千早「スケッチブック?知らないわ」

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1 :SSK ◆KzaOfIMA9g [saga ]:2018/07/06(金) 19:04:13.34 ID:vcEd5LLWO
※短めです。
>>1は本家「“知らないわ”シリーズ」の作者ではありませんので予めご了承ください。


ーーーー


春香「千早ちゃん、“スケッチブック”知らないの?美術部系の雑学癒し4コマ漫画だよ!」

千早「へえ、そうなのね。機会があれば読んでみたいものだわ」

春香「ところで千早ちゃん、なんで(画材の)スケッチブック持ってるの?」

千早「今さらね。私はいつもスケッチブックを持って出かけているのだけど」

春香「たしか写真撮影が趣味だったよね?」

千早「たしかに写真撮影は趣味だったわ。でも今はスケッチしながら歩き回るのがマイブームなのよ」

春香「水筒持参で麦わら帽子被って出かけるのが?」

千早「ええ」

春香「動機は?」

千早「カメラじゃダメなのよ」

春香「なんで?」

千早「なんでと言われても……そう、なんとなくダメなのよ」

春香「スケッチブック…知ってるよね?」

千早「知らないわ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1530871453
2 :SSK ◆KzaOfIMA9g [saga]:2018/07/06(金) 19:06:20.81 ID:vcEd5LLWO
受付嬢「それでは待合室でお待ち下さい」

あずさ「ありがとうございます」

春香「それほど混んでなくて良かったですね」

あずさ「そうねー。健診以外で病院なんて来ること滅多にないから混んでたらどうしようかと思ったわぁ」

千早「ところでさっきの“待合室でお待ち下さい”って言葉なんですけど」

貴音「千早、急にどうしたのですか?」

千早「私、何度聞いてもそれが“抹茶アイスでお待ちください”って聞こえるんですよね」

あずさ「言われてみれば…確かにそうかもしれないわ」

春香「スケッチブック…」

千早「知らないわ」
3 :SSK ◆KzaOfIMA9g [saga]:2018/07/06(金) 19:07:43.93 ID:vcEd5LLWO
千早「もうすぐ高槻さんの誕生日ね」

春香「ねー!千早ちゃんはプレゼント買った?」

千早「高いものは気兼ねするだろうと思ったから、これ(文房具)にしたわ」

春香「わあ、可愛いね!これならやよいも気に入ってくれるんじゃないかな?」

千早「なら良いのだけど…。春香は?」

春香「私はやっぱりお菓子かなー。私の得意分野だし、やよいも喜んでくれそうじゃん?」

千早「はい、春香の負けね」

春香「ええっ、なんで!?」

千早「この会話、実はしりとりだったのよ。喜んでくれそうじゃ“ん”…!“ん”がついたから春香の負けよ」

春香「スケッチブック…?」

千早「知らないわ」
4 :SSK ◆KzaOfIMA9g [saga]:2018/07/06(金) 19:09:38.71 ID:vcEd5LLWO
(タクシーで収録現場へ移動中)


律子「今日も朝からすごい雨ね」

雪歩「ですね。川の水があんなに茶色く濁ってるし流れも速い…」

春香「この先もずっと天気が悪いそうですよ」

千早「……天気が悪い?」ボソッ

春香「どうしたの?千早ちゃん」

千早「“天気が悪い”って…」プルプル

千早「カエルやカタツムリの気持ちを考えたことがあるのかぁー!?」

律子「うるさい!」

春香「千早ちゃん?スケッチーーー」

千早「知らないわ。けろけろけろけろ」

雪歩(今日の千早ちゃん、朝からテンション高いなあ…。)
5 :SSK ◆KzaOfIMA9g [saga]:2018/07/06(金) 19:12:10.07 ID:vcEd5LLWO
春香「あれ?ねえ、あの空き地に…」

響「えっ!?ひ、人が倒れてるさー!」

響「もしもし!大丈夫ですか?どうしたんですか…って、あれ?」

千早「んー?星…見てるのよ」

響「千早だったのか!びっくりしたぞー!」

春香「スケッチブックーーー」

千早「知らないわ」
6 :SSK ◆KzaOfIMA9g [saga]:2018/07/06(金) 19:16:14.93 ID:vcEd5LLWO
千早「あの、プロデューサー。お茶でも入れましょうか?」

P「(珍しいな…。)いいのか?じゃあ、お願いするよ。ありがとう」

千早「」ジョボボボ…ピッ!

P「どうしたんだ?お茶の茎なんか入れて」

千早「茶柱を入れてみたんですが、なかなか立たないものですね」ウ-ン

美希「あっ!ミキもやってみていい?」

真「じゃあボクも!」

P「お、おう…ほどほどにな?」



ーー
ーーー


千早「うーん、だめね」

真「ほら、こういうのはコツだよ。ほいっ!…ありゃ、ダメかぁ」

美希「簡単そうでなかなか難しいの」

千早「だから立ちそうなのを選ばなきゃ…これは?」

真「これはどうかな?…おっ!?」

美希「立ったの!さすが真クンだね!あはっ☆」

真「へへっ、やーりぃ!」
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