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まほ「西住邸一泊二日の旅」
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72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/16(木) 02:34:25.55 ID:+kulywY10
新三郎見たの、スレ主のだと初めてやもしれない
73 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/08/17(金) 14:07:12.78 ID:/TfjiuYQ0
>>72
言われてみればたしかにそうかも
というか他のガルパンのヤツも見てくれてた人がいるのねありがたいうれしいたのしい
74 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/08/17(金) 21:27:04.31 ID:/TfjiuYQ0
西「お知り合いですか?」
みほ「華さんの・・・あんこうチームの砲手の実家の人で・・・えーっとどういう立ち位置なんだっけ・・・手下?駒使い?」
ダージリン「言い方」
新三郎「申し遅れました!五十鈴家に奉公させてもらっております、新三郎と申しますッ!」ペコッ!
アンチョビ「なんで大洗の人間がここで射的の屋台を?」
新三郎「副業ッス!」
カチューシャ「ほんとにサイドビジネス流行ってるのね」
ノンナ「わざわざ大洗から熊本に来たのはどうしてですか?」
新三郎「そりゃあ当たり前じゃないッスかア!あっしは五十鈴家に仕える身!五十鈴家当代の奥様が行く所この新三郎もつき従うってェのが相場ってモンすヨォ!」
みほ「?・・・華さんのお母さんも来てるんですか?」
新三郎「ンガハァッ!?・・・こ、このことは秘密でやんした!あっしはなんちうヘマをやらかしちまったんでぇ!」ベラボ!
まほ「どうした喋り方急にどうした」
ケイ「これは何か裏がありそうね・・・」ニヤリ
新三郎「かっ、勘弁しておくんなまし!あっしは間が抜けてるんで、ついうっかり口を滑らしちまうんスよォ!どうかここはひとつ、詮索は言いっこなしってことで手を打っちゃあくれやせんか!」
ケイ「HMM・・・そうね、プライベートをとやかく言うのもヤボってもんね。今日はカンベンしてあげましょ!」
みほ「ですね。すみませんでした新三郎さん」
新三郎「ううっ・・・お嬢のご友人方はお優しい・・・お嬢はなんてお幸せなお嬢なんだ・・・おれっちはお涙がおちょぼれちまいって・・・おおきに」オジョジョ・・・
カチューシャ「なんかヘンな人ね」
75 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/08/17(金) 21:46:37.53 ID:/TfjiuYQ0
ケイ「OK!それじゃあルールを聞こうか!」
新三郎「ルールは簡単!200円で弾5つ!棚に並べた景品を打ち倒せばその景品をゲットできるって寸法だ!オーケイ?」
ケイ「オーケイ!」ズドン
アンチョビ「はやいはやいまだ金出してないぞ」
みほ「・・・!・・・あ、あの景品・・・」
ボコ<オイラボコヤデ!
みほ「関係者にしか配られなかったというボッコロ大魔王ぬいぐるみ!」キラキラ
カチューシャ「まーたミホーシャが変なこと言ってる」
みほ「あれほしい!新三郎さん!はい200円!」チャリン
新三郎「毎度ォ!さアー元気にやってみよォー!」
みほ「よーし!狙って狙ってー・・・砲撃!」カチ >ボコォ<
みほ「やったぁ!みぞおちにブチこんでやったよ!」
ダージリン「言い方」
新三郎「あァ残念!当たったのに倒れなきゃァ景品はゲットじゃないんスよォほほ!」
ケイ「ヘイッ、私に任せなさい。こーゆーのはね、上辺のギリギリを狙うのよ。FIRE!」カチ >ベンッ<
新三郎「あアーおしい!グラついたけど倒れないッスねェへへ!」
ケイ「NNMMM!なんであの着弾で倒れないのよ!」クヤシー
みほ「ボコのケツに釘ブッさして固定してるんじゃないですかねえ」
ダージリン「言い方よ」
76 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/08/17(金) 21:57:47.88 ID:/TfjiuYQ0
ミカ「結局4発撃っても倒れなかったね」ポロン
新三郎「おーっじょっじょっじょ!お麗しいお女子高生にはお難しいッスかねエ〜ヘヘヘ!」オジョジョジョ!
みほ「むむむ・・・ほしいのに・・・ボコほしい!ほーしーいー!」ジタンダ
アンチョビ「また幼児退行してるぞ」
みほ「お姉ちゃん!あれとって!ボコとって!」グイグイ
まほ「ねだるな、勝ちとれ。さすれば与えられん」
みほ「でも難しいんだもん!ねーお姉ちゃんとってー。なんとかしてー」グイグイ
エリカ「」ダバダバダバ
ノンナ「エリカさん、鼻血が滝ですよ」
まほ「・・・仕方ない。貸せ」ガシャン!
西「おお!まほさんが射的の火縄銃を手に!」
ケイ「片手でリロードするターミネーターみたいなムーブ!」
新三郎「おっ!お嬢のおじょもだちのお姉ちゃんがおチャレンジするんですかい?お上手にお出来になりやすかねぇ?」オーッジョッジョッジョ
まほ「西住流射撃術・・・」ス・・・
アンチョビ「銃を構えた腕を肘ごと後ろに引いて――」
まほ「に〜し〜ず〜み〜・・・・・・波ー!」ズギャオン!
アンチョビ「銃を前に突き出すと同時に弾を発射し――」
ボコ<ボグオォォン!
アンチョビ「どてっ腹を貫通ブチぬいたぁー!」
新三郎「おじょぉぉぉぉおおおおんん!」
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/17(金) 22:45:20.15 ID:2JHSu36O0
エリカに預けるだけでどんな着物も真っ赤にできそう
78 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/08/17(金) 22:57:20.06 ID:/TfjiuYQ0
新三郎「・・・・・・はい、おめでとう・・・」ショボン
みほ「ありがとー」ニッコニコ
まほ「すまん・・・腹に穴が空いてしまって・・・」シュン
みほ「ううん、リアルな穴が空いててボコリティ高いよ!ありがとう!」ニッコニコ
ダージリン「知らない単語出てきたわ」
新三郎「本当は撃って倒さないとだめなんスけど、今回は特別ですよ・・・風穴あいたぬいぐるみじゃあ商品になりゃあしやせんからね・・・」トホホ
まほ「では、私達はこれで・・・」スッ
新三郎「あっ!ちょっと待っておくんなましぃ!」
カチューシャ「あなたさっきから言葉むっちゃくちゃなのわかってる?」
新三郎「西住みほさん、その節は・・・お嬢と一緒に五十鈴家に来られた際・・・奥様が心にもないことを口走ってしまわれたことをお詫びいたします。どうか勘弁してください」
みほ「そんな、私達は気にしてませんから」
新三郎「・・・ありがとうございやす。戦車といやあ戦争の兵器、おしとやかで争いごとを嫌う奥様が嫌うのも無理はない・・・」
ケイ「HEYッ、たしかに戦車は戦争で作られたけど、私達がやってる戦車道は戦争じゃないんだからね。それに、戦車ってすっごく強くてカッコイイんだから!」
新三郎「強くてカッコイイ・・・?」
ケイ「だってバババババーンと弾が来て、ダダダダダーンと破裂してもヘッチャラなんだから!良いも悪いも乗る人次第、ネ♪」
新三郎「・・・奥様がおっしゃっていました。お嬢の華道に強さとカッコよさが加わったと・・・そういうことだったんですね」
ケイ「まっ、私まだ子供だから戦争が良いとか悪いとかよくわかんないんだけどね。HAHAHA!」
まほ「・・・子供・・・か」
カチューシャ「子供・・・」
《ケイ》>ボンッ< >キュッ< >ボーンッ<
カチューシャ「どこが子供よ!」ガブリ!
ケイ「AAARRRRGGGHHHHHHH!」
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/20(月) 00:44:41.44 ID:JfNiTbIO0
この中だとカチューシャの子供っぽさが際立つな
ドゥーチェも大きくはないがそこそこはあるし
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/20(月) 11:51:15.15 ID:Znco/ZqiO
ち○この話です
81 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/08/21(火) 21:49:10.76 ID:jwwLHbPz0
ノンナ「カチューシャ、ペっしてください。ペッ」ポンポン
カチューシャ「ガルルルル・・・」
ノンナ「申し訳ありませんケイさん。カチューシャはケイさんの大人っぽいボデーに嫉妬してしまったようです」
カチューシャ「そんなんじゃないんだからね!」
ミカ「おっかない子犬ちゃんだ」ポロリンチョ♪
エリカ「・・・アレ?・・・犬といえば・・・みほ、あんた、あの犬ッコロは?」
みほ「え?・・・あっ!獅子丸がいない!」
アンチョビ「けっこう前から存在感なかったな」
みほ「さ、探さなきゃ!新三郎さん、ありがとうございました!それじゃ!」
まほ「失礼します」ペコ
タタタタタタ・・・
新三郎「・・・お嬢・・・いいご学友に恵まれたようで安心しました。どうか大切になさってください」
―――・・・・・・
みほ「獅子丸ー!獅子丸ー!」オーイ
まほ「犬太郎〜、どこだー」オーイ
ダージリン「まほさんってホント戦車以外はポンコツだけどネーミングセンスまでからっきしなのね」
西「西住家の皆さんがあの犬のことを別々の名で呼んでいるのであれば、いずれかの呼び名に反応するのでは?」
まほ「なるほど、ではお母様が呼ぶように呼んでみよう。おーい常夫ー」ツネオー
みほ「じゃあ私はお父さんが付けてる名前で。ブロッ犬〜!」ブロッケンヤ〜イ
「やれやれ、迷子の子犬ちゃんを見つけたと思ったらまさかみほの家の子だったとはね」ザッ
みほ「!・・・えっ・・・」
82 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/08/21(火) 22:16:50.30 ID:jwwLHbPz0
みほ「エミちゃん!ひーちゃんにちーちゃんも!」
瞳「みほちゃんも帰省してたんだー」オテテフリフリ
千紘「久しぶりー。ワンちゃん保護したんだけどまさか友達のトコから脱走した犬とは思わなかったよ」アハハ
∪^ω^)<スマンノ
エミ「私達3人で会うからみほも呼ぼうって何度も電話したのに全然反応ないんだもん、心配したわよ」
みほ「え、あ、ほんとだ。着信がちーちゃんから1回、ひーちゃんから3回、エミちゃんから25回・・・」
カチューシャ「マホーシャ、あの子達ミホーシャのダチーシャなの?」
まほ「ああ、たしか小学校の頃の幼馴染だ。私も会ったことがある。ガルパン漫画『リトルアーミー』のキャラクターの子達だ」
瞳「みほちゃんのお姉さんも帰ってたんですねー。お久しぶりでーす」
まほ「ああ、すまんなウチの犬太郎が迷惑をかけて」
千紘「一緒の皆さんは戦車道の強豪校の隊長さん達ですね。みほちゃんがお世話になってます」ペコリ
西「いえいえこちらこそご面倒をおかけさせていただいてます!」ザン!
まほ「フフ、三人とも大きくなったな」
エミ「なっ!そ、その言い方!私達のこと子供にしか見てないってことじゃない!ひとつしか年違わないのにいつまでも小学生のままだと思わないでください!」
瞳「もーエミちゃんってばまたお姉さんにつっかかってー」
千紘「気にしないでください。この子、絵に描いたようなツンデレなんで」
エミ「そりゃまほさんのような大人じゃないけど、私達だって成長してるんですからね!」プン
エリカ「・・・なによこの子、むしょーに鼻につくわ」
ミカ「同族嫌悪だね」
83 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/08/21(火) 22:34:28.42 ID:jwwLHbPz0
千紘「それじゃ私達はこれでっ」シュタ
みほ「えっ!もう行っちゃうの?」
瞳「だってみほちゃんのお姉ちゃんやお友達さん達の邪魔はできないから。また今度遊ぼっ」
エミ「みほ、犬の躾はちゃんとしときなさいよ」
∪^ω^)<オマエモナ
エリカ「・・・」
みほ「うん、じゃあねみんな」オテテフリフリ
まほ「達者でな」
エミ「・・・・・・西住まほさん」
まほ「うん?」
エミ「必ずあなたのところまで登りつめてやるからね!楽しみに待ってなさい!」
エリカ「ッ!なっ!だっ!誰にもの言ってんのコラ!」
まほ「・・・フッ・・・ああ、待ってるよ」
瞳「もーエミちゃん!なんで最後までケンカふっかけるのー!」グイグイ
千紘「お、お騒がせしました〜!みほちゃーんまた電話するからー」グイグイ
エミ「漫画リトルアーミーは全2巻!続編のリトルアーミーUは全3巻よ〜!」ズルズル・・・
みほ「あはは・・・」ニガワライ
エリカ「隊長!あんなの気にしないで!もしいつか隊長に挑んで来たとしても私に任せてください!私が始末します!」メラメラ
まほ「フフ・・・ああ、お前達が試合をするのなら楽しみだな」
84 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/08/21(火) 23:54:30.98 ID:jwwLHbPz0
アンチョビ「いや〜なんだかんだでお祭り楽しかったな!いろいろ食べたし」
ケイ「ミホ、今度あなたのフレンズ紹介してね♪」
みほ「もちろんです。3人のうち2人は今も戦車道やってて――」
まほ「カチューシャ、私は大人だと思うか?」
カチューシャ「よーしそのケンカ買うはいくらよ」ウデマクリッ
まほ「真面目に。みほの幼馴染の子が言っていただろう、私を大人だと。自分ではわからないんだ。大人なのかどうか・・・」
ノンナ「まほさん、そろそろ西住流に本格的に取り組むのですね」
まほ「・・・師範としての下準備を始めるか、という話が出ていてな。色々と・・・考えている」
ノンナ「なるほど。だから子供だとか大人だとかいうことに過敏になっているのですね」
カチューシャ「カッカッカ!心配することないわよマホーシャ!あなたはまだまだお子ちゃまだから」
まほ「なぜだ?どういう者を大人といえるんだ?」
カチューシャ「大人ってのはそーゆーことを気にしないものだからよ。いわば今のマホーシャは大人になりたい女の子ってトコね!」カッカッカ
まほ「?・・・よくわからんが・・・」
ノンナ「カチューシャはこう言いたいのです。自分が大人なのか子供なのかで悩むようなことは、大人のすることではないと」
まほ「・・・」
ノンナ「世の中には身体だけ大きくなって子供のままの人もいますからね」
カチューシャ「ちなみにカチューシャは生後二日で歩いてたし、生後三日で開脚前転をマスターするくらいには大人よ!」エッヘン
ノンナ「ね、こういうのを子供というのですよ」
まほ「なるほど」ガッテン
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/22(水) 17:53:46.70 ID:hQS7nc9sO
カチューシャたけしかよ
86 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/08/26(日) 00:30:18.22 ID:aBXj7AYC0
ミカ「おや」
西「いかがなさいましたかミカ殿?」
ミカ「この中に風邪をひいている人はいるかい?」
アンチョビ「?・・・みんな元気だぞ」
ケイ「高校生特有の無限の元気!略して無限気!」HAHAHA
ミカ「よかった。それなら大丈夫だね」
まほ「?」
――・・・ポツ・・・ポツポツ・・・・・・ドザアアァァァーーーッ
アンチョビ「わー!雨だー!」ヒー
まほ「総員、全速全進!西住邸まで最大速で直進!」ダッ!
ノンナ「まさかこんな突然降るとは」タタタ
みほ「わーははははー!」ダー
エリカ「えっなんでアンタ楽しそうなの!?」
―――・・・・・・西住邸
まほ「到着」ビチョビチョ
ケイ「はー、これが他人事なら大笑いね!」HAHAHA!
カチューシャ「ちょっとあんた!もしかして雨が降るの気づいてたんじゃないの!?なんで教えてくんなかったのよ!」ビチョビチョーシャ
ミカ「たまには雨を浴びるのも楽しいものだよ」ビショビショ
ダージリン「こんな言葉があるわ。『雨の中、傘を差さずに踊る者がいてもいい。自由とはそういうものだ』」
アンチョビ「ひどいぞ!」
ミカ「フッ・・・」ニヤリ
ダージリン「フフフ・・・」ニタリ
アンチョビ「ッ」クラ〜ッ
カチューシャ「ダメ!この二人まとめて相手すると脳がやられるわ!」
87 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/08/26(日) 00:50:30.75 ID:aBXj7AYC0
まほ「ただいまー」ガララッ
菊代「おかえりなさーい。あららのコアラ、やっぱり降られましたか」
みほ「楽しかったよ菊代さん!」ニッコォ〜
アンチョビ「これが価値観の違いか・・・」
菊代「先程雨が降りだした時にお風呂を沸かしはじめたので、皆さんすぐに入ってください」
エリカ「!?!?!?オフロ!?!?!?」
みほ「はーい」
まほ「全員で入るには少し厳しいな。半分ずっこで入るか」
ケイ「私いーちばーん!」タタタ
アンチョビ「おわー!ずるいぞー!ドゥーチェも一番風呂だー!」タタタ
カチューシャ「ナンバーワンはカチューシャだって相場が決まってるんだから!」シャシャシャ
ノンナ「カチューシャと風呂を共にするは我にあり」ギュン
西「おお!なんだかわからんが皆さん突撃されるなら私もやらいでか!」ドキューン
まほ「・・・まったく、せっかちな連中だ。我々は彼女達が上がってから一緒にはいろうか」
ミカ「だね」
エリカ「隊長とお風呂みほとお風呂タイチョウとオフロミホとオフロタイチョウトオフロミホトオフロ・・・」
みほ「エリカさん?」
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/27(月) 01:15:40.28 ID:jGLaGTkD0
お湯が真っ赤に染まりそう
前半はノンナ、後半はエリカによって
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/29(水) 19:20:52.40 ID:JoNcB2NGO
竹輪だワン!
カウボーイビバップ懐かしい。OP.EDともに超coolやった
90 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/08/30(木) 22:36:19.88 ID:Mk2+5sSV0
ノンナ「はい、カチューシャ、ばんざーい」
カチューシャ「ばんざーい」ヌギヌギ
アンチョビ「手慣れてるナア」
ノンナ「プラウダではいつも一緒にお風呂入っているので」
西「よいしょ、よいしょ」テキパキ
ケイ「HUH?キニー、なにしてるの?タオルなんか身体に巻いて」
西「あいや、失礼かとは存じておりますが・・・やはり私の身体なぞ人様に見せるにはいささか羞恥心がありまして・・・皆さんのお目汚しにもなりますし・・・」
ケイ「なに言ってるのよ!そんなヨソヨソしくタオルなんか巻かないでいいのよ!それとも私達は腹のうちも見せられない程度の仲なの!?」
西「い、いえそのようなことでは・・・」
ケイ「ドントセイ!フォーオアファイブ!(四の五の言うなー!)」バッサァー
西「あーれー!おやめになってー!」クルクルー
アンチョビ「あっ!なんか楽しそうなことやってる!私もまぜろー!」
<HA-HAHAHAHAHA!オヌシモワルヨノー!
<オダイカンサマー!
ダージチン「お風呂場の騒がしいこと」フフ
まほ「元気な連中がこぞって行ったからな。私達はゆっくりとお湯に浸かろう」
エリカ「大丈夫よエリカ落ち着きなさい今まで一緒に着替えもしたし練習後のシャワーも入ってたじゃないでも西住邸で一緒にお風呂ってシチュエーションが既にヤバイ落ち着けエリカ」ボソボソ
みほ「エリカさん?大丈夫?」
91 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/08/30(木) 23:35:57.53 ID:Mk2+5sSV0
カチューシャ「おさき!」ホカホカ
ノンナ「いい湯加減でしたよ」ホカホカ
まほ「ああ、ずいぶんにぎやかだったな」
ケイ「HAHAHA!キニーったらテレ屋さんなのよ!」
西「もうお嫁に突撃できません・・・」
アンチョビ「風呂入っただけでオオゲサだナア」
ダージリン「じゃ、私達もお風呂もらいましょうか」
ミカ「ちょっと待って。カンテレに防水スプレーかけてるから」プシュー
みほ「エリカさん、いこ」
エリカ「よしよし大丈夫落ち着いた・・・行くわよ!」キリッ ザッザッザッ・・・
アンチョビ「なんか気合い入ってるな・・・なんだったんだありゃ」
ノンナ「エリカさんの気持ちはわかります。私もまだ慣れていない頃はああでした」シミジミ
カチューシャ「?なんのはなし?」
ノンナ「ナイショです」
みほ「みんなでお風呂なんてなんだか楽しいですね」ワクワク
ミカ「一緒の釜の飯を食べた仲というけれど、一緒に釜でゆでられるというのもオツだね」ポロン
ダージリン「あなたホントにその楽器持ち込む気?」
エリカ「私はただ隊長に憧れているだけでみほもまあそこそこだしその証拠に隊長なら男でも構わないけど隊長の綺麗な濡れたお肌を間近で見れるなんて今後いつあるかわからな――」
まほ「エリカ、背中を流してやろう。おいで」
エリカ「わお!」ブッ!
92 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/08/31(金) 00:46:15.41 ID:lQ8qcF3A0
西「っぷはぁー!やはり風呂上がりには牛乳瓶一本飲みですな!」ゴクゴクゴク
ケイ「私カルピス〜♪原液と水は5:5の割り合いがベストマッチ!」ハガネノムーンサルトォ
<ガシャーン! バリーン! ドンガラガッシャーン!
ノンナ「おや、なにやら騒々しいですね。お風呂場ではないようですが・・・」
カチューシャ「家族喧嘩でもしてるんじゃないの。私達が口出すことじゃないわ」ギュウニュウ グビグビ
アンチョビ「音がしたのって台所の方だな・・・ちょっと見て来る!」チョビット
ガシャーン!
しほ「ダメ!・・・ダメだわ・・・全然うまくできない・・・こんなものをまほとみほのお友達に食べさせるわけには・・・」グヌヌ
アンチョビ「あの〜・・・」ソロォ〜
しほ「ッ!」ギン!
アンチョビ「ヒッ!し、失礼しましたー!」ササッ
しほ「そこで何をしているの。見たわね・・・」ドドドドドド
アンチョビ「アワワワ・・・み、見てません!なにも見てませんヨ!」シランチョビ!
しほ「あなた・・・アンチョビ高校のドゥーチェちゃんね・・・」
アンチョビ「ははは・・・知っててくれてありがと・・・」タラ〜
しほ「よく聞いてちょうだい・・・」ガシッ
アンチョビ「は、はひっ!?・・・ど、どうか命だけは・・・」ビクビク
しほ「・・・・・・お料理教えて・・・」
アンチョビ「あらまんちゅ」
93 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/08/31(金) 00:58:04.69 ID:lQ8qcF3A0
しほ「実は私・・・完全無欠のスーパーお母さんと思われてるかもしれないけど、家事全般がてんでダメなのよ・・・」シュン
アンチョビ(うっすらわかってたけど)
しほ「でも今日くらい・・・まほとみほが初めてお泊まり会をする今日くらいは母親として手料理をふるまってあげようと思ったの。何日も前からお料理本見ながらトレーニングして・・・」
アンチョビ「いいお母さんですね」
しほ「でもでも・・・全っ然おいしくできないの!菊代が作る料理の方は私の100倍美味しいのに!」クヤシホ!
アンチョビ「はあ」
しほ「あなた、料理の鉄人なんでしょう?戦車道界のアイアンシェフ、クッキングドゥーチェ・・・その噂は聞いてるわ。ドゥーチェちゃん、私にお料理教えて」
アンチョビ「えー・・・」
しほ「娘とそのお友達に母親らしいことしてあげたいの。おせーて、料理おせーてちょうだい」グイグイ
アンチョビ「いいんじゃないッスかねぇそんなことしなくても」
Σしほ<!ガーン
アンチョビ「おばさんは十分いい母親ですよ。そうやって子供達のために一所懸命なんだから。料理は愛情!それでいいんです!」ビシッ
しほ「・・・そういうものなのかしら」
アンチョビ「無理に描く理想より、笑い合える今日の方がずっと幸せ!これが私の座右の銘です!」ハハハ
しほ「ドゥーチェちゃん・・・」シミジミ
しほ「ところで私ってそんなにおばさんに見える?」
アンチョビ「アッ」
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/09/01(土) 11:04:05.82 ID:Joyrw7Hv0
ドゥーチェ、死亡確認!
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/09/01(土) 12:19:46.54 ID:Gweg2nKxO
アンチョビ高校…
96 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/09/02(日) 00:40:14.68 ID:eAFEKPkF0
カポーン
ミカ「いい湯だね」ポロロン♪
ダージリン「ほんとに浴室に楽器持ち込むなんて、あなたってホント変わり者ね」チャスス・・・
ミカ「お風呂で紅茶を飲んでる自分も相当だよ」
ダージリン「たとえば、このティーカップの中身がセイロンティーでも泥水でも、私達に大差は無いわ」コウチャスス・・・
まほ「あの二人の世界にはついていけんな」ハハハ
みほ「邪魔できないね。エリカさんもノボせちゃったし・・・」
エリカ「」ドクドクドク・・・
みほ「そろそろあがろっか、お姉ちゃ――」
バシャ!
みほ「わぷ!」
まほ「西住みほ選手、撃破されました。うまいもんだろう、素手の水鉄砲。昔はよくこうやってオフロバの戦いを繰り広げたものだな」ハハハ
みほ「〜っ・・・やったな〜!反撃開始だー!」バシュ!
まほ「相変わらずヘタッピだな。そんな手の形では上手くお湯を飛ばせ――わぶ」バシャア
みほ「わーはははは!ワレ、キシュウニセイコウセリー!」ミーポポポ!
まほ「おのれ。最後の一滴まで戦い抜くぞ」マッポイ!
バシャバシャー! ワーハハハハ! ジャバァー! テメー! バシャバシャ! コニャロメー! ザブーン!
アハハハハハハハハハハ!
97 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/10/16(火) 20:11:33.45 ID:o/9OXKB70
みほ「あーサッパリしたー」ホカホカ
菊代「随分長風呂でしたね」
まほ「色々ありまして」
ダージリン「けっこうな湯加減でした」ホカホカ
菊代「まあなにはともあれ、夕飯の準備ができてますよ。こちらへ」スス・・・
アンチョビ「あ!やっと来た!おそいぞーおまえらー!」モー
ケイ「せっかくのディナーが冷めるトコだったわ」
ズラァ〜〜〜ッ
ダージリン「まあ、立派なお食事だこと」
西「ごらんください!すき焼きに炊きたての白米!枝豆に芋煮もありますよ!」
ノンナ「豪華な和食が食べ放題ですね」
ミカ「腕が鳴るねぇ」
菊代(結局ほとんど私とアンチョビちゃんが速攻で作ることになっちゃったけど、家元特製芋煮だけでもまほお嬢様とみほお嬢様に食べてもらえれば、家元は満足するはず・・・)
しほ「・・・」ドキドキ
まほ「あ、縁日で色々食べてきたので夕飯はけっこうです」
みほ「私もお腹減ってないー」
しほ「・・・」スン
98 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/10/27(土) 22:52:29.08 ID:NREpnVpv0
ダージリン「ごちそうさま。西住本宅で庭園を眺めながら食事なんて、まるで旅館に来た気分ね」
菊代「はいはーい、デザートに特製西住流プリンをどうぞ〜」ススス
西「なんと!そろそろごちそうさまかと思いきや、隙を生じぬ二段構え!むむむ・・・腹八分目に医者いらずという言葉がありますが、甘いものは別腹とも言いますゆえ・・・」パク
西「おいしゅうございます!」パア
アンチョビ「ほんとだ!すっげおいしい!」
菊代「寸胴鍋で作ってあるのでおかわりもいけますよ〜」
ケイ「菊ちゃん!おかわりプリプリプリーズプリン!」
菊代「はいはい♪」
アンチョビ「菊代さん!こっちもおかわり!」
菊代「・・・」ツイッ
アンチョビ「アレッ、なんでソッポ向くの」
菊代「菊ちゃんって呼んでください」
アンチョビ「えっ・・・アッ・・・・・・き、菊ちゃん、おかわりください」
菊代「はぁいはい♪」
カチューシャ「カチューシャもまだ食べた――ハッ・・・ハッ・・・ハッカチュ!」クシャミ!
ノンナ「おや、風邪ですか。雨に降られましたからね。今日はもうお休みになりますか」
カチューシャ「ヤ!まだ遊びたいわ!花火しましょ花火!」
まほ「もう暗いから危ないぞ。この辺りには夜行性の動物がけっこういるんだ。そこの庭にもたまに来るよ。ホラ」
ガサガサ>(▼ω▼)))
みほ「あっ、アレってハクビシン?」
アンチョビ「タヌキだぞ!」
カチューシャ「アライグマでしょ!」
ノンナ「イタチですよ」オカラダニサワリマスヨ・・・
99 :
◆t8EBwAYVrY
:2018/12/20(木) 17:42:30.97 ID:tzrxv6Ov0
菊代「どうぞ、こちらの部屋に布団を敷いておきましたので」
カチューシャ「!どの布団をとるか競争ね!カチューシャは真ん中のここ!」バー
ケイ「あっ!フェアーじゃないわね。じゃあ私はとなりー」ボフ
カチューシャ「なっ!西側め!カチューシャの隣に来るとはいい度胸ね!」
ケイ「いっぱいお話しましょ♪」
カチューシャ「ぬっ!?・・・・・・うん」
まほ「皆、先にくつろいでいてくれ。私とみほは反省会をするから席を外す」
みほ「え?」
ダージリン「何の反省会かしら」
まほ「西住流として相応しい言動、立ち居振る舞いができていたかどうかの西住チェックをして改善点を話し合うんだ」
アンチョビ「いよいよもってヤバイな西住流・・・」
エリカ「・・・」
――西住邸・縁側
まほ「ふー、色々あったな。おつかれー」ヤレヤレー
みほ「・・・お姉ちゃん、反省会って・・・?」
まほ「あれは嘘だ」バビーン
みほ「なんで嘘なんか・・・」
まほ「話したいことがあってな。以前みほが帰ってきた時、学校の友人だとお母様に嘘をついたが、ふふふ、なんか悪いことしてみたいで楽しいな」
みほ「純朴ぅ・・・」
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/20(木) 19:44:43.48 ID:xe/R+n7n0
久しぶりの更新乙です
楽しみにしてます
101 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/12/20(木) 19:51:35.28 ID:tzrxv6Ov0
まほ「みほ、エリカとは話したのか?」
みほ「え・・・えっと・・・今日いっぱい話したけど・・・」
まほ「謝ったか?去年のこと」
みほ「!・・・・・・あ、あの・・・えっと・・・決勝で負けちゃったこと・・・だよね」
まほ「違う。何も言わずに黒森峰を去ったことだ」
みほ「・・・」
まほ「お前も辛かったろうが、エリカも辛かったんだ。なにより友人が何の相談もなく、何も言わずに姿を消したことがな」
みほ「・・・うん、わかってる・・・ちゃんと謝らなきゃって、ずっと思ってる・・・でも・・・あの時のことを話すのが怖くって・・・」
みほ「今は、あの時のことをお互いに口に出してないから話せてるの。エリカさんも触れないようにしてくれてる気がして・・・」
みほ「あの時の話を持ち出したら、怒ってたこととか大変だったこととか、エリカさんが全部思い出しちゃって、また嫌われちゃうんじゃないかって・・・怖くて・・・」
まほ「いつ謝るんだ?」
みほ「・・・ちゃんと・・・ちゃんと謝るつもりはしてるよ。この一年ずっと・・・明日謝ろう、明日こそはって・・・ずっと思ってる」
まほ「明日って、いつの明日だ」
みほ「・・・」
まほ「みほ」
みほ「わかった。私、覚悟を決めるよ。明日こそ。必ずエリカさんに謝る。私、もう逃げないから」キッ
まほ「そうか・・・」フッ
まほ「エリカー。ちょっときてくれるかー。だいじなはなしがある−」オーイ
みほ「おねえちゃん!?」
まほ「善は急げだ。電撃戦は我々の得意分野だろう?」ニッ
102 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/12/20(木) 19:52:46.69 ID:tzrxv6Ov0
>>100
ご無沙汰しております。九月ごろに鯖落ち?してからなんとなくやる気が消えて放置してましたが、せっかくだし完結はさせようと思います
103 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/12/20(木) 19:59:50.85 ID:tzrxv6Ov0
エリカ「お呼びですか?」ヒョコ
まほ「じゃ」シュタッ
みほ「まままままま待ってお姉ちゃん!投げっぱなしはやめてよぉ!」
まほ「一年間シミュレーションを積んできたんだろう?あとは野となれ山となれだ」
みほ「そうはいっても心の準備ってもんが・・・」
まほ「では、後は若い二人でごゆっくり」フフフ
エリカ「え、ちょ、隊長、なんなんですか」
まほ「ほな」シュタ
みほ「うう・・・お姉ちゃんのばかぁ・・・」
エリカ「なんなのよ一体・・・ちょっとみほ、どういうことか説明してくれる?」
みほ(〜っ・・・や、やっぱり無理・・・怖くて・・・)
エリカ「みほ、私に何か話したいことでもあったの?」
みほ(・・・)グッ・・・
エリカ「みほ」
みほ(・・・お姉ちゃん、『明日』って今だよ!)
みほ「エリカさん、黙ったままいなくなっちゃってごめんなさい!」バッ
104 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/12/20(木) 20:17:21.12 ID:tzrxv6Ov0
エリカ「・・・」
みほ「・・・」
エリカ「え、そんで?」
みほ「え」
エリカ「いや・・・今更でしょ。私そんなに引きずってるように見えた?」
みほ「あれ?」
エリカ「気にしちゃいないわよ。あんたが色々と重荷に感じてたのも知ってるし、追い詰められてたのもわかってるから」
みほ「・・・お、怒ってないの?・・・」
エリカ「そりゃ昔はぶっ飛ばしてやろうと思ってたけど」
みほ「ひえ」
エリカ「いつまでも過去を引きずるほど面倒な女じゃないわ」
みほ「・・・よ、良かった〜〜〜〜〜」ホッ
エリカ「あんた、そんなことで悩んでたの?」
みほ「そ、そんなことって!あんなに悩んだのに〜!」オコオコ
エリカ「わ!ちょ、なんであんたが怒ってるのよ!」
みほ「このやろー!」ポカポカ
エリカ「あたた!やめなさいって!なに笑いながらたたいてんのよ!もうっ!」フフ
まほ「フッ・・・よかったな二人とも」
ダージリン「あら、まほさんそんなところで腕組んで壁にもたれかかってなにカッコつけるの?」
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/20(木) 20:51:17.35 ID:xe/R+n7n0
作者様からお返事いただいたーやったー!
鯖落ちも手伝ってか、ガルパンSSの書き手が本当に貴重になってきてます
そんな中、更新があってマジうれしいです。応援してます
106 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/12/22(土) 22:55:19.34 ID:8JFhriui0
>>105
読んでくれている人が少しでもいることがわかれば、書く側はみんなうれしいはずだしやる気が出てくるもんなのでほかのSS書いてる人にもコメント書けば活気が出てくるかもしれませんな
もちろん、私にもね!
107 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/12/22(土) 23:34:56.21 ID:8JFhriui0
みほ「あ、お姉ちゃん、ダージリンさん」
エリカ「隊長、盗み聞きですか」
まほ「おっと、しまった。いや、なに、そんな悪趣味なことしちゃいないさ。な、ダージリン」
ダージリン「私はただまほさんがかっこつけているのをツッコんでただけよ」
まほ「さあ、部屋に戻ろうか」
カチューシャ「ロン!いくわよ必殺!国士無双十三面(ライジング・サン)!」カチュー
ケイ「あまいわね!私の手札はこれよ!アルティメットロイヤルストレートファイナルフラッシュ!」ケイッ
西「こいこい、猪鹿蝶、花鳥風月、天下一品の役がそろってます」ニシ
アンチョビ「はーいUNOって言ってなーい!」チョビー
まほ「なにをやっとるんだなにを」
ノンナ「まほさん達が戻って来られるまでカードで遊んでました」
ケイ「ルール無用の大乱闘サバイバルマッチよ!」ニカッ
エリカ「ただの無法地帯じゃないの」
みほ「たのしそー」
しほ「みんな」ガラ
まほ「あ、お母様」
しほ「突然だけど、そろそろ消灯よ。花も恥じらう乙女達は夜通し騒ぎたいでしょうけど、そろそろ眠る時間です」
アンチョビ「え・・・まだ9時半過ぎだけど・・・」
ケイ「ブー、まだ遊びたーい!」BooBoo!
カチューシャ「スパルター!オニー!」
しほ「口答えは聞きません!いっしょけんめい寝ろい!」クワ
まほ「皆、お母様の言うとおりだ。この家では夜9時にはお布団に入るのが決まりなんだ」
アンチョビ「小学生でももっと起きてるぞ」
108 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/12/23(日) 00:00:43.20 ID:sQTywxNW0
まほ「消灯ー」カチッ
ケイ「はぁー・・・こんなに早く寝るなんて・・・もったいない」モゾモゾ
シィーーーーーン・・・
ダージリン「・・・」 ノンナ「・・・」 カチューシャ「・・・」
西「・・・あのー、不肖西、意見具申させていただきたいのですが・・・」
みほ「どうしました?」
西「・・・豆球を点けてもらえませんか?真っ暗はいささか・・・」
まほ「・・・」カチカチカチ
西「ありがとうございます。これで安心して眠れます。いざ」スヤッ
カチューシャ「・・・」
ノンナ「・・・」
シィーーーーーン・・・
<ズッ・・・ ズズズッ・・・
<ヘヘヘッ・・・ ズゾゾゾー・・・
まほ「・・・何の音だ」カチカチ
アンチョビ「なにかすすってるような音が・・・ってうぉい!」ビクッ
ミカ「んぐんぐ」
アンチョビ「なんで暗がりでカップラーメン盗み食いしてるんだ!」
ミカ「ゴクンッ・・・おや、人聞きが悪いね。この家から盗んだわけじゃないよ。以前プラウダから鹵獲したものを持参してきたんだ」
アンチョビ「だからって寝る直前の布団の中で食うやつがあるか!体に悪いぞ!」
109 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/12/23(日) 00:23:33.27 ID:sQTywxNW0
みほ「あっ、返事きた」ピコピコ
アンチョビ「コラッ!そっちはケータイか!暗い中でケータイやってると目ぇ悪くしちゃうぞ!」
みほ「ごめんなさい。優花里さんと連絡とってて・・・今日優花里さん家お母さんが留守だからお父さんと協力してご飯作ったって写真を送ってくれて」
アンチョビ「えっ、ホント?見せて見せて」ズズズイ
みほ「ほら、ふわふわオムライスにチャレンジしたそうです」
アンチョビ「ほう・・・オムレツをナイフで開けるタイプのか・・・シャレたことするじゃないか」
ミカ「見せてくれ」ズズズイ
ケイ「ワイもワイも!」ズイズイ
カチューシャ「ちょっとアンタ達、布団ごとひきずって移動しないでよ」
ケイ「HAHAHA、そんなこと言うやつはこうだー」グイグイ
カチューシャ「あーノンナー、布団ごとさらわれちゃうー。あー」ズズズ
ノンナ「今行きます」ズズズイ
西「やややっ、何やら皆さん結集してますな。では私も」ズイズイ
アンチョビ「おい!なんで皆集まってくるんだ!それも布団ごと!これじゃまるで修学旅行の旅館じゃないか!」
ケイ「ドントセイ1フォーオアファイブ!(四の五の言うな!)」HAHAHA
カチューシャ「なんだか楽しいわね!カーチュカチュカチュ!」
西「なにかわからんが笑っておきましょう。はっはっはっはっは」
エリカ(うるせぇ・・・)
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/24(月) 00:40:18.84 ID:ho9tx2MY0
更新乙です
これを機に最初から読み返してみました
カチューシャが生後2日目でもう歩いていたくだりのネタをぶち込むところが好きです
たぶん作者様はわたしと歳がそう変わらない世代なんだなと実感しましたwwwwww
111 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/12/24(月) 23:36:21.30 ID:RYnSqEGG0
――・・・・・・朝
まほ「スヤァ・・・」
カチューシャ「スヤァ・・・」 ケイ「スヤァ・・・」
\スヤヤカァ・・・!/
ガラッバァァン!
まほ「!?敵襲!」ガバッ!
ケイ「ンがっ!?WHAT!?」
アンチョビ「ななっ!なんだナンダ!?」ビクッ
「起床ーーーーー!」
みほ「!」バッ
カチューシャ「な、なによ!?起き抜けにだれよアナタ!」
西「なっ・・・て、天狗の仮面!?仮面を被った謎の人物が!」
「うろたえるな小娘ども!」クワ!
Ms'ニシズミ「我が名はMs'(ミズ)ニシズミ!別名センシャドー仮面!西住流最強の戦車乗りにして、貴様ら小童どもを鍛え上げる教官であーる!」ドッバァーン
ダージリン「・・・家元・・・何をされているのかしら?」
ケイ「Oh・・・」
ノンナ「早朝から酔っ払っているのでしょうか・・・」
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/25(火) 00:17:36.97 ID:zxjpmGtQ0
久々の投稿乙です
113 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/12/26(水) 22:42:16.10 ID:wIHQOlQi0
ニシズミ「はっはっは。私は西住流家元の西住しほではない。Msニシズミである」キリッ
まほ「みずにしずみ・・・一体何者なんだ・・・」
みほ「は、はじめまして。西住みほです」アセッ
ダージリン「親子ねぇ」
エリカ「い、家元・・・こんな朝っぱらからそんな仮面などかぶって一体何故・・・」
ニシズミ「うむ、私は家元ではない。私が来たのは・・・西住まほ。おぬしにこれを与えにきたのだ」サッ
まほ「これは・・・勲章?」
ニシズミ「公式戦において500輌撃破につき一つ与えられるエース勲章である。これを与えられるのは一人前の女として認められた証でもある」
エリカ「エース・・・隊長が!」キラキラ
ニシズミ「高校最後の全国大会を終え、一区切りついたので授与することとあいなった。おめでとう」
まほ「ありがとうございます」
みほ「わーお姉ちゃんすごーい」パチパチ
ニシズミ「だがしかし西住みほ!おぬしに一言もの申ーーーす!」クワ!
みほ「わひゃあ!」
アンチョビ「この家族まいにち楽しそうだな」
ダージリン「退屈しないでしょうね」
カチューシャ「わ・・・見てノンナ」
ミカ「Zzz・・・」
カチューシャ「この状況で寝てるわこの子」
ノンナ「大物ですね」
114 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/12/26(水) 23:56:16.37 ID:wIHQOlQi0
ニシズミ「西住本家に生まれながら、西住流から逃げ出した者・・・相応のことは覚悟しているのであろうな」
みほ「うぅっ・・・」ズーン
アンチョビ「ま、まってくれ!もういいじゃないか!ゆるしてやってくれよ!」
ニシズミ「・・・だが、先の大会において示したその実力は見事である。勝負は時の運と言うものの、それだけではない試合内容であった」
みほ「!」パア
アンチョビ「おおっ!ヨカッタ!認めてくれるんだな!」
ニシズミ「だが、スジは通さねばならん」
アンチョビ「ええっ!?そんな!なにをされるんだ!?ビンタか!?ワサビ寿司か!?」
ケイ「チョビ、ちょっとクワイエットにして」
エリカ「スジを通すって・・・一体何を・・・」
ニシズミ「西住流最強のこの私と勝負し、おぬしが負けなければ認めてやろう!」クワ!
みほ「!」
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/12/27(木) 00:35:17.54 ID:JjMCvVOU0
復活乙です
コメントがあればやる気が出てもっと書いてくれると聞いてww
116 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/12/27(木) 00:48:16.49 ID:U2P13RQN0
カチューシャ「西住家元と勝負しろですって!?そんな無茶に決まってるじゃない!」
ノンナ「無理と無茶は違うのですよ」
ニシズミ「家元ではない。Msニシズミだ。本来ならば家元本人が相手をするところなのだが、彼女は忙しいので私が代役ということだ。私は家元と同じくらい強いぞ」
みほ「・・・」
ニシズミ「案ずるな。こちらの戦車には我が旧友が乗るのだが・・・彼女らは諸事情あって数十年戦車に乗っていない者達だ」
ダージリン「ブランクの大きいメンバーで構成されてるというわけね」
ニシズミ「紹介しよう。我が盟友達よ!」バッ
ザザッ!
派手な仮面をした女性「・・・き、貴婦人仮面・・・マダム・シマダ・・・」バン
覆面をした女性「私、カドー仮面ことイスズ女史です」バン
マスクをかぶった女性「ふっふっふ!パーマ仮面!アキヤマ婦人よ!」バン
ドミノマスクをした女性「チョーノ仮面!またの名をキャプテンチョウノだ!」バン
鼻眼鏡をした女性「お手伝い仮面、菊ちゃんでーす」バン
アンチョビ「いい年した大人がそろってなにやってんだ!」
117 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/12/27(木) 00:50:54.17 ID:U2P13RQN0
>>115
コメント=燃料だでありがてえで
>>110
や
>>112
も返信してないけどうれしいんだで。でもなに言えばいいのかわかんないから返信してないんだで。でもうれしいんだで。ありがとう
118 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/12/28(金) 22:38:58.79 ID:qosOlkAl0
ニシズミ「彼女達が我が戦車の乗員である」
エリカ「イスズにアキヤマ・・・みほの友達と同じ名字・・・まさか・・・」
ダージリン「シマダにチョウノ、おそらく島田流家元と陸自一等大尉の蝶野さんね・・・」
チョウノ「おっとっと〜!私は美人大尉の蝶野じゃないわよー!敵かな?味方かな〜?」
シマダ「く、屈辱だわ・・・こんなザマ・・・」プルプル
まほ「五人の謎の戦士達・・・一体何者なんだ・・・」ゴクリ
アキヤマ「みほさん、いつも娘がお世話になってます」ペコ
イスズ「その節はどうも」フカブカッ
みほ「???」
ニシズミ「こ、こらアキヤマ!イスズ!正体を隠せと言っただろう!」
アキヤマ「あら、つい」テヘ
みほ「あの・・・どういうことですか?」
まほ「謎は深まるばかり」
ダージリン「こんなにバレバレなのにどうしてみほさんとまほさんだけスットボけなんでしょう」
119 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/12/29(土) 00:48:44.77 ID:y0DmlA780
ケイ「そういえばママに聞いたことがあるわ。その昔、高校戦車道界を引っかき回した野良の戦車チームがいたと・・・それも、車長は西住流の長女だという噂が」
チョウノ「ふっふっふ、知っているなら話は早いわ!言っておくけど、私達はか〜な〜り!つおい!」
アキヤマ「と言っても、学生時分からずーーーっと戦車乗ってないけどね私達」ハハ
イスズ「戦車なんて大嫌いです。下品です」
菊ちゃん「なんだか久しぶりでウキウキします♪」
アンチョビ「こりゃたいしたことないな」
菊ちゃん「言っておきますが私達は一輌で三十輌を相手に陣取って勝ったこともあるんですよ」フンス
アンチョビ「ゲッ!ダメだこりゃ!」
ニシズミ「どうするみほ。おぬしの戦車道を認められるチャンスだぞ。だが、負ければ今度こそ破門だ」
みほ(この人・・・本当にお母さんと同じくらい強いなら・・・勝てっこないよ・・・)
ニシズミ「西住しほに変わってこのMsニシズミが介錯をつかまつろう。持てる力を全て用いて私と戦ってみるか、逃げるか。選べ」
みほ「っ・・・」
120 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2018/12/29(土) 00:57:33.56 ID:y0DmlA780
エリカ「やってやろうじゃないの」ザッ
みほ「エリカさん!?」
エリカ「何を驚いてるのよ?逃げるなんて選択肢はないでしょ」
ダージリン「Msニシズミは仰いました。持てる力を全て用いて戦えと・・・」ザッ
西「我らも西住さんの持つ『力』です!西住さんの築いた『絆』が西住さんの『力』なのです!」ザッ ケイ「EXACTOLY!(その通りでございます)」ザッ
カチューシャ「幻の戦車チームとやれるなんて逃す手はないわ!」 ノンナ「と、建前では言っていますが本音はみほさんに助力するためです」
アンチョビ「なんだかよくわからんがやってやる!やってやるぞ!」 ミカ「救い料百億万円ローンも可」ポロロン♪
みほ「み、みなさん・・・」
ニシズミ「フッ・・・」
アキヤマ「いいわ〜、純っていいわね〜」
イスズ「ほんと、青臭くってマブいですわ。未熟な青い花・・・」フ・・・
シマダ「女子高生のまっすぐな瞳で胃もたれしちゃいそう」ウプ
チョウノ「あっはっは!千代センパイおばさんなんだから〜」
シマダ「なっ!わ、私はまだおばさんじゃないわよ!娘も一番幼いし!」
チョウノ「あー、じゃあその理屈で言うとしほセンパイが一番おばさんですね」
ニシズミ「・・・」ギギギギギ
チョウノ「はだだだだだだだ!腕関節キめないで!折れる折れる!」
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/09(水) 19:22:44.09 ID:8hdNZQA2O
続いてて嬉しいであります
天狗のお面でその名前だと覇王至高拳の人を連想するのだが
合ってますかね?
122 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/11(金) 17:39:15.77 ID:k1jE1zVI0
>>121
まさしく
みほ「やめてお姉ちゃん!その人は私達の――」ってネタにしたかったけど色々と都合上、みほも正体に気づいていないテイで
123 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/11(金) 17:50:28.65 ID:k1jE1zVI0
ニシズミ「いいだろう。おぬし達は来る世界大会のためにも強くあってもらわねば困る。全員でかかってくるがいい」
みほ「はい!」
まほ「やるぞ、みほ」ザッ
みほ「うん!お姉ちゃん!」
ニシズミ「西住まほ、おぬしの参加は認めぬ」
まほ「えっ」
ニシズミ「妹に手を貸すのを禁ずる」キッ
まほ「・・・ど、どうして・・・」
ニシズミ「問答無用。私の言うことは西住しほの言うこと思え。逆らえばおぬしに与えた勲章は剥奪、家族会議――じゃなかった軍法会議になるぞ」
まほ「っ・・・そんな・・・」
みほ「・・・・・・大丈夫だよお姉ちゃん。皆さんが力になってくれるんだから、きっと大丈夫」
まほ「みほ・・・」
みほ「西住流次期後継者のお姉ちゃんが、西住流のお偉いさんに反発しちゃダメだよ。それにいつまでもお姉ちゃんに守ってもらってばかりじゃ、カッコわるいもんね」
まほ「・・・」
みほ「だから・・・見ててお姉ちゃん、私の戦車道」
まほ「・・・ああ」サムズアップ
124 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/15(火) 18:55:42.32 ID:bZxN5zEj0
―――西住流演習場
みほ「皆さん、一緒に戦ってくれてありがとうございます。私と西住流の問題なのに、巻き込んでごめんなさい・・・」
ダージリン「まさかこの私がヤークトパンターに乗ることになるとはね」
ケイ「ミホにはティーガーT、エリカにはティーガーU、私達には一輌ずつパンターを与えて試合なんて、ずいぶんナメられたものよね。相手は一輌だけだってのに」
西「我ら各々が車長として、各車の乗員に西住流門下生の方々まで配していただくとはなんとも贅沢です」
アンチョビ「きっと金が有り余ってんだ。景気がいいナ。いけ好かない・・・」メラメラ
カチューシャ「ノンナは私のパンターに砲手で乗ってもらうわ」
ノンナ「やったるで」フンス
ミカ「つまり、西住みほ車、逸見エリカ車、聖グロ車、サンダース車、アンツィオ車、プラウダ車、知波単車、継続車の8輌のチームで、相手はおばさん達が乗ったティーガー一輌だけの試合だね」
西「数では圧倒的有利ではありますね」
カチューシャ「でも油断しちゃダメ。乗り慣れないパンターで、初対面の西住門下生の乗員とでは、戦い勝手が全然違うわ」
ノンナ「有利に見えて、こちらもかなりのハンデがあるわけですね」
ケイ「ドントウォーリー、ビーハッピー!相手も数十年戦車に乗ってない人がいるくらいだし、なんとかなるなる!」
エリカ「簡単に言うわね・・・」
みほ「たとえ相手がお母さんと同じくらい強い人でも、私達なら勝てないことはないと思います。できる限り全力で、無理はしない程度に戦い抜きましょう。では、パンツァー・フォー!」
125 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/15(火) 20:35:28.52 ID:bZxN5zEj0
みほチーム<ギャラギャラギャラ・・・・・・
アンチョビ「さすが西住流の演習場、実戦を想定してか起伏がけっこうあるナ」
みほ「現在我々は右手に崖を見て走行中です。左翼に注意して進んでください」
ミカ「崖のすぐ上に敵がいるかもしれないね」
アンチョビ「お、脅かすなよ!」
カチューシャ「こっちは8輌全車で固まってるのよ。たった一輌で突っ込んでくるほど、相手もバカじゃないわ。どうにかして私達を分断しようとするはずよ」
ダージリン「『亀の甲より年の功』・・・狡猾な手段で各個撃破を狙うでしょうね。崖の上から岩を落とすとか」
みほ「!・・・静かに!」
<・・・・・・ドド・・・ドドド
エリカ「!・・・来る」
<ドドドドドドド!
グ
ワ
ォ
ン
ッ
\ ! /
エリカ「んなっ!?」
カチューシャ「上!?」
ティーガーT<ドッッ!
ドドドドドドドドドドド!
ケイ「WHOA!戦車が飛んだわ!」
アンチョビ「戦車が飛ぶかよ!」
西「まさか崖の上から来るとは!」
126 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/15(火) 21:03:08.16 ID:bZxN5zEj0
ニシズミ「ぶっぱなせ」
ティーガーT<ドォ!
アンチョビ車<ゴガァン!
アンチョビ「あいたー!」
みほ「アンチョビさん!大丈夫ですか!?」
ティーガーT<ドッ!
ミカ車<ドゴンッ! シュポッ
みほ「!・・・迎撃!」
みほ車、エリカ車、ケイ車、カチュー車<ドドォン!ドォンドォン! \ドドドドーン/
カチューシャ「当たらないっ」
ティーガーT<ドッ!
ダージリン車<バゴッ!
ダージリン「っ・・・!砲撃!」
ダージリン<ドン!
ティーガーT<ゴギンッ
ダージリン「!・・・咄嗟に車体を斜行して真芯をズラすなんて・・・おやりになるわね」ジリッ・・・
127 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/15(火) 21:12:58.58 ID:bZxN5zEj0
ニシズミ「やるな蝶野、腕はまだ建材といったところか」
チョウノ「うっす!キョーシュクッス!」
イスズ「申し訳ありませんしほさん、二度も外してしまいました」
ニシズミ「気に病むな。ブランク明けの二発目で一輌撃破はたいしたものだ」
シマダ「しぽりん、男口調になってるわよ。キャラに入りすぎ。そのトシで。痛々しい」
ニシズミ「うっ、うるさいやいっ!」
菊ちゃん「好子さんの装填の早さはさすがですね。何十年ぶりなのにすごいです」
アキヤマ「ふふふ、主婦ってけっこう力仕事なのよ」
シマダ「私達をおばさん呼ばわりした子は落としたわね。フラッグ戦だからみほちゃんをやれば終わりだけど、それじゃつまらないもの。徹底的にやってやりましょう」
チョウノ「?・・・おばさん呼ばわりなんてされたっけ?」
ニシズミ「無駄口はそこまでだ。小娘どもがお待ちかねだ。かますぞ」
みほ「ミカさん!大丈夫ですか!?ケガは!?」
ミカ【平気だよ。すまない、あっという間にやられてしまったよ】ポリュリュン♪
エリカ「卓越な走行テクもだけど、装填速度も速いわ。そろそろ来るわよ」
西「やられる前にやらいでか!西絹代、突貫します!」ア、ソ〜レッ カッテクルゾト イサマシク〜♪
西車<ドンッ!
ティーガーT<ギンッ! <ドワッ!
西車<ズドン! シュポッ
西【すみません!花と散りました!】
みほ「つ、強い・・・!」
128 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/18(金) 23:50:55.24 ID:nwRQ2Sf10
<ドーン・・・! <ドドーン・・・!
まほ「・・・」
西住門下生「・・・まほさん、お気持ちはわかります。ですが、どうかよく考えてください」
まほ「・・・」
西住門下生「みほさんに助力したいでしょうが、家元の・・・あ、いや、Msニシズミさんの言いつけを守ってください」
まほ「・・・わかっています。しかし、こうしてただ見つめていることが本当に正しいのか・・・」
西住門下生「今、あなたが戦車に乗れば勲章を剥奪されるだけでなく、次期後継者としての立場というものが――」
まほ「・・・みほ」
エリカ車<ドッ! \ドーン!/
エリカ「チッ!当たらない!」
みほ「脚を止めましょう!」
ケイ「OK!カチューシャ!ノンナ!任せるわよ!」ギャラギャラギャラ!
ケイ車 >ガン!< ティーガーT
カチューシャ「ノンナ!今よ!」
ノンナ「はい」ドッ!
ティーガーT<ギャガンッ! ドン! ケイ車<ドワ! シュポッ
アンチョビ「やった!ケイのアメフトばりのタックルで足止めしたおかげで当たったぞ!」
みほ「でもわずかに車体をズラして芯を外されました。履帯を壊しただけでも御の字ですが・・・ケイさんのパンターも引き換えに撃破されてしまいました」
129 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/19(土) 00:01:02.73 ID:zlEiA25h0
エリカ「履帯がやられて動けない今がチャンスね。トドメさしたるー!」
ノンナ「!・・・待ってください。あれを・・・」
菊ちゃん「ドント ストップミー ナ〜ウ♪」トンテンカン トンテンカン
ニシズミ「直ったな。戻れ菊代」
菊ちゃん「はいはーい」ササッ
ティーガーT<ギャラギャラギャラ!
エリカ「ゲーっ!?履帯が直ってるー!?」
アンチョビ「まさか今の一瞬で修理したのか!?F1のピットインより早いぞ!」
ニシズミ「撃て」
イスズ「撃つー」
ティーガーT<ドンッ!
エリカ「!っみほ!」
ダージリン車>バッ! >ドーン!< シュポッ
みほ「ダージリンさん!?・・・盾に・・・大丈夫ですか!?」
ダージリン「よしなに」ケホッ
アンチョビ「今だ!リバウンドを取るぞー!うてうてうてー!」ドンッ!
<ドーン ティーガーT<ドッ アンチョビ車<ゴワッ
アンチョビ「やっぱむりでした!」シュポッ
130 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/19(土) 00:40:58.00 ID:zlEiA25h0
エリカ「みほ!私達でいくわよ!慣れた戦車と乗員なのは私達だけ、マトモにやればきっといけるわ!」
みほ「はい!」
西住門下生「みほさんチーム・・・ピンチですね」
まほ「・・・」
西住門下生「・・・あの、まほさん・・・さっきは西住流の者としての手前ああ言いましたが・・・本音を言うと、私達はあなたに従うつもりです」
まほ「・・・」
西住門下生「ええと・・・つまり何が言いたいかと言うと・・・は、ハッキリと言うわけには・・・」
\ドーン!/ \ギャラギャラギャラ!/ \ドワォ!/
菊ちゃん「すごいですね千代さん。さっきから読みがズバズバ当たってますよ」
シマダ「オホホーのホー!当然です。これが島田流、島田流でございます」ニタ〜
ニシズミ「うっぜ」
アキヤマ「千代ちゃんが相手の動きを読んで、しほちゃんが判断して指示を出すダブル車長スタイル、いい感じね」
シマダ「まあ私が?鋭くて?天才で?島田流だから?ガンコで脳筋な西住流の弱点を補ってあげてるんですけど?」
ニシズミ「・・・」スッ
イスズ「しほさん、落ち着いてください。砲弾つかんで立ち上がらないで。それで殴ったら明日の朝刊一面決まりですよ」
\ドドッ!/ \ギャギャギャ!/ \ドワ!/
エリカ「くっ・・・私とみほの連携でもあしらわれるなんて・・・」
みほ「二輌だけの連携では戦術も限られる・・・なんとか打開策を考えないと・・・」
131 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/19(土) 00:54:49.11 ID:zlEiA25h0
ニシズミ「右に80、狙え」
みほ「!エリカさん危ない!」
エリカ「!」
ニシズミ「砲撃」
ティーガーT<ドワ!
>ドーン!<
カチュー車<シュポッ
エリカ「なっ・・・」
カチューシャ「このカチューシャが守ってあげたんだから感謝しなさいイツミーシャ!」
ノンナ「みほさん、エリカさん、ご武運を」
エリカ「っ・・・ありがとう・・・」
みほ「これで私とエリカさんの二輌だけ・・・」
ティーガーT<・・・
みほ車<・・・ エリカ車<・・・
ニシズミ「さあ、どう出る、みほ」
みほ「・・・西住流円月連撃で・・・いやダメ、西住流獅子王双覇撃か・・・たぶん見破られる・・・西住流竜巻斬艦撃なら・・・っ、返されるのがオチ・・・」
エリカ「手詰まりのようね・・・私達だけじゃ・・・」
みほ「っ〜!・・・」
132 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/19(土) 00:57:40.02 ID:zlEiA25h0
まほ「みほっ・・・」
西住門下生「まほさん、いいんですか。みほさんやられてしまいますよ」
まほ「・・・」
西住門下生「負ければ・・・みほさんは正式に西住流から追放なんですよ」
まほ「・・・」
西住門下生「まほさん!」
クルッ
まほ「私はティーガーで行く」
133 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/25(金) 16:48:14.99 ID:9YWZYL0k0
みほ「・・・こうなったら最後の手段、西住流玉砕アタックでいくしかない・・・!」
エリカ「付き合ってあげるわみほ。こうなりゃ意地よ!」
<ま↑ったぁーーーーー!
みほ「!この声は――」
まほ車<グォンッ!
みほ「お姉ちゃん!」
エリカ「隊長!」
ニシズミ「フッ・・・」
まほ車<ギャラギャラギャラギャラギャラ――
――ギキィーッ!
まほ「西住まほ、参上」キリッ
みほ「だ、だめだよお姉ちゃん!言いつけを破ったら勲章取り上げられちゃうのに――」
まほ「そんなもの、また取ればいい」
みほ「で、でも・・・」
まほ「見て見ぬフリして後悔したくないんだ。もう二度とな」
みほ「・・・おねいちゃん・・・」
チョウノ「HAッ!こっからが本番よ。ね?家元」
ニシズミ「ああ、気を引き締めろ。ウチの子達は手強いぞ」
134 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/25(金) 17:08:18.88 ID:9YWZYL0k0
まほ「みほがオフェンスで、エリカがバックアップ、ディフェンスは私がやる」
みほ「了解!」
エリカ「黒森峰三羽ガラスの復活よ!」
まほ車 みほ車 エリカ車<ギャラギャラギャラギャラギャラ!
ニシズミ「撃て!」
ティーガーT<ドッ! まほ車<ゴィン!
イスズ「くっ、守りに入りながらも車角をズラして直撃を外すとは・・・」
エリカ「にし!」ドッ!
みほ「ずみ!」ドッ!
まほ「にしずみっ!」ズドン!
ティーガーT<ゴガンッ!ゴギンッ!ドガゴキンッ!
アキヤマ「わあ!さっきまでと連携が断然違うわ!」グラグラ
菊ちゃん「当然です。全国でも指折りの実力者三人ですよ。それもライバル同士が組んでるんだから最強です」
アキヤマ「おお・・・言葉の意味はわからんがとにかくすごい自信ね・・・」
イスズ「どうにか連携力を崩せれば・・・」
ニシズミ「ふふ・・・」
みほ「三位一体ゴーゴー西住フォーメーションでいきます!」
エリカ「ハッハァー!いくわよいくわよいくわよぉー!」
みほ車<ギャギャギャ! エリカ車<ギャギャギャ! まほ車<ギャギャギャ!
<ズドン! <ドドン! <ドゴォン!
135 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/25(金) 17:19:15.30 ID:9YWZYL0k0
みほ「!・・・注意してください。相手の戦車から人が顔を出してます」
エリカ「!?ヘンなやつがいるわよ!」
ティーガーT<ボワン!
まほ「煙幕か・・・」
シマダ「オホホ〜のホ〜!どうかしら?これでお得意の連携もとれないでしょう」
まほ車<ギャラギャラギャラ!
みほ車<ギャラギャラギャラ!
エリカ車<ギャラギャラギャラ!
<ズドドドンッ! >ガガガンッ!< >バギンッ<
シマダ「!?・・・なっ――」
エリカ「悪いわね!私達は目ぇつむっててもフォーメーション組めるのよ!」ギャラギャラ
みほ「毎日毎日汗と油にまみれて練習してきた私達の底力です」ギャラギャラ
まほ「行くぞ、みほ!エリカ!」ギャラギャラ
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/25(金) 19:55:33.28 ID:fMhPpMSV0
このエリカ、グルグル目になってそう
137 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/25(金) 21:15:02.75 ID:9YWZYL0k0
アキヤマ「しほちゃん!指示を!」
ニシズミ「右に回り込め!まほを巻いてみほを狙い撃つ!逸見の援護に警戒しつつ大回り旋回!」
チョウノ「合点しょうちの助ー!」ギャルルルル!
菊ちゃん「ふふっ・・・家元、楽しそう」
>ドォン!<
>ガンッ!<
>ゴガン!<
>ズガガン!<
>ガガンガン!<
>ズドォン!<
>ドゴォン!<
西「両陣営、一歩も引かぬ大接戦ですな」
アンチョビ「それにしてもあの家元、なんだってあんな変装してるんだろうな」
カチューシャ「ミホーシャとのわだかまりを解消したいけど、家元としての立場があるのよ。だから面と向かってミホーシャの戦車道を認めるなんていえないのよ」
ノンナ「不器用な人ですね」
ミカ「蛙の子は蛙さ」ポロロン♪
ダージリン「ミカさんの言うとおり、親も子も不器用なのよね・・・」フフ
138 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/25(金) 21:36:29.56 ID:9YWZYL0k0
イスズ「くっ、隙が無い・・・」ジリヒン
アキヤマ「千代ちゃん、さっきまでの鋭い読みをもう一度ちょうだいよ」
シマダ「えっ、あっ、いや・・・そ、その〜」
菊ちゃん「そういえばまほお嬢様が参戦してからすっかりナリを潜めてますね」
シマダ「それは・・・」
ニシズミ「!・・・まさか・・・動きが読めたのはあの子達の戦車に盗聴器でも仕込んでいたんじゃ・・・」
シマダ「ゲッ!・・・い、いやそんなことないですじょ」
ニシズミ「ちよすけぇ!貴様と言う奴はぁ!そんなヒキョーな手をっ!」
アキヤマ「なるほど、試合に参加する子達の車輌には仕掛けてたけど、まほちゃんの戦車には仕込んでなかったのね」
シマダ「だ、だって西住流同士の試合だし戦法とか諸々手に入れたかったのよ!」
ニシズミ「サイテーだな島田流!盗聴器つかって得意顔だったとは!」
シマダ「なによ!っていうかそもそもこんな親子喧嘩に付き合わされるこっちの身にもなりなさいよ!それくらいの得したっていいじゃない!」
ニシズミ「ヤイノ!」
シマダ「ヤイノ!」
『ヤイノヤイノヤイノヤイノヤイノ!』
アキヤマ「二人とも、ヤイノヤイノと言い争っている場合じゃ――」
チョウノ「!ヤバッ!来る!」
菊ちゃん「車角左に20、上に5、撃ってください!」
イスズ「っ!」
>>ドッ!<<
139 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/25(金) 22:16:37.13 ID:9YWZYL0k0
・
・
・
みほ「ありがとうございましたっ!」バッ
ニシズミ「いい試合だった。正直、負ける気はなかったんだが、引き分けとはな」
みほ「あの・・・どうして傷だらけなんですか?なんか引っ掻いた痕みたいなのが顔中に・・・」
ニシズミ「気にするな。痴話喧嘩だ。それよりも、腕を上げたようだな西住みほ。黒森峰にいた頃よりもな」
みほ「・・・ありがとうございます。でも・・・これでお母さんと仲直りはできないんですね・・・」
ニシズミ「・・・」
みほ「Msニシズミさんに勝てば、お母さんが私のことを認めてくれるって・・・最後のチャンスだったのに・・・」
ニシズミ「いいや、試合の前、私はこう言ったんだ。『西住流最強の私と勝負し、負けなければ認めてやろう』と」
みほ「えっ・・・」
ニシズミ「西住みほ、おぬしの戦車道はたいしたものだ。西住しほと同じくらい強い私に負けなかった。西住しほも正式におぬしのことを認めるはずだ」
みほ「!・・・・・・あ、ありがとうございます!」
ニシズミ「これで西住しほとおぬしのわだかまりは解消された。思う存分母親に甘え、仲良し親子として――」
みほ「いえ、それはできません」
ニシズミ「えっ」
みほ「今度、お母さんにちゃんと正面から向き合って、頭を下げるつもりです。代理の人に認められたと言っても、私の中ではスッキリしてませんから」
ニシズミ「・・・」
みほ「今はまだちょっと怖いけど・・・近いうちに、ちゃんとお母さんと話します。自分から。お母さんもきっとそうじゃないと納得しないでしょうし」
ニシズミ「・・・そうか。いつかちゃんと仲直りできるといいな」
みほ「はいっ」
140 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/25(金) 22:33:27.64 ID:9YWZYL0k0
ニシズミ「だが西住まほぉ!お前に一言モノ申ーーーす!」クワ!
まほ「げっ」
ニシズミ「私の言いつけを無視し、西住みほに加勢したな。それがどういうことかわかっていないわけではないだろう」
みほ「あ、あのっ、お姉ちゃんは私のために――」
ニシズミ「よくやった」
まほ「・・・・・・えっ」
ニシズミ「これ以上は言えない。私にも立場というものがあるからな」
まほ「!・・・はい。ありがとうございます」
ニシズミ「それでは、私達はそろそろ去ろう。女子高生のこわっぱども!今日の試合を大いに省み、今後に活かすように!」
西「はっ!心得ました!勉強になります!」バッ
ケイ「考えてみれば、西住流家元と島田流家元に稽古つけてもらったってなかなか貴重な体験だったわね」
シマダ「フン、私だけなら引き分けたりしなかったけれど」
ニシズミ「なにをう卑怯者め!盗聴器の件は戦車道連盟でつるし上げてやるからな!」
シマダ「こんな非公式のプライベート試合のことで連盟がどうこうするわけないじゃないバーカ!」
ニシズミ「バカって言うほうがアホだバカ!」
シマダ「アホ言うなバカ!」
アキヤマ「はいはい、やいのやいのとみっともないからそこまでにしなさい。ごめんねみんな、盗み聞きなんかしちゃって」
チョウノ「あなた達、世界大会もがんばってね!ファイト!」
イスズ「あ〜、油と汗の匂いが染みついてしまうわ。戦車なんてやはり嫌いよ」パタパタ
菊ちゃん「とは言うけど、楽しそうでしたね五十鈴さん」
イスズ「・・・まあ、たまになら気分転換になっていいかもしれませんね」フフ
141 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/25(金) 22:59:46.30 ID:9YWZYL0k0
ダージリン「一時はどうなるかと思ったけど、一件落着ね」コウチャスス・・・
アンチョビ「アレ、なんでこんなことになったんだっけ」ハテ
西「西住邸にて一泊二日の旅のはずが、いつの間にやら戦車試合にもつれ込み・・・」
ノンナ「結局、我々はいつも戦車道になるんですね」
ミカ「風の吹くまま気の向くまま、その結果が戦車道さ」
カチューシャ「なに言っちゃってんのこの子」
ケイ「HEY!それよりみんな、すっかり汚れちゃったわよね。汗もかいたし、サッパリしたいわ〜」チラッ
まほ「そうだな。みんなで銭湯にでもいくか」
西「また試合をするのですか!?」
ダージリン「西さん、戦闘ではなくて銭湯よ」
カチューシャ「いいわね!みんなでおっきなお風呂!きもちよさそう!」
エリカ「隊長とみほと銭湯・・・」タラ〜
ノンナ「エリカさん、鼻血」
みほ「そういえばウチから歩いていけるところに銭湯があったよね。まだやってるかな」
まほ「やっているさ。時代と共に変わるものもあるが、変わらないものもあるからな」
アンチョビ「よぉ〜し、旅の締めくくりにみんなでテルマエだ!ドベがみんなにコーヒー牛乳オゴりな!」ダーッシュ
ケイ「あっ!待ちなさいよ!アンフェアーよ!」ダーッシュ
カチューシャ「ノンナ!合体!」ガキーン
ノンナ「全速前進です」ダーッシュ
ミカ「」ダッ
西「おおっ!みか殿の無心での全力疾走!私も負けていられません!とつげきぃ〜!」ダダーッ
まほ「みほ、エリカ、最下位は西住流デコピンだぞ」ダッシュ
みほ「ええ〜っ」
エリカ「お先に!」ダッシュ
みほ「あっ!待ってくださ〜い!」ダッ
ダージリン「やれやれ、みんなまだまだ子供ね」
〜おわり〜
142 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/25(金) 23:01:20.79 ID:9YWZYL0k0
ダージリン「一時はどうなるかと思ったけど、一件落着ね」コウチャスス・・・
アンチョビ「アレ、なんでこんなことになったんだっけ」ハテ
西「西住邸にて一泊二日の旅のはずが、いつの間にやら戦車試合にもつれ込み・・・」
ノンナ「結局、我々はいつも戦車道になるんですね」
ミカ「風の吹くまま気の向くまま、その結果が戦車道さ」
カチューシャ「なに言っちゃってんのこの子」
ケイ「HEY!それよりみんな、すっかり汚れちゃったわよね。汗もかいたし、サッパリしたいわ〜」チラッ
まほ「そうだな。みんなで銭湯にでもいくか」
西「また試合をするのですか!?」
ダージリン「西さん、戦闘ではなくて銭湯よ」
カチューシャ「いいわね!みんなでおっきなお風呂!きもちよさそう!」
エリカ「隊長とみほと銭湯・・・」タラ〜
ノンナ「エリカさん、鼻血」
みほ「そういえばウチから歩いていけるところに銭湯があったよね。まだやってるかな」
まほ「やっているさ。時代と共に変わるものもあるが、変わらないものもあるからな」
アンチョビ「よぉ〜し、旅の締めくくりにみんなでテルマエだ!ドベがみんなにコーヒー牛乳オゴりな!」ダーッシュ
ケイ「あっ!待ちなさいよ!アンフェアーよ!」ダーッシュ
カチューシャ「ノンナ!合体!」ガキーン
ノンナ「全速前進です」ダーッシュ
ミカ「」ダッ
西「おおっ!みか殿の無心での全力疾走!私も負けていられません!とつげきぃ〜!」ダダーッ
まほ「みほ、エリカ、最下位は西住流デコピンだぞ」ダッシュ
みほ「ええ〜っ」
エリカ「お先に!」ダッシュ
みほ「あっ!待ってくださ〜い!」ダッ
ダージリン「やれやれ、みんなまだまだ子供ね」
〜おわり〜
143 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/25(金) 23:05:03.08 ID:9YWZYL0k0
〜おまけ〜
みほ「・・・」
ダージリン「・・・」
ケイ「・・・」
アンチョビ「・・・」
カチューシャ「・・・」
ノンナ「・・・」
西「・・・」
ミカ「・・・」
エリカ「・・・」
【準備中】
まほ「銭湯夕方からだった」
〜おしまい〜
144 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/01/25(金) 23:17:16.29 ID:9YWZYL0k0
これにて完結です。長いことダラダラとすんません。最初と終盤でかなり空気感違うけどすません
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1477649163/
途中の家元ズのチームはなんやねんって人はこちらのSSを参考にしてください。見てなくても問題はないように気をつけましたが、唐突感がすごいのでこっち見たほうが飲み込めるかも・・・
それではここまで見てくれた方、ありがとうございました
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/26(土) 19:16:12.48 ID:a/sfWCew0
完結乙!
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/28(月) 19:33:31.18 ID:/VoojMe7O
乙でした!
もっと長くても構いませんのに
寂しいでございますわー
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