他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
レッドとエリカ、時々不正解。
Check
Tweet
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/08(水) 01:45:45.48 ID:OnGAq+U5o
2にもどるってやつかな
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/08(水) 23:20:53.61 ID:yZM5Fp0p0
>>18
採用!
再開!
補足:おわりから2にもどる
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/08(水) 23:22:25.91 ID:yZM5Fp0p0
レッド「うっ・・・・」
???「お気づきになられましたか?」
レッド「・・・ここは」
バカ広い和室の部屋
そこに敷布団をちょこんと敷かれ、そこで眠っていたレッド
外を見ると、隅々まで手入れをされた美しい庭園。
???「ずいぶん長い間気を失ってらっしゃったので心配いたしました」
レッド「・・・ああ。ポケモンバトルで負けちゃって・・・そのショックで。
あれ?・・・でも、なんかもっと長い夢を見てたような・・」
???「・・・それは良い夢でしたか?」
レッド「・・・・うーん」
???「レッドさんは、その」
レッド「・・え!?なんで俺の名前を!?」
???「あっ」
???「最近巷で有名なトレーナーの方ですもの。今はもうジムを三つも制覇されたのでしょう。」
レッド「え?どうしてそんなことまで・・・」
???「フフフ・・・貴方はホントにとっても有名人なのですよ。貴方自身が知らないだけで」
レッド「・・そろそろいきます。もっと強くならなきゃ・・。・・色々と、その、ありがとう・・ございました。」
???「あらあら。もう行かれるのですか。頑張って下さいね。・・またお会いしましょうレッドさん」
レッド「・・え?・・は、はい」
レッド(なんだか、不思議な人だな・・)
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/08(水) 23:25:03.34 ID:yZM5Fp0p0
タマムシシティ市街
レッド(凄いお嬢様だったな・・。普段はなにしてる人なんだろう)
レッド「・・・まあいいや・・もっと・・・もっと・・・強くならなきゃ」
数週間後
タマムシシティ郊外の草むら
レッド「・・ポケモンの特性、タイプも勉強した。役割を考えてパーティも組んだ。」
レッド「これなら、もうグリーンにも、いや、タマムシジムのジムリーダーにだって負けない」
タマムシジム前
レッド「・・・よし」
男「おーっす!未来のチャンピオン!」
レッド「うわっ」
男「ついにエリカに挑戦するのか。彼女は、他のジムリーダーとは違うから、気を付けるんだぞ!」
レッド「・・・え?どういう風に違うの・・?」
男「それは・・・やってからのお楽しみ!頑張れ未来のチャンピオン!」
レッド「・・・わかった」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/08(水) 23:27:10.33 ID:yZM5Fp0p0
タマムシジムに入ったレッドは、ジムの奥で、一度会ったことのある女性を見つけた。
彼女は、スヤスヤと居眠りをしている・・・
レッド「・・・あの」
エリカ「すー・・すー・・あらいけない。ついつい居眠りを・・あまりにも気持ち良くて・・」
エリカ「・・・お久しぶりですわね。レッドさん。」
レッド「あなたが、ここのジムリーダーだったのですね・・」
エリカ「負けた直後の貴方の、自信の喪失感を見て、言い出せませんでした。・・ごめんなさいね」
レッド「・・たしかに、あの時は失意のどん底でしたが、もう負けません。強くなる努力をしてきましたから」
エリカ「そうですか。それは楽しみですわ。あ、そうそう、貴方を倒したと自慢げに言ってたグリーンって御方。
わたくしが丁重に倒させて頂きました。さて、はじめましょうか」ニコ・・・
レッド「!!」
タマムシジムのジムリーダー、エリカが勝負をしかけてきた!
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/08(水) 23:28:32.85 ID:yZM5Fp0p0
レッド「貴女が草タイプ使いのジムリーダーだってコトは把握してます。」
レッド「いけ!ウインディ!」
エリカ「おいきなさい、シャワーズ」
レッド「!?!?」
・・・・・・・・・
ウインディはちからつきた
レッド「くそっ・・・でも自分はこんな想定外のコトもあろうと役割だって決めてるパーティなんだ!」
レッド「いけ!レアコイル!」
・・・・・
シャワーズはちからつきた
エリカ「おいきなさい、サンドパン」
レッド「・・・」
・・・・・
・・・
レッドはエリカに負けてしまった
レッド「草タイプのジムリーダーのはずなのに・・・一匹も草タイプがいないじゃないですか・・・なんで」
エリカ「貴方が勝とうとし過ぎるから、こうなったのですよ」
エリカ「いっそこのまま・・」
レッド「・・・え?」
エリカ「また挑戦しに来てください。わたくしの言葉をよく考えて」
レッドは めのまえが まっくらに なった
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/08(水) 23:30:31.20 ID:yZM5Fp0p0
数日後
タマムシジム
エリカ「・・・こられましたね。答えは見つかりましたか?」
レッド「・・勝とうとしなければいい。簡単なことです」
レッド「いけ!コイキング!」
エリカ「・・・・」
レッド「はねるをしつづけるんだ!」
エリカ「貴方の答えはこれですか。」
エリカ「それもいいかもしれませんね・・だめですけど」
タマムシジム、ジムリーダーのエリカが勝負をしかけてきた!
エリカ「おいきなさい、ウインディ」
レッド「!?!?!?!?!?」
コイキングはちからつきた
レッド「そんな・・・卑怯だ!自分はコイキングしか・・・いけ、コイキング!」
エリカ「交代しますわ、おいきなさいレアコイル」
レッド「・・・!!!!俺がつかってたポケモンたち・・・」
・・・・
・・・
レッドはエリカに負けてしまった。
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/08(水) 23:32:12.51 ID:yZM5Fp0p0
レッド「・・ひどい・・俺が使ってたポケモン達を・・そのままマネして・・・」
エリカ「だって、貴方から、ポケモンに対する思いが1mmも感じなかったのですもの」
エリカ「なので、貴方が考えた強さだけを求めたパーティーで、こてんぱんにしてあげたんです」
レッド「・・・え」
エリカ「勝とうとしないバトルなんて、ただの試合放棄」
レッド「だって、勝とうとしすぎるってエリカさんが・・・!」
エリカ「貴方は極端です。でも純粋。とっても。惚れ惚れするくらいに。」
レッド「・・?!・・・えっと、じゃあ、一体どうすれば」
エリカ「・・・貴方が最初に選んだポケモンはなんですか?」
レッド「・・フシギダネです」
エリカ「存じております。ずーっと前から。」
レッド「・・・でも、グリーンに、負けた・・・フシギバナにまで育て上げたのに・・・」
エリカ「その一回の敗北で、最初に選んだポケモンを見捨てたんですか」
レッド「!」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/08(水) 23:34:55.09 ID:yZM5Fp0p0
エリカ「貴方のパーティーに、フシギバナはいなかった。」
エリカ「勝つというのは、簡単な事ではありません。運、実力、その他色々な要素があります」
エリカ「ですが、勝っても負けても、そこに、自分が一番好きなポケモンを使ったかどうかで、悔いが残る、残らないかが
決まります」
レッド「・・・でも、自分は、グリーンに言われて・・・このままじゃ、お前は限界だって・・・」
エリカ「その人は、貴方の強さに勝つためだけの努力をしてきたのでしょう。でも、勝ったところで意味があるのかしら」
エリカ「貴方は最初に出会ったポケモンを育て上げて今まで勝ってきた。だから、貴方は、”フシギダネを使う”強いトレーナー
として、沢山のトレーナーのココロに残るトレーナーになったのです」
エリカ「ただの強いトレーナーなら、そこらじゅうにゴロゴロしてますわ。」
エリカ「だから、強さだけのパーティー、貴方の作ったパーティーをあえてわたくしが使った。」
エリカ「やはり勝っても全然嬉しくありませんでした。それだけです」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/08(水) 23:35:37.83 ID:yZM5Fp0p0
レッド「・・・・・」
エリカ「次が最後のチャンスです。では、ごきげんよう」
レッドは めのまえが まっくらに なった
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/08(水) 23:36:33.42 ID:yZM5Fp0p0
数か月後
タマムシジム
エリカ「・・・おはようございます」
レッド「・・・挑戦しにきました」
エリカ「手持ちのモンスターボールは一つですか」
レッド「はい」
エリカ「では、わたくしも一体のみでいかせて頂きます」
レッド「・・・たのんだぞ、フシギバナ」
エリカ「おひさしぶりです、レッドのフシギバナ。おねがいしますね、ラフレシア」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/08(水) 23:40:12.68 ID:yZM5Fp0p0
・・・・
・・・・・・・・・
・・・・
レッドはエリカに負けてしまった。
レッド「・・・強すぎます。負けました。」
エリカ「レッドさんの、純粋で凄まじい地道な努力、圧巻でした」
レッド「はは・・、勝ったのにまるで負けたようなセリフですね」
レッド「これが最後のチャンスだったのに・・・でも悔いはありません。」
レッド「だって、めのまえが まっくらに ならないですもん」
エリカ「・・・」
レッド「マサラタウンに帰ります。うーん・・オーキド博士のお手伝いでもしようかな・・」
エリカ「・・そうですか」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/08(水) 23:41:01.83 ID:yZM5Fp0p0
エリカ「わたくしは貴方に勝つためだけに、個人的な感情に任せて、大変なズルをして、大変な努力をしてきました。」
レッド「・・・?」
エリカ「また・・タマムシジムにいらして下さい。いつでも、いつまでもお待ちしております。」
レッド「・・・はい!・・・ありがとうございました。エリカさん。」
エリカ「・・・ごきげんよう。」
エリカ「・・・」
エリカ「ジムリーダー失格だわ」ぽつり
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/08(水) 23:55:20.24 ID:yZM5Fp0p0
・・・・
月日は流れ、一年後
マサラタウンにて、
オーキド「レッド!研究ばかりしてないで、少しは遊びに行ったらどうかね?」
レッド「・・はは、ついつい没頭しちゃって・・楽しいので」
研究員「レッドくんにお会いしに来たという、お客さんが来ましたよ?お着物を着られたもの凄いお嬢様なんですが・・」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/08(水) 23:59:12.40 ID:yZM5Fp0p0
レッド「!・・エリカさん」
エリカ「ここはとてものどかで良いところですね」
レッド「・・はは、小さな田舎町ですし」
エリカ「レッドさんは今は何をされてらっしゃるのですか?」
レッド「・・今は、オーキド博士の研究所で、ポケモンの研究のお手伝いをしています。」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/09(木) 00:00:13.93 ID:NwWaZpOO0
レッド「ただ研究に没頭しすぎて・・楽しくて!!オーキド博士には呆れられちゃってます。」
エリカ「・・」
レッド「自分のフシギバナは、・・今では、野生探索時の心強いポケモン研究の助手です!」
エリカ「とても素敵・・」
レッド「えっ・・」
レッド「あれ?そういえばタマムシジムは・・?お休みされて来たんですか?」
エリカ「ええ。抜け出してきました。個人の感情を追い求め過ぎて・・・・」
エリカ「フフ、貴方のせいです」
レッド「・・・え?」
エリカ「そうですわ。久々に、ポケモンバトルいたしません?」
レッド「へ!?」
ジムリーダーのエリカが勝負をしかけてきた!
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/09(木) 00:04:41.47 ID:NwWaZpOO0
・・・・
・・・
レッド「・・・やっぱりエリカさんは強いです。負けました」
エリカ「・・・貴方は弱くなりました・・けど、わたくしは今の貴方の方が好き。いいえ、大好き。」
レッド「・・・・っ」
おわり
23.48 KB
Speed:0
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)