【オリロン】欲望だらけのコロシアイ共同生活【安価】

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1 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/07(火) 22:09:33.88 ID:TvVGbXtA0
・オリロンパです。

・キャラクターはこちらで作成済みです。

・ダンガンロンパシリーズのネタバレがあるかもしれません。

以上お気をつけください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1533647373
2 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/07(火) 22:14:10.84 ID:TvVGbXtA0
……昔から、俺には一つの目標があった。

「ごめんなさい」

それはきっと数多くの人間が一度は持った願い。

「ちょっとそういう目では……」

人生においてもなかなか重要なんじゃないかと個人的に思う事柄。

「生理的に無理」

…………



モテたい!!
3 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/07(火) 22:26:11.25 ID:TvVGbXtA0
「は、はは……これで通算99連敗か……」

初恋は幼稚園の先生、その後同級生上級生下級生はたまたアルバイト先の先輩やら後輩やら……

とにかく俺は一目惚れをしてはフラれ続けてきた。

そして今日半ばヤケクソでいった近所の小学生に彼氏いるからとフラれて99連敗……後一回フラれたら100連敗の男になってしまうわけで……

正直俺はかなり凹んでいた。

「こんな日はうららチャンネルで癒してもらおう……」

カチカチとパソコンを点けてお気に入りの動画チャンネルにアクセスする。

「やっほー、うららチャンネルの時間だよ!」

「うららちゃんは可愛いなぁ……」

フラれた日にはこうして画面の向こうのアイドルを見て心を癒す……それが俺の日課。

だけど今日はいつもと違った……それはもう文字通り、人生を変えるような。

「そういえばみんなは【希望ヶ峰学園】って知ってる?」

「希望ヶ峰学園……」

世界中から【超高校級】の高校生を集めてるってあれか。

「なんでも卒業したらその後の人生成功間違いなしなんだって!すごいよね〜」

「……」

「きっとモテたりもするんだろうな!わたしなんてそういう縁がないから羨ましいよ〜」

「…………」

「あっ、もうこんな時間!それじゃあみんなまたね!次回のうららチャンネルは……」
4 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/07(火) 22:26:48.74 ID:TvVGbXtA0






「その手があったか……!」






5 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/07(火) 22:36:48.32 ID:TvVGbXtA0
そうだ、希望ヶ峰学園に行けるようになればきっとモテモテだ!

なんでこんな簡単な事に気付かなかったんだ俺!

「そうと決まれば早速……!」

その日から俺は希望ヶ峰学園に入学するために色んな事にチャレンジした。

勉強に、スポーツに、とにかく手当たり次第に挑戦し続けて。

その甲斐あって最初に入学した高校は国内有数の進学校。

さらに全国の高校生が受けるテストでもトップクラスの成績になった。

そして……

「……」

【生瀬優様。
あなたを希望ヶ峰学園に【超高校級の優等生】としてスカウトいたします】

「は……はは」

「いよっしゃあああああああっ!!」

【超高校級の優等生】。

それが俺、生瀬 優【ナマセ マサル】の手に入れた超高校級の称号だった。
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/07(火) 22:46:51.90 ID:jOa+Dkk0O
エロ漫画でアイドルになればモテると思ってた人思い出した。期待
7 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/07(火) 22:49:10.59 ID:TvVGbXtA0
【希望ヶ峰学園前】

生瀬「やべえやべえ、待ちきれなくて二時間も前に来ちまったよ俺」

まだ校門は閉まったまま……はは、浮かれすぎだな俺!

生瀬「とにかくこれから俺の人生は薔薇色間違いなし!」

そう、下駄箱にラブレターやチョコレートが溢れ!

女の子達が俺を見るだけで黄色い悲鳴をあげる!

生瀬「あはははは、いや、まいっちゃうなマジで!」

とはいえまずはクラスメイトが誰になるかだ。

お楽しみって事でネットには一切触れなかったからワクワクする。

生瀬「やっぱり可愛い女の子がいてほしいよな。後ダチになれそうな男も……」

歩き回ったり、唸ったりしながらもう時間まで一時間。

そして俺はこの希望ヶ峰学園でのクラスメイトと出会う事になる。

1…あ、あれは……まさか!
2…誰か走ってきたな
3…真面目そうな子が来たぞ

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/07(火) 22:49:44.79 ID:jOa+Dkk0O
1
9 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/07(火) 23:01:50.28 ID:TvVGbXtA0
「うわあああんっ、遅刻だよ遅刻〜!」

生瀬「あ、あれは……まさか!」

遠目からもわかる桜色の髪!

遠目からもわかるオーラ!

何より遠目からもわかるあの豊満な胸!

生瀬「う、うららちゃんだと!?」

「はぁ、はぁ……あ、あれれぇ?まだ校門開いてない……」

生瀬「あ、あの……」

「えっ?あっ、もしかしてここの人ですかぁ?」

生瀬「いや、俺は今日からここに入学する……」

「わぁ!じゃあわたしのクラスメイトだねぇ!」

春風「わたし春風うららだよ!よろしくねぇ!」


春風 うらら【ハルカゼ ―――】

【超高校級の動画投稿者】

春風うらら。

そのルックスとスタイルと愛らしい性格で動画投稿の世界に革命を起こした女の子。

何がスゴいってファンのあまりの熱狂ぶりにサーバーがヤバイから彼女のためだけの動画投稿サイトが作られてるレベル。

俺もフラれては彼女に癒されてきた……まさかそんなうららちゃんとクラスメイトになれるなんて!

春風「わわっ、なんで泣いてるのぉ」

生瀬「これは感動の涙なんだ!」

春風「ほへぇー……」

頑張って、よかった……!
10 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/07(火) 23:10:20.62 ID:TvVGbXtA0
春風「じゃあまーくんはすーごく勉強出来るんだ、すごいね〜」

生瀬「……」

うららちゃんにあだ名で呼ばれてるとか俺もしかしてもうすぐ死ぬのか?

春風「でもまさかまだ時間じゃなかったなんてぇ……」

生瀬「あはは、俺なんて二時間も前に来てた」

春風「そうなんだぁ、じゃあわたしとまーくんは仲間だねぇ」

生瀬「……」

ああ、マジで俺どうにかなっちゃいそう……!

もうすぐ時間……こうしてうららちゃんと二人きりなんて今度はいつになるかわからないから噛み締めよう。

キキィ!

生瀬「おっ?」

春風「あれぇ?」

そんな俺の願いは虚しく砕け散った。

生瀬「うわっ!?」

春風「きゃあっ!?」

いきなり車でやって来た連中に、拉致される形で……
11 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/07(火) 23:12:59.82 ID:TvVGbXtA0






プロローグ【新しき生活の始まり】






12 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/07(火) 23:22:49.17 ID:TvVGbXtA0
【???】

生瀬「うっ……」

目を覚ますと、俺は道端に倒れていた。

起き上がって周りを見渡すと木々が立ち並んでいて、どこにいるか判断出来ない。

生瀬「はっ、うららちゃんは!?」

周りにうららちゃんはいない。

近くのどこかに?それとも別の場所か?

生瀬「とにかく、捜さねえと!」

俺は焦るようにその場を駆け出した。

…………

生瀬「あっ、うららちゃん!」

春風「あっ、まーくんだぁ!」

少し道を走るとうららちゃんは見つかった。

どうも誰かと一緒にいたみたいだな。

1…見るからに体育会系って感じの男だ
2…見るからに文系って感じの女の子だ

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/07(火) 23:24:01.75 ID:IiC5zWqP0
2
14 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/07(火) 23:39:14.50 ID:TvVGbXtA0
うららちゃんと一緒にいたのは見るからに文系って感じの女の子だ。

眼鏡としっかり着たベージュのブレザーが真面目な雰囲気を醸し出してる。

「春風さん、お知り合いですか?」

春風「うん!この人がさっき話してたまーくんだよぉ!」

「まーくん……って、それじゃああなたが生瀬優さんですか!?」

生瀬「えっ?そ、そうだけど」

「わ、私は秋津翠と言います!【超高校級の弁論部】として、スカウトされました!」


秋津 翠【アキツ ミドリ】

【超高校級の弁論部】

春風「みーちゃんはえっと、デザート?がすごいんだってぇ」

秋津「春風さん、それを言うならディベートです」

春風「デベート?」

秋津「惜しいです、ディベート」

春風「デイビット?」

秋津「離れてるじゃないですか!?」

生瀬「あの……」

秋津「は、すみません!」

生瀬「いや、いいんだけどさ……なんか俺に対して緊張してない?」

秋津「そ、それは……憧れていましたから」

生瀬「憧れ!?」

秋津「いきなり彗星のように現れて高校生トップの成績まで上り詰めた【超高校級の優等生】……私みたいな人間にはあなたは憧れの的なんです」

生瀬「……」

あっ、これ俺が優等生になった理由知られたら幻滅されるやつだ。

秋津「あの……もしよろしければ、なぜそうなれたのか教えていただけたら」

生瀬「……」

言えるか……!
15 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/07(火) 23:58:32.40 ID:TvVGbXtA0
生瀬「じゃあ、秋津もいきなり拉致されたわけか」

秋津「はい……車に乗せられて、眠らされて……お二人と同じですね」

春風「なんでこんな事になっちゃったんだろうねぇ……」

その後少し話し合った俺達の空気はあまりいいとは言えなかった。

俺が憧れらしい秋津も冷静になったのか暗いしな……

生瀬「とにかくここから移動しよう。もしかしたら俺達以外にも拉致された人がいるかもしれない」

春風「はーい」

秋津「わかりました!」

生瀬「……」

こんな状況じゃなかったら両手に花で最高だってのに……!

俺が先導する形で道を進んでいく。

拉致された事といい、この道に人の手が入ってるっぽい事といい……なんかキナ臭いんだよな。
16 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/08(水) 00:35:09.85 ID:TYhfLd4A0
時間も遅いので中断。

また明日というか今日に続きをします。
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 05:53:32.39 ID:6PgyxrbWo
なんの魅力もないオリキャラなんか見たくないわ
既存キャラ出せ
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 08:45:00.10 ID:hIeNZB9p0
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 09:09:05.30 ID:llEgPtFj0
愛書以外のオリロンいらね
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 12:03:01.77 ID:anLnDD0wO
21 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/08(水) 21:53:40.95 ID:TYhfLd4A0
それからしばらく歩いていると、開けた場所に出た。

そこにはつり橋がかかっていて、その先に大きな屋敷が建っている。

つり橋の下はかなり深いのか底が全く見えない……

春風「おっきいお屋敷だぁ」

秋津「誰かいるかもしれませんね」

生瀬「だな」

春風「わたし先に行くねぇ〜」

うららちゃんは怖くないのか、走って屋敷に向かっていく。

……あれ?このつり橋。

秋津「は、春風さん!走ったら危ないですよ!」

生瀬「いや、少なくとも橋が落ちる心配はなさそうだ」

秋津「えっ?」

生瀬「このつり橋……木で出来てるように見せかけてあるけど鉄の橋だよ」

あんだけ走って揺れないんだもんな……おかしいと思ったよ。

秋津「さ、さすが【超高校級の優等生】……冷静です」

生瀬「いやいや、男だから格好つけたいだけだ」

……本当は走るうららちゃんの揺れる胸を何とか後ろから見ようとして気付きました!

生瀬「とにかく俺達も行こう」

秋津「は、はい」

うららちゃんを追いかけて俺と秋津も橋を渡って屋敷に向かう。

すると、そこには……

「いや、本当に大丈夫か?」

「きゅう……」

知らない男の足元でうららちゃんが倒れていた。
22 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/08(水) 22:15:09.02 ID:TYhfLd4A0
生瀬「なっ!?」

秋津「あなた、春風さんに何を!?」

「待て待て!誤解だ誤解!オレがここにいたらこの子がぶつかってきたんだよ!」

春風「お星様がみえるよぉ……」

生瀬「なんだ……うららちゃんはドジだなぁ」

秋津「ごめんなさい……勘違いしてしまったみたいで」

「いやいや、オレだって同じ現場見たら詰め寄ってんだろうし気にすんなって!」

生瀬「……ところで一つ聞きたいんだけど、そっちはこの屋敷の住人か?」

「オレはこの屋敷とは……というか、ここがどこかもわかんないんだよ。逆にここがどこか教えてくれないか?」

秋津「生瀬さん、この人」

生瀬「多分俺達と同じだろうな……」

「???」

生瀬「事情は後で話すよ。俺は生瀬優、そっちの名前聞いてもいいか?」

「おぉ、そうだな!」

宮崎「オレは宮崎克彦!ハンドボールやってんだ!」

宮崎 克彦【ミヤザキ カツヒコ】

【超高校級のハンドボール選手】

秋津「ネットの希望ヶ峰学園のスレッドで話題になっていましたね。高校生でありながら海外でスカウトされるほどのハンドボール選手がいるって」

生瀬「そうなのか……俺はネット断ってたからそこんとこ疎いんだよ」

まあ、上下半袖のジャージから体育会系な気はしてたけど。

宮崎「まあ、俺はハンドボール始めた経緯が経緯だからあんま胸張れないんだけどな」

……んっ?

なんだ、この宮崎から感じる……

生瀬「宮崎」

宮崎「なんだ生瀬?」

生瀬「お前の人生最大の目標は?」

宮崎「……!まさか」

生瀬「よし、その反応で想像はついたが一応同時に言うか」

宮崎「おう、せーの」


生瀬・宮崎「「モテたい!」」
23 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/08(水) 22:26:06.02 ID:TYhfLd4A0
生瀬「やっぱりそうか!こんなところでモテるために超高校級になるような仲間に会えるなんてな!」

宮崎「オレもビックリだ!ちなみに生瀬はなんでスカウトされた?」

生瀬「聞いて驚け【超高校級の優等生】だ!」

宮崎「マジか!?オレなんてハンドボール一本だってのにすげえな!」

生瀬「いやいや、一本でそこまで来た宮崎もすげえよ!」

宮崎「なんかオレ達仲良くなれそうじゃないか!これからよろしく頼むぜ!」

生瀬「おうよ!お互いにモテ街道を闊歩しようぜ!」


秋津「モテる、ため……?」


生瀬「……あ゛っ」

しまった……仲間がいた嬉しさで秋津に暴露しちまったぁ!?

秋津「こ、こんな、不純な動機の人に、私は負けて、あまつさえ、憧れて……」

ドン引かれてる!すっげえドン引きされてるぞこれ!

秋津「最悪ですっ……!」

ああ、懐かしいなこの冷ややかな目……

宮崎「えっと……もしかして悪いことしたか?」

生瀬「いや、いずれバレてたからいいんだ……」

もうあんな憧れの眼差しを向けてくれないのはちょっと……いや、かなり辛いけどな!
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 23:30:08.43 ID:qklQhKG10
どうせならコンマで判明するかどうかやってほしかったよ
25 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/10(金) 12:41:47.26 ID:P39P3PQA0
生瀬「それで、宮崎は屋敷の前に立って何してたんだ?」

あれから秋津と目を覚ましたうららちゃんが宮崎と自己紹介を交わし、一段落ついたところで俺は話を切り出す。

黙ってたままだと秋津の視線が痛いんだ……

宮崎「入った方がいいのか迷ってたんだよ。ここがどこかもわかんないとはいえ人の家だろ?」

生瀬「確かに……ちょっと躊躇うかもな」

宮崎「あとそこの扉、鍵開いてるっぽいんだよ……だから余計にな」

秋津「ではまずは家人がいるか確認を」

春風「お邪魔しまーす!」

生瀬「……」

宮崎「……」

秋津「……」

うららちゃんは物怖じしないなぁ……

もう迷っていても仕方がないという事で俺達も屋敷の中に。

そこには、うららちゃんと十二人の人間がいた。

春風「みんな、この人達もわたし達と同じだってぇ」

「ほほう、また新しい贄が四人も」

「ますますこの状況がキナ臭くなってきたわね」

生瀬「……」

どうも見た限りは個性的な面子揃い……これはもしかすると。

「ねぇ、さっきも言ったけど全員自己紹介しない?誰が誰かわからない曖昧なままなんて嫌なんだけど」

「賛成だ。お互いの素性を知るのは悪くあるまい」

どうやら自己紹介をする流れになったみたいだな。

1…着物を着た子とうららちゃんが話してる
2…宮崎と話してる奴テレビで見たことあるな
3…おいおい、秋津が言い寄られてるぞ
4…おどおどしてるけどあいつ、大丈夫なのか?
5…あそこにいるの……ヤクザじゃないよな?
6…あのエプロンを着けた子話しやすそうだ
7…自己紹介提案した子に話しかけてみるか
8…隅でうずくまってる子がいる……
9…花火に火をつけようとしてるのがいるぞ!?
10…あの子周りを観察してるのか?
11…あいつ、さっき贄とか言ってたよな
12…少し喉渇いたな……

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/10(金) 12:51:53.39 ID:BFH6qd3N0
12
27 : ◆PeqoztVw/ypS [saga]:2018/08/10(金) 13:09:52.33 ID:P39P3PQA0
生瀬「少し喉渇いたな……」

そういえばここに拉致される前コンビニで買ったジュースまだ中身あったな。

生瀬「えっと……あったあった」

「あっ」

生瀬「んっ?」

ポケットに突っ込んであったペットボトルを取り出すと、小さな声があがる。

声の方を見てみると丸い眼鏡をかけた女の子が、すぐそばにいた。

生瀬「うおっ!いつの間に!?」

「それ……」

生瀬「えっ?このジュース?」

「それについてるの……」

生瀬「あ、ああ、このメーカーとコラボしてるアニメのフィギュアか」

「欲しい」

生瀬「は?」

「それ欲しい!ちょうだい!」

な、なんだこの子?

生瀬「まあ、別に俺は集めてないし欲しいなら……ほら」

「……ありがとう!」

生瀬「ところで……」

「あっ、名前?」

「ボクは仙道志帆。【超高校級のマニア】って言われてるよ」


仙道 志帆【センドウ シホ】

【超高校級のマニア】


マニア……そういえば前に女子高生で色々なグッズを集めてるマニアがいるって聞いた事がある。

もしかしてこの子がそうなのか?

仙道「これでコンプリートに近付いたよ……ありがとう生瀬君」

生瀬「あれ、名前教えたか?」

仙道「クラスメイトは全員顔と名前は把握してあるから」

生瀬「な、なるほど」

これもマニアのなせる技……なのか?
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