京太郎「京ちゃんクエスト?」優希「だじぇ」【第一ステージ】

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 13:22:59.30 ID:3mIkNyuz0


京太郎「・・・・・ん?」パチッ

京太郎「・・あれ? ここ… どこだ?」キョロキョロ


目を覚ました須賀京太郎は辺りを見回した…

レンガ造りの家々… どこか中世世界を思わせる街並みが広がっている。


京太郎「…な、なんだ…? どこだここマジで…? …ヨーロッパ? …なワケねーよな…」

京太郎「どうしていきなりこんな… …って、俺って、さっきまで何してたっけ…?」

京太郎「…くそっ! 頭いてぇ…! マジで一体、何が……」ズキズキ


?「ククク…ww 京太郎よ、おぬしは異世界に転生してきたんだじぇ…ww」ズモモォ…


京太郎「ん?」






SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1533529379
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 13:24:46.59 ID:3mIkNyuz0


憩「ほーい♪ 咲-Saki-界で一番カワイイ天使こと、ウチ、荒川憩がこのスレの説明をしますよーぅ♪」

憩「まず注意すること…! このスレは、『今日の15:00までは絶対に書き込みをしたらあかん』でっ!」

憩「なぜかと言うと…このスレはアドベンチャーブック形式のSSなので、読み手の人の選択によって、場面(レス番)があちこちに飛ぶからや』

憩「もし途中で読み手の方の書き込みが一つでもあると…場面に“ズレ”が生じてしまい、このスレが成立しなくなってしまうで…!」

憩「だから絶対に書き込みはしたらあかんで! 投下が終わる15:00までな!」

憩「なのですべて投下し終わってから読むことをお勧めしますよーぅ♪ ゲームの部分は101レスで終わるで!」


憩「あと読み方やけど、このあとレス番11からは、レス画面下にあるレス番号をクリックすることでページをめくるように読んで下さいねーぇ!」

憩「ゲーム内ではちょこちょこ二択の選択肢が出てくるから、レス番号を選んでクリックすることで、自分の行動を選択しながら読むことができるで♪」

憩「選択次第では、『GAME OVER』になることがあるで! このゲームの中では全部で9箇所…! 落とし穴をぱっくり開けてあなたを待ってるで〜」

憩「でも! GAME OVERになっても「選択肢に戻る」をクリックするか、レス画面上の番号をクリックしてさかのぼって戻ることで、やり直すことができますよーぅ!」

憩「あとな、ゲームの中では一つのレスは行数がほぼ同じ(約40行)に設定されてます! なので、PCのディスプレイ画面の大きさを調節して、一つのレスがスッポリおさまるようにすると、ページを一枚一枚めくる感覚で読みやすいと思いますよーぅ♪」

憩「京太郎主人公の冒険スレですが…、巷で今飽和状態の異世界転生ブームに乗っかってみるで〜♪」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 13:25:36.36 ID:3mIkNyuz0

憩「もう一回! このスレは、『15:00までは絶対に書き込みをしたらあかん』でっ! ほんまにこのスレの投下が不可能になってしまうから…」

憩「すべて投下し終わってから、ゆっくり読むことをお勧めしますよーぅ♪」


憩「ほな、GOOD LUCK! 冒険をエンジョイしてなーぁ♪」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 13:26:21.54 ID:3mIkNyuz0





優希「京太郎! おぬしはさっき国道で10トントラックに轢かれて憐れにも死んだんだじぇww」フヨフヨ

京太郎「へぁ…? な、なんだお前? ゆ、優希なのか?!」


瞠目する京太郎…! しかしそれも当然、その優希は… 体長10cm程度にまで縮み、背中には四枚の羽が生えていて空中にふわふわ浮いている… つまり、ピーターパンに出てくる妖精ティンカーベルのような姿だったのである…!


優希「当然だじぇ。 犬のくせに、死んだ衝撃で私の顔を忘れたのか?」

京太郎「・・・な、なんでそんな、お前、縮んで… 羽まで生えて…?」

優希「むふふっ!ww さっき言った通りここは“異世界”だからな! 異世界といったら妖精やエルフや半人半獣のリザードマンなんかがいるのがデフォだじぇ」

京太郎「は、はあ…??」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 13:27:20.97 ID:3mIkNyuz0

京太郎「一体… な、何が、どうなってんだよ…」

優希「だからおぬしは死んでこの異世界に転生してきたんだじょ。 コレを見れば状況は理解できるじぇ!」クルリッ、ボンッ!

京太郎「うぇあっ?!」


妖精優希が、その手に持っていた小さな杖をくるりと回すと、空中に水晶玉のようなものが現れた…


京太郎「な、なんだこれ…? ん? 何か映ってる…?」


“咲「京ちゃんっ! ああぁ―――っ!!」”

“和「す、須賀くん! しっかりして下さい!!」ガクガク”

“京太郎「・・・・・」ユサユサ”


京太郎「!? これって・・・!」


その水晶玉には… 道路にへたりこんで泣きじゃくる咲、そしてその傍らに血まみれで横たわる京太郎自身… さらにその京太郎を揺さぶりながら必死で声をかけている和の姿が映っていた…


優希「思い出したか? これはおぬしがさっきまでいた元の世界の映像だじょ」

京太郎「…マジか? なんだよこれ… お、俺って、マジで死んだのかよ…?」カタカタ
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 13:28:08.90 ID:3mIkNyuz0

優希「むふ…ww 本来ならここで命を落とすところだが…タコスの神様は寛大なんだじぇ! おぬしに生き返るチャンスをあげたんだじょ」

優希「それがこの、元の世界とは別に分岐した並行世界への一時的転生…! この異世界で、冒険者として実績をあげて貢献すれば、元の世界に還って息を吹き返すことが出来るのだっ!」

京太郎「…へ? じゃ、じゃあ、なんだ? 俺はまだ死んだわけじゃねーんだな?」

優希「半死半生の状態だじょ。 元の世界のおぬしの命は風前の灯… 急がないと本当に死んでしまうじぇ」

優希「猶予は3週間…! この異世界と元の世界とは時間の流れが違って、ここの1週間は向こうの1時間だけど、3週間を超えたらもう時間切れ…生き返ることはできないじょ! おぬしは完全に死んで、魂も消滅することになるじぇ…!」

優希「つまり京太郎、貴様がのどちゃんと咲ちゃんの元に生きて帰るには…ここで冒険者、出来れば勇者となって魔王を倒し、この異世界を救うしかないのだっ! 健闘を祈るじょっ!」スゥ――…

京太郎「!? あっ、ちょ…! 優希! ま、待てよお前!!」


京太郎が必死に止めるのも聞かず… 妖精優希は徐々に透明になり、消えてしまった…
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 13:29:04.93 ID:3mIkNyuz0

京太郎「・・・ったく優希のやろー… なんなんだよ… 勝手に消えやがって…」

京太郎「いきなり世界を救うっつったって、こんな漫画みたいな世界で…どうすりゃいいんだ?」


?「文堂が〜 マッカロニゆでたので〜♪ チーズをのせてぇ〜 オーブンへ〜♪」フンフン


京太郎「ん? アレは・・・?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 13:29:52.93 ID:3mIkNyuz0

途方に暮れている京太郎の前に現れたのは、黒い尻尾とネコ耳の生えたうすらぺったんこな少女…池田ァであった。


京太郎「・・・た、確か、風越のあの超綺麗なおねーさんにくっついてた・・・池田さん?」

池田「ん? 誰だしお前」クルッ

京太郎「えっと…インハイの会場とかで、お会いしたことありますよね? 俺、清澄で雑用係してた須賀って言いますけど…」

池田「キヨスミ? スガ? なんだしそれ? 聞いたことも無いし」

京太郎「…へ?」

京太郎(なんだ…? どうやらここは、マジで元いた世界とは違うみたいだな… この池田さんも、本物と似てるだけの別人…? ガチのパラレルワールドってわけか…)
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 13:30:34.62 ID:3mIkNyuz0

池田「私はヒーラーの見習いをしてるカナちゃんだし。 兄さん、誰かと間違えてないか?」

京太郎「あ…そ、そうっすね、人間違いでした…」

池田「…ふん」クルッ

京太郎「あっ、ちょ、ちょっと待って下さい!」

池田「なんだし、カナちゃんこれでも忙しいんだし!」

京太郎「あ、あの… 俺、冒険者…?になりたいんですけど、どこに行けばいいですかね?」

池田「何…?」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 13:31:17.46 ID:3mIkNyuz0

池田「なんだ、田舎から冒険者に憧れて上京してきたお上りさんか」

京太郎「…はあ、まあ、そんなもんっす」

池田「それなら、とりあえずギルドに行くといいし! 受け付けのおねーさんが、それぞれに合った仕事を斡旋してくれるし」

京太郎「ギルド・・・」


こうして… 京太郎はとりあえず街外れの冒険者ギルドに向かったのだった…




11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 13:32:07.04 ID:3mIkNyuz0

 ザワザワガヤガヤ…  ワイワイガヤガヤ……


京太郎「はー・・・ここが“ギルド”ねぇ・・・」


“ADVENTURER'S GUILD”と書かれた看板の下を潜ると、中は甲冑や魔装束、聖衣、ビキニアーマーなどを身につけた冒険者たちでごったがえしていた…


京太郎「えーっと、受け付けは…」キョロキョロ


と、その時、

 ドンッ


京太郎「ん?」

?「あ、すみません!」テテテテ…


京太郎にぶつかったその大きな赤いリボンをつけた紫髪の少女は、そのまま急いで出口へと駆けていった…


京太郎「なんだぁ…? ・・・あれ?!」スッスッ

京太郎「やべっ! 今の子に財布スラれたか?!」


ピンチ…! どうする?

・少女を追う→>>41 

・追わずに受け付けへ→>>73


※憩「改めて説明するで! ここからはレス画面下にあるレス番号をクリックすることで、ページをめくるように読むゲームブック形式になりますよーぅ!」

 憩「GAME OVERになった場合は「選択肢に戻る」をクリックするか、レス画面上の番号をクリックしてさかのぼってやり直して下さいねーぇ♪」

 憩「ゲームの中では一つのレスは行数がほぼ同じ(約40行)に設定されてます! なので、PCのディスプレイ画面の大きさを調節して、一つのレスがスッポリおさまるようにすると、ページを一枚一枚めくる感覚で読みやすいと思いますよーぅ♪」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 13:33:10.75 ID:3mIkNyuz0
>>62
イケダ征伐を終えた京太郎は、急いでギルドに向かった…


京太郎「あ、あの… 花田さん、例の大会のエントリーって、まだ、できますか?」ハアハア

煌「ああ、京太郎さん…! もう加治木さんとの仕事を終えてきたんですね、すばらです!」

煌「ですが・・・大会のエントリーは、先ほど、締め切ってしまったところで・・・」

京太郎「えっ、えええええぇぇ・・・?!」

煌「申し訳ありません。 もう定数に達してしまったので…今回は見送るしか……」

京太郎「そ、そんなああぁ……?」グニャアアアァ…

姫子「花田、そんことやけど…」スイッ

煌「姫子?」


煌の後ろから、もう一人、ぶかぶかのカーディガンを羽織った受け付けの少女が現れた…


姫子「そん大会に参加する予定やったオカヤマ国の剣士ナギさん…、急遽鬼退治の依頼が入ったとかで、今回は取りやめたと」

姫子「やけん、一つ枠空いたけん、そん兄さんに出てもらったら?」

煌「え…本当?」

煌「京太郎さん! 良かったですね、スーパーラッキーです! 今ちょうどキャンセルが出たので…エントリーできますよ!」

京太郎「ま、マジっすか?」

煌「マジです…! さあ、どうぞ、このエントリーシートに記入を♪」


京太郎(よっしゃ…ツイてるぜ! ふふ、これも普段の行いがいいからだな!)カキカキ


その日… 宿屋への帰りの途中で武器屋に寄った京太郎は、一振りの諸刃の剣を購入… 明日の大会に向け、健闘…いや、必勝を念じつつ、眠りについたのだった…>>76
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 13:34:09.10 ID:3mIkNyuz0
>>51

後ろから声をかけてきたのは… 左右にはねた前髪が特徴的な、目つきの鋭い少女だった。

腰には立派な宝剣をさげている。


ゆみ「その大会には私の知り合いも出場する。 とても駆け出しの冒険者がなんとかできるような大会ではない。 命を粗末にするな」

煌「あ、あなたは… 特級勇者の加治木さん!」

京太郎「特級?」

煌「全部で6つある勇者のクラスで、神位の次の2番目に高い階級の勇者のことです。 このタ・コース国全土でも、10人程度しかいないんですよ」

京太郎「はー… 勇者に階級があるのかよ」

ゆみ「後ろで話を聞かせてもらったが… 君はまだ見習いの段階だろう? そのような冒険者は、ベテランの冒険者とパーティを組んで依頼をこなし、経験を積むのが肝要だ」

ゆみ「私はツルガという村出身の加治木ゆみだ。 今、少々手こずっている依頼があってな…」

ゆみ「人手を探しているんだ。 もし良ければ手伝って欲しいのだが…頼まれてくれないか? 私は君が欲しいんだ」

京太郎「…えっと… ちなみに、どんな依頼なんですか?」

ゆみ「うん。 私の村の隣…カゼコシ村で、野生化したイケダが大量に発生してな…」

京太郎「イケダ??」

ゆみ「ゴブリンのようなもので、実在する人間のクローンを元に魔術で作り上げられた下級モンスターの一種だ」

ゆみ「普段は人畜無害で大人しいのだが、大量発生のせいで村の備蓄食糧を盗んだり、家畜を襲うようになってしまってな…」

ゆみ「何しろ数が多くて難儀している。 どうだ? 手伝ってくれれば、報酬は弾むつもりだが…」

京太郎「……」


・どうする?
ゆみと共にイケダ退治へ→>>81
いや、断って大会の方に参加する→>>33
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