梨子「終活ノート?」

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1 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:12:03.70 ID:i1xVAipQO
四月某日、千歌ちゃんルーム
 
梨子「はぁ、千歌ちゃんったら今日がなんの日か憶えてないのかな?」
 
千歌『ごめん梨子ちゃん、ちょっと今日はお客さんが多くて。わたしの部屋で漫画でも読んで待ってて』ペコッ
 
梨子「って家の事情なら仕方ないけどさあ」
 
梨子「進○の巨人でも読み返して待ってよっか、エビたんっ♡」ダキッ
 
パサッ
 
梨子「ってアレ? なんだろう、このノート」
 
【終活ノート 高海千歌】

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1530526323
2 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:14:26.01 ID:JrPefhnmO
梨子「終活ノート? 確か『自分が亡くなった時のために遺された人に伝えておきたいこと』を記しておくものよね? 葬儀の仕方とか、遺産の分配とか」
 
梨子「後は『今までの人生を振り返って、これからをどう生きていくべきか考えるきっかけにもなる』とか聞いたことがあるわね、ワイドショーで」
 
梨子(まだ千歌ちゃんは上がってこないよね?)キョロキョロ
 
梨子「すぅー、はぁ〜」
 
梨子「千歌ちゃんのプライバシーを覗くのはアレだけど、私と千歌ちゃんは運命共同体なんだし問題ないよね?」
 
梨子「そもそも出しっぱにしておく千歌ちゃんが悪いんだし」ウンウン
 
梨子「りこっぴー、いきまーす!」ペラッ
 
梨子「こ、これって──」
3 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:16:36.12 ID:JrPefhnmO
二月○日(月)
 
想定@ 対津島善子
 
梨子「なぜによっちゃん!? それにこの日って閉校祭の振替休日だったはず、どういうことだろう?」
 
実現レベル:☆☆☆☆☆
(今すぐにでも現実になりかねない以上極めて早急な対応が必要であり、かつあらゆる手段を講じなければならない)
 
梨子「なんかかなり物騒なことが書いてあるんだけど、どうしてかな?」ペラッ
4 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:17:27.84 ID:JrPefhnmO
千歌「ねぇ梨子ちゃん、どうして……」
 
梨子(妄想)「ごめんなさい。私、もう千歌ちゃんのこと面倒見切れないの」冷たい声
 
千歌「そんなぁ。どうして……嫌だよぅ」グスッ
 
梨子「私だって嫌なの。何度注意しても、悪いところを直そうとしてくれない人と一緒にいるのは」
 
千歌「あるならちゃんと教えてよっ! そしたら何でも直すからっ!」
 
梨子「嘘だよね? 一度だって本気で直そうとしてくれた?」
 
千歌「うっ、それは……」
 
梨子「自分でわかってるんだよね、今までそんな気はなかったって」
 
千歌「嫌だよぅ……わたし今度こそ変わるから、見捨てないでぇ」グスッ
5 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:18:15.80 ID:JrPefhnmO
善子「いい加減しつこいわよ、千歌さんっ!」
 
千歌「善子、ちゃん」ギリッ
 
善子「ヨハネよっ! リリーは千歌さんじゃなくて、このヨハネを選んだの。どうしてかわかる?」
 
梨子「言うまでもないでしょ? よっちゃんは私の言うこと、なーんでも聞いてくれる善い子だからだもんっ♡」ニコッ
 
善子「ええ。ヨハネはもう机の上に乗ったりしないし、リリーの秘密をベラベラ喋ったりもしないわ♡」
 
千歌「そんな、行かないでっ! わたし、梨子ちゃんがいないなんて耐えられないよぅ」ダキッ
 
梨子「しつこいのよ、離れてっ!」ゲシッ
 
善子「そうよ、リリーから離れなさいっ!」ゲシッ
 
千歌「ぐはぁっ!? 息ピッタリだなんてっ!」バタッ
6 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:19:03.02 ID:JrPefhnmO
梨子「これでわかったでしょ? 千歌ちゃんじゃなくて、よっちゃんこそが私にとって運命の人だったの」
 
千歌「待って、待ってよぅ」
 
善子「諦めなさい、千歌さん。本当にリリーが好きだってなら」
 
千歌「うっ……うわあぁぁぁぁーっ」
 
梨子「さようなら″高海さん″。私、全部忘れて新しい恋、始めるから」
 
`¶cリ˘ヮ˚)| ♡ メイ*^ _ ^リ やっぱり″よしりこ″なんだ変な人ヨハねぇ!
 
http://q2.upup.be/f/r/f9o3k1fjjO.jpg
7 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:19:56.79 ID:JrPefhnmO
梨子(現実)「ええーっ!? 何この昼ドラみたいなシチュエーション」
 
梨子「しかも涙の染みまでできて……いや、血痕まで? まさか、リストカット!?」
 
梨子「思い返せば千歌ちゃん、振替後の火曜日に包帯巻いてたよね。左手首に」
 
千歌『いや、ちょっと洋梨の皮剥くのに失敗して切っただけだから、心配しなくていいよ』
 
梨子「って言ってたけど、怪しくなってきたなぁ」
 
未来を回避する方法:梨子ちゃんから注意されたありとあらゆる至らぬ点を直す
(以下、一覧)
 
梨子「なんか千歌ちゃんに言ったことあるような内容がビッシリと」
 
梨子「だから決勝で使う曲の歌詞出すのも早かったし、『梨子ちゃん、わたし変なことしてないよね?』ってやたらと尋ねてくるようになったのね」
8 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:20:43.17 ID:JrPefhnmO
方法その2:梨子ちゃんが善子ちゃんに惹かれているであろう要素を真似る
(↑本人に否定されました)
 
梨子「ああ、だから一時期『何用かね、このリトルドラゴンちかちーに』とか言い出したり、黒ずくめになったり、お団子ヘアーにイメチェンしたりしたのね」
 
梨子「最終的には『よっちゃんが二人になられたらすっごい迷惑なんだけど』って指摘したら止めてくれたけどね」ハァ
 
方法その3:人格交換
 
梨子「よっちゃんと入れ替わるつもり!? どんだけー」
 
方法その4:アインシュタインの特殊相対性理論を勉強し、タイムマシンを作る
(既に梨子ちゃんの中でわたしへのマイナス感情が蓄積している場合、もはや何を試みようとも手遅れである。故に初めて出逢った日に戻り、マイナス点が付かないよう今度こそ完璧にこなしてみせる!)
 
梨子「タイムリープまで検討してたなんて、『私の戦場はここじゃない』ってやつ!?」
 
梨子「それに千歌ちゃんにマイナス感情なんて持ってる訳ないのに……」ハァ
9 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:21:31.59 ID:JrPefhnmO
方法その5:わたしだけを愛してくれるよう「サルでもわかる催眠術」「初めてのヤンデレ」を購入して勉強する
 
梨子「いや、何その犯罪者を生み出しかねない悪魔の書」
 
方法その6:人から愛されるギアスが欲しい
 
梨子「絶対遵守じゃないのね」
 
方法その7:いっそ穢土転生させて
 
梨子「一回私を[ピーーー]つもり!? もう完全にヤンデレ入ってるよね!」 
 
追記:わたしは梨子ちゃんのガワを好きになったの? 
否、わたしは梨子ちゃんが辛い時に励まし、隣で支えてくれたから惹かれていったのだ
単なるわたしに言いなりのお人形さんなら、それはもはや梨子ちゃんじゃない!
 
梨子「よく頑張ったね、千歌ちゃんの良心」ホロリ
10 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:22:22.99 ID:JrPefhnmO
方法その8:いっそクローン技術を用いて梨子ちゃんを量産し、学習装置で梨子ちゃんの人格をインストールする
そして幼少期からわたしだけを愛してくれるよう刷り込みを行う
 
梨子「千歌ちゃんはどこぞの統括理事長にでもなるつもりなの!? なんかみかんジュースの中で逆さまに浮かぶ千歌ちゃんのイメージがありありと浮かぶんだけど」
 
梨子「っていうか千歌ちゃんもよっちゃんに負けず劣らず厨二病だよね? これ読んでるとそう思う」ヤレヤレ
 
梨子「なんか最終的にどこぞの能力バトル物のラスボスみたくなりそうだし」
 
魔王ちかちー『梨子ちゃんの愛が手に入らない世界なぞ、存在する価値はあるのだろうか』虚ろな瞳
 
梨子「とか呟いたりして」
 
梨子「えーと、次は」ペラッ
 
梨子「んっ、三月△日って卒業式の日よね?」
11 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:23:05.76 ID:JrPefhnmO
三月△日(金)
 
想定A 対渡辺曜
 
梨子「ああ、曜ちゃんが『だーーーい好き』って叫んだの聞こえてたのね」
 
実現レベル:☆☆☆☆
(油断すればかなりの確率で実現しかねない。今からでも遅くはない、早期の予防が肝心である)
 
梨子「って生活習慣病じゃないんだから」ペラッ
12 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:23:47.25 ID:JrPefhnmO
音楽室
 
曜「私、梨子ちゃんのことだーーーい好き♡」
 
梨子(妄想)「うん、私も。これからもいい友達で──」
 
曜「いや、私はそんなつもりはないから」
 
梨子「えっと、どういうことかな?」キョトン
 
曜「決まってるでしょ、『恋人として』好きってことだよ」白い歯キラリン☆
 
梨子「ああ、やっぱりそういうことね。でもわからない訳じゃないよね? 私にとって一番は千歌ちゃんなんだって」
 
曜「うん、知ってる」
 
梨子「知ってて告白してきたの? どうして?」
 
曜「私達さ、なんだかんだでこの一年、一緒にいること多くなかった?」
 
梨子「そりゃ同じクラスで部活だって一緒なんだからね」
 
曜「そっか、梨子ちゃんにとって私は未だに『友達の友達』でしかなかったんだね」ショボーン メメ´- ント
13 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:24:29.94 ID:JrPefhnmO
梨子「いや、そういうつもりで言ったんじゃないよ。現に千歌ちゃん抜きの二人だけで居たこともそれなりにあった訳で」
 
曜「だよね。そして私は段々と梨子ちゃんに惹かれていった。おかしな話だよね? 元々嫉妬心を抱いてた相手に惚れちゃうなんて」
 
梨子「そうかな? 嫉妬心っていっても色々あるから、別におかしくはないと思うけど?」
 
曜「人はさ、自分にないモノを持つ人に惹かれていくんだろうね」
 
梨子「ええ、そうね」
 
曜「知ってのとおり、私結構ボーイッシュなところあるから、いかにも女の子女の子した梨子ちゃんに憧れちゃってた」
 
梨子「そう? 誉めてくれてありがと」ニコッ
 
曜「性格だけじゃないよ、その長くて艶のある赤髪、白くて細い指、強い意志を宿した琥珀色の瞳……」アゴクイッ
 
梨子「曜ちゃんっ// ……でも私には千歌ちゃんが──」
 
曜「私なら千歌ちゃんより梨子を幸せにしてあげられるよ、間違いなく。千歌ちゃんに出来て私に出来ないことなんて、何一つ──」
14 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:25:11.99 ID:JrPefhnmO
パシンッ!
 
梨子「千歌ちゃんを悪く言わないでっ!」キッ
 
曜「ふふっ、いい女でありますなぁ」ヒリヒリ
 
梨子「今日の曜ちゃん、ちょっとおかしいよ。頭でも打ったの?」ジー
 
曜「その蔑むような眼差し、いいなぁ。それでこそ私のモノにしがいがあるっ」ダキッ
 
梨子「ちょっ// 曜ちゃんっ!?」
 
曜「私の女になって、梨子♡」チュッ
 
梨子「んむっ!?」
 
曜「ぷはぁー、梨子の初めてかな?」
 
梨子「う、うん//」
 
曜「じゃあこれで梨子は私の女だね♡」キリッ
 
(*> ᴗ •*)ゞ ♡ メイ*^ _ ^リ やっぱり″ようりこ″なんだ変な人ヨーソロなぁ!
 
http://q2.upup.be/f/r/tGekR3RA6Y.jpg
15 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:25:53.43 ID:JrPefhnmO
梨子(現実)「いや、誰この鬼畜系BLに出てきそうな人? しかも途中から呼び捨てになってるし」
 
梨子「っていうか千歌ちゃん『普通コンプ』は卒業しても曜ちゃんへの劣等感は残ってたのね」ハァ
 
千歌『来年度から、また水泳始めようかな?』
 
梨子「って言ってたのはそのせいかな? 私はまだスクールアイドル続けてたいんだけどなぁ、千歌ちゃんと一緒に」
 
未来を回避する方法:何か一つでも曜ちゃんに勝てるものを持ち、そこを梨子ちゃんにアピールする
 
梨子「いや、あるよね? 球技とか音楽の成績とかスマ○ラの腕とか。それに私が大好きだって気持ちとか」
 
梨子「とりあえずこの『終活』っていうのが『私との関係が終わりを迎えないようにするには、どうすればいいか対策を考えること』っていうのはわかったわ」
 
梨子「やっぱり未だに引きずってるんだね、閉校祭で私が誘いを断ったことを。あれ以来、千歌ちゃんと二人きりになると気まずくなってばかりだし」ハァ
 
梨子(今日こそは仲直りしてみせる! だって今日は私達にとって『特別な日』なんだから!)
16 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:26:35.09 ID:JrPefhnmO
三月□日(日)
 
想定B 対松浦果南
 
梨子「果南さんとはそんなに話したことなかったけど脅威なのかな? それにもう沼津にはいないのに」
 
実現レベル:☆☆☆
(実現する可能性は低いが、善子ちゃんのようにふとしたきっかけで急接近する場合もあるため油断は禁物。何か新しいことを始めたのが確認されたなら、すぐ☆4つ〜5つに上昇も)
 
梨子「ええーっ、警戒されてるの!? これから色々始めようって考えてるのに」
 
梨子「千歌ちゃんに手料理食べてもらいたいし、千歌ちゃんに服とかぬいぐるみとかプレゼントしたいのになぁ」ペラッ
17 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:27:34.54 ID:JrPefhnmO
砂浜
 
梨子(妄想・ビキニ)「ふぅ、果南さん遅いなぁ。たかだかアイス買ってくるだけなのに」
 
梨子(もしかして、まーた口説かれてるんじゃ)ハァ
 
チャラ男A「ようよう、そこのカワイコちゃ〜ん」
 
梨子「えっ、私?」
 
チャラ男B「ちょっと俺達と楽しいス○ラトゥーン大会(意味深)でもしな〜い?」グイッ
 
梨子「ちょっ、サイレントチェリーブロッサムナイトメアぁ!」ミシッ
 
チャラ男B「ぐわぁっ!?」バタッ
 
チャラ男A「このアマぁ!」グイッ
 
チャラ男C「よくもB男をっ!」グイッ
 
梨子「きゃっ!? 離してっ!」
 
チャラ男D「おいおい、さっきまでの威勢の良さはどこ行ったんだい?」
 
チャラ男A「女の分際で男に勝てると──ぐはっ!?」バタッ
 
チャラ男C「A男っ!?」
18 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:28:24.36 ID:JrPefhnmO
果南「おうおう、私の女に手ぇ出すとはいい度胸だね」
 
梨子「果南さんっ!? っていうか今『私の女』って//」ポッ
 
果南「お前達、か弱い女の子相手によってたかって恥ずかしくないのかっ!」キッ
 
チャラ男C「いや、プロレス技掛けて一人のしたようなのがか弱くはねーだろ!」
 
果南「確かにそうだね」ウンウン
 
梨子「果南さんっ!」プンスコ
 
チャラ男D「何にせよ、プラスチックスプーンの投擲で一人のしたテメーも、只者じゃねーってことだよな?」
 
果南「まあ、そうなるかな?」
 
チャラ男C「だったら俺らも全員でやらせてもらうぜぇ!」
19 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:29:09.40 ID:JrPefhnmO
果南「この団体様相手なら……少ししんどいかもね」
 
チャラ男E「よく見たらオメーもいい身体してんじゃねーか! よっしゃ!」ガバッ
 
果南「遅いっ!」スッ
 
チャラ男E「ひでぶっ!?」バタッ
 
チャラ男F「だったら!」
 
チャラ男G「左右からっ!」
 
果南「甘いよっ」トンッ
 
チャラ男F「あべしっ!?」バタッ
 
チャラ男G「あびばっ!?」バタッ
 
梨子「早いっ!?」
20 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:29:51.57 ID:JrPefhnmO
(中略)
 
チャラ男一同「」チーン
 
梨子「じゅ、12人の不良男が……3分でっ!?」
 
果南「まだやるつもり?」
 
チャラ男C「ぐっ……覚えてやがれー」シュタッ
 
果南「一昨日来やがれっての」
 
梨子「ふぅ、助かったぁ」フニャッ
 
果南「……良かったよ、梨子に傷一つなくて」
 
梨子「う、うん」
 
果南「悪かったね、並んでて遅く──」
 
梨子「果南さんっ」ダキッ
 
果南「梨子……」
 
梨子「怖かった、怖かったですよぅ……」グスッ
 
果南「よしよし、泣いていいんだよ。私の胸で」ナデナデ
 
梨子「ううっ、うううっ」グスッ
21 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:30:33.62 ID:JrPefhnmO
パラソルの下

果南「あちゃー、アイス溶けちゃってるね。ごめん梨子」ペコッ
 
梨子「ううん、仕方ないですって」
 
果南「いいの? 生ぬるいよ」
 
梨子「私、少し溶け始めたくらいが好きなんで。ってな訳ではい、あーん♡」つスプーン
 
果南「あーん♡ ってこんなところで?」
 
梨子「見せ付けてあげたいんです、私と果南さんがラブラブなんだって♡」
 
果南「まあ、いいかもね。また梨子に悪い虫が寄って来たらしんどいし」
 
梨子「私にだけじゃないですよ、果南さんに寄ってくる虫もいるんですからね」
 
果南「ああ……それもそっか」ハムッ
 
梨子「美味しいですか?」
 
果南「うん、美味しいよ」ニコッ
 
梨子「果南さん//」ポッ
 
∫∫( c||^ヮ^|| ♡ メイ*^ _ ^リ やっぱり″かなりこ″なんだハグしよ変な人なぁ!
 
http://q2.upup.be/f/r/OJv2Ke3XVA.jpg
22 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:31:16.32 ID:JrPefhnmO
梨子(現実)「果南さんつっよ。っていうか千歌ちゃんから見てもイケメン扱いなんだね」
 
梨子「あと多分この話『スプ○トゥーンやりたい』って思いながら書いたんだろうなぁ。まあ『やろう』って誘われたらいつでも付き合うけど」
 
未来を回避する方法:体力付けるためひたすら筋トレする
(今まで怠惰な生活をしていたのが悔やまれる)
 
梨子「やっぱり後悔してるんだね、色んなこと途中で投げ出してきたの」
 
(最悪ドーピングも選択肢の一つとして念頭に置いて)
 
梨子「薬物、ダメ、絶対」
23 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:31:58.80 ID:JrPefhnmO
三月◆日(月)
 
想定C 対黒澤ダイヤさん
 
梨子「紙面でも『さん』は付けるんだね」
 
実現レベル:☆☆☆
 
梨子「果南さんと同じ☆3つなのね。確かにダイヤさんともそんなに親しくしてなかったし、妥当なところかな?」
 
梨子「どれどれ〜♪」ペラッ
24 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:32:40.58 ID:JrPefhnmO
東京都内、駅前
 
梨子(妄想)「ううー、くしゅん」
 
ダイヤ「すみません、梨子さん。いつもいつも待たせてしまって」
 
梨子「いいですよ、謝らなくて。一度下宿まで戻るのは骨が折れますから」ニコッ
 
ダイヤ「そうですわね」ダキッ
 
梨子「ダイヤ、さん//」ポッ
 
ダイヤ「冷たいではありませんか、髪だって芯まで凍っているみたいで」
 
梨子「気にしないで下さい。『今日は冷える』って予報だったのに、下にもう一枚着込んでこなかった私が悪いんですから」
 
ダイヤ「でしたら」つトレンチコート
 
梨子「いや、でもそしたらダイヤさんが」
25 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:33:21.88 ID:JrPefhnmO
ダイヤ「ですが梨子さんが風邪をひいてしまっては──」
 
梨子「いいですか、今はダイヤさんが稼ぎ頭なんですよ。そんなダイヤさんが体調を崩してしまったら元も子もないんですからね」プンスコ
 
ダイヤ「え、ええ。でしたら、せめてこれだけでも」つマフラー
 
梨子「いや、別にいいですって」
 
ダイヤ「受け取って下さい。首元が空いていると、そこから冷たい空気が入ってきますので」
 
梨子「……わかりました」マキマキ
 
ダイヤ「どうですか?」
 
梨子「うん、あったかい// ダイヤさんの温もりを感じます//」
 
ダイヤ「まあ今の今まで、わたくしが巻いておりましたので//」
 
梨子「ありがとうございます、ダイヤさん」ペコッ
 
ダイヤ「どういたしまして」ペコッ
26 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:34:04.82 ID:JrPefhnmO
ダイヤ「ひゃんっ!?」
 
梨子「っていきなりどうしたんですか?」
 
ダイヤ「首筋に何か冷たいものが」
 
梨子「これですよ」つ雪
 
ダイヤ「雪? 東京で?」
 
梨子「東京だって数年に一度くらいは降るんですよ」
 
ダイヤ「そうでしたね、確かμ′sがラブライブの決勝に──」
 
梨子「いいですから、こんなところでまでスクールアイドル談義しなくても」
 
ダイヤ「コホン、失礼しました」
 
梨子「まあ嫌いじゃないですけどね、ダイヤさんとスクールアイドルについて話すのって」ニコッ
 
ダイヤ「そうでしたか、でしたら今度のオフ会に梨子さんも参加しません?」
 
梨子「遠慮しときます」
 
ダイヤ「……まあ初対面の方といきなり話せ、というのは酷ですものね」
27 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:34:47.22 ID:JrPefhnmO
梨子「足元に気を付けて歩いて下さいね」
 
ダイヤ「ええ、そうですわね。明日もこんな感じが続くのでしょうか?」
 
梨子「たぶん寝雪になるかと思います」
 
ダイヤ「それは残念ですわ」ショボーン |c||´.- `||
 
梨子「どうして残念なんです?」
 
ダイヤ「いえ、明日はお休みなので梨子さんと二人で雪だるまでも作りたいと思いまして」
 
梨子「ふふっ、可愛らしいですね」
 
ダイヤ「笑いましたわね」ムウッ
 
梨子「ダイヤさんって、案外子どもっぽいところがあるんですね」ニコッ
 
ダイヤ「いいではありませんか」プクー
 
梨子「そうやって頬膨らませて拗ねるところなんかも。でもそんなダイヤさんが、私は好きですよ♡」
 
ダイヤ「梨子さん// コホン、早く銭湯まで行きましょう。風邪をひく前に」
 
梨子「うんっ♡」
 
|c||^.- ^|| ♡ メイ*^ _ ^リ やっぱり″ダイりこ″なんだ変な人ですわぁ!
 
http://q2.upup.be/f/r/RafvZWGTUc.jpg
28 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:35:29.36 ID:JrPefhnmO
梨子(現実)「ダイヤさんがお茶目なのは同意」
 
梨子「っていうかここまで書いたなら入浴シーンまで行きなさいよっ!」
 
未来を回避する方法:お嬢様力を上げる必要がありますわね
 
梨子「何その『お嬢様力』って単語」
 
梨子「っていうかだんだん筆が乗ってきてるよね? なんか歌詞がスラスラ浮かんできた時の筆跡になってるんだけど」
29 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:36:11.41 ID:JrPefhnmO
三月💮日(火)
 
想定D 対国木田花丸
 
梨子「今度は花丸ちゃんね」
 
実現レベル:☆☆
(可能性は極めて低いが、万が一が起こった場合いつでも対応できるよう、心の片隅に留意しておくべし)
 
梨子「さほど脅威と思われてないのね。そりゃ花丸ちゃんとはほとんど話したことなかったけどさぁ」ペラッ
30 :梨子 [sage]:2018/07/02(月) 19:36:42.45 ID:JrPefhnmO
三月💮日(火)
 
想定D 対国木田花丸
 
梨子「今度は花丸ちゃんね」
 
実現レベル:☆☆
(可能性は極めて低いが、万が一が起こった場合いつでも対応できるよう、心の片隅に留意しておくべし)
 
梨子「さほど脅威と思われてないのね。そりゃ花丸ちゃんとはほとんど話したことなかったけどさぁ」ペラッ
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