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岡部「フェイリスー! 俺達の仲間になれー!」フェイリス「キ、キョーマァ・・・」
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1 :
◆LYNKFR8PTk
[saga]:2018/07/12(木) 20:01:29.64 ID:NT2CN3Xy0
フェイリス「で、でもワイ、、、なんの能力もないゾ、、、」
岡部「うるせェ!!!!イこう!!!!!」ドン!!!!!
岡部「俺は面白い奴が好きだ!!!」
フェイリス「う、ゔゔ、、、岡゛ブェ、、、ぜん゛ぢょ゛お゛お゛お゛、、、、」ポロポロ
タル「よろしくな!フェイリスくん!」
紅莉栖「あたしはクリス。よろしくね!(ヤダ、結構可愛い、、、)」
ルカ子「僕より弱そうな奴が入ってきて嬉しいぞ僕は!!」
まゆり「今夜は糞ゲルバナだーー!!!」
鈴羽「あたしが治してやるから安心して怪我していいぞコノヤロー♪」
ミスターブラウん「ミスターブラウんよ。FB」ジワァ
リリー・フンラキー「新人ンンンン!!!ドクペは好きかぁーーーー?????」
ワイとラボメンの新しい冒険が始まる!!物語の舞台はついに新世界線へ!!
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1531393289
2 :
◆LYNKFR8PTk
[saga]:2018/07/12(木) 20:02:23.63 ID:NT2CN3Xy0
岡部「……!!」
岡部「……」
岡部「今のは……夢?」
3 :
◆LYNKFR8PTk
[saga]:2018/07/12(木) 20:02:54.09 ID:NT2CN3Xy0
紅莉栖「やっと起きた」
岡部「!! 助手……俺は今まで……寝てたのか?」
ダル「そうだお」
まゆり「じゃあオカリンが起きた所でパーティ開始なのです!!」
岡部「……」
ルカ子「凶真さん……どうしたんですか? 何か悪い夢でも見たんですか?」
フェイリス「じゃあフェイリスがおまじないで忘れさせてあげるニャン!!」
岡部「……」
4 :
◆LYNKFR8PTk
[saga]:2018/07/12(木) 20:04:07.76 ID:NT2CN3Xy0
岡部「……みんなに聞きたい事がある」
紅莉栖「何よ、真面目な顔して」
岡部「ラボメンは……今ここに何人いる?」
まゆり「えっと……まゆしぃにオカリン、紅莉栖ちゃん、ダル君」
まゆり「ルカ君、フェリスちゃん……」
ルカ子「6人ですね」
岡部「……」
岡部「もう一人いなかったか?」
ダル「なん……だと……?」
5 :
◆LYNKFR8PTk
[saga]:2018/07/12(木) 20:05:02.30 ID:NT2CN3Xy0
紅莉栖「何言ってんのよ、今まゆりが言った通り6人よ」
岡部「……そう、だよな……」
フェイリス「……キョーマ、どうしたニャン?」
岡部「実は今見た夢でな……ラボメンの中に見知らぬ誰かがいたんだ」
岡部「けど……誰かよく思い出せなくて……」
岡部「そいつは……さっきまで……いや、今まで俺達と一緒にいたような気がして……」
岡部「そいつの存在を……忘れちゃいけないような気がして……」
紅莉栖「……って機関の陰謀によって言わされてるんだろ?」
岡部「……」
岡部「フーハッハッハッ!! 流石クリスティーナ!! 全てお見通しというわけか!!」
岡部「さぁ、我が助手の力量が分かった所で!! 助手の帰還パーティを祝おうじゃないか!!」
紅莉栖「……といっても数日間しかいないけどね」
6 :
◆LYNKFR8PTk
[saga]:2018/07/12(木) 20:05:34.62 ID:NT2CN3Xy0
岡部「……プハッ!!」
ダル「オカリンドクペ飲み過ぎだろ常考」
岡部「そうは言うが……人の事は言えるのか?」
フェイリス「フェイリスもこれで5杯目ニャン!!」
ルカ子「ラボメンでパーティをする時、みんなでドクペを飲むのが当たり前になってきましたからね」
紅莉栖「そういえば……確かにそうよね」
ダル「確か……あれ」
ダル「何がきっかけでみんなドクペ飲むようになったんだっけ」
まゆり「うーん……まゆしぃはよく覚えてないのです」
岡部「……」
岡部(そういえば……どうしてだ?)
7 :
◆LYNKFR8PTk
[saga]:2018/07/12(木) 20:06:02.20 ID:NT2CN3Xy0
夜
岡部「……」
岡部(妙だ……引っかかる)
岡部(夢で見た謎の人間……俺はどこかで奴を……)
岡部(……ダメだ、思い出せない)
鈴羽「岡部倫太郎」
岡部「!!!」
鈴羽「あたしは未来からやってきた阿万音鈴羽」
鈴羽「あの男を……」
鈴羽「リリー・フンラキーを……救って欲しいんだ!!」
岡部「リリー……フンラキー……?」
8 :
◆LYNKFR8PTk
[saga]:2018/07/12(木) 20:06:49.49 ID:NT2CN3Xy0
岡部「つまりそのリリー・フンラキーという男は……今まで俺達を救う為に……電話レンジ(仮)を使って……?」
鈴羽「そう」
岡部「それで俺達がそいつを忘れているのは……そいつが世界線を行き来しすぎた所為で……?」
鈴羽「そう、だからこの世界線に戻さないといけない」
鈴羽「戻すには……過去にタイムスリップして……この世界線に留まるような印象深い記憶を植え付ける事」
鈴羽「そうしないと……次第にあんたはリリー・フンラキーの存在を忘れるようになる」
鈴羽「リリー・フンラキーは……一生R世界線にいる事になる!!」
岡部「……」
9 :
◆LYNKFR8PTk
[saga]:2018/07/12(木) 20:07:17.75 ID:NT2CN3Xy0
R世界線
リリー・フンラキー「……」
リリー・フンラキー「新人ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン!!!」
10 :
◆LYNKFR8PTk
[saga]:2018/07/12(木) 20:07:57.71 ID:NT2CN3Xy0
岡部「ここがフンラキーが小さい時の……?」
鈴羽「うん」
岡部「……!!」
リリー・フンラキー「……」
岡部「……あれか? あそこの海パン一丁の……」
鈴羽「うん、間違いない」
リリー・フンラキー「止まれええええ!! 海列車ああああああ!!!」
岡部「!!?」
11 :
◆LYNKFR8PTk
[saga]:2018/07/12(木) 20:08:28.99 ID:NT2CN3Xy0
岡部「何やってるんだフンラキー!! どうして線路の上に!!? このままじゃ轢かれるぞ!!!」
リリー・フンラキー「トムさんを返せええええええええええ!!!」
ドカァン!!!
岡部「!!!?」
鈴羽「轢かれ、た……」
岡部「あ、あ……」
岡部「あああああああああああああ!!!」
鈴羽(もしかして……あたし達が干渉した所為で?)
鈴羽「ここは一旦戻ってやり直そう!!」
12 :
◆LYNKFR8PTk
[saga]:2018/07/12(木) 20:09:01.67 ID:NT2CN3Xy0
その後、何度も試みたがリリー・フンラキーが轢かれるという事実は変わらなかった。
鈴羽「もしかして……あれは必然?」
岡部「必然……?」
鈴羽「ねえ、昔列車に轢かれたとか何か言ってなかった?」
岡部「いや……奴は過去を多くは語ってはいなかった」
岡部「ただ一つあるとすれば……見知らぬ誰かにドクペを飲まされたのをきっかけに……ドクペが好きになったと……」
鈴羽「……それだ!!」
岡部「……?」
岡部「……!!!」
13 :
◆LYNKFR8PTk
[saga]:2018/07/12(木) 20:11:36.52 ID:NT2CN3Xy0
岡部「!! そういえば……どうして俺は奴の記憶を? さっきまで忘れてたのに……」
鈴羽「……フンラキーに関わる事で……自然に思い出したのかも」
岡部「……」
岡部(待ってろ……フンラキー)
リリー・フンラキー「トムさんを返せえええええええええ!!!」
ドカァン!!!
リリー・フンラキー「……」
リリー・フンラキー(……ここは?)
リリー・フンラキー「……」
リリー・フンラキー(武器商船……?)
リリー・フンラキー(おれは……打ち上げられたのか……)
14 :
◆LYNKFR8PTk
[saga]:2018/07/12(木) 20:12:19.16 ID:NT2CN3Xy0
リリー・フンラキー(ダメだ……身体が言うことを聞かねえ……)
リリー・フンラキー(鉄クズが……そこにある鉄クズで代用しねえと……)
岡部「……」
リリー・フンラキー「!!!」
リリー・フンラキー(スパンダの仲間か!? おれを殺しにきたのか!!?)
岡部「……新人」
リリー・フンラキー「……?」
岡部「……ドクペは好きか?」
15 :
◆LYNKFR8PTk
[saga]:2018/07/12(木) 20:12:55.57 ID:NT2CN3Xy0
岡部「とある男が……ラボを設立した」
岡部「その男は……新しい奴が入ってくる度にドクペを飲ませていた」
リリー・フンラキー「……???」
岡部「……飲めるか?」
リリー・フンラキー「……身体が動けねえ」
岡部「……そうか、なら」
岡部(あまりこれはしたくなかったが……)
岡部「……」ゴクン
リリー・フンラキー「……?」
岡部「……」ゴバァ
リリー・フンラキー「!!!?」
岡部「……口移しだ」
16 :
◆LYNKFR8PTk
[saga]:2018/07/12(木) 20:13:34.13 ID:NT2CN3Xy0
岡部「……行こう」
鈴羽「うん」
リリー・フンラキー「……」
リリー・フンラキー「……!!」
岡部「……」
リリー・フンラキー「……どうしてここに?」
岡部「俺が来たんじゃない、お前が来たんだ」
リリー・フンラキー「……」
リリー・フンラキー「……新人ンンンン」
岡部「?」
リリー・フンラキー「返してもらうぞ……おれのファーストキス」
岡部「……俺の台詞だ」
終わり
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