モバP「夏バテ対策?……狭山茶ですかね」

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1 : ◆Dm8ArSIo3MOQ [sage saga]:2018/07/19(木) 00:11:50.63 ID:dqNGk49g0
ちひろ「はい、聞いた私がバカでしたね」

モバP(以降P表記。次ィッ!!)「バーカ」

ちひろ「あ?」

P「失礼。噛みました」

P「んでどうしたんですか突然。夏バテしたんですか?」

ちひろ「いえ私ではなくてですね、最近元気の無い娘が多いそうで」

ちひろ「トレーナーさんたちが聞いた話によるとみんな口を揃えて「食欲がない」と言っているそうなんです」

P「最近暑くなりましたもんねぇ…そりゃ完全に夏バテですな」

ちひろ「ですから日頃から無駄に無駄に元気なプロデューサーさんは何か夏バテ対策でもしているのかなぁーって」

P「お前待て今無駄って2度言ったなお前おい」

ちひろ「で、実際どうなんです?」

P「特別な事はしてませんよ。でも確かに暑いと食欲減りますからね…多少は工夫しますけど」

P「夏バテっていうのはなってからじゃなくてならないようにするのが本来あるべき対策なんですけどねぇ」

ちひろ「要するにプロデューサーさんは夏バテ対策の特別メニューがあるんですね?それは丁度良かった」

P「何を企んでいる」

ちひろ「企むなんて人聞きの悪い。たまたま偶然、今度お料理番組のオファーがありまして」

P「ほうほう」

ちひろ「テーマがズバリ「暑い夏を乗り切るぜ!絶望が夏バテのゴールだ!」だそうなんです」

P「ふむふむ」

ちひろ「出演依頼が来た娘に指導お願いします♪」

P「そこは普通ちゃんとしたプロに頼んだりしません?」

ちひろ「お願いしますっ♪」キュイッ

P「出費ケチりたいだけだろ可愛げの欠片も無い!」

ちひろ「世界一可愛いアシスタントに向かって何ですか!」プクプク

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2 : ◆Dm8ArSIo3MOQ [sage saga]:2018/07/19(木) 00:15:58.25 ID:dqNGk49g0
テッテレテレテレテッテッテー テレレレテッテッテー


P「はい、と言う訳でやってまいりましたPさんクッキング」

P「司会進行は私、346の忠犬Pがお送り致します」

まゆ「アシスタントの佐久間まゆです」

凛「伴侶の渋谷凛です」

まゆ「は?」

凛「あ?」

P「いきなりケンカすんなラビットタンクコンビ」

まゆ「Pさん、今日はよろしくお願いしますねぇ」

P「まゆは料理上手なんだし別に教える必要無いと思うけど」

まゆ「そんな事ありませんよぉ。まゆ、Pさん好みの味だけしか出来ませんから」

P「確かに駄目だそりゃ」

凛「私、料理あんまり自信無いんだけど」

P「そんな難しいもの作るつもりは無いから大丈夫だよ」

凛「ありがとう。それじゃあ手取り足取りよろしくね」ギュッ

P「うん、でも手ぇ掴まれると凄ぇやりにくい」

まゆ「凛ちゃん?邪魔するだけならハウスしましょうねぇ」ギュッ

P「うん、そう言いながらもう片方も掴まれると何も出来ねぇ」

凛「ほらまゆ。プロデューサーが邪魔だってさ」

まゆ「凛ちゃんの事ですよ?」

P「どっちもだよ」

凛「ぐぬぬぬ…!」

まゆ「むむむむ…!」

P「誰だこの人選決めたの!」





芳乃「伴侶はわたくしでしてー」プクーッ

茄子「どうしました?突然」

こずえ「上がりぃー…ほらビリだぞぉー…脱げぇ…」

レナ「」
3 : ◆Dm8ArSIo3MOQ [sage saga]:2018/07/19(木) 00:18:53.24 ID:dqNGk49g0
P「ところでお前達はちゃんとご飯食べてるのか?」

凛「もちろん食べてるよ」

まゆ「きちんと食べてますよぉ」

P「昨日の夕飯は?」

凛「そうめん」

まゆ「おそうめんです」

P「昨日の昼食は?」

凛「そうめん」

まゆ「おそうめんですねぇ」

P「朝食」

凛「そうめん」

まゆ「揖保乃糸です」

P「Pデコピン!」シュシュッ

凛「あたっ」

まゆ「ふにゃっ」

P「思った以上に深刻だなおい!」

凛「や、薬味にネギいっぱい入れてるから栄養バランスは大丈夫だよ!」

P「んな訳あるかぁ」

まゆ「た、たまにピンク色の麺が入ってますし」

P「だからどうしたぁ」

P「予想以上にアイドルたちの食生活がポンコツでお父さんは心配でごぜーますよ…」

凛「えっ、こんな父親嫌だけど」

まゆ「夫なら構いませんけど父親としてはちょっと」

P「チクショウ涙で前が見えなくなる前に始めるぞ」グスッ
4 : ◆Dm8ArSIo3MOQ [sage saga]:2018/07/19(木) 00:26:08.06 ID:dqNGk49g0
P「手は洗ったか?」

凛「うん」

P「エプロンは」

まゆ「完璧ですよぉ」

P「宿題は?」

凛「…」サッ

まゆ「…」サッ

P「おい目ぇ合わせろ超竜神コンビ」

P「まぁいいや。それじゃあ適当に何品か簡単そうなの作るからちゃんとメモるんだぞ?」

まゆ「はぁい」

凛「今日はどんな食材を使うの?」

P「夏バテ対策だから野菜を多めに、魚は青魚、肉は豚肉を選んでみた」

まゆ「和風ですか?洋風ですか?」

P「適当」

凛「過去の女性遍歴は?」

P「学生時代に…って関係無いよなそれ」

まゆ「女性に求める一番のポイントは何ですかぁ?」

P「料理に関する質問プリーズ!」

凛「ベッドの上ではどう料理するタイプ?」

P「渋谷」

凛「スイマセン」

まゆ「ところでまゆ達、今日はどうして呼ばれたんですかぁ?」

P「そもそもの趣旨!」

凛「過去の女性遍歴は?」

P「社畜チョップ!」ビシッ

凛「はにゃっ」
5 : ◆Dm8ArSIo3MOQ [sage saga]:2018/07/19(木) 00:27:41.46 ID:dqNGk49g0
P「よし、じゃあまずは野菜から取り掛かろうか」

P「夏バテには夏野菜を取るのが良いっていうのは鉄板だからな」

まゆ「そうですねぇ。スイカとか美味しいですもんねぇ」

凛「プッ、ちょっとまゆ。スイカは果物だよ?」

P「スイカは野菜だぞ?」

凛「え」

まゆ「プッ、凛ちゃん恥ずかしいですねぇ」

P「まぁスイカとかメロンとか定義があやふやなところもあるからハッキリしてないのも確かだけどな」

まゆ「えっ」

P「じゃあまずはサラダから行くか」

凛「女子力の象徴、サラダだね」

まゆ「サラダ=女子力という発想が既に女子力低いですねぇ」

P「この時期サラダにして美味いのは何と言ってもレタス。芯の部分をこうしてくりぬいてだね…」グリグリ

P「包丁じゃなくて手でひっこ抜いてもいいけどな。んしょ…。そうしたらもう簡単に1枚1枚バラバラに出来るからボウルに入れて」モッモッ

P「ビネガー、ブラックペッパーを軽く振りかけて軽く混ぜて馴染ませて…はい終了」

凛「早っ!」

P「あれこれ手をかければ良いってものでもないからな。ペッパーやビネガーが馴染んで味の角が取れるように30分くらい冷蔵庫に入れておきます」

まゆ「あっという間ですねぇ」

P「茹でたオクラや枝豆とか入れても美味いぞ。んじゃ次、秋も美味いけど夏もいいぞみんな大好き茄子!」

凛「鷹富士」

まゆ「カコですよー」

P「絶対言うと思ったよ。ではこのカコのヘタを取って縦半分にカットしてだね」

まゆ「PさんPさん、ナスですナス」

P「半分に切ったら更にもう半分、また半分と8分の1カットにするのですよ」

凛「細長く切るんだね」

P「輪切りにしても問題ないんだけどな。んでもって、これと同じようにズッキーニもカットします」トントンッ

凛「出た、ナスとキュウリの相の子みたいなクレイジーな野菜」

まゆ「ズッキーニに何か恨みでもあるんですか」
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