【ダンガンロンパ】特別企画・希望ヶ峰ラジオ【あんこ】

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232 :超高校級の塩 [sage]:2018/08/17(金) 13:30:26.92 ID:WIbZZc2F0
初めまして、毎回このラジオ楽しませて貰ってるヨ・・・十六夜さんに2つ質問だヨ
十六夜さんに質問ですが忌村さんとも幼馴染みの割に仲が良いようにはあまり見えないのですが彼女のことはどう思ってるのでしょう?
苗木君のお陰で安藤さんと忌村さんの仲は改善されたようですが十六夜さんは彼女たちの険悪さを見て何か思うところは無かったのですか?

追伸
安藤さんは不合格からぎりぎり合格になりそうだヨ・・・
233 :予備学科のS [sage]:2018/08/17(金) 13:37:32.94 ID:CNpOk5MD0

十六夜さん!田中さん!こんちには!

十六夜さん、安藤さんが貴方を名字由来のあだ名で呼ぶけどさ、
あれって下の名前が呼びづらいからかな?

あれ76期でも下の名前が「よいちゃん」系統だと勘違いしてる人いそうだね!

田中さん!
封印されし田中になってたのはやっぱり財団B?

ん?誰だろうねこんな時間に!
ちょっと出てくるね!
234 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/18(土) 20:38:02.61 ID:i5AmxXU7o
今日明日で終わる予定です。いい盆休みだったね
235 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/18(土) 20:41:54.20 ID:i5AmxXU7o



十六夜「かつて流行ったらしいが、お前知ってるか?」

田中「否、俺が知っているのは悪魔の叫び声と魔獣共の遠吠えのみ」

十六夜「それはそれで怖いな」

田中「存外慣れれば心地のいいものだ。アレは心を落ち着かせる麻薬のようなモノよ」

十六夜「お前の感覚に俺が付いていけないな……これ、大丈夫なのか?まあいいか」

ぺら

十六夜「……メールが来ているぞ」

田中「ほう、読み上げてみせよ」

十六夜「お前アシスタントじゃなかったのか?まあいい……」


>>231

十六夜「読むぞ、『傷付いた悪姫ブリュンヒルデ』からだ」


ーーーーーーーーーーーーーーー

ククク、パンドラの底に眠りし者達よ、そして我と同じ"瞳"持ちし者達よ、今宵の宴、我がブリュンヒルデの名に於いてここに祝福せん!

して、白き悪魔の名を持つ者よ、そなたは我と同じ"瞳"を持つ者ではあるが"言霊"はその源流を異とするものである。
そこで今宵はそなたの"言霊"をこの世界に響かせてはくれまいか?そなたの"言霊"と我の"言霊"、そして未だ見ぬ"瞳"持ちし者の"言霊"の共鳴はこの世界に必ずや神々の黄昏(ラグナロク)をもたらすであろう!

ーーーーーーーーーーーーーーー


十六夜「良く読めたな俺、これを」

田中「……」

十六夜「ほら、田中。早く答えてやれ」

田中「待て、多重結界に阻まれている。今この鎖を解き放ち真の力を発揮する故、待っていろ」

十六夜「実は半分も意味分かってないんだろお前」
236 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/18(土) 20:57:30.18 ID:i5AmxXU7o
田中「違うな。新たな『力』が突然覚醒しては、神々の黄昏(ラグナロク)はいつかの過去と同じ運命を辿るであろう」

田中「そうすれば待っているのは、人と神の離別。即ち、この地上からの神の撤退である」

田中「ギャッラルホルンは二度と吠えさせてはならん、黄昏を知る戦乙女よ、その意識は胸にあるのか?」

十六夜「ラグナロク……って何だ、あれだろ」

田中「神代、即ち『神々の楽園』は既にこの世より解き放たれ、確かに世界は人類が掌握したと言ってもいい」

田中「だが、ぬるい。そうではない。人類はただ離別した神を知らぬだけよ」

十六夜「めちゃくちゃ喋るな……」

田中「……十六夜惣之助。俺様の見立てでは貴様にも充分に『力』を使う才能があると思うのだがな」

十六夜「勘弁してくれ。お前達のような、現実が見えてない奴らとドンパチやるつもりはないぞ」

田中「たわけ!現実と『虚構(しんじつ)』くらい見抜けぬ魔眼ではないわ!」

田中「我々が見ているこの世界こそが現実だと、いったい誰が決めたのだ?お前か?それとも誰かか?」

田中「違うな。それは『そう思いたいだけ』なのだ。真なる世界はお前の眼前にある。くくっ……あとは踏み出すかどうかだ」

十六夜「俺はほんとに遠慮させてもらう」

田中「では時に鉄の使い手、ひとつ質問をしよう。貴様、以前に生成した『刀』を覚えているか?」

十六夜「刀?………ああ、アレか。あれの……いや、言うな、思い出すな」

田中「ブロードソードにも似た大振りの刀身に、炎熱生成の機構魔術を練り込んであると言う、あの代物だ」

十六夜「忘れろ。あれのことは忘れろ」

田中「確か貴様、アレに『燎(ブレイズ=ブレイド)』と名付けて……」

十六夜「違う!『憤焔(プロミネンス=ブレイド)』だ!」

田中「貴様がそれでどうするのだ……」
237 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/18(土) 21:13:18.78 ID:i5AmxXU7o
十六夜「俺の自信作でな、アレはすごいぞ。機構中に小型のエンジンを複数仕込み、刀身そのものから火打ち石の要領で振動発火させる」

十六夜「そして刃そのものは日本刀と同じように何度も火に晒し水でなまし幾たびも叩き練り上げた最高傑作、だから簡単には折れたりしない」

田中「あの大柄な刀身を叩いたと申すか貴様!?」

十六夜「三日間は筋肉痛が抜けなかったな。だが、とても有意義な創作だったと思う」

田中「ううむ……人の身が考えることは良く分からんな……」

十六夜「お前に言われたらおしまいだよ、俺も」


>>232

十六夜「次、『超高校級の塩』。なんだそれは……」


ーーーーーーーーーーーーーーー

初めまして、毎回このラジオ楽しませて貰ってるヨ・・・十六夜さんに2つ質問だヨ
十六夜さんに質問ですが忌村さんとも幼馴染みの割に仲が良いようにはあまり見えないのですが彼女のことはどう思ってるのでしょう?
苗木君のお陰で安藤さんと忌村さんの仲は改善されたようですが十六夜さんは彼女たちの険悪さを見て何か思うところは無かったのですか?

追伸
安藤さんは不合格からぎりぎり合格になりそうだヨ・・・

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十六夜「突然丁寧語になる恐怖を感じるな。遅めの夏のホラーか?」

田中「いや、これは……魔獣とも違う魔力を感じるな。もしや『降霊(ポゼッション)』か?」

十六夜「ん?……良く分からんぞ、日本語でしゃべれ」

田中「つまり、何らかの霊、或いは人ならざるものをその身に降ろしていると言うことだ」

十六夜「いよいよヤバいなお前……」

田中「それで?問いに答えんのか?」

十六夜「忌村か。俺自身は忌村と接点はほぼゼロだからな。ふたりきりで話したことすらない」

田中「なんと……!?」

十六夜「だからあいつにどう思っているかと言われても正直困るんだ。ああ、普段から暗そうだなとか、根が優しいから苦労してそうだなとは思うが」

十六夜「忌村と万代さんは放って置いたらいくらでも詐欺に引っかかるしな」

田中「根が良い、で済む話なのか?それは」

十六夜「超高校級の詐欺師にテストしてもらったんだが、忌村が泣きながら自分の指紋を売ろうとし始めたところで止めさせた」

田中「どのような物語の奔流があればそのような結末にたどり着けるのだ」
238 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/18(土) 21:20:47.42 ID:i5AmxXU7o
十六夜「俺はいつだって流流歌の味方だ。もちろん流流歌が笑顔で居られる世界が一番望ましい」

十六夜「だが、もしかしたら。忌村がいるせいで流流歌は笑顔になれないのかもしれない。……現に俺達が退学したのも忌村のせいだしな」

田中「正確には違うのではなかったか?」

十六夜「いや、忌村があんな物騒な薬さえ作らなければああはならなかっただろう」

田中「言い得て妙か……まさか巨大化のインスタントマジックを封じていたとは……」

十六夜「俺自身の心証は良くないにしたってそれはそれ、共に働くことそのものは大して抵抗はない」

十六夜「だが、流流歌が怒っているなら話は別だな。本当はお互い謝りたいはずだが、謝れないし謝らない」

十六夜「……と言うより、流流歌は本当に忌村を憎んでいる節があったからな。だが、それを俺が治せるか?止められるか?と言われるときっと無理だろう」

田中「女の喧嘩はケルベロスも食わん。そういう火の元に手を突っ込むのは野暮、己が身を滅ぼすだけと知れ」

十六夜「まあ、何か言えば変わったのかも知れない。本当は」

十六夜「……最終的に仲良くなってよかったよ。俺も安心だ。ところで」

田中「ああ、気になるな。この合格と言う言葉……『異世界への選別』でも行っているのだろう……」

十六夜「流流歌に何かしてみろ、俺は一生許さない」

十六夜「流流歌は確かに周りに好かれない性格かもしれない。それでも俺は流流歌が居ればいい……それが愛だろう、それが世界だろう」

田中「熱を帯びたな、十六夜。実は熱しやすいと言う生来の性格、隠せていないか」
239 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/18(土) 21:26:52.41 ID:i5AmxXU7o
>>233

十六夜「ラスト、『予備学科のS』。読むぞ」


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十六夜さん!田中さん!こんちには!

十六夜さん、安藤さんが貴方を名字由来のあだ名で呼ぶけどさ、
あれって下の名前が呼びづらいからかな?

あれ76期でも下の名前が「よいちゃん」系統だと勘違いしてる人いそうだね!

田中さん!
封印されし田中になってたのはやっぱり財団B?

ん?誰だろうねこんな時間に!
ちょっと出てくるね!

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田中「惜しい職員を亡くしたか」

十六夜「職員?なんの話……」

田中「いや、『組織』の話だ。奴らに感づかれてはマズいからあまり深く語ってはならん」

田中「だが、扉を叩くのは常に死神。貴様の未来に待つのは絶望、そう言ってもいいだろう……」

十六夜「リスナーを殺すな」

田中「ううむ……それはそれとして、貴様に問いが来ているぞ。この迷宮を脱してやるといい」

十六夜「……ああ、よいちゃん、か。あれはな、簡単だ。」


十六夜「正解は『そうのすけって響き、どちゃくそダサい!』と言われた」(エコー)


田中「よくそれを許容したな」

十六夜「愛し合う者同士が互いを完全理解したとしても、完全にお互いのこと全てを好きになれるかとはまた別問題だろう」

十六夜「大体そうのすけってなんだよ、何周遅れだよ、くらい言われてるからな」

田中「お前……泣いてるのか……?」

十六夜「泣いてねーわ、全然泣いてねーわ」

田中「だが、あだ名が流行ると本名を忘れられるのではないのか、実際?」

十六夜「ああ、多分だが、天願会長は俺のことを『よいのすけ』だと思っている」

田中「そちらの方向に間違えているのか」
240 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/18(土) 21:42:14.20 ID:i5AmxXU7o
十六夜「まあ名前なんてそんなものだろう?俺自身、そこまで名前を気に入っているかと言われると微妙だ」

田中「……」

十六夜「お前はどうなんだ、田中。名前」

田中「ふ、この氷の覇王 田中眼蛇夢に不愉快な質問をする」

十六夜「絶対イジられてそうだし」

田中「否めないな。かつては俺もまだ魔力に目覚めておらず、己が何者なのか理解していなかった」

田中「そういう時に人は、俺を忌み嫌った。『キラキラネーム』『かわいそうな子』『悪魔の子』だのと言ってな」

十六夜「一番最後は盛ったな?盛っただろ?」

田中「必然、俺も人から離れ魔の道へと落ちてしまった。そしてその時に出会ったのが魔獣───」

田中「世界的に数少ないと言うSSSランクの魔獣との特殊契約を結び、きゃつらに我が身を捧げながら最終的に複製魔術に成功した」

田中「そうして初めてこの世界は俺を……『田中眼蛇夢を』、『田中眼蛇夢として』、認めたのだ」

十六夜「もしかして、これはいい話だったのか……?」

田中「今なら貴様にも、俺の使役魔術の使い方を伝授してやろう」

十六夜「いや、やはり遠慮させてもらう。さて、ここで一曲」

十六夜「お前のセレクトか?切れるぞ。」

田中「Perfume 『Pick Me Up』」

ttps://youtu.be/vhfYis6VuXY




↓3くらいまで
このあと『田中眼蛇夢の魔獣使役講座』予定です。みんなが飼いたい動物について質問してみてください
241 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/19(日) 10:53:55.84 ID:t6DQOflTo
242 :予備学科のS [sage]:2018/08/19(日) 11:28:50.88 ID:jmaqXYMZ0
※ルール違反だろうけど、誰もやんないからレスするね!

田中さん!こんにちは!

爬虫類飼いたいと思うんだけどね!
やっぱ水槽その他の設備とか必要だよね!

あと飼いやすい爬虫類って何かあるかな?
243 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/19(日) 20:18:14.76 ID:t6DQOflTo
ラストやってきまひょ。
244 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/19(日) 20:28:29.42 ID:t6DQOflTo



田中「せっかく俺様がこの場に降臨してやったのだ。魔獣を飼い慣らす方法、『魔獣使役講座』……とでも呼べば良いだろうか」

田中「そう言ったものを貴様らに聞かせてやろう。耳を澄まし、俺様の言葉に身をゆだねることだな」

十六夜「お前は本当にいい奴なんだか悪い奴なんだか分からんな……」

田中「何を言っている?俺様が『いい奴』な訳が無かろう?俺様の魔力を封じているのもこの世なのだからな」

田中「だが、もしもこの人間世界が何者かによって滅ぼされるようなことがあれば、その時は力を貸してやらんでもない」

十六夜「分かった、分かったから俺でも分かる言葉で話してくれ」


>>242

田中「では質疑に移るぞ、『予備学科のS』」


ーーーーーーーーーーーーーーー

田中さん!こんにちは!

爬虫類飼いたいと思うんだけどね!
やっぱ水槽その他の設備とか必要だよね!

あと飼いやすい爬虫類って何かあるかな?

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田中「まず必要なのは大きめの水槽、きゃつらの生活環境を再現するための砂や草木、それから熱光線を発生させる装置だ」

田中「爬虫類に分類される魔獣はそれぞれ強大な力を持つが、代償として自らの体温を調節する機能がない者が多い」

田中「そのために、彼らはまず太陽の輝きを吸収して全身を暖めてから行動する」

十六夜「そういうことか。やつら、日光浴をよくすると言うが」

田中「太陽に身を晒すことは何も悪いことではない。体に附着した呪詛を取り外す役割を担うこともあるからな」

十六夜「呪詛?何のことだかさっぱり……」

田中「目に見えぬものよ」

十六夜「まさかと思うが微生物かなんかか?」
245 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/19(日) 20:38:49.47 ID:t6DQOflTo
田中「どのような魔獣を家屋に迎え入れる時もそうだが、金は惜しむな。例えば野に放たれていたものを家に招く、或いはどこかで契約してくる」

田中「それらは間違いない、貴様らと同じ生命体である。命に勝る宝などあるはずはない、絶対に金は惜しむな」

十六夜「いいこと言うんだな、たまには」

田中「たまには、は余計だ。……金を惜しまないと言うのは、それだけ初期の予算も膨らむと言うことになる」

田中「もちろん魔獣とてただ理不尽な死を迎えることは少ない。本当に必要なもの以外は、最初に妥協する、と言う選択も良いだろう」

田中「だが必要なものだけは絶対に惜しんではならん。それは契約をする人間の態度ではない」

十六夜「動物を飼うってことはむずかしいからな。その命を自分で管理する、なかなか気軽に出来ることじゃない」

田中「ああ。特に爬虫類に分けられる魔獣達はことコストがかかりやすい」

十六夜「やはりでかい水槽がいるのか?」

田中「大型の種族であるのならばな。かつては大自然を走り回っていた生物だぞ、それを閉じこめるのだから、なるべく大きな檻を用意せよ」

田中「それから、これはほんの一部だが、生贄、貴様らで言うところの『餌』……」

十六夜「……ん、餌?爬虫類なら生きている餌をやることがあるんじゃないのか?」

田中「ああ……その通り。生きる蟲を解体して喰わせる必要がある」

十六夜「おい、それは本当か?」

田中「幼き身であるなら必須だ。蟋蟀は足にとげがあり、小さい体の爬虫類、蜥蜴のたぐいでは飲み込めない」

十六夜(コオロギ……トカゲ……)

田中「故に喰わせるならその後ろ足をお前の手で千切る必要がある」

十六夜「うぐ……えげつないな」

田中「えげつないのはどちらだろうな?生命を金銭と交換する所行か……」

十六夜「止めろ。その手の話は難しい、とてもセンシティブだ」
246 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/19(日) 20:52:00.31 ID:t6DQOflTo
十六夜「しかし驚いたな。そのまま虫を食べさせればいいわけじゃないのか」

田中「特に幼少の身では、と言うだけだ。そのような問題は年月が解消するだろう」

田中「して、『飼いやすい爬虫類』だと……?どんな魔獣にも飼いやすい、などと言う言葉は当てはまらないと思うが……」

十六夜「気持ちは分かるが、それを抑えていくつか紹介してやってくれないか?」

田中「……日本でよく勧められるのは『レオパルド・ゲッコー』。和名では『ヒョウモントカゲモドキ』と言い、蜥蜴ではなくヤモリの仲間だ」

田中「多くの爬虫類がそうだが、基本的にあまり食事の回数が多くない。ことこのレオパルド・ゲッコーも少ないと2週に1度でいい」

田中「だが生き餌が必要なので、家で蟋蟀を飼育する必要が出てくる。契約が多重になるのと、」

田中「不満が溜まった蟋蟀は餌を食べずに共食いをして、最終的に消えてしまう。その部分を注意しなければならないな」

十六夜「コオロギって共食いするのか……初耳だ」

田中「俺様ではないが、よその愛好家がちょっとしたスペルミスで全滅させていたぞ」

十六夜「まあ、……確かにお前はそのあたり周到そうだから問題ないだろう」

田中「それからレオパルド・ゲッコーは胎内の悪魔払いをするところ、要はトイレの場所を覚える、と言う習性がある」

田中「慣れれば貴様の手のひらを魔術領域として展開し自らの身をそこに預けることもあろう」

十六夜「難点は餌か。だが爬虫類を飼うなら生き餌は避けられない道だろうに」

田中「ところがそうでもない。同じ爬虫類でもカメを選べば話が変わる。奴らは雑食、ほとんどのものを食べてしまう」

田中「野菜、リンゴなどをよく食べると聞くな。これなら生き餌である必要はないだろう?」
247 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/19(日) 21:04:31.67 ID:t6DQOflTo
田中「それに種を選べばそこまで大きくもならない。その代わり長命であることが多いから、かなり覚悟して過ごすこと」

田中「クサガメ辺りは入手経路が多い、食料も人工生成物で充分、さらに慣れれば自らに付けられた名に反応して動くことすらある」

田中「それに大きさもそこまで大きくなく、特殊な機械も不要。手に取りやすいだろう」

十六夜「! カメが自分の名前を判別出来るのか!」

田中「呼べば来る。一度試してみてもらいたいものだ」

十六夜「流流歌と相談してみるか……だが、流流歌はチワワがいいと言って聞かないからな」

田中「はっ、あの無神経な女ではチワワなんぞ百年経っても契約出来んだろう」

十六夜「何……?」

田中「貴様には悪いが、そう言わざるを得ない。チワワはかなり繊細な種族よ、南国の出身だから熱管理は契約者の常である」

田中「見た目が可愛い、などと言って飼われ、最終的に見放され強制的に生命を絶たれるチワワが何体いると思っている?」

十六夜「……それは」

田中「だからこそ可愛い、だと言うだけで己の傘下に置こうとはしてはいけない。どんな魔獣でもそうだ」

田中「環境省に寄れば、平成28年には約7万体の犬や猫の強制離脱がなされたとのこと」

田中「これ以上は俺様の口から語るべき内容ではないため差し控えるが、その辺りはよくよく考えるように」

田中「貴様の契約は、貴様のエゴである。それを全うする自信がないなら絶対にその契約は破棄するべきだ」

田中「……ふ、柄にもなく炎熱が俺の体内からも漏れ出してしまったか」

十六夜「お前が言うからこそ意味があるんじゃないか、田中」

田中「……」

十六夜「分かってるよ、分かってる。お前が最初は人工飼育からそれらの飼育を始めたことも、多くの種類の生物の生態を調べるくらい研究熱心なのもさ」

十六夜「だからお前が言うべきなんだ、田中。悲しむ動物が減るためにお前みたいなやつの力がいるんだろ」

田中「脆弱な人間ごときが俺様を評価するか」

十六夜「力を貸してくれるんじゃないのか」

田中「検討しよう。その時が来たらまたな」
248 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/19(日) 21:12:30.98 ID:t6DQOflTo
(エンディングテーマ)


十六夜「そうか、もうエンディングか」

田中「むっ!?待て、まだ俺様は語り尽くせていないのだが!」

十六夜「まあいいじゃないか。また出会えたのならその時に語るといい」

田中「ち……俺様の魔力が足りないからこんなことに……!」

十六夜「違うぞ。足りないのは学園長の予算だ」

田中「金、金、金……どこも浅ましい……!」

十六夜「そう言うな。最終的に金がなければ何も救えないんだから」

田中「くっ……この世にはまだ俺様の魔術が足りていないようだ! 」

十六夜「しかしこんなので大丈夫だったのか?心配しかないぞ」

田中「ふん、問題あるまい。何かあれば学園長が責任をとるのであろう?」

十六夜「まあそうだけども。とにかく終わるぞ、十六夜惣之助と」

田中「覇王、田中眼蛇夢がこの時空を征服していた」

十六夜「それじゃあ最後に………え?」

『これ流して』

十六夜「ああそう……group_inou『THERAPY』。それではまた」


ttps://youtu.be/ACEBZ-KmuQo
249 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/19(日) 21:13:12.77 ID:t6DQOflTo
最後のパーソナリティ決めの安価しまーす
↓5まで
ロンパ無印、2、3、V3、ZZ
(外伝は十神、霧切、キラー)
あと……ザンキゼロも……?

登場人物から1名指名
コンマが一番高い人と一番低い人が次のパーソナリティでーす
今回はかぶりなし!でお願いしますです。それはサモエドのようです
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/19(日) 21:19:08.17 ID:PGXj/uU40
蜜柑
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/19(日) 21:36:19.90 ID:EThkH4Lg0
カムクラ
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/19(日) 21:40:41.03 ID:/VprSsx20
百田
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/19(日) 22:17:58.70 ID:sBIPVyCd0
そうだ
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/19(日) 22:48:52.72 ID:v+pKVu6s0
ハルマキ
255 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/19(日) 23:06:40.21 ID:t6DQOflTo
カムクラ百田把握

なんじゃあこの取り合わせは!!
256 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/19(日) 23:13:54.10 ID:t6DQOflTo


ピポッピポッピポッピーン


百田「希望ヶ峰ラジオ!」

(とてもスペースな音楽)

百田「遂に……泣いても笑っても最終日だ」

百田「だけどよ、オレとオメーらの旅はまだ始まったばかりだろ?ラジオが終わっても、夢は捨てんじゃねーぞ!」

百田「今日の相手はオレ、宇宙に轟く百田解斗!それから」

カムクラ「……こういうのは、あまり気が乗らないのですが」

百田「うるせーな、テメーは何でもできるんだろ?万能なんだろ?そんならここをきっちり引っ張ってくれよ!」

カムクラ「仕方がありません……カムクライズルが本日のサポートです」

百田「仕方がないってなんだよ、いいか?このラジオはな、オレら以外も出たがってるやつがいたんだぜ?」

カムクラ「では替わってもらえばいいじゃないですか」

百田「そうはいかねーよ、これ投票だからな。視聴者?リスナーって呼ぶのが正解か」

カムクラ「あの、僕の存在は秘匿されていたのでは……」

百田「そう言うのはここじゃないとこで言ってくれ、オレも正直知らねーんだ……」

カムクラ「だいたい、貴方は希望ヶ峰の在校生ではないでしょう?それがなぜパーソナリティに?」

百田「希望ヶ峰同様、才囚も今回のパーソナリティ候補になってた……テメー、そのくらいは調べてからこいよ!」

カムクラ「そうかもしれませんが……」

百田「とにかくこの二人でお送りするぜ!曲はスピッツ、『ロビンソン』!」


ttps://youtu.be/51CH3dPaWXc




↓3くらいまで
企画やってたらべしゃれないと思うのでふたりに質問とか、あと今からでも来れるゲストさんの情報とかください!おなしゃす!
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/19(日) 23:41:15.03 ID:+GHz0oC0o
まさかのイルカセラピーで噴いた
どういう基準で曲流してるんですか?
258 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/20(月) 20:31:06.67 ID:FpVDFpo4o
全然終わらなかった
259 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/20(月) 20:36:20.12 ID:FpVDFpo4o



百田「オレもいつかこの曲みたいに宇宙に羽ばたいてやるぜ!」

カムクラ「それとこれとは関係ないような……」

百田「おっと、質問が来てんのか?」


>>257


百田「ああ、それはな!」

作家「私が話しましょう!」

百田「!」

カムクラ「おや、初回から構成作家として参加していたものの全く喋っていなかった人」

作家「山田さんとは別の作家……名前呼んでくださいよ!?」

百田「いや、ここはもう逆に謎の作家Xってことにしたらどうだ?」

作家「い、いやですよ!せっかく新しいことをチャレンジできたのに」

百田「あんまり喋ると声でバレるからささっとして欲しいってよ?」

作家「仕方がありませんね……」

作家「最初は夏の曲限定だったんですが、基本的には、そのパーソナリティさんが流しそうな曲を選んでいます」

カムクラ「それでセラピーを……」

作家「アレは私の趣味です。」

カムクラ「」唖然

百田「それアイドルの趣味としてどうなんだ……?」

作家「ちょっと百田さん!」

百田「あ、悪ィ」

カムクラ「気持ちは分かりますが」

作家「ええ!私もいい曲を探すのは楽しかったですよ!スピッツは百田さんのリクエストでしたね」

百田「ああ、スピッツ好きでよ!」

作家「私も好きですよ、スピッツ」




↓3くらいまででなんかあれば多分何でも拾うと思います
ラジオネーム的なものがあれば一緒に読みます
260 :ほんわか王子 [sage]:2018/08/20(月) 20:40:53.06 ID:B2wyp3Aw0
DJになってほしかった
メンバーといえば誰です?
ボクとしては、ソニアや蜜柑の
優しいDJを希望していました(^^)
261 :超高校級の通りすがり :2018/08/21(火) 18:00:43.26 ID:2v/W8ekNO
カムクラくん百田くん初めまして
カムクラさんはあらゆる超高校の才能を持っていますが、同じ才能の持ち主と比べた場合どちらが優れているのでしょうか?例えば、百田くんと宇宙飛行士の試験を受けた時、どちらの方が優れた結果になるのでしょうか?


書いてて気づいたんですがこれ他の人にも言えますね。最原くんと霧切さんとか
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 18:01:32.46 ID:2v/W8ekNO
下げ忘れ申し訳ない
263 :夏休み特別企画とは何だったのか ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/22(水) 08:31:19.89 ID:3boy809IO
作家「さすがに自分の曲を流すとバレてしまいますからね、色々と」

百田「テメーが絡んでるのがバレたらそりゃあ大変な目に遭うだろうからな、正解だと思うぜ」

作家「ええ、ええ!と言うわけでそろそろ退散します!」

ばたんがちゃん

カムクラ「ありがとうございました。……事務所の方が聞いていないことを祈るだけですね」

百田「聞いてるかもしれねーけどまあ、それはそれ!」 

カムクラ「開き直り方がすごいですね」

百田「仕方がねーだろ?アレは本人の意思だ。それを否定することなんて出来ねーんだからな!」


>>260

カムクラ「では次、『ほんわか王子』さんから」

百田「サンキュー!」

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DJになってほしかった
メンバーといえば誰です?
ボクとしては、ソニアや蜜柑の
優しいDJを希望していました(^^)

ーーーーーーーーーーーーーーー

百田「なってほしい奴……あー、」

百田「才囚はどいつもそう言うの向いてなさそうな奴らだからよ、俺らじゃなきゃいいなと思ってたけど」

カムクラ「失礼に当たりますがそれでも否定は出来ませんね……赤松さんや天海さんならまだしも、ほかの方は想像が出来ません」

百田「や、だからよくやったよな真宮寺!」

カムクラ「確かに。彼はああいうことは苦手なのかもと思っていたのですけれど」

カムクラ「才能はどこに眠っているか分からないと言うことですね。勉強になります」

百田「そう言うことなのか……?」

カムクラ「僕個人としては戦刃むくろの話はもう少しちゃんと聞いてみたかったですね」

百田「……お?ああ言うのタイプなのか、カムクラ」

カムクラ「短絡的に答えを導き出すのは嫌いです」
264 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/22(水) 08:41:10.16 ID:3boy809IO
百田「なんかちらっとしゃべってたみたいだな。メインじゃなかったのか」

カムクラ「普段は姉の陰に隠れて、何を考えているかよく分からない人ですから」

百田「あー、それで話を聞いてみたいと?」

カムクラ「まあ、そうなります」

百田「野次馬こんじょーっつーのかな、これ」

カムクラ「野次馬……」

百田「何でもかんでも絶望した!とか言ってるテメーにしちゃ、食いつきいいんだな?戦刃には」

カムクラ「僕はそんな絶望先生みたいなことは言ってないんですが……お間違えではないですか……」

百田「……よく考えたら俺もテメーも向いてないよな、ディスクジョッキー」

カムクラ「僕にはディスクジョッキーの才能もありますけどね」

百田「くそっ、ずりぃ!」

カムクラ「百田君、趣旨から若干ずれています。……いないんですか、誰か出て欲しかった人」

百田「あ?あー………考えたけど特に思い付かないんだよ!」

カムクラ「なるほど。僕は他にも話を聞いてみたい人はいますよ、たくさんね」

カムクラ「個人的に苗木誠や十神白夜、御手洗、朝日奈、茶柱、雪染……」

百田「マジかよ……」

カムクラ「やはり女性の声は昼間、男性の声は夜中、そんな時間に聞きたいものです」

百田「オメーFMの聞きすぎじゃねぇの?」

カムクラ「いえそんなことは、部屋を出られないから暇で暇で仕方がなくてラジオばかり聞いてるとかそんなことは」

百田「絶対あるだろそのパターン!?」
265 :今日中に終わらせたい ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/29(水) 21:08:07.11 ID:adGoUxOjo
カムクラ「今回もなぜ外出が許可されたのか全く分かりません」

百田「まあいいんじゃねーか?オメーがオレらと話せるってのもそう悪くはねーだろ?」

百田「それとも……まだ絶望してるのか、決まりきった未来に」

カムクラ「それは……」

百田「世の中に絶対なんてないんだぜ、カムクラ。100%に見えても、実は小数点の小さいところでは可能性が覆されるかもしれない」

百田「事実、部屋から出られないはずのオメーがこうして外に出てきて、マイクなんてもんの前で座らされて」

百田「大層にパーソナリティになってこうして喋ってるだろ?」

カムクラ「……確かに、それは想像していない未来でした。僕の予測能力でも、こうなることは予期できなかった」

百田「ほら、案外世界ってのも悪くはねーだろ。オメーの予測はあくまでも予測、それを叶えるのは世界の方なんだからな」

百田「絶対、なんつー言葉で選択肢を狭めてる方がよっぽど絶望的じゃねーか?」

カムクラ「貴方は、強いんですね」

百田「まさか、オレで強く見えるんならプロの宇宙飛行士達なんかもっと強ぇって!」

カムクラ「そう……かもしれません。だけど、そうではないかもしれませんよ?」

百田「計る方法がねーからあれだけど……んで、これは?」


>>261

百田「ラジオネーム『超高校級の通りすがり』。ありがとな」


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カムクラくん百田くん初めまして
カムクラさんはあらゆる超高校の才能を持っていますが、同じ才能の持ち主と比べた場合どちらが優れているのでしょうか?例えば、百田くんと宇宙飛行士の試験を受けた時、どちらの方が優れた結果になるのでしょうか?


書いてて気づいたんですがこれ他の人にも言えますね。最原くんと霧切さんとか

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百田「あー……」
266 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/29(水) 21:12:42.80 ID:adGoUxOjo
百田「実際どうなんだ?」

カムクラ「……そう、ですね……」

カムクラ「僕は『あらゆる才能を持っている』を持っていることが才能ですから……」

百田「突出してないとか?」

カムクラ「まさか。突出していなければ才能とは言えません」

百田「じゃあ」

カムクラ「テストを受けたことだけを想定するなら、きっと『点数では』僕が上回るでしょう」

カムクラ「ですが紙のテストや、予測、そういうものは演習にすぎない。なによりも、それは『適正』ではない」

百田「……あ?どういうことだ?」

カムクラ「百田君が【超高校級の宇宙飛行士】と呼ばれているのは、『テストの点が良かったから』と言う理由だけではないはずです」

カムクラ「宇宙飛行士に最も大切なもの。貴方が言っているじゃないですか」

百田「大切なのは……コミュニケーション能力……」

カムクラ「そう。そして僕にそれがあるか、と言われるとおそらくないでしょう」

カムクラ「『超高校級』をなぞることは出来ても、表面上完璧だったとしても、そこに人間の熱はこもっていない」

カムクラ「作り物、と言うことなんですよ、僕の才能は、ね」

百田「そうかー?オメーがオレとおんなじようなスペックなら、一緒に宇宙行きゃ最高のパートナーになれるかもしれねーぞ?」

カムクラ「それは不可能でしょう。僕が人の心を、感情を無くしてしまったのだから」

百田「……うーん……」
267 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/29(水) 21:27:24.83 ID:adGoUxOjo
カムクラ「他の才能に関しても同様です。」

カムクラ「美しく舞う技術があっても、『魂がない』と人は言う。誰もが泣けるストーリーを書いても、『現実味がない』と人は言う」

百田「オメーもオメーで大変なんだな」

カムクラ「大変だなんて。……犠牲にしてきたものの大きさを考えればこのくらい貰わなければ、ね」

百田「だけどそれで技術やオメーの頑張りが他に伝わんなかったら意味がねーだろ?」

カムクラ「……」

百田「オメーだって人間だ。魂がないなんて言われて傷つかないはずがねーんだよ!」

カムクラ「その自分の定規で他人を測る癖は直した方がいいですよ、百田君」

百田「んなっ……オレは……!」

カムクラ「ですが、」

百田「あ?」

カムクラ「うれしくない、と言う訳でもありません。忘れているはずの感情で言えば、無くしたはずの言語で言うならば、ありがとう、とそう言いたい場面ですよ」

百田「おっ、なんだオメー!そういうことは言えるんだな!よしよし」

わしゃわしゃ

カムクラ「撫でないでください。僕は犬ではありません」

百田「さて、と……ああ、他の才能に付いてもか……」

カムクラ「比べる必要はないと思いますが……そうですね……」

カムクラ「土台がお互いに違いますからね、あのふたりは」

百田「違う?と言うと?」

カムクラ「かたや探偵を家業にしている家系のひとり娘、エリートです。そしてかたや探偵見習いを自称する、探偵のサポーター……つまり言い換えれば一般人」

カムクラ「さらに言えば霧切さんは、以前から殺人関係を中心に取り扱っており、最原君は人探しや浮気調査などの素行関係」

カムクラ「お互いがお互いの専門分野を持つエリート同士。同じ職業でも求められるスキルは別でしょう?そういうことです」

百田「分かったような分からねーような……」

カムクラ「まあ……互いのフィールドに入っても才能を発揮できるからこその超高校級、と言う言い方も出来ますが」

カムクラ「事実、最原君が超高校級の認定を受けたのは、警察よりも早く殺人事件を解決したからですし」

カムクラ「霧切さんも、よっぽどのことをしなければ掴めないはずの学園長の素性を調べ上げ実父と断定した上で入学している」

百田「ややこしいなおい!つまりどっちも出来てすげぇってことだろ!」
268 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/29(水) 21:34:06.44 ID:adGoUxOjo
カムクラ「そうとも言いますね」

百田「んじゃ苗木と狛枝についても似たようなもんか?」

カムクラ「あれは全く別ですし、言葉で説明できるようなものではいので触れるべきではありませんよ」

百田「……そんな怖い顔すんなってー!分かった、分かったから……」

カムクラ「似たような才能を比べるだけならいくらでも出来ますよ。たとえば澪田さんと赤松さんとか。大和田君と九頭龍君、王馬君、十神君とか」

百田「……あー、澪田と赤松は何となく分かるぞ、音楽系って話だな?どっちも耳がいいし、音楽出来るし……」

百田「澪田は作曲も出来ていろんな楽器出来るっつーことだよな、だからと言って赤松が片手落ちするかと言えばんなことねー」

百田「むしろ赤松はピアノというものひとつだけで言うなら澪田に、いや、高校生には負けねーほどの才能を持ってやがる!」

カムクラ「そういうことです」

百田「似たように感じる才能でも、結局どこか一方向に突出してるっつー話だな」

カムクラ「そして僕の場合は突出箇所が多すぎてかえって没個性的であると言うことです、分かっていただけたのならそれでよし」

百田「スタッフさーん、こいつなんか変なこと言ってるんっすけどー?」

カムクラ「変ではないです変では」

百田「台本になんて書いてあるか読んだかよ」

カムクラ「え?台本……あ、」

百田「自信満々に『僕は超高校級の希望ですよ?(どや顔で言う、写真はのちアップ予定)』って書かれてて」

カムクラ「やめましょう恥ずかしい」

百田「オメー打ち合わせで『いいですね、渾身のギャグみたいで』とかノリノリで」

カムクラ「やめて!超高校級の希望が崩れるだろ!」

百田「……ひょっとしてお前……カムクラじゃないな?」
269 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/29(水) 21:42:55.56 ID:adGoUxOjo
(エンディングテーマ)

カムクラ?「……いえ、僕はカムクライズル」

百田「いやいやちゃんと喋ってみ!」

カムクラ?「……だから」

百田「実はオメーもう感情も取り戻してるし記憶も戻ってるしただちょっと髪の長い日向創だろ、知ってるんだぞ」

カムクラ?「なっ!それはまだ内緒のはず!」

百田「あ、」

カムクラ?「……僕はカムクライズルです」

百田「おせーよ!っつうことで、ぐだぐだ喋ってたらもう時間か」

カムクラ「ここまでのおつきあい、ありがとうございました」

百田「学園長の資金が尽きたから今回はここまでだってよ。だが、また学園長が元気になったらオレ達は帰ってくるぜ、宇宙からな!」

カムクラ「宇宙には行きませんよ百田君」

百田「色紙は全員プレゼントにしておいてやろうぜ、カムクラ!」

カムクラ「え?」

百田「あー、まじで時間が!ここまでは百田解斗が喋ってたぜ!」

カムクラ「僕はカムクライズルです」

百田「カムクラっぽい日向だ!」

カムクラ「やめろ!俺のアイデンティティが失われるだろ!」

百田「またいつかどこかで!」

カムクラ「ま、待て、待ちなさい、さっきの言葉を撤回……百田ぁー!!」


ttps://youtu.be/eHuyyYxuH0Y
270 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/08/29(水) 21:46:37.12 ID:adGoUxOjo
長丁場のおつきあい誠にありがとうございます。お疲れさまでした。

ご参加のみなさん、閲覧いただいたみなさん、SS速報さん、スパイクチュンソフトさん、ダンガンロンパスタッフさん、小高神
重ねてお礼申し上げます、ありがとうございました
色々ありますが、SS速報さんは好きなので私はここからいなくなったりはしないと思います

普段は論破とペルソナクロスのあんこスレやってます、最近長丁場になってきていつ終わるか分かりません
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1525875955/

アンド、鬼滅の刃のあんこスレもやってますのでお暇でしたら時間つぶしにご覧ください
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515332636/


また機会があればご参加閲覧お待ちしています
ありがとうございました
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/30(木) 23:24:04.78 ID:NV2oa0qz0
乙。楽しかったよ
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