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まる子、デスゲームをするの巻
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102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/17(水) 21:31:44.92 ID:FDd3l9tZo
待ってた。もう少しだから完結頑張って
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/18(木) 21:57:45.69 ID:kVIpDDwn0
【午後20時 ゲーム終了まで残り12時間】
山根「ガァァッ!」ブンッ
まる子「たまちゃん!!」
たまえ「キャア…ッ!!」ドタッ
山根「グルルル…」
城ヶ崎「二人とも…!大丈夫!?」
まる子「何とか…」
突然3人の元に姿を現した山根は、まる子や城ヶ崎の身長の3倍ほどある大きな右腕を振り下ろし襲いかかってきたのであった
城ヶ崎「コイツ…前に長山くんと戦った時にいた化物…」
たまえ「私たちと会った時より大きくなってるような…」
まる子「ここに居るってことはクラスの誰かなんだよね…私たちのこと分からないのかな…」
山根「グオオオオオ!!!」
城ヶ崎「緑色の瓶…でっ!」
山根がもう一度相手を仕留めようと左腕を振りかぶると、城ヶ崎が投げた緑色の瓶『かかった部位がドロドロに溶ける毒』が山根の左腕に命中し
山根「グオォッ…!?ガゥルルル…!」
みるみる山根の左腕は原型を保つことが出来ずドロドロに溶けていき
城ヶ崎「よし…効いたわ…!今のうちに逃げましょ…!」
たまえ「うん!行こうまるちゃん!」
山根「ガアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
山根は雄叫びを上げると左肩が光り、溶けて無くなった左腕を再生させる
まる子「元に戻った!?どうすんのさあんなの…!」
たまえ「また私たちを狙ってきたら、今度は私のカメラであのモンスターの動きを止めるから…!」
山根「…グルルルルルルル」
まる子「あれ?…追ってこないね」
城ヶ崎「他の誰かを見つけたのかしら…」
山根は大きな口を開いて逃げる3人の姿をじっと見ているだけで
たまえ「…?」
たまえ(もしかして…)
たまえは昔見た怪獣映画を思い出す。
主役の怪獣が口から吐き出した破壊光線により街が木っ端微塵になるあの場面を…
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/18(木) 21:58:44.31 ID:kVIpDDwn0
山根「……」ギュウウウウウン
山根の口の周りにエネルギーが集まり、球のようなものを作り出し、どんどんその球は大きくなっていき
たまえ(2人は逃げるのに必死で気づいてない…あれを食らったら皆死んじゃう…あれを止めれるのは私だけ…)
たまえ「ふー…」
まる子「たまちゃん?」
たまえ「……まるちゃん…白い方のチョーク貸して…?」
まる子「え?…あ…うん…いいよ、何に使うの…?」
たまえはまる子からチョークを受け取ると、少し穴の空いている地面に円を描きまる子と城ヶ崎を円の中に入れる
たまえ「はいっ、チョークありがと、まるちゃん。」
まる子「う…うん…。ねぇ…たまちゃん…?何するつもりなの…??」
たまえ「ここなら少し衝撃が防げるよね…。あの威力をこんな小さな円で耐えられるのか少し心配だけど…大丈夫。まるちゃんは私が守るから…!」
まる子「た…たまちゃん!?どういう事!?説明してよ!!」
たまえ「説明してる暇はないの!お願いだから…何があってもここから動かないでね…?」
まる子「も…もしかしてあの怪物の所に…?や…やめなよ!たまちゃんも一緒に円に入ろうよ! 」
たまえ「このままじゃ、あの怪物は私たち3人の所に光線を…ビームを撃っちゃうんだよ…あんなのまともに受けたらいくら攻撃を防ぐ円だって言っても信用できないから…私がなるべく円に被害が来ないように囮になる……あ、私のカメラも渡しておくね…」
まる子「やだよ…死なないでよたまちゃん…」
たまえ「大丈夫…まるちゃんなら生き残れるよ…。だって…まるちゃんだもん…」
まる子「たまちゃんも一緒じゃないと生き残っても意味ないよ!」
たまえ「これからもまるちゃんにはいっぱい楽しいことを作って、幸せになって欲しいから…」
たまえ「…またね、まるちゃん。」ダッ
まる子「あああっ!!そんな…待ってよたまちゃん……行かないで…」ガクッ
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/18(木) 21:59:18.49 ID:kVIpDDwn0
たまえ(うぅ…こんな私と仲良くしてくれてありがとう…どうか神様…まるちゃん…城ヶ崎さんも…生き残れますように…)
たまえはそんなことを思いながら山根の前に立ち
たまえ「や…やい化物!こっちだよ〜!!」
山根「ウウウガァァッ!」
たまえ(よしっ!こっちを向いてくれた…円とは反対方向だから…大丈夫…大丈夫…)
たまえ(お父さん…お母さん…まるちゃん…今までホントにありがとう……またいつか…会いたいな…)
そして、無慈悲にも山根から禍々しい色をした光線が放たれる。すると大きな音とともに光が弾け、大きな爆発が起こる
まる子「そ…んな…た…たまちゃあああああん!!!」
たまえの策略通り円の中のまる子たちは爆風により吹き飛ばされてしまうが、円の外に出ることはなく無傷で助かることが出来た。
『ほなみ、死亡!死亡!お疲れ様でした。残り……9人』
城ヶ崎「ほなみさん…」
まる子「ああああ…たま…ちゃん…」
周りを焼け野原にした山根は満足そうに笑うとどこかに行ってしまい
まる子「たまちゃんがいなくちゃ…もう…生きてる意味なんてないよ…」グスッ
城ヶ崎「だ…ダメよ!なんの為にほなみさんが囮になったか分かってるの!?さくらさんに…生きて欲しかったからでしょ!!」
まる子「ひぐっ……そう…だよね」
城ヶ崎「ここにずっといると他の誰かがくるかもしれないから…とりあえず離れましょ…?立てる…?」
まる子「うん…私は…たまちゃんの分まで生き残るよ…」
城ヶ崎「残り9人…その中にあの化物を止められる人がいるのかしら…」
まる子「私がアイツを倒すよ…」
城ヶ崎「え…ええ!?このチョークで何ができるっていうの…?」
まる子「大丈夫…私ならできる…」
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/18(木) 21:59:56.87 ID:kVIpDDwn0
【午後23時 ゲーム終了まで残り9時間】
………
かよ子「あの爆発…何だったんだろうな〜…あんなのに巻き込まれたら確実に死にそうだから近づかないようにしよっと…」
かよ子「いつになったら会えるんだろうなぁ…♪杉山くん……あれ?誰かいる…だぁれ?」
坂口「…山田…??」
かよ子「あ〜…えっと…坂口くん…だっけ?」
かよ子「私のこのレーザー銃だけじゃ心細かったから丁度良かったよ〜♪」
…………
藤木「残り5人までに生き残る…だろ…?行ける行ける…」ザッ
藤木「……嘘だろ…?」
山根「…グルフフフフフ」
藤木「な…なんだよこの化け物…一体誰なんだよ…!敵の能力を探れる能力…確かあったよな…?発動!!」
藤木は腕時計をいじり、これまで色々な条件を満たし手に入れた能力の1つを発動させる
藤木「や…山根…!!??こ…これが!!??」
山根「ゴォォォォォ!!!!!!」
藤木「うわああああああああああ!!!!」
山根は右腕から大きな鎌を具現化させそれを振り下ろす
藤木「…『攻撃全反射』発動!!」
藤木の体に鎌が直撃すると鎌は何故か破壊され粉々になる
藤木「はっ!!」
笹山のアイテムであった手袋をつけ山根の右足に触れると足は爆散し、初めて山根は地に倒れる。
藤木(い…意外と行ける…!ちまちまミッションをやってて良かった〜…まだまだ使える能力があるし…勝てるぞ…!!)
藤木(いざとなったらあの手もあるし…生き残れる…!!)
…………
城ヶ崎「ホントにこの作戦で行くの…?」
まる子「うん…実験は成功したしね…何とかなるよ」
城ヶ崎「じゃあ時間もないし…早くあの化け物を探さないと…」
まる子「そうだね…休んでる暇なんかないよ…」
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/18(木) 22:00:26.14 ID:kVIpDDwn0
藤木「うわあああああっっ!」
山根「グオアアアアアアアッッッ!!!!!!!」ブンッ
藤木「ぎゃあああっっ!!」
藤木「な…なんだよ!僕の能力全く役に立たないじゃないか!! 」
最初の方は藤木が山根相手に善戦していたが、どんどん山根は攻撃に対応し始め 今まさに藤木に反撃している所であった
藤木「これじゃあ殺され……」
藤木は言葉を言い終える前に山根に殴りつけられ宙に舞う、さらにその後バレーでスパイクを打つかのように藤木の体を叩き一瞬で森の奥まで吹き飛ばす。
藤木「いてて…うわぁぁぁっ!???お腹に穴があああっ!!」
藤木「このままじゃ死んじゃう…こうなったらあの手を使うしかないな…」
山根「ゲヘヘヘヘヘヘヘ…」ズン…ズン…
藤木「も…もうここまで来たの!?わあああっっ!!」
………
『藤木、死亡!死亡!お疲れ様でした。残り8人!!』
かよ子「あっ、藤木くん死んじゃったんだ…まぁいいや…それより〜…」
坂口「腕が…ァ…腕がねぇよぉぉっ!!」
かよ子「いやぁ、坂口くんのアイテム強いね…♪♪もうちょっとで殺される所だったよ…」
『つかいかた。リモコンを向けた物の動きを15秒間操作することができるよ。レア度星5』
かよ子「使い方次第では誰でも殺すことが出来るもんね…♪♪」
かよ子「多分初めて使うから操作の仕方分からなかったんだろうなぁ…全然使いこなせてなかったもん…」
坂口「や…やめろ…リモコン返せ…!!来るな…来るなぁぁっ!!」
かよ子「このリモコンを向けて…?えいっ」
『GAME START!!!』
かよ子が坂口から奪ったリモコンのSTARTボタンを押すとスタートの合図と愉快なbgmが流れ出す
坂口「か…体が…動かねぇぇ!!」
かよ子「え〜っと…操作難しいなぁ…」
坂口「首が勝手に回る…!!やめろ…やめろぉぉ!!」
かよ子「凄い!面白いくらい首が変な方向に向いてる〜♪」
坂口「お願いだぁあああっ…頼む…助け…」
ゴキンッ
何かが折れるような大きなと共に坂口は倒れる
『GAME CLEAR!』
かよ子「やった…!楽しい!これで色々杉山くんと遊べるなぁ…♪」
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/18(木) 22:30:56.58 ID:kVIpDDwn0
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109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/18(木) 22:32:35.70 ID:kVIpDDwn0
【午前0時 ゲーム終了まで残り8時間】
コジコジ『やっほ〜、久しぶりのコジコジだよ。とうとう最終日だね。残りの8時間どう有意義に過ごすかは君たち次第だよ。今の生存者は、さくら、城ヶ崎、山田、山田、山根、三沢…杉山の7人だよ。誰が生き残っても面白い結末になりそうだね…僕はずっとずっと君たちの戦いを見ているから…最後まで頑張ってね。』
………
【さくら家】
友蔵「あと7人…たまちゃんもとうとう死んでしまった…どうかまる子は生き残ってくれい…」
ひろし「あの山根ってやつは許せねぇな…あんなに人をぶち殺しやがって…」
こたけ「でも山根くんは1度まる子を守ってくれたんだよ…今はただまる子が生き残ってくれることを祈るしかないねぇ…」
…………
【今から2日ほど前】
その場には関口とまる子、山根の3人が対峙していた。
山根「さぁ、早く逃げて!」
??まる子「うぅ...山根...ありがとう...!じゃあこの剣だけでも持ってておくれ...」 ??
山根「ありがとう、後で必ずいくよ。」 ??
まる子(必ず来ておくれよ...山根!)ダッ ??
関口「...ふっ、かっこいいなぁ山根。」 ??
山根(初日に飲んだ僕のアイテム...薬よ...働いてくれ...なんの効果は知らないけど...)
山根「うおおおお!!」ブンッ
関口「おっと、こいつでもくらえっ!」
まる子から貰った剣で立ち向かうが関口に簡単に避けられてしまい、関口の蹴りを喰らう
関口「カッコつけた割には弱いなぁ、山根?まださくらも遠い所に行ってないだろうし…すぐに二人とも殺してやる!!」
山根「…」ドクン…ッ!!! ドクン…
関口(!!??何だこの殺気…山根から…!?)
山根「グチャグチャニ……コロシテヤル……」
関口「なんかやべぇっ!早めに殺しておかないと!」
山根「グオオオオオオオオオオ!!!!」
山根はどんどん形状を変化させ、あの恐ろしい怪物の姿になると関口を跡形もなく潰してしまう。
…………
まる子「山根…まだ生きてるんだね…」
城ヶ崎「確か関口に襲われちゃってはぐれちゃったんだっけ…」
まる子「その関口は死んじゃってるし…もしかしてあの怪物…山根ってことはないよね…?」
城ヶ崎「あの化け物…が?」
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/18(木) 22:33:16.64 ID:kVIpDDwn0
今日はここまでです。久しぶりに書いたのでグダグダですがお許しください
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/20(土) 23:10:11.18 ID:emqBYKc90
まる子「山根のやつ、アイテムは謎の薬って言ってたけど…説明書を読まずに飲んじゃったからどんな能力か分からないらしいし…可能性はあるよ…」
城ヶ崎「あの山根が…」
まる子「山根には悪いけどあたしゃ山根を殺すよ…!たまちゃんの仇だからね…!!」
城ヶ崎「あの作戦で上手くいくといいけど…」
山根「…グオオオオオオオオオオ!!!!」
森の奥から憎き怪物の雄叫びが聞こえ
まる子「!!…いいタイミングで来たね…」
城ヶ崎「じゃ…じゃあ作戦通りに行きましょう…!」
城ヶ崎「私がさくらさんの所にあの怪物を連れてくるから…あとはうまく成功するかどうかね…」
まる子「うん…死なないでおくれよ…」
城ヶ崎(あの怪物さえ仕留めれば…)
城ヶ崎「……!!!??」
城ヶ崎が山根のすぐ傍に近づいた瞬間、山根の体が宙を舞い
城ヶ崎「な…何が起きたの…!?」
山田「あははははははははは!!」
城ヶ崎「や…山田…!」
山田「あははは…あはははは!」
山田は城ヶ崎と目が合うと、片手で大木を引きちぎりそれを城ヶ崎に投げつける
城ヶ崎「きゃあっっ!!!」
城ヶ崎は咄嗟にしゃがみこみ奇跡的に回避する
城ヶ崎「や…山田まであんな超パワーだなんて…」
山根「ウゴアアアアアア!!!!!!」
するとダメージを受けたことに苛立ちを覚えた山根が山田の顔面をいとも簡単に潰すと、満足そうにニヤニヤと笑い
山田「あはははは…あはっ効かないじょぉぉ!」
山根「…!!ウガゴォォォォ!!!」
城ヶ崎「い…1回作戦を立て直さなきゃ…」
………
まる子「山田があの怪物と互角に戦ってるなんて…こりゃ両方が力尽きて倒れるのを待つしかないね」
城ヶ崎「でも…山田はさっき死んだのに…生き返ったのよ…不死身…なのかしら」
まる子「でも…これはさっきの怪物を倒す作戦で二人とも一気に倒すチャンスかも知れないね…」
まる子『作戦はこう、私の白いチョークで円を書けばその円の中では攻撃もアイテムも使えなくなる。だから山田達が戦っている間にアイツらの周りに円を書いて円の中に閉じ込めることが出来れば山田は不死身じゃなくなるし、あの怪物の正体もわかるってわけ。』
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/20(土) 23:11:03.35 ID:emqBYKc90
まる子は2人が戦っている近くにいき、その2人を取り囲めるような大きな円を書きはじめる
まる子(あいつらが戦いに夢中になっていれば私たちには気づかないはずだから…どうにかなるね…!)
山田「あはははは!!」グシャッ
山根「ンガアアアアア…!!!!!!!」
城ヶ崎(あの怪物が押されている…山田があんなに強いなんて…)
???「おい」
城ヶ崎「…!!??」ビクッ
三沢「俺だ、三沢だ。」
城ヶ崎「待っ…お願いだから今は殺さないで…」
三沢「別に殺すつもりはねぇよ…今はな」
三沢「ずっとあの岩山からお前達を見ていたが…さくらのやつ、何をするつもりだ?」
城ヶ崎「いま、あの化け物と山田が戦っている間にさくらさんのアイテムの能力でアイツらを無効化させるのよ」
三沢「??…どういう事だ?」
城ヶ崎「だから… 」
……
三沢「なるほどな…円の中に閉じこめる…か。」
三沢「でも円に閉じこめてもその後どうやって2人を殺すんだ?円の中じゃ攻撃ができないんだろ…?」
城ヶ崎「…!そうね…!肝心なことを忘れてたわ…」
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/20(土) 23:11:51.29 ID:emqBYKc90
山田「あはははは!」
山田が怪物の腹に大きな穴を開ける
山根「ガアアアアッッッ!!」
山田「あはーはは…」
山根「……ッッゴアアアアアアアア!!!!!」
山根が大きな雄叫びをあげると体がどんどん赤く染まり、そしてオーラが山根の右手に集まり
その拳を山田に叩き込む
すると大きな衝撃がその場にいた全員を襲い、城ヶ崎と三沢は後ろの木に叩きつけられる
城ヶ崎「痛…」
三沢「痛ってぇぇ…なんだよ…クソが…」
先程山田が立っていた場所には底が見えない大きな穴が空いており
山根「ハァ……ハァ……」
山根「!!?」
山田「あ………はは」
山根の懇親の一撃は、これまで何度も生き返り精神を狂わせた山田を何も動くことが出来ない廃人状態にさせる
城ヶ崎「山田もあの怪物も体力の限界なのね…」
三沢「山田は不死身のはずだが…あいつも死にかけてるように見えるな… 今なら俺らでも殺れんじゃねぇか…?」
山根がもう動くことも出来ない山田をまた殺そうと腕を振り上げたその瞬間、2人を取り囲む円が現れる
山根「…!!!???」
山田「…」
円に取り囲まれた山根の体はどんどん小さくなり、4日前までの山根の姿に戻る
まる子「…山根……」
山根「さ……くら……?僕は……何を……関口くんは…?」
まる子「アンタ…やっぱり何も覚えてないんだね…」
………
山根「僕は…そんな事を……嘘だろ…」
城ヶ崎「…山田はもうピクリとも動いていないわ…死亡報告が無いのならまだ生きてはいるのね…」
山根「さくら……僕を早く殺してくれ…さくらからほなみを奪ってしまって…もう1秒でも早く…」
三沢「ほなみのカメラで石に出来るんだろ…?石にしたあと壊せば痛みなく殺せるんじゃねぇのか…」
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/20(土) 23:12:27.07 ID:emqBYKc90
【午前2時 ゲーム終了まで残り6時間】
まる子「とりあえず円の外に出よう…まだ生きてるかよ子ちゃんと杉山くんにも会いたいし…誰が生き残るか相談しよ…?」
城ヶ崎「そうね…山田はどうする…?」
まる子「山田ももう楽にさせてあげようよ…」
三沢「指輪を外さなきゃまた生きかえっちまうしな…指輪は捨てて…俺が円の外まで連れてくぜ」
山根「……うぅ…」
まる子たちが円の外に出た瞬間
パァン!!!
という銃声とともに山田の頭が弾け飛ぶ
『山田、死亡!死亡!残り6人!!』
三沢「な…山田…!!?」
城ヶ崎「キャァッッ!」
城ヶ崎の足が撃ち抜かれその場にくずれおちる
まる子「だ…誰…!!?」
藤木「うまく狙えたぞ…あと4人だ…」
三沢「藤木!!?てめぇ死んだはずじゃ…」
藤木「いやぁ…役に立つね…『死んだという誤報を流すことが出来る能力』これで自由に動くことが出来るからね…」
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/20(土) 23:12:58.83 ID:emqBYKc90
山根「僕が藤木を止めるよ…!せめてもの罪滅ぼしだ…その間に逃げてくれ…」
そう言うと山根はまた怪物の姿に変わり
まる子(うぅ…止めたいけど…何か複雑な気持ちだよ…)
山根「理性があるうちに……早く…」
まる子「……!!」
三沢「そんな弱々しい体じゃ安心出来ねぇな…俺も手伝うぜ」
山根「三沢くん……」
藤木「今の僕は完璧で最強さ…誰にもかないやしないよ…」
まる子「城ヶ崎さん…歩ける?…行こう…」
三沢「行くぜ山根…」
山根「……うん…」
………
かよ子「やぁっと…見つけた〜♪♪」
杉山「山田……」
かよ子「待った甲斐があったよ…♪」
杉山「お前だけは止めなきゃ行けねぇみたいだな…」
かよ子「いっぱい遊んであげるからね…!」
………
三沢「うおおおっ!!」
三沢の持っているステッキから雷が放たれる
すると藤木はそれをいとも容易く躱してしまう
藤木「えいっ」パンッ!!
三沢「…ぐぁあああっ!!腕が…!」
藤木「あはは…」
山根「おおおおおおお!」
藤木「前にあった時より全然弱いね…『攻撃全反射』発動!」
三沢がもう一度放った雷は藤木の能力により反射され山根を貫く
山根「っ!!」
藤木「はははは!もう1ダメージも僕に与えることは出来ないのさ…」
藤木「……!?」
山根「グオアアアアアアアッッッ!!!!!!!」
山根は藤木を強く握ると、山田を仕留めた時のように体が赤くなる
山根「君もろとも自爆してやる…君を殺せばもう敵意を持つやつはいないはずだ…」
藤木(うわああああ…!防御魔法、反射魔法はもう使い切っちゃったあああ!)
藤木「ま…まってくれ!!話し合おうよ…!ねぇねぇねぇぇ!!」
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/20(土) 23:13:25.94 ID:emqBYKc90
山根「君はつくづく卑怯な奴だな…そんなこと通じるわけないだろ…」
藤木「うわぁああああっ死にたくない!やだああああ!!」
キュイイイイイイイイン
山根「三沢くん…君も巻き添えになるかもしれないから…できるだけ離れてくれ…!」
山根「あと3秒だ…3…2…」
藤木「あああああああ!」
山根「1……」
山根のカウントダウンが終わると赤い体が光だし、大きな爆発を起こす
三沢「うあああっっ!!」
………
『山根、死亡!死亡!藤木くんが生きていたのでよって残り6人』
かよ子「えへへ…あぁぁ…杉山くんの血…美味しい……」
杉山のアイテムは全て破壊され、横腹を撃ち抜かれており
かよ子「いつ死んでくれるかワクワクするね…♪」ベキッ
杉山「ぐわあああああ!」
………
三沢「山根の死亡報告だけってことは…あいつは…」
三沢がそう呟いた途端、胸が貫かれる
藤木「ワープ能力がまだあったのを思い出したよ…発動できてよかった…」
三沢「く…っそ……ああああああ!!」
三沢が最後に抗おうとステッキから電気を流し藤木に浴びせる
藤木「ああああああ!???!」
藤木「ハァ…ハァ…やばい…危なかった…もう少し浴びてたら死ぬ所だった…」
三沢「へ…へへ…」
藤木「何を笑って…ああああ!!僕の腕時計が壊れてる!!?」
三沢「ざま…みろ…」バタッ
『三沢、死亡!死亡!残り5人』
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/10/20(土) 23:14:01.86 ID:emqBYKc90
今日はここまでです
明日おそらく完結します
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/21(日) 17:11:15.92 ID:WzAVx8Lc0
面白い
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/07(水) 09:49:21.09 ID:6Qcunh+n0
続きまだ?
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/01/07(月) 15:26:40.91 ID:QXxmFllK0
藤木「糞…どうしよう…腕時計が無ければなんにも出来ないじゃないかぁ!!」
藤木がそう言いながら何かないかとポケットを探ると…
藤木「…ククク…僕は天才だ…笹山さんのアイテムだった手袋があるじゃないか…」
藤木「残りの生存者で危険なのはもういない!!僕の勝ちだっ!」
藤木(おっと…あれは…?)
………
杉山(俺は…こんな所で死んじまうのか…?)
杉山(大野との約束はどうなるってんだ…あと生存者は5人…山田さえ止めればどうにかなるんじゃねぇのか…!?)
かよ子「えへへ…まだ死なないでね杉山くん…♪」
かよ子が杉山の傷口をまじまじと見つめて
杉山(俺は…生きる…!生きてサッカー選手になってやるんだ…!!けど…どうすれば…)
杉山(…!!)
杉山はかよ子の右足に怪我をしているのを見つける
杉山(あれって…大野が死んだ時に俺が銃で撃ち抜いた場所じゃ…多分…俺を探すのに夢中で包帯も巻いてねぇんだな…)
かよ子「そろそろ思い切って脳みそを撃っちゃおっかなぁ…」
杉山(!!やべぇ…迷ってる暇はねぇ!)
杉山は横たわりながらかよ子の右足を蹴り飛ばす
かよ子「…痛っっ!!」
蹴りは見事命中してかよ子はレーザー銃を手から離してしまい、杉山はその隙を見逃さず痛みに耐えながらも銃をキャッチする
かよ子「うーわ…終わった…最悪…」
杉山「ハァ…ハァ…これで終わりにしようぜ…山田…」
かよ子「あーあ…まぁ…杉山くんになら…いっか…」
杉山「あの世でお前が殺したやつに…しっかり謝ってこいよ…」
杉山は銃の引き金を引き、かよ子の心臓を貫いて
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/01/07(月) 15:27:19.00 ID:QXxmFllK0
かよ子(私…まだ意思あるんだ…杉山くん…どこ行くんだろ……あっ…杉山くん…後ろ…)
杉山「終わった…よし…まだ立てる…早く生きてる奴らに会いにいかねぇと…」
杉山が立ち上がった瞬間背後から誰かに肩を叩かれると
杉山「おお、藤木…」
パァンッ!!!
手袋の効果により、杉山の肩が破裂してしまう
藤木「よし…これで山田も杉山も死んだ…あとはさくらと城ヶ崎だけだ…」
杉山(ヘマした…クソ…マジ……か……)
『山田、杉山、死亡!死亡!残り3人!!』
………
【午前4時半 ゲーム終了まで残り3時間半】
まる子「あと3人ってことは…もう藤木しかいない…よね」
城ヶ崎「ええ…どうするのさくらさん…」
まる子「あたしの白いチョークはさっきの山根と山田を止めた時に使い切っちゃったんだよ…」
城ヶ崎「…!藤木がどういうアイテムを使ってくるのかよく分からないから気をつけないと…」
ガサッ
まる子「!!!!」
藤木「…やぁ」
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/01/07(月) 15:28:00.77 ID:QXxmFllK0
藤木「さて、もう朝日が昇る…そろそろこの戦いも終わらせようよ」
まる子「…そうだね…あんただけはどうにかしないとね…」
まる子は赤チョークで地面に剣を描いて出現させる
藤木「…?剣を出した所で君ごときが僕を斬れるのかい?」
城ヶ崎「はぁっ!!」
城ヶ崎が緑色の瓶を投げつけるが、藤木は簡単に避けてしまう
藤木「地面がドロドロに…危ないな…」
まる子「わああああっ!」
藤木「今の僕は最強だ…!」
まる子が剣を振り下ろすがそれを藤木は片手で受け止め、手袋により剣を破裂させる
まる子「うわぁ…」
藤木「喰らえ…!!」
藤木はレーザー銃でまる子の腹を撃つ
まる子「痛い…血が…出てるよ…」
城ヶ崎「さくらさん…!!?ど…どうすれば…」
城ヶ崎がまる子に気を取られている隙に、藤木は城ヶ崎の赤い瓶を奪い取って二人目掛けて投げつけて
城ヶ崎(赤い瓶…猛毒ガス…!!)
城ヶ崎「ゲホッ…ゴホッ…ぅあ…」
まる子「…っ!!!?ゴホッ…」
藤木「ははははは!!僕の!!勝ちだ!!!」
城ヶ崎(瓶に付いてたこのガスマスクで………さくらさんに……)
城ヶ崎は力を振り絞り、瓶に付属していたガスマスクをまる子に被せて
まる子「城ヶ崎さん…!!あんた自分に使わなきゃ…!!」
城ヶ崎「さくらさん…は…ゲホッ…ほなみさんの為にも生き……なきゃ…」
城ヶ崎はそう言うと事切れてしまったのか動かなくなり
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/01/07(月) 15:28:36.98 ID:QXxmFllK0
藤木「さぁ!コジコジとか言うやつ出てこい!!」
藤木は既に2人はもう死んだと思って背を向けており…
まる子(ガスが晴れた…城ヶ崎さん…せっかくここまで一緒に生き残れたのに…)
まる子(城ヶ崎さんには悪いけど…あたしゃもうフラフラで動けないよ…)
まる子(でも…藤木だけは殺さなきゃ…)
まる子の足元には、藤木に破裂させられて先が折れてしまった剣がありそれを手に持って
まる子(藤木…あんただけは生きてちゃ行けないよ…)
ザクッ
藤木「…え?…さ…くら??」ゴフッ
藤木の胸にはしっかりと剣が突き刺さって
藤木「そ…んな…僕が…あああ…」
まる子(たまちゃん…山根…城ヶ崎さん…お母さん…おじいちゃん…皆…ごめん…)
まる子(私もここまで…だよ…)バタンッ
藤木「く…そ…こんなあっさりと…僕が…」
……
『藤木、さくら、死亡!死亡!残り…0人だね。結局生存者0かぁ…面白くないね』
『でも…このクラスのメンバーは面白かったね、時を戻して…もう1回やってみる価値もあるね…』
『そうと決まれば…もう一度だね。』
後半へ続く……
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/07(月) 15:29:23.04 ID:QXxmFllK0
一応これで完結です。
最後は駆け足で行ってしまいグダグダですみません。
ここまで読んでくれた方ありがとうございました。
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/07(月) 17:44:45.20 ID:KTc1pnGfO
完走乙!
最後駆け足でちょっと残念だったけど面白かったよ!
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/07(月) 18:43:19.78 ID:goBbNepvo
乙。面白かったわ
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/01/07(月) 19:48:54.82 ID:QXxmFllK0
>>125
>>126
ありがとうございます!
確かにこれはあっけない終わり方でしたね…反省
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/07(月) 19:54:39.31 ID:69drZen4o
駆け足だとは思わなかったけど、打ち切りっぽいかな
結局コジコジはなんでこんなこと始めたのかとか、二回戦はどうなったのかとか色々気になる
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