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【安価】Magia☆Oblivion【まどか☆マギカ+マギア☆レコ―ド】
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1 :
◆ktZbX.W8T0z3
[sage saga]:2018/07/14(土) 02:04:17.04 ID:FOACbHz4o
・あなたが叛逆後世界を生き抜く安価orコンマ式ノベルゲーム
・sage進行
・安価先連投の場合安価下。コンマではその限りでない。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1531501456
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/14(土) 02:05:40.39 ID:FOACbHz4o
ほむら「もしも――もしもよ」
ほむら「全てを投げ出し、全てを救う最愛の子が居たとしたら――あなたならどうする?」
ほむら「――私なら堪えられないわ」
ほむら「そんな子に、全てを投げ出してまで我が身を犠牲にしてほしくない」
ほむら「生きて――生きてさえいれば、必ず別の道だって拓かれるもの」
ほむら「――みんなから忘れられるなんて、会えないなんて惨すぎる」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/14(土) 02:06:14.90 ID:FOACbHz4o
ほむら「――さて、次の問題よ」
ほむら「全てを捨てて、全てを敵に回してまでも守りたい子が居たとしたら――あなたならどうする?」
ほむら「――口にするまでもない」
ほむら「全てを敵に――世界を敵に回してでも、守り通してみせるわ」
ほむら「私が変わろうとも、守りたいものだけは変わらない」
ほむら「私が変り果てたぐらいで、守りたい子だけは変わらない」
ほむら「――私が変り果ててしまった程度で、あの子を守れるなら安いモノよ」
4 :
◆ktZbX.W8T0z3
[sage]:2018/07/14(土) 02:07:42.97 ID:FOACbHz4o
ほむら「――話が反れたわね。じゃあ――改めてあなたに問うとしようかしら」
ほむら「――あなたは秩序を尊ぶモノ」
ほむら「――否、そんなモノ破壊<戒>してみせ……混沌を以て統べるか」
ほむら「――それとも、そんな両者にすら靡かず"己"を貫き通すモノなのか」
ほむら「果たしてあなたは、この"庭"でどう記してくのかしら」
ほむら「ねぇ――」
5 :
◆ktZbX.W8T0z3
[sage]:2018/07/14(土) 02:10:57.49 ID:FOACbHz4o
☆
――白亜。
視界占めるはこの一色。
嗅覚突き刺すは消毒アルコールの香り。
醒める目にはこの無色と同じく思い出が浮かんでこない。
――記憶が無い。
そも、思い出させてくれる物自体が無かった。
私が誰であったか?
私の名は何であったか。
私とは何か。
――ただ一つを除いて。
6 :
◆ktZbX.W8T0z3
[sage saga]:2018/07/14(土) 02:13:45.93 ID:FOACbHz40
「――ん」
ベッドに取り付けられた名札を見やる。
――▓▓▒▒ ▒▒▓▓。
どうやらそれが私の名の模様。
そしてこの私、▒▒▓▓が覚えていられた事は――
「――魔法、少女――」
たった一つの願いを引き換えに、魔獣と戦う使命を課せられた者。
その証としてか、はめられた指輪には曇りなく透き通る宝玉が備わっていた。
「…………」
願いを胸に抱く戦士。
とは言え、肝心なその願いが私には無い。
何せ覚えてない。
7 :
◆ktZbX.W8T0z3
[sage saga]:2018/07/14(土) 02:14:32.57 ID:FOACbHz40
「……はぁ」
さて、今私の居るこの病院は――
コンマ 01〜50→見滝原市立病院
50〜00→里見メディカルセンター病院
下1レス
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/14(土) 02:18:26.69 ID:/uvjH5S1o
あ
9 :
◆ktZbX.W8T0z3
[sage saga]:2018/07/14(土) 02:27:54.67 ID:FOACbHz40
――里見メディカルセンター病院。
この人口約300万人近い新興都市――神浜市にある有数の医療機関。
医師の技術は勿論のこと機器も全て最新の物が備わっている。
――どうやら私の記憶を取り戻せなかったらしい事は置いといて、だ。
……と、心中で少しばかりの嫌味を吐きつつも、退院が目前である事は喜ばしい限り――と言う事にしておいてやろう。
☆
10 :
◆ktZbX.W8T0z3
[sage saga]:2018/07/14(土) 02:36:24.40 ID:FOACbHz40
途中、魔獣と遭遇する事も無く――こんな真っ昼間から湧き出る筈も無いが――我が家に着いた。
まだ見ぬ両親の顔を心待ちにしている私を、温かく出迎えてくれる事だろう――と思っていた。
「……」
だが出迎えてくれたモノは――無。
――は言い過ぎだろうか。飾り気のない質素なワンルームだった。
新居独特のツルツルと白く輝く風呂とトイレとキッチン――それらが備わっているだけマシなのかもしれないが。
そしてご丁寧にもパソコンとスマホも予め備えられている。
――何だ。私は隔離実験動物か何かか。
薄々予感はしていた。
退院の際に出迎えてくれる者もなし、果ては両親の抱擁もこの家に無かったであろう事は自明だ事だろう。
だがこうして現実を突き付けられればやはり落胆は隠せない。
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