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アセロラ「え?アセロラがアイドルに!?」
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1 :
◆vSD/c.dQDI
[saga !orz]:2018/07/16(月) 18:31:03.08 ID:DuFBS/C8O
ウラウラ島
スカウトマン「そうだよー!ねぇ、興味ない?」ニコニコ
アセロラ「……アセロラ…アイドルなんて柄じゃないよー」
ミミたん「キュー」フワフワ
スカウトマン「いや!君からは光るものを感じた!」ズイッ
アセロラ「で、でも……図書館のお仕事とかもあるし………」ビクッ
スカウトマン「じゃあ見学だけでもいいからさ!ね?」
アセロラ「えーと……」
スカウトマン「お願い!僕を助けると思って!」
アセロラ「………………」
ミミたん「キュー」フワフワ
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1531733463
2 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 18:46:39.06 ID:DuFBS/C8O
翌日
クチナシの交番
クチナシ「はぁ?アイドルにスカウトされただぁ?」
アセロラ「うん。そうなんだよーおじさーん」
ミミたん「キュー」
クチナシ「………夢みてぇなこと言ってねぇでウチに帰れ。おじさん忙しいんだよ」シッシッ
アセロラ「ゆ、夢じゃないよ!ほらっ!昨日貰ったの!」スッ
クチナシ「ん?名刺?」ピラッ
クチナシ(………おいおい…アローラプロダクションっていやぁ超有名どころじゃねぇか…)
アセロラ「ね?本当でしょ?」
クチナシ「…………うさんくせぇなぁ……」ハァ
クチナシ「…いいかアセロラ?世の中にはな?こうやって他人を騙すこわーい人たちがな?」
アセロラ「それでね?明日見学に行くことになったの」
クチナシ「あ?なんで?」
アセロラ「………だって……断ってるのに何度も頼んでくるから……じゃあ一回見学だけでもってなって……」
クチナシ「いやいやいや」
アセロラ「という訳でー……おじさん!明日空けといてね♪」
クチナシ「は?なんで?」
アセロラ「保護者の方と一緒に見学きてくださいーって言うから……」
クチナシ「………俺ぁお前の保護者じゃねぇんだけど……」
ミミたん「キュー」フワフワ
3 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 18:57:00.04 ID:DuFBS/C8O
翌日
アローラプロダクション
アセロラ「うわぁ!おっきな会社だねー!ミミたん?」
ミミたん「キュー」
クチナシ(おいおい……マジもんのアイドル会社じゃねーか…)
「アローラ」
アセロラ、クチナシ「!」
スカウトマン「やぁ!来てくれたんだね!アセロラちゃん!」ニコニコ
アセロラ「アローラ!スカウトのおじさん!」
ミミたん「キュー」
スカウトマン「お父様もお忙しい中わざわざ来ていただいて申し訳ありません。私、アイドルのスカウト業をさせて頂いている…」ゴソゴソ
クチナシ「お父様じゃねぇよ」
ミミたん「キュー」
4 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 19:11:46.74 ID:DuFBS/C8O
〜〜♪
ワンツー ワンツー
アセロラ「わぁー!見てよミミたーん!女の子たちがダンスしてるよー!」
ミミたん「キュー」
スカウトマン「お父様、ご覧のように我が社はアイドルの育成に力を入れております」
クチナシ「ほー」
スカウトマン「ご存知かはわかりませんが…度々テレビなどに出演させて頂いている"アローラ48"も我が社のアイドルでして…」
クチナシ「アローラ48ねぇ……あのよくテレビで見るねーちゃんたちか」
アセロラ「えぇー!?あのアローラ48が?」
ミミたん「キュー!?」
スカウトマン「うん、そうだよ?」ニコニコ
スカウトマン「………お父様…私はアセロラちゃんを一目見た時からアローラのアイドル界を背負って立つ輝きを見ました!」
クチナシ「はぁー?アセロラに?」
アセロラ「もぅー!おじさん!それどういう意味ー?」プクー
ミミたん「キュー!!」プンプン
スカウトマン「お父様!どうか娘さんを我が社に!」
クチナシ「い、いや……だから……」
スカウトマン「必ずやアセロラちゃんを立派なアイドルに育て上げます!もちろんレッスン料はいりません!」
クチナシ「…………だとよ、どうすんだ?」チラッ
アセロラ「…………うーん……」
5 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 19:27:00.08 ID:DuFBS/C8O
ミヅキ「アローラ。何してんの?」
イーブイ「ブイ」
アセロラ「!」
スカウトマン「やぁ、お疲れミヅキ!」
アセロラ「ね、ねぇ……あの子って確か……アローラ48でセンターやってる……」ヒソヒソ
ミミたん「キュー…」ゴクリ
クチナシ「そういやぁテレビでよく見る顔だなぁ」
ミヅキ「…………その子は?」
スカウトマン「ああ、昨日ウラウラで見かけた子でアセロラちゃん。スカウトしてる最中なんだ」
スカウトマン「この子は必ず大物になるよ!ミヅキからもレッスンに来るよう言ってくれ!」
ミヅキ「…………ふーん……」ジロジロ
アセロラ「」ビクッ
ミヅキ「…………えーと…アセロラちゃんだっけ?」
アセロラ「う、うん……」
ミヅキ「可愛いね♪今日は好きなだけ見学してってよ」ニコッ
アセロラ「は、はい……」
ミヅキ「それじゃ、私はもう行くから」スタスタ
イーブイ「ブイ」スタスタ
スカウトマン「ほら、ミヅキもああ言ってることだし。ね?」
アセロラ「で、でも……アセロラ忙しいし……」
スカウトマン「週一回!週一回アセロラちゃんが都合つく日だけレッスンにカオ出してくれればいいからさ?」
スカウトマン「アセロラちゃんなら1ヶ月後にはあのミヅキと並んでアローラ48のメンバーとしてテレビに出てるかもしれないよー?」
アセロラ「…………………」
ミミたん「キュー」
6 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 19:41:02.45 ID:DuFBS/C8O
一週間後
レッスン講師「えー……それてば今日からみんなと一緒にレッスンをしていく……」
レッスン講師「新しい仲間のアセロラだ。よろしくたのむ」
アセロラ「アセロラです!わからないことだらけですがゼンリョクで頑張るのでよろしくお願いしまーす!」ペコリ
ミミたん「キュー」ペコリ
アイドル候補生たち「よろしくお願いしまーす」
レッスン講師「ふふっ、それじゃあアセロラには今からみんなとレッスンを受けてもらうぞ?」
アセロラ「はーい♪」
ミミたん「キュー」フワフワ
候補生A「またえらくチンチクリンが入ってきたわね」ヒソヒソ
候補生B「一応いびって追い出しちゃう?ライバルは少ないにこしたことはないし……」ヒソヒソ
候補生C「……アローラ48のメンバーになるのは私よ…!」ギリッ
7 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 19:55:15.88 ID:DuFBS/C8O
ランニング
レッスン講師「ほらほら!アイドルは体力が重要だ!もっと声出して!」
アイドル候補生たち「アイカツ!アイカツ!」タッタッタ
候補生A「あのチンチクリンがいないわね?」チラッ
候補生B「……どっかでへばってんじゃない?追い出す手間が省けたわ」クス
「アイカツ!アイカツ!」
候補生A、B「?」
レッスン講師「………ん?」
アセロラ「アイカツ!アイカツ!」ダダダダ
ミミたん「キュー」
ピュー
候補生A、B「!?」
候補生A「………な!?」
候補生B「は、速……!?」
レッスン講師「こ、これは逸材だ…」ゴクリ
ダンスレッスン
〜〜♪
アセロラ「」シュパッシュパパパパ
候補生A(な、なにあの動き!?)ビクッ
候補生B「化け物……」
候補生C「すご……」
アセロラ「」シュバッシュババババ
レッスン講師「やはり逸材……」ゴクリ
歌のレッスン
アセロラ「〜〜♪」
ミミたん「〜〜♪」
候補生A「………歌は……」
候補生B「けっして上手くはない……でも……」
候補生C「な、なんか物語を聞かされてるように……心に語りかけてくるような…」グスッ
レッスン講師「………逸材だ…」ウルッ
8 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 20:04:04.32 ID:DuFBS/C8O
1ヶ月後……
ワイワイ
候補生A「ねぇアセロラー!ここの振り付けなんだけど……」
アセロラ「あー、そこはねー?」
候補生B「アセロラー!今日もレッスン終わったらみんなでマラサダ食べにいこうよー!」
アセロラ「あっ!いーねー!」
候補生C「あのさアセロラ……あんたと写真とると必ず心霊写真みたいになるんだけど…」
アセロラ「ミミたんは幽霊だからねー」
ミミたん「キュー」
候補生C「は?幽霊?」
ワイワイ
レッスン講師(あの闘争心剥き出しで殺伐とした候補生たちがアセロラを中心にまとまっている……)
レッスン講師「やはりあの子は逸材だ…」ゴクリ
「ちょっといいかね?」
レッスン講師「!」
レッスン講師「あ、あなたは!?」
9 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 20:16:34.93 ID:DuFBS/C8O
ポケモンスクール
ワイワイ
サトシ「アローラー!」
ピカチュウ「ピッカー!」
ロトム図鑑「ロトー」
カキ「よぅサトシ!アローラ」
サトシ「………ん?何見てんの?」
マーマネ「今月のアローラ48特集だよ」
サトシ「アローラ48……あー…今すっげー売れてるアイドルなー」
マーマネ「うん!僕たちと歳も変わらないくらいなのにすごいよねー」
カキ「ウチもホシがファンでな?」
マーマネ「特にこのセンターのミヅキちゃんが可愛くて…」
サトシ「どれどれ?」
ピカチュウ「ピカピカ」
ワイワイ
マオ「アハハ…男子ってアイドルとか好きだよねー?」
リーリエ「ですが……アローラ48は女の私たちから見てもカリスマみたいなものですからねー」
シロン「コン!」
スイレン「うん、ホウとスイも大ファンみたい!」
スイレン「………あっ、でも……サトシはそういうの興味なさそう」
アシマリ「アウ!」
マオ「確かに……」
10 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 20:29:45.63 ID:DuFBS/C8O
マーマネ「この真ん中におっきく写ってるのが僕の推しメンのミヅキちゃんでー」
サトシ「え?ソーメン?」ピラッ
ロトム図鑑「サトシ。ソーメンではなく推しメンロト」
サトシ「あー推しメンなー……………ん?」
カキ「? どうしたサトシ?」
サトシ「あ……いや…」
マーマネ「ミヅキちゃん可愛いよねー」
サトシ「ハハハ…そうだな…」
サトシ「………なぁピカチュウ、ロトム」ヒソッ
ピカチュウ「ピ?」
ロトム図鑑「どうしたロトサトシ?」ヒュー
サトシ「あ、あのさ…俺の見間違えじゃなけりゃこの隅っこに小さく写ってるのって……」
サトシ「………アセロラじゃないか?」
ピカチュウ「ピ!?」
ロトム図鑑「むむー……!?99,9%アセロラと情報が一致しているロト」
サトシ「だよなー?でもアセロラ、アイドル何てやってたか?」
ロトム図鑑「いや…少なくとも、前回のライブまではアローラ48のメンバーにはいなかったハズロト」
サトシ「……じゃあやっぱ見間違えか?アセロラがアイドルグループにいるハズ……」ウーン
ピカチュウ「ピカー」
カキ「どうしたサトシ?」
マーマネ「サトシも気に入った子いたの?」
サトシ「え!?いや……ハハハ……」
スイレン(………サトシがアイドル雑誌を穴が開く程じっと見てる!?)ビクッ
マオ「スイレン!?」
リーリエ「どうかしたんですか!?」
アシマリ「アウ」ハァ
11 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 20:37:12.08 ID:DuFBS/C8O
ククイの家
サトシ「ただいまー!」
ピカチュウ「ピカー!」
ロトム図鑑「ロトー」ヒュー
バーネット「お帰り!サトシ、ピカチュウ、ロトム!」
バーネット「今丁度サトシに電話が来てたとこなのよ」
サトシ「電話?」
バーネット「そう、女の子からよ?サトシもスミにおけないわねー」ニヤニヤ
サトシ「……………女の子?」
『アローラ!サトシ!』
サトシ「!」
アセロラ『久しぶりー』ニコニコ
サトシ「アセロラ!?」
ピカチュウ「ピカー!」
12 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 20:59:40.31 ID:DuFBS/C8O
サトシ「久しぶり!急に電話なんてどうしたんだよー」
アセロラ『えへへー実はね〜?な〜ん〜と〜……』フッフッフ
サトシ「?」
アセロラ『アセロラ!来週の日曜日にアローラ48のメンバーとして、ライブデビューすることになりました〜!』
サトシ「やっぱりあれアセロラだったのかー」
ロトム図鑑「やはりボクの推理は当たっていたロトね」
ピカチュウ「ピカー」
アセロラ『えー?知ってたのー?』
サトシ「いや、知ってたっていうかたまたま……」
アセロラ『なーんだ!せっかくサトシを驚かせよーと思ったのにー』プクー
サトシ「ハハハ……でも、アイドルなんてすげーなアセロラ!」
アセロラ『えへへ////』テレッ
アセロラ『それでねー?その……事務所の人にお世話になった人にライブチケットをあげなさいって言われたから……』
アセロラ『おじさんとサトシには見にきてもらいたいなーって……』
サトシ「ライブ……」
アセロラ『あ、あー………もちろん無理にとは言わないよ?アセロラ、隅っこにちょこっと出てるだけだし……サトシがもし他に予定あるんならそっちを優先しても……』
サトシ「………なに言ってんだよアセロラ」
アセロラ『………え?』
サトシ「絶対に見に行くに決まってんじゃん!」ニッ
アセロラ『サトシ……』ウルッ
サトシ「へへへ!日曜が楽しみだな!ピカチュウ!ロトム!」
ピカチュウ「ピカー!」ニコッ
ロトム図鑑「アローラ48のライブ……生ミヅキが見れるロトねー!」
サトシ「おい」
ロトム図鑑「ロ?」
アセロラ『………えへへ、本当は少し不安だったの……でも……サトシが見にきてくれるならゼンリョクで頑張るよ!』
サトシ「おう!俺もゼンリョクで応援するよ!」
アセロラ『………それじゃあサトシの分のチケットは家に送って……』
サトシ「あっ!そうだ!」
アセロラ『?』
サトシ「そのー……アセロラ、できたらでいいんだけど………」
アセロラ『なになに?』
サトシ「実はさー……」
13 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 21:38:18.45 ID:DuFBS/C8O
日曜日
楽屋
ザワザワ
アセロラ「…………すごい可愛い衣装だねーミミたん」
ミミたん「キュー」
アセロラ(アセロラ……本当にアローラ48のメンバーとしてライブするんだ…なんか夢みたい……)ドキドキ
アセロラ「………おじさんとサトシも見にきてくれるんだし頑張らなきゃ……!」グッ
アセロラ「今のうちに歌詞のおさらいしとこー」
ミミたん「キュー」
メンバー1「……ミヅキさん」
ミヅキ「…………………」スッスッ
メンバー1「ミヅキさん!」
ミヅキ「………あん?んーだようっせーなー」
ミヅキ「今私はポケストやってていそがしーんだよ」スッスッ
メンバー1「す、すみません……」
ミヅキ「………で、なに?」
メンバー1「あ、あのあいつのことなんですけど……」チラッ
アセロラ「えっと……この時の振り付けはこうで……」シュバッ
ミヅキ「………あー、前に見学来てたあのチビな。で、それがなに?」
メンバー1「い、いや……なんかあいつ噂では事務所のお気に入りで……時期センター候補だって噂みたいなんですよ……」
ミヅキ「あ?」ギロッ
メンバー1「も、もちろん私もミヅキさんがあんなチビにセンターとられる何てカケラも思ってないですよ?ただ……」
メンバー1「………この間事務所に入ったばっかでもうライブメンバー入りは少し警戒した方がいいかと……」
ミヅキ「………警戒ねぇ……」
メンバー2「」ビクッ
アセロラ「えっと……この時の振り付けはー……」
ミミたん「キュー」
ミヅキ「………まぁあんなチビ何も怖くないけどさー」
ミヅキ「………いかにも"私頑張ってマス"みてーな態度は生意気でムカつくわ」
イーブイ「ブイ」
メンバー1「ですよねー?」ニコニコ
ミヅキ「………アセロラちゃーん」
アセロラ「! ミヅキちゃん」
ミヅキ「今日は初ライブかもしれないけど緊張しないで?」
ミヅキ「何かあったら私たちがフォローするからさ?楽しくいこうよ♪」ニコッ
アセロラ「………ミヅキちゃん……」
アセロラ「うん!ありがとう!」ニコッ
ミヅキ「ありがとうだなんて…同じグループの仲間なんだし当たり前だよー」ニコニコ
イーブイ「ブイ」ニコッ
メンバー1(いやぁ…この人ホントにやな人だわ)
14 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 22:31:43.62 ID:DuFBS/C8O
ライブ会場
ワイワイガヤガヤ
リーリエ「すごい熱気です!」キラキラ
マオ「うん!やっぱりアローラ48はすごいね!」
カキ「えーと……ホシの推しメンは確か……」ペラッ
マーマネ「いやぁ…それにしてもサトシがアローラ48のメンバーの知り合いだったなんてねー」
サトシ「んー……知り合いっていうか……知り合いだった子がメンバーになったっていうかー」
ピカチュウ「ピカー」
マーマネ「でもサトシには感謝だよ!お陰で生ミヅキちゃんも見れるし、おまけにライブ後のサイン会まで出れるんでしょ?」ワクワク
リーリエ「そうですね!こうしてライブにこれたのもサトシのお陰です!」
シロン「コーン」
ロトム図鑑「マーマネー!リーリエー!すごいのはサトシではなく、アセロラロトー」
サトシ「ハハハ、そういうこと!感謝ならアセロラにしてくれよ」
ピカチュウ「ピカー」
スイレン「………………」
アシマリ「アウ!」
ザワザワ
マオ「あっ!もうすぐ始まるみたいだよ!」
サトシ「楽しみだなー!アセロラちゃんとやれるかな?」
サトシ「ね?クチナシさん!」
クチナシ「………俺はたまたま暇だっただけで……別に……」ソワソワ
ロトム図鑑「さっきから落ち着きがないロトよクチナシ」
クチナシ「………うるせー」ソワソワ
サトシ「ハハハ」
ピカチュウ「ピカー」
15 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 22:42:59.92 ID:DuFBS/C8O
ミヅキ「みんなー!今日は私たち"アローラ48"のライブに来てくれてありがとー♪」
イーブイ「ブイー♪」
ワー ワー
ミヅキチャーン イーブイー
マーマネ「な、生ミヅキちゃんだ……」ウルッ
マオ「ちょっとマーマネーいくらなんでも泣くことないんじゃない?」
マーマネ「だ、だって…」グスッ
リーリエ「ふふっ、ですがマーマネの気持ちもわからないこともないです」クスッ
カキ(ホシの推しメンは確かあの子だったかな?)
サトシ「えーと……アセロラは…」キョロキョロ
ピカチュウ「ピカー」キョロキョロ
ロトム図鑑「サトシー!あの隅っこの方にいるロト!」
サトシ「!」
ミヅキ「まずは一曲目……」
アセロラ(とうとう本番だ……)ドキドキ
アセロラ「!」
サトシ「クチナシさん!アセロラあそこにいるよ!」クイクイ
クチナシ「い、いちいち報告しなくてもいい!メンバーなんだから居て当然だろ!」ニヤニヤ
ロトム図鑑「クチナシ。随分と嬉しそうロトね」
ピカチュウ「ピカー」
16 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 22:50:41.92 ID:DuFBS/C8O
アセロラ(サトシとおじさん……来てくれたんだ……!)パァァ
アセロラ「………………」グッ
アセロラ(サトシ!おじさん!)フリフリ
サトシ「へへっ!アセロラ…こっちに向かって手ふってるぜ?」フリフリ
ピカチュウ「ピカー!」フリフリ
クチナシ「たくっ」フリフリ
ロトム図鑑「……と、言いつつも手を振り返すクチナシであった」
クチナシ「いちいちうるせぇっての////」
ロトム図鑑「ロトー」
サトシ「へへっ」ニッ
ピカチュウ「ピカピカ」ニコニコ
スイレン「………………」
アシマリ「アウ」
ミヅキ「まずはこの曲から〜………」
ワー ワー
17 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 23:07:19.18 ID:DuFBS/C8O
ライブ後握手会
ザワザワ
ミヅキ「いつも応援ありがとうございます♪」ギュッ
ファン「僕は生涯ミヅキちゃんファンで………」グヘヘ
マオ「うわぁ…ミヅキちゃんの列すごいことになってるね?」
リーリエ「これではいつ私たちの番がまわってくるかわかりませんね……」
シロン「コーン」
マーマネ「何いってるのさ二人ともー!こうやって待ってる間のドキドキワクワクも楽しみの一つなんだよー」
マオ「そういうものなの?」
リーリエ「ですが……あれだけ激しいライブが終わった後のファンサービス……」
リーリエ「やはり……アローラ48はアローラアイドル界のカリスマです!」キラキラ
マーマネ「うんうん!リーリエもわかってきたねー」
ザワザワ
ミヅキ「応援ありがとうごさいまーす」ニコニコ
ミヅキ(あーめんどくせ…早く帰ってシャワー浴びて寝てーわ)
ミヅキ(………あいつの列は…)チラッ
アセロラ「………誰もこないねーミミたん」ポツーン
ミミたん「キュー」
アセロラ「………アセロラたちは今日が初ライブだし仕方ないっか…」ハァ
ミミたん「キュー」
ミヅキ(いやゼロって)プッ
ミヅキ(なぁにが期待のセンター候補だよ!笑わせんなっつーの!)プププ
ミヅキ(楽そうで羨ましいわWW)
マーマネ「あ、あの!僕、ミヅキちゃんのファンで……」ドキドキ
ミヅキ「あーハイハイ、ありがとねー♪」ニコッ
イーブイ「ブイ♪」
マーマネ(ミヅキちゃん…////)ポッ
マオ(イーブイ可愛い)
18 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 23:24:43.68 ID:DuFBS/C8O
アセロラ(早く終わらないかなー)ポツーン
アセロラー
アセロラ「!」
サトシ「アセロラー!お疲れー!」
ピカチュウ「ピカー!」
クチナシ「……ま、頑張ったな」
スイレン「………………」
アシマリ「アウ」
アセロラ「サトシ!ピカチュウ!おじさん!………と…」
サトシ「友達のスイレンとアシマリだよ!」
スイレン「よろしく」ニコッ
アシマリ「アウ!」
アセロラ「う、うん…今日は来てくれてありがとー」
ミミたん「キュー」
サトシ「アセロラー!最高のライブだったよ!」
アセロラ「うん!ありがとう!」ニコッ
アセロラ「でもサトシ……アセロラのとこに何かいていいの?せっかくの握手会なんだし、ミヅキちゃんとかの方が……」
サトシ「何言ってんだよアセロラ!今日俺たちはミヅキじゃなくてアセロラを見に来たんだぜ?」
ピカチュウ「ピカピカ」コクコク
クチナシ「まぁ……最初はお前がアイドルだなんてどうかとは思ったけどよぉ」
クチナシ「……なかなか…良かったぜ?」ニッ
アセロラ「サトシ……おじさん……」ウルッ
ミミたん「キュー」
サトシ「あっ!そうだ!さっきそこで買ってきたんだよ」ゴソゴソ
サトシ「サイン色紙!はい、クチナシさんの分も」
クチナシ「俺の分もか!?」
サトシ「なぁアセロラ!これにサインしてくれよ!」ニッ
アセロラ「でも……さっきからアセロラの列誰も並んでないし……やっぱりミヅキちゃんとかの方が…」
サトシ「マジ!?じゃあ俺たちがアセロラのサイン1号じゃん!やったなピカチュウ!」
ピカチュウ「ピカー!」
アセロラ「サトシ……」
サトシ「………あっ、でもやっぱり1号はクチナシさんに譲った方がいいな?」
クチナシ「……たくっ、しゃーねーな」スッ
アセロラ「おじさん……」
アセロラ「えへへ、アセロラ…こう見えてもサインの練習してきたんだよ?」ゴシゴシ
クチナシ「へぇ?そりゃあ楽しみだなぁ」ニッ
アセロラ「えーと……クチナシおじさんへ」キュッキュッ
サトシ「へへっ」ニッ
ピカチュウ「ピカピカ」ニコッ
19 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 23:31:56.85 ID:DuFBS/C8O
アセロラ「はい、サトシ」スッ
サトシ「サンキュー!アセロラー!」スッ
サトシ「帰ったら部屋に飾ろうなピカチュウ」
ピカチュウ「ピカー」
アセロラ「ふふっ」ニコッ
ミミたん「キュー」
アセロラ「………えーとキミ……」チラッ
スイレン「私は大丈夫。妹たちがミヅキちゃんのファンだから」ニコニコ
アセロラ「そ、そう……」
アシマリ「アウ」
ワイワイ
マオ「えっと……ホウとスイへでお願いします……」
ミヅキ「はーい♪」キュッキュッ
マオ(スイレン………妹たちへのサインなんだから自分で並んでよ…)ハァ
カキ「あの…………ホシちゃんへでお願いします」カチコチ
メンバー1「うん!えーと……ホシちゃんへー……」キュッキュッ
20 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 23:42:29.17 ID:DuFBS/C8O
翌日
ミヅキ「昨日はお疲れ様♪アセロラちゃん!」
イーブイ「ブイ♪」
アセロラ「うん、お疲れ様ーミヅキちゃん!」
ミミたん「キュー」
ミヅキ「あのさー……私ちょっとお腹空いちゃったんだー」ニコニコ
ミヅキ「………ちょっと購買行って……マラサダとおいしい水買ってきてくんない?」ニコニコ
メンバー1「私はサイコソーダで♪」ニヤニヤ
アセロラ「…………………」
アセロラ「アセロラはまだまだしたっぱだし仕方ないねー」ピッ
ミミたん「キュー」
アセロラ「うんうん!これも立派なアイカツだねー」ガコン
ミミたん「キュー………」
21 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/16(月) 23:55:10.73 ID:DuFBS/C8O
アセロラ「はい、買ってきたよー」スッ
ミヅキ「サンキュー」
メンバー1「どもども♪」
ミヅキ「ごめんねー?アセロラちゃん、こんな使いっパシリみたいなことさせちゃって」
アセロラ「うぅん、気にしてないよ!アセロラたちは同じグループの仲間なんだし、助け合わなきゃー」ニコッ
ミヅキ「…………………」イラッ
ミヅキ「………昨日の握手会でちょっと疲れちゃってさー」
メンバー1「あー………ミヅキさんの列、長蛇の列でしたからねー」
アセロラ「そ、そうだねー……ミヅキちゃんはすごいよ!」
ミヅキ「………アセロラちゃんも握手会で疲れてたのに…本当ごめんね?」
アセロラ「だ、大丈夫だよー!アセロラの列、ほとんど人いなかったし…」
ミヅキ「………いやいや、アセロラちゃんの列にもちゃんと人いたじゃん?」
ミヅキ「えーと確か……お父さん?と、変な女と……」
アセロラ「……………」
ミヅキ「あー、あとあの男の子!あれ、アセロラちゃんのカレシかな?」
アセロラ「!」
アセロラ「も、もぅー!何言ってるのよーミヅキちゃん!サトシはまだカレシじゃ……////」
メンバー1「いやいや、あの男の子とアセロラちゃんはすっごくお似合いだよ」ニコッ
アセロラ「も、もぅー!からかわないでよー////」
ミミたん「キュー」
ミヅキ「からかってないって!マジでお似合い!」
ミヅキ「マヌケ面同士さ?」ニヤッ
アセロラ「!」
ミミたん「キュー」
22 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/17(火) 00:08:40.56 ID:1qnN0hfPO
アセロラ「…………マヌケ……面…?」
メンバー1「いやぁ…私ならあんなのと一緒に外出歩けないよ」アハハ
アセロラ「………………」
ミヅキ「ホントホント」
ミヅキ「………すごいなーアセロラちゃんは。尊敬しちゃうよ」ポン
アセロラ「………………」
ミヅキ「………私ならあんなマヌケ面とカレシどころか知り合いにも思われたくねーわ」
アセロラ「………………」ギリッ
ミヅキ「………んだよその目?文句あんのかよ?」ギロッ
イーブイ「ブイ!」グルル
アセロラ「…………ないよ」
ミヅキ「そっ、ならいいんだけどさ?」ニコッ
アセロラ「………………」
ミミたん「キュー……」
ミヅキ「さーて、じゃあそろそろレッスンいくか」クルッ
イーブイ「ブイ」クルッ
ミヅキ「ま、あんたは来ても来なくてもどっちでもいーけどねー?」
ミヅキ「どーせファンなんてパパと変な女とピカチュウつれたブサイクカレシしかいねーんだしさ?」
メンバー1「いやーミヅキさん!いくら本当の事とは言えキツイですよー」プププ
アセロラ「………………」
キャハハハハ
アセロラ「………………」
ミミたん「キュー……」アセアセ
アセロラ「…………ミミたん、アセロラ決めたよ」ボソッ
ミミたん「!」
アセロラ「…………アローラ48のセンターの座……ミヅキからぶんどって……」
アセロラ「…………サトシやおじさんを馬鹿にしたこと………後悔させてやるんだから!」メラメラメラ
ミミたん「キュー!!」
23 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/17(火) 21:22:12.73 ID:E/vaCr45O
アセロラの家
アセロラ「えーと……そういえばアセロラがアローラ48のメンバーになった時に偉いおじさんが言ってたね……」
アセロラ「アローラ48のセンターになる為には年一回行われる選抜総選挙で一位になること……」
アセロラ「………総選挙の時期は確かもうちょっと……アセロラは最近特別加入したばっかりだから勝ち目なんて……」
ミミたん「キュー」
アセロラ「ミミたん……」
アセロラ「うん!そうだね、何もやらない内にあきらめちゃダメだ!」
アセロラ「………待っててね!おじさん!サトシ!」
アセロラ「必ずこの総選挙で勝って………ミヅキを見返してやるわよ!」メラメラメラ
ミミたん「キュー」
24 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/17(火) 21:40:42.94 ID:E/vaCr45O
ククイの家
サトシ「え?選抜総選挙?」
アセロラ『うん、そうなの!』
サトシ「へー……つまりアセロラはその選挙でミヅキに勝ってアローラ48のセンターってやつになりたいんだな?」
アセロラ『うん……そうなんだけどさー』
ロトム図鑑「はっきり言ってアセロラがミヅキに勝つ確率は0に等しいロトね」
サトシ「お、おい!そういうこと言うなよロトムー!」
ピカチュウ「ピカピカ!」プンプン
ロトム図鑑「ボクは事実を言っただけロト」
サトシ「だからさぁ!」
アセロラ『………いいのサトシ。ロトムの言うとおりだから……』
サトシ「アセロラ……」
アセロラ『………選挙まではもう何ヵ月しかない…毎回一位を取ってるミヅキにアセロラが勝てる可能性はロトムの言うように0に近いんだよ……でも……』
サトシ「………でも勝ちたい…だろ?」
アセロラ『………うん!』コクッ
サトシ「………何でそこまでして勝ちたいんだ?」
アセロラ『………ごめんね…それはちょっと言えないの…』
サトシ「アセロラ……」
アセロラ『……………』
サトシ「………へへっ、わかったよ」
アセロラ『!』
サトシ「勝ち目の無さそうな相手にゼンリョクで挑む!いいじゃん!そういうのすっげー燃える!」
サトシ「俺もゼンリョクで応援するよアセロラ!」
ピカチュウ「ピッカー!」
アセロラ『サトシ……ピカチュウ……』
サトシ「えーと……確か今度発売するアローラ48のCDについてる応募券にアセロラの名前を書いて投票すればいいんだよな?」
アセロラ『うん!』
サトシ「任せとけよ!あっ、スクールのみんなにも声かけとくから!」
アセロラ『ありがとう!サトシー!』ニコッ
サトシ「へへへ!」ニッ
ピカチュウ「ピッカー!」グッ
アハハハハ
バーネット「あらあら、サトシ……あんなに女の子と楽しそうに電話しちゃって…」
バーネット「サトシも年頃ねぇ」ニヤニヤ
ククイ「ああ、そうだな…」
25 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/17(火) 21:55:47.59 ID:E/vaCr45O
翌日
ポケモンスクール
マオ「え?アセロラちゃんを総選挙の一位に?」
サトシ「うん、そうなんだよ!昨日アセロラから電話きて相談受けたんだ」
サトシ「悪いけどみんなも協力してくれないかな?」
マオ「い、いや…協力するのはいいんだけどさ?さすがに今回は難しいんじゃ…」
スイレン「絶対に無理。あきらめた方がいい」
アシマリ「アウ!」
サトシ「そんなことないって!やってみなくちゃわかんないだろ?」
スイレン「無理無理。それにしても泣き落としとは……卑怯な女」
サトシ「なんでそういうこと言うんだよスイレン!」
ピカチュウ「ピッカー!」
スイレン「……………」
カキ「まぁ落ち着けサトシ。ところで……勝つための作戦とか何かあるのか?」
サトシ「へへへ、実はさ?」
カキ、マオ、リーリエ「」ゴクリ
サトシ「昨日博士たちに頼んだらさ?博士たちもCD買って協力してくれるんだって!」
サトシ「これで俺とククイ博士とバーネット博士の分で3票ゲットだぜ!」グッ
ピカチュウ「ピッピカチュウ!」グッ
カキ「いや3票って……」
マオ「こりゃダメそうだね」
ロトム図鑑「ボクもそう思うロト」
26 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/17(火) 22:16:09.28 ID:E/vaCr45O
マーマネ「アマイ……アマイよサトシ」
サトシ「マーマネ……」
マーマネ「あのさぁ?ミヅキちゃんは今まで過去の総選挙をぶっちぎり一位できたんだよ?」
マーマネ「そりゃあ僕もアセロラちゃんには頑張って欲しいけどさ?最近入ったばっかりのアセロラちゃんがミヅキちゃんに勝つのは難しいと思うなぁ」
サトシ「そんなのやってみなきゃ……」
マーマネ「何もその実績だけで言ってるわけじゃないよ?」
マーマネ「ミヅキちゃんは見ての通り、歌、ダンス、トーク…ファンサービス…リーダーシップも完璧」
マーマネ「それに……顔も可愛い、性格もいい、女子力も高い、相棒のイーブイも可愛い」
マーマネ「悪いんだけどミヅキちゃんがいる内はアセロラちゃんにセンターは……」
スイレン「うんうん、マーマネ。いいこと言う」コクコク
サトシ「なーんだ、そんなことか」
マーマネ「え?」
サトシ「まぁ確かにミヅキは目立つし華もあるかもしれないけどさ?」
サトシ「他のところではアセロラが負ける理由ないじゃん」
マーマネ「はぁ?」イラッ
スイレン「はぁぁぁぁ?」イラッ
マーマネ「……ねぇサトシィ?自分が何言ってるのかわかってんの?」イラッ
スイレン「サトシ!あの女に騙されてる!」
サトシ「わかって言ってんだよ。悪いけどアセロラがミヅキに負ける理由が見当たらないじゃん!な?ピカチュウ」
ピカチュウ「ピカピカ」コクコク
マーマネ「サトシ!ミヅキちゃんのこと何も知らないクセに知った風なクチ聞かないでよ!」バンッ
サトシ「マーマネだってアセロラの知らないじゃん!」バンッ
マオ「ちょ、ちょっと!なんでサトシとマーマネがケンカしてるのよ!」
リーリエ「……あれが俗に言う対立ファン同士の抗争ですか…」ゴクリ
カキ「くだらないな」ハァ
スイレン「サトシがNTRれる…」ボソボソ
アシマリ「アウ……」
27 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/17(火) 22:38:04.65 ID:E/vaCr45O
マーマネ「………そうだね…冷静に考えたらミヅキちゃんが負けるハズないもんね?僕としたことが格下相手に熱くなりすぎたよ」フゥ
サトシ「なんだと!」
マーマネ「………まぁ、ありえないけどさ?もしミヅキちゃんがアセロラちゃんに負けたら裸で逆立ち校庭一周してあげるよ」フンッ
マオ「ちょ、ちょっと!マーマネ!」
サトシ「だったら俺もアセロラが負けたら裸で校庭逆立ち一周してやるよ!」
スイレン「!」
カキ「サトシまで……」
マーマネ「言ったね!」
サトシ「ああ!やってやるさ!アセロラはミヅキに負けないからさ!」
ピカチュウ「ピカピィ」
カキ「たくっ」ハァ
リーリエ「これが男の意地を賭けた勝負というやつなのですね!」
シロン「コン!」
マオ「全然違うよリーリエ」
マオ「ハァ…とりあえず、アセロラちゃんに1票入れておけばいいんでしょ?」
サトシ「マオ……」ウルウル
マーマネ「ふ、ふんっ!たかが1票くらいじゃあ話にならな…」
プルルル
リーリエ「あっ、ジェイムズですか?」ピッ
マーマネ「!」
リーリエ「はい、そうです……アローラ48のCDを一万枚ほど……はい、中身の投票券にアセロラと書いて……」
サトシ「リーリエ……」ウルウル
マーマネ「ちょ、ちょっと!リーリエ!それはさすがに卑怯だよ!」
リーリエ「え?そうなんですか?」
スイレン「サトシ」
サトシ「スイレン……」
スイレン「投票券にミヅキって書けばいいんだよね?任せて」ニコッ
サトシ「え!?ちょ、なんでだよ!」
スイレン「だって妹がミヅキファンだし……」
サトシ「そこを何とか頼むよスイレーン!」ユサユサ
スイレン「………えー………」
ギャー ギャー
ロトム図鑑「どうやらサトシは裸で校庭逆立ち一周するハメになりそうロトね」
ピカチュウ「ピカピィ……」
カキ(………俺はいつも通りメンバー1ちゃんでいくか)
28 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/17(火) 23:04:54.51 ID:E/vaCr45O
その後
アセロラ「えーと……ここはこうしてー……」サッサッ
ミミたん「キュー」
アセロラ「…………ダンスの先生がアレンジも入れていいって言ってたし……次のライブまでに頑張って完成させようよミミたん!」
ミミたん「キュー」
ミヅキ(何やってんだアイツ……)
アセロラは……
アセロラ「スタッフのみなさーん!いつもありがとー」ニコッ
アセロラ「これ、昨日お家でアセロラが作ったお菓子!よかったら食べてねー」
カメラマン「おっ!気がきくねーアセロラちゃん!」
ヘアメイク「一つもらうわ?」ニコッ
アセロラ「どうぞー」ニコニコ
ミミたん「キュー」
マネージャー「アセロラちゃんはいいお嫁さんになるよー」
アセロラ「えへへ/////」テレッ
ワイワイ
ミヅキ「あ?あのチビ、スタッフに媚び売りかよ?きもっ」
メンバー1「………私も一つ貰ってこようかな?……」グー
ミヅキ「殺すぞ」
メンバー1「………すみません…」グー
ゼンリョクで……
ミヅキ「……あー…今日のライブも疲れた…」グダー
イーブイ「ブイ」グダー
ミヅキ「……あれ?チビブスは?」キョロキョロ
メンバー1「それが……」チラッ
ファン「アセロラちゃーん!握手してー!」
ファン2「俺も俺もー!」
アセロラ「アハハ、順番順番ー♪」
マネージャー「アセロラちゃーん!勝手に握手会とか困るよー!」
アセロラ「えー?でも、アセロラ……いつも応援してくれるファンのみんなとの時間を大切にしたいし……」
マネージャー「で、でも……」
ソーダアセロラチャンノイウトーリ アセロラチャンテンシ ヒッコメマネージャー
マネージャー「ひっ」ビクッ
アセロラ「………お願い、マネージャーさん?すこしでいいの」ウルッ
マネージャー「…………仕方ないなぁ////」デレッ
メンバー1「………なんか無償で握手会やってます」
ミヅキ「はぁ?」
29 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/18(水) 00:00:17.07 ID:MDkhkOFRO
ミヅキに勝つために……
アセロラ「………」スッスッ
少女「アセロラおねえちゃーん!本の読み聞かせしてー」
アセロラ「あー…ごめんねー?ちょっとTwitterとFacebookを更新してからー……」
少女「ついった?ふぇーす?」
アセロラ「えーと……今日はミミたんと一緒におじさんの交番に遊びにいったの!おじさんの交番にはアセロラのサインが飾ってあってー……」スッスッ
少女「???」
………できる限りのことをやった
アセロラ「あーあー……」
アセロラ「うんうん!今日も喉の調子はおっけー♪アイドルたるもの喉は大切だからねー」
ミミたん「キュー」
アセロラ「さてと、夜更かしは美容に悪いし…明日も朝からレッスンだからもう寝……」
アセロラ「……………」
ミミたん「キュー」
アセロラ「………やっぱりサトシと電話でお話してから寝よ」スッ
ミミたん「キュー」フワフワ
30 :
◆vSD/c.dQDI
[saga]:2018/07/18(水) 00:22:21.56 ID:MDkhkOFRO
アローラプロダクション
アセロラ「………うーん…やっぱりこっちの振り付けの方がいいかなー?ミミたーん」サッサッサ
ミミたん「キュー」
ミヅキ「おいチビ」ザッ
イーブイ「ブイ」
アセロラ「……ミヅキ…」
ミヅキ「……お前さぁ?なに必死になってんのか知らねーけどライブでアレンジいれたダンスすんのやめろよ」
アセロラ「……………」
ミヅキ「選挙の為のアピール?なのかもしんねーけどさ?お前の勝手で変なダンスされっとみんなの足並みが合わなくなるんだよ!」
アセロラ「………で、でも……みんなの足並みが崩れないようなダンスを講師の先生と相談して……」
ミヅキ「………どうせ誰もお前みてーなチビブスのことなんざ見てねーよ」
アセロラ「……………」
ミヅキ「………それにさ?最近のスタッフやファンへの媚び売り……お前もしかしてさ?」
ミヅキ「………今回の選挙で私に勝つ気してんの?」ニヤニヤ
イーブイ「ブイ?」
アセロラ「………そうだよ」
ミヅキ「………は?」
アセロラ「………アセロラは今回の選挙でミヅキに勝つつもりだよ」
ミヅキ「………いやいや…バカじゃねーのお前?夢みんなや」プッ
アセロラ「!」
ミヅキ「お前みてーなチビが少し頑張ったくらいでセンター張れるほどアイドルはアマくねーんだよ!」
アセロラ「……………」
ミヅキ「ま、夢みるくらいは勝手だけどさ?せいぜい無駄な努力……」
アセロラ「努力に無駄なんてないよ」
ミヅキ「……は?」
アセロラ「………それに…たとえ無理だとしても……ただ待ってずっと立ってるだけじゃ始まんないよ」
アセロラ「………あきらめないで頑張るってことを……やってみなくちゃわかんないってことをアセロラに教えてくれた人がいたから」ニコッ
ミヅキ「………意味わかんねーよ」
アセロラ「………ミヅキ!アセロラは選挙でミヅキに勝って……」ズイッ
ミヅキ「!」
アセロラ「アローラ48のセンターを………そして…」スッ
アセロラ「……アローラのアイドル一番星を目指すよ!」ビシッ
ミミたん「キュー!」
ミヅキ「……アローラのアイドル一番星だぁ?」
アセロラ「………さっ!振り付けの練習に戻ろうよミミたん!」クルッ
ミミたん「キュー」フワフワ
ミヅキ「………………」
ミヅキ「………何なんなのよアイツ……気に食わねー…」ギリッ
イーブイ「ブイ……」
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