他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【モバマス】肇「恋のサイキッカー喜多見柚」
Check
Tweet
1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 20:49:18.66 ID:gzlfI0Pe0
・アイドルマスターシンデレラガールズ二次創作SS
・キャラ崩壊控えめなはず
・百合要素あり
・短編、書き溜め済
よければどうぞ
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1533815358
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 20:51:41.54 ID:gzlfI0Pe0
―――事務所
肇「……」ペラ
肇(…最近、柚ちゃんのことばかり考えてしまう)
肇(お仕事のとき、レッスンのとき、事務所で誰かと話してるとき)
肇(今みたいに、本を読んでいるときにも)
肇(気づいたときには、頭が柚ちゃんのことでいっぱいになって…胸が苦しくなる)
肇(今何してるんだろう、会いたいな、声が聞きたいな…なんて)
肇(はっ…私、また)
肇(…これじゃ、まるで…)
肇(私が)
肇(柚ちゃんのことを好き、みたいな)
肇(…いやいや、そんなはずは)
肇(でも…)
肇(…いやいや、女の子同士だし)
肇(あぁもう、本に集中できない)パタン
肇(なんでだろう…本当に、好き、なのかな)
肇(友達として、ではなく?)
肇(…わからない)
―――同時刻、事務所ドア前
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 20:53:23.71 ID:gzlfI0Pe0
<好き、なのかな>
柚(さあ事務所に着いたぞ、と思いきや)
<…わからない>
柚(なんか肇チャンの心の声が全部聞こえてくるんだけど)
柚(え、何?アタシ、サイキックに目覚めちゃったの?)
柚(それとも肇チャンが目覚めてるの?)
柚(いや、このままだと肇チャンは違う意味で目覚めそうなんだけど)
柚(そうじゃなくってっ…気まずい)
柚(アタシ、どんな顔して入ればいいの?)
柚(変顔?変顔なの?変顔大作戦なの?)
柚(いやいやいや落ち着けアタシ、普通に入ればいいじゃん)
柚(私が聞こえてるってこと、肇チャンは気づいてないはずだし)
柚(何がなんだかよくわからないけど、とにかく入っちゃおう)
柚(うん、なんとかなるなる)ガチャ
柚「おはようございまーす!」
肇「…あ、柚ちゃん、おはようございます」
柚(いつも通りクールな外見、しかし)
肇(えっえっ、柚ちゃん?うそ、なんでそんな、急に)アタフタ
柚(可愛いかよ)
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 20:54:20.19 ID:gzlfI0Pe0
肇(さっきまで柚ちゃんのこと考えてたから、は、恥ずかしい…)カァァァ
柚(顔が赤い!しかし、アタシはツッコまなーい)
柚(普通なら『熱でもあるの?』なんて手を当てて、そのままおでことおでこをくっつけあって、ばっきゅーん)
柚(しかーし!アタシは何を隠そう、赤くなっている原因そのものである、らしい)
柚(あれ?でも、もし肇チャンの心の声が聞こえてなかったら、アタシ普通にそれやってたな)
柚(…ていうか、なんで肇チャンはアタシなんか)
肇(あぁ…柚ちゃんといるだけで、なんだか心が明るく…)
柚(……ふむ)
肇(可愛らしいルックスと声、明るくて元気で、自由奔放で、みんなに優しくて…)
柚(……)
肇(うまく言葉にできないけど、やっぱりこの気持ちは…)チラッ
柚(……)
肇(いや、まさか、私が柚ちゃんに恋なんて)
柚(いや、恋してるよこれ、恋が咲く季節だよこれ)
柚(こんなに褒められたことないよ、しかもその上で『言葉にできない』って、オフコースだよ)
柚(これ、どーすんの?)
肇(…はっ、そういえば今日はまだ、挨拶しかしてない)
肇「柚ちゃんは、今日はお仕事ですか?」
柚「ううん、なんとなーく来てみた。肇チャンは?」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 20:56:30.81 ID:gzlfI0Pe0
肇「私は、もう少ししたらレッスンです」
肇(大丈夫、会話は普通にできる)
肇(何かあったかな、えっと…あ)
肇「そういえば、巴ちゃんが一度、実家に帰られるそうですよ」
柚「そーなの?」
肇「お父様に呼ばれたそうで、すぐ戻ってくるみたいですが」
柚「巴チャンも大変だねー」
肇「そうですね…」
肇(…あっ、会話が終わった)
肇(このままでは、変な間ができてしまう)
肇(えっと、どうしよう…何か)オロオロ
柚(こんなに焦る肇チャンも珍しい)
柚(というかそれ、好きな人の前でやりがちな定番のパターンだよねぇ…)ウンウン
柚(…まあ、アタシ今日は特にやることないし…しばらく誰か来るまでは、大丈夫そうかな)
柚「お土産、買ってきてくれるかなー?」
肇(!)
肇「ふふっ、もう、柚ちゃんはそういうことばかりなんですから」
肇(柚ちゃんの方から話を…!)パァァァ
柚(そんな喜ぶ?)
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 20:57:51.48 ID:gzlfI0Pe0
柚「だって巴チャンが持ってくるお土産、いつも美味しいんだもーん」
肇「ふふっ…そうですね、私も以前もらったお饅頭、通販でお取り寄せしちゃいました」
柚「あはっ、肇チャンも変わらないじゃん」
肇「おじいちゃんにも送ってみたら、好評でした」
柚「行ったことない所のお土産あげたの?」
柚(…あれ、結構フツーだ)
柚(やっぱりアタシの幻聴なのかな…?)
肇(あぁ…幸せ…いっそこのまま死んでも…)
柚(いや、聞こえるなぁ…肇チャンの想いが重い)
柚(誰かのイタズラ?にしては凄いことやってるし)
柚(こんなの本当にユッコチャンくらいじゃん)
柚(なんでだろ、アタシなんかしたっけ?)
裕子(してませんよ!)
柚(そーだよね、うん……うん!?)
柚(…まあ、聞こえてるだけならそこまで支障なさそうだし、治るまで待つかー)
柚(それまで気をそらしつつ、キワドい話はしないようにしてー…)
柚「そーいえば肇チャン、その本は?」
肇「これですか、最近文香さんにおすすめしてもらったものです」
柚「おっ、どんなやつー?」
肇「恋愛小説ですね」
柚(ぐはっ)
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 20:59:20.43 ID:gzlfI0Pe0
柚(クリティカル…!)
肇「私達と同じ年代の、高校生の女の子が主人公で、同級生に恋をするんです。だけど、相手の男の子にはある秘密があって…という感じですね」
柚「お、おお、面白そうだねー」
肇「はい、主人公の女の子は陶芸が好きで、相手の男の子はバドミントン部の副部長なんですけど」
柚(文香サンなんという爆弾を)
肇「なかなか面白いですよ、読みますか?」
柚「い、今はちょっと、やめとこっカナー」
柚(今そんなの読んだら耐えられる自信がない)
肇「そうですか…柚ちゃんは、本とかは読みますか?」
柚「アタシはあんまり…マンガなら読むけど」
肇「そうなんですね…好きなジャンルとか、ありますか?」
柚(いや、これくらいならまあ…大丈夫だよね)
柚「んー、恋愛モノも結構好きだよ」
肇「なるほど…私はあまり恋愛モノを読まないので、なんというか…その、感情移入が難しくて」
柚「読んでたらなんかさ、キュンキュンしてこない?『私…やっぱりこの人のことが好きなんだ』とかそういうのでさー」
肇「恋心を自覚するシーンですね、『もしかして、これが…?』のような」
柚(…ん?)
肇(…ん?)
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 21:00:26.70 ID:gzlfI0Pe0
肇(もしかして、これが…)
柚(あかん)
肇(私…やっぱり柚ちゃんに恋を…?)カァァァ
柚(ほら見ろー!ちょっと油断したらこれだよー!)
柚(なんて気まずいんだ…話題を変えよう)
柚「あ、そういえばアタシ、今度舞台のお仕事決まったんだー♪」
肇「おめでとうございます、どんな舞台なんですか?」
柚「んとねー、田舎に住む女子高生と、都会に住む男子高校生が入れ替わっちゃって」
柚(ん?)
肇「あれ、それって…」
柚「入れ替わってたときの記憶はあんまりなくて、だけど二人はわずかな記憶を頼りにお互いを…」
柚(まずい、バリバリの恋愛ものだった、軌道修正しないと)
肇「探しに行く、ですよね?」
柚「いや、お互いを憎しみ合って、最高裁にまでもつれ込むドロドロの展開」
肇「そんな話なんですか」
柚「どっちかというと、逆転裁判みたいな感じかなー」
柚(あっぶなー、なんとかごまかせた)
肇「でも、それを聞いて思い出したんですけど、良かったですよね『君の名は。』」
柚(ごまかせてなかった!)
肇「私、あのシーンが好きなんです」
柚「みんなで同じラーメン注文するシーンでしょ?わかるー」
肇「?違いますが」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 21:01:57.99 ID:gzlfI0Pe0
柚(これはもう、どこに地雷があるかわからないよ)
柚(できればこの場から早く移動したいんだけど…)
柚(なんとなく来たって言っちゃった以上、不自然だしなー)
柚(…どうしよ)
柚「あー、ちょっと、トイレいってくるねー」
肇「?はい」
柚(ここは、一旦撤退!)タッタッ
ガチャ
柚(…さて、トイレだけど)
<…やっぱり、これが恋なのか…よくわからない>
柚(ばっちり聞こえる)
<…恋愛の経験もないし>
柚(距離とかの問題じゃないのかな?いや、その前にまずこの状況をどうにかすべき)ウーン
<…柚ちゃんなら、わかるのかな?>
柚(誰か来てくれるのが一番いいけど…穂乃香チャンとか電話で呼び出せないだろうか)ウーン
<だけど、どうやって聞けば>
柚(とりあえずみんなにLINEを送って…)
柚(…ん?)
<……そうだ、この方法なら>
柚(…………肇チャンが何か良からぬことを思いついてるね???)
柚(あー!アタシのバカ!こんなことならそばにいた方が良かったじゃーん!)
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 21:03:55.31 ID:gzlfI0Pe0
穂乃香『すみません、今日はバレエのお稽古があって…』
柚「ううん!だいじょーぶ、大した用じゃないから」
穂乃香『でしたらまた今度、教えてくださいね』
柚「うん!レッスンお疲れさま!それじゃねー」
ポチ ツーツー
柚(…穂乃香チャン、散る)
柚(うーん…他のみんなもLINEしたけど、ダメそうだし)
柚(どうしよ、もう詰んでるのでは?)
柚(あーもう!神様仏様、茄子様芳乃様、くわばらくわばら…)
柚(誰か…誰か来てくれ!)
柚(誰か…!!)
コンコン
??「すみませーん」
柚「!!っ、はい!」
柚(来た!)
柚「はい、今でまーす!」
ガチャ
掃除のおばちゃん「ごめんねぇ、ここ今から掃除するから、出てもらえるかい?」
柚「はっ、はい、すみません、アハハハ」ススス
柚(チクショーーーー!!)
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 21:04:54.21 ID:gzlfI0Pe0
<…柚ちゃんがトイレから戻ってこない…大丈夫かな?>
柚(……戻ろ、さすがに時間も経ってるし、不自然だし)
ガチャ
柚「ただいまー、いやぁ、どこも掃除中で探すの大変だったよー!」
肇「そ、そうですか…」
柚「うん、ほんとにもー…」
柚(さて、と)
肇「…柚ちゃん、少し相談があるのですが、いいですか?」
柚「ちょっ、ちょっと待ってね!」
肇「…柚ちゃん?」
柚「いやぁ、その…っ」
柚(……っ)
柚「…やっぱり大丈夫っ、どうしたの?」
肇「…私の友人の話なのですが」
柚(はい、友達じゃないパターンの定番のやつ、頂きました)
柚「うん」
肇「最近、ある人のことをずっと考えてしまうそうなんです」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 21:05:38.47 ID:gzlfI0Pe0
柚「…それで?」
肇「私の友人は、その『ある人』のことを、友達だと思っていたそうなんですが…」
肇「何をしていても、その人のことが頭から離れなくて」
柚「…うん」
肇「その人に会いたい、話したい、声が聞きたい」
肇「だんだん顔が熱くなって…胸が苦しくなって」
柚「…うん」
肇「…友達同士でも、こういう感情を持つことって、あるのでしょうか?」
柚「……」
肇「それとも、これは…」
肇「恋、なのでしょうか?」
肇「…柚ちゃんは、どう思いますか」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 21:06:41.97 ID:gzlfI0Pe0
柚(…話を聞いている間、アタシはただ、肇チャンの顔が赤くなっていくのを)
柚(肇チャンの頭の中が、アタシでいっぱいになっていくのを見てるだけだった)
柚(…いやいや、そう、そうだよっ)
柚(これは、肇チャンの友達の話だから)
柚(アタシは何も見てないし、知らないっ)
柚(…だけど、肇チャンはそれだけ悩んでる)
柚(アタシは…)
柚(…………アタシは)
柚「…あのね、肇チャン」
肇「…なんですか?」
柚「それって、肇チャン本人の話だったりする?」
肇「!?ち、ちちち違いますよ、そんな」アタフタ
柚(わかりやすい)
肇「あくまで私の友達の話、ですから」
柚「…そうだよね、ごめんね?ヘンなこと聞いちゃって」
肇「…いえ、大丈夫ですよ」
柚「…アタシは、あくまでアタシは、だけど…」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 21:07:55.85 ID:gzlfI0Pe0
柚「それは、恋なんじゃないかな、って」
肇「……!」
柚(アタシは、悩んでる友達を見捨てるなんて、できないっ!)
柚「アタシもね?経験とか…は、ないんだけど…」
柚「ほらっ、友達同士から恋人になるとか…よくあるハナシ、だし?」
肇「……」
柚「なんというか、うまく説明できないけど」
柚「なんで?って考えてみても、理由がわからない、とか」
柚「一緒にいるだけで、どうしようもないくらい幸せな気持ちになる、とか」
柚「逆に、その人のことを考えて、消えちゃいそうなくらいに切なくなる、とか」
肇「……」
柚「…ぜんぶ、好きだから…だと、思う」
柚「うまく言えないけど、どうしようもなくその人のことが好き…」
柚「…なんでしょ?」
肇「…そうですね」
柚「それは、やっぱり恋だよ」
肇「……」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 21:08:46.27 ID:gzlfI0Pe0
肇「でも、女の子同士なんです」
柚「ホァッ!?」
柚(そこまで言っちゃうかー!)
肇「すみません、驚かせてしまって」
柚「いや…うん、ダイジョーブ」
肇「…女の子同士だとしても、それは恋でしょうか?」
柚「…うーん」
柚(…どうしよう?)
柚(ここで肯定したら、どうなっちゃうんだろう)
柚(……ここで否定したら、諦めてくれるのかな)
柚(アタシは正直、今のトコロだけど…)
柚(肇チャンの想いには、応えられない)
柚(……)
肇「……」ドキドキ
柚(……だけど)
柚(……っ……だけど!)
肇「…すみません、やっぱりさっきのは」
柚「好きなら、カンケーないよ」
肇「!」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 21:09:31.67 ID:gzlfI0Pe0
柚(…どんなものだとしても、肇チャンの大切な気持ちだから)
柚(アタシは、それを否定したくなんてない)
肇「そう…でしょうか?」
柚「うん」
柚(…偽善、かもしれない)
柚(だけど、そういう風に肇チャンを傷つけるのはイヤだし)
柚(そんなことしたらアタシも、モヤモヤした気持ちになる)
柚「性別とか、そんなんじゃないっ」
柚「その人のことを、大切に思う気持ちがあって」
柚「その人のことが好きで、どうしようもなくなっちゃったら」
柚「…それはもう、恋なんだよっ」
肇「…そう、なんですか」
柚「うん…アタシは、そう思う」
肇「……そうですか」
柚(…どうかな)
肇「……」
柚(…どう、かな?)
肇「…ありがとうございます、柚ちゃん…なんだか、スッキリしました」
柚「…へへっ、いーってことよ」
柚(……ふぅ)
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 21:11:17.41 ID:gzlfI0Pe0
肇「ふふっ、柚ちゃんに相談できて良かったです」
柚「そう?いやー、アタシもまさか、肇チャンから相談されるなんてねっ」
肇「そう、ですか?」
柚「うん、肇チャン、一人でなんでもできちゃいそうだし?」
肇「ふふ、そんなことありませんよ」
柚「その友達…上手くいくといいね」
肇「…あっ!そうですね、そう…友達、ですね、はい」
柚(忘れてたな)
柚(…あれ?いつの間に、聞こえなくなってる)
肇「…あ、いつの間にか、レッスンの時間でした」
柚「そう?じゃ、レッスン頑張ってね!」
肇「はい、ありがとうございました、柚ちゃん」
柚「いいのいいのー、それじゃねーっ」
肇「はい、失礼しますね」
バタン
柚(はー、なんだったんだろ)
柚(いつの間に、聞こえなくなってたな)
柚(まあ、一件落着…なのかな?)
柚(…はぁ、なんか疲れたし、ちょっとソファーで横になろっと)ドサッ
柚(肇チャンの気持ちを知ってしまったわけだけど、これからどうしよ…)zzZ...
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 21:12:50.24 ID:gzlfI0Pe0
巴「柚、おい柚、そろそろ起きんか」
柚「うーん、もう食べられな……はっ!」
巴「全く、もうすぐレッスンの時間じゃけえ、行くぞ」
柚「あれ?巴ちゃん?実家に帰ったんじゃ…?」
巴「あ?何を寝ぼけとるんじゃ、ほれ、シャキッとせえ」
柚「あれ、アタシいつの間に机で……え?」
柚(もしかして、夢?夢オチ…っていうやつ?)
柚「……はぁ〜〜ぁ」
巴「なんじゃ、そんなため息なんかついて」
柚「いや、なんでもない…よし、さあ!今日も楽しいレッスンだー♪」
巴「はあ…?」
ガチャ
肇「お疲れ様です」
巴「おう、肇か、お疲れさん」
肇「巴ちゃん、お疲れさま…あれ、柚ちゃん?」
巴「ん?…なんでソファーの裏に隠れとるんじゃ」
柚「お、おお、お疲れさまー肇チャン…」
柚(むっ、ムリだって!あんな夢見た後に、まともに顔見れるわけないじゃん!)
肇「柚ちゃん?どうかしたんですか?」スタスタ
柚(ああああ近づいてくる!ヤバい!)
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 21:13:42.40 ID:gzlfI0Pe0
柚「ななななな、なんでもないよ!うん、なんでもない!」
巴「いや、なんか怪しいな、ほれ、こっち来てみい」
柚(そんなこと言ってないで助けてくれー!)
肇「柚ちゃん…顔が赤いですね。もしかして、熱でもあるんですか?」
柚(ああ…もう、もう目の前に)
柚「そ、そそそんなことな」
ピトッ
柚「あ゛っ」
肇「…熱はなさそうですが」
柚(おでことおでこを…アレして…アレで…)
柚(…まさか、まさかこれが)フラッ
ドサッ
肇「えっ、ちょっと、柚ちゃん!?」
巴「おい、なんじゃ!?柚、しっかりせえ!」
柚(これが、恋ってやつか…)
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/09(木) 21:14:52.17 ID:gzlfI0Pe0
以上です、この二人の絡みがもっと見たいんじゃ
ありがとうございました
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/10(金) 05:00:33.19 ID:LQujCavIo
乙
恋が咲く季節メンバーで二組のカップルイイゾ〜
18.91 KB
Speed:0
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)