【安価】男「記憶喪失だ」

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1 : ◆N38WduAZXg [saga]:2018/07/16(月) 13:04:54.81 ID:yFPDSz23O

初安価。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531713894
2 : ◆N38WduAZXg [saga]:2018/07/16(月) 13:07:33.86 ID:yFPDSz23O


確か、それは雨の日。


身体が、頭が、痛い。


朦朧としてきた意識の中で最後に聞こえたのは救急車のサイレンの音。


そこで意識が途絶える。


______________________________。


目を覚ますと白い天井が目に入る。


男「ん……ここは…」


身体を起こし、辺りを見回す。
白色で構築された室内を見るにこれは…病室?
どうして僕はこんな所に。


男「いった…」


記憶を遡ろうとして頭痛が走る。
なんて事だ…僕は…僕自身の事を何も思い出せない。
僕は…誰だ?


その時、病室の扉が開かれる。
女の子だ、髪を片方に縛った可愛らしい女の子。
部屋に入って僕を見ると、とても驚いた様子で固まってしまった。


??「え………え…?男くん…?」

男「あ…」

??「良かった…!!やっと目を覚ましたんだね!!」


その女の子は僕にいきなり抱きつく。
な、なんだ急に…?
いきなり見知らぬ女の子に抱きつかれて恥ずかしくなってきた。


慌てて女の子の肩を掴んで引き離す。
僕が目覚めて嬉しかったのか?頬に涙が伝っている。
とりあえずこの子に聞きたい事がある。


男「>>3

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 13:08:39.88 ID:EadeaNTr0
誰だ?
4 : ◆N38WduAZXg [saga]:2018/07/16(月) 14:25:52.51 ID:yFPDSz23O
男「誰だ?」

??「えっ……え……私だよ…?」

男「ごめん、ちょっと…何も思い出せなくて…」

??「そんな…!私!私だよ!男くんの彼女!」

男「か、彼女…!?君が…?」


なんて事だ、僕はこんな可愛いらしい子とお付き合いをしていたのか。
だとしたら、彼女の先程の反応も納得できる。


彼女「そうだよ!男くん……もしかして記憶喪失ってやつなの…?」

男「あーうん…君の事だけじゃない、自分自身の事もわからないんだ」

彼女「そんな……」

男「ごめん…」


彼女は顔を伏せて黙り込んでしまった、申し訳ない。
少しすると彼女は自分の両頬をパンパンと叩いて「よしっ!」と言うと僕に顔を向ける。


彼女「そっか!わかった!男くんが記憶喪失だとしても私は男くんの彼女だもん!任せて!」

彼女「男くんが記憶を取り戻す様に私も頑張るよ!まずは私達の馴れ初めからがいいかな!?それとも最近のデートの事とか!?それともそれとも──」


色々と話してくれようとする彼女の姿を見て、思わず笑みが零れてしまう。
良い子だな。


彼女「むっ!なんで笑ったのー!いまー!」

男「え、な、何となく…」

彼女「なにそれー!」


そう言った所で彼女のポケットから音楽が鳴り響く。
着信音みたいだ。


彼女「あ、ちょっとごめんね」

男「うん」


彼女が駆け足で部屋から出るのを見た後、改めて自分の状況を考える。
身体のあちこちに包帯が巻かれている、頭にも。
一体どんな怪我をしたのだろうか。

脇に置かれた机の上には少年と誰かが写っている写真がある。
これは…僕なのか?僕と思われる少年と母親らしき人が笑顔で写っている。

うーん…だめだ、家族の事もわからない…。
他には…菓子やら果物がある、彼女の差し入れかな?

他に何か…と探していると再び扉が開く。
彼女が戻ってきた。


彼女「ごめん男くん!ちょっとどうしても外せない急用が出来ちゃったの!ほんとごめん!」

男「いや、僕は大丈夫だから。行ってきな」

彼女「何か聞きたい事ない?1つくらいなら答えられるよ!」

男「そうだな…」

男「>>5
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 14:27:46.64 ID:0MYbkIfa0
何でここに入院してるか教えて欲しい
6 : ◆N38WduAZXg [saga]:2018/07/16(月) 16:08:25.95 ID:yFPDSz23O
undefined
7 : ◆N38WduAZXg [saga]:2018/07/16(月) 16:13:07.60 ID:yFPDSz23O

男「なんでここに入院してるのか教えて欲しい」

彼女「あ、確かに気になるよね。えっと…男くんは通り魔に大怪我をさせられちゃったの…」

男「通り魔……」

彼女「どこも痛まない…?包丁で切られたり刺されたり、挙句の果てには頭部も何度も強打されたらしいよ」


その言葉に僕は心底驚いた。
僕に怨みでもあったのか?そこまでやられるなんて尋常ではない。
今は痛みがないのは幸いだな。


彼女「酷い状態だったらしいけど、一命を取り留めたんだって。やっぱりスポーツやってた人は身体は頑丈なのかな?すごい生命力だ!って先生も言ってたよ」

男「そう…なんだ…」

女「あっ、そろそろ行かなきゃ!また来るよ!男くん!」

男「うん…またね」


彼女は笑顔を見せると早足で部屋を出ていく。
入院した理由はわかった。
切られ刺され殴られ…通り魔にしては過激すぎる…本当に通り魔なのか…?

って悩んでも仕方ないな、記憶が戻らなきゃ憶測しか立てれないし。
……そうすると、急に暇になるな。

彼女に、早く会いたいな。
8 : ◆N38WduAZXg [saga]:2018/07/16(月) 16:14:17.74 ID:yFPDSz23O

______________________________。


彼女が居なくなってから数時間。
僕に気が付いたナースさんが先生を呼び、色々と診断をして貰った。
しばらくは安静という事で、病院生活は続きそうだ。

病室に戻った後は手掛かりになりそうなスマホを触ってみたが、壊れていて起動しない。
彼女に頼んで修理してもらおうか。

夕方になる頃だろうか、病室の扉が開かれた。
入ってきたのは少し背の低い、おさげの女の子。
僕に気付くと明るい顔になる。


??「お兄ちゃん!」

男「おに…ふぅぉっ!」


みなまでいう前に勢いよく抱きしめられる。
本日2度目だ、嬉しいけど。
発育も中々…ってあほか。

??「良かった良かった良かったぁ…」

男「う、うん……あのさ」

??「?」


抱きついた女の子を引き離す。
まずは確かめないと。


男「えっと、僕の妹…?」

??「え…?何言ってるの…?」

男「あ、いや…お兄ちゃんって呼ぶからさ…」

妹「妹だよ、しばらく見ないうちに忘れちゃったの?」

男「妹…」


しばらく見ないうちというのは…一緒に暮らしていたわけではない?
また新しい事実を知ったが記憶に変化はない。

とりあえず僕は妹に記憶喪失だと伝えた。
ショックを受けていたが、すぐに元の顔に戻る。


妹「そっかぁ…じゃあ何も覚えてないんだぁ…」

男「ごめん」

妹「謝らないで、お兄ちゃんのせいじゃないし。アイツの…」

男「え」

妹「あっ!何言ってるんだろ…何でもないよ!」


何だ?心当たりがありそうな雰囲気だったけど。
多分聞いた所で答えてはくれないだろう。

とりあえずは記憶に関する事を聞いてみよう。
妹ならば何かしら僕の話を知っていそうだ。


男「あのさ」

妹「うん?」

男「>>9
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 16:15:54.44 ID:hXURE3Wc0
一緒に風呂入ったことってある?
10 : ◆N38WduAZXg [saga]:2018/07/16(月) 16:36:23.56 ID:yFPDSz23O

男「一緒にお風呂入った事ってある?」

妹「お風呂?…あるよ!懐かしね〜」

男「…」


別にそういうつもりではないが、妹の身体を舐め回すように見てしまう。
うん、良いね。


妹「お兄ちゃん、なに見てるの…」

男「はっ!違う違う!」

妹「えっちだなぁ、最近も一緒に入ったでしょ?」

男「え゛!?」

妹「嘘だよ」

男「嘘か!」


流石に今も一緒に入っていたら色々とマズいよな。
ちょっと残念。


妹「もー、そんな事聞きたかったの?」

男「いやいや、えっと…」


日も落ちてきた、あまり長居はさせられないな。


男「>>11
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 16:38:39.20 ID:sqjZJJECO
義理とかじゃなく本当の妹?
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 16:57:01.61 ID:N6WkZNmGo
某フリーゲームを思い出した
ミックスオレだっけ
13 : ◆N38WduAZXg [saga]:2018/07/16(月) 17:36:12.69 ID:yFPDSz23O

男「義理とかじゃなく本当の妹?」

妹「そうだよ。ちゃーんと血の繋がった妹」

妹「私達は別居しててね、私はお父さんと一緒に暮らしてるの、お母さんはお兄ちゃんと…お母さんは亡くなっちゃったけどね」

男「え…」

妹「数年前に、ね。お兄ちゃんは今一人暮らしなんだよ?」

男「そうなんだ…」

妹「あ、そろそろお父さんのご飯作らないと…またね、お兄ちゃん」

男「わかった、また来てね」

妹「うん!じゃーねー!」


手を振りながら出ていく妹に手を振り返す。
今日はもうお見舞いは来ないだろう。

2人のおかげでわかった事を整理してみよう。
僕は通り魔に襲われて、入院。
彼女持ち、妹が居る、一人暮らし、母親は他界。


男「ふむ…」


まだまだ記憶を刺激するには情報が足りない…のかな。
早く記憶を取り戻したいな、今日はもう寝よう。
14 : ◆N38WduAZXg [saga]:2018/07/16(月) 21:19:14.38 ID:yFPDSz23O

______________________________。


翌日。
特にする事もなく、ロビーにある本棚から小説を拝借して読み耽っていた。

今日は誰が来るのだろう。
そんなことを考えていると病室の扉が開かれる。
入ってきたのは彼女でもなく妹でもない、男だ。

??「よっ、悪運だけは良いみたいだな」

男「あ、どうも」


中々の強面だが、声色がどこか優しそうな雰囲気を醸し出す。
気が合いそうな感じがする。


??「聞いたぜー、記憶喪失なんだってな?」

男「あ、そうなんだ」

友「俺見てもわかんねーか?友だよ友」

男「ごめん…」

友「そうか。本当に何も覚えてないんだな?」

男「うん」

友「……」


うわぁ、黙り込んだ顔こっわ。
睨まないで。
少しすると友は仕方ないな、みたいな顔をして僕の肩をポンと叩く。


友「ま、いいってことよ。覚えてねーんなら仕方ねぇ、つーかお前記憶喪失になったせいか大人しいな?」

男「普段は違うの?」

友「全然違うぜ?もっと強気だったっていうか男らしい…?ま、今みたく大人しい感じじゃなかったな」

男「ふーん…」


元の僕はどうやら強気だったらしい。
俺はーとかそんな感じだったのか。
想像出来ないな。

それにしても僕にこんな友達がいたとは。
僕の事何か知ってるか聞いてみよう。

男「>>15
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 21:20:31.74 ID:ByqSIaue0
記憶を失う前の僕てどんな人だったの?
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 21:24:37.04 ID:UzSUOHx20
>>15
念のために「僕って」が正しいと思う
17 : ◆N38WduAZXg [saga]:2018/07/17(火) 00:17:12.69 ID:ZQk/y/ed0

男「記憶を失う前の僕ってどんな人だったの?」

友「ぶはははは!僕ってなんだよ!キメー!似合わねー!」


そんなに笑う事ないでしょってくらい笑われた。
ここは我慢しよう。


友「…ふぅ…さーて、話してやるか。まず俺達の出会いは高校に入ってからになるんだが──」


あ、そこからなんだ。
止めたら怒りそうだから聞いておこう。


友「俺達は所謂高校デビューってやつでよ、俺は不良でお前は優等生。いけ好かねぇ野郎だと思ってたもんだ」

友「そんで、校内ではそれなりに有名になった俺達がぶつかるのはそう遅くはなかった」

男「…喧嘩?」

友「その通り、タイマンだ。だが、結果は俺の惨敗、手も足も出なかった」

友「ビビったぜ〜…お前ボクシングやっててよ、しかも結構強かったらしい。そりゃ素人じゃ相手にならんわ!って」

友「そっからだな、何故か俺達は仲良くなった!」

友「…おっと、そろそろ本題に入らねぇとな!つい昔話しちまった」

友「そうだなぁ…男は皆のリーダーだったぞ、率先して引っ張り盛り上げ、中心に居た」

友「誰に対しても隔てのない接し方、イジメてるやつを見たら懲らしめる。弱気を助け、悪を挫く!だな。すぐ人気者だ」

友「あと初めて彼女が出来た時は俺に嬉々として話してくれたな」

友「ま、話はこんくらいなんだか…ひとついいか?」

男「なに?」

友「彼女さんとはまだ付き合ってんのか?」

男「え…うん…多分?」


曖昧にしか答えられない。


友「ふーん…もうそろそろ出ちまうんだが他にあるか?」

男「あ、うん…」


僕は新しい情報を確保した。
元の僕は結構活発、それにボクシング。
彼女が言ってたスポーツってのはボクシングの事かな?

そして彼女とは高校からの付き合いみたい?だ。
高校デビューって事はそれまではそういう感じじゃなかったのかもしれない。

それより過去は他の人に聞いた方が良さそうだ。
他に何か聞けることはあるかな?


男「>>18
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 00:19:39.93 ID:Idw/HRBN0
他に友達はいないのか
19 : ◆N38WduAZXg [saga]:2018/07/17(火) 01:32:42.11 ID:ZQk/y/ed0

男「他に友達はいないのか…な」

友「いるに決まってんだろ!ただお前は遠い大学に行く為に県外まで引っ越したんだよ。流石に地元の奴らでも、ここまで来るやつは余程親しい奴じゃねーか?つーか知らなそう」

友「卒業したら当時の友達とは大体疎遠になるだろ。あ、でもお前の事だし連絡くらいは取ってるもな、人気者だったし」

友「あ、そういや、あいつは来たのか?」

男「?」

友「幼馴染だよ、連絡するって言ってたぞ。あ、スマホ壊れてんのか…じゃあ無理ないな」

友「多分近々来ると思うぜ、じゃ俺はそろそろ行くわ。またな!」

男「うん、ありがとう」


男を見送って、ベットの中へと戻る。
うーん、幼馴染か。
僕の事をよく知っていそうな人物…。
有益な情報を得られそうだ。

それよりも先程から窓の外が騒がしい、うるさいな。
窓から見える景色は中庭の筈だ。
でも今の僕には外の騒ぎよりも、安静にして記憶を取り戻す方が大事だ、関係ないね。

1.中庭へ行く
2.寝る
3.うるせー!と窓から果物を投げる

>>21
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 01:38:28.34 ID:90SDPQksO
3
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 01:42:58.07 ID:nGBqH8v3o
2
22 : ◆N38WduAZXg [saga]:2018/07/17(火) 03:07:37.99 ID:ZQk/y/ed0

男「寝よ」


どこか聞き覚えがありそうな声に少し惹かれそうになるが、僕は寝る事にした。
今日お見舞いに来てくれたのは友だけだった。


______________________________。


翌日。
いつもより起きるのが遅くなってしまった。
目を開けると側には見知らぬ女の子が林檎を剥いていた。

真っ直ぐで綺麗な長い髪、どこか楽しそうにしながら手慣れた手つきで皮を剥いていく。
すると、目を開けた事に気付いたのか笑みを向ける。

??「おはよ、起こしちゃったかな?えへへ」

男「>>23
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 03:11:33.80 ID:90SDPQksO
おやすみ
24 : ◆N38WduAZXg [saga]:2018/07/17(火) 14:59:01.21 ID:8dkIwgHiO


男「おやすみ」

??「え、ええ〜!何で〜!起きて起きて〜!」


目の前の現実から逃避しようと試みたが、めちゃくちゃ揺すってくる。
でもどこか懐かしい感じがする、気のせいだろうか。


男「お、起きる…!もう揺らさないで…」

??「あは、良かったぁ」


観念して身体を起こす。
見たことのない人だが、何となくわかる。


男「えーっと…幼馴染…かな?」

幼馴染「おっ、御明答〜♪ご褒美に林檎をあげましょう」


向き終わった林檎を食べやすい大きさにして皿に盛り付けると1つ摘んで僕の口に運ぶ。
拒む理由もないし、僕は林檎を食べる。
美味い。


幼馴染「ウチの事、わかる?」

男「名前以外はちょっと…」

幼馴染「ありゃ〜残念…しょぼーんだよ」


なんというか、独特な雰囲気な子だな。
おっとりしているというのか、気が緩みそうになる。


幼馴染「男くん、元気そうで良かった〜。話聞いた時は心配で心配で…」


顔をよく見ると目元が腫れている。


男「ごめん、心配かけたね。でも、もう大丈夫…記憶以外はね」

幼馴染「うん!」

幼馴染「でもでも意外だね〜」

男「?」

幼馴染「男くんって人一倍警戒心が高くて、すっごく強いのに、通り魔さんには勝てなかったんだよね〜」

男「刃物には勝てなかったって事で」

幼馴染「ふむぅ〜」


どこか不満げにしている幼馴染。
様子を見るからに、友も言ってたけど元の僕はそんなに喧嘩が強かったのか…。


男「あ、そうだ。記憶の手掛かりになりそうな事教えてくれないかな?」

幼馴染「手掛かり?……ん〜何だろう…」

男「過去の事でもいいし、最近の事でも!」

幼馴染「え〜、そんなの沢山ありすぎるよ〜」

幼馴染「逆に、男くんは何か知りたいことはないの?」

男「じゃあ…>>25
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/17(火) 15:02:42.34 ID:Q4B1F1hoO
きみのスリーサイズ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 15:03:46.79 ID:CqtTBagVO
周りの関係とか
君が来るまで俺の彼女、妹、友は来たけど、?他に居たりする?僕の見舞いに来る人
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 15:04:47.43 ID:CqtTBagVO
真面目に聞けよ……
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 17:52:03.10 ID:1BGGEuUv0
>>27
気持ちはわかるが安価なのよね、これが。
29 : ◆N38WduAZXg [saga]:2018/07/17(火) 20:21:47.63 ID:8dkIwgHiO

男「君のスリーサイズ」

幼馴染「えっとね〜…上から86の……って何言わせるの〜!」

男「もしかしたら何か思い出すんじゃないかなって…」

幼馴染「も〜…記憶戻ったら教えてあげる〜」

男「楽しみにしよう」


よし。
いや、何がよしなんだ。


幼馴染「他には〜?」


何か聞こうと思ったその時、病室の扉が開く。
妹がきた。


妹「お兄ちゃーん、きたよー…って幼馴染ちゃん!来てたんだ!」

幼馴染「あ〜!妹ちゃんだ〜!お久しぶりだね〜」

妹「久しぶり!あ、いつもお兄ちゃんがお世話になってます」


ペコペコと頭を下げる妹。
いつも世話になってたんだ、結構親しい仲なのかな?


幼馴染「そんな事ないよ〜、ウチもお世話になってるしね」

妹「良かったねお兄ちゃん、こんな可愛い彼女にお見舞いしてもらって!」

幼馴染「か、可愛いって…やめて〜恥ずかしいよ〜」


ん?気のせいかな。


男「あ、ああ…うん」

妹「で?何か思い出したの?」

男「いやまだ全然…それとなく情報は集まってきたけど」

妹「ふーん。あ、幼馴染ちゃん。ちょっと兄妹で話したい事があるんだけど…」

幼馴染「お、了解であります。男くんの姿も見れたし、丁度いいからウチはお暇しよかな〜」

妹「あぅ、何かごめんね」

幼馴染「いいのいいの〜。じゃ、後はよろしくね〜。男くん、またね〜ちゅ」

男「わっ」


頬に軽くキスをされて僕が反応したら、可愛いーと言って笑いながら幼馴染は退室していった。


妹「もぅ、お似合いだねーほんと」

男「は、はは…」

妹「ところで…さ、お見舞いに彼女さんって来たの…?」

男「>>30
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 20:23:30.03 ID:92ouT9UFo
幼馴染を彼女って言ったけど他にもいるのか?
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 20:23:44.09 ID:rD0yB7o00
彼女ってあの人(最初にあった人)だよね?
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 20:24:31.19 ID:gIvxgKqt0
来たけど?さっき幼馴染を彼女って言ったけどどういうこと?
33 : ◆N38WduAZXg [sage]:2018/07/17(火) 20:38:40.96 ID:8dkIwgHiO
彼女っていう表記が分かりにくいと今更後悔。
登場人物の彼女を
彼女「」→女「」
に変更していきます。
34 : ◆N38WduAZXg [saga]:2018/07/17(火) 21:30:55.38 ID:8dkIwgHiO

男「幼馴染を彼女って言ってたけど、他にもいるのか?」

妹「なっ!何言ってんの!お兄ちゃんの彼女は幼馴染ちゃんだけなんでしょ!?言ってたじゃん!」

妹「あ、ごめん!……覚えてるわけないよね」


過去に僕が妹にそう伝えたという事か。


妹「……もし女さんて人が来たら気を付けて。昨日は何とか食い止めたけど…。きっとあの人はここに来ると思う。信用しちゃダメ」


どうやら妹と女の間には何か溝があるみたいだ。


妹「…ストーカーなんだよ」

男「え…」


予想外の事に言葉が詰まる。
女が…ストーカー…?


妹「自分の事を彼女だってずっと言ってるの…違うって言ってるのに……」

妹「それに!あいつ!私を病人扱いするような接し方!それもムカつくの!」

妹「何なのホントに…!」


一体何があったんだろうか。


>>37
1.時間も遅いので帰す
2.何か言う、聞く>>40
3.女はそんな奴じゃないと怒る
4.黙って頭を撫でる
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/17(火) 21:37:28.57 ID:gIvxgKqt0
2 その女さんってどういう人なのか
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 21:39:01.79 ID:xwlfAaAno
2 詳しく教えてくれ
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/17(火) 21:41:18.35 ID:JfI9+3s60
たぶん僕が死にかけたのもその女にやられたからか?
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 21:44:05.78 ID:EOBntKIoO
2を選んだ後に内容は>>40で安価するんだと思う
安価↓
39 : ◆N38WduAZXg [saga]:2018/07/17(火) 22:08:30.18 ID:8dkIwgHiO

男「多分僕が死にかけたのも、その女にやられたからか?」

妹「…多分…」

妹「私、聞いたことある。病的にまで人を好きなると好きな人を殺しちゃう人がいるって。なんて言うのかは知らないけど…」

妹「女も多分そうなんじゃないかって思ってるの…だっておかしいもん!違うものは違うのに!頭おかしい!」


再安価>>40

1.時間も遅いので帰す
2.何か言う、聞く→安価取得後、男「>>42
3.女はそんな奴じゃないと怒る
4.黙って頭を撫でる

該当しないものは安価↓
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