梨子「たったふたつの愛」

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1 : ◆DEohnfIk4o [saga]:2018/07/27(金) 00:03:49.32 ID:UNip/wsT0


曜「・・・」


梨子「・・・」


曜「梨子ちゃん、あなたは何をしたの?」


さざ波が音を立てる。内浦の海は真っ暗だ


真夜中の浜辺で私は告白する





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2 : ◆DEohnfIk4o [saga]:2018/07/27(金) 00:05:56.53 ID:UNip/wsT0




梨子「私は人を殺したの」





3 : ◆DEohnfIk4o [saga]:2018/07/27(金) 00:06:53.08 ID:UNip/wsT0


(微グロ表現あります)
4 : ◆DEohnfIk4o [saga]:2018/07/27(金) 00:07:48.62 ID:UNip/wsT0


1月某日


私たちAqoursはラブライブに優勝した

それと同時に、解散を決意した

簡単なことだ、三年生は卒業する。9人じゃないとAqoursじゃない

寂しい気持ちはありつつも、満場一致で意見は揃った

あとは普通の学園生活を過ごすだけ。そう、地味な私は地味に過ごしていくだけなの

それが、あんなことになるなんて・・・



5 : ◆DEohnfIk4o [saga]:2018/07/27(金) 00:08:24.69 ID:UNip/wsT0


コンコン


梨子「曜ちゃん、入るね?」


ガチャッ


曜「・・・」

曜「帰って」

梨子「そう言わないでほしいな」

曜「私のこと、笑いに来たんでしょ?」

曜「自分じゃなくてよかったって嘲笑いにきたんでしょ!」

梨子「ちがうよ、そうじゃない」

6 : ◆DEohnfIk4o [saga]:2018/07/27(金) 00:08:53.14 ID:UNip/wsT0

曜「・・・」

曜「なんで私だったんだろう・・・」

曜「どうして私だけこんなことに・・・うぅっ・・・」

梨子「辛かったよね、曜ちゃん」

曜「辛いよ、早く楽になりたいよ・・・」

7 : ◆DEohnfIk4o [saga]:2018/07/27(金) 00:09:45.48 ID:UNip/wsT0

私はそっと抱きしめた。曜ちゃんは私の胸で泣き崩れた

可愛そうに、私が代わってあげたいぐらいだ


梨子「私はずっとそばにいるから」

曜「・・・」


曜「ありがとう・・・」



8 : ◆DEohnfIk4o [saga]:2018/07/27(金) 00:11:25.54 ID:UNip/wsT0

梨子「不幸の後にはね、幸運がやってくるはずなの」

梨子「だから曜ちゃん、少しずつでいいから、前を向いて進もう?」

梨子「私が支えてあげるから」

曜「・・・そんなの、無理だよ」


曜「だって歩けないんだよ!?どうやって進めばいいのさ!!」


9 : ◆DEohnfIk4o [saga]:2018/07/27(金) 00:12:16.99 ID:UNip/wsT0

そう、あれは不慮の事故だった。たまたま彼女にだけ降りかかった災難だった


その不幸の代償に、彼女は両足を失ってしまった


義足の選択肢もなく、彼女はあえなく一生車イスの生活を余儀なくされたのだ


梨子「・・・」


梨子「ごめんね、進めないよね」

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