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【二次創作】安価で進めるオリロンパ リミックス
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213 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/28(土) 20:57:34.22 ID:LR3jgMjDO
あ
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/28(土) 20:58:48.72 ID:LR3jgMjDO
や
215 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/28(土) 21:17:46.20 ID:Xn9uqtIPO
>全員失敗<
……と、意気込んでみたはいいものの
御影「なんだよこれ! 当たり判定おかしいだろ!?」
照星「あーもう! 何でこんな見にくい所から敵が出てくるんすか!」
竹田「ゲームバランスどうなってんだ。何で序盤の敵で9999ダメージなんか出せるんだよ……」
月乃「……クソゲー乙」
死にゲーどころか、クリアさせる気の無い無理ゲーだったというオチでした
瀬川「……もう皆プレイしたよね?」
机の上のコインはもうない。これで全員の残機が無くなったって事は……
朝日「このゲームはもうプレイ出来ないねぇ……」
デイビット「成程ナ。これがモノクマの余裕の理由だったカ」
月神「……これ以上、ここにいる理由は無いわね」
月神「皆は好きに行動して貰って構わないわ。今日も一日宜しく!」
……悔しいなあ。ゲームには自信があったんだけど
216 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/28(土) 21:19:41.40 ID:Xn9uqtIPO
――『瀬川の個室』――
瀬川「あ〜! むしゃくしゃする!」
得意なゲームで、あれだけコテンパンにされるなんて!
最初は、皆が失敗してるからいいやって思ってたけど……
時間が経ってくると、なんか凄いイライラしてくる!
瀬川「……頭冷やしてこよう」
時間はたっぷりあるし……外で少し遊んでこようっと
【自由行動 開始】
【誰と話しますか?】
↓2(二名まで)
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/28(土) 21:26:20.35 ID:B1TY6oNw0
臓腑屋 駆村
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/28(土) 21:29:50.51 ID:LR3jgMjDO
スグル 古河
219 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/28(土) 21:49:11.75 ID:Xn9uqtIPO
――『倉庫』――
スグル「あっ……く、くすぐったい……!」
古河「我慢しぃや。これでちっとは格好よくなるやろ」
古河「……よし! これで完成や!」
スグル「あ、ありがとうございます!」
瀬川「……二人ともー、何してるの」
古河「丁度ええわ、ほれ、見てみい!」
スグル「あっ、瀬川さん! どうですか? 似合ってますか……?」
振り返ったスグル君は、いつもとは違う服を着ていた
普段とは違う雰囲気……恥じらう姿……
瀬川「尊い! 初々しさが尊いよぉ!」
スグル「と、尊い?」
古河「なんやよう分からんが……気に入ったんやないか?」
瀬川「最高だよ最高! ありがとう古河さん!」
スグル君のプチファッションショーを見学して過ごした……
どうしよう? もう少しどっちかと話してみようかな?
【どちらと話しますか?】
1:神威 スグル
2:古河 ゆめみ
↓2(内容も含めて)
220 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/28(土) 23:45:53.71 ID:KgC2b9KCO
文字通りお話にならないので、今回は自動進行にします
221 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/28(土) 23:46:29.05 ID:KgC2b9KCO
……ふぅ、楽しかった
少しは気が晴れたかな……?
でも、まだ時間はあるし遊んでいよっと
【自由行動 開始】
【誰と話しますか?】
↓2(二名まで)
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 04:26:31.26 ID:xj5EF7eb0
陰陽寺、照星
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 06:30:37.88 ID:PLYr/o7e0
↑
224 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 20:12:29.92 ID:HDvGOmaLO
20:30に再開します
コミュ方式は他スレの様に此方で選択肢用意した方がいいですか?
もしそっちの方がいいならば二章からはそうしますが
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 20:19:29.97 ID:2iceSCjd0
了解しました
選択肢+自由安価の方がいいです
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 20:21:59.86 ID:zua9UHODO
選択肢もあった方がいいかな
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 20:22:31.74 ID:zua9UHODO
選択肢があった方がいいかな
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 20:24:50.04 ID:zua9UHODO
すみません連投しました
229 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 20:31:04.76 ID:HDvGOmaLO
――『体育館』――
陰陽寺「………………」
照星「おーんーみょーうーじーせーんーぱーいー!」
照星「ずっと素振りばっかじゃつまんないっすよー! 固くて太い棒ならもっと握るモノが……」
陰陽寺「うるさいぞ。僕の邪魔をする者は誰であれ……」
陰陽寺「叩きのめしてやる」
照星「え……ちょ、竹刀こっちに向けるのは何でっすか……?」
瀬川「ストーップ! 周りの人がヒく様なハードな喧嘩はダメーっ!」
陰陽寺さんって、見た目に反して結構喧嘩っ早いよ!?
照星「あ、あざっす先輩……」
瀬川「もう。これからは陰陽寺さんには不用意に近づいちゃダメだよ?」
照星「にへへ……気を付けるっす!」
陰陽寺「僕は蛇か何かか?」
1:近づいたら噛む所とか……?
2:絶対に反省してないでしょ!
3:自由
↓2(内容も含めて)
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 20:37:51.02 ID:2iceSCjd0
2
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 20:38:44.47 ID:zua9UHODO
1
232 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 21:03:44.13 ID:HDvGOmaLO
瀬川「近づいたら噛む所とか……?」
陰陽寺「……………………」
瀬川「そうやって人を睨む所とか……」
照星「にししっ! 陰陽寺先輩はすらりとしたスレンダーな体型っすもんね!」
陰陽寺「この体についてどうこう言われたくはない。これも自己研鑽の結果だ」
照星「だったら、自分のこのおっきな胸も自分の努力の賜物っす!」
瀬川「あーもう……下らない事してないで戻るわよ」
全く、隙あらばなんだから……
233 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 21:04:35.72 ID:HDvGOmaLO
【陰陽寺 魔矢 通信簿1】
瀬川「……よく飽きないよね。素振り」
陰陽寺「……………………」
瀬川「ずっと脇目も振らずにさ、私には出来ないよ」
陰陽寺「……………………」
私の会話に、ひゅんひゅんと風切り音だけが響く
こうしていると、壁と話している気分になってきて虚しい……
瀬川「でも意外だな。ヒーローよりも、剣道家の方が似あ……」
陰陽寺「…………うるさい」
瀬川「え?」
陰陽寺「気が逸れた。もう帰る」
どうしたんだろう? いきなり不機嫌になったけど……
『通信簿が解放されました』
『日課の様に、素振りを続ける陰陽寺
瀬川が剣道家の様だと言うと、何故か不機嫌に去っていったが……?』
234 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 21:05:35.98 ID:HDvGOmaLO
キーンコーンカーンコーン!
『えー、夜の10時をお伝えします!』
『それではいい夢を、お休みなさい……』
瀬川「あっ……もうこんな時間!?」
遊び歩いてたら、いつの間にか夜時間になっちゃった……
早く寄宿舎に戻らないと、ね
「ちょっと待ったーーー!」
瀬川「ひゃあ!?」
いきなり大声を掛けられ、足が止まる
振り向いた先にいたのは……
瀬川「……天地さん?」
235 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 21:06:39.99 ID:HDvGOmaLO
――『寄宿舎 個室前』――
ぴんぽーん
『はーい、どちら様ですか?』
天地「ワレワレハ、ウチュウジンダ」
『その声は……天地さんですね。少しお待ちください』
スグル「お待たせしました……あれ、瀬川さんも一緒だったんですか?」
瀬川「あはは……まぁね」
スグル「それで……何か用ですか?」
瀬川「ああ、それはね……」
天地「なぁ……スケベしようや……」
スグル「えぇ!?」
瀬川「ちょっ、誤解を招く言い方は止めてよ!」
瀬川「私達は……ただ、スグル君の復帰祝いをしたいだけだよ」
スグル「…………復帰祝い?」
236 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 21:07:51.21 ID:HDvGOmaLO
天地「まあ、あくまで前夜祭みたいなものだけどね」
天地「一時間くらいでいいの! すぐっち、来てくれない!?」
スグル「そんな……此方こそありがとうございます!」
スグル「僕の為に用意してくれたのに、断るわけないじゃないですか!」
天地「ありがと! なら、もたもたせずに早速出発進行だ!」
瀬川「さあ早く着替えて! あんまり遅いと置いてっちゃうぞ?」
スグル「は、はい……? 瀬川さん、やけにテンションが……」
瀬川(…………あの件、本当なの?)
天地(マジマジだよー!)
本当だね……? ああ、早く行かないと!
237 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 21:11:37.57 ID:HDvGOmaLO
――『AVルーム』――
飛田「フッ……来たかね、スグル」
瀬川「あれ? 飛田君もいたんだ」
飛田「おお……! オレの溢れる美しさで呼び寄せてしまったのか!」
天地「そこら辺でウロウロしていたから頼んでおいたの」
飛田「美しきレディの頼みを無下に出来るだろうか? いや! 出来まい!」
要するに、雑用係ね
瀬川「ねえ、早く見ようよ! もう機材はセッティング済でしょ!?」
スグル「え? 見るって何をですか?」
瀬川「決まってるでしょ!? この、私の大好きなアニメ『マジカル☆サイバース』!」
瀬川「まさかこんな所で見れるなんて、感激だよ!」
238 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 21:12:16.71 ID:HDvGOmaLO
スグル「マジ……?」
飛田「な、何だと!? 何故、そのアニメがこんな辺鄙な学園に!?」
スグル「知ってるんですか? 皆さん」
瀬川「知ってるも何も、このジャケットを見てみてよ!」
瀬川「私の今着てる衣装は、このアニメのライバルキャラであるミライちゃんのものなんだよ!」
瀬川「このアニメはよくある魔法少女モノなんだけど……あっ、魔法少女モノって言うのはね、有り体に言うと……」
天地「皆ー! コーラ持ってきたよ!」
天地「はずっちにはお水ね。これ飲んで皆でアニメ観賞しよーよー!」
スグル「はい! 楽しみです!」
説明キャンセルされた……まあいいや
239 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 21:13:15.21 ID:HDvGOmaLO
『皆〜! ミライちゃんのぉ〜カワイイ姿でキュンキュンしてねぇ〜!』
スグル「……朝日さんみたいな人ですね」
飛田「可憐な乙女が媚びる姿というものはなんとも良きものだ」
感想がなんともゲスい
『ミライ!? どうして助けたの……!?』
『勘違いしないで。キズナを倒すのは私しかいないだけなんだから』
スグル「誰ですか……?」
瀬川「え? ミライちゃんだよ?」
スグル「この人がですか!?」
瀬川「そのギャップがイイんだよ! 変身ヒロインの魅力はね……」
天地「あ、エンディングだ。これで上映はおしまいでーす!」
飛田「オレは戻ろう。さらばだ! 良き夜を過ごしたまえ!」
240 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 21:14:00.20 ID:HDvGOmaLO
瀬川「……ねえ、天地さん」
天地「どったの? ちさっち」
瀬川「前夜祭とはいえ、アニメの観賞会はスグル君とは関係無いよね?」
天地「あはは! そうかなー?」
瀬川「もしかして、天地さん……」
天地「瀬川さん。私は先生だから、皆のやる事に口出しするつもりは無いの」
天地「だけど、相談事には乗れるから、困った事があるならいつでも言ってね」
天地「はい! 後片付けはりぼんちゃんがするから、ちさっちは帰ってよし!」
瀬川「……そう。おやすみ」
天地「おやすみー!」
……貴女の本心はわからない
けど、私の心が軽くなったのも確かだ
今日の思い出を胸に、私は眠りに落ちていった……
241 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 21:15:02.51 ID:HDvGOmaLO
キーンコーンカーンコーン!
『えー、朝の8時をお伝えします!』
『オマエラ、今日も一日張り切っていきましょーう!』
瀬川「……ふぁあ」
好きなアニメを見て、少し気分が落ち着いた気がする
早く皆の所に行こう。心配かけさせない為にもね
242 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 21:15:47.21 ID:HDvGOmaLO
瀬川「おはよう」
月神「おはよう。瀬川さん」
食堂にはもう皆が集まっていた
机の上には珍しく色んなものがある……
月神「今、スグル君の歓迎パーティーについて話してたのよ」
天地「ふふーん! りぼんちゃんが提案したんだよ!」
臓腑屋「拙者らは飾り付けの担当を行うのでござるよ」
駆村「俺は料理の担当だな。時雄島の郷土料理を沢山作るぞ!」
へぇ……皆色々考えてるのね
スグル「あの、本当にいいんですか?」
スグル「僕なんかの為に、皆さんでこんなに盛大なパーティーを……」
月神「当たり前じゃない。スグル君も、私達の大切な仲間なんだから」
月神「だから、申し訳無いと思うより、楽しんでくれる事が一番いいのよ」
243 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 21:16:33.60 ID:HDvGOmaLO
――『瀬川の個室』――
瀬川「パーティーかぁ……」
私は何の準備も担当していない。呼ばれていないからね
いつ頼まれてもいいように、部屋にいた方がいいとは思うけど……
暇だし、少しぶらついていよっと
【自由行動 開始】
【誰と話しますか?】
↓2(二名まで)
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 21:21:32.19 ID:2iceSCjd0
竹田 臓腑屋
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 21:26:10.15 ID:zua9UHODO
吊井座 月乃
246 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 21:36:23.48 ID:HDvGOmaLO
――『中庭』――
月乃「……パーティー、楽しみ」
瀬川「そうね、スグル君も元気そうだし大団円ってやつ?」
外でペンを走らせている月乃さんと雑談する。楽しみな事に嘘は無いしね
……? 向こうから誰か来るみたい
吊井座「ゲッ……!? お、お前ら、何でここにいるんだよ!?」
瀬川「何でって……私達がここにいたら問題でもあるの?」
月乃「……そもそも、ここは立ち入り禁止でも貸し切りでもない」
吊井座「そそ、そういう意味じゃ……」
今、何かを後ろに隠したわね
1:力ずくで奪う
2:見せてもらう様にお願いする
3:自由
↓2
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 21:41:35.39 ID:zua9UHODO
3何を隠したのか月乃と推理する
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 21:49:18.72 ID:2iceSCjd0
↑
249 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 22:18:41.22 ID:HDvGOmaLO
瀬川「……………………」
吊井座「な、何だよ、何見てんだよ」
力ずくで奪ってもいいし、お願いしてみてもいい
けど、ここは……
瀬川「ねえ、何隠したと思う?」
月乃「……えっちな本」
吊井座「!?」
瀬川「でも外でそんな本読むのかな?」
月乃「……なら、千早希は何だと思う」
瀬川「えー、そうだなぁ……」
吊井座「クソ! お、俺が黙ってりゃ好き勝手言いやがって……!」
吊井座「そんなに見たけりゃ見せてやるよ……クソッ!」
瀬川「これって……イラストアプリ?」
吊井座「モノクマの奴にインストールさせたんだよ……」
吊井座「せっかく何か描こうと思って来たのに……邪魔しやがって……」
月乃「……それは申し訳無い」
瀬川「イラスト、楽しみにしてるね?」
吊井座「…………お、おう」
250 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 22:19:33.16 ID:HDvGOmaLO
【吊井座 小牧 通信簿1】
吊井座「…………」
あ、吊井座君だ。何してるんだろ
瀬川「吊井座く……」
吊井座「!? おあぁっ!?」
吊井座「せせ、瀬川かよ……! 急に驚かせるなっつの……!」
瀬川「驚かせるって大袈裟な……」
吊井座「う、うるさいな……! 俺に構わないでくれよ……!」
瀬川「あっ、ちょ、どこいくの!?」
行っちゃった……そんな人をお化けみたいに扱わなくても……
『通信簿が解放されました』
『挙動不審で臆病な性格
不意に話しかけただけで動転し、言葉に詰まってしまうほど』
251 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 22:21:56.50 ID:HDvGOmaLO
瀬川「イラスト楽しみだな〜」
神絵師のオリジナルイラストなんて、滅多に拝めないからね!
……まだ暇もあるし、遊んでいよう
【自由行動 開始】
【誰と話しますか?】
↓2(二名まで)
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 22:25:42.91 ID:zua9UHODO
駆村 飛田
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 22:34:00.72 ID:2iceSCjd0
竹田 臓腑屋
254 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 22:43:10.21 ID:HDvGOmaLO
――『図書室』――
気分転換に図書室に来てみると……
瀬川「……あれ、珍しい二人だ」
竹田「よう瀬川の嬢ちゃん。読書か?」
臓腑屋「ここは希少な書物も豊富。書を読むにはうってつけでござるよ」
瀬川「うん……二人も?」
臓腑屋「然り。拙者はオーナメントの作り方を調べに来たのでござる」
竹田「俺はまあ暇潰しだな。静かな所が限られているもんでね」
竹田「つっても何も読まねえのもアレだからな。日曜大工の本でも読むか……」
1:ここの本って珍しいんだ……
2:何か作る予定でも?
3:自由
↓2
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 23:03:55.25 ID:2iceSCjd0
2
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 23:05:54.59 ID:zua9UHODO
1
257 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 23:35:06.81 ID:HDvGOmaLO
瀬川「ここの本って珍しいんだ……」
竹田「ん? 言われてみればそうだな」
竹田「この本なんて初版が昭和だぜ?」
瀬川「へぇー……」
臓腑屋「しかし、奇妙な事もあるものでござるな」
瀬川「何が?」
臓腑屋「保存状態でござる。こうも古い本ならばボロボロになってもおかしくないのでござるが……」
竹田「特に処理を施した訳でも無いのに綺麗だって言いてえのか?」
臓腑屋「むむむ……拙者の思い違いであればいいのでござるが」
……よくわかんないけど、珍しい本が読めてラッキーって思っておこう
258 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 23:36:13.97 ID:HDvGOmaLO
【臓腑屋 凛々 通信簿1】
瀬川「あっ……お水こぼしちゃった……」
どうしよう……雑巾取ってこないと……
臓腑屋「大丈夫でござるか?」
瀬川「うわぁ!? いつの間に!?」
確かに誰もいなかったのに……いたの!?
臓腑屋「拙者の布巾を使うといいでござる。瀬川殿、衣服は?」
瀬川「あ、大丈夫……」
臓腑屋「それなら良し……御免!」
そう言うと、臓腑屋さんはどこかへ消えていった……
瀬川「ニンジャじゃないならいったい何者なの、臓腑屋さん」
臓腑屋「だから、拙者は忍者ではないのでござる!」
『通信簿が解放されました』
『気配を全く感じさせずに側に表れ、消え去った臓腑屋
その姿はニンジャの様だが、本人は頑なに否定していた』
259 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 23:38:47.84 ID:HDvGOmaLO
本日ここまで
(非)日常編も中盤なので、現時点で好きなキャラや薄いと感じるキャラ等いれば教えていただけるとありがたいです
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/30(月) 08:53:08.70 ID:4156yXDDO
乙です
好きなキャラは御伽兄妹です
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/01(水) 22:34:05.10 ID:3Vw7VFbrO
はいエタ
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/03(金) 13:30:17.09 ID:BVkIB2ilO
デイビットの名前が元スレで出たときから印象に残ってた
キャラも頼りがいのある感じで好きです
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/03(金) 18:25:11.72 ID:5yC4jWyV0
臓腑屋さんのキャラは驚いたけど納得
264 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:36:06.37 ID:9jvrr11+O
再開します
感想ありがとうございます。励みになります
265 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:36:48.55 ID:9jvrr11+O
キーンコーンカーンコーン!
『えー、夜の10時をお知らせします!』
『それではいい夢を、お休みなさい……』
瀬川「ふぁ……お休み……」
ベッドに倒れ、目を閉じる。頭の中には朝の言葉が響いていた
瀬川「……………………」
パーティー。皆でワイワイするのは好きだ
助けが来ないけど、今は………
…………今は?
瀬川「……いつ、来るんだろう」
まあいいや……そう考え直して、私の意識は消えていった
266 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:37:27.97 ID:9jvrr11+O
キーンコーンカーンコーン!
『えー、朝の8時をお知らせします!』
『オマエラ、今日も一日張り切っていきましょーう!』
『……それと、ボクからどうしても伝えたい事があるので……』
『至急、NEO才囚学園校舎前に集合してくださーい!』
瀬川「……また招集?」
せっかく、今日はパーティーなのに……
でも、サボッて難癖つけられるのも癪だから行くしかないか……
瀬川「……早く終わるといいなぁ」
267 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:38:10.05 ID:9jvrr11+O
――『才囚学園 校舎前』――
月神「……全員、揃ったわね?」
御影「えーと……多分!」
古河「多分じゃダメやろ! ちゃんと点呼確認せな!」
駆村「大丈夫だ。瀬川が来たから全員が来ているぞ」
……また私が最後かぁ。目覚まし時計でもかけてみようかな
竹田「んで? 俺らにいったい何の用だい、モノクマさんよお」
飛田「簡潔に、明瞭に、かつ、美しくまとめて話したまえ!」
モノクマ「……あのさあ。何でオマエラコロシアイしないの?」
モノクマ「こう、ハングリー精神が足りないんじゃない? 殺られたら殺り返す気概がないんじゃない?」
月神「……何を言っても、私達の気持ちは変わらないわ」
月神「私達の育んだ絆は、絶望だって乗り越えてみせる!」
月神「コロシアイなんかに、絶対に負けないわ!」
瀬川「月神さん!? それフラグ!?」
268 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:39:01.98 ID:9jvrr11+O
古河「せやせや! はよすっこんどれやダサグマ!」
照星「しゃー! 早くどっか行かないと自分がぶっ飛ばしちゃうっすよ!」
朝日「ふぁあ〜眠いよぉ〜」
吊井座「そ、そもそも……ひ、人を殺すなんて、出来る訳ないだろ……」
モノクマ「ん? 今、出来る訳ないって言ったよね?」
吊井座「ひっ!?」
モノクマ「頑張れ頑張れ出来る出来る絶対に出来る頑張れもっとやれるってやれるやれる気持ちの問題だってそこだ!」
モノクマ「つまり、オマエラに不足しているのは殺る気、凶器、そして一番肝心な動機なのです!」
デイビット「動機……かネ?」
御影「そ……そんなのいらないよ!」
御影「だって……いつかは、助けが来るはずなんだからさ!」
269 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:39:38.04 ID:9jvrr11+O
モノクマ「……いつか? うぷぷぷぷ」
モノクマ「そういえばもう5日も経ちましたが……助けは来そうですかね?」
そっか、もう5日……5日も!?
スグル「そ……それはっ!」
飛田「ハッハッハ! そんなもの、未だに手こずっているだけだろう!」
月乃「…………それ、かなりマズい状況」
陰陽寺「くだらない。救援なんて無くても自力で出てみせるさ」
臓腑屋「いざとなれば、拙者も全力をつくす所存でござる」
天地「そうだそうだー! 希望を持って前向きに進めば目的地に行けるんだ!」
モノクマ「うぷぷぷ……うぷぷぷぷぷ……」
モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!」
瀬川「な……何がおかしいの?」
モノクマ「いやー可笑しいのなんの! 可笑しくって腹痛いわあ!」
モノクマ「それでは発表しちゃいます! 今明かされる衝撃の真実!」
270 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:47:40.44 ID:EAFiFFS3O
モノクマ「オマエラは、捨てられてしまいましたー!」
271 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:48:48.10 ID:EAFiFFS3O
瀬川「…………は?」
飛田「な、なな、何を、言って……?」
臓腑屋「す……捨てられた。とは……」
モノクマ「言葉通りの意味だよ。オマエラはね、友人から、家族から、世界中から……」
モノクマ「必要ないって、いらないって、ぽいって捨てられたんだよ!」
月神「そ……そんなの嘘よ!」
モノクマ「嘘じゃないよ! 誰も助けにこないのがその証拠じゃん!」
竹田「んな事言われてもよお……」
照星「そんなの、自分達からじゃ本当か嘘かわかんないっすよ!」
モノクマ「だったらコロシアイすればいいだろ!」
モノクマ「どうせゴミなんだし、死んだ所で悲しまれないだろうし……」
モノクマ「もしかしたら、邪魔物を排除した英雄扱いされるかもね!」
モノクマ「うぷぷぷぷぷぷ…………!」
272 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:50:35.80 ID:EAFiFFS3O
天地「……………………」
御影「は、ははは……何をバカな事を……」
月乃「…………理解不能」
デイビット「……これがその動機かネ?」
モノクマ「うぷぷっ、良いコロシアイ学園生活を!」
駆村「あっ、待て! ……クソッ!」
……捨てられた? 私達が?
捨てられたから助けは来ない。そう断言してモノクマは去っていった
残された私達は、全員顔が真っ青だ
……当然だよ。いきなり、自分が世界から見捨てられたなんて信じたくない
じゃあ……何で助けは来ないの……?
273 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:51:22.60 ID:EAFiFFS3O
朝日「……ねぇ、どうするぅ?」
朝日「こんな状況じゃあ、パーティーしてもつまらないと思うんだぁ」
吊井座「あ……当たり前だろ!? そんなのやってられるかよ……!!」
瀬川「確かに……そうだよね……」
瀬川「捨てられたって言われて……平気な人なんていないもん……」
照星「そ、そんな事言われたら……自分も悲しくなるっすよ……」
陰陽寺「…………ふん」
臓腑屋「士気を砕かれたのは事実でござるな……」
竹田「なら、今回のパーティーは計画倒れって事で中止にするか?」
竹田「どうなんだ、リーダー。アンタらの意見が今すぐに必要なんだ」
御影「そんなの決まってるよ! 計画は中止して……」
月神「いいえ、パーティーの計画は続行するわ」
274 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:52:06.45 ID:EAFiFFS3O
瀬川「……!?」
御影「えぇ!? なんでさ!?」
月神「パーティーの中止……それこそが、モノクマの狙いだからよ」
月神「モノクマは、私達に結託されると困るから、あんな事を言ったのよ」
デイビット「つまリ、あれは全てモノクマの虚言だト?」
月神「私はそう思うわ……皆は?」
天地「……そうだね! りぼんちゃんもあずにゃんに賛成するー!」
飛田「その気高き魂……実に、実にビューティフル!」
月神「なら! 皆でパーティーを続けましょう!」
古河「はぁ……こら、やらんとアカンな」
吊井座「わ、わかったよ……」
月乃「……仕方ない。賛成」
御影「まあ? ボクは最初から賛成してたけどね!」
古河「嘘つけや!」
……月神さんの一声で、皆が纏まった
ただ一つ、私の心に黒いモノを残して
月神「パーティーは今日の夜よ。絶対に成功させましょう!」
275 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:53:24.08 ID:EAFiFFS3O
瀬川「……月神さん。私も何か手伝える事があるなら手伝うよ?」
月神「瀬川さん……そうね。皆の様子を見てきて貰えるかしら?」
月神「動機の事もあるし……まだ、冷静になりきれていない人もいると思うの」
瀬川「そう。わかったよ」
どうやら私は必要とされていないらしい
かといってぼっちになるのも嫌だから、冷やかしに行ってこようかな
【自由行動 開始】
【誰と話しますか?】
↓2(二名まで)
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/03(金) 21:57:36.12 ID:U+hsHoyaO
デイビットと天地
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/03(金) 22:02:18.60 ID:ovfpBB8N0
↑
278 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 22:21:54.71 ID:EAFiFFS3O
――『食堂』――
天地「でいびー! そっちにこれつけといて!」
デイビット「フーム……これの事かネ」
天地「そそ、それそれ! それは低い位置に付けといてね!」
天地「結構硬いから、落っこちたら頭怪我しちゃうもん!」
デイビット「でハ、このオーナメントは机の位置に取り付けよウ」
瀬川「へぇー、結構綺麗になってるね」
デイビット「清掃用具は倉庫に揃っていたからナ。数人でやればこんなものダ」
天地「ちさっちも何か飲む? 紅茶、緑茶、番茶、抹茶、何でもあるよ!」
1:お茶、入れられるの?
2:飾り付け手伝おうか?
3:自由安価
↓2
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/03(金) 22:22:18.94 ID:ovfpBB8N0
1
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/03(金) 22:28:33.25 ID:bG0vpLZDO
1
281 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 23:06:10.72 ID:EAFiFFS3O
瀬川「お茶、入れられるの?」
天地「もっちろん! こう見えて茶道に自信あるからね」
デイビット「ほウ。天地女史は見かけによらず多芸なのだナ」
天地「家庭教師だからね!」
瀬川「説得力がある様なない様な……」
天地「……はい! どーぞ!」
デイビット「これはこれハ……結構なお手前デ」
瀬川「……美味しい!」
天地「でしょでしょ!? りぼんちゃんは何でも出来るんだから!」
282 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 23:06:36.68 ID:EAFiFFS3O
【天地 りぼん 通信簿1】
瀬川「天地さんって家庭教師だよね?」
天地「そうだよ!」
瀬川「普段、どんな事教えてるの?」
天地「えっとね、勉強教えたりサッカーしたり料理したり!」
瀬川「レパートリー多いね!?」
家庭教師って、トライさんみたいなのを想像してたんだけど……
天地「りぼんちゃんはね、色々出来るんだ。だからそれを一緒にやるの!」
瀬川「……そこまでする?」
天地「する!」
『通信簿が解放されました』
『家庭教師として、様々な技能を習得している天地
いくら教師とはいえ、そこまでするかと疑問に思う瀬川だった』
283 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 23:07:49.80 ID:EAFiFFS3O
本日ここまで
いつも少なくてすみません
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/03(金) 23:19:04.42 ID:HswaIpqbo
おつです
「捨てられた」か、果たして今作はどんな世界観なのか
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/03(金) 23:24:40.18 ID:xjZWaBkP0
くっさ
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 07:48:06.26 ID:ipF3Yskz0
乙
この動機でどんな事件が起こるか
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 21:12:50.39 ID:+ZH0+jEp0
おつ
何人か刺さりそうな人はいるけどはてさて
288 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 21:32:48.31 ID:h3LrWCMVO
再開します
289 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 21:33:30.89 ID:h3LrWCMVO
……一服も終えたし、散策再開
パーティーには出し物をする人もいるみたいだし……
それっぽい人に話してもいいかもね
瀬川「……まあ、しない人もいるけどね」
これと言って何も出来ない、私みたいに
【自由行動 開始】
【誰と話しますか?】
↓2(二名まで)
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 21:58:08.92 ID:i+7Ib8U6o
朝日と照星
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 22:00:45.41 ID:j9kbweqI0
朝日 月乃
292 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 22:17:56.29 ID:h3LrWCMVO
――『倉庫』――
月乃「…………辞世の句は?」
朝日「や、止めてよぉ月乃ちゃん……私は何もしてないよぉ」
月乃「……黙れ、恥晒し」
瀬川「ちょ、ちょっと……何してるの?」
倉庫には色々なものがある。飾りつけのオーナメントとかもそうだね
そんな色々ある倉庫の一角で……とんでもない兄妹喧嘩が勃発していた
月乃「……千早希。こいつは今、倉庫から薬品を持ち出そうとしていた」
瀬川「や、薬品!?」
それって、毒薬とか……!?
朝日「誤解だよぉ。私が取ったのはビタミン剤だってばぁ」
見せてきたのは確かにビタミン剤のラベル。いや、中身を入れ換えたのかも……
月乃「……怪しい行動は控えて貰う。それは没収」
朝日「あぁん。いけずぅ」
1:でも、どうしてビタミン剤なんか……
2:なんだか、姉と妹みたいね
3:自由安価
↓2
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 22:25:30.57 ID:DIK/YYbDO
3 今ここでそのビタミン剤飲んでみて
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 22:35:02.66 ID:i+7Ib8U6o
上で
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 22:36:32.01 ID:j9kbweqI0
1
296 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 22:57:47.24 ID:h3LrWCMVO
瀬川「だったらさ……そのビタミン剤、飲んでみてよ」
月乃「……………………!?」
朝日「……どうしてぇ? 月乃ちゃんに没収されちゃうのにぃ」
瀬川「中身が普通のビタミン剤なら問題ないでしょ?」
瀬川「本当にビタミン剤なら、簡単に飲めるはず……だよね」
朝日「……………………」
朝日君の目は、まるでチョコレートをドロドロに溶かしたみたいに輝いている
粘性のある液体の様な、鈍く、妖しい光を放っていた
朝日「……わかったぁ、いいよぉ」
ビタミン剤を幾つか手に取る。そのまま口の中に運び、飲み込んだ
朝日「……ほらぁ、何ともないよぉ」
月乃「……でも、没収」
朝日「ふぇぇ。酷いよう月乃ちゃあん」
瀬川「ま、まあよかった……ね?」
とにかく、これは本当にただのビタミン剤だったみたいね
でも……何だったんだろう。気のせい……でいいのかな?
297 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 22:58:23.93 ID:h3LrWCMVO
【御伽 朝日 通信簿2】
瀬川「ねぇ、どうして女装してるの?」
瀬川「妹もいるのに、女の子の格好するなんて……」
朝日「あは。だってぇ、女の子の方が得なんだもぉん」
瀬川「と、得?」
昨今は女尊男卑が叫ばれる位に男の肩身が狭いって色んなサークルの人から……
って、そういう事じゃないよね。流石に
朝日「女の子だと色々な人からちやほやされるしぃ、話題性も大きいんだよぉ」
朝日「それにぃ、男の子の方が可愛いと思うんだよねぇ」
瀬川「そ、そう……」
何て言うか、この人結構したたかね……
『通信簿が解放されました』
『朝日が女装している理由は、そちらの方が得をするから
月乃とよく似たルックスを利用する等のしたたかな性格』
298 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 22:59:01.75 ID:h3LrWCMVO
瀬川「……そろそろかな?」
パーティーの時刻は夕暮れ時。日が落ちて涼しくなるタイミングだ
そこから夜時間まで、食堂で皆とお茶し合うのが今日のパーティー
中には、何かしらの一発芸をする人や、お手製の料理を振る舞う人もいるみたい
私は……まあ、この姿が一つの芸みたいなものだし
それに、パーティーは全員参加。私にも参加する権利があるんだ
瀬川「……よし!」
……どうしてパーティーに行くのに気合いを入れる必要があるんだろう
そんな自分に苦笑しながら、食堂へと足を進めていった
299 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 22:59:45.60 ID:h3LrWCMVO
――『食堂』――
御影「えー……本日はお日柄もよく……」
月乃「…………つまらない。凡人並」
竹田「もっとこう……無かったのか?」
陰陽寺「僕はもう帰るぞ」
御影「うるさいな! 開会の挨拶くらいボクの好きにやらせてよ!」
スグル「あはは……」
天地「皆ー! ここにりぼんちゃんが淹れたコーヒーがあるから……」
天地「一人一つずつ取っていってね!」
コーヒーかぁ……本当に飲んでもいいの?
駆村「色々あるな……一杯貰うか」
吊井座「さ、サンキュー……」
朝日「あは、毒とか入ってなぁい?」
臓腑屋「この状況下で入れるはずがあるまい。自白している様なものでござる」
……それもそっか。うん。大丈夫大丈夫
月神「それでは……スグル君の復帰と、私達のこれからの平和を願って!」
月神「かんぱーいっ!」
300 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 23:00:55.40 ID:h3LrWCMVO
瀬川「……うん。美味しい」
古河「思ったんやけど、スグルはブラックコーヒー飲めるんか?」
照星「ブラックコーヒーはオトナの味っすから、スグルんには刺激的っすよ〜」
スグル「の、飲めますよ! 僕だって黒いコーヒーくらいなら……」
デイビット「無理に飲む事はあるまイ。天地女史も多目に見るであろうヨ」
スグル「の、飲めますってば!」
天地さんの淹れたコーヒーは概ね好評。皆も口々に天地さんを誉めていた
かくいう私も、カップの中のコーヒーはもう無かったりする
駆村「御影、そろそろ始め……御影?」
臓腑屋「御影殿? ……御影殿!?」
御影「……………………」
301 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 23:02:48.55 ID:h3LrWCMVO
ガシャン!
302 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 23:05:18.48 ID:h3LrWCMVO
御影「マッズぅうぅううぅ!?!?」
月乃「は?」
スグル「ど、どうしたんですか?」
御影「何だよこのコーヒー! 滅茶苦茶マズいじゃんか!」
瀬川「ど……どういう事?」
天地「……ぷっ! あはははっ!」
天地「大当たりー! 一つだけこの缶のコーヒーだったんだ!」
吊井座「お、お、驚かせるなよ!?」
朝日「あは。びっくりしたぁ」
月神「え、えーと……兎に角、御影君は無事なのよね?」
月神「それじゃ、改めまして……乾杯!」
天地「かんぱーい!」
303 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 23:06:15.50 ID:h3LrWCMVO
瀬川「ふぅ……何しよっかな?」
机の一つ。用意されたお菓子を食べながら周りを確認する
食堂の一角では芸をしたり、料理に舌鼓を打つ人でごった返していた
一人でぽつんと立っているのは嫌だし、どこかに行ってみてもいいけど……
瀬川「……どこにしようかな」
1:あそこの料理、見た事無いな……
2:臓腑屋さんは軽業をするみたいね
3:何だか言い争ってるみたいだけど……
↓2
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 23:08:20.53 ID:DIK/YYbDO
3
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 23:12:34.90 ID:+ZH0+jEp0
2
306 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 23:32:11.33 ID:h3LrWCMVO
古河「臓腑屋、何しとんねん」
臓腑屋「まずは、このロープを椅子と椅子の間に結び……」
臓腑屋「そして、ここに皿と菜箸を用意したでござる」
臓腑屋「これにて準備は万端。それでは皆様、拙者の秘技をご覧あれ!」
ぴょんとロープの上に乗り、短い菜箸で皿を回す
ある時は飛びはね、ある時は一回転。皿は箸にくっついているみたいに離れない
まるで重力を感じさせないその動きに、私達は自然と目を奪われていた
臓腑屋「ふふん! 拙者の秘策の宴会芸は如何でござったかな?」
月神「……素晴らしいわ。臓腑屋さん!」
竹田「身軽な嬢ちゃんとは思っていたがここまでとはな」
飛田「な……なんたるホッピング! これは、オレもやらねばならぬ!」
ちなみに、飛田君はお皿を全て割ったので強制終了させられましたとさ
1:駆村君がモップを用意しだしたね
2:料理って結構用意されてるんだ
3:そう言えば、スグル君は……?
↓2
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 23:33:52.77 ID:DIK/YYbDO
1
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 23:34:16.25 ID:zWzDwk/T0
3
309 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 23:59:13.33 ID:h3LrWCMVO
スグル「んー……」
瀬川「スグル君は……あ、いたいた」
スグル「わわっ!? 瀬川さん!?」
びくっと身体を振るわせるスグル君
驚くスグル君の手元には、さっき配られたコップが……
瀬川「……もしかして、まだそのコーヒー飲んでた?」
スグル「うぅ……すみません。やっぱり僕は甘い方が……」
素直に甘いコーヒーがいいって言えばいいのに……
瀬川「……砂糖取ってきてあげよっか?」
スグル「……いいんですか?」
瀬川「遠慮しなくてもいいよ。スグル君は私が初めて会った子だし……」
瀬川「運命を感じるから……なんてね」
スグル「……ごめんなさい」
スティックシュガーを数本くすねて、スグル君に渡す
それをくるくるとかき混ぜて、ちびちびとコーヒーを飲み始めた
1:朝日君と月乃さんが喧嘩してる……
2:照星さん、今日は静かね
3:……この箱、何だろう?
↓2
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/05(日) 00:02:13.36 ID:V/5tZ6lX0
3
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/05(日) 00:04:05.77 ID:svDJHByy0
3
312 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/05(日) 00:17:37.05 ID:9ZxnL/tBO
瀬川「……そう言えば、これって何?」
いつの間にか机に置かれていた箱。正直怪しい……
照星「わかんねーっす。いっそここでご開帳するっすか?」
瀬川「えぇ……ビックリ箱かもしれないし照星さんが開けてよ……」
デイビット「なんの騒ぎかネ?」
天地「わ! なぁにその箱ー!」
駆村「いつの間に……とりあえず、俺が開けてみよう」
御影「だだだ、大丈夫!?」
駆村「時雄島では危険物処理の資格が無いと入学出来ないからな」
陰陽寺「どけ。僕が開ける」
どういう事なの、時雄島……そして陰陽寺さん、いたのね
陰陽寺「……これは、コピー紙?」
慎重に陰陽寺さんが取り出したのは、一枚の紙だった
そこに描かれていたのは……
月乃「……これは、あの時の?」
瀬川「完成してたんだ……吊井座君」
吊井座「お、お、おう……まあな」
陰陽寺「何故紛らわしいをした。言え」
吊井座「う、うるせえ! 俺のイラストを何処に仕舞おうが勝手だろ!?」
ただの照れ隠しだね。全くもう……
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