【二次創作】安価で進めるオリロンパ リミックス

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174 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 22:42:10.85 ID:+4w8L0pSO

【月神 梓  通信簿1】



瀬川「……月神さん? 何しているの?」

月神「あら、瀬川さん! 今、廊下の掃除をしているの」

手には箒、頭に三角巾をつけた月神さん

小学生の時の掃除の時間に、こんな格好をした覚えがある

瀬川「でも、掃除なんて家事の得意な臓腑屋さんにやらせれば良くない?」

月神「ダメよ。皆のリーダーになったんだもの、ちゃんと襟元を正さないとね」

月神「まずは風紀を正す所から始めようと思ったの。」

瀬川「……真面目なんだね。月神さん」


『通信簿が解放されました』
『リーダーとなった月神は、まずは自分で掃除をする事から始めた
 臓腑屋に押し付ければいいという提案にも、彼女は良しとしなかった』

175 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 22:42:36.38 ID:+4w8L0pSO

……月神さんがリーダーになった事は正解だと思う

なら、なんでこんなに辛いんだろう? 正しいなら問題無いのに……

……まだ日もあるし、外に出ていようかな


【自由行動  開始】
【誰と話しますか?】
 ↓2(二人まで)

176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 22:44:23.14 ID:sJMuQ9Nz0
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 22:48:19.08 ID:uaE7jNBd0
御影、デイビット
178 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 23:07:10.56 ID:+4w8L0pSO

――『1F 空き教室』――



御影「よっしゃあ! ボクもリーダーに選ばれたぜ!」

御影「しかも! あの! 月神さんと一緒! これはもう勝ち組だね!」

デイビット「落ち着きたまエ、焦りはミスを生ム、慎重に行動する事ガ……」

御影「またまたー、本当はデイビットクンも羨ましいだろ?」

御影「なんてったって、直々の指名だからね! やっぱりボクはツイてるよ!」

デイビット「……月神女史には相談しておくべきカ」

瀬川「何やってるの……」

教室の中で、いかに自分がツイているかを熱弁する御影君と……

呆れ気味に相づちを打つデイビット君が座っていた

御影君の自慢話を、デイビット君と一緒に呆れながら聞いた……

どうしよう? もう少し会話してみようかな……?

【どちらと会話しますか?】
 1:御影 直斗
 2:デイビット・クルーガー
 ↓2(内容も含めて)

179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:11:27.71 ID:uaE7jNBd0
2本当にリーダーにならなくて良かったのか?
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:13:55.14 ID:/e4dfsCDO
>>179
181 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 23:31:32.07 ID:+4w8L0pSO

2:デイビット・クルーガー



瀬川「……本当にリーダーにならなくて良かったの?」

御影君の話を無視して、デイビット君にそう問いかけてみる

確かに、月神さんはリーダーとしては適任の人材かもしれない

でも、デイビット君もリーダーに向いていない訳じゃないと思うけど……

デイビット「ハ、瀬川女史はそんな事を気にしていたのカ」

デイビット「生憎、ワタシはリーダーをやるつもりは無かっタ。目立つのは性に合わなイ」

瀬川「そう、なんだ……」

デイビット「それニ……ワタシよりもリーダーにどうしてもなりたかった御仁もいただろうしナ」

瀬川「……そうだね」

デイビット君の顔を直視出来ない。今、彼はどんな顔で私を見ているんだろう……

少ししか話していないのに心を見透かされる様な、そんな悪寒でいっぱいだった

【デイビットの親密度が上昇しました】


182 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 23:39:45.95 ID:+4w8L0pSO

【デイビット・クルーガー 通信簿1】



瀬川「あれ? デイビット君、何持っているの?」

デイビット「これカ……ニホンのコミックダ。図書室から拝借しタ」

デイビット君って漫画も読むんだ……少し意外

デイビット「ニホンのスクールにはサムライやシノビがいると聞いた」

デイビット「ワタシは最初、それは嘘だと思っていたが……」

デイビット「まさカ、この学園で出会えるとハ! ワタシの予想を遥かに超えていル!」

……臓腑屋さんと陰陽寺さんの事ね

デイビット「瀬川女史モ、随分と風変わりな服装をしているガ……何の理由が?」

瀬川「だ、だから! これはコスプレなんだってばー!」


『通信簿が解放されました』
『この学園に来て、今までの常識を撃ち壊されたデイビット
 しかし、瀬川のコスプレはあまり理解出来ていなかった』

183 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 23:40:32.51 ID:+4w8L0pSO
本日はここまで
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:58:43.41 ID:+2ILPlQv0
エタスレにどの名前を採用したか書いといた方がいいと思う
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 00:40:43.24 ID:OLRfjRHO0
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 22:49:56.52 ID:dD7GtyALO
キャラのイメージってありますか?
187 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:21:24.32 ID:Xn9uqtIPO
再開します
>>184万一の事を考えて三章終了時に報告する予定です
>>186特に無いです。一章終了時までには決めておきます
188 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:24:00.24 ID:Xn9uqtIPO

キーンコーンカーンコーン!

『えー、夜の10時をお伝えします!』

『それではいい夢を、お休みなさい……』

瀬川「……リーダー、かぁ」

結局、私は月神さんには言えなかった

『リーダーを私に変わってよ』って

瀬川「でも、規則作るの面倒そうだったもんなぁ……」

……そう言えば、モノクマは言ってたっけ

全員揃えばって言ってたけど……足りないのは……

瀬川「……スグル君、大丈夫かな」

目の前でお腹を貫かれたスグル君。普通に考えたら即死だけど……

瀬川「……なんとかなるよね」

助かると思い込んで、私は目を閉じた……

189 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:25:07.17 ID:Xn9uqtIPO

キーンコーンカーンコーン!

『えー、朝の8時をお知らせします!』

『それと……オマエラに、特別なプレゼントを用意しました!』

『至急、NEO才囚学園校舎前に集合してくださーい!』

瀬川「プレゼント……?」

どうしよう。そんな事言われたら余計に行きたくなくなっちゃう

サボってもいいんだけど、皆が行ってると私は一人に……

瀬川「……行こっか」

どっち道、校舎前は必ず通るんだ。覚悟を決めよう……

190 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:25:52.63 ID:Xn9uqtIPO

――『校舎前』――



臓腑屋「む、瀬川殿!」

月神「おはよう。瀬川さん」

朝日「これで、全員揃ったねぇ」

校舎前には、既に全員揃っていた

……もしかして、皆って結構早起きな方?
瀬川「そうだ! プレゼントって?」

御影「ああ! それって、ボク達もまだ知らないんだよね……」

瀬川「伝説上の生き物かな?」

陰陽寺「は?」

デイビット「時々、瀬川女史の行動の意味がわからなくなるナ……」

駆村「……! 皆! 校舎の中から誰か出て来るぞ!」

吊井座「だ、だ、誰かっ、て……!?」

古河「アレって、まさか……!?」



スグル「……お久しぶりです、皆さん!」


191 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:30:31.24 ID:Xn9uqtIPO

照星「い……生きてたんっすか!?」

スグル「は……はい。お陰様で……」

竹田「待て待て……アレ食らって何でピンピンしてんだよ?」

スグル「いや……傷跡も、ほら……」

お腹を捲ったスグル君。確かに、大きなペケ字の絆創膏がくっついている

スグル「うぅ……くすぐったい……」

月乃「……それだけで済むの?」

臓腑屋「図太いでござるな……」

飛田「センスの無いものを身につけているのだ……致し方無し!」

臓腑屋「そういう問題でござるか!?」

月神「……何にせよ、貴方が生きていてくれて嬉しいわ。スグル君」

スグル「は……はい! 皆さん、お騒がせしました!」



モノクマ「こらーーーっ!!!」




192 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:34:35.09 ID:Xn9uqtIPO

天地「……うわ!」

モノクマ「ちょっと……出てきただけでそんな風に言わないでよ……」

モノクマ「ボクだって傷ついちゃうんだよ。心がブロークンしちゃうよ」

瀬川「おっと、心は硝子だよ……」

古河「なんやなんや! もうモノクマの用は済んだやろ!」

デイビット「貴様の言うプレゼントとはスグル氏の事では無いのカ?」

モノクマ「違うよ! それはオマケ!」

モノクマ「安いお菓子についてる食玩と同レベルだよ!」

竹田「本命じゃねえか」

モノクマ「まずは一つ! えい!」

ピピッ! と私達の電子生徒手帳が鳴る

見ると、新しい項目が追加されていた。そこに書かれていたのは……

193 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:37:20.40 ID:Xn9uqtIPO

『〜NEO才囚学園 校則〜』

NEO才囚学園での共同生活に期限はありません

学園内で殺人が起きた場合、全員参加による学級裁判が行われます

学級裁判で正しいクロが指摘できれば、殺人を犯したクロだけがおしおきされます

学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロ以外の生徒であるシロが全員おしおきされます

クロが勝利した場合は才囚学園から卒業し、外の世界に出ることができます

夜10時から朝8時までの「夜時間」は、食堂と体育館が封鎖されます

NEO才囚学園の学園長であるモノクマへの暴力は固く禁じられています

モノクマが殺人に関与する事はありません

「死体発見アナウンス」は3人以上の生徒が死体を発見すると流れます

才囚学園について調べるのは自由です。行動に制限は課せられません

モノクマの私物を破壊した場合は、如何なる都合であれ処罰の対象になります

なお、学園長の都合により校則は順次増えていく場合があります

194 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:38:11.09 ID:Xn9uqtIPO

瀬川「……校則?」

天地「うわーごちゃごちゃしてるー」

竹田「気になる単語が幾つかあるな……」

吊井座「お、おしおきとか……学級裁判ってなんなんだよ……」

モノクマ「まだ慌てる時間じゃない。その内わかるよ!」

朝日「ねぇねぇ、一つって事はぁ、まだ他にもあるのぉ?」

モノクマ「そのとーり! オマエラ、ボクに着いてきてくださーい!」

駆村「……嫌な予感しかしないんだが」

照星「自分メンドーっすから、先輩達に任せていいっすか?」

月神「ダメよ。皆で行きましょう」

月神「もしかしたら、本当にいいものかもしれないわよ?」

御影「本当かなぁ……」

正直、私だって行きたくはない

けど、本当にいいものの可能性も捨てきれない

疑問を抱きつつ、皆は揃ってモノクマに着いていった

195 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:39:12.82 ID:Xn9uqtIPO

――『ゲームセンター』――



モノクマ「じゃーん! どう?」

月乃「……これは?」

御影「よくゲーセンで見るやつだね……」

これは……アーケードゲームの筐体?

モノクマ「オマエラには一生をここで過ごして貰うので、娯楽は必須でしょ?」

モノクマ「なので、ボクセレクトで新たにゲームを入荷しましたー!」

モノクマ「構想十年の巨大力作! オマエラもドハマリ間違いなし!」

古河「タイトルはなんなんや?」

モノクマ「題名は……『ゲンキゼロ』!」

瀬川「パクリだ! すっごいグレーから離れたアウトなラインのパクリだ!」

しかも思いっきり最近のゲームじゃん!

モノクマ「パクリじゃないやい! 宣伝も兼ねたオマージュだやい!」

スグル「何の話ですか……?」

竹田「……で? そのなんとかってのはどんなゲームなんだ?」

196 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:41:02.08 ID:Xn9uqtIPO

モノクマ「どんなゲームか、ねえ……」

モノクマ「一言で言うと、死にます!」

吊井座「ひいっ!?」

瀬川「死ぬ……死にゲーって事?」

照星「まさかプレイヤーが死ぬってオチじゃないっすよね!?」

モノクマ「流石にそんな事はしないよ。死ぬのはあくまでゲームのキャラだけ」

陰陽寺「くだらん。僕は電子遊戯等興味も無い。帰らせて貰う」

モノクマ「うぷぷ……クリアした人には、外の世界の様子が見られるけど?」

陰陽寺「何?」

臓腑屋「成程……そうして拙者等にこれをやらせようという魂胆でござるな」

デイビット「だガ、我々は救援を待つ身ダ。随分と余裕そうだナ?」

モノクマ「余裕ねぇ。その言葉、そっくりオマエラに返上するよ」

モノクマ「それじゃあボクからのプレゼント、楽しんでね〜!」

ぴょいーんと飛び跳ね、何処かへ消えるモノクマ

……どっから出てきてどうやって消えるんだろう?

197 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:42:15.74 ID:Xn9uqtIPO

スグル「……えっと、どうします?」

御影「やってみようよ! せっかく新しいゲームなんだし!」

月乃「…………私は反対。罠かもしれない、何があるかもわからない」

竹田「そもそもよお、これってコインを投入して遊ぶタイプじゃねえか?」

瀬川「そうだね……ほら、ここに投入口があるし」

デイビット「コインが無けれバ、遊ぶ事が出来ないト?」

瀬川「うん……残念だけど……」

アーケードゲームをやれって言うなら、せめてコインくらい用意してくれても……

天地「あーっ! これじゃない!?」

古河「あるんかい!」

あるなら先に言ってよ!?

朝日「でもぉ、十六枚しか無いよぉ?」

駆村「それは……俺達が一人一回しか出来ないな」

つまり……ザンキは十六って事ね

瀬川「それじゃあ……私からしてみるね」

コインを一枚手に取り投入する。画面にセレクト画面が映る

出来るかわかんないけど……ノーコンティニューでクリアしてやる!


198 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:43:06.83 ID:Xn9uqtIPO

デスロードの代わりのゲームクリア判定

99か00でクリア。ミスしてもペナルティはありません

出席名簿順に下1〜16(連投推奨)
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:44:48.77 ID:B1TY6oNw0
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:46:34.90 ID:LR3jgMjDO
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:46:48.39 ID:B1TY6oNw0
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:47:24.01 ID:B1TY6oNw0
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:47:53.95 ID:B1TY6oNw0
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:48:06.52 ID:LR3jgMjDO
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:48:38.25 ID:BLhx1OY60
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:49:06.88 ID:BLhx1OY60
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:50:16.46 ID:LR3jgMjDO
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:52:04.11 ID:B1TY6oNw0
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:52:23.03 ID:LR3jgMjDO
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:52:34.79 ID:B1TY6oNw0
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:56:33.38 ID:B1TY6oNw0
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:56:42.27 ID:LR3jgMjDO
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:57:34.22 ID:LR3jgMjDO
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:58:48.72 ID:LR3jgMjDO
215 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 21:17:46.20 ID:Xn9uqtIPO

>全員失敗<

……と、意気込んでみたはいいものの

御影「なんだよこれ! 当たり判定おかしいだろ!?」

照星「あーもう! 何でこんな見にくい所から敵が出てくるんすか!」

竹田「ゲームバランスどうなってんだ。何で序盤の敵で9999ダメージなんか出せるんだよ……」

月乃「……クソゲー乙」

死にゲーどころか、クリアさせる気の無い無理ゲーだったというオチでした

瀬川「……もう皆プレイしたよね?」

机の上のコインはもうない。これで全員の残機が無くなったって事は……

朝日「このゲームはもうプレイ出来ないねぇ……」

デイビット「成程ナ。これがモノクマの余裕の理由だったカ」

月神「……これ以上、ここにいる理由は無いわね」

月神「皆は好きに行動して貰って構わないわ。今日も一日宜しく!」

……悔しいなあ。ゲームには自信があったんだけど


216 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 21:19:41.40 ID:Xn9uqtIPO

――『瀬川の個室』――

瀬川「あ〜! むしゃくしゃする!」

得意なゲームで、あれだけコテンパンにされるなんて!

最初は、皆が失敗してるからいいやって思ってたけど……

時間が経ってくると、なんか凄いイライラしてくる!

瀬川「……頭冷やしてこよう」

時間はたっぷりあるし……外で少し遊んでこようっと


【自由行動  開始】
【誰と話しますか?】
 ↓2(二名まで)

217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 21:26:20.35 ID:B1TY6oNw0
臓腑屋 駆村
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 21:29:50.51 ID:LR3jgMjDO
スグル 古河
219 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 21:49:11.75 ID:Xn9uqtIPO

――『倉庫』――


スグル「あっ……く、くすぐったい……!」

古河「我慢しぃや。これでちっとは格好よくなるやろ」

古河「……よし! これで完成や!」

スグル「あ、ありがとうございます!」

瀬川「……二人ともー、何してるの」

古河「丁度ええわ、ほれ、見てみい!」

スグル「あっ、瀬川さん! どうですか? 似合ってますか……?」

振り返ったスグル君は、いつもとは違う服を着ていた

普段とは違う雰囲気……恥じらう姿……

瀬川「尊い! 初々しさが尊いよぉ!」

スグル「と、尊い?」

古河「なんやよう分からんが……気に入ったんやないか?」

瀬川「最高だよ最高! ありがとう古河さん!」

スグル君のプチファッションショーを見学して過ごした……

どうしよう? もう少しどっちかと話してみようかな?

【どちらと話しますか?】
 1:神威 スグル
 2:古河 ゆめみ
 ↓2(内容も含めて)
220 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 23:45:53.71 ID:KgC2b9KCO
文字通りお話にならないので、今回は自動進行にします
221 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 23:46:29.05 ID:KgC2b9KCO

……ふぅ、楽しかった

少しは気が晴れたかな……?

でも、まだ時間はあるし遊んでいよっと

【自由行動  開始】
【誰と話しますか?】
 ↓2(二名まで)

222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 04:26:31.26 ID:xj5EF7eb0
陰陽寺、照星
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 06:30:37.88 ID:PLYr/o7e0
224 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 20:12:29.92 ID:HDvGOmaLO
20:30に再開します
コミュ方式は他スレの様に此方で選択肢用意した方がいいですか?
もしそっちの方がいいならば二章からはそうしますが
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 20:19:29.97 ID:2iceSCjd0
了解しました
選択肢+自由安価の方がいいです
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 20:21:59.86 ID:zua9UHODO
選択肢もあった方がいいかな
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 20:22:31.74 ID:zua9UHODO
選択肢があった方がいいかな
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 20:24:50.04 ID:zua9UHODO
すみません連投しました
229 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 20:31:04.76 ID:HDvGOmaLO

――『体育館』――


陰陽寺「………………」

照星「おーんーみょーうーじーせーんーぱーいー!」

照星「ずっと素振りばっかじゃつまんないっすよー! 固くて太い棒ならもっと握るモノが……」

陰陽寺「うるさいぞ。僕の邪魔をする者は誰であれ……」

陰陽寺「叩きのめしてやる」

照星「え……ちょ、竹刀こっちに向けるのは何でっすか……?」

瀬川「ストーップ! 周りの人がヒく様なハードな喧嘩はダメーっ!」

陰陽寺さんって、見た目に反して結構喧嘩っ早いよ!?

照星「あ、あざっす先輩……」

瀬川「もう。これからは陰陽寺さんには不用意に近づいちゃダメだよ?」

照星「にへへ……気を付けるっす!」

陰陽寺「僕は蛇か何かか?」


1:近づいたら噛む所とか……?
2:絶対に反省してないでしょ!
3:自由
 ↓2(内容も含めて)

230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 20:37:51.02 ID:2iceSCjd0
2
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 20:38:44.47 ID:zua9UHODO
1
232 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:03:44.13 ID:HDvGOmaLO

瀬川「近づいたら噛む所とか……?」

陰陽寺「……………………」

瀬川「そうやって人を睨む所とか……」

照星「にししっ! 陰陽寺先輩はすらりとしたスレンダーな体型っすもんね!」

陰陽寺「この体についてどうこう言われたくはない。これも自己研鑽の結果だ」

照星「だったら、自分のこのおっきな胸も自分の努力の賜物っす!」

瀬川「あーもう……下らない事してないで戻るわよ」

全く、隙あらばなんだから……

233 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:04:35.72 ID:HDvGOmaLO

【陰陽寺 魔矢  通信簿1】



瀬川「……よく飽きないよね。素振り」

陰陽寺「……………………」

瀬川「ずっと脇目も振らずにさ、私には出来ないよ」

陰陽寺「……………………」

私の会話に、ひゅんひゅんと風切り音だけが響く

こうしていると、壁と話している気分になってきて虚しい……

瀬川「でも意外だな。ヒーローよりも、剣道家の方が似あ……」

陰陽寺「…………うるさい」

瀬川「え?」

陰陽寺「気が逸れた。もう帰る」

どうしたんだろう? いきなり不機嫌になったけど……


『通信簿が解放されました』
『日課の様に、素振りを続ける陰陽寺
 瀬川が剣道家の様だと言うと、何故か不機嫌に去っていったが……?』

234 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:05:35.98 ID:HDvGOmaLO

キーンコーンカーンコーン!

『えー、夜の10時をお伝えします!』

『それではいい夢を、お休みなさい……』

瀬川「あっ……もうこんな時間!?」

遊び歩いてたら、いつの間にか夜時間になっちゃった……

早く寄宿舎に戻らないと、ね

「ちょっと待ったーーー!」

瀬川「ひゃあ!?」

いきなり大声を掛けられ、足が止まる

振り向いた先にいたのは……

瀬川「……天地さん?」

235 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:06:39.99 ID:HDvGOmaLO

――『寄宿舎 個室前』――

ぴんぽーん



『はーい、どちら様ですか?』

天地「ワレワレハ、ウチュウジンダ」

『その声は……天地さんですね。少しお待ちください』

スグル「お待たせしました……あれ、瀬川さんも一緒だったんですか?」

瀬川「あはは……まぁね」

スグル「それで……何か用ですか?」

瀬川「ああ、それはね……」

天地「なぁ……スケベしようや……」

スグル「えぇ!?」

瀬川「ちょっ、誤解を招く言い方は止めてよ!」

瀬川「私達は……ただ、スグル君の復帰祝いをしたいだけだよ」

スグル「…………復帰祝い?」

236 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:07:51.21 ID:HDvGOmaLO

天地「まあ、あくまで前夜祭みたいなものだけどね」

天地「一時間くらいでいいの! すぐっち、来てくれない!?」

スグル「そんな……此方こそありがとうございます!」

スグル「僕の為に用意してくれたのに、断るわけないじゃないですか!」

天地「ありがと! なら、もたもたせずに早速出発進行だ!」

瀬川「さあ早く着替えて! あんまり遅いと置いてっちゃうぞ?」

スグル「は、はい……? 瀬川さん、やけにテンションが……」

瀬川(…………あの件、本当なの?)

天地(マジマジだよー!)

本当だね……? ああ、早く行かないと!

237 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:11:37.57 ID:HDvGOmaLO

――『AVルーム』――



飛田「フッ……来たかね、スグル」

瀬川「あれ? 飛田君もいたんだ」

飛田「おお……! オレの溢れる美しさで呼び寄せてしまったのか!」

天地「そこら辺でウロウロしていたから頼んでおいたの」

飛田「美しきレディの頼みを無下に出来るだろうか? いや! 出来まい!」

要するに、雑用係ね

瀬川「ねえ、早く見ようよ! もう機材はセッティング済でしょ!?」

スグル「え? 見るって何をですか?」

瀬川「決まってるでしょ!? この、私の大好きなアニメ『マジカル☆サイバース』!」

瀬川「まさかこんな所で見れるなんて、感激だよ!」

238 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:12:16.71 ID:HDvGOmaLO

スグル「マジ……?」

飛田「な、何だと!? 何故、そのアニメがこんな辺鄙な学園に!?」

スグル「知ってるんですか? 皆さん」

瀬川「知ってるも何も、このジャケットを見てみてよ!」

瀬川「私の今着てる衣装は、このアニメのライバルキャラであるミライちゃんのものなんだよ!」

瀬川「このアニメはよくある魔法少女モノなんだけど……あっ、魔法少女モノって言うのはね、有り体に言うと……」

天地「皆ー! コーラ持ってきたよ!」

天地「はずっちにはお水ね。これ飲んで皆でアニメ観賞しよーよー!」

スグル「はい! 楽しみです!」

説明キャンセルされた……まあいいや

239 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:13:15.21 ID:HDvGOmaLO

『皆〜! ミライちゃんのぉ〜カワイイ姿でキュンキュンしてねぇ〜!』

スグル「……朝日さんみたいな人ですね」

飛田「可憐な乙女が媚びる姿というものはなんとも良きものだ」

感想がなんともゲスい

『ミライ!? どうして助けたの……!?』

『勘違いしないで。キズナを倒すのは私しかいないだけなんだから』

スグル「誰ですか……?」

瀬川「え? ミライちゃんだよ?」

スグル「この人がですか!?」

瀬川「そのギャップがイイんだよ! 変身ヒロインの魅力はね……」

天地「あ、エンディングだ。これで上映はおしまいでーす!」

飛田「オレは戻ろう。さらばだ! 良き夜を過ごしたまえ!」

240 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:14:00.20 ID:HDvGOmaLO

瀬川「……ねえ、天地さん」

天地「どったの? ちさっち」

瀬川「前夜祭とはいえ、アニメの観賞会はスグル君とは関係無いよね?」

天地「あはは! そうかなー?」

瀬川「もしかして、天地さん……」

天地「瀬川さん。私は先生だから、皆のやる事に口出しするつもりは無いの」

天地「だけど、相談事には乗れるから、困った事があるならいつでも言ってね」

天地「はい! 後片付けはりぼんちゃんがするから、ちさっちは帰ってよし!」

瀬川「……そう。おやすみ」

天地「おやすみー!」

……貴女の本心はわからない

けど、私の心が軽くなったのも確かだ

今日の思い出を胸に、私は眠りに落ちていった……


241 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:15:02.51 ID:HDvGOmaLO

キーンコーンカーンコーン!


『えー、朝の8時をお伝えします!』


『オマエラ、今日も一日張り切っていきましょーう!』


瀬川「……ふぁあ」


好きなアニメを見て、少し気分が落ち着いた気がする


早く皆の所に行こう。心配かけさせない為にもね

242 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:15:47.21 ID:HDvGOmaLO

瀬川「おはよう」

月神「おはよう。瀬川さん」

食堂にはもう皆が集まっていた

机の上には珍しく色んなものがある……

月神「今、スグル君の歓迎パーティーについて話してたのよ」

天地「ふふーん! りぼんちゃんが提案したんだよ!」

臓腑屋「拙者らは飾り付けの担当を行うのでござるよ」

駆村「俺は料理の担当だな。時雄島の郷土料理を沢山作るぞ!」

へぇ……皆色々考えてるのね

スグル「あの、本当にいいんですか?」

スグル「僕なんかの為に、皆さんでこんなに盛大なパーティーを……」

月神「当たり前じゃない。スグル君も、私達の大切な仲間なんだから」

月神「だから、申し訳無いと思うより、楽しんでくれる事が一番いいのよ」



243 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:16:33.60 ID:HDvGOmaLO

――『瀬川の個室』――

瀬川「パーティーかぁ……」

私は何の準備も担当していない。呼ばれていないからね

いつ頼まれてもいいように、部屋にいた方がいいとは思うけど……

暇だし、少しぶらついていよっと


【自由行動  開始】
【誰と話しますか?】
 ↓2(二名まで)

244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 21:21:32.19 ID:2iceSCjd0
竹田 臓腑屋
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 21:26:10.15 ID:zua9UHODO
吊井座 月乃
246 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:36:23.48 ID:HDvGOmaLO

――『中庭』――



月乃「……パーティー、楽しみ」

瀬川「そうね、スグル君も元気そうだし大団円ってやつ?」

外でペンを走らせている月乃さんと雑談する。楽しみな事に嘘は無いしね

……? 向こうから誰か来るみたい

吊井座「ゲッ……!? お、お前ら、何でここにいるんだよ!?」

瀬川「何でって……私達がここにいたら問題でもあるの?」

月乃「……そもそも、ここは立ち入り禁止でも貸し切りでもない」

吊井座「そそ、そういう意味じゃ……」

今、何かを後ろに隠したわね


1:力ずくで奪う
2:見せてもらう様にお願いする
3:自由
 ↓2

247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 21:41:35.39 ID:zua9UHODO
3何を隠したのか月乃と推理する
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 21:49:18.72 ID:2iceSCjd0
249 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 22:18:41.22 ID:HDvGOmaLO

瀬川「……………………」

吊井座「な、何だよ、何見てんだよ」

力ずくで奪ってもいいし、お願いしてみてもいい

けど、ここは……

瀬川「ねえ、何隠したと思う?」

月乃「……えっちな本」

吊井座「!?」

瀬川「でも外でそんな本読むのかな?」

月乃「……なら、千早希は何だと思う」

瀬川「えー、そうだなぁ……」

吊井座「クソ! お、俺が黙ってりゃ好き勝手言いやがって……!」

吊井座「そんなに見たけりゃ見せてやるよ……クソッ!」

瀬川「これって……イラストアプリ?」

吊井座「モノクマの奴にインストールさせたんだよ……」

吊井座「せっかく何か描こうと思って来たのに……邪魔しやがって……」

月乃「……それは申し訳無い」

瀬川「イラスト、楽しみにしてるね?」

吊井座「…………お、おう」

250 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 22:19:33.16 ID:HDvGOmaLO

【吊井座 小牧  通信簿1】 



吊井座「…………」

あ、吊井座君だ。何してるんだろ

瀬川「吊井座く……」

吊井座「!? おあぁっ!?」

吊井座「せせ、瀬川かよ……! 急に驚かせるなっつの……!」

瀬川「驚かせるって大袈裟な……」

吊井座「う、うるさいな……! 俺に構わないでくれよ……!」

瀬川「あっ、ちょ、どこいくの!?」

行っちゃった……そんな人をお化けみたいに扱わなくても……


『通信簿が解放されました』
『挙動不審で臆病な性格
 不意に話しかけただけで動転し、言葉に詰まってしまうほど』

251 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 22:21:56.50 ID:HDvGOmaLO

瀬川「イラスト楽しみだな〜」

神絵師のオリジナルイラストなんて、滅多に拝めないからね!

……まだ暇もあるし、遊んでいよう


【自由行動  開始】
【誰と話しますか?】
 ↓2(二名まで)

252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 22:25:42.91 ID:zua9UHODO
駆村 飛田
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 22:34:00.72 ID:2iceSCjd0
竹田 臓腑屋
254 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 22:43:10.21 ID:HDvGOmaLO

――『図書室』――



気分転換に図書室に来てみると……

瀬川「……あれ、珍しい二人だ」

竹田「よう瀬川の嬢ちゃん。読書か?」

臓腑屋「ここは希少な書物も豊富。書を読むにはうってつけでござるよ」

瀬川「うん……二人も?」

臓腑屋「然り。拙者はオーナメントの作り方を調べに来たのでござる」

竹田「俺はまあ暇潰しだな。静かな所が限られているもんでね」

竹田「つっても何も読まねえのもアレだからな。日曜大工の本でも読むか……」


1:ここの本って珍しいんだ……
2:何か作る予定でも?
3:自由
 ↓2

255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 23:03:55.25 ID:2iceSCjd0
2
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 23:05:54.59 ID:zua9UHODO
1
257 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 23:35:06.81 ID:HDvGOmaLO

瀬川「ここの本って珍しいんだ……」

竹田「ん? 言われてみればそうだな」

竹田「この本なんて初版が昭和だぜ?」

瀬川「へぇー……」

臓腑屋「しかし、奇妙な事もあるものでござるな」

瀬川「何が?」

臓腑屋「保存状態でござる。こうも古い本ならばボロボロになってもおかしくないのでござるが……」

竹田「特に処理を施した訳でも無いのに綺麗だって言いてえのか?」

臓腑屋「むむむ……拙者の思い違いであればいいのでござるが」

……よくわかんないけど、珍しい本が読めてラッキーって思っておこう

258 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 23:36:13.97 ID:HDvGOmaLO

【臓腑屋 凛々  通信簿1】



瀬川「あっ……お水こぼしちゃった……」

どうしよう……雑巾取ってこないと……

臓腑屋「大丈夫でござるか?」

瀬川「うわぁ!? いつの間に!?」

確かに誰もいなかったのに……いたの!?

臓腑屋「拙者の布巾を使うといいでござる。瀬川殿、衣服は?」

瀬川「あ、大丈夫……」

臓腑屋「それなら良し……御免!」

そう言うと、臓腑屋さんはどこかへ消えていった……

瀬川「ニンジャじゃないならいったい何者なの、臓腑屋さん」

臓腑屋「だから、拙者は忍者ではないのでござる!」


『通信簿が解放されました』
『気配を全く感じさせずに側に表れ、消え去った臓腑屋
 その姿はニンジャの様だが、本人は頑なに否定していた』

259 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 23:38:47.84 ID:HDvGOmaLO
本日ここまで
(非)日常編も中盤なので、現時点で好きなキャラや薄いと感じるキャラ等いれば教えていただけるとありがたいです
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 08:53:08.70 ID:4156yXDDO
乙です
好きなキャラは御伽兄妹です
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 22:34:05.10 ID:3Vw7VFbrO
はいエタ
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 13:30:17.09 ID:BVkIB2ilO
デイビットの名前が元スレで出たときから印象に残ってた
キャラも頼りがいのある感じで好きです
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 18:25:11.72 ID:5yC4jWyV0
臓腑屋さんのキャラは驚いたけど納得
264 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/08/03(金) 21:36:06.37 ID:9jvrr11+O
再開します
感想ありがとうございます。励みになります
265 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/08/03(金) 21:36:48.55 ID:9jvrr11+O

キーンコーンカーンコーン!

『えー、夜の10時をお知らせします!』

『それではいい夢を、お休みなさい……』

瀬川「ふぁ……お休み……」

ベッドに倒れ、目を閉じる。頭の中には朝の言葉が響いていた

瀬川「……………………」

パーティー。皆でワイワイするのは好きだ

助けが来ないけど、今は………

…………今は?

瀬川「……いつ、来るんだろう」

まあいいや……そう考え直して、私の意識は消えていった



266 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/08/03(金) 21:37:27.97 ID:9jvrr11+O

キーンコーンカーンコーン!

『えー、朝の8時をお知らせします!』

『オマエラ、今日も一日張り切っていきましょーう!』

『……それと、ボクからどうしても伝えたい事があるので……』

『至急、NEO才囚学園校舎前に集合してくださーい!』

瀬川「……また招集?」

せっかく、今日はパーティーなのに……

でも、サボッて難癖つけられるのも癪だから行くしかないか……

瀬川「……早く終わるといいなぁ」


267 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/08/03(金) 21:38:10.05 ID:9jvrr11+O

――『才囚学園 校舎前』――



月神「……全員、揃ったわね?」

御影「えーと……多分!」

古河「多分じゃダメやろ! ちゃんと点呼確認せな!」

駆村「大丈夫だ。瀬川が来たから全員が来ているぞ」

……また私が最後かぁ。目覚まし時計でもかけてみようかな

竹田「んで? 俺らにいったい何の用だい、モノクマさんよお」

飛田「簡潔に、明瞭に、かつ、美しくまとめて話したまえ!」

モノクマ「……あのさあ。何でオマエラコロシアイしないの?」

モノクマ「こう、ハングリー精神が足りないんじゃない? 殺られたら殺り返す気概がないんじゃない?」

月神「……何を言っても、私達の気持ちは変わらないわ」

月神「私達の育んだ絆は、絶望だって乗り越えてみせる!」

月神「コロシアイなんかに、絶対に負けないわ!」

瀬川「月神さん!? それフラグ!?」

268 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/08/03(金) 21:39:01.98 ID:9jvrr11+O

古河「せやせや! はよすっこんどれやダサグマ!」

照星「しゃー! 早くどっか行かないと自分がぶっ飛ばしちゃうっすよ!」

朝日「ふぁあ〜眠いよぉ〜」

吊井座「そ、そもそも……ひ、人を殺すなんて、出来る訳ないだろ……」

モノクマ「ん? 今、出来る訳ないって言ったよね?」

吊井座「ひっ!?」

モノクマ「頑張れ頑張れ出来る出来る絶対に出来る頑張れもっとやれるってやれるやれる気持ちの問題だってそこだ!」

モノクマ「つまり、オマエラに不足しているのは殺る気、凶器、そして一番肝心な動機なのです!」

デイビット「動機……かネ?」

御影「そ……そんなのいらないよ!」

御影「だって……いつかは、助けが来るはずなんだからさ!」


269 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/08/03(金) 21:39:38.04 ID:9jvrr11+O

モノクマ「……いつか? うぷぷぷぷ」

モノクマ「そういえばもう5日も経ちましたが……助けは来そうですかね?」

そっか、もう5日……5日も!?

スグル「そ……それはっ!」

飛田「ハッハッハ! そんなもの、未だに手こずっているだけだろう!」

月乃「…………それ、かなりマズい状況」

陰陽寺「くだらない。救援なんて無くても自力で出てみせるさ」

臓腑屋「いざとなれば、拙者も全力をつくす所存でござる」

天地「そうだそうだー! 希望を持って前向きに進めば目的地に行けるんだ!」

モノクマ「うぷぷぷ……うぷぷぷぷぷ……」

モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!」

瀬川「な……何がおかしいの?」

モノクマ「いやー可笑しいのなんの! 可笑しくって腹痛いわあ!」

モノクマ「それでは発表しちゃいます! 今明かされる衝撃の真実!」


270 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/08/03(金) 21:47:40.44 ID:EAFiFFS3O










モノクマ「オマエラは、捨てられてしまいましたー!」


271 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/08/03(金) 21:48:48.10 ID:EAFiFFS3O

瀬川「…………は?」

飛田「な、なな、何を、言って……?」

臓腑屋「す……捨てられた。とは……」

モノクマ「言葉通りの意味だよ。オマエラはね、友人から、家族から、世界中から……」

モノクマ「必要ないって、いらないって、ぽいって捨てられたんだよ!」

月神「そ……そんなの嘘よ!」

モノクマ「嘘じゃないよ! 誰も助けにこないのがその証拠じゃん!」

竹田「んな事言われてもよお……」

照星「そんなの、自分達からじゃ本当か嘘かわかんないっすよ!」

モノクマ「だったらコロシアイすればいいだろ!」

モノクマ「どうせゴミなんだし、死んだ所で悲しまれないだろうし……」

モノクマ「もしかしたら、邪魔物を排除した英雄扱いされるかもね!」

モノクマ「うぷぷぷぷぷぷ…………!」

272 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/08/03(金) 21:50:35.80 ID:EAFiFFS3O

天地「……………………」

御影「は、ははは……何をバカな事を……」

月乃「…………理解不能」

デイビット「……これがその動機かネ?」

モノクマ「うぷぷっ、良いコロシアイ学園生活を!」

駆村「あっ、待て! ……クソッ!」

……捨てられた? 私達が?

捨てられたから助けは来ない。そう断言してモノクマは去っていった

残された私達は、全員顔が真っ青だ

……当然だよ。いきなり、自分が世界から見捨てられたなんて信じたくない

じゃあ……何で助けは来ないの……?

273 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/08/03(金) 21:51:22.60 ID:EAFiFFS3O

朝日「……ねぇ、どうするぅ?」

朝日「こんな状況じゃあ、パーティーしてもつまらないと思うんだぁ」

吊井座「あ……当たり前だろ!? そんなのやってられるかよ……!!」

瀬川「確かに……そうだよね……」

瀬川「捨てられたって言われて……平気な人なんていないもん……」

照星「そ、そんな事言われたら……自分も悲しくなるっすよ……」

陰陽寺「…………ふん」

臓腑屋「士気を砕かれたのは事実でござるな……」

竹田「なら、今回のパーティーは計画倒れって事で中止にするか?」

竹田「どうなんだ、リーダー。アンタらの意見が今すぐに必要なんだ」

御影「そんなの決まってるよ! 計画は中止して……」

月神「いいえ、パーティーの計画は続行するわ」

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