【デレマス】レイナサマの安価でイタズラ

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53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/02(月) 08:01:57.03 ID:GFuUn9LgO
妻の欄は麗奈でお願いします
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/02(月) 15:14:41.28 ID:xMpSBnwd0
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55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 18:05:12.08 ID:HFayPeVA0
麗奈「Pの筆跡を完璧に真似た婚姻届の作成するわ!」

麗奈「そしてそれを目立つ場所に掲示!一気に騒動になり事務所内だけでなく業界の人たちからも大量の質問攻めにあうこと間違いなし!」

麗奈「身に覚えのない事態に巻き込まれたPはパニックになってとても慌てふためくでしょうね!」

麗奈「クフフッ、容赦しないと言ったからには加減はしない!レイナサマ特製特大規模のイタズラをたっぷりと食らいなさい、P!アーッ…」



麗奈「おっと…ン、ンッ!アーッハッハッハッ!」

56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 18:43:10.02 ID:HFayPeVA0
【事務所】

麗奈「さて、婚姻届の調達は楽々成功〜♪うちの事務所は結婚雑誌がいっぱい置いてあるから楽勝ねー」

麗奈「問題は筆跡の方だけど…Pの字を見ながら必死に真似して書くなんて馬鹿馬鹿しいこと、レイナサマはしないわ」

麗奈「クフフッ…このイタズラの為に用意した取って置きのアイテム、そう…」

麗奈「この『模範筆跡ペン』があればPの筆跡など簡単に真似できるんだから!アーッハッハッ…ゲホゲホ…咳払いし忘れてた…」



『模範筆跡ペン』とは…


池袋晶葉が開発した秘密道具である。
すでに書かれている文字をなぞることにより内蔵されたコンピュータがその文字を書いた人間の筆跡を分析・学習・記録を行い、一度データを登録すればいつでもをその人物と同じ筆跡の文字が書けるようになるという優れたペンなのである。

なお、かの有名な「ド○えもん」という作品内に『模範手紙ペン』という秘密道具が存在するが、あれとは性能が異なるので全くの別物である。

決してパクリなどではない。


※なおペンは晶葉に無断で借りてきてます
麗奈「さあ!早速作成するわよ!」

57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 18:52:35.92 ID:HFayPeVA0



[今回の作戦]
1.冒頭で説明したので省略
 P恥をかく



麗奈「完!」

58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 19:15:55.68 ID:HFayPeVA0
《数分後…》

麗奈「………」





麗奈(相手どうするか決めてなかった…)

麗奈(しまったー!Pの筆跡完コピどうするかばっか考えててそっちを失念してたー!)

麗奈(さてどうするか…。アタシPの交友関係あまり知らないのよねー)

麗奈(身近な女性関係といえばやっぱ内のアイドルだけど…年下組だとリアリティが無いし、年長組は生々しくてヤバい空気が漂いそう…)

麗奈(アイドル以外となるとちひろ…は絶対駄目ね。バレた後のお仕置きが怖い)ガクガク…

麗奈(トレーナー…は誰をターゲットにしてもマストレのやつが罰としてエグいレッスン用意してきそうだし)ブルブル…

麗奈「うーん…」





カリカリ…

59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 20:23:48.39 ID:HFayPeVA0





小関 麗奈



麗奈「………っ!///」クシャクシャクシャクシャ!!

麗奈(ないないないないないないっ!!なに馬鹿な事やってんのよアタシは!///)

麗奈「…まったく、どうかしてるわよアタシ。なんでアタシがアイツと結婚なんて…」





麗奈「………」





麗奈「///」プシュゥ…

60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 21:16:02.99 ID:HFayPeVA0
麗奈「ああもう、くだらないこと考えるのは終わり!紙駄目にしちゃったし、新しいの貰って…」

P「なんだこの紙?」

麗奈「!?」

P「…」ジー

麗奈(な、なんでコイツが…!)

P「……おい、麗奈」

麗奈「…!な、何よ」






P「この婚姻届、どうするつもりだ?」ギロッ

麗奈「……えっ?」

61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 21:18:17.43 ID:HFayPeVA0
麗奈(何よコイツ…なんかいつもとは態度が違う…)



P「どうするつもりだと聞いている」

麗奈「……そ、そんなのイタズラに使うつもりだったに決まってんじゃない!」

P「イタズラだと…?」

麗奈「ええそうよ!それを使ってアンタが結婚する噂を広めて、アンタが困る様を見ようと思ったのよ!」

P「……なるほど。完璧なくらい俺の字も真似できてるし、こんな物見せられたら周りの人たちは信じるかもしれないな…」

麗奈「クフフッ、イタズラクイーンのレイナサマなら当然のことよ!どんなイタズラでも完璧に仕上げるのは当たり前…」

P「ふざけるなっ!!」バンッ!!

麗奈「っ!」ビクッ
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 21:23:29.82 ID:HFayPeVA0
P「お前どういうことしようとしていたか分かってのか?普段のようなかわいいイタズラとは違って、今回のケースは人の人生を左右するかもしれない危険なものだ」

P「今回は俺がターゲットだったし事務所内の出来事で済んだからよかったが、もし仮に他所で他の人に同じ事やって間違って受理でもされたらどうする?責任とれるのか?」

麗奈「…」

P「イタズラをするなとは言わない。それがお前の良さであり個性だからな。俺もお前のそんな性格に魅力を感じ、それを売りにプロデュースしてるわけだからな」

P「だけどな限度というものがある。今回のはあきらかにやり過ぎだ。イタズラクイーン自称するならそこら辺の分別はつけて今後は行動しろ。分かったな?」






麗奈「………わよ」

P「…ん?」

麗奈「そんなのアタシだって分かってるって言ってんのよ!!」

P「!」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 21:32:15.39 ID:HFayPeVA0


麗奈「分かってたわよ…このイタズラはいき過ぎだって…こんなのいつものアタシのイタズラとは違うって…」


麗奈「でも最近…アンタにイタズラ仕掛けても思い通りにいかなかったから…次こそは、次こそはと躍起になってたのよ…」


麗奈「だけど薄々は分かってた…。アンタへのイタズラが上手くいかない理由…こんなイタズラを仕掛けてる原因…」


麗奈「今回のも…憧れてから来たんだと思うわ…。アタシ、ブライダルの仕事とかしたこと無かったし…多少興味はあったから…」


麗奈「まあ…だからっておふざけでこんな事するべきじゃなかったわね…。本当に悪かったわ…」


麗奈「ただ…その婚姻届…。そこに書いてる名前は…」





麗奈「多分…アタシの本心だから…」


麗奈「そこだけは…理解して欲しい…」

64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 21:34:14.48 ID:HFayPeVA0
P「………」

麗奈「…グスッ…まっ、アンタにとってはいい迷惑でしょうけどね。さあ、お仕置きでも罰でも何でもしなさいよ」

P「……そうだな」

P「危うく大事になりかねなかったかもしれないからな。きっちりそれ相応のお仕置きは受けて貰おうか…」スッ

麗奈「…っ!」ビクッ










P「ということで、この婚姻届は没収。以上」ヒラヒラ

麗奈「………ふぇ?」

65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 21:45:44.01 ID:HFayPeVA0
P「それじゃ、きっちり反省しろよー」クルッ

麗奈「…ちょっ、ちょっと待ちなさいよ!」

P「ん?どうした」

麗奈「お、お仕置きってそれだけ?」

P「そうだけど、なにか不満か?」

麗奈「いや、不満ていうか…あんだけ怒ってたのに拍子抜けっていうか…」

P「…まあ、今回は最近のお前の内情を把握しきれてなかった俺にも非があるから、お前だけに厳しい罰を与えるわけにはいかないよ。これでイーブンだ」

麗奈「…何よそれ。意味わかんない」

P「全然納得してないな…。わかった、言い方を変える」

66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 21:47:43.30 ID:HFayPeVA0
P「麗奈が大人になるまでこれは俺が預かる。その時が来たら二人でイタズラ再開しよう!」



麗奈「えっ…」



P「それと…それまでにお前を絶対にトップアイドルにする。約束する」

麗奈「…」

P「…明日からもよろしくな、レイナサマ」







麗奈「………ク、クフフ…」

麗奈「何よそれ……意味わかんない…」グスッ

―――――
―――


67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 21:52:12.20 ID:HFayPeVA0
* * *


《○年後…》





「ほらここ、アンタが書く欄よ。早くしなさい」


「なあ…今さらだけど俺みたいなオッサンでいいのか?考え直した方が…」


「何よ。元トップアイドルのアタシが相手じゃ不満なわけ?文句があるなら言いなさいよ」


「そんなこと一言も言ってないんだが…」


「だいたい、あの時アンタからプロポーズして来たくせに今さらもクソもないでしょうが」


「…ああ、懐かしいな。あの時の俺まじ殺したい。色々と恥ずかしすぎる///」


「確かに歯に浮くような台詞だったわね。…まあ、ちょっとだけ格好良かったけど」ボソッ


「何か言った?」


「うるさい、いいから早く書きなさい」


「しかし、薄々わかってたけど結局新しいのを書くはめになっちまったな。この婚姻届どうするか…」クシャ


「記念に取っといたら?アンタの恥ずかしい黒歴史として♪」


「お前は鬼か…」


「女王(クイーン)よ。…いや、違うわね。これからは…」





「Pの奥様(レイナサマ)よ♪」



【今回のイタズラ】
「Pの筆跡を完璧に真似た婚姻届の作成」『失敗』
【敗因】
「本人たちで書いた」



〜Fin〜

68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 21:57:30.23 ID:fMLpIeLZo
すばらしいイタズラだった
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 21:57:58.15 ID:DofVjaGDO
いいオチだ
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 21:58:00.79 ID:HFayPeVA0
以上でレイナサマのイタズラは終了となります。
まだ続けることもできたのですが、キレイに終われそうなお題だったので勝手ながらここで終了にしようと判断いたしました。


二日もかけた割には全然量が書けてませんね。遅筆で申し訳ありません…
初めて安価SSに挑んでみましたが、楽しかったと同時に苦戦しました。
お題が決まって内容を考えるんですが、色々と展開を浮かべてしまうので書こうと思う内容を絞るのに時間がかかりました。
あらためて安価SSを書いてる方々、尊敬します。

それと途中から路線を変更させていただきました
最初の内容みたいにギャグ寄りでも良かったのかもしれませんが、甘々方面で書きたくなったので修正させていただきました。
安価内容の指定等わがままを言って申し訳なかったと思ってます。


最後に
安価にご協力してくれた方、閲覧して下さった皆さん、ありがとうございました。
また修行がてら安価SS立てるかもしれないので、その時はご協力お願い致します。
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 22:11:24.83 ID:gFi3Covro
おつあつ

よい捌き方畳み方だった
ジメっとした季節に爽やかな作品ありがとうございます
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