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?【ウマ娘】ウマっ娘(小)話
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76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 20:06:44.99 ID:VoqNeGnM0
−−−−−−−−−−−−−−−−−
ーー数日後の執事喫茶
スカーレット 「…この前はスペ先輩の天然さと、スズカ先輩の暴走に振り回されてすっかりペースを乱されてしまったわ…でも今日こそはっ!」テクテク
カランカラーン♪
ウオッカ「…お帰りなさいませ。緋美お嬢様より、本日初めてのご帰宅だとお聞きしております。お名前は…」
マックイーン 「あの、目白 真姫(めじろ まき)で…」コホンッ
ウオッカ「目白 魔苦院 様と承っております」
マックイーン 「だから何なんですの?!その珍走団みたいなあて字は!!」
ウオッカ「それでは、目白 ま、魔くい…苦院 お嬢様?こちらへ…」
マックイーン 「読み辛いのなら無理に漢字読みしなくてもよろしいですわっ!…もう良いです、いつも通りで」ハアッ
・・・・・・・・・・・・・・・・
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 20:07:32.87 ID:VoqNeGnM0
・・・・・・・・・・・・・・・・
スカーレット 「…そういえば、何かごめんね?あまり乗り気じゃないのに引っ張り出す形になっちゃって」
マックイーン 「いえ。友人からのお誘いですから、それは素直に嬉しいんですのよ?ただ我が家には普通に執事がいますし、憧れる感覚が今一つ分からないのに来るのは失礼なのではないか、と…」
スカーレット 「普通なら鼻につく話なんだろうけど、アンタは寮生活も一人で規律正しくこなしてるから、嫌味が無いわよね?」
マックイーン 「ふふっ…ですから今日は、友人であるウオッカの陣中見舞いとして来ましたわ。まあ、この話を聞いた家の執事達が嫉妬するとは思わなかったですけど…」
スカーレット 「愛されてるわよね〜?」
マックイーン 「からかわないで下さいます?…それにしても、強引に誘ったあげく姿も見せず、ロクな予約も出来なかったあのバカは一体何をしてるんですのっ?!」
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 20:08:10.33 ID:VoqNeGnM0
ゴルシ 「…オイオイ。こういう場でそういう言葉使いはマズイんじゃねーの?」
マックイーン 「ご、ゴールドシップ?!ど、どうしてアナタが執事の格好をっ?!」ドキッ!
ゴルシ 「生徒会には出店の許可を得るのに何かと縁があってなー?ここでも最初の頃に少しだけ手伝ってたから、昔のよしみで貸してもらったって訳」ニアウ?
ウオッカ「…ゴールドシップ先輩?話し方に気をつけて下さいよ」ヤレヤレ
ゴルシ 「おお悪ぃ悪ぃ!…お待たせしましたマックイーンお嬢様。ロイヤルアールグレイでございます」イケボ
マックイーン 「ヒャウッ!…な、中々この執事喫茶というのも、趣があって大変よろしいものですわねっ、スカーレット?!」 チョロイーン!
スカーレット 「わ、分かってくれたマックイーン?!さすが良家のお嬢様は見る目が違うわねっ!!」
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 20:09:12.83 ID:VoqNeGnM0
ザワザワ…
ミテミテマックイーンヨ?チッチャクッテカワイー
ゴールドシップモキュウジシテクレルノカナ
キャッキャッゴールドシップサマー!
ゴルシ 「…結構客が多いなー、商売繁盛で結構な話じゃんか。なあ、マックイーン?」フリフリ
マックイーン 「あ、あのっ…他の普通のお客様からの要望もあるみたいですけれど…そ、そちらにはいかなくてもいいんですの?」 ソワソワ
ゴルシ 「んー…今日は手伝いじゃなくてプライベートでお茶しに来ただけだからなー。オレはマックイーンだけの専用執事だから!」ニカッ
マックイーン 「…〜ッ///!あ、貴方って人はっ…!!」カアアッ
ゴルシ 「まあ、ここ風に言わせてもらえれば… 」コホンッ
マックイーン 「え?あ、あのゴールドシップ?」 ドキドキ
ゴルシ 「…マックイーンお嬢様がお寛ぎ下さるこの空間と…貴女の笑顔を護る事が、私の何よりの誇りでございますから」 イケボ
マックイーン 「はうっ…も、もうっ!…バカゴルシ♪/// 」チョロイーン♪
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80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 20:10:38.76 ID:VoqNeGnM0
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ゴルシ 「話は変わるけど…何やかんや言いながら、お前一番ウオッカや執事喫茶の売上に貢献してるみてーだな?」
スカーレット 「何か引っ掛かる言い方しますね、ゴールドシップ先輩?」
ゴルシ 「…客商売に大事なのは、ニーズへの即応とそのアピール。そしてコストパフォーマンスだ」キューブカチャカチャ
マックイーン 「…伊達に、無闇やたらと出店を出している訳じゃない着眼点ですわね♪」←チョウゴマンエツ
ゴルシ 「ウオッカを呼べばスカーレットを通じてスピカの面々がゲストに来る。それがまた一般客を呼ぶ…リギルだけに拘らない、会長の読みにまんまと填まったって訳だ」…チャッ!
ウオッカ「?!(六面完成に僅か5.2秒だ、と…?!)」
ゴルシ 「ちなみに、一般客とウマ娘と、規定が異なるの知ってたか?一般客向けにはキチンと反則事項が記載されてる。ウマ娘向けの規定だけ、わざと穴を開けてあるんだよ」
スカーレット 「…(後で知ったわよ!どーでもいーけど、そのやる気と頭を1/10だけでもレースで発揮しなさいってのよ…)」
ゴルシ 「ところで…マックイーンお嬢様?愚かな私めのたった1つの細やかなお願いを…叶えては頂けませんか?」
マックイーン 「ふふっ、愚問ね?…貴方の望む事なら、この私の出来る限りの力を使って、何でも叶えて差し上げますわっ!」チョロイーン♪
ゴルシ 「…何でも、とおっしゃいましたね?お嬢様… 」ニヤリッ
・・・・・・・・・・・・・・・・
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 20:12:06.85 ID:VoqNeGnM0
・・・・・・・・・・・・・・・・
マックイーン 「って、何でいつの間にか私まで執事の格好をさせられてるんですのっ?!」 チョイーン
スカーレット 「ノリノリで着付けされてたじ
ゃない…それよりも私も執事の格好をしてみたわっ!」 バイーン
ゴルシ 「……(カッコいいと言うより、可愛いだなこりゃ。七五三の男の子みてー)」
ウオッカ「……(顔だけは凛々しいんだが、体つきのせいか如何わしい店のコスプレにしか見えねー)」
マックイーン 「?!」ビキイッ?!
スカーレット 「?!」ビキイッ?!
ガシイッ!ギリギリギリ…
ゴルシ 「ギブギフギブ無表情で本気の魔のショーグン・クローだけは止めて頭がブロッケンしちゃうーっ!」パンパンパンッ!?
ウオッカ「ギブギブイヤまじでパロスペシャルは止めてって言うか、いつの間に会得してたんだよスカーレットーっ?!」ノーッノーッ!?
バターンっ!
フジキセキ 「よーしお前ら、寮長の私の目の前でイイ根性だ!栗東寮の地下牢に今すぐ叩き込んでやるからな?このバカポニー共!!」
−−−−−−−−−−−−−−−−−
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 20:12:41.49 ID:VoqNeGnM0
−−−−−−−−−−−−−−−−−
ーー数日後の執事喫茶
スカーレット 「…ふ、フジ寮長怖わー…結局いつものスピカでのドタバタで終わっちゃったわね。この次こそっ…!」テクテク
カランカラーン♪
スカーレット 「…えっ?」
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83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 20:13:36.26 ID:VoqNeGnM0
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ーー栗東寮 スカーレットとウオッカの相部屋
バターンっ!
ウオッカ「うわ、ビックリした?!な、何だよスカーレット!ドアは静かに明け閉めしろって、フジ寮長から注意されてるだろっ!!」
スカーレット 「ちょ、ちょっとウオッカ?執事喫茶のメンバーにアンタの名前が無かったんだけど、コレどういう事っ?!…あ、ひょっとしてこの前の騒ぎで…」
ウオッカ「いや、それは関係ない。先月末で辞めたから、そりゃ今月からは無くなってるだろうな」
スカーレット 「なっ、何で辞めちゃうのよ?!」
ウオッカ「な、何でって言われても…トレーニング間のほんのお小遣い稼ぎのつもりだったし、元々そんな乗り気じゃ無かったし…」
スカーレット 「……っ…」 ポロッ
ウオッカ「って、お、おい?!」
スカーレット 「あ…(私、分かっちゃった…)」グスッ
スカーレット 「…う、ううっ(…普段は私が素直じゃないから喧嘩友達って感じで…もちろんそれも良いけど…)」グスグス…
スカーレット 「う…うわあぁんっ!(お嬢様と執事という偽りの関係の中でしか、素直じゃない私の本心は出せなくて…)」
スカーレット (…私は、私は…ウオッカに、たた素直に優しくされたかっただけ、なんだ…)
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 20:14:15.97 ID:VoqNeGnM0
ウオッカ「お、おいおい…いつものじゃなくて、マジ泣きじゃんか…」オロオロ
スカーレット 「…ううぅ〜…っ…」ポロポロ
ウオッカ「んー仕方ないな、少し早いけど…ほら、スカーレット!」ゴソゴソ…
ポコッ
スカーレット 「…アいたっ…こ、小包?」グスッ…
ウオッカ「5月だろ?お前の誕生日…プレゼント」
スカーレット 「あ…」ギュウッ
ウオッカ「…それ買うためにバイトしてたんだよ。だから、目標額に達したら元々辞めるつもりだったんだ」
スカーレット 「あ、ありがと…///」エヘ
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 20:14:51.86 ID:VoqNeGnM0
ウオッカ「…それにしてもスカーレットって、そんなに執事が好きたったっけ?」
スカーレット 「ほ、ほっといてくれるっ?」プイッ
ウオッカ「…あーあ。ずっと執事してて、今度の休みは久々に暇だなあ!どこかに遊びに行こうかなあ?」チラッ
スカーレット 「?!…し、仕方ないわねー。私が付き合ってあげるわよっ!!」パアアッ
おしまい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 20:16:41.05 ID:VoqNeGnM0
Bパート終了となります。
後でおまけのCパートを書いて、一旦申請したいと思います。
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/08(日) 20:27:15.06 ID:9y8ntmTm0
「ウマ娘〜プリティーダービー」の
SSなどてんで見かけないもんです
から、この板には不向きかと思えば
……扱う人もちゃんといるんですね。
そういやスマホゲームの配信開始も
刻一刻と迫っているようで(^^)
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 22:00:35.34 ID:VoqNeGnM0
読んで頂きありがとうございました。
ではCパートとなります。
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 22:01:27.87 ID:VoqNeGnM0
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 22:02:49.28 ID:VoqNeGnM0
−−−−−−−−−−−−−−−−−
<ご注文はトレーナーさんです♪>
ーーウオッカ最終日の執事喫茶
カランカラーン♪
ウオッカ「…お帰りなさいませ、旦那様。涼香お嬢様より、本日初めてのご帰宅だとお聞きしております」
トレーナー 「…ヨッ!結局ここに来れたの、お前の最終日になっちまって悪かったな?これ、お土産だ」
ウオッカ「綺麗な花束ですね、ありがとうございます!」
トレーナー 「次のレースも決まった事だしな?せっかく執事喫茶に慣れた所で悪いんだが…」
ウオッカ「いえ、元々その予定でしたから。明日からはまたトレーニング開始ですよね?またよろしくお願いします!」
トレーナー 「それにしても…ここ、俺が来るのはやっぱ場違いじゃないか?」
ウオッカ「男性のお客様…旦那様も多いんですよ?気になさらず」
トレーナー 「そ、そっか…」
ウオッカ「…今日は涼香お嬢様より、渡米に関する詰めの打合せをするためにご帰宅なさったとお聞きしております」
トレーナー 「スピカの部室でも良かったんだけどな?お前たちがいない部室で話すのも何か気が引けちまって…良い機会だと思って利用させてもらう事にしたって訳だ」
ウオッカ「ありがとうございます。今日は個室をご用意させて頂いておりますので、周りをお気になさらずごゆっくりお寛ぎ下さい」
トレーナー 「それで…やっぱアレ、着なきゃダメなのか?」
ウオッカ「ふふっ…涼香お嬢様たってのお申し付けですからね?さ、お嬢様もお待ちです。着付け室の方へご案内させて頂きますね…」
・・・・・・・・・・・・・・・・
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 22:03:43.31 ID:VoqNeGnM0
・・・・・・・・・・・・・・・・
カランカラーン♪
ウオッカ「…涼香お嬢様、旦那様がお見えになりました」
スズカ 「まあ…ふふっ」
トレーナー 「…ヨオ…やっぱ俺にはこういう格好は似合わないと思うんだけどな…」
ウオッカ「いえいえ、よくお似合いですよ?…では涼香お嬢様。お飲み物はこちらに置いておきますので…」クスクス
スズカ 「ありがとう、ウオッカ。用があったら呼ぶわね?」
ウオッカ「はい。では失礼させて頂きます」
パタン…
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 22:04:25.10 ID:VoqNeGnM0
トレーナー 「全く…邸内を歩いている途中、物珍しさかジロジロ見られたぞ?」
スズカ 「ごめんなさい。どうしてもトレーナーさんの執事する姿を見たくなって…それとも、渡米前の最後の我儘を聞いてくれるって約束、忘れてしまいましたか?」
トレーナー 「忘れちゃいないけどさ…執事なんてやったことないからな。大した事は出来ないぞ?」
スズカ 「お茶は私が淹れますし、お菓子も私が取り分けます…フフッ、ただこうして一緒にいてくれるだけでいいんです…あ!」
トレーナー 「どうした?」
スズカ 「あと一つだけ、お願いしていいですか?…私が悩んだり困ったりした時にしてくれた…その、頭を、撫でてほしいんです…」
トレーナー 「はぁ…別にそのくらいなら何時だってお安いご用なのにな?」
スズカ 「フフッ…だって何か子供っぼくないですか?皆の前じゃ、やっぱり恥ずかしいですから…///」
トレーナー 「はいはい、こうですか?スズカお嬢様」ナデナデ
スズカ「はいっ。…〜♪」スリスリ
おしまい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 22:06:53.49 ID:VoqNeGnM0
以上となります。
スピカ無双でリギルその他まで行かなかった…
熱いグラスぺが見たいな?チラッ
ありがとうございました。
申請出してきます。
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/08(日) 22:13:46.90 ID:+ZBDURiSO
乙です
>>75
確かにサイレンスだからシズカなのか
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/08(日) 22:43:19.75 ID:koOb0qkko
最後の最後でトレスズをぶち込んできやがっただとッ……!
疑似父娘感とも何とも言えない感じがナイス
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[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
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