まる子、デスゲームをするの巻

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/10(火) 19:36:15.06 ID:hmiDo0Dg0
まる子「日曜日おじいちゃんと映画に見に行くんだけどたまちゃんも行かない?」

たまえ「え!?行っていいの?行く行く!」

『これまで築いてきた』

永沢「おはよう藤木くん。今日も相変わらず暗い顔だね」

藤木「そんなっ、ひどいなぁ...」

『平和な日常は』

笹山「あっ、城ヶ崎さんいい匂い」

城ヶ崎「分かる?シャンプー変えたの!」

『一瞬にして』

ガラララッ

先生「はい皆さん、席についてくださーい」

『崩れさる』

先生「皆さん、おはよう゛ございッッ」
グシャッ

先生が教室に入るなり生徒名簿を教卓に置いた途端先生の上半身が吹き飛ぶ

一瞬にして教室は真っ赤に染まり、前の席の生徒は大量の血しぶきがかかる

まる子「...え?」

丸尾「ひゃあああああっっ!?」ガタガタガタガタ

はまじ「...先生の...あ...」

「「キャアアアアアアアア!!!!」」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531218974
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/10(火) 19:37:00.85 ID:hmiDo0Dg0
「「誰か!先生呼んで来い!」」

「「ドアがッ!ドアがあかねぇッ!」」

悲鳴が響き渡るなか、教室のスピーカーから明るい音楽が聞こえてくる。その音楽とともに先生の死骸から這い出てきたのは

「コジコジだよ。」

大野「ぬいぐるみ...?」

コジコジと名乗る謎の生命体は教卓の上にのり

コジコジ「みんなー、突然だけど今から殺し合いをしてもらうよ。」

関口「殺し合い...!?」

山田「あはははは、殺しあいだってー」

ブー太郎「何なんだよあいつはブー」

コジコジ「ルールは簡単、今から飛ばす場所で殺しあって4日間生き残るだけー。でも生き残れるのは1人。4日間以内に決着がつかなかったら全員この先生みたいになるよ」

コジコジ「さて、ルール説明も終わり。早速君達を別々の場所に飛ばしまーす。殺し合うために武器もプレゼントするよー」

関口「おい待てよ!こんなん納得いかねえって!」

とし子「殺し合いなんて...嫌ぁ...っ」

コジコジ「行ってらっしゃーい」

謎の生命体は一方的に話を進めると全員白い光に包まれる

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/10(火) 19:38:05.64 ID:hmiDo0Dg0
まる子「あれ...どこだいここは...やっぱり夢...?」

まる子が飛ばされた場所は一面木しかない森。いつの間にか腕にはモニター付きの腕時計がついている。まる子の足元には小さめの箱があり

まる子「なんだろこれ..」パカッ

箱を開けるとそこには白いチョーク、赤いチョーク、そして紙が入っており

まる子「紙...?なんか書いてあるね...」

『つかいかた。白いチョークで描いた丸の中に入れば攻撃を防げるよ。赤いチョークは描いたものが本物になるよ。レア度 星2』

まる子「攻撃?本物?ほんとかな...」

まる子は赤いチョークで試しにケーキを書いてみるとそこから絵が浮かび上がりフワフワのケーキになる

まる子「わぁ...ほんとにケーキになった...でもさっきの先生を見たあとじゃ...食欲がわかないね...」


......
藤木「どこだ...?ここは...」

永沢「藤木くん!」

藤木「永沢くんじゃないか!」

藤木と永沢は奇跡的に近い場所にいて、まる子のように足元には箱がおいてある

藤木「なんだろうこの紙...」

藤木「...剣?」

永沢「僕はマッチ...」

永沢「紙には...つかいかた。マッチでついた火を自在に操れるよ。大きさ熱さは自由自在。レア度星2...だって。君のは?」

藤木「!......僕のは...」

藤木「...つかいかた。これを突き刺すと突き刺された相手は回復する....じ.....自分には使えないよ。レア度星3だってさ」

永沢「卑怯な君とは正反対な武器だね。僕が怪我した時に回復させることが出来るじゃないか」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/10(火) 19:39:09.22 ID:hmiDo0Dg0
山田「あはははは、変なところに飛ばされたじょー」

小長谷「あ、山田」

野村「よかった!他に人がいて...」

山田「お前らも変な箱貰ったのかい?」

小長谷「うん、私のはチューインガム。風船を膨らましてそれが大きければ大きいほど大きい爆発を起こせるらしいけど...」

山田「わーい、ガムだじょー」クチャクチャ

小長谷「ちょっ...山田!」

山田「こんな大きな風船ができたじょー!」パンッ
山田「あらー、割れちゃったじょ...」

ドォォォォォォン!!!!

山田「あれれ?周りの木が吹き飛んじゃった」

山田「もしかして爆発するってホントだったのかい?あははは、2人とも黒焦げだじょーおもしろいじょー!」

......

山根「なんだろ今の音...うう...胃腸が...」

『ピーヒャラピーヒャラ』

突然腕時計のアラームが鳴り出し、モニターにあのコジコジが映る

『小長谷、野村、死亡!死亡!お疲れ様でした。』

山根「え...二人が死んだ...?もしかして今の爆発...うわああああっ」

......

『つかいかた。5種類の毒だよ。赤色が致死性の猛毒ガス。緑色は毒がかかった部位がドロドロに溶ける塩酸。青色が精神を不安定にさせる毒。黄色が鼻が曲がるほどの激臭を放つガス。白色は体内に入ると穴という穴から血が出て1時間以内に死に至る毒。ガスマスク付属。レア度星4』

城ヶ崎「何なのよこれ...ッ...」

城ヶ崎「小長谷さん達はほんとに死んだの...?」

冬田「城ヶ崎さーん!」

城ヶ崎「冬田さん!会えてよかった...」

冬田「私も...ねぇ、小長谷さん達が死んだっていうのほんとかしら...」

城ヶ崎「こんな状況だし...信じるしかないけど...信じたくない...」

冬田「一緒に生き残りましょうね、城ヶ崎さん!」

城ヶ崎「うん...」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/10(火) 20:07:28.85 ID:hmiDo0Dg0
花輪「ベイビー...勘弁してくれよ...僕にはこんな物騒な武器は似合わないよ...」

花輪が手にした武器は拳銃で、説明には
『つかいかた。引き金を引く。弾は無限だからリロード必要無し レア度星1』

......
たまえ「ここはどこなの...?まるちゃん...助けて...」

『つかいかた。カメラのフラッシュを見たものは石化する。解くにはもう一度石化した者にフラッシュを浴びせる』

たまえ「試しに木を撮ってみたらほんとにカチカチの石になっちゃったし...もうわけがわからないよ...」

......
丸尾「ズバリ...ここはどこでしょう...?」

丸尾「さっきあんなにかかった先生の血は綺麗に消えています...これは夢なのでしょうか...」

『つかいかた。このメガネをかけると半径300m以内に誰が何を思っているか分かる。レア度星2』

丸尾「かけても全く起きませんね...」

キートン「機械音痴である」

......

『ピーヒャラピーヒャラ』

まる子「うぇっ!?また!!?もう勘弁しておくれよ...」

『長田死亡!死亡!お疲れ様でした。』

まる子「嘘でしょ長田まで...あのクラスの中の誰かが...いずれは私も...あああああああ!!」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/10(火) 20:08:41.86 ID:hmiDo0Dg0
長山「へぇ、ほんとに操れるんだ。興味深いね、この人形。」

『つかいかた。操りたい者に人形を向けて頭部のボタンを押すと2時間操れるよ。人形を握って念じたことは何でもやってくれるよ。同じ相手に何回でも使えるけど1分間のタイムロスが必要。レア度星4』

とし子「.....」

長山「たしか4日間以内に1人だよね。コイツには悪いけど4日間僕の奴隷になってもらうよ。1分間のタイムロスも洗脳してる間にこいつの足を潰しちゃえば逃げれないしね」


......

笹山「...誰もいないの...?怖いよ...ぅ...変な箱に入ってた武器は怖くて捨てちゃったし...」シクシク

笹山「先生...私も...あんな風に...オエエッ!」

笹山「し...死にたくない...」

......

小杉「うめええええっ!プリンはやっぱり最高だぜ!」

キートン「食欲がないまる子とは大違いである」

『つかいかた。食べたいものを念じれば食べ物ならなんでも出てくる。でもそれを食べるとパワーが上がるがスピードが遅くなる。レア度星2』

小杉「にしてもほんとにパワー...?力が上がるんだな。少し触っただけででっかい木が倒れちまった」

......
前田「ったく...なんなのよこの状況は...!」

前田「それにしてもいい武器を手に入れたね。レア度星5だって」

『つかいかた。箒で触れた者がチリになる。自分には影響はない。レア度星5』

前田「小長谷達が死んだってことは誰かが殺し合いをもうやってるってことでしょ?私だってやってやるわよ」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/10(火) 21:30:20.71 ID:hmiDo0Dg0
長山「ここは高い位置だから誰がどこにいるかとか見えると思ったけど...大したことないな」

長山「ここに来て1時間はたったかな...?」

長山「まぁ、いいや。まだまだ気長に待とう」

......

杉山「ちっ...進んでも進んでも草ばっかだな...」

『つかいかた。このバッチをつけた者の所まで飛ぶことが出来る。このバッチはリモコンで操作することも出来るので遠い位置にいる相手の所でも飛ぶことが出来る。レア度星3』

杉山「もう3人も死んでる...ふざけんな...殺し合いなんてしたくねぇんだよ俺は...」


......

大野「進んでも進んでも木ばっかだな...」

『つかいかた。スコープ付きサッカーボール。スコープは半径1kmまで見渡すことが出来る。狙った位置に必ず当たるけど殺傷能力はあまり高くないよ。レア度星3』

大野「そうだ...スコープで覗けば誰か見つかるんじゃねぇか...?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/10(火) 21:30:58.93 ID:hmiDo0Dg0
冬田「こっちに進んでみましょう」

城ヶ崎「ええ」

冬田「こんなに歩いてるのに全く誰とも会わないわ...どれだけ広いのかしら...」

城ヶ崎「っ!!??...冬田さん!うし...」

城ヶ崎が言い終わる前に冬田がその場から消滅する

前田「はい、動かないでねー。動いたらこいつみたいにするわよ。ってもういないか。ガハハハ」

城ヶ崎「...うぅ...っ...」

前田「騒ぐと消す。分かったら大人しく私についてきな。」

前田(良い奴を見つけたね..捨て駒に使える...)

城ヶ崎(冬田さん...せっかく会えたのに...)グスッ

前田「泣いてないでさっさとついて来なさいって!」

城ヶ崎(私のポケットにあの毒が...ガスマスクつける間に殺されそうだし...隙を見て塩酸で...)


9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/10(火) 21:31:31.41 ID:hmiDo0Dg0



『ピーヒャラピーヒャラ〜』

軽快な音楽とともに冬田の死亡が伝えられる

山根「死にたくない...胃腸が...」

まる子「あああああああ!!」

まる子「あああっ!?山根...!」

山根「ヒッ...なんださくらじゃないか...」

まる子「あんたもあたしを殺す気かい!?」

山根「そ...それはこっちのセリフだよ。僕は誰も殺す気はないよ」

まる子「あたしにもないよ...とりあえず誰かに会えて良かった...」

山根「他のみんなとも合流しなきゃ...」

まる子「でもあの中には冬田さん達を殺したやつもいるから...ところで山根もなんかのアイテムをもらったの?」

山根「なんか...薬...1粒しかないけど胃腸に効くかと思って飲んでみたけど逆効果だったよ...」

まる子「飲んでみたって...あの箱の中に説明書みたいなの入ってなかったの?」

山根「それが...風でどこかに飛んじゃって...」

まる子「そっか...」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/10(火) 21:32:06.25 ID:hmiDo0Dg0
丸尾「ズバリ!そこにいるのは浜崎くんでしょう!」

はまじ「...!?丸尾!」

はまじ「頼む!命だけは!...殺さないでくれ!」

丸尾「この丸尾末広、一生他人に怪我を追わせないと母様と約束しました!」

丸尾「ズバリ!安心して欲しいでしょう!」

はまじ「そ...そうか...良かった...。もしかして箱の中にあった奴で俺の位置がわかったのか?」

丸尾「ええ、つい数分前ようやく使い方がわかり浜崎くんを見つけました!」

はまじ「俺の箱の中にあったのはこの銃だ。どうやら他の奴のアイテムに銃を向けて引き金を引くと...」

はまじが引き金を引くと銃は丸尾がかけているメガネと同じ形になる

はまじ「よし、これで手分けして他のやつを探すぞ!」

丸尾「ズバリ名案でしょう!」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 09:11:10.52 ID:p6Hr3cI5o
面白い。支援
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 10:38:58.96 ID:4vhw7yXoo
期待
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/11(水) 21:02:56.49 ID:olKSLhXz0
......


長山「もう2時間もたっているというのに誰にも出会わない...気長に待つとは言ったけどやっぱり暇だ」

とし子「......」

長山「早くこいつを試してみたいぞ...僕が直接手を汚すことなく生き残れる...あぁ...楽しみだよ」

ガサッ

長山「?!」

.........

みぎわ「...ほなみさん...?」

たまえ「きゃあああっ!な...なんだみぎわさんか...」

みぎわ「そんなに驚かなくても...大丈夫よ。私は貴方を殺る気はないわ」

たまえ「良かった...私も...」

みぎわ「一応聞いておくわ...貴方の武器は?」

たまえ「武器...?もしかしてこのカメラのこと?」

みぎわ「カメラ...なるほどね...私はこの扇子」

『つかいかた。この扇子で振るとすごい風を起こせるよ。うまく使えば空も飛べるし強力なカマイタチも起こせるんだよ。レア度星4』

たまえ「そうなんだ...他のみんなも探さないとね...」

みぎわ「そうね、冬田さんも死んじゃったし...私達もいつ死ぬか...早く花輪くんの元に行かないと...」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/11(水) 21:03:26.35 ID:olKSLhXz0
藤木「ま...待ってくれよぉ!」

永沢「ふん、遅いんだよ君は。呑気に川の水なんて飲んでる場合じゃないだろ」

藤木「ごめん...にしてもほんとに誰もいないね」

永沢「誰も君に近寄りたくないんじゃないのかい」

藤木「...」

永沢「冗談だよ。ガチで傷つかないでくれよ」


......

小杉「うおおお...食いすぎたら1歩進むのに1分もかかっちまった...スピードが遅くなるってこういうことだったんだな」

小杉「このままじゃ誰かに見つかって殺されちまうぜ」

小杉「そういやさっきよりいっぱい食ったからパワーが強くなってるんじゃねぇか?」

そう言うと小杉は1分かけてようやく拳が地面にに届きその瞬間半径30mに大きなクレーターが出来上がる

小杉「おおおっ!すげぇ穴が空いちまった!これは生き残れるんじゃねぇか?」


【そしてそのまま昼過ぎになり】

まる子「もう誰にも合わないね」

山根「そうだね...みんなどうしてるのかな」

まる子「こうやって休憩してる間にも誰かが誰かに殺されそうになってるのかな...」

山根「助けに行けたらいいのにね...」

まる子「あー、お腹空いたー...殺されるより前に餓死で死んじゃうかも...今日の給食はプリンだったのにな...」

まる子「そうだ...他のクラスは...お姉ちゃんはどうなってるんだろ...」

山根「どうなんだろうね...」

まる子「お姉ちゃん......」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/11(水) 21:05:25.07 ID:olKSLhXz0
【さくら家】
友蔵「おかえりお姉ちゃん」

さきこ「ただいま...ニュース...どうなってる?」

すみれ「あ!」

アナウンサー「ここで速報です。今朝起きた清水市の小学校で起きた、教師の不審死とクラスメイト全員が行方不明になった事件の犯人だと言う者が現れました」

アナウンサー「犯人はぬいぐるみのような形をしており、とても人間のようだとは思えません」

アナウンサー「中継が繋がっています。現場の〇〇さん」

ジジ......ジジジ

突然ノイズが入り、画面に映ったのは血まみれになって横たわっているアナウンサーだと思われる女性の姿が

コジコジ「コジコジだよ。いかにも今日入江小学校の3年...4組かな?そこを襲撃したのはコジコジだよ〜」

コジコジ「信じてもらえないかと思ってこのアナウンサーさんを犠牲にしたんだけどみんな信じてもらえたかな。まぁ、そんな事より今からテレビの前の皆さんには今、『殺し合い』をしている皆の様子を見せてあげるよ。」

すると画面が切り替わり、まる子と山根の姿が

友蔵「まる子おおおお!!」

コジコジ「はい、こちらは現在僕が作った世界で殺し合いをしている小学生の子だよ。この子達にはそれぞれ特徴を持った武器を使って戦って貰ってるんだよ。期限は4日間。4日目の朝8時までに1人になった子が生き残れるんだよ。もし2人以上生き残った場合はみーんな死ぬんだよ」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/11(水) 21:06:36.42 ID:olKSLhXz0
コジコジ「今の死亡者は小長谷まさえちゃん。野村......」

死んだ4人の名前がコジコジの口から無慈悲に告げられる

コジコジ「遺族の方はドンマイちゃんです。チャンネルを変えたらほかの子の様子も見れるから、それじゃあね。あっ、警察さんたちは探しても無駄だからね。ここは僕が作った世界。この世にはないよ。」

ひろし「まる子...どうしてこんなことに...」

さきこ「なんでまる子のクラスだけ...っ...」

友蔵「ああああああまる子おおおおおお!死なないでおくれええええ!」


......


はまじ「2人がかりでも収穫なし...か」

丸尾「ズバリ、しばらく休憩した方がいいでしょう」

はまじ「そうだな、近くに誰かが来たら分かるし...しばらく休憩にすっか」


......

野口「......」

『つかいかた。ボタンを押すと現実世界に戻ることが出来るよ。2時間だけだよ。それを過ぎだら体が爆発するよ。帰る時は裏のボタン、現実世界の物を持ち運ぶことが出来るよ(生物以外)。他言禁止だけど現実世界のテレビでほかのプレイヤーがどこで何をしているか見ることは許可するよ。使えるのは1日に2回だけだよ。レア度星5』

野口「現実世界のテレビ...恐らくこの様子がテレビで放送されてるんだね...クックック」

野口「試しに一回戻ってみようかな」ポチッ
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/11(水) 21:08:40.48 ID:olKSLhXz0
undefined
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/11(水) 21:12:01.21 ID:olKSLhXz0
文字制限だったのでもう一度

【そして時間が経つ】


花輪「オーマイガー...もう日が暮れる...お腹がすいた...」

『リーンリンランラーンソーセージ』

突然腕時計が鳴り出し、腕時計のモニターにはコジコジが映る

花輪「...またアラームかい?」

コジコジ「ご飯の時間だよ。君達の足元に2食分の食料と水と包帯が入った箱をワープさせといたよ。毎日18時に送られる僕からのプレゼント。これからも頑張ってね」

花輪「食料...?これはありがたい...」

箱の中には黒い球が2つ、水、包帯が入っていた。その黒い玉には『食べたい料理を言え』と書いた紙が貼ってあり

花輪「今僕の心を癒してくれるご飯は...」

花輪「僕のメイド達の作ったクリームシチューだね」

そう言うと黒い球は温かいシチューに変わる

花輪「デリシャス...これはまさしく僕の家のシチュー...!」

......

長山「痛ってぇ...全く治らねぇ...ふざけんなッ...あの糞野郎...」

とし子「あれ...っ」

長山「また洗脳が解けやがった...」

とし子「うぅ...痛い...っ...足が...」

長山「ハハッ、洗脳しているうちに君の足を潰しておいたからね...洗脳しているうちはどれだけ怪我していてもピンピン動いてくれてるんだ...って話している間に10秒たった。じゃあね」カチッ

とし子「......」シュン

長山「フゥ...ぐっ...くっそ痛えええっ...」

【9時間前】

ガサッ

長山「?!」

大野「やっぱり長山か。会えて良かった」

長山「殺せ」

とし子「......」ビュン

大野「あっぶねっ!!何すんだ土橋!」

長山「もう彼女は君の知ってる土橋じゃない。こいつを使って君を殺す」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/11(水) 21:12:51.91 ID:olKSLhXz0

とし子は大野を目掛けて近くにあった大きな岩を振り回す

大野「ちっ...説得の余地もねぇのかよ...」

大野「ちょっと手荒くするぜっ!」

大野はサッカーボールでとし子の持っている岩を壊し

大野「殺傷能力が低いんなら...好都合だ...喰らえ...!」

そのまま長山の顔面にサッカーボールを飛ばす

長山「っぐぁ...!あっ...落ちるっ!!土橋!助けろおおお!」

とし子「...」タッタッタ

大野「やべぇっ!やりすぎた!」

サッカーボールの衝撃は思ったよりも強く長山は高い岩山から落ちる。
しかし地面にぶつかる寸前にとし子が長山をキャッチし、間一髪助かってしまう。

大野「ギリギリ大丈夫だったか...俺だけじゃアイツは説得できねぇな...他のやつを探さねぇと...」

長山「助かった...クソ痛いけど...あああ...っ...どうやらこの人形で操ったやつの身体能力は100%に引き出されるらしい...よーし...」

長山「あっ!...アイツもう岩山を降りてやがる...ふざけんじゃねぇ...」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/11(水) 21:16:29.45 ID:olKSLhXz0
......


長山「さて...土橋の食料も頂いて...休憩にするか...」

長山「おお...これはいい...包帯を巻いた部分の痛みがどんどん和らいでいく...どうやら回復能力が高くなるんだな...」


......


前田「これだけじゃ足りないわ、あんたの食料もよこしなさいよ」

城ヶ崎「嫌よ...これは私のよ!」

前田「へー、口答えするんだ...じゃあ...」

城ヶ崎「あっ...ま...待って...ごめん...っ...あげるから...」

前田「フン、最初っからそうしなさいよね」

城ヶ崎(武器も取られたし...もうどうすることも出来ない...誰か...)

???「...オラァッ!!」ドンッ

前田「危な...誰よ!」

???「外したかっ!」

前田「あんたは...三沢と若林...ッ!」

若林「バレちまったか...」

三沢「あっちも2人だぜ...どうする?」

若林「前田を先に殺しちまえっ!」

三沢「了解!」バチバチバチ

『つかいかた。このステッキから雷を出すことが出来るよ。電力は調整できるよ。一瞬で相手を焼死させることも出来るよ。レア度星4』

若林「ウオオオッ!!」カチッ

『つかいかた。水を操ることが出来るよ。形を変えたり少量の水でも大量の水にすることも出来るよ。水の中に誰かを閉じ込めて窒息死させるのもアリだね。レア度星3』

若林は水を前田にかけ、それを確認した三沢は電気を放つ

前田(感電させる気か...そうは行かないよ!)

前田は箒で雷に触れ雷を消す

三沢「な...ッ」

前田「今度はこっちの番だよ!くらいな!」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/11(水) 21:20:17.37 ID:olKSLhXz0
前田は三沢の攻撃を全て消し前に進んでくる

三沢「あいつ箒で俺の雷を防いでるってことは箒だってダメージを受けてるはずなのに...」

若林「うあああああっ!こっちくんじゃねぇぇぇえっ!助けてくれええっ!」

箒が若林の体に触れると

若林「あ...」

三沢「若林ーーーー!!!」

若林は一瞬にしてその場から消えてなくなってしまう

前田「残念だったね。アンタの負けだよ」

三沢「くっそっ...」

三沢は自分が不利だと感じ、背を向けて逃げる

前田「あっ...!クソ...逃げやがった...」

前田「どうして追わないのよ!」

城ヶ崎「ご...ごめん...」

前田「ごめんなさいでしょうが!いい?私には敬語で話しなさい!そして私がピンチになったらあんたが身代わりになりなさい!分かったわね!」

城ヶ崎「......」

前田「返事は!?」

城ヶ崎「...はい」

城ヶ崎(何よ...絶対殺してやるんだから...)


......

『ピーヒャラピーヒャラ』

『若林、死亡!死亡!お疲れ様でした。』

山田「あははは、また誰か死んじゃったじょー」

山田「そー言えば僕の持ってる指輪はなんの効果を持っていたんだっけ?ポケットの中に確か紙が...」

『つ...た。こ.........輪......ると......っと......に......る......指......壊.........。......6』

山田「あれれ、爆発で紙が焦げちゃってうまく読めないじょー」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/11(水) 21:21:34.84 ID:olKSLhXz0
今日はここまでです

>>11
>>12

ありがとうございます!読みにくい文章ばかりですみません...!
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 21:32:32.06 ID:2kqPnrPG0
首謀者コジコジの姿とても鮮明に想像出来て笑う
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 22:50:37.87 ID:bWiFSMkt0
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 19:26:27.78 ID:R2lho2Oo0
たまえ「見て!みぎわさん、この足跡...」

みぎわ「この足の大きさだと花輪くんではないわね...」

たまえ「血の跡が所々についてるね...もう乾いてるから結構前に通ったあとなのかな...」

みぎわ「きっと誰かと戦って逃げてきたのね...」

たまえ「どうするみぎわさん...足跡辿ってみる?」

みぎわ「...いいえ、やめておきましょう。私たちを殺そうとしている敵の罠かもしれない...」

たまえ「...分かった...」

みぎわ「もう時間も夜9時を回ってるわ...」

たまえ「ここら辺で今日は休憩にしない?暗いうちは危ないしさ...」

みぎわ「そうした方がいいわね...」

.........

野口「クックック...家に帰ったら案の定私たちはテレビに映ってたね...」

野口「そして定期的にテレビで流れるあのぬいぐるみのルール説明...」

野口「制限時間が4日目の朝8時までってことは4日目は午前0時から朝8時までの8時間しか残されてないってことになる...」

野口「早く行動しないと生き残れないね...」
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