【リトアカ】アッコ「タイムトラベルしちゃった!!!」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 14:49:32.82 ID:S2D8Ffeu0

アッコが時間操作魔法で過去に行ってとある友人の先祖と会う話

・キャラ崩壊
・オリキャラ
・オリジナル魔法
・短い


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1532065772
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 15:03:31.72 ID:S2D8Ffeu0

〜 アッコ達の部屋 〜


スーシィ「ねぇアッコ、ロッテの実家の店ってどうやってできたんだろ。」

アッコ「あ、それ知ってる!!何故ならあたしが大きく関わってるから!!!」

スーシィ「は?」

アッコ「始まりは放課後の図書館で勉強してる時だったなぁ……」

_______________________________________


〜 一週間前 図書館 〜



アッコ「この魔法何だろ…」

ダイアナ「珍しいですね。自ら勉強に取り組むなんて。」

アッコ「あ、ダイアナ。」

ダイアナ「それは『ヘアクシェル』という時間操作魔法です。」

アッコ「今では使われてないの?」

ダイアナ「ええ、過去を変えるリスクがあるためルーナノヴァのみならず、魔法法律の
     処罰対象にもなっています。」

ダイアナ「間違っても使ってはいけません。先生方にバレれば退学よりも重い罰が下されます。」

アッコ「ええぇ……」

_______________________________________


アッコ「って感じでこれがどれだけ危険な魔法なのか知ったわけ。」

スーシィ「それって具体的にどんな効果なの?」

アッコ「一応ノートにメモしたから書いてあるはず……あった!!」パラパラ

スーシィ「どれどれ…」





ヘアクシェル

時間操作魔法

過去の年代へ移動することができる。何も考えずに使用した際、移動先の年代は予測不可能だが、
使用者が年代を指定して使用した場合はその年代へ移動できる。

ただし唱えた場所とは違う場所に飛ばされ、そこが固定となり、他の場所に移動することはできない。

(例 ロンドンから時間を遡る→過去のパリ→少し時間を下る→少し経った後のパリ)

飛ばされて到着する場所は予測不可能であるため、全く知らない場所に行くこともある。

なお、現在に戻った場合は最初に呪文を唱えた日付と場所に戻る。

誰かと接触した状態で唱えるとその人ごと移動することもできる。
現在に戻った場合もその相手が最初に接触した日付と場所に戻される。




スーシィ「年代はともかく、呪文唱えた場所と違うところに飛ばされるのか。面倒臭い魔法だね。」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 15:05:39.34 ID:S2D8Ffeu0
スーシィ「ところでアッコ、まさか使ったんじゃないよね?」

アッコ「……………当たり…」

スーシィ「よくバレなかったね。」

アッコ「その時図書館にはあたし以外いなかったから。ダイアナは説明した後出てっちゃったし。」

スーシィ「へぇー……で、魔法も碌に出来ないアッコがどうやって使ったの?」

アッコ「あれは本当に偶然だった……」

アッコ「どうせ唱えても発動しないと思って何度も呪文を読んだの。そしたら……」

_______________________________________



アッコ「ヘアクシェル、ヘアクシェル、ヘアクシェル……」ムズ

アッコ「うっ、鼻が…は……は…は…」ムズムズ




      アッコ「へぁっくしょん!!!!」←1カメ


            

     アッコ「へぁぁっくしょぉん!!!!」←0,75倍速2カメ


            

    アッコ「へぁぁぁっっくしょぉぉん!!!!」←0,5倍速3カメ


            ボンッ!!!


〜 北欧のどこか 〜



ボンッ!!!


アッコ「へっ!!?嘘!!?発動しちゃった!!?」

アッコ「って、寒っ!!!ここどこ!!?」



「おや、珍しい。今時のフィンランドで東洋人に会うとは。」

アッコ「え?」

「ん?その恰好はひょっとしてルーナノヴァの生徒?」

「これは丁度良い!!!何か困ってるならすぐに言ってください!!!お役に立つものを売りますよ!!!」

アッコ「えっと、誰ですか?」

「あ、申し遅れました。私はアルヴァー・ヤンソン。」

アルヴァー「魔法道具を売りながら欧州を旅する行商人です。」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 15:07:46.41 ID:S2D8Ffeu0
アッコ(アルヴァー・ヤンソン………ヤンソンって、もしかしてロッテの!!?)

アッコ(確かによく見たら顔つきがロッテに似てる。雀斑もあって眼鏡もかけてるし。形違うけど。)

アッコ「ってそんなこと考えてる場合じゃない!!!」

アッコ「あの、今は何年ですか!!?」

アルヴァー「今ですか?確か……」



     アルヴァー「1877年の1月ですよ。」



アッコ「」

アルヴァー「ところで、私の品を見てみますか?魔女向けの品を用意していますよ。」

アッコ「いえ、間に合ってます。」

アルヴァー「そうですか。では私はこれで。」

アルヴァー「困ってる魔女が待っていますから。次はスウェーデンで行商です!!」


アッコ「あれ、ちょっと待って。もしあの人がロッテの先祖ならここに店を建てるはず……」

アッコ「よし、入学式から1年前の時間帯まで飛ばそう!!」



      アッコ「へぁっくしょん!!!!」


           ボンッ!!!




〜 139年後 2016年 フィンランド 〜



ボンッ!!!


アッコ「どあああああああああ!!?魔法道具店もといロッテの家が無い!!!?」

アッコ「何とかしなくちゃ!!!でもあたし1人じゃ無理だ……」

アッコ「一旦現在時間に戻ってロッテを連れて行く?」

アッコ「いやいやそしたら色々ややこしくなっちゃう!!!」

アッコ「じゃあダイアナ?いやいやいやいや!!!」

アッコ「そしたら時間操作魔法使ったことがバレちゃう!!!」

アッコ「うぐぐ……正直連れて行きたくないけどここは……」


      アッコ「へぁっくしょん!!!!」


           ボンッ!!!

_______________________________________



〜 アッコ達の部屋 〜


スーシィ「で、アタシってわけ?」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 15:10:26.21 ID:S2D8Ffeu0
アッコ「うん、頼れる友達がスーシィしかいなかったから。」

スーシィ「待って、連れて行かれた記憶が無いんだけど。」

アッコ「あー実はこの魔法、たまに未来の方にすっ飛ばしちゃうみたいで……」

スーシィ「は?」


ボンッ!!!


スーシィ「!!?」

アッコ『やあアッコ』

アッコ「やあアッコ」

アッコ『スーシィ借りていい?』

アッコ「いいよ。」

スーシィ「ちょ、まっ」

アッコ『ちゃんと説明するから一緒に来て!!!』ガシッ ←スーシィの手を掴む

スーシィ「え、ええぇ…」

アッコ『じゃあねアッコ』

アッコ「じゃあねアッコ」


      アッコ『へぁっくしょん!!!!』


           ボンッ!!!

_______________________________________


〜 1877年 フィンランド 〜



ボンッ!!!


アッコ「アルヴァーが行っちゃう!!!早く止めないと!!!」

アッコ「スーシィ、魔法薬貸して!!」

スーシィ「何に使うの…」スッ

アッコ「ふんっ!!!」パリーン

スーシィ「おい」

アッコ「アルヴァーさあああん!!!ここにどうしても魔法薬が欲しいって魔女がいますよ!!!」

アルヴァー「なんと、お客様ですか!!」


アルヴァー「どんな商品をお望みですか?」

スーシィ「出来れば毒系の魔法薬で……」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 15:12:36.45 ID:S2D8Ffeu0
アルヴァー「えーっと毒の魔法薬は………あった。」

アルヴァー「この商品を買うのは貴女が初です。なのでお金は払わなくて結構ですよ。」スッ

スーシィ「わぁ、本当に毒薬だ…」

アルヴァー「そうでしょう?一流品ですから。」

アッコ「あの、アルヴァーさん。ここに留まって長旅で疲れてる魔女の世話したらどうですか?」

アッコ「魔法道具を売りながら。」


魔女1「あ、行商人だわ。何か売ってるかも。」

魔女2「はぁ…」


アルヴァー「それは良い案ですね。」

アルヴァー「ところでそこのお2人方、ご注文は?」

魔女1「水はないかしら。喉が渇いてるの。」

アルヴァー「湧き水が近くにありますよ。こちらへ、」


ゴクゴクゴクゴク

魔女1「助かったわ。」

アルヴァー「ついでに、私の商品を見てみますか?魔法薬や魔晶石など、何でも売りますよ。」

魔女1「よかった、長旅で魔力切れを起こしてたの。魔晶石を2つ頼めるかしら?」




アッコ「アルヴァーさん、この湧き水の近くに店を建てたらどうですか?」

アルヴァー「店を建てる?これはまた名案だ!!!そうだな……水をあそこまで流して……」



スーシィ「こりゃしばらくかかりそうだね。」

アッコ「よし、過程をすっ飛ばそう!!」ガシッ


      アッコ「へぁっくしょん!!!!」


           ボンッ!!!


〜 1年後 1878年 〜



ボンッ!!!


アッコ「わぁ、すっかり繁盛してる!!」

スーシィ「凄い店だね。」

アルヴァー「おや、また会うとは奇遇ですね。」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 15:16:28.51 ID:S2D8Ffeu0
アルヴァー「さぁ着いて来て下さい。案内しますよ。」


アルヴァー「北欧魔女のオアシス、『L KIOSK』へようこそ。」

アルヴァー「あちらで売っているのは魔晶石で、長旅で魔力を消費した魔女にとっては
      欠かせないもの。」

アルヴァー「あちらでは、箒や杖の修理。」

アルヴァー「そしてあちらでは魔法道具を売っています。」

アルヴァー「そしてその隣には飲水エリア。天然の湧水を使っているので、飲んでも
      病気になることはありません。」

アルヴァー「これら4ヶ所を合わせて『L KIOSK』は成り立ちます。」

アッコ「すっごい……現代より上じゃん……」

スーシィ「店員も募集したんだね。」

アルヴァー「ええ、複数の店を1人で経営するのは苦行ですから。」


アッコ「よし、これで一件落着……」

スーシィ「また魔女が箒に乗って来たよ。」

アッコ「もしかしてあれが後のアルヴァーの妻かな?」

アルヴァー「おお、なんて可愛い魔女だあの子。」

ドサッ

スーシィ「あ、落ちた。アッコでもないのに。」

「どなたか助けて!!!」

アッコ「助けを呼んでる!!!行かなきゃ!!!」タッタッタッタッ



アッコ「大丈夫ですか!!?怪我をしてるなら手を貸しますよ!!!」

「ご親切にありがとうございます……魔力切れさえ起きなければこんなことには…」



スーシィ「あれ、その髪型ロッテに似てるような……」

「あぁ……♥」

スーシィ「えっ」


アッコ「あ、まずい。あの子がスーシィに恋したらアルヴァーと恋しなくてアルヴァーがどっかに行って
    今のL KIOSKじゃ無くなってロッテが生まれてこないことになっちゃうよどうしよ!!!」


「ごめんなさい、そこをどいていただけないでしょうか?」

スーシィ「え、ああぁごめん……」ササッ

アルヴァー「びっくり仰天!!なんて可愛いお嬢さんだ。」

「うふふ、どの女の子にも同じことを言うのでしょ?」

アルヴァー「まさか!!!」


スーシィ「あっぶな、危うく過去を変えるところだった。」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 15:20:55.10 ID:S2D8Ffeu0
アルヴァー「私の名前はアルヴァー・ヤンソン、L KIOSKの店長です。貴女の名前を聞かせてください。」

「ヨンナ・カルペラン、ルーナノヴァ魔法学校の卒業生です。」

アルヴァー「ではヨンナさん、お疲れでしたらこの天然水をお飲みください。」

ヨンナ「あら紳士でいらっしゃるのね。」


ゴクゴクゴクゴク

ヨンナ「はぁ、生き返るわ…」

アルヴァー「お次は魔法道具店で素敵な装飾品をプレゼントしますよ。」

ヨンナ「私に?ふふ、女の子の扱いがお上手ね。」

アルヴァー「いやぁそんな!!」



アルヴァー「その首飾り、お気に入っていただけましたでしょうか。」

ヨンナ「ええ、とても気に入ったわ。」



スーシィ「そして2人は結ばれて後のヤンソン一家と店を築き今に至ると……」

アッコ「本当にそうかな。よし、さらに過程をすっ飛ばそう!!」ガシッ


      アッコ「へぁっくしょん!!!!」


           ボンッ!!!


〜 2年後 1880年 〜



ボンッ!!!


アッコ「あれ、みんなどこ行ったの?」

スーシィ「何か向こうが騒がしいけど。」





魔女1「出てきたわ!!!」


「おめでとう!!!」「お幸せに!!!」「頑張れよ!!!」


カメラマン「では撮りますよ。」パシャッ



スーシィ「2年間の交際の末、ついに2人は結婚か。」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 15:25:33.81 ID:S2D8Ffeu0


   アッコ「お˝め˝でどお˝ぉ˝お˝お˝お˝お˝!!!!!」ビエエエン


スーシィ「何で泣いてんの。」

アッコ「結婚するって分かってたけど、実際に見たら涙線が脆くなって……」グスッ




アルヴァー「さあヨンナ、今夜は最高に快適なホテルで過ごそうか。」

ヨンナ「あぁ…アルヴァー………♥」




アッコ「もうここに用は無いかな。元の時代に戻ろう!!」ガシッ

スーシィ「そうだね。」


      アッコ「へぁっくしょん!!!!」


           ボンッ!!!


_______________________________________



〜 アッコ達の部屋 〜



ボンッ!!!


スーシィ「ぶへっ」ドサッ

アッコ「あ、戻って来た。」

スーシィ「あれ、一週間前のアッコは?」

アッコ「多分最初に呪文を唱えた一週間前の図書館に戻ったんじゃないかな。」


ガチャッ


ロッテ「何の話してるの?」

スーシィ「アッコが禁断の魔法を使って色々やらかしそうになったのを阻止した話。」

ロッテ「何したのアッコ!!?」

アッコ「あ、あはは……」



〜全部話した〜



ロッテ「」

スーシィ「ちょっとアッコ、ロッテが法然としてるよ。」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 15:28:48.36 ID:S2D8Ffeu0
ロッテ「私の先祖と会ったの!!?」

アッコ「会ってきたよ。男の人だけど、髪型と眼鏡以外はロッテにそっくりだった。」

ロッテ「『100年以上前に先祖が東洋人魔女の提案を元に開店した』って親から聞いたけど、
    その東洋人魔女って魔法で過去に行ったアッコのことだったんだ……」

アッコ「ん^〜、歴史はこうやって作られて語り継がれるんだなぁ。」

スーシィ「いや、完全に歪曲でしょ。」



終わり

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 15:39:44.96 ID:S2D8Ffeu0
最後の最後で誤字があった  法然→放心

なんとなく書いてみようと思った、リトアカにありそうでなさそうな話

依頼出してきます。
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