【コンマ】崩壊する世界を旅する27【安価】

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1 : ◆QlCglYLW8I [!orz]:2018/07/26(木) 19:11:36.56 ID:rrwrdTaQO
コンマによる判定と安価による選択で、崩壊する世界を旅するSSです。
結末はあなたの選択、そしてコンマによる運で決められます。

最終目標はストーリーの展開で変わります。デッドエンドも当然あり得ます。
前作「崩壊する世界を旅する」に準拠した世界観になりますが、初めての方でも入れるようなストーリーにします。

なお、スレ主はスマホから打つため、進行が遅くなりがち&まとまった投下がしにくい点ご容赦ください。

今作wikiと前作wikiは下になります。
ルールや人物説明はこちらを参考にしてください。

今作wiki
http://ss.vip2ch.com/ss/%E3%80%90%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%80%91%E5%B4%A9%E5%A3%8A%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E6%97%85%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%90%E5%AE%89%E4%BE%A1%E3%80%91

前作wiki
http://ss.vip2ch.com/jmp/1485168424

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1532599896
2 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/26(木) 19:14:50.98 ID:rrwrdTaQO
注:
本スレは投下専用スレです。安価・コンマ判定については別途スレを立てます。夏の間の暫定運用を想定しています。
ご迷惑、ご不便おかけしますがよろしくお願いします。

なお、判定開始の際には向こうにも書き込みます。有効判定はそこからになります。ご容赦ください。
3 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/26(木) 19:15:17.62 ID:rrwrdTaQO
では、前スレから再開します。
4 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/26(木) 19:31:21.05 ID:rrwrdTaQO
「……二人の共通点……両性具有と関係があるのでは?」

俺の言葉にマエザキが唸った。

「馬鹿な、と思ったが否定はできんな。私たちの世界では両性具有、それも男性器と女性器を両方持ち、かつ両方ともに生殖能力がある完全な『真性半陰陽』は極めて珍しい。
むしろいないとすら言っていい。大体はどちらか、あるいは両方が未成熟だし、生殖能力はないか極めて弱いのが一般的だからだ。
誤解を恐れず言えば、二人とも人類の亜種、あるいは進化系とすら言っていい存在だ。染色体レベルで……っと熱が入り過ぎたな」

「しかしそれにどういう関係が?」

マエザキは考え込んだ。

「そこまでは分からんな。ただ、君らと彼女たちは微妙に違う存在だ。とすれば、二人が出会ったことで何かが互いの何かを刺激しておる可能性は否定できん」

「……何か、ですか」

「本来ならもう少し調べたい所だが、彼女たちは実験動物ではない。まして、ジュリア君はこれから君らの世界に行くわけだからな。また機会があればで構わない」

何か引っ掛かるものを感じた。とりあえず……

1 カミュの所に行こう
2 「ジュリア」の所に行こう
5 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/26(木) 19:34:49.07 ID:ohlIf4lUO
【コンマ】崩壊する世界を旅する・判定用スレ【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1532601237/

安価下、多数決ではありません。考察不要
6 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/26(木) 20:58:43.94 ID:ohlIf4lUO
※強制クリティカル権取得(タイミングは任意)
※強制成功権あり

とりあえず、「ジュリア」の所に行こう。俺は彼女がいる部屋に向かった。

ドアをノックすると……

5の倍数 ちょっと離して!
5の倍数+1 ちょっと落ち着いて!
5の倍数+2〜4 どうしました?

※クリティカルは後でアイテム入手
7 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/26(木) 21:09:00.49 ID:ohlIf4lUO
「サイファーです。どうしました?」

「あ……サイファーさん」

「ジュリア」が自分からドアを開けた。落ち着いてはいるらしい。

「具合はどうです?マエザキ先生から話は聞きましたが」

「元には戻った感じです。でも、さっきのは……」

マルコを見ると、困惑気味に首を振った。

「身体の芯が熱くなって、急にだるくなったと……でも戻ってからは問題なしなんですよね。何だったんでしょう?」

「……何か引っ掛かるな。カミュの所に行ってみるか」

7の倍数 ちょ、ちょっと!
それ以外 あれ、サイファーさん
8 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/26(木) 21:27:34.52 ID:ohlIf4lUO
「あれ、サイファーさん」

カミュも存外落ち着いた様子だ。俺はマルコと顔を見合わせた。

「カレン、これは?」

「私にもよく分からないんですが……部屋に来た時は、酷く落ち着きがない感じで。すぐ落ち着きましたけど」

「カミュ、どんな感じだったんだ」

彼女は視線を落とした。

「……少し、サイファーさんを襲った時に近かったかもしれないです。急に『固く』なって……でも、もう洗脳もされてないし、元に戻ったはずなのに、どうして……。
すぐ戻りましたけど、初対面の人に、あんなこと……」

「発情?……どういうことだ……」

何か解せない。……アミールに訊いてみるか。

『呼んだかい』

俺は顔をしかめた。急に人の頭に入ってくるか。
縁が深い人間とは「この世界にいる限り」どこでも意思疎通ができるらしいが、これはこれでなかなか困るものがある。

『……まあ、知りたいことがあってな。カミュと『ジュリア』を会わせたら、妙なことになった』

『……』

01〜15 離した方がいいね、すぐに
16〜30 どういうことだろう?
31〜89 ……面倒だね
90〜99 ふふふっ
9 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/26(木) 21:48:54.51 ID:ohlIf4lUO
『……面倒だね』

『どういうことだ?』

『君も知ってるだろうが、両性具有者は『蛇』と『一角獣』両方の『器』足り得るんだ。カミュはその適任とすら言っていい。
で、もう一人の両性具有者、『ジュリア』と出会った。カミュの中のオルディニウムウィルスは活動を休止しただけで、死んではいない。
そこで『ジュリア』の中にあるウィルスを取り込み、より『完成』した存在になろうと再活性化したわけだ』

俺は背中に汗が流れ出すのを感じた。

『ヤバいじゃないか!』

『ところがそうも言い切れない。まず、この世界の『一角獣』は僕と同じく基本は様子見だ。だから、そのま『器』になることはあり得ない。
それと、『ジュリア』は僕が感じ取る限り『蛇』の力はない。『カミュ』が力を取り込んだ所で、彼女が大幅に強くなるだけだと思う。多分』

『『ジュリア』はどうなる?』

『多分、そのままだと思う。もし仮に子供ができたら、その時は……かなり厄介かもしれないけど』

それはつまり……

『そう、性交を以て取り込みは行われる。ただ、本人たちの意思はお構いなしだ。終わった後のカミュの精神状態は心配だね』

後は俺が彼女たちをどうしたいか、だ。

1 とっとと帰る
2 二人を会わせる(ジュリアの帰還は遅くなります)
3 事前説明をする

※安価下5多数決、考察必要

※事前説明をする場合は極めて高い確率で1と同様になります。超低確率でカップル成立になりますが……(この場合は増強確定)
※2を選ぶとコンマ判定になります。基本は増強イベントですが、低確率で重大バッドイベントです。
10 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/26(木) 22:38:29.40 ID:ohlIf4lUO
3で決定します。
11 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/27(金) 08:58:23.00 ID:CjwDs90pO
「……どうしたんですか、さっきから難しそうな顔をして」

カレンが訊いてきた。カミュも怪訝そうだ。

「あ、ああ。……どこまで信じてもらえるか分からないが、アミールと会話していた。どうも『蛇』になって色々できるようになったらしい」

「そうなんですか?……よく分からないですけど、テレパスみたいなものなんでしょうか。で、何と」

俺はさっきの会話の内容をかいつまんで話した。カミュの顔が青ざめていく。

「平たく言えば、完全なる『器』になるために、近い存在である『ジュリア』さんの力を取り込もうということらしい。そして、そのための本能として、さっきのようなことが起きた。
まあ、それで『ジュリア』さんが傷付くことはないらしい。ただ、お互いがどう思おうが、いわゆる性行為をしなければいけなくなる。それは本意じゃないだろう?」

01〜45 ええ。それに……
46〜80 ええ
81〜89 ……どうでしょう
90〜99 ……実は……
12 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/27(金) 09:15:27.59 ID:CjwDs90pO
「ええ。それに……」

口ごもったカミュを見て、俺は察した。

「ユリリエか」

カミュはこくんと頷いた。

「ユリリエさんが、僕を『出来の悪い弟』ぐらいにしか思ってないのは分かってるんです。でも、やっぱり……」

「まあそんな辺りだと思ったよ。とりあえず、お前は『ジュリア』さんとは当面なるべく会わない方がいいだろうな。
その難儀な体質を何とかしたいが、AB型ウィルスに対応できるのは最新型の浄化弾だけだ。
マエザキ先生に今の話をすれば、銃弾という荒っぽいものじゃなくって飲み薬か何か、治療を受けやすいものにしてくれるだろう。まあ、またしばらくはここに残ってもらうことになるが」

「……分かりました。『ジュリア』さんは?」

「一度向こうに連れていくよ。『シデ』さんに会わせなきゃいけない」

カミュはしばらく黙った後、「あのっ」と声を発した。

「どうした?」

「……今度来るとき、ユリリエさんに会わせてくれますか?」

俺はカミュに笑った。

「もちろん」

############

※ユリリエのアングヴィライベントに移ります
13 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/27(金) 13:08:06.78 ID:CjwDs90pO
###########

「久々に来たねえ」

ナージャさんが大きく息を吸った。秋のアングヴィラの空気は、少し冷たい。
大陸南部にはあるけれど、標高は実は高めだ。だから、北部のイーリスよりも冬はちょっと早く来る。

故郷であるナージャさんにとってはもちろん、あたしにとってもここは慣れ親しんだ土地だ。
軍の交流でよく来たし、子供の頃はよく連れられてきた。マニーさんにはお世話になったものだ。

街にはまだ瓦礫が目立っていた。クリスとリーンによる襲撃から、まだ1カ月もたってない。随分色々あったけど、それはほんの数日で起きたことなのだ。

「とりあえず、ラウストに行かなきゃですね。ここからだと歩くと半日かかりますけど」

「ユリリエ、行ったことは?」

※60以上である
14 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/27(金) 13:16:14.29 ID:CjwDs90pO
「ええ、一応。子供の頃、家族と……」

「まあそうだろうね。プレーンウォークで、ちゃちゃっと行くかい?」

ラウストは高級避暑地だ。家族と1、2回だが来たことがある。あたしが家出するちょっと前から兄貴との折り合いは悪くなってたし、いい思い出がある、というわけでもないのだけど。

1 すぐ行く
2 アングヴィラで復興の様子を見る

※安価下、多数決ではありません。考察不要
15 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/27(金) 13:31:57.36 ID:CjwDs90pO
「まあ……時間はあるし少し寄っていきます?あたしも、様子見たかったし」

「そうだねえ。マニー会長にもちょっと会いたかったし、急がなくていいか。サコミズってのの情報が何か入るかもだしね」

あたしたちはMJRタワーに向けて歩き出した。襲撃でもあそこだけはほぼ無事だったのを思い出す。
行政機能などは全部あそこに集約されているという話だ。指揮はマニー会長と、ジョセフ・ジャーヴィス―マルコの兄だ――がやっている、らしい。

3の倍数でジョセフ登場
16 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/27(金) 13:45:00.63 ID:CjwDs90pO
※クリティカル、ジョセフ登場(ただし……)

夜まで中断。
17 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/27(金) 21:47:37.70 ID:+/uXORAvO
再開します。
18 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/27(金) 22:11:10.18 ID:+/uXORAvO
「ユリリエじゃないか!」

後ろから声をかけられた。快活なこの声は……

「ジョセフさん!?」

ハハっと彼が笑った。

マルコの兄だけど、理知的な彼に比べてこっちは少し豪快な性格だ。そういや、「兄は強引すぎる」とこぼしていたこともあったかな。
体格も大柄で、あたしより少し大きいぐらいのマルコとは違う印象を受ける。

「あれからイーリスに召喚されて色々大変らしいじゃないか。……心配したぞ?」

「あ、ああ……リーンの時はお世話に。復興作業ですか?」

ジョセフの服は泥で汚れていた。名家にありがちな高慢さはなく、現場に出るのが彼の主義らしい。あの時、最前線にいたのも彼だった。
彼と協力して、魔物やドラゴンを倒したこともある。男らしく、引っ張っていってくれる彼は、決して嫌いではなかった。

「まあな。アングヴィラには何かの任務で?……少しゆっくり話さないか」

ジョセフが真っ直ぐな目であたしを見る。少し顔の温度が上がっていくのを感じた。

そう、彼はかなりはっきりと、あたしに好意を持っている。ここを去る時にも、「真面目な話がある」と言われたのを思い出した。その時は「あとで」とごまかしたけど。
あたしは生娘じゃない。ただ、グレていた頃に男に抱かれたぐらいで、こんなに好意をぶつけられたことはなかった。だから、ハッキリ言って逃げたのだ。

向き合わないといけないのは分かってる。あたしもジョセフは嫌いじゃない。むしろ、好きかもしれない。


……でも、何か強烈に引っ掛かっていた。カミュのことだ。


彼は――彼女と言うべきかもしれないけど――あたしにとって、出来の悪い弟のようなものだ。……そのはずだった。
ただ、向こうの世界での出来事や、やっと軛から解放されて涙した彼を見て、それ以外の感情も芽生え始めていた。……いや、違うかもしれないけど。

だから、今あたしは戸惑っている。……どうしよう。

65-賢さ(28)=37以上で断る
19 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/27(金) 22:19:39.89 ID:+/uXORAvO
※断りきれない

「……ん、まあ、少しだけなら……」

「そうか!じゃあ、タワーに着いたら話そう。……あ、ナージャさん、お久しぶりです」

ジョセフの顔が明るくなった……かと思うと、ばつが悪そうに頭をかいた。ナージャさんはムッとしている。

「久しぶりじゃないよ、ユリリエの尻を追っかけるのもいいけど。一応、あんたのとこの得意先なんだけどね」

「いや、面目ない……お世話になってます。あなたも、ユリリエたちと一緒に動いてると」

「まあね。乗り掛かった船だし、最後まで付き合うつもりだよ。……」

65-ナージャ賢さ(20)=45以下で茶々を入れる
20 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/27(金) 22:29:18.10 ID:+/uXORAvO
※茶々を入れる

「……あ、さっきの話。あたしも一緒に聞いていいかい?何だか愉しそうじゃない」

「えっ……それはちょっと……」

ジョセフが明らかに困っている。……そりゃそうだ、多分あたしにプロポーズするつもりなんだろうから。
しかし、ナージャさんは何を考えてるんだろう?空気を読んでないのか、敢えて読まないのか。

「いちゃまずいの?せっかく祝福しようと思ったのに」

ああ、これは勘違いしてるな。ただ、正直あたしの気持ちは固まってない。……どうしよう。

65-賢さ(28)×2=09以上で選択肢へ
21 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/27(金) 22:39:41.19 ID:+/uXORAvO
※即OKはしない

※選択肢です

1 今、答えていいですか?(受け入れる)
2 まだ時間が必要だと……
3 ごめんなさい!
4 その他自由安価

※安価下5多数決、考察必要
(カミュ関連でシナリオ分岐があります)

※上に書きましたが、ジョセフは強引な所のある男です。分別はありますが。
22 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/27(金) 23:40:59.29 ID:+/uXORAvO
3で決定します。今日はここまで。
火曜まで私用により更新できないか、ペースが落ちます。
23 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/28(土) 21:37:40.54 ID:HBcp0pnwO
少し進めます。
24 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/28(土) 22:24:23.29 ID:HBcp0pnwO
※断る

「……ごめんなさい!」

あたしは大きく頭を下げた。ジョセフが困惑したように笑った。

「えっ……どういうことだい?」

1 ……気になる人がいるんです
2 今はそういうことを話せる状況じゃないんです。御存知でしょう?
3 そもそも、タイプでは……
4 その他自由安価

※安価下3多数決、考察不要
25 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/28(土) 22:52:58.81 ID:HBcp0pnwO
※そもそも、タイプでは……

「……そもそも、タイプでは……」

あたしは嘘をついた。ジョセフは決して嫌いじゃない。ただ、このぐらいすぱっと言わないと、彼は諦めない気がした。

※50以上で成功
26 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/28(土) 23:02:27.27 ID:HBcp0pnwO
※失敗

「……違うな。なぜそんな嘘をつくんだ!」

怒鳴られ、あたしはびくっと身をすくめた。……やっぱり通じないか……。
ジョセフは大きなため息をつく。

「君も、俺には好意があったはずだ。自信過剰と言われるかもしれないが、そのぐらいは分かる。解せないのは、嘘が嫌いな君が何故そんな見え透いたことをしたかだ。
納得が行くまで、俺は譲らんぞ」

ジョセフはあたしの目を見た。そこは強い意思がある。
マルコは「兄はこうと決めたら譲らないんです」と言っていた。そう簡単には、動いてくれないだろう。

1 ……正直に言います(カミュ関連の話を全てする)
2 実は、心に決めた人が……
3 ナージャと逃げる
4 その他自由安価

※安価下3多数決、考察不要
27 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/28(土) 23:10:51.29 ID:HBcp0pnwO
「ごめんなさい。どうしても言い出せなくて……実は、心に決めた人が……」

ジョセフが「えっ」と言ったきり固まった。

「何でそんな嘘を……」

「ごめんなさい、あなたに嫌われて諦められたかったの。でも、やっぱりごまかしは無理ね。あたしには」

※35以下でジョセフが問い詰める(コンマ下)
※70以下でナージャが食い付いてくる(コンマ下2)
28 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/28(土) 23:36:01.33 ID:HBcp0pnwO
※ジョセフ、一応諦める
※ナージャ、空気読む

ジョセフは空を見上げると、ふーっと息を吐いた。そして苦笑すると「そうか、それなら仕方ないな」と呟いた。

「どうやら、俺の方が一歩遅かったらしいな。俺より長い付き合いなんだろう?」

「え、ええ」

「だろうな。……まあ、商売も人生も時の運だ。そういうことなら、俺は何も言わんよ。
……そいつとは、もう付き合ってるのか?」

あたしは首を横に振った。

「……まだです。でも、出来の悪い弟みたいな奴で。あたしがいないと」

「なるほどな。まあ、健闘を祈るよ。……好きだったぜ」

ジョセフは右手を上げてタワーの方へと去っていった。

「……サッパリとした奴だね。イケメンだしもったいないなあ、何で振ったんだい?」

「ナージャさんも薄々感じてたんじゃ?」

ハハっとナージャさんが笑った。

「まあね。カミュなんだろ?まあ、あいつの話をすると面倒だし、ごまかしたくなったのは分かるかな。
しかし、よく覚悟決めたね。サイファーとの顛末聞く限り、面倒くさい性格なんてもんじゃないでしょ?
まあ、シュトロムの影響下にあったとか、オルディニウムとか、色々あったんだけどさ。……本当に、あいつでいいのかい?」

「……覚悟決めたってほどじゃないんです。でも、やっぱりあいつを引き取るなら、あたしくらいなのかなって。
サイファーはもうノワールさんとヘカテルちゃんがいるし。他の誰かに、あいつを任せて大丈夫かってのも自信ないし。
あたしがあいつを男と見てるかって言われると、正直分かんないです。そもそも、サイファーを襲ったくらいですから、女の要素の方が強い感じもします。
でも、向こうでカミュの治療とか涙やら見て……あいつを支えてやりたいなって」

ナージャさんがフフっと笑った。

「それは『愛』ってやつだよ。『恋』じゃなくても。それでいいんじゃないかな?
さて、タワーに行きますかね。居場所の目星はついてるし、チャチャっと片付けちゃおう」

##########

60以上でサコミズ詳細情報(コンマ下)
80以上でアイテム入手(コンマ下2)
29 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/28(土) 23:36:06.71 ID:WqRokaJyO
※ジョセフ、一応諦める
※ナージャ、空気読む

ジョセフは空を見上げると、ふーっと息を吐いた。そして苦笑すると「そうか、それなら仕方ないな」と呟いた。

「どうやら、俺の方が一歩遅かったらしいな。俺より長い付き合いなんだろう?」

「え、ええ」

「だろうな。……まあ、商売も人生も時の運だ。そういうことなら、俺は何も言わんよ。
……そいつとは、もう付き合ってるのか?」

あたしは首を横に振った。

「……まだです。でも、出来の悪い弟みたいな奴で。あたしがいないと」

「なるほどな。まあ、健闘を祈るよ。……好きだったぜ」

ジョセフは右手を上げてタワーの方へと去っていった。

「……サッパリとした奴だね。イケメンだしもったいないなあ、何で振ったんだい?」

「ナージャさんも薄々感じてたんじゃ?」

ハハっとナージャさんが笑った。

「まあね。カミュなんだろ?まあ、あいつの話をすると面倒だし、ごまかしたくなったのは分かるかな。
しかし、よく覚悟決めたね。サイファーとの顛末聞く限り、面倒くさい性格なんてもんじゃないでしょ?
まあ、シュトロムの影響下にあったとか、オルディニウムとか、色々あったんだけどさ。……本当に、あいつでいいのかい?」

「……覚悟決めたってほどじゃないんです。でも、やっぱりあいつを引き取るなら、あたしくらいなのかなって。
サイファーはもうノワールさんとヘカテルちゃんがいるし。他の誰かに、あいつを任せて大丈夫かってのも自信ないし。
あたしがあいつを男と見てるかって言われると、正直分かんないです。そもそも、サイファーを襲ったくらいですから、女の要素の方が強い感じもします。
でも、向こうでカミュの治療とか涙やら見て……あいつを支えてやりたいなって」

ナージャさんがフフっと笑った。

「それは『愛』ってやつだよ。『恋』じゃなくても。それでいいんじゃないかな?
さて、タワーに行きますかね。居場所の目星はついてるし、チャチャっと片付けちゃおう」

##########

60以上でサコミズ詳細情報(コンマ下)
80以上でアイテム入手(コンマ下2)
30 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/28(土) 23:37:04.74 ID:HBcp0pnwO
多重投稿失礼しました。
31 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/29(日) 00:04:15.50 ID:bDPxNwP/O
※サコミズ詳細情報はなし
※アイテム入手はあり(後程再判定)

今日はここまで。
32 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/07/31(火) 22:04:27.03 ID:/QYfKYw5O
再開します。
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