqGyE3o
にゃーにゃー言うのがバロメーターなの笑う
乙
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/08/31(金) 07:48:32.45 ID:k1sIIHqp0
おつ
この調子だとすーみんは心労でどんどん痩せてってるだろうしヴンドゥーは開眼してると勘違いされそうなくらい濃い隈が目の下にありそうだな
アイデンティティーが失われた風越の明日はどっちだ
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/09/01(土) 08:20:36.06 ID:E0Ke+s6e0
>>149
【嶺】はわりと見たことないキャラ背景だったから楽しみにしてた。リメイク期待してます
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/09/03(月) 09:46:20.42 ID:tDVtUgxA0
さて…そろそろ白糸台に引き続き清澄との関係性が深い全国の学校の
>>1
さんが考える現状が見たいですね
例えば…
新道寺女子(すばら先輩と姫子と友清朱里ちゃんと加藤ミカさん所属)の現状とか
阿知賀女子(玄ちゃーと灼ちゃーと憧ちゃーと穏ちゃー所属)の現状とか
ですかね
170 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/21(日) 22:58:42.12 ID:eZZK4U500
続きが見たいです
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/27(土) 08:27:52.27 ID:TYyHHSupO
今更見つけたけどこういう日常系いいね!
続き書いてください、何でもしますから!
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/08(木) 00:51:23.78 ID:F/38G9Kdo
SSが落ちてた期間もながかったしな、気付いてたら復活してたが
楽しみにしてるぜ
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/06/23(日) 15:12:36.64 ID:qvX8qg+F0
にゃー
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/29(月) 20:30:18.04 ID:GOnu/8jFO
にゃー
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