京太郎「京ちゃんクエスト…?」優希「だじぇ!」【ファーストステージ】

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 19:50:29.24 ID:gm1qmMtA0


京太郎「・・・・・ん?」パチッ

京太郎「・・あれ? ここ… どこだ?」キョロキョロ


目を覚ました須賀京太郎は辺りを見回した…

レンガ造りの家々… どこか中世世界を思わせる街並みが広がっている。


京太郎「…な、なんだ…? どこだここマジで…? …ヨーロッパ? …なワケねーよな…」

京太郎「どうしていきなりこんな… …って、俺って、さっきまで何してたっけ…?」

京太郎「…くそっ! 頭いてぇ…! マジで一体、何が……」ズキズキ


?「ククク…w 京太郎よ、おぬしは異世界に転生してきたんだじぇ…w」ズモモォ…


京太郎「ん?」






SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1533466228
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 19:51:54.79 ID:gm1qmMtA0


憩「ほーい♪ 咲-Saki-界で一番カワイイ天使こと、ウチ、荒川憩がこのスレの説明をしますよーぅ♪」

憩「まず注意すること…! このスレは、『本日21:00までは絶対に書き込みをしたらあかん』でっ!」

憩「なぜかと言うと…このスレはアドベンチャーブック形式のSSなので、読み手の人の選択によって、場面(レス番)があちこちに飛ぶからや』

憩「もし途中で読み手の方の書き込みが一つでもあると…場面に“ズレ”が生じてしまい、このスレが成立しなくなってしまうで…!」

憩「だから絶対に書き込みはしたらあかんで! 投下が終わる21:00までな!」

憩「なのですべて投下し終わってから読むことをお勧めしますよーぅ♪ ゲームの部分は101レスで終わるで!」


憩「あと読み方やけど、このあとレス番11からは、レス画面下にあるレス番号をクリックすることでページをめくるように読んで下さいねーぇ!」

憩「ゲーム内ではちょこちょこ二択の選択肢が出てくるから、レス番号を選んでクリックすることで、自分の行動を選択しながら読むことができるで♪」

憩「選択次第では、『GAME OVER』になることがあるで! このゲームの中では全部で9箇所…! 落とし穴をぱっくり開けてあなたを待ってるで〜」

憩「でも! GAME OVERになっても「選択肢に戻る」をクリックするか、レス画面上の番号をクリックしてさかのぼって戻ることで、やり直すことができますよーぅ!」

憩「あとな、ゲームの中では一つのレスは行数がほぼ同じ(約40行)に設定されてます! なので、PCのディスプレイ画面の大きさを調節して、一つのレスがスッポリおさまるようにすると、ページを一枚一枚めくる感覚で読みやすいと思いますよーぅ♪」

憩「京太郎主人公の冒険スレですが…、巷で今飽和状態の異世界転生ブームに乗っかってみるで〜♪」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 19:52:21.91 ID:gm1qmMtA0

憩「もう一回! このスレは、『本日21:00までは絶対に書き込みをしたらあかん』でっ! ほんまにこのスレの投下が不可能になってしまうから…」

憩「すべて投下し終わってから…21:00以降にゆっくり読むことをお勧めしますよーぅ♪」


憩「ほな、GOOD LUCK! 冒険をエンジョイしてなーぁ♪」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 19:52:59.89 ID:gm1qmMtA0





優希「京太郎! おぬしはさっき国道で10トントラックに轢かれて憐れにも死んだんだじぇw」フヨフヨ

京太郎「へぁ…? な、なんだお前? ゆ、優希なのか?!」


瞠目する京太郎…! しかしそれも当然、その優希は… 体長10cm程度にまで縮み、背中には四枚の羽が生えていて空中にふわふわ浮いている… つまり、ピーターパンに出てくる妖精ティンカーベルのような姿だったのである…!


優希「当然だじぇ。 犬のくせに、死んだ衝撃で私の顔を忘れたのか?」

京太郎「・・・な、なんでそんな、お前、縮んで… 羽まで生えて…?」

優希「むふふっ!w さっき言った通りここは“異世界”だからな! 異世界といったら妖精やエルフや半人半獣のリザードマンなんかがいるのがデフォだじぇ」

京太郎「は、はあ…??」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 19:53:35.71 ID:gm1qmMtA0

京太郎「一体… な、何が、どうなってんだよ…」

優希「だからおぬしは死んでこの異世界に転生してきたんだじょ。 コレを見れば状況は理解できるじぇ!」クルリッ、ボンッ!

京太郎「うぇあっ?!」


妖精優希が、その手に持っていた小さな杖をくるりと回すと、空中に水晶玉のようなものが現れた…


京太郎「な、なんだこれ…? ん? 何か映ってる…?」


“咲「京ちゃんっ! ああぁ―――っ!!」”

“和「す、須賀くん! しっかりして下さい!!」ガクガク”

“京太郎「・・・・・」ユサユサ”


京太郎「!? これって・・・!」


その水晶玉には… 道路にへたりこんで泣きじゃくる咲、そしてその傍らに血まみれで横たわる京太郎自身… さらにその京太郎を揺さぶりながら必死で声をかけている和の姿が映っていた…


優希「思い出したか? これはおぬしがさっきまでいた元の世界の映像だじょ」

京太郎「…マジか? なんだよこれ… お、俺って、マジで死んだのかよ…?」カタカタ
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 19:54:07.25 ID:gm1qmMtA0

優希「むふ…w 本来ならここで命を落とすところだが…タコスの神様は寛大なんだじぇ! おぬしに生き返るチャンスをあげたんだじょ」

優希「それがこの、元の世界とは別に分岐した並行世界への一時的転生…! この異世界で、冒険者として実績をあげて貢献すれば、元の世界に還って息を吹き返すことが出来るのだっ!」

京太郎「…へ? じゃ、じゃあ、なんだ? 俺はまだ死んだわけじゃねーんだな?」

優希「半死半生の状態だじょ。 元の世界のおぬしの命は風前の灯… 急がないと本当に死んでしまうじぇ」

優希「猶予は3週間…! この異世界と元の世界とは時間の流れが違って、ここの1週間は向こうの1時間だけど、3週間を超えたらもう時間切れ…生き返ることはできないじょ! おぬしは完全に死んで、魂も消滅することになるじぇ…!」

優希「つまり京太郎、貴様がのどちゃんと咲ちゃんの元に生きて帰るには…ここで冒険者、出来れば勇者となって魔王を倒し、この異世界を救うしかないのだっ! 健闘を祈るじょっ!」スゥ――…

京太郎「!? あっ、ちょ…! 優希! ま、待てよお前!!」


京太郎が必死に止めるのも聞かず… 妖精優希は徐々に透明になり、消えてしまった…
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 19:54:39.29 ID:gm1qmMtA0

京太郎「・・・ったく優希のやろー… なんなんだよ… 勝手に消えやがって…」

京太郎「いきなり世界を救うっつったって、こんな漫画みたいな世界で…どうすりゃいいんだ?」


?「文堂が〜 マッカロニゆでたので〜♪ チーズをのせてぇ〜 オーブンへ〜♪」フンフン


京太郎「ん? アレは・・・?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 19:55:18.94 ID:gm1qmMtA0

途方に暮れている京太郎の前に現れたのは、黒い尻尾とネコ耳の生えたうすらぺったんこな少女…池田ァであった。


京太郎「・・・た、確か、風越のあの超綺麗なおねーさんにくっついてた・・・池田さん?」

池田「ん? 誰だしお前」クルッ

京太郎「えっと…インハイの会場とかで、お会いしたことありますよね? 俺、清澄で雑用係してた須賀って言いますけど…」

池田「キヨスミ? スガ? なんだしそれ? 聞いたことも無いし」

京太郎「…へ?」

京太郎(なんだ…? どうやらここは、マジで元いた世界とは違うみたいだな… この池田さんも、本物と似てるだけの別人…? ガチのパラレルワールドってわけか…)
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 19:55:53.18 ID:gm1qmMtA0

池田「私はヒーラーの見習いをしてるカナちゃんだし。 兄さん、誰かと間違えてないか?」

京太郎「あ…そ、そうっすね、人間違いでした…」

池田「…ふん」クルッ

京太郎「あっ、ちょ、ちょっと待って下さい!」

池田「なんだし、カナちゃんこれでも忙しいんだし!」

京太郎「あ、あの… 俺、冒険者…?になりたいんですけど、どこに行けばいいですかね?」

池田「何…?」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 19:56:33.87 ID:gm1qmMtA0

池田「なんだ、田舎から冒険者に憧れて上京してきたお上りさんか」

京太郎「…はあ、まあ、そんなもんっす」

池田「それなら、とりあえずギルドに行くといいし! 受け付けのおねーさんが、それぞれに合った仕事を斡旋してくれるし」

京太郎「ギルド・・・」


こうして… 京太郎はとりあえず街外れの冒険者ギルドに向かったのだった…




11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 19:57:15.10 ID:gm1qmMtA0

 ザワザワガヤガヤ…  ワイワイガヤガヤ……


京太郎「はー・・・ここが“ギルド”ねぇ・・・」


“ADVENTURER'S GUILD”と書かれた看板の下を潜ると、中は甲冑や魔装束、聖衣、ビキニアーマーなどを身につけた冒険者たちでごったがえしていた…


京太郎「えーっと、受け付けは…」キョロキョロ


と、その時、

 ドンッ


京太郎「ん?」

?「あ、すみません!」テテテテ…


京太郎にぶつかったその大きな赤いリボンをつけた紫髪の少女は、そのまま急いで出口へと駆けていった…


京太郎「なんだぁ…? ・・・あれ?!」スッスッ

京太郎「やべっ! 今の子に財布スラれたか?!」


ピンチ…! どうする?

・少女を追う→>>41 

・追わずに受け付けへ→>>73


※憩「改めて説明するで! ここからはレス画面下にあるレス番号をクリックすることで、ページをめくるように読むゲームブック形式になりますよーぅ!」

 憩「GAME OVERになった場合は「選択肢に戻る」をクリックするか、レス画面上の番号をクリックしてさかのぼってやり直して下さいねーぇ♪」

 憩「ゲームの中では一つのレスは行数がほぼ同じ(約40行)に設定されてます! なので、PCのディスプレイ画面の大きさを調節して、一つのレスがスッポリおさまるようにすると、ページを一枚一枚めくる感覚で読みやすいと思いますよーぅ♪」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 19:58:00.99 ID:gm1qmMtA0
>>62
イケダ征伐を終えた京太郎は、急いでギルドに向かった…


京太郎「あ、あの… 花田さん、例の大会のエントリーって、まだ、できますか?」ハアハア

煌「ああ、京太郎さん…! もう加治木さんとの仕事を終えてきたんですね、すばらです!」

煌「ですが・・・大会のエントリーは、先ほど、締め切ってしまったところで・・・」

京太郎「えっ、えええええぇぇ・・・?!」

煌「申し訳ありません。 もう定数に達してしまったので…今回は見送るしか……」

京太郎「そ、そんなああぁ……?」グニャアアアァ…

姫子「花田、そんことやけど…」スイッ

煌「姫子?」


煌の後ろから、もう一人、ぶかぶかのカーディガンを羽織った受け付けの少女が現れた…


姫子「そん大会に参加する予定やったオカヤマ国の剣士ナギさん…、急遽鬼退治の依頼が入ったとかで、今回は取りやめたと」

姫子「やけん、一つ枠空いたけん、そん兄さんに出てもらったら?」

煌「え…本当?」

煌「京太郎さん! 良かったですね、スーパーラッキーです! 今ちょうどキャンセルが出たので…エントリーできますよ!」

京太郎「ま、マジっすか?」

煌「マジです…! さあ、どうぞ、このエントリーシートに記入を♪」


京太郎(よっしゃ…ツイてるぜ! ふふ、これも普段の行いがいいからだな!)カキカキ


その日… 宿屋への帰りの途中で武器屋に寄った京太郎は、一振りの諸刃の剣を購入… 明日の大会に向け、健闘…いや、必勝を念じつつ、眠りについたのだった…>>76
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 19:58:44.02 ID:gm1qmMtA0
>>51
後ろから声をかけてきたのは… 左右にはねた前髪が特徴的な、目つきの鋭い少女だった。

腰には立派な宝剣をさげている。


ゆみ「その大会には私の知り合いも出場する。 とても駆け出しの冒険者がなんとかできるような大会ではない。 命を粗末にするな」

煌「あ、あなたは… 特級勇者の加治木さん!」

京太郎「特級?」

煌「全部で6つある勇者のクラスで、神位の次の2番目に高い階級の勇者のことです。 このタ・コース国全土でも、10人程度しかいないんですよ」

京太郎「はー… 勇者に階級があるのかよ」

ゆみ「後ろで話を聞かせてもらったが… 君はまだ見習いの段階だろう? そのような冒険者は、ベテランの冒険者とパーティを組んで依頼をこなし、経験を積むのが肝要だ」

ゆみ「私はツルガという村出身の加治木ゆみだ。 今、少々手こずっている依頼があってな…」

ゆみ「人手を探しているんだ。 もし良ければ手伝って欲しいのだが…頼まれてくれないか? 私は君が欲しいんだ」

京太郎「…えっと… ちなみに、どんな依頼なんですか?」

ゆみ「うん。 私の村の隣…カゼコシ村で、野生化したイケダが大量に発生してな…」

京太郎「イケダ??」

ゆみ「ゴブリンのようなもので、実在する人間のクローンを元に魔術で作り上げられた下級モンスターの一種だ」

ゆみ「普段は人畜無害で大人しいのだが、大量発生のせいで村の備蓄食糧を盗んだり、家畜を襲うようになってしまってな…」

ゆみ「何しろ数が多くて難儀している。 どうだ? 手伝ってくれれば、報酬は弾むつもりだが…」

京太郎「……」


・どうする?
ゆみと共にイケダ退治へ→>>81
いや、断って大会の方に参加する→>>33
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 19:59:21.39 ID:gm1qmMtA0
>>75

京太郎「おらぁっ! 止まれ! 止まれぇ!!」バッ

御者「!?」


京太郎が勢いよく馬車の前に飛び出すと、洋榎の言っていた通り、御者はすぐに馬を止めた…

そして、作戦通り、残り5人が飛び出して馬車の周りをグルリと取り囲んだ。


洋榎「おのれら観念しいや! うちらは泣く子も黙るブラッディ・ヒメマツ団やで!」

洋榎「命が惜しければ金塊置いてとっとと消えるんやな!」


啖呵を切った洋榎… ところが!


?「クク…w やはりお前らがこの馬車を襲いに来るという諜報部隊の情報は正しかったようだな…」ガチャッ…

洋榎「!? な? お前は!?」

>>55















15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 19:59:58.26 ID:gm1qmMtA0
>>25

 シュゴオオオオオオォォ……!!


恒子『な、なんですかアレは…?? 火災? す、すぐに消火を・・・ い、いや、これは・・・!』


周富徳(京太郎)「ふふ…w」ゴオオオオオォォ…!


恒子『ガスコンロの火…? な、なぜあんな巨大な火柱が…??』


周富徳(京太郎)「ガス菅の一部を潰してさえぎらせてもらった。 全てのガスがこのコンロ一台に集まるようにしたのだ」

恒子『は、はあぁ…?! あんた勝手になんてことを…??』

周富徳(京太郎)「やかましい! 私のチャーハンにはこれだけの火力が必要なのだ! 黙って見ていろっ!」ガンッ!


有無を言わさず、その猛烈な火柱の立つコンロに中華鍋をセットした周京太郎…


恒子『え、ええぇ・・・?? その火でチャーハンを炒めるの? そんなことしたらすぐに真っ黒焦げに・・・』


 ザパァッ!  ジャッジャッジャッ…!


周富徳(京太郎)「フンッ、フンッ、フンッ!!」ザッザッザ…!

恒子『ほ、本当にご飯を投入してしまいました…! あああ勿体ない! これじゃ丸焦げに・・・ !? い、いや、焦げてない!? ど、どうして!?』


なんと…! 周京太郎は、超高速で鍋を振るう事で飯を常に空中でシャッフルさせ、超高火力でも焦がさずに炒めていたのだ…!


周富徳(京太郎)「ふははははははははっ!!ww これが“炎の料理人”のチャーハンだっ!!」ズアッズアッズアアァッ…!

>>83
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 20:00:35.93 ID:gm1qmMtA0
>>88 (「エトペン」)

“マホ「肌身離さず身につけていれば… きっと、お兄さんのお役に立つのです!」”


絶体絶命の京太郎の脳裏に浮かんできたのは、あの頭に赤いリボンをつけたスリの少女だった…


京太郎(ここは・・・コレに賭けてみるしかねぇ!)バッ


懐から、マホにもらったエトペンのぬいぐるみを取り出した京太郎…!


京太郎(どうやって使うのか分かんねーけど…)

京太郎(お守りってんなら、こういう時に役に立ってくれるはずだ!)

京太郎「エトペンッ! アイツをやっつけろぉ!!」ブォンッ!

ドム「!?」


空中高く、エトペンを放り投げた京太郎… 

すると!


 ピカアアアァ―――ッ!!


恒子『なっ!?』

>>72





17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 20:01:12.20 ID:gm1qmMtA0
>>23

 ワイワイガヤガヤ… ザワザワザワ… 


塞「京太郎くんお疲れ様! いきなり初日からピークのホールに入ってもらっちゃって、ごめんね?」

京太郎「いえいえ、俺少し経験ありますから…全然大丈夫っすよ」

胡桃「確かに、とても新人とは思えない働きっぷり…」

豊音「ちょー大助かりだよー♪」

エイスリン「シゴトデキル! カッコイイ!」

シロ「帰りたい…」ダルゥ…


ひと段落つき、ホールで互いに会話を交わす「みちのく」スタッフたち…

ところが、その時!


 ヤ、ヤメテクダサイッ!  ウヒョヒョヒョヒョww  チョットグライイーダロ?  グフォフォフォww  キャーサワラナイデクダサイッ!


京太郎「ん…? あれは……?」

>>96











18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 20:01:45.59 ID:gm1qmMtA0
>>70

恒子『さあさあっ! ただいま、会場中央には様々な食材がズラリと並べられ… 二つの厨房セットもセッティング完了ォ!』

恒子『対戦する二人の選手も、福路選手は制服にエプロン、須賀選手は白衣のコックコートを着込み準備万端! あとは試合開始のゴングを待つのみぃ!!』

恒子『では… 試合前にお二人の意気込みを聞いてみましょう! 福路選手、いかがですか?』スッ

美穂子「…はい、私の大切な人を思いながら…心を込めて美味しいお弁当を作りたいと思います」

恒子『なるほど! 殊勝な心がけですね…! では、須賀選手!いかがでしょう!?』

京太郎「あー・・・えっと、まあ・・・・」

京太郎「お、俺なりに、精一杯… ガンバリたいと思います…」


恒子『さああぁ準決勝は料理対決ゥ! 第一戦のテーマは“お弁当”!!』

恒子『一体どのような勝負となり、どのようなお弁当が私たちの目の前に現れることになるのか…?』

恒子『非常に楽しみですねっ! では、よおおおおぉぉ〜〜〜〜い・・・・・』

恒子『はじめぇっ!!』


 ドジャアアァ―――ンッ…!


コロッセオにドラの音が響き渡り… 京太郎の命運を決める、非情なるお弁当対決が始まった…

>>49








19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 20:02:20.14 ID:gm1qmMtA0
>>82

 ワアアアアアアァァ――ッ!!  フタリトモガンバレェーッ!  ウマイチャーハンツクレヨオォッ!  ガヤガヤガヤ……


京太郎(っく…! と、とにかくやるしかねぇ…!)

京太郎(具材は何にする…? つっても、チャーハンなんて基本的に、ネギと卵のヤツしか作ったことねーぞ…? あとはそれにレタスとか鮭フレークとか入れてアレンジするだけでさ…)

京太郎(でもいつも作ってるようなチャーハンじゃまず勝てねえ… 何か高級な食材… そうだな、フカヒレとか入れてみっか…?)

京太郎(ハオさんの方は何を・・・うぉっ!?)


 シュバッ!  シュバババババアアァッ!!


京太郎(こ、これは・・・!)


目を見張る京太郎… しかしそれも当然…!


ハオ「ふふ・・・♪」ババババアァッ


恒子『こ、これは… 速いっ! ハオ選手凄まじいスピードだああアァッ!!』

恒子『ちゅ、厨房では・・・ハオ選手の影しか見えませんっ! ま、まるで風のような…なんという流れるような手際…!』

恒子『“スピードは料理人の命”とも言います…! さすがはアジア帝国で銀メダルを獲得した料理人!!』


京太郎(た、確かに… 調理作業の動線に全く無駄がなく淀みがない…!)

京太郎(あれは、今までにチャーハンだけでも数千…いや、数万杯は作ってきた人の動きだ…)

京太郎(ちくしょう…! やっぱり俺なんかがチャーハン勝負で勝てるわけがねえ…!)ギリッ

>>60
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 20:02:52.26 ID:gm1qmMtA0
>>68

ハオ「点数は同じでも… 私と彼のチャーハンには大きな違いがありました…」

恒子『え…? と、言いますと?』

ハオ「私のチャーハンは、完璧に仕上げはしましたが、どこの中華料理店でも見られるようなオーソドックスなもの…」

ハオ「しかし彼は、スープがけチャーハンという、ほとんど見ることの無い珍しいチャーハンで勝負してきました…」

ハオ「さらに、炒めているのにサッパリと仕上げたことで、私のチャーハンの後でも、サラサラと美味しく食べられるものでした」

ハオ「もし今、また審査員の方たちが私の五目チャーハンを食べれば、油っこく、クドく感じるはずです… 料理勝負としては、明らかに私の負けですね…」


恒子『えー… 準決勝第一試合、チャーハン対決…! 両選手が満点を出してしまい、引き分け再試合かと思われましたが…』

恒子『ここでハオ選手の方が、試合を辞退…! よって、須賀選手の決勝進出が決定いたしましたああアァッ!!』


 オオオオォォ――…!  キョウチャンヤッタゼッ!  キョウタロォッ!ケッショウモガンバレヨォッ!! ハオチャンモヨクガンバッタァッ!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ……


京太郎「・・・ん? あん・・・? あれ、ど、どうなったんだ?」キョロキョロ


勝負終了と同時に、変身が解けた京太郎…


ハオ「京太郎… 素晴らしいチャーハンだった」

京太郎「え? は、はあ… ど、どうも…?」

ハオ「決勝戦も… どうか、私の分まで頑張ってくれ…!」ニコッ

京太郎「はぁ… は、はい…///」

京太郎(な…なんかよく分かんねーけど、アイテムのおかげで勝てたのか…?)

>>45
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 20:03:24.83 ID:gm1qmMtA0
>>76

だが… 対戦相手が現れた時、京太郎のその余裕の表情は一転、真っ青になった…


恒子『続きまして対戦相手は・・・』

恒子『その比類なきパワーで数々の巨大モンスターを屠ってきた鉄人…!』

恒子『人呼んで“バトルアックスのドム”、カゼコシ村のガーディアン・・・深堀イイイィ・・・純代オオオオオォォ――――ッッ!!』


ドム「うす…」ユラァ…


京太郎「どひっ!? はあぁ・・・?? な、なんだよありゃ??」


そのドムは… ただのドムではなかった…

その上腕の筋肉は服をはちきらんばかり… その眼光の鋭さたるや今にもビームが飛び出さんばかり…!

さらに身の丈は3m近くもあり… しかも自分の体と同じくらいの大きさの巨大なバトルアックスを両手に握り込んでいた…

そう、まるで映画「バイオハザード」に登場する、巨大な戦斧使いのモンスターのような少女だったのである…!


京太郎「ど、どどど… どうしろってんだよ! あんなヤツ・・・!」カタカタ

>>28










22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 20:04:15.17 ID:gm1qmMtA0
>>44
なんと京太郎、10種11牌から、わずか8巡で国士テンパイ!!


京太郎手牌:@H119一九東西北白發中


京太郎(国士無双南待ち…!!)

京太郎(河に出てる南は一枚だけ… 残りは三枚もある! きっと山のどこかにまだあるはずだ…!)

京太郎(出ればツモだろーがロンだろーが文句無しトップ終了だっ! さあああぁ来いっ! 南!!)チャッ


鼻息荒く牌をツモる京太郎・・・

しかし・・・!


京太郎「…」チャッ

京太郎「……」チャッ!

京太郎「………」チャッ!!

京太郎(う…? こ、来ねえし出ねえ…! 流れが止まりやがった…)

京太郎(残りの南… 一体、どこにあるんだ…? ・・・ん?)


明華「……」


京太郎(元の世界では臨海女子の世界ランカーだった雀明華… 確か風神とか呼ばれてたっけ…)

京太郎(…ん? まてよ、“風神”…? っつーことは、まさか…?)


明華「………」ゴゴゴゴオオォ…!
>>67
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 20:04:50.89 ID:gm1qmMtA0
>>77>>73 (酒場に応募)

京太郎(ま、悪いことはしたくねーし… 料理なら少し自信があるし、染谷先輩の店の手伝いで接客も少しやったことあるし…)

京太郎(ここはとりあえず酒場でバイトして、資金を稼ぐとしますか…)


ということで京太郎は早速件の酒場に出向き… 熊倉オーナーの面接にも受かり、その日からバイトを始めたのだった。 





〜大衆酒場「みちのく」〜


 ザワザワガヤガヤ…  ワイワイガヤガヤ……


塞「はい! 生二丁お待たせしましたー!」

エイスリン「エーット、ゴチュウモンハ、エダマメト、ナンコツカラアゲト…」

豊音「はわわ、ちょー混んできたよー!」

胡桃「そこ! 酔っ払い! あんまり騒ぐな!」

シロ「だるぅ・・・」


その店では、人間の冒険者たちの他エルフやドワーフ、オークやリザードマンといった異形の者たちも集う中、5人の少女たちが忙しく立ち働いていた…

そして…


京太郎「B卓バッシング入りまーす! はい、四名様お座敷にどうぞ! こちらお通しの筑前煮です。 先に飲み物のオーダーうかがってよろしいでしょうかー?」テキパキ

>>17


24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/05(日) 20:05:27.45 ID:gm1qmMtA0
>>59 (「智者の聖水」を持っているので、飲んでみる)


京太郎(ちくしょう…! 50点満点なんて、反則だろ…? やっぱり俺なんかがあの人に勝てるわけねぇ…!)


愕然とする京太郎…! しかし…その時、京太郎の脳裏に、あのギルドでイケダ征伐に誘ってくれた少女の顔が浮かんできたのだ…!


“ゆみ「これは“智者の聖水”というモノで… 服用すると、体と意識に劇的な変化が起こり、危機を救ってくれる…という、特別な水なんだ」”


京太郎(…これ、まるでドラッグみてーだから、なるべく飲みたくなかったんだけど…)

京太郎(もうそんなこと言ってらんねぇ! すがれるモノにはなんでも須賀らねーと、絶対勝てない…!)スッ…

京太郎(頼むぜ…! “智者の聖水”!)ゴクッゴクッゴクッ…


恒子『ん…? 須賀選手、何をしてるんでしょう? 何か飲み始めた…?』


京太郎「ふぅ…」コトッ

京太郎(…ちょっと甘くて、わりと美味かったな… でも、別に特に変化は・・・ ん?!)

京太郎(な、なんだぁ…? か、体が、熱く…??)カアァー…!


そして…


 ビキィ…ッ! ビキビキビキイィ…ッ!!


恒子『へぁっ!?』

>>93


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